JPS6226Y2 - - Google Patents

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JPS6226Y2
JPS6226Y2 JP14990479U JP14990479U JPS6226Y2 JP S6226 Y2 JPS6226 Y2 JP S6226Y2 JP 14990479 U JP14990479 U JP 14990479U JP 14990479 U JP14990479 U JP 14990479U JP S6226 Y2 JPS6226 Y2 JP S6226Y2
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reel
cap
shaft
center
tip
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JP14990479U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転の有無を確認し得るようにしたリ
ール軸に関するものであつて、特にテープレコー
ダに用いて好適なものである。
従来のテープレコーダにおいて、リール軸が回
転しているか否かを視覚によつて確認する方法と
して、リール中心軸に取付けられたリールキヤツ
プの上端面にマークを付したものがある。このマ
ークには、リールキヤツプの先端面に放射状のY
字形に形成された白色ホツトスタンプを捺印(2
次加工)したものや、半円部分を着色によりマー
キング(2次加工)したものがある。しかし上述
した構造では、何れもリールキヤツプに2次加工
を施こすものであるから、これらの作業に手間が
かかり、部品コストが高くなる一因となつてい
る。
そこで上述の如き欠陥を是正する考案が種々な
されているが、例えば実公昭53−41404号公報や
実公昭52−50729号公報に記載された考案があ
る。
これらの公知例は、何れも、リール駆動用の複
数の爪が外周部に一体成形されている爪部材と、
リールキヤツプとの2部品をリール中心軸の先端
の外周に取付けて、爪部材の複数の爪の一部をリ
ールキヤツプに設けた複数の切込孔内に嵌合させ
て、その複数の爪の一部によつてリール軸の回転
の有無を確認させるようにしたものである。
しかしながら、これらの公知例は、何れも、爪
部材と、リールキヤツプとを合成樹脂にて互いに
独立して成形しなければならないものであり、成
形工数が多い。更に、爪部材と、リールキヤツプ
と、リール中心軸との3部品によつてリール軸を
構成するものであり、部品点数並びに組立工数も
多くて、著しくコスト高になる欠陥があつた。
本考案は、リールキヤツプと、リール中心軸と
の2部品のみでリール軸を構成することが出来、
しかもそのリールキヤツプとリール中心軸との2
部品のみでリール軸の回転の有無を確認すること
が出来るようなリール軸の構造を提供しようとす
るものである。
即ち本考案は、合成樹脂にて成形されてリール
駆動用の複数の爪が外周部に一体成形されている
単一成形部品からなるリールキヤツプと、そのリ
ールキヤツプが中心に設けられた中心孔によつて
先端の外周に取付けられたリール中心軸との2部
品によつてリール軸を構成し、リールキヤツプの
先端面に中心孔より幅が狭くかつその中心孔に連
通された開口部を設け、リールキヤツプをその中
心孔によつてリール中心軸の先端の外周に取付け
ることによつてそのリール中心軸の先端面の一部
を前記幅の狭い開口部に露出させたリール軸であ
る。
このように構成した本考案によれば、前述した
公知例で必要であつた爪部材をリールキヤツプが
兼用した構造となつていて、その爪部材を省略出
来る。そして1回の成形工程で成形出来る単一成
形部品であるリールキヤツプと、これを取付けて
回転駆動するリール中心軸との2部品のみでリー
ル軸が構成されている。しかもリールキヤツプを
リール中心軸の先端の外周に取付けることによつ
て、そのリール中心軸の先端面の一部をリールキ
ヤツプの先端面に設けた幅の狭い開口部に露出さ
せて、そのリールキヤツプとリール中心軸との2
部品のみでリール軸の回転の有無を確認すること
が出来るようにしたものである。
次に本考案を適用したリール軸の第1の実施例
を第1図〜第3図に付き説明する。
リールキヤツプ1は合成樹脂によつて1回の成
形工程で成形された単一成形部品であつて、円筒
部の先端に円錐台形面を形成した形状に構成され
ている。そして円筒部の外周部にはリール駆動用
の3つの爪4a,4b,4cが一体成形され、中
心(軸線上)には中心孔5が形成されている。ま
た先端面2は平面に形成されていて、その先端面
2には中心孔5の軸線(中心)上で交差する3つ
の溝3a,3b,3cがY字形に形成されてい
る。なおこれらの溝3a,3b,3cの幅(各溝
の長さ方向に対して直角な方向の幅)は中心孔5
の幅(直径)より小さく構成されていて、これら
の溝3a,3b,3cの上記Y字形の交差部分は
中心孔5に連通されたY字形の開口部7に形成さ
れている。
そしてこの単一成形部品のリールキヤツプ1が
その中心孔5によつて金属のリール中心軸6の先
端の外周に圧入等により取付けられて、このリー
ルキヤツプ1とリール中心軸6との2部品によつ
てリール軸が構成されている。
そしてリールキヤツプ1をその中心孔5によつ
てリール中心軸6の先端の外周に取付けたことに
よつて、そのリール中心軸6の先端面8の一部が
リールキヤツプ1の先端面2の幅の狭いY字形の
開口部7に露出される。
ところで、リールキヤツプ1は例えば黒色の合
成樹脂で成形され、リール中心軸6が例えばステ
ンレス等の銀色の金属で構成されている。そして
リール中心軸6の回転していない状態で、リール
キヤツプ1をその上面から観察すると、Y字形の
開口部7、換言すればリール中心軸6の先端面8
の露出部分が第3図に示す如く銀色のY字形に観
察される。
一方、リール中心軸6が回転状態では、リール
中心軸6の先端面8の上記露出部分の形状を観察
することが出来ず、第3図に示す半径rの範囲が
ねづみ色の如き両者の中間色で円形になつて観察
される。そして上記半径rの外側部は回転の如何
にかかわらず黒色のままである。従つてリール中
心軸6が回転しているか否かは、Y字形の開口部
7の形状が明らかに観察されるか否かで、極めて
簡単に判断することが出来る。
次に本考案の第2の実施例を第4図及び第5図
に付き述べるが、上述した第1の実施例と同一の
部分には同一の符号を付し、その説明明を省略す
る。
リールキヤツプ1の先端面2には、一条の溝1
0が図示の如く直径方向に形成され、その長手方
向の中央部は中心孔5に連通するように形成され
ている。なお溝10の幅は、挿通孔5の幅(直
径)よりも小さくなされているので、中心孔5と
溝10との交点において、やはり開口部11が形
成されている。
上述の如く形成されたリールキヤツプ1を第1
実施例と同様にリール中心軸6の先端の外周に圧
入等により取付ける。この結果リール中心軸6が
回転していない状態では、開口部11にリール中
心軸6の先端面8の一部が露出し、第5図に示す
如き銀色に観察される。
一方、リール中心軸6が回転状態では、リール
中心軸6の上記開口部11の形状を観察すること
が出来ず、第5図に示す半径rの範囲がねづみ色
の如き両者の中間色で円形になつて観察される。
なお上述した実施例において、リールキヤツプ
1をリール中心軸6に圧入により取付けるように
述べたが、これに限定されることなく例えば前記
挿入状態で両者を接着してもよいし、またリール
キヤツプ1の弾性を利用して両者を嵌合係止させ
てもよい。
本考案は上述の如く、リールキヤツプとリール
中心軸との2部品のみでリール軸を構成したもの
であり、部品点数並びに組立工数が非常に少な
い。しかもリールキヤツプは1回の成形工程で成
形出来る単一成形部品であるから成形工数も最少
であつて、非常に低コストなものである。
それでいて、リールキヤツプとリール中心軸と
の2部品のみでリール軸の回転の有無を確認する
ことが出来る構造であつて、リールキヤツプの先
端面に白色ホツトスタンプや着色マーキング等の
2次加工を一切施こす必要も全くないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案を適用したリール軸の
第1の実施例を示すものであつて、第1図は斜視
図、第2図は第1図−線断面図、第3図は平
面図、第4図及び第5図は本考案を適用したリー
ル軸の第2の実施例を示すものであつて、第4図
は斜視図、第5図は平面図である。 なお図面に用いられる符号において、1……リ
ールキヤツプ、2……リールキヤツプの先端面、
3a……溝、3b……溝、3c……溝、4a……
リール駆動用の爪、4b……リール駆動用の爪、
4c……リール駆動用の爪、5……中心孔、6…
…リール中心軸、7……開口部、8……リール中
心軸の先端面、10……溝、11……開口部、で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂にて成形されてリール駆動用の複数の
    爪が外周部に一体成形されている単一成形部品か
    らなるリールキヤツプと、そのリールキヤツプが
    中心に設けられた中心孔によつて先端の外周に取
    付けられたリール中心軸との2部品によつてリー
    ル軸を構成し、リールキヤツプの先端面に中心孔
    より幅が狭くかつその中心孔に連通された開口部
    を設け、リールキヤツプをその中心孔によつてリ
    ール中心軸の先端の外周に取付けることによつて
    そのリール中心軸の先端面の一部を前記幅の狭い
    開口部に露出させたリール軸。
JP14990479U 1979-10-29 1979-10-29 Expired JPS6226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14990479U JPS6226Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14990479U JPS6226Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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Publication Number Publication Date
JPS5668291U JPS5668291U (ja) 1981-06-06
JPS6226Y2 true JPS6226Y2 (ja) 1987-01-06

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ID=29380972

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JP14990479U Expired JPS6226Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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JPS5668291U (ja) 1981-06-06

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