JPS6227014A - 透析用ガスケツト - Google Patents

透析用ガスケツト

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JPS6227014A
JPS6227014A JP16392585A JP16392585A JPS6227014A JP S6227014 A JPS6227014 A JP S6227014A JP 16392585 A JP16392585 A JP 16392585A JP 16392585 A JP16392585 A JP 16392585A JP S6227014 A JPS6227014 A JP S6227014A
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JP
Japan
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film
gasket
dialysis
thickness
film layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP16392585A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Matsui
松井 多嘉夫
Masami Kamaya
釜谷 昌水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPS6227014A publication Critical patent/JPS6227014A/ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 大セーー〇旦しti礼す±11Tズ墾rや々ツ11kか
シー1+−濠シー?2−とに、ノー1溶液の濃縮及び脱
塩に利用する電気透析或は適宜の廃液からの酸、アルカ
リなどの回収に利用される拡散透析に用いられるフィル
タープレス型透析槽、特に高温で運転する食品工業用電
気透析槽に使用されるガスケットの改良に関するもので
ある。
従来の技術 フィルターブレス凰電気透析槽は、第2図に示すように
、陰イオン交換膜6と陽イオン交換膜Tとを交互に、脱
塩室用、濃縮室用のガスケット4,5及び図示しないス
ペーサーを介して電極間に多数配列して締めつけ、脱塩
液、濃縮液の流路8.9.10.11を設けることによ
り構成される。上記ガスケットの材質としては、膜との
バッキング性能を向上させるために適度の柔軟性があり
、かつ電気絶縁性に優れたものが要求される。従来、こ
れらの要求を満たす材質として、天然ゴムまたはクロロ
ブレン等のゴム材料あるいはエチレン/酢酸ビニル共重
合体等のプラスチック材料が用いられている。
天然ゴム等のゴム材料は高温度で使用しても著しい形状
及び弾性の変化はないが、温度が高(なるにつれてゴム
材料に含まれる成分が透析液中に抽出され、衛生上好ま
しくない。一方プラスチック材料ではかような抽出物が
少ないため衛生的であるが、一般的に柔軟性に富むプラ
スチック材料は熱可塑性樹脂であるため軟化温度が低(
、高温度で用いた場合著しい形状の変化が生ずる。また
形状の変化を低減するために軟化点の高いプラスチック
を用いた場合には柔軟性が乏しくなるため膜とのバッキ
ング性能が低下し、透析槽外部への透析液の漏洩が生ず
ることになる。
以上の様な理由により従来電気透析装置は一般的には最
高使用温度を40〜45℃に限定して使用されていた。
しかるに近年50℃〜85℃の温度でも使用できる電気
透析装置が要求されている。これには例えは高温度の液
を冷却することなく透析しようとする場合、又は低温で
は高粘度であるがために安定に透析できない溶液を加熱
することによって粘度を低下させ、安定に透析できる様
にする場合等が挙げられる。しかしながら前記の理由に
よりこれらの要求は満たされておらず、また高温度で使
用できる′電気透析に関して見るべき提案も見られない
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、高温度でくり返し使用しても形状の変
化が少なく、かつ衛生的であり、さらには透析槽外部へ
の透析液の漏洩を著しく少な(することのできる透析用
ガスケットを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明のガスケットは、その多層構造を耐熱性に優れた
フィルム状構造物の両面に柔軟性に優れたフィルム状構
造物を積層して構成することにより上記の問題点を解決
するものであり、特に柔軟性に優れたフィルム状構造物
として軟化点が透析運転温度以下であるプラスチック材
料を使用することを特徴とする。
作用 以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1図(−)
は電気透析槽用のガスケット1を示すもので、第1図(
b)はA−A’断面図である。本発明のガスケットの構
成は、耐熱性に優れたフィルム状構造物、例えば材料と
してポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリアミド、塩化ビニリデン等からえ
らんだフィルム2を中間層としてその両面に、柔軟性に
優れ、かつ透析温度以下に軟化点を持つフィルム状構造
物、例えば材料としてエチレl酢酸ビニル共重合体(E
VA) 、エチレン/アクリル酸エチル共重合体(EE
A)、エチレン/メタクリル酸メチル共1合体(EMM
A)等からえらんだ軟質フィルム3を奴面層として′M
、Mシである。
これらの材料の積層方法にはとくに問題はな(、任意で
ある。
耐熱性に優れたフィルム状構造物のみをガスケット材料
として用いることは、高温度でくり返し使用しても形状
の変化を起こさないが、反面、柔軟性に乏しく、イオン
交換膜とのバッキング性能が不充分で電気透析槽外部へ
の透析液の漏洩を起こすため好ましくない。
また柔軟性に優れたプラスチック製フィルム状構造物の
みを用いた場合は、イオン交換膜とのバッキングは充分
であるが、高温度で(り返して使用すると、プラスチッ
ク材料の軟化点が使用温度より低い場合は当然のこと、
仮に数℃高い材料を用いたとしても徐々に形状の変化を
来たすため好ましくない。
従って高温でくり返し使用しても、形状の変化が少な(
かつ膜とのバッキング性能が優れたガスケット材料とし
ては耐熱性フィルム状構造物の両面に、透析温度より高
い軟化点を持つ柔軟性フィルムを積層して得られる多層
構造のものが考えられる。本発明者らは上記多層構造型
ガスケットについて鋭意研究を貞ねた結果、両表面層に
使用する柔軟性フィルムの軟化点はむしろ透析温度以下
である方が透析槽外部への透析液の漏洩が少ないために
優れていることをつきとめ、本発明に至った。
上記理由については以下に述べる如く推定される。即ち
、イオン交換膜は高度に架橋された三次元高分子である
ために極めて硬質であり、しかも機械的強度の改善の目
的で織布等によって補強されているために膜の表面には
高低差数千ミクロンの凹凸が存在している。これが透析
用ガスケットに柔軟性が要求される所以である。
一方蛋気透析用ガスケットは、透析室の電気抵抗を極力
低減する必要があるため、厚さが小さい方が好ましく、
通常は0.5〜1.0 mのものが使用される。ガスケ
ットを第1図(b)に示す如く柔軟性フィルム層3の間
に中間層2として耐熱性、即ち柔軟性に乏しいフィルム
層を置(ことは、中間層2を置かないで全体を柔軟性プ
ラスチックで構成した場合に比べ、膜とのバッキング性
能に有効な柔軟層の厚さは実質的に1/2未満になるこ
とを意味する。従って単に柔軟なフィルム層をガスケッ
トの両表面に置いた吻合はバッキング性n目は著しく低
下することになる。
一方本発明の如く透析温度以下に軟化点を持つ柔軟性フ
ィルム層を両表面層として用いた場合は、むしろフィル
ム層を軟化させることによりイオン交換膜表面の凹部に
一部が充填されることにより、膜とガスケットの密着性
が増し、その結果透析槽外部への透析液の漏洩が著しく
低減することになる。
本発明に従ってガスケットを構成する場合、耐熱性に優
れたフィルム層2の厚さは0.1 wm以上が好ましく
、ビカート試験法(ASTM−D1525法)によると
きの軟化点が95℃以上のものが適しており、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ボリカー
ホ゛ネート、ポリアミド、塩化ビニリデン等を用いるこ
とができる。一方柔軟性に優れたフィルム層3の厚さは
0.02−以上0.2四以下が好ましく、軟化点(ビカ
ート法/ ASTM−D1525法)が透析温度0ない
し25℃低(、かつショアA硬度が70以上95以下の
プラスチックフィルムが適しており、例えばエチレン/
酢酸ビニル共重合体(EVA )、エチレン/アクリル
酸エチル共重合体(EgA)、エチレン/メタクリル識
メチル共重合体(EMMA)が用いられるが、これらの
共重合体は柔軟性が優れているもの、即ちコモノマー含
有量が多くなるほど軟化温度が低(なる傾向があるので
、電気透析の運転温度、プレスの締め付は圧力等の条件
を考慮し、最適のものを選択する。
実施例 第1図(b)に示されるような耐熱性に優れたフィルム
層2として厚さ0.50簡のポリエステルのフィルムを
用い、その両面に各柔軟性に優れたフィルム層3として
厚さ0.125mのエチレン/酢酸ビニル共重合体製フ
ィルム(酢酸ビニル含有量25チ、ビカート法軟化点5
0℃、ショアA硬度83)を即熱・加圧により積層し、
全厚さ0.75mのガスケット材料を得、これを用いて
第1図(、)に示されるようなガスケット1(外寸、横
80瓢、縦200瓢、中火切欠部、横40鴎、縦125
 m )を23枚作製した。このうち12枚を脱塩室用
ガスケット411枚を濃縮室用ガスケット5(第1図(
−)を表裏反転して用いる)とし、これらを使用して第
2図のように陽イオン交換膜7’ K−101’ (態
化成製)及び陰イオン又換膜6%A−201’ (態化
成製)を陽極と陰極の間に配列し、脱塩室fi、12室
、濃縮室数11室からなる電気透析装置を組み立てた。
なお脱塩室、濃縮室とも、厚さ0.75m+mのポリプ
ロピレン製の網状スペーサーが押入されている。このよ
うな装置な′複動式油圧プレス機によりs o o K
9の力で締め付け、脱塩液及び濃縮液として0.5Nの
食塩水をそれぞれ2.027分、o、 s t7分の流
盆で循境し、電流密度4A/1M、温度60℃にて48
時間透析を行なった。透析終了后一旦透析樟を解体、再
度組み込み、運転をくり返し、48時間の透析を計4回
行ない、ガスケットの寸法の変化を測定した結果、外寸
、中火切欠部の寸法変化はいずれも±1m以内であった
。また4回にわたる透析運転中、透析槽外部への透析液
の漏洩は認められなかった。
比較例−1 ガスケット材料として単材の厚さ0.75 +1111
1のエチレン/酢酸ビニル共重合体製フィルム(酢酸ビ
ニル含有量10%、  ビカート軟化点64℃ショア゛
A硬度94)を用いて実施例と同じ方法でガスケットを
作製し、実施例と同じ(60℃で48時間の電気透析を
4回くり返し行なった。
透析終了後のガスケットの外寸は平均3.21増加し、
中央切欠部の寸法は平均2.2 va減少していた。ま
た透析槽外部への透析液の漏洩は殆んどlめられなかり
た。
比較例−2 耐熱性フィルムとして厚さ0.25mのポリエステルフ
ィルムを用い、その両面に厚さ0.25四のエチレン/
酢酸ビニル共芦合体#フィルム(比較例1に同じ咋を曖
ビニル官有意10%、ビカート軟化点64℃、ショアA
硬度94)を積層し、全厚さ0.75mのガスケット材
料を得、実施例と同様の方法で60℃、48時間の電気
透析を4回くり区し行なった。透析後の一ガスケットの
寸法変化は、外寸、中央切欠部とも±1鴎以内であった
が、透析槽外部への透析液の漏洩は平均4.2 ml/
 Hr (Jt低2.6 rd/ Hr 、最高5、3
 ml/Hr )であった。
発明の効果 本発明のガスケット材料を用いた透析用ガスケットは、
高温で(り返し使用しても寸法の変化は極めて小さく、
かつ透析装置外部への透析液の漏洩も生ぜず、さらには
透析液中への抽出物も少ないために衛生的である。
【図面の簡単な説明】
第1図(、)は本発明のガスケット材料を用いて作製し
た電気透析用ガスケットの一例を示す正面図、第119
.(b)は第1図(、)のh−p:断面図、また@2図
(・家一般構成及び実施例、比較例における電気透析装
置の構成模式図である。 1・・・ガスケット 2・・・耐熱性に優れたプラスチックフィルム層、中間
層 3・・・柔軟性に優れたプラスチックフィルム層、表面
層 4・・・脱塩室用力スケット 5・・・濃縮室用ガスケット 6・・・陰イオン交換膜 T・・・陽イオン交換膜 8・・・脱塩液供給側流路 9・・・濃縮液供給側流路 10・・・脱塩液流出側流路 11・・・濃縮液流出側流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3層以上の多層構造プラスチック製シート材料を
    用いる電気透析用ガスケットにおいて、該シートの両表
    面層が柔軟性に優れたフィルム状構造物から成り、中間
    層が一層以上の耐熱性フィルム状構造物から成ることを
    特徴とする透析用ガスケット。
  2. (2)耐熱性に優れたフィルム状構造物は、ビカート試
    験法による軟化点が85℃以上のプラスチックフィルム
    であり、柔軟性に優れたフィルム状構造物は、同法によ
    る軟化点が透析運転温度以下のプラスチックフィルムで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の透
    析用ガスケット。
JP16392585A 1985-07-26 1985-07-26 透析用ガスケツト Pending JPS6227014A (ja)

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JP16392585A JPS6227014A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 透析用ガスケツト

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JP16392585A JPS6227014A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 透析用ガスケツト

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JPS6227014A true JPS6227014A (ja) 1987-02-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2637817A1 (fr) * 1988-10-17 1990-04-20 Eurodia Sa Cadre separateur pour dispositifs d'echange entre deux fluides
KR20050030909A (ko) * 2005-02-14 2005-03-31 강희두 전기투석조에서 액 누설을 방지하는 방법

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FR2637817A1 (fr) * 1988-10-17 1990-04-20 Eurodia Sa Cadre separateur pour dispositifs d'echange entre deux fluides
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