JPS62262198A - 自火報受信機に於ける移報出力の条件変更設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野〕 本発明は、マイクロコンピュータを内蔵した自火報受信
機に好適に使用される移報出力の条件変更設定装置に関
する。

〔背景技術〕

自火報受信機が火災信号を受信した時、火災の報知を行
うと同時に必要な外部機器を作動するため移報出力が取
り出されている。

自火報受信機から取り出される移報出力を列記すると、
以下のようなものがある。

ｌ）火災代表出力・・・火災１８号を入力すると、出力
されるもので、受信機の監視するいずれかの回線に設け
た感知器が発報すると出力される。

２）回線出力・・・受信機の監視する回線に設けた感知
器が発報すると、その回線に対応して出力される。

３）感知器対応個別出力・・・マイクロコンピュータを
内蔵した個別表示ａ化け自火報受信機において、発報し
た感知器に対応して出力される。

これらの移報出力のうち、上記したｌ）、２）のものは
、特定の移報出力を得るための条件は受信機内に設けら
れた回路構成により固定的に定まっており、自由に変更
設定することはできないものになっており、また上記し
た３）のものではコンピュータソフトのデータ変更をし
なければ移報出力の条件を変更設定することはできない
ものとなっている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンピュ
ータソフトのデータ変更を行うことなしに、特定の移報
出力を得るための条件を自由に変更設定できる装置を提
供することを目的としている。

〔発明の開示〕

上記目的を達成するため提案される本発明は、マイクロ
コンピュータを内蔵した自火報受信機の移報出力の条件
変更設定装置に係り、特に移報出力設定スイッチと、マ
イクロコンピュータのＩ／Ｏポートに接続され、上記設
定スイッチによって設定された設定信号を入力するデコ
ーダと、上記Ｉ１０ポートに接続された移線出力手段と
より成り、上記Ｉ１０ポートより出力される移報信号の
出力条件が上記設定スイッチによって自由に変更できる
ように構成されたことを特徴とする。

実施例 以下に、添付図を参照して本発明の一実施例を説明する
。

第１図は、本発明の移報出力の条件変更設定装置の概略
構成を示すもので、■は移報出力設定スイッチ、２はデ
コーダ、３はマイクロコンピュータのＩ／Ｏポート　４
はＣＰＵ、５．６はそれぞれＲＯＭ、ＲＡＭを示してい
る。

設定スイッチ１により設定された設定信号（Ｉ１４えば
アドレスコード）はデコーダ２を介してＩ／Ｏポート３
に入力されており、Ｉ／Ｏポート３に設けた移報出力端
子Ｏ１〜０４には、移報出力手段７を構成するトランジ
スタ７１〜７４が設けられており、これらのトランジス
タ７１〜７４の駆動によりリレーＲＡ−ＲＤを駆動して
いる。これらのリレーＲＡ−ＲＤが駆動されると、その
各々に対応した接点ｒａｘｒｄ（第２図参照）が閉して
移報信号が出力される。

この場合の移報出力信号は、感知器の発報と対応した表
示灯の点灯信号などとして使用される。

第３図は、移報出力設定スイッチｌとデコーダ２との関
係を示す詳細図である。移報出力設定スイッチ１は、図
にみるように第１〜第４の４＆ｌＩのスイッチｓｗ＃１
−３ｗ＃４と、スイッチ入力用ＩＣｌ０より構成されて
いる。この設定スイッチｌは、所謂マトリクス配列をな
しており、各スイッチ５Ｗ１１〜ＳＷ＃４は、更に３ｂ
ｉｔの上段設定部と下段設定部に分かれており、全体と
して８ｂｉｔＸ８ｂｉｔの組合せ入力を１単位として４
種類のコード設定が可能とされている０図例のものでは
、第１〜第４の設定スイッチ５Ｗ９１〜ＳＷ＃４に対し
て、それぞれ第１〜第４の移報出力端子０１〜０４を対
応させている。

Ｉ／Ｏポート３からデコーダ２に対しては、第１図に示
したようにタイミング信号が送られており、ＣＰＵ４に
よる情報処理の結果、移報出力設定スイッチ１によって
設定されたコードに対応した制御信号が入力されると、
Ｉ／Ｏポート３の移報出力端子Ｏ１〜０４には駆動信号
が出力される。■／○ポート３の移報出力端子０１〜０
４のいずれかより移報信号が出るとトランジスタ７１〜
７４のうちの対応したものが駆動され、そのリレーＲＡ
−ＲＤが駆動されて、対応した接点ｒａ〜「ｄが閉しる
。

このような、移報出力の条件変更設定装置の具体的な使
用例を説明すると、各設定スイッチＳＷ＃１−３Ｗ＃４
は、いずれも上段設定部１ａ・・・４ａと下段設定部１
ｂ・・・４ｂより構成されており、上段設定部１ａ・・
・４ａではそれぞれ自火報受信機の監視する回線番号が
指定され、下段設定部１ｂ・・・４ｂでは中継器番号が
指定される。この場合、上段設定部の８ｂｉｔの全てが
０の時には回線は指定なし、下段設定部のｇｂｉｔの全
てがＯの時。

には中継器の指定がないものとすると、４つの設定スイ
ッチＳＷ、＃ｌ〜ＳＷ＃４と４つの移報出力端子Ｏ１〜
０４は表１のような関係を持たせることができる。なお
、表においてＨは、１６進数の華位を示す。

表　　　１ 上記の表側では、第１の移報出力が出力される条件は、
第１スイツチＳＷ＃１が回線指定なし、中継器指定なし
と設定されているので、受信機が火災信号を検知すれば
良く、従来の火災代表出力と同様な条件となる。

第２の移報出力条件は、第２のスイッチＳＷ＃２によっ
て規定され、３回線のいずれかの中継器に設けた感知器
から発報があれば良い。

第３の移報出力条件は、第３のスイッチＳＷ＃３によっ
て規定され、５回線目の第２の中継器に設けた感知器が
発報することにより出力が得られる。

第４の移報出力条件は、５回線目の第３の中継器に設け
た感知器が発報することにより成立する。

第４図に、本発明の移報出力の条件設定変更装置を使用
した場合にＣＰＵにおいて実行される概略フローチャー
トを示す、このフローチャートをもとにして、本発明装
置の動作を更に説明すると、ステップ１００１では、設
定スイッチ１により感知器のアドレスコードを設定する
。ステップ１００２では、設定されたアドレスコードが
記憶される。

ステップ１００３において、感知器の発報があると、ス
テップ１００４においてその発報した感知器のアドレス
コードを読み込み、ステップ１００５ではこの読み込ん
だアドレスコードと同一のアドレスコードがステップ１
００１において設定したアドレスコードに含まれていい
るがどうかを判断する０発報した感知器のアドレスコー
ドがステップ１００２において設定されたアドレスコー
ドと一致しておれば、Ｉ１０ポート３の対応した移報出
力端子０１〜０４より移報信号を出力し、移報信号を受
けたリレー接点ｒ　ａ　％　ｒ　ｄを閉じる（ステップ
１００６．１００７）。

このようにしてＩ１０ポート３の移報端子０１〜０４よ
り出力される移報信号の得られる条件をスイッチ５Ｗ９
１〜ＳＷ＃４によって設定できる。

発明の移報出力の条件変更設定装置によれば、このよう
な簡単なスイッチの設定操作により移報出力条件を自由
に設定変更できる。

第５図に、上記した移報出力の条件変更設定装置と同様
に、マイクロコンピュータを用いて構成される移報出力
回路を示す。

この回路は、マイクロコンピュータのＩ１０ポート３の
出力段に、複数のデコーダ群を設けてあり、情報処理の
結果ｃｐｕより出力される制御信号に応じた移報出力が
得られるように構成されている。

図例のものは、ＣＰＵより１３ｂｉｔの制御信号が連続
して３回送られることにより、３１Ｘ２５６種類のなか
から１つの移報出力が得られるようになっている。

ＣＰＵからＩ１０ポート３に送られる８ｂｉｔの制御信
号の第１回目のものは、Ｉ／Ｏポート３のＣ出力端子よ
り４ｂｉｔの出力信号として出力され、１個の第１デコ
ーダ１００に入力される。

第１デコーダ１００は、４Ｌｏ１６のラインデコーダで
あり、その出力は１６個の第２デコーダ２００１〜２０
１６のイネーブル信号となる。

８ｂｉｔの制御信号の第２回目のものは、Ｉ／Ｏポート
３のＢ出力端子より４ｂｉｔの出力に号として出力され
、１６個の第２デコーダ２００１〜２０１６の入力信号
となる。

第２のデコーダ２００１〜２０１６も、いずれも４ｔｏ
１６のラインデコーダであり、その各々の出力は２５６
個の第３デコーダ３００１〜３２５６のイネーブル信号
となる。

１３ｂｉｔの制御信号の第３の回目のものは、■／Ｏポ
ート３のＡ出力端子より５ｂｉｔの出力信号として出力
され、２５６個の第３デコーダ３００１〜３２５６の入
力信号となる。この場合、第２デコーダと第３デコーダ
との関係は、第２デコーダの第１番目の出力が第３デコ
ーダの１番目〜１６番目のイネーブル信号となり、第２
デコーダの第２番目の出力が第３デコーダの第１７番目
〜３２番目のイネーブル信号となるというように、第２
デコーダのｎ番目の出力が第３デコーダの（１６ｎ−１
５）番目〜１６ｎ１６ｎイネーブル信号となっているこ
とに留意すべきである。

したがって、上述の例では、ＣＰＵから夏１０ポート３
にａｂｉｔの制御信号が３回続けて送られることにより
、２５６Ｘ３１１ｉ類の無電圧移報出力を選択的に取り
出すことが出来きる。今、第３デコーダ３００１〜３２
５６を受信機の監視する回線番号に合わせ、第３デコー
ダ３００１〜３２５６の各々より得られる移報出力０１
−０３１を中継器に対応したものとすれば、２５６回線
の各々に設けた３１個の中継器の各々に対応した移報出
力を得ることができる。

このようにして得られた移報出力は、副受信機などに送
り、各回線の中継器に応して設けた地区窓穴ＬＥＤなど
の点灯信号として使用できる。

なお、表２にＩ／Ｏポート３のＣ出力端子の信号と第１
デコーダより第２デコーダに送出されるイネーブル信号
、表３にＩ１０ポート３の入出力端子の信号と第３デコ
ーダの出力信号（移報出力信号）との対応例を示す。

以下余白 表２ 表３ 〔発明の効果〕 以上の説明より理解されるように、本発明の移報出力の
条件変更設定装置によれば、設定スイッチの簡単な操作
により移報出力の出力条件を自由に設定変更できるので
、移報出力の増加時に回路構成を変更させることなく、
現場での急な対応にも容易に応えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の移報出力の条件変更設定装置の概略
構成図、第２図は移報出力に対応したリレー接点の偶因
、第３図は移報出力設定スイッチの詳細構成図、第４図
はマイクロコンピュータにおいて実行される概略フロー
チャート、第５図は移報出力回路の概略構成図を示す。 （符号の説明） １・・・移報出力設定スイッチ ２・・・デコーダ ３・・・Ｉ／Ｏポート Ｏ１〜０４・・・移報出力端子 ７・・・移報出力手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マイクロコンピュータを内蔵した自火報受信機に於ける
   移報出力の条件変更設定装置であって、移報出力設定ス
   イッチと、マイクロコンピュータのＩ／Ｏポートに接続
   され、上記設定スイッチによって設定された設定信号を
   入力するデコーダと、上記Ｉ／Ｏポートに接続された移
   報出力手段とより成り、上記Ｉ／Ｏポートより出力され
   る移報信号の出力条件が上記設定スイッチによって自由
   に変更設定できる構成とされたことを特徴とする自火報
   受信機に於ける移報出力の条件変更設定装置。