JPS62284498A - 警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、１つの物体が他の物体に近づいたことを検知
してその旨を人に報知する警報装置に関する。

（従来技術） 商店において、商店内の商品を人が無断で持ち出そうと
する行為は防止されなければならない。

そのためにも、店内の商品が出口から無断で持ち出され
る時には、それを検知する必要がある。又、研究所等に
おいて立入を許可されていない者が所内に無断で入るこ
とは禁じなければならない。この場合には、そのような
者が入口を通過することを検知する必要がある。これら
以外の場合にも。

１つの物体が他の物体に近づくのを検知する必要が出て
くる場合がある。

従来、このような場合には人の目視により、当該１つの
物体が他の物体に近づくのを許容しても良いかどうかを
判断していた。しかし、この方法では確実な判断ができ
ない。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記の点に鑑み、１つの物体が他の物体に近づ
いたことを確実に検知してその旨を報知することのでき
る警報装置を提供することを問題点とする。

（問題点を解決するための手段） 上記の問題点は、１つの物体に設けられ交流磁界を発生
する磁界発生装置と、他の物体に設けられ上記交流磁界
内を相対的に移動するコイルと。

コイルと共に上記他の物体に設けられ磁界発生装置とコ
イルとの間の相互誘導作用によって当該コイルに誘導さ
れる電流によって駆動される送信装置と、その送信装置
からの出力信号を受信し、て警報動作する報知装置とを
設けることにより達成される。

（実施例） 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明に係る警報装置を商店の盗難防止装置に
適用した場合の実施例である。符号１は電源Ｖによって
交流磁界を発生する、磁界発生装置としての第１コイル
である。この第１コイル１は、１つの物体である商店の
出口Ｅのまわりに埋設されている。この出口Ｅは、商品
を購入した客２が通り抜けることのできる大きさに作ら
れている。符号３は、商店内に置かれていた商品であっ
て、１つの物体としての出口Ｅに近づくことが予想され
る他の物体に該当するものである。

この商品３は、第２図に示すようにその表面にカード４
が貼付されており、このカードにはサーチコイル５及び
このサーチコイル５中に配置された送信装置６がプリン
ト印刷されている。これらのサーチコイル５及び送信装
置６は商品購入者が視認できないようにプリント印刷さ
れていることが望ましい。

送信装置６は内部に周知の電子回路を有していて、サー
チコイル５に交流信号が流れた時、後述する報知装置に
向けて信号を出力する。この報知装置は、予め商店の出
口会計所あるいは監理室等といった所定の場所に配設さ
れており、上記送信装置６からの出力信号を受信した時
に、人の注意を引くための警報動作、例えばブザー、ス
ピーカ等による音の発生、ＬＥＤ等による光の点灯等の
動作を行なう。

以上の構成により、商品購入者が商品３を手にして第１
コイルを通り抜けると、商品３に貼付したカード４内の
サーチコイル５が第１コイル１による交流磁界を横切っ
て相対移動することになる。

よって、このサーチコイル５に交流信号が誘導され、そ
の交流信号により送信装置６から信号が出力される。こ
れにより、所定の場所に置かれている報知装置の表示手
段が作動して、購入者２が商品３を手に持って出口Ｅを
通過しようとしていることが検知される。こうして、商
品の盗難が防止される。

以上のように本実施例によれば、１つの物体である出口
Ｅに他の物体である商品３が近づくことが確実に検知さ
れ、更に報知される。

サーチコイル５及び送信装置６は薄い板状のカード４に
プリント印刷されているので、外形形状がコンパクトで
あり、軽量である。よって、種々の商品に貼り付けるこ
とができる。その場合、商品３の外観を損なうこともな
い、又、送信装置６を駆動するための電流は、サーチコ
イル５に誘起される電流によってまかなわれるので、カ
ード４に電池等といった他の電源を付設しておく必要も
ない、このことは、カード４については寿命について心
配する必要がないことを意味している。

尚、磁界発生装置としては上記の実施例の第１コイルに
限らず、第３図に示すようなコイル１１と鉄芯１２の組
合せでも良い。

上記の実施例は本発明を商品の盗難防止装置に適用した
ものであるが、本発明はこれに限らず他の種々の場合に
適用される。

例えば、商品３が包装紙に包まれていて、この包装紙が
ミシン目７を備えているものである場合、このミシン目
７の上にカード４を貼付しておけば。

本発明を商品の包装の未開のチェックに利用できる。す
なわち、何等かの理由でこのミシン目７が開かれている
場合にはカード４のサーチコイル５が切断されるので、
この商品３をコイル１（第１図）の中を通しても報知装
置の表示手段は作動しない、これをもって、包装が一旦
開かれたことを検知することができる。尚、この場合に
は、コイル１の中を人間が通るわけではないので、コイ
ル１の大きさは商品３が通過し得る程度の小さいもので
あっても良い。

又、他の適用方法として、いわゆるＩＤ（ｉｄｅｎｔｉ
ｔｙ）カードとして用いることもできる。

すなわち、第２図に示したカード４を社員カードとして
社員の胸ポケット等に入れておき１社員以外の者の立入
が禁止になっている研究室等の入口に第１図のコイル１
を配設しておいて、研究室等の入口を通過する社員のチ
ェックを行なう。社員カードとしてのカード４を持って
いない者、すなわち社員でない者が入口を通過する時に
は報知装置の表示手段が作動しないので、その者が社員
でないことが即座に判別でき、入室を禁止することがで
きる。

尚、以上の説明では送信装置６と報知装置とが互いに別
の場所に置かれているものとしていた。

これとは別に１両者を一体に、すなわち送信装置６自体
に発光ＬＥＤ等の報知装置を設けることもできる。

（効　果） 以上のように本発明によれば、１つの物体が他の物体に
近づいたことを確実に検知して、その旨を報知すること
ができるようになった。

又、磁界発生装置を備えた１つの物体を固定しておいて
、コイル及び送信装置を備えた他の物体を移動物体とし
た場合には、送信装置はコイルに誘起される電流によっ
て駆動されるので、この移動物体には特別の電源等が不
要であり、いつ何時でも稼動状態に入ることができる。

電源寿命についての配慮も不要である。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例の図式図、第２図は第１図における１
つの物体（商品）を詳細に示す図、第３図は磁界発生装
置の変形例の図式図である。 １．１１．１２・・・磁界発生手段 ５・・・コイル ６・・・送信装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）１つの物体が他の物体に近づいたことを検知して
   その旨を報知する警報装置において、上記１つの物体に
   設けられた交流磁界を発生する磁界発生装置と、上記他
   の物体に設けられ上記交流磁界内を相対的に移動するコ
   イルと、コイルと共に上記他の物体に設けられた磁界発
   生装置とコイルとの間の相互誘導作用によってコイルに
   誘導される電流によって駆動される送信装置と、その送
   信装置からの出力信号を受信して警報動作する警報装置
   とを有することを特徴とする警報装置。
2. （２）上記１つの物体が位置固定されており、上記他の
   物体が移動することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の警報装置。