JPS62283851A - 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法 - Google Patents

結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法

Info

Publication number
JPS62283851A
JPS62283851A JP12215386A JP12215386A JPS62283851A JP S62283851 A JPS62283851 A JP S62283851A JP 12215386 A JP12215386 A JP 12215386A JP 12215386 A JP12215386 A JP 12215386A JP S62283851 A JPS62283851 A JP S62283851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
heat
molded article
present
fusible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12215386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0572340B2 (ja
Inventor
萩原 善次
上野山 巖
古川 清孝
安藤 聰
彬 堂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP12215386A priority Critical patent/JPS62283851A/ja
Publication of JPS62283851A publication Critical patent/JPS62283851A/ja
Publication of JPH0572340B2 publication Critical patent/JPH0572340B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B14/00Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B14/02Granular materials, e.g. microballoons
    • C04B14/04Silica-rich materials; Silicates
    • C04B14/047Zeolites

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は機能性を具備したゼオライト成形体に関するも
のである。ざらに詳しくは、本発明は結露防止機能を有
するゼオライト成形体およびその製造方法を提供するも
のである。
し従来の技術] 従来、内装に用いられているタイルは、湿度の高い室に
おいて温度が低下するとその表面に結露する欠点がある
。結露すると、美観上好ましくなく、また水滴が東って
落下することがある。加えて、結露した水の蒸発が遅い
個所においては、カビが発生しやすいという重大な欠点
がある。
し発明の目的] 本発明は、従来なかった全く新しいタイプの結露防止機
能を有する成形体及びその製造法を提供するものでおる
。すなわち本発明は、湿気の高い室の内装用などに適す
る結露防止機能を持ち、亀裂、粉落ち、あるいは割れな
どの欠点がなく、かつ従来に比べて比較的低い温度で製
造することができる成形体及びその製造法を提供する。
[発明の構成] 本発明は、ゼオライト粉粒体、熱融着性繊維及び結合剤
を含み、融着結合されている、結露防止は能を有するゼ
オライト成形体でおる。
また本発明は、ゼオライト粉粒体、熱融着性繊維及び結
合剤を混和し、次いで熱融着性繊維の軟化点以上の温度
において上記混和物を加圧成形することを更に混和する
ゼオライト成形体の製造方法でおる。
本発明において、加熱及び加圧融着された熱融着性繊維
は、ゼオライト本来の吸着機能に悪影響を与えないこと
が見い出された。熱融着性繊維は、ゼオライト粉体又は
粒体間の結合を強固にするとともにゼオライト成形体の
圧縮強度や曲げ破壊強さを著しく向上させるのに効果が
必ることが判った。また本技術により得られる各種のゼ
オライト成形体による吸湿や脱湿は好ましい状態で迅速
に行われるので、本発明のゼオライト成形体は結露防止
機能を有する内装材として極めて有効であることが確認
された。
一般にゼオライトの公知の成形方法においては、ゼオラ
イト粉末を粘土系の結合剤または有機系の結合剤または
場合によってはこの2者と共に水の存在下に湿式混和し
、得た混和物を適当の形状に成形する。引続き成形体を
100℃付近で乾燥し、次いで400°〜600 ℃の
温度域で焼成して最終成形体とするのが通例でおる。
一方、本発明のゼオライト成形法は、通常の湿式成形法
と異なり、水を使用せず、且つ成形体の成形温度が上記
のゼオライト成形体の焼成温度に比較して著しく低い点
が特徴である。
本発明で成形用素材の一つとして使用されるゼオライト
は天然または合成品の何れでもよく、これの形状は粉状
または粒状が好適でおる。天然ゼオライトとしてはモル
デナイト、クリノプチロライト、チャバサイト等が、合
成ゼオライトとじてはA型、X型、およびY型ゼオライ
ト、合成モルデナイト等が例示される。これらのぜオラ
イド素材は好ましくは、100°〜110°C付近で乾
燥されるか、または250°〜500 ℃の温度域で加
熱活性化されて含水率をより低下させた状態で使用され
る。通常の場合、ゼオライトを前記の°100’〜11
0℃付近で乾燥して、それの表面の付着水の大部分を除
去する程度で充分使用可能でおる。従って使用する各種
のゼオライト素材中に結晶水が残留していても本発明の
成形には支障はない。ゼオライト素材の特性として水の
吸着容量が大で必り、また比表面積の大きい多孔質のも
のが、結露防止の機能を最大限に発揮させるために好ま
しく、前)本の例示した天然または合成ゼオライトはか
がる特性を充分に満足するものでおる。
次に本発明で使用される熱融着性繊維について説明する
。熱融着性繊維としては接着性繊維(例:非結晶性ボ1
ノヱステル)、複合繊維(例:ナイロン6/66:ポリ
エチレン/ポリプロピレン;コポリエステル/ポリエス
テル)iBよび熱融着性繊維(例:コポリアミド、コポ
リエステル等の熱可塑性のコポリマー繊維:ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート等のホモポリマ
ー繊維)があげられる。これらの繊維はぜオライド素材
に必要量添加され、加温下の混和や加温下の加圧成形工
程で熱゛融着される。熱接着性繊維としては、たとえば
、ポリプロピレン系(単一成分型)のHerculon
 丁−151、ダイワボウPNSまたはPZS 、ポリ
エチレン系(単一成分型)のダイワボウBF、ポリプロ
ピレン系(複合成分型〉のチツンES、ダイワボウN旺
およびDanaklon ES 。
エステル系(単一成分型)のDiOlen 51 、K
ade1410 、  Grilene K−170、
Hetrorilメルティ(ユニチカ)およびベルコン
ビ(鐘紡)、エステル系(複合成分型)のDiolen
 56 、およびナイロン系のHeterofil 、
塩化ビニル系のHP Fiber。
Vinylon−HH(いずれも商標)等が挙げられる
好適に使用される低融点のベルコンビとしては、軟化点
110℃のベルコンビ−4000(単一成分型)おにび
4080 (芯鞘型)、軟化点130°Cのベルコンビ
−3300(単一成分型)、および3380 (芯鞘型
)、軟化点200℃のベルコンビ−2000(単一成分
型)、および2080 (芯鞘型)が例示される。上述
の市販品ベルコンビは直径2〜6デニール、長さ約数M
〜数十mのものが容易に入手可能である。一般に本発明
に好適な熱融着性繊維としては、軟化点が300 ℃以
下のものが望ましい。本発明の結露防止機能を有するゼ
オライト成形体の製造に際しては上述した熱融着性繊維
の1種または2種以上が軟化点以上で、かつ好ましくは
300℃以下で、熱融着される。優れた物性を保有する
ゼオライト成形体を得るために、ゼオライト素材(無水
基準)に対して5〜60%の熱融着性繊維の使用が極め
て有効であることが判明した。
次に本発明で使用される結合剤について述べる。
結合剤としては、結合剤の特性を有する液状の有機化合
物や固体の有機系化合物をそのまま、または非水系の適
当な溶媒または希釈剤でうすめて適当の粘度にして使用
して差し支えない。上記の結合剤の使用量はゼオライト
素材や熱融着性繊維の種類ならびに両者の使用比率によ
って支配されるが、良好な粒子間の結合力を保持させる
ためにゼオライト素材(無水基準)に対して3〜30%
の結合剤を添加使用するのが好ましい。本発明のゼオラ
イト成形体の製造において、ゼオライト、熱融着性繊維
および結合剤よりなる混合物は、熱融着性繊維の軟化点
以上、かつ好ましくは300 ℃以下での混和工程を経
るので、結合剤は耐熱性及び低引火性であることが要求
される。かかる特性を有する好ましい結合剤として、各
種のポリエステル、例えば日本ポリウレタン工業株式会
社製のニラボラン(商標)があげられる。特に粘度10
0〜3000CP(75℃)範囲の一連のニラポランは
本発明に好適である。例えば液状のニラポランN−10
04(粘度800〜900CP  (75℃):酸価2
以下;水酸基価39〜47;分子量約2500)は、非
常に効果的である。
これは結合剤としての作用の他に、ゼオライト成形体の
表面を滑かにすると同時に成形体に柔軟性を付与する効
果があることが本発明者らにより確認された。
前述した本発明の結露防止機能を有するゼオライト成形
体は次の如く調製される。粉状ないし粒状の天然または
合成ゼオライトの乾燥品または加熱活性化量及び無水ゼ
オライト基準で好ましくは5〜60%の熱融着性繊維を
混和する。混和は、好ましくは熱融着性繊維の軟化点以
上かつ300 ℃以下で行われる。混和時の最適温度は
、使用される熱融着性繊維の種類によるが、通常、10
0°〜240℃がもっとも好ましい湿度域である。かか
る加熱下で混和工程を実施することにより、上記の繊維
は軟化ないし溶融状態となり、繊維がゼオライト粒子に
絡みあった好ましい状態になる。次に混和物に対して結
合剤、例えばニラポランN−1004を3〜30%添加
し、これを更に、好ましくは上述の温度域で混和した後
、得られた混和物を上述の温度域、好ましくはi oo
”〜250℃の温度下で加圧成形して、本発明の結露防
止機能を有するゼオライト成形体が得られる。この場合
の成形圧力は、成形体の必要とする強度や見掛は密度に
より異るが、通常2〜250に9j/crAの範囲内の
成形圧力によって好ましい特性を有する本発明の結露防
止別能を有するゼオライト成形体が得られる。本発明の
結露防止機能を有するゼオライト成形体は、ざらに不燃
性または難燃性の軽量材を含有してもよい。本発明で使
用する軽量材としては、紙、パルプ、木粉は可゛燃性で
あるため好ましくなく、無機系の軽量材(充填材)、例
えばパーライト、ロックウール、ガラス繊維、炭素繊維
等が好ましい。
また、顔料、螢光剤、無機薬品粉粒体、金属粉末、弾性
向上のための合成ゴム、吸水性向上のための高吸水率樹
脂粉末又は繊維を更に添加することができる。軽量材及
び他の添加物は、加圧成形前にゼオライト等と均一に混
和される。
本発明のゼオライトの成形体の特徴を要約すれば下記の
如くでおる。
(a)  本発明の成形体は、優れた吸湿能ないし除湿
能を有する。雰囲気の湿度により吸湿又は脱湿が可逆的
に行われる利点がおる。
(b)  前項に記載した機能を本成形体は保有してい
るので、結露防止が可能である。
(C)  本成形体の構成成分は熱融着性繊維により強
固に結合されているので成形強度が大きく、通常のゼオ
ライト成形体に見られる如く使用中に亀裂、粉落ち、割
れが生じる現象は見られない。
((j)本発明の成形体を得るための処理温度は通常の
ゼオライト成形時のそれに比較して低く、好ましくは3
00℃以下であり、極めて経済的である。
(e)  本成形体の曲げ破壊強さは、成形圧力、熱融
着性繊維の添加量その他の要因により支配されるが、一
般的′極めて強度の高い且つ弾力性を保持した成形体が
得られる。特に熱融着性繊維の効果は極めて大きい。
(f)  水にe潰し、水分を飽和させたゼオライト成
形体の曲げ破壊強さは、乾燥成形体のそれに比してかな
り低下するが、本発明の成形体は水飽和後も依然として
好ましい値を保持している。
(g)本成形体の耐水性は極めて大である。即ち本成形
体を水に浸漬させて飽和吸@(水の飽和吸着約20%)
ざぜても、亀裂や粉化、割れ等の現象は全く見られない
。またその際成形体を構成する成分の溶出は殆んど認め
られない。ざらに成形体の膨潤性は僅少でおり、水飽和
時の長さの伸びは、0.5%以下でおる。
(h)  本発明の成形体は、300°Cの高温から低
温域にわたって構造的に安定である。液体窒素温度にて
も、後述の如く、非常に安定であり本成形体の収縮率は
0.5%以下に過ぎない。
(i)  本発明の成形体は結露防止芸能のみならず断
熱性や防音性の点でも優れている。
(j)  本発明の成形体の特性より見て、本発明の成
形体は、例えば内装材として好適である。
次に本発明の実施態様を実施例により説明するが、本発
明は本実施例に限定されるものではない。
実施例 1 実施例1は天然のゼオライト、熱融着性繊維および有感
系の結合剤の混和物を加圧成形してなる結露防止別能を
有するゼオライト成形体の製造例に関するものである。
乾燥済みの天然のモルデナイト系ゼオライトの小粒子(
10〜24メツシユ)に対して熱融着性繊維としてベル
コンビ−4080(商標、鐘紡株式会社;軟化点110
℃;形状3d×5馴(但しdはデニール);芯鞘タイプ
)を15重量%およびベルコンビ−4000(軟化点1
10°C;形状6dX5m:単一成分タイブ〕を10重
足%添加して得られた混合物を170°〜190°Cの
加熱下に保持しながら混和(ニーディング)した。上記
温度域の加熱下の混和により、熱融着性繊維は軟化ない
し溶融状態になり、繊維がゼオライトに絡んで強固に結
合された好ましい状態になる。ざらに上記の混和物に対
して、結合剤として日本ポリウレタン工業■のニラポラ
ン−1004(商標〉を上記の乾燥ゼオライトに対しく
ゼオライト無水基準〉10重母%添加し、さらに混和を
170°〜190 ℃の加熱下に続行した。次に上記工
程で得られた混和物を190°〜200′Cの温度下で
圧150に’j/cmて加圧成形して結露防止機能を有
する本発明の天然ゼオライト成形体の試験片(形状:5
0×50#;厚ざ約10mIn)が最終的に調製された
第1表に実施例1の成形条件と成形体の特性を示した。
1−Aではゼオライ1〜素材として上記のように粒子径
10〜24メツシユを有する天然のモルデナイト系ゼオ
ライトの100’〜110°C乾燥品が使用された。一
方、1−8では微粉末(200メツシュ通過品)の同種
ゼオライトの乾燥粉末が使用された。両者の成形条件は
全く同じでおり、これは既述した如くである。乾燥状態
の成形体(最終製品)の曲げ破壊強さは試験片1−Aで
は0.64Kff/# でおり、一方、1−Bでは1.
04KFI/mm2で必った。これらの値は何れも好ま
しい値でめり、ゼオライト成形体の強度が優れているこ
とを示している。また成形体の見掛は強度は、何れの例
でも1〜1.4の範囲にある。次に本実施例により得ら
れたゼオライト成形体に対する水浸漬試験を実施した。
本成形体を水に浸漬後8時間の経過時点では水の吸着量
はほぼ飽和(町O約20%)に遼することが判明した(
第2表)。水に72時間浸漬された成形体の曲げ破壊強
さは依然として大であり、例ICt 1  A(7)浸
漬量ハ0.53 KFI/rra2の曲げ破壊強さを有
しく表1参照)、水中でも極めて耐水性が大きいことが
確認された。ざらに本実施例で得られた結露防止機能を
有する天然ゼオライト成形体の他の特徴ならびに利点は
上記で要約して記載したので省略する。
表2 結露防止機能を有するゼオライト成形体の水浸漬
時間と吸水率の関係 (実施例1及び2) 実施例  吸水率(%) 1−A  19.77 20.47 21.472−A
  17.59 18.71 19.872−B  1
9.94 20.部 21.83実施例2 実施例2は合成ゼオライト、熱融着性繊維および有■系
の結合剤の混和物を加圧成形してなる結露防止機能を有
するゼオライト成形体の試作例に関するものでおる。乾
燥済みの合成ゼオライト〔A型ゼオライト;平均粒子径
[)av=3μm(実施例2−へ)またはDav=4μ
m(実施例2−8);NaZ型、但しZはA型ゼオライ
トの母体〕に対して実施例1で使用されたと同じ熱融着
性繊維ベルコンビ−4080を10重伍%(実施例2−
Aおよび2−B)およびベルコンビ−4000を12重
量%(実施例2−A)または10重伍%(実施例2−B
)添加して得られた混合物を170°〜190℃加熱下
で混和した。上記温度域での加熱下の混和により、前記
の熱融着性繊維は完全に軟化ないし溶融状態になり繊維
がゼオライトに絡んだ好ましい状態になる。ざらに上記
の混和物に、結合剤としてニラポラン−1004を前述
の合成ゼオライトに対して7重量%(実施例2−’A>
または5重量%(実施例2−B)加え、ざらに混和を1
70°〜190℃の加熱下に続行した。上記の工程で得
られた混和物を190°〜200℃で圧力150に9I
/crAを用いて加圧成形して結露防止機能を有する本
発明の合成ぜオライド成形体の試験片く形状:50x5
0mfn;圧ざ約10.)が調製された。
第1表に実施例2の成形条件とそれの試験結果が記載さ
れている。実施例2−Aの成形条件で得た成形体の曲げ
破壊強さは1.56 Kl/mm2という驚異的な値で
ある。実施例2−Bの条件では、0、79 K’J/ 
Ira2という良好な値が得られた。これらの値より見
て本発明の結露防止機能を有するぜオライド成形体の機
械強度は極めて優れていることが判明する。得られた成
形体の見掛密度は実施例2−Aでは1.390であり、
2−8では1.364でおった。水に浸漬した実施例2
−Aの成形体の曲げ破壊強度は0.45 Kfl/rr
vn2であり、本成形体の耐水性も浸れていることがわ
かる。実施例2−Aおよび2−8で得られた成形体の水
浸漬時の吸水率の測定結果が第2表に記載されているが
、実施例1と同様に、8時間の水浸漬時間ではほぼ飽和
に近づいており、何れの成形体の吸水率も18〜20%
に達した。その後の経過時間に対する水吸着量の増加は
微量に留っている。尚、本実施例で得られた結露防止機
能を有する合成ぜオライド成形体の他の特徴ならびに利
点は上記で要約して記載したので省略する。
実施例 3 本例は合成ゼオライト、熱融着性繊維、パーライト〔軽
量材(主成分SiO、AfJ2o3゜に20. Na 
20 :微量成分Ca O。
Fe 203 ) )および結合剤の混和物を加圧成形
してなる結露防止機能を有するゼオライト成形体の製造
例に関するものである。本例に於てはioo ’〜11
0℃乾燥済みのA型合成ゼオライト([)aV=2.5
μnHNaZ型)に対してパーライト(宇部パーライト
2型−K)か20重量%添加混合された。上記の混合物
に対して熱融着性繊維として鐘紡■のベルコンビ−30
80を10重旦%およびベルコンビ−3000を15重
伍%添加し、次いで得られた混合物を170°〜190
°Cの加熱下に保持しながら混和した。上記温度域の加
熱下の混和により熱融着性繊維は軟化ないし溶融状態に
なり、繊維がゼオライトおよびパーライトに絡んで好ま
しい状態になる。上記混合物に対して結合剤として日本
ポリウレタン工業■のニラボラン−1004を、乾燥済
み合成ゼオライトとパーライトの合計量に対して1oz
B%加え、ざらに混和を170°〜190°Cの加熱下
で続行した。次に前記により得られた混和物を190°
〜200℃の温度下で表3に表示したような種々の圧力
のもとて加圧成形して、結露防止機能を有する本発明の
合成ゼオライト成形体の試験片く形状:50X50.;
厚ざ約10m>が最終的に調製された。
実施例3で1qられた成形体の見掛は密度と成形圧力と
の関係を表3に示した。表記のように、成形圧力37〜
150に3/crttの範囲内では得られる本発明の成
形体の見掛は密度は1,5〜1.7の好ましい範囲にお
る。3−1の試験片では曲げ破壊強さは1.68 K!
j/rryn2の驚くべき値に達している。これより見
ても本実施例の成形法を適用することにより機械的強度
の優れた結露防止機能を有するゼオライト成形体が得ら
れることは明白である。
実施例 4 実施例4は合成ゼオライト、熱融着性繊維、ロックウー
ル(軽量材)および結合剤の混和物を加圧成形してなる
結露防止機能を有するゼオライト成形体の製造例に関す
るものである。本例に於ては100°〜110℃乾燥済
みのA型ゼオライト(Dav= 3.5um : Na
 Z型)に対して新日鉄化学(株のロックウールを20
重i%添加し混合した。
前記の混合物に対して熱融着性繊維として御坊■のベル
コンビ−2080を10重量%およびベルコンビ−20
00を15重量%添加し、次いで(昇られた混合物を1
80°〜200 ℃の加熱下に保持しながら混和した。
上記温度域の加熱下の混和により熱融着性繊維は軟化な
いし溶融状態になり、繊維がげオライド、およびロック
ウールに絡んで好ましい状態になる。上記混合物に対し
て結合剤として日本ポリウレタン工業■のニラボラン−
1004を乾燥済みゼオライトとロックウールの合計量
に対して10重硲%加え、ざらに混和を180°〜20
0℃の加熱下で続行した。次に上述の方法により得られ
た混和物を200°〜220℃の温度下で、表4に表示
したような圧力下で加圧成形して、結露防止機能を有す
る本発明の合成ゼオライト成形体の試験片(形状:50
X50rrR:厚ざ約10mm)が最終的に調製された
実施例4で得られた結露防止機能を有するゼオライト成
形体の見掛は密度と成形圧力との関係を表4に示した。
表記のように、成形圧力37〜150KFI/c肩の範
囲内では得られる本発明の成形体の児1卦は密度は1,
5〜1.7の好ましい範囲におる。
4−1の試験片では、曲げ破壊強さは1.78に37m
m2の実に驚くべき値に達している。実施例4の成形結
果より見ても、本実施例で述べた成形法を適用すること
により、機械強度の優れた結露防止機能を有するゼオラ
イト成形体が製造されることが判明した。
尚、実施例3および4で得られた結露防止機能を有する
ゼオライト成形体の特徴は既)ホの如くでおるが、これ
以外の特徴ならびに利点は先に要約して記載しであるの
でここでは省略する。
次に本発明の結露防止機能を有するゼオライト成形体の
吸湿能について説明する。実施例1−A(天然のモルデ
ナイトゼオライトの成形体)および2−8(合成のA−
型ゼオライド成形体)で試作された成形体を切断して小
試験片く形状:25×25#:厚ざ10#)を調製し、
これらの試験片を用いて吸湿能に関する試験として吸水
率の経時変化を・旧温恒湿器中で温度25°C1相対湿
度(R,H,)90%の雰囲気で測定した。得られた吸
湿曲、腺を第1図に示した。曲線1および3はそれぞれ
実施例1−△および2−Bで試作されたゼオライト成形
体の小試験片を吸湿ざぜた後、100℃で2時間乾燥さ
せたもの(一部の水分は残留状態)を用いて得られた吸
湿曲線でおり、曲線2および4はそれぞれ実施例1−A
および2−8で試作されたゼオライト成形体の小試験片
を190 ℃で2時間加熱したもの(ゼオライト中の結
晶水の一部が残留状態)を用いて(qられた吸湿曲線で
ある。曲線1と3または曲線2と4の差異は使用したゼ
オライト素材でめる天然モルデナイトとA−型ゼオライ
ドの水の吸着特性の本来の差異ならびに両者の成形条件
の相異に起因するものである。何れにしろ曲線1〜4は
本発明のゼオライト成形体の吸湿が好ましい状態で行わ
れることを示している。次に上述吸湿試験に使用された
実施例’I−Aおよび2−Bの被検体(温度25°C,
R,+1.=90%で水飽和済)を用いて除湿試験が2
5°C,R,H,=47%の雰囲気中で実施されたが、
何れの被検体でも、その中の水分脱着が好ましい状態で
行われることが認められた。例えば4および14時間経
過時点では1−A被検体に初期含まれている全水分のそ
れぞれ9.84および15、38%が脱着されることか
確認された。か)る特性を有するゼオライト成形体は優
れた水分吸着・脱着性くいねば吸収性)の結露防止職能
を有する。
本発明の結露防止機能を有するゼオライト成形体の形状
及び構造の温度変化は300 ℃以下の温度領域では問
題にならぬ程度であり、またこれの吸湿や脱湿に際して
の膨潤ヤ収縮は無視しうる程小ざなものである。また本
発明のゼオライト成形体を25°Cの水に浸漬して飽和
させた場合の長さの伸張率は、何れのゼオライト成形体
についても0.5%以下であった。
次に本発明のゼオライト成形体の苛酷な条件下の耐久試
験として、実施例1−△、2−A、3−1および4−1
の成形体(形状:50×50#;厚ざ10mm>、なら
びにこれら4種の被検体を水に浸漬して水を飽和吸着さ
せたものを、液体窒素(−1’l)5.8°C〉中に5
〜7分間投入して液体窒素温度にほぼ到達せしめた後、
これらの試験片を取り出して試験を実施したか、何れの
試験片についても、外観上の異常は全く認められなかっ
た。次に、これらの試験片を水中に投入した。水中投入
した何れの試験片についても亀裂や割れの発生は全く認
められなかった。前記の水中投入を終了した試験片をざ
らに90°〜95°Cの熱湯に投入して外観検査を実施
したが成形体の割れや破壊等はいづれについても確認さ
れなかった。次に上記の試験を終了した試験片(8種)
を100°〜110℃で乾燥し外観試験や電子顕微鏡に
よる試験を行ったが、何れについても異常は全く認めら
れなかった。また曲げ破壊強さも満足すべき値が得られ
た。ざらに上述の実施例1−A、2−A、3−16よび
4−1で得られた成形体(形状: 50X 50mm 
:厚さ10mm)の液体窒素温度下の収縮率は何れも0
.5%以下であった。上記の耐久試験結果よりも本発明
のゼオライト成形体の耐熱性、耐水性および耐冷寒性は
非常に優れていることは明らかでおり、かかる特徴は本
発明の特記すべき事項である。
上述した如き特性を有する本発明の結露防止機能を有す
るゼオライト成形体は例えば内装材などとして好適でお
り、それの広汎な用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明により得られたゼオライト成形体の吸湿曲線
で必る。曲線1および3はそれぞれ実施例1−Aおよび
2−Bで試作されたゼオライト成形体の小試験片を吸湿
させた後、これらをざらに100 ℃で2時間乾燥させ
たものを用いて25°C1相対湿度90%で得られた吸
湿曲線であり、一方、曲線2および4はそれぞれ実施例
1−Aおよび2−Bで試作されたゼオライト成形体の小
試験片を190 ℃で2時間加熱したものを用いて得ら
れた吸湿曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゼオライト粉粒体、熱融着性繊維及び結合剤を含み
    、融着結合されている、結露防止機能を有するゼオライ
    ト成形体。 2、不燃性または難燃性の軽量材を更に含む特許請求の
    範囲第1項記載のゼオライト成形体。 3、熱融着性繊維が300℃以下の軟化点を有するもの
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載のゼオライ
    ト成形体。 4、熱融着性繊維がポリエステル系繊維である特許請求
    の範囲第1〜3項のいずれか一つに記載のゼオライト成
    形体。 5、ゼオライト(無水基準)に対して6〜60重量%の
    熱融着性繊維を含む特許請求の範囲第1〜4項のいずれ
    か一つに記載のゼオライト成形体。 6、ゼオライト(無水基準)に対して3〜30重量%の
    結合剤を含む特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一つ
    に記載のゼオライト成形体。 7、ゼオライト粉粒体、熱融着性繊維及び結合剤を混和
    し、次いで熱融着性繊維の軟化点以上の温度において上
    記混和物を加圧成形することを特徴とするゼオライト成
    形体の製造方法。 8、不燃性または難燃性の軽量材を更に混和する特許請
    求の範囲第7項記載の方法。 9、熱融着性繊維が300℃以下の軟化点を有するもの
    であり、加圧成形を300℃以下の温度で行う特許請求
    の範囲第7項又は第8項記載の方法。 10、熱融着性繊維がポリエステル系繊維である特許請
    求の範囲第7〜9項のいずれか一つに記載の方法。 11、ゼオライト(無水基準)に対して5〜60重量%
    の熱融着性繊維を含む特許請求の範囲第7〜10項のい
    ずれか一つに記載の方法。 12、ゼオライト(無水基準)に対して3〜30重量%
    の結合剤を含む特許請求の範囲第7〜11項のいずれか
    一つに記載の方法。
JP12215386A 1986-05-29 1986-05-29 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法 Granted JPS62283851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12215386A JPS62283851A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12215386A JPS62283851A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62283851A true JPS62283851A (ja) 1987-12-09
JPH0572340B2 JPH0572340B2 (ja) 1993-10-12

Family

ID=14828914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12215386A Granted JPS62283851A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62283851A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624818A (ja) * 1992-06-12 1994-02-01 Kajima Corp 環境調整材料およびその製造法
JP4869534B2 (ja) * 2000-04-17 2012-02-08 ブイエム3・インターナショナル・プロプライエタリー・リミテッド 湿度感受性組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624818A (ja) * 1992-06-12 1994-02-01 Kajima Corp 環境調整材料およびその製造法
JP4869534B2 (ja) * 2000-04-17 2012-02-08 ブイエム3・インターナショナル・プロプライエタリー・リミテッド 湿度感受性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0572340B2 (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0963358B1 (de) Mehrschichtige verbundmaterialien, die mindestens eine aerogelhaltige schicht und mindestens eine weitere schicht aufweisen, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung
JP4338788B2 (ja) 少なくとも1個のエーロゲル含有層および少なくとも1個の、ポリエチレンテレフタレート繊維含有層を有する多層複合材料、その製造法およびその使用
CN102040366B (zh) 绝热材料及其制造方法
US3235089A (en) Composite adsorbent filter body
DE3814968A1 (de) Daemmstoff der dichte 0,1 bis 0,4 g/cm(pfeil hoch)3(pfeil hoch)
TWI403490B (zh) 隔熱材料及其製造方法
WO2015039843A1 (de) Kieselsäure-mischungen und ihre verwendung als wärmedämmmaterial
JP2009023864A (ja) 機能性建材
EP0818429A1 (de) Mischung und Verfahren zur Herstellung wärmedämmender Formkörper
DE2025893B2 (de) Glasfaserverstärkte Zeolith-Granulate
JPS62283851A (ja) 結露防止機能を有するゼオライト成形体及びその製造方法
DE4323778A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Formkörpern mit wärmedämmenden Eigenschaften
JPS63239205A (ja) 抗菌ならびに防カビおよびcod低下機能を有するゼオライト‐活性炭複合体およびその製造方法
JPS6379719A (ja) 抗菌、防カビならびに結露防止機能を有するゼオライト成形体の製造方法
US4600437A (en) Inorganic material, a process for producing same and a solidifying method thereof
KR102484574B1 (ko) 스티로폼을 이용한 불연성 보드 및 그 제조방법
JPS63222058A (ja) 抗菌ならびに防カビ機能を有する非晶質アルミノ硅酸塩成形体およびその製造方法
TW200927689A (en) Glass-containing sphere-like particles, porous plates and methods for fabricating the same
CN116376285B (zh) 一种聚醚砜树脂及其制备方法
JP2003048765A (ja) 未焼結成型パネルおよび未焼結成型パネルの製造方法
Zam et al. Humidity Controlling Material Development from Diatomite, Waste Glass and Cockle Shell Powder: An Experimental Study.
JPS60204659A (ja) 無機質材料とその製造方法および固化方法
EP1561739A2 (de) Poröser wärmedämmender Formkörper, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung
JPH06321609A (ja) 調湿用建材の製法
JP2002003271A (ja) 吸放湿性軽量成形体及びその製法