JPS62270742A - アルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金およびその製造方法

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JPS62270742A
JPS62270742A JP11301786A JP11301786A JPS62270742A JP S62270742 A JPS62270742 A JP S62270742A JP 11301786 A JP11301786 A JP 11301786A JP 11301786 A JP11301786 A JP 11301786A JP S62270742 A JPS62270742 A JP S62270742A
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JP
Japan
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aluminum alloy
alloy powder
weight
carbon
alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP11301786A
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English (en)
Inventor
Yusuke Kotani
雄介 小谷
Yoshinobu Takeda
義信 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、高い電気抵抗と高温における高強度を有す
るアルミニウム合金およびその製造方法に関するもので
ある。
[従来の技術] アルミニウム合金は、鉄鋼材料に次ぎ大きな需要のある
金属材料であり、軽分でかつ熱伝導性、耐蝕性、s電性
、加工性等に優れているため、航空機、自動車、Wi線
等から日用品に至るまでの広い分野で利用されている。
また、最近では鉄鋼材料よりも製造工程での不純物制御
がよいことから、超高真空容器用材料としても注目され
ている。さらに、低放射化材料という観点からは、高エ
ネルギ物理学の分野において加速器等の材料としても使
用されつつある。また、低放射化材料としてのアルミニ
ウム合金は、核融合炉材等の放射能汚染環境下での使用
も検討されつつある。
特に核融合を伴なうプラズマ装置として有望な磁場閉込
め式のト・カマク型は、その構造が?!雑であるため炉
の遮蔽を完全にすれば保守作業が不可能になるので、低
放射化または残留放射能が少ない構造用材料を必要とし
ている。このような構造用材料としては、多量の使用に
も耐え得る工業基盤の確立したアルミニウム合金が適当
であると考えられるが、従来これらの用途に対するアル
ミニウム台金の研究はほとんどなされていない。
[発明が解決しようとする問題点] トカマク型のような大きな電磁場の作用する装置におい
ては、金属材料に誘導電流が発生し、強い外部磁場中で
この誘導電流は大きな力を受ける。
したがって、この力を小さくするためには、金属材料の
電気抵抗を高め、発生する誘導電流を小ざくする必要が
ある。また、この力は高温にさらされた金属材料に働く
ため、金属材料には高温での機械的強度が要求される。
従来のアルミニウム合金は、通常、電気抵抗が低く、ま
た高温での強度も低いものであるため、従来のアルミニ
ウム合金をそのままこのような用途に用いることはでき
なかった。
それゆえに、この発明の目的は、電気抵抗が高く、かつ
高温における機械的強度の高いアルミニウム合金を提供
することにあり、さらにはその製造方法を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段および作用]この発明の
アルミニウム合金では、合金元素としてO15〜6.0
重量%のLlおよび0.5〜6.01ia%の炭素を含
んでいる。l−iは、アルミニウム合金の電気抵抗を高
め、機械的強度を向上する作用を示す。Liの含有量が
0.5重量%より少ないとかかる作用が十分に発揮され
ず、また6、0重量%を越えると製造の際の酸化反応が
激しく起こり、得られたアルミニウム合金の靭性が著し
く低下する。合金元素としての炭素は、八〇、*Csな
どの形態の化合物を形成し、主に高温における機械的強
度を向上する作用を示す。炭素はアルミニウムに固溶し
ないため、たとえば、メカニカルアロイング処理により
機械的合金化を行ない、アルミニウム中にAQ、C,等
の形態で分散させる。メカニカルアロイング処理は、ボ
ールミルやアトライタ等の粉砕装置で行なうことができ
る。
ざらに、この発明のアルミニウム合金には、好ましくは
合金元素としてS i 、 Cu −Mg、T i、v
、zr 、wおよびBe等の金属が含まれる。
合金元素としての81は、アルミニウム合金の熱膨張率
を下げ、高温における機械的強度を向上させるaSiの
含有量としては、1.0〜20重2%が好ましく、1.
0重層%未満で番よ効果が十分に発揮されず、20重量
%を越えると製造の際の加工性が低下する。
合金元素としてのQuおよびMgは、Ij1械的強度を
向上させ、電気抵抗を高める作用を示す。CUの含有量
としては0.01〜6.0重量%が好ましく、M++の
含有量としては0.1〜5.0重量%が好ましい。それ
ぞれ、規定の範囲よりも含有量が低いと効果が十分に発
揮されず、また規定の範囲よりも含有量が高いと塑性加
工性が低下する。
ftオ、Cuは、低放射化元素でないので、強度をあま
り高くする必要のない場合には、含有Oを少なくするこ
とが好ましい。
合金元素としてのTI 、V、ZrおよびWは、それぞ
れ電気抵抗を高めるとともに、結晶粒の微細化により合
金材料の特性の安定化を促進させる作用を示す。Tiの
含有量としては0.05〜0.2e重ffi%、Vの含
有fllL、Tは0.05〜0.35重邑%、Zrの含
有量としては0.05〜0.30重量%、Wの含有量と
しては0.05〜0.30重量%がそれぞれ好ましい。
各元素ともに、規定の範囲よりも含0fflが少ないと
所望の効果が発揮されず、また規定の範囲よりも含有量
が多いと金属間化合物を形成し合金材料の特性を劣化さ
せる。
合金元素としてのBeは、電気抵抗を高める作用を示す
が、特にfvlとともに用いた場合には、M(+の酸化
を防止する動きも有する。Beの含有量としては、0.
001〜0.02重塁%が好ましい。O,OO1重ff
i%未満の場合には所望の効果が発揮されず、0.02
重母層を越えると合金の材料特性が低下する。
この発明のアルミニウム合金を製造するには、炭素以外
の合金元素を含む原料アルミニウム合金粉末と炭素粉末
とをメカニカルアロイング処理して、所定量の合金元素
を含むアルミニウム合金粉末とし、該アルミニウム合金
粉末を熱間塑性加工して製造することができる。
Llおよび炭素以外の合金元素を含有させる場合には、
原料アルミニウム合金粉末として、liのみを含む合金
粉末とLi以外の合金元素を含む合金粉末を混合して用
いる方法と、LlおよびLi以外の合金元素の双方を含
む合金粉末を原料アルミニウム合金粉末として用いる方
法がある。
メカニカルアロイング処理は、上述したようにボールミ
ルやアトライタ等の粉砕装置を用いて行なうことができ
る。
[実施例〕 以下、この発明を実施例により説明する。
大1目L工二一り 第1表に示す組成の割合で、炭素以外の合金元素を含む
原料アルミニウム合金粉末と、炭素粉末とをアトライタ
によりメカニカルアロイング処理して、アルミニウム合
金粉末とした。得られたアルミニウム合金粉末を、熱間
押出により押出して試験片を作成した。得られた試験片
を用いて引張強さ、電気抵抗および放射化性の各試験を
行なった。試験結果を第1表に併せて示す。
放射化性の試験は、D−T反応後1か月紅過したときの
残留放射能レベルを測定して行なった。
残留放射能レベルが10−2111reI!l/hr未
満のものを0.10−2罹re11/hr以上のものを
×として評価した。
比較例1〜4 比較として、第1表に示す組成の割合で、合金元素とし
て炭素を含有しないアルミニウム合金粉末を製造し、実
施例1〜4と同様に熱間押出により押出して試験片を作
成し評価した。試験結果を第1表に併せて示す。
第1表から明らかなように、炭素を合金元素として含有
するこの発明のアルミニウム合金は、炭素を含有しない
比較例のものに比べ、300℃における引張強さが高く
ζ高温における機械的強度の改善されたことが確認され
た。また、炭素を含有させることにより、電気的抵抗や
放射化性が低下しないことも同時に確認された。
(以下余白) [発明の効果] 以上説明したように、この発明のアルミニウム合金は、
高温における機械的強度が著しく改善されている。また
、合金元素として、主に低放射化性元素を含有するため
、低放射化であり、かつ電気抵抗が高い。
したがって、核融合炉等の大きな磁場が発生し、高温で
かつ放射能汚染のおそれの生じる環境下で使用する構造
用材料として有効に利用され得るものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合金元素として0.5〜6.0重量%のLiおよ
    び0.5〜6.0重量%の炭素を含むことを特徴とする
    、アルミニウム合金。
  2. (2)さらに合金元素として、1.0〜20重量%のS
    i、0.1〜5.0重量%のMg、0.01〜6.0重
    量%のCu、0.05〜0.20重量%のTi、0.0
    5〜0.35重量%のV、0.05〜0.30重量%の
    W、0.05〜0.30重量%のZrおよび0.001
    〜0.02重量%のBeからなる群より選ばれた1種以
    上の金属を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項記載のアルミニウム合金。
  3. (3)炭素以外の合金元素を含む原料アルミニウム合金
    粉末と炭素粉末とをメカニカルアロイング処理して、0
    .5〜6.0重量%のLiおよび0.5〜6.0重量%
    の炭素を合金元素として含むアルミニウム合金粉末とし
    、該アルミニウム合金粉末を熱間塑性加工して合金材と
    することを特徴とする、アルミニウム合金の製造方法。
  4. (4)前記アルミニウム合金粉末が、合金元素としてさ
    らに、1.0〜20重量%のSi、0.1〜5.0重量
    %のMg、0.01〜6.0重量%のCu、0.05〜
    0.20重量%のTi、0.05〜0.35重量%のV
    、0.05〜0.30重量%のW、0.05〜0.30
    重量%のZrおよび0.001〜0.02重量%のBe
    からなる群より選ばれた1種以上の金属を含むことを特
    徴とする、特許請求の範囲第3項記載のアルミニウム合
    金の製造方法。
  5. (5)前記原料アルミニウム合金粉末として、Liを含
    む原料アルミニウム合金粉末とLi以外の合金元素を含
    む原料アルミニウム合金粉末とを混合して用いることを
    特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のアルミニウム
    合金の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6369937A (ja) * 1986-08-21 1988-03-30 インコ、アロイス、インタ−ナショナル インコ−ポレ−テッド 分散強化アルミニウム合金
JPS63274734A (ja) * 1987-04-30 1988-11-11 Univ Nagoya 電気抵抗の高い低放射化アルミ合金
CN105063439A (zh) * 2015-07-29 2015-11-18 东北轻合金有限责任公司 一种核反应堆用铝合金空心锭及其制造方法
CN110453123A (zh) * 2019-08-06 2019-11-15 天津大学 制备铝锂合金的方法

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