JPS6228453B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、像が対物レンズによつて、光平面の
像平面上に放射される写真引伸ばし機に関する。
このような引伸ばし機は、露出すべき材料のため
の供給ローラ及び巻き上げローラ、及び任意に写
真表面を遮蔽し且つふちを選定するための装置と
協働する。

このようなプリンタは、小さな寸法のフイルム
からカラーのネガの標準寸法の拡大をなす。この
ような種類のプリンタは、写真拡大システムであ
り、これによつて、特定の空間内にネガフイルム
を位置付けた後、露出のための時間、露出段階及
び露出された印画紙の供給がプリントされたコピ
ーを非常にたびたび出すことができるように、自
動的に選定され且つ実行される。

再生のための対物レンズを備えたコピーのため
の窓が、光平面の中央部分上の垂直に配置されて
いて、印画紙が、このような手段によつて、プリ
ンタの照明空間内に導入され、且つ露出段階から
再び引き出しそれに送ることができる。

このような引伸ばしシステムは、このようなシ
ステムの作動が極めて不規則で且つ不体裁なもの
となるので、50×70cm及びこれ以上の寸法を有す
るポスターを生成する程度に、小さな寸法のネガ
を拡大するようにはなつていない。

大きな寸法の紙表面を露出するためには、長い
焦点距離が必要であるので、ネガのための広い間
隔も必要であり、これらの状態に於いて、上記し
た種類のプリンタが非常に高いものとなり、そし
てこれはこのような装置に於ける紙の交換にとつ
て扱いにくいものとなる。

本発明に従うと、照明平面、露出すべき紙のた
めの駆動材料を共に備えた露出すべき材料のため
の巻上げ及び供給ローラ、及び遮蔽装置が、ホイ
ールによつて支持される光密封箱内に配置され、
一方露出平面がホイールによつて作動せしめられ
移動方向に対して垂直な位置にあるように、配置
される。対物レンズを備えた拡大レンズは、容器
に設置され、これは水平に配置される。

拡大しなければならない像を従来の通り規則正
しく位置付けるように、拡大対物レンズ内に、水
平窓及び鏡又はプリズムがあるのが好ましい。

露出後、光密封箱は容器から容易に除去でき、
暗室に運ぶことができ、暗室にて露出された紙の
回収が行なわれる。

箱を容器に収容するのに好都合なように、第１
の組の例えば、３個又は４個のホイールを箱のベ
ースプレートに配置することができ、これらのホ
イールはゴムで裏打ちされており且つこれらのホ
イールの少なくとも１つはステアリングホイール
であるのが好ましい。

露出平面に対して、正しい整合関係に容器内に
箱を位置付けるために、好ましくは鋼のホイール
である第２のホイールを設けるのが得策である。

好ましい態様においては、第２の組の鋼のホイ
ールのローラの下面は、第１の組のゴムで裏打ち
されたホイールのローラの下面より上にある。こ
れによつて、箱を容器から出した場合、第１の組
のゴムで裏打ちされたホイールのローラが支持平
面に接触し、第２の組の鋼のホイールのローラは
支持平面に接触しない。他方、箱が容器内にある
場合、第２の組の鋼のホイールのローラがレール
上を滑動し、第１の組のゴムで裏打ちされたホイ
ールのローラは容器の底面には接触しない。

所望の寸法を得るように露出平面を正確に位置
付けるために、容器は２つのピニニオンによつて
駆動される運搬チエーンのような運搬装置を有す
ることができ、所望ならば、これに箱を案内路上
を運搬する前に又は後に締結することができる。

第１図に示された非常に大きな寸法に引伸ばし
ための引伸ばし機は、一般に、作業平面形態の前
方部分２に形成された固定容器１と、印画紙用の
巻上げローラ１４、供給ローラ１５、露出平面
（焦点平面）１７及び遮蔽装置（回転ブラインド
１８，１８′）を備えた滑動可能な光密封箱１３
とから構成されている。

容器１の作業平面には、照明システム６と、拡
大すべきネガ８が配置される水平空間７と、普通
の拡大レンズと、対物レンズ９と、耐火性の型の
鏡１０とを備えた拡大光学システム５がある。こ
れによつて、光の軸線１１に沿つて光が送られ
る。固定容器１の基部４に、２本の案内平行レー
ル１２が取付けられていて、１２の滑動平面は水
平である。

光密封箱１３はベースプレート１９を有し、ベ
ースプレート１９はレール１２上を滑動ホイール
２０を横方向に駆動せしめられ、滑動ホイール２
０は鋼で形成されているのが好ましい。

滑動ホイール２０の最前方端は平面即ち基準平
面２１上にあり、光密封箱１３内の露出平面１７
は基準平面２１に対して直角になつている。

耐火性の型の鏡１０は露出平面１７の方に方向
付けられているので、光密封箱１３がレール１２
上を前後に移動すると、所望の寸法の複写を生成
し、露出平面１７は、その後に何ら調整を必要と
しないで、常に正しく整合している。

レール１２上に光密封箱１３を載置するのに好
都合なように、レール１２の端部は少し垂直に配
置されている。

遮蔽装置は、上方回転ブラインド１８と下方回
転ブラインド１８′とから成り、これらは電気モ
ータ（図示せず）で作動せしめられるのが好まし
い。回転ブラインド１８，１８′は、光密封箱が
固定容器１から運び出された場合、露出平面１７
への光を遮る。この露出平面１７うえに（例えば
クローズアツプの）特定の寸法の写真が生成され
る。

容器１の後方部分に戸３を有し、この戸３を介
して光密封箱１３を容器１内に導入することがで
き、乃至はそこから取り出すことができる。光へ
の露出によつて、寄生（parasitic）光放射が露
出平面１７上の像の表面に当たることがなく且つ
回転ブラインド１８，１８′は、もし必要ならば
長い露出時間作動し得るよう構成される。

像の鋭さをチエツクするため及び所望の寸法で
回転ブラインド１８，１８′を配置することがで
きるように、作業平面上に検査窓２２が設けられ
ていて、これは、例えば戸２３によつて閉じるこ
とができる。

密封箱１３にはベースプレート１９が設けられ
ていて、このベースプレート１９は３つ又は４つ
のホイール２４を有しており、これらのホイール
２４はゴムで裏打ちされているのが好ましく、そ
れらの少なくとも１つはステアリングホイールと
して作用するようになつている。

第２図に示された箱１３はこのようなゴムが裏
打ちされたホイールを３つ有していて、その前方
のホイール２４のみが図示されている。滑動ホイ
ール２０はゴムが裏打ちされたホイール２４より
も高いレベルにあるので、箱１が出される場合、
ホイール２０はベースを揺動せしめない。容器１
内のレール１２によつて箱１３が容器１内を移動
せしめられる場合、運搬ホイール２４は容器の基
部４に接触せず、箱１３はレール１２上を正確に
機械加工された鋼のホイール２０によつてのみ作
動せしめられる。

レール１２上にて、箱１３が正確に水平の配置
方向にて整合せしめられており、箱１３は比較的
重く、容器１内へ及びそこから動かすことができ
る。

レール１２上の予め選定された位置に箱１３を
取付けるために、既知の停止装置を設けることが
できる。

像の寸法のしばしば行なわれる調整を行なうた
めに、箱１３の手動の調整がしばしば必要であ
り、その度に戸３を開けなければならず、この場
合、遮蔽装置（回転ブラインド１８，１８′）を
作動させる。

操作を簡単にするために、このように容器１内
で箱１３を移動するための装置２５が設けられて
いて、この装置２５は、例えば、ピニオン２６上
に載置している運搬チエーン２７より構成されて
いて、チエーン２７に箱１３を共通のラツチング
装置２８の作用によつて、容器１に出し入れでき
るように設けることができる。

運搬チエーン、歯付きラツク、ケーブル、プー
リ等のような移動装置２５の作動は、例えば、容
器の前方部分２に取り付けられ且つ操作されるク
ランクによつて手動で行なわれ、又は、その作動
機構が容器１の作業平面に配置されているところ
の電気モータ２９によつて行なわれる。

印画紙を供給するための供給ローラ１５と同様
に、露出平面１７上の照明された表面をカバーす
るための回転ブラインド１８，１８′である遮蔽
装置が、自動的に作動せしめられ、そして箱１３
内の上記した作動モータが、ソケツト３０を備え
た多極ケーブル３０ａ及び作業平面上の制御装置
によつて動力源に接続されている。

このようにして、引伸ばし器の作動は、作業平
面上にて充分満足できる方法で行なわれ、箱１３
は、露出された紙の収容のため及び非露出の紙の
導入のためにのみ、容器から離れた暗室に配置さ
れる。

本発明の装置でポスターのプリントを一層好都
合に生成するために、複数個の移動可能な光密封
箱を前もつて用意しておくことができ、これらの
箱の各々は、白黒のプリント、カラープリント及
び／又は異なつた寸法のプリントのための異なつ
た印画紙を収容しておくことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の写真引伸ばし機の簡略断面
図。第２図は、レール上に配置された光密封箱の
傾視図。 １……容器、３……戸、５……拡大光学レン
ズ、７……水平空間、８……ネガ、９……対物レ
ンズ、１０……鏡、１２……レール、１３……光
密封箱、１４……巻上げローラ、１５……供給ロ
ーラ、１７……露出平面（焦点平面）、１８，１
８′……回転ブラインド、１９……ベースプレー
ト、２０……滑動ホイール、２４……運搬ホイー
ル、２５……移動装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 駆動機構を備えた印画紙のための供給ローラ
   及び巻上げローラと、シヤツターを備えた拡大光
   学システムとを具備する、大きな寸法のプリント
   を生成するための写真引伸ばし機において、 容器１、及び 焦点平面１７と該供給ローラと該巻上げローラ
   とを収容する光密封箱１３を具備し、該拡大光学
   システムが、該容器１に設置されており、 該容器内にて該光密封箱１３内の該焦点平面１
   ７を該拡大光学システムに露出し且つ該容器外に
   て該光密封箱１３の光密封を維持する遮蔽装置１
   ８，１８′を該光密封箱１３が備えており、 該光密封箱１３が、該容器内にて水平に配置さ
   れた案内路１２上を滑動可能に配置されており、 該焦点平面１７が該案内路に垂直に配置されて
   いる ことを特徴とする写真引伸ばし機。 ２ 該拡大光学システム５が、拡大されるべきネ
   ガの位置付けをするための水平の空間７と鏡１０
   とを有し、 該鏡１０から該焦点平面１７への光の軸線が、
   該光密封箱１３が滑動する該案内路に平行である
   特許請求の範囲第１項記載の写真引伸ばし機。 ３ 該容器外にて該光密封箱１３を移送するため
   の、少なくとも１つがステアリングホイールであ
   る３つ又は４つの運搬ホイール２４と、該容器内
   にて該案内路１２上を該光密封室を移動するため
   の滑動ホイール２０とを備えている特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載の写真引伸ばし機。 ４ 該滑動ホイールが該運搬ホイールより上方に
   配置されている 特許請求の範囲第３項記載の写真引伸ばし機。 ５ 該運搬ホイール２４がゴムで裏打ちされてお
   り、該滑動ホイール２０が鋼で形成されている特
   許請求の範囲第３項又は第４項記載の写真引伸ば
   し機。 ６ 該容器１が、該案内路上で該光密封箱１３を
   移動するための移動装置２５を収容しており、該
   移動装置２５に該光密封箱１３がフツクによつて
   締結されている特許請求の範囲第１項記載の写真
   引伸ばし機。