JPS6225722Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225722Y2 JPS6225722Y2 JP1981064981U JP6498181U JPS6225722Y2 JP S6225722 Y2 JPS6225722 Y2 JP S6225722Y2 JP 1981064981 U JP1981064981 U JP 1981064981U JP 6498181 U JP6498181 U JP 6498181U JP S6225722 Y2 JPS6225722 Y2 JP S6225722Y2
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- JP
- Japan
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- lane
- signal
- phase difference
- display
- circuit
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 208000003464 asthenopia Diseases 0.000 description 1
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はレーン値をデジタル、アナログ両方式
併用で表示するようにした新しいデツカ航法用受
信機に関するものである。
併用で表示するようにした新しいデツカ航法用受
信機に関するものである。
電波による航法方式のうち、英国のデツカ
(Decca)社により開発された、70〜130KHz程度
の周波数を用いる位相差航法方式が現在最も著名
である。この方式は開発した会社の名称を冠して
「デツカ航法」と呼ばれているので、本明細書に
おいても以後この語を用いることにする。
(Decca)社により開発された、70〜130KHz程度
の周波数を用いる位相差航法方式が現在最も著名
である。この方式は開発した会社の名称を冠して
「デツカ航法」と呼ばれているので、本明細書に
おいても以後この語を用いることにする。
上記デツカ航法方式は双曲線航法方式の一種で
あつて、送信側は主局を中心にして、3つの従局
をほぼ正3角形の各頂点に相当する箇所に配置し
ている。この4局から互いに厳密に一定の位相関
係を保つた電波を発射する。発射電波の周波数は
すべて或る周波数の整数倍になつていて、主局
は6、3つの従局はそれぞれ5,8,9
の持続波を発射する。但しは通常約14KHzに選
ばれる。
あつて、送信側は主局を中心にして、3つの従局
をほぼ正3角形の各頂点に相当する箇所に配置し
ている。この4局から互いに厳密に一定の位相関
係を保つた電波を発射する。発射電波の周波数は
すべて或る周波数の整数倍になつていて、主局
は6、3つの従局はそれぞれ5,8,9
の持続波を発射する。但しは通常約14KHzに選
ばれる。
送信周波数5の局を紫従局、同じく8の局
を赤従局、9の局を緑従局とそれぞれ称する。
受信側は通常船舶であつて、まず主局と或る1従
局とから来る電波の位相差を測定し、次に主局と
他の1従局とから来る電波の位相差を測定し、こ
の両測定値に基づいて受信位置即ち自船の位置を
知ることができ、さらに連続的測定により自船の
航路を正確に知ることができるので、航海が容易
となる。
を赤従局、9の局を緑従局とそれぞれ称する。
受信側は通常船舶であつて、まず主局と或る1従
局とから来る電波の位相差を測定し、次に主局と
他の1従局とから来る電波の位相差を測定し、こ
の両測定値に基づいて受信位置即ち自船の位置を
知ることができ、さらに連続的測定により自船の
航路を正確に知ることができるので、航海が容易
となる。
さて、このデツカ航法に用いる受信機には、通
常4種の計器を具えている。そのうち3種は測定
された位相差に基づきゾーン符号及びレーン番号
を表示させるためのもので、一種の位相差計であ
つて、デコメータと通称される。他の1種の計器
はレーンを識別し、その結果を表示させるための
もので、レーン識別計と呼ばれ、この識別計を基
として他の3種の計器を設定するのである。この
計器の役割を以下に簡単に説明する。
常4種の計器を具えている。そのうち3種は測定
された位相差に基づきゾーン符号及びレーン番号
を表示させるためのもので、一種の位相差計であ
つて、デコメータと通称される。他の1種の計器
はレーンを識別し、その結果を表示させるための
もので、レーン識別計と呼ばれ、この識別計を基
として他の3種の計器を設定するのである。この
計器の役割を以下に簡単に説明する。
デツカ航法受信機を設備した船舶が航海中デツ
カ航法の利用範囲内に入つたとき、または或る時
間受信機を休止させたのち再び動作を開始させる
ときは、自船がいずれのゾーン中にあり、またゾ
ーン中の何番のレーンにあるかをまず知つて、3
種の位相差計(デコメータ)を直ちにそのゾーン
符号並びにレーン番号に設定しなければならな
い。このうちゾーン符号は送信局の送信信号を用
いずとも知り得るが、レーンを知るには各送信局
から発射されるレーン識別信号を用いなければな
らない。レーン識別計は上記レーン識別信号に基
づいて自船のレーン番号3種をそれぞれ表示し、
船舶の乗組員がこのレーン識別計の表示の通りに
3個の位相差計をそれぞれ設定するのである。
カ航法の利用範囲内に入つたとき、または或る時
間受信機を休止させたのち再び動作を開始させる
ときは、自船がいずれのゾーン中にあり、またゾ
ーン中の何番のレーンにあるかをまず知つて、3
種の位相差計(デコメータ)を直ちにそのゾーン
符号並びにレーン番号に設定しなければならな
い。このうちゾーン符号は送信局の送信信号を用
いずとも知り得るが、レーンを知るには各送信局
から発射されるレーン識別信号を用いなければな
らない。レーン識別計は上記レーン識別信号に基
づいて自船のレーン番号3種をそれぞれ表示し、
船舶の乗組員がこのレーン識別計の表示の通りに
3個の位相差計をそれぞれ設定するのである。
従来のデツカ航法用受信機に設置されていた位
相差計は、長針と短針との回転によつてレーン番
号とセンチレーン(レーン端数)とを指示する、
時計に類似した構造を有するもので、しかも時計
と逆に、短針が1回転すれば長針が1目盛進むよ
うになつており、設定が面倒であるのみならず、
未熟練者には誤り易いという欠点があつた。
相差計は、長針と短針との回転によつてレーン番
号とセンチレーン(レーン端数)とを指示する、
時計に類似した構造を有するもので、しかも時計
と逆に、短針が1回転すれば長針が1目盛進むよ
うになつており、設定が面倒であるのみならず、
未熟練者には誤り易いという欠点があつた。
また上記位相差計の長針のかわりにレーン番号
の表示を機械的現字表示器で行わせる形態のもの
も例えば特公昭49−36795号等に示されているが
センチレーン表示用の回転式位相差計とこの現字
表示器との機械的連動機構が複雑化し全体の構成
が高価になるという欠点がある。
の表示を機械的現字表示器で行わせる形態のもの
も例えば特公昭49−36795号等に示されているが
センチレーン表示用の回転式位相差計とこの現字
表示器との機械的連動機構が複雑化し全体の構成
が高価になるという欠点がある。
本考案はレーン番号の表示を電気的なデジタル
表示器に変え、かつ回転指針型のセンチレーン表
示器の駆動信号をそのまま利用してレーン番号の
表示値を直接制御できるようにしたものであつ
て、安価で操作性の優れた受信機を提供すること
ができ、以下図面を用いて詳細に説明する。
表示器に変え、かつ回転指針型のセンチレーン表
示器の駆動信号をそのまま利用してレーン番号の
表示値を直接制御できるようにしたものであつ
て、安価で操作性の優れた受信機を提供すること
ができ、以下図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る受信機の一実施例の回路
系統図を示したもので、本実施例は例えば特公昭
42−226号公報に示されるようなレーン識別信号
がマルチパルス方式即ち、周波数5,6,8
,9のすべてを各送信局が順次に短時間発射
する方式のチエーンにおいて使用するものとし、
且つ各位相差計は1レーンの1/100(センチレー
ン)を除き、各数字及び符号はすべて数字表示素
子によつてデジタル表示をなすように構成されて
いる。なお簡単のために位相差計及びその駆動回
路系は「紫」チヤンネルのみを示したが、「赤」
チヤンネル及び「緑」チヤンネルにおいても回路
構成は全く同じである。
系統図を示したもので、本実施例は例えば特公昭
42−226号公報に示されるようなレーン識別信号
がマルチパルス方式即ち、周波数5,6,8
,9のすべてを各送信局が順次に短時間発射
する方式のチエーンにおいて使用するものとし、
且つ各位相差計は1レーンの1/100(センチレー
ン)を除き、各数字及び符号はすべて数字表示素
子によつてデジタル表示をなすように構成されて
いる。なお簡単のために位相差計及びその駆動回
路系は「紫」チヤンネルのみを示したが、「赤」
チヤンネル及び「緑」チヤンネルにおいても回路
構成は全く同じである。
図においてレーン識別回路系1は、図示しない
アンテナによつて受信したマルチパルスから得た
周波数の信号と、主局の送信信号を受信して得
た周波数6の信号とに基づいてレーン識別動作
を行ない、その結果をデジタル信号として出力す
る。すなわち、マルチパルスは主局及び各個の従
局から、2.5secずつの間隔を置いて順次に発射さ
れるので、本実施例においては上記各個の従局に
対してレーン番号を現わすデジタル信号を単一の
線路から受信信号に準ずる時系列として送出して
いる。この時系列信号は分岐されて、片方はデコ
ーダ2を介してレーン識別計としての現字式(デ
ジタル)表示器3を駆動し、レーン番号表示をな
さしめる。
アンテナによつて受信したマルチパルスから得た
周波数の信号と、主局の送信信号を受信して得
た周波数6の信号とに基づいてレーン識別動作
を行ない、その結果をデジタル信号として出力す
る。すなわち、マルチパルスは主局及び各個の従
局から、2.5secずつの間隔を置いて順次に発射さ
れるので、本実施例においては上記各個の従局に
対してレーン番号を現わすデジタル信号を単一の
線路から受信信号に準ずる時系列として送出して
いる。この時系列信号は分岐されて、片方はデコ
ーダ2を介してレーン識別計としての現字式(デ
ジタル)表示器3を駆動し、レーン番号表示をな
さしめる。
他方分岐された時系列信号のもう片方は、レー
ン識別信号切換回路4に入れられる。該切換回路
4は、時系列として送られてくる従局対応のレー
ン識別信号を、該当する各位相差計へ振り分ける
役割をなす。即ちレーン番号設定時においてレー
ン識別回路系1の出力に基づいて各個の位相差計
に初期レーン番号値を自動設定して表示を行わせ
るよう、同一線路上を時系列として送られて来る
レーン識別信号を、レーン識別信号切換回路4に
よつて該当する位相差計に付属する駆動回路系へ
それぞれ切換えて供給するのであつて、該切換回
路4は3系統の回路を切換えるロータリースイツ
チと同等の作用をなす。但し、その切換えタイミ
ングが所定位相差計に所要の信号を送り得るよう
に設定されていなければならないのは勿論であ
る。図においてPは「紫」位相差計へ、Rおよび
Gは図示省略した「赤」および「緑」位相差計
へ、それぞれ信号を送るための線路である。
ン識別信号切換回路4に入れられる。該切換回路
4は、時系列として送られてくる従局対応のレー
ン識別信号を、該当する各位相差計へ振り分ける
役割をなす。即ちレーン番号設定時においてレー
ン識別回路系1の出力に基づいて各個の位相差計
に初期レーン番号値を自動設定して表示を行わせ
るよう、同一線路上を時系列として送られて来る
レーン識別信号を、レーン識別信号切換回路4に
よつて該当する位相差計に付属する駆動回路系へ
それぞれ切換えて供給するのであつて、該切換回
路4は3系統の回路を切換えるロータリースイツ
チと同等の作用をなす。但し、その切換えタイミ
ングが所定位相差計に所要の信号を送り得るよう
に設定されていなければならないのは勿論であ
る。図においてPは「紫」位相差計へ、Rおよび
Gは図示省略した「赤」および「緑」位相差計
へ、それぞれ信号を送るための線路である。
線路Pを通つた信号は、カウンタ制御回路5を
通つてレーン番号用カウンタ6に入り、デコーダ
7を介して位相差計のデジタル表示部8を駆動
し、当該表示部に先に識別された初期レーン番号
値「51」を設定表示する。
通つてレーン番号用カウンタ6に入り、デコーダ
7を介して位相差計のデジタル表示部8を駆動
し、当該表示部に先に識別された初期レーン番号
値「51」を設定表示する。
一方、ノーマルパターンとしての2局間信号の
位相差に対応するレーン間端数は単一指針を有す
る回転式の計器9(以下端数計を言う)によつて
アナログ方式で行わせる。この端数計9の駆動
は、従来と同様互いに直交する一対のコイルに、
受信した主局及び紫従局の信号間の位相差に応ず
る正弦および余弦信号の電流を流すことにより行
う。端数計は9はセンチレーン即ち1/100レーン
まで読み取り得るようになつており、その1回転
が位相差の1サイクルに対応して1レーンに相当
するものとなるので、その1回転ごとに前記デジ
タル表示部8の数字が1つずつ増減されることに
なる。なお10はゾーン表示部である。
位相差に対応するレーン間端数は単一指針を有す
る回転式の計器9(以下端数計を言う)によつて
アナログ方式で行わせる。この端数計9の駆動
は、従来と同様互いに直交する一対のコイルに、
受信した主局及び紫従局の信号間の位相差に応ず
る正弦および余弦信号の電流を流すことにより行
う。端数計は9はセンチレーン即ち1/100レーン
まで読み取り得るようになつており、その1回転
が位相差の1サイクルに対応して1レーンに相当
するものとなるので、その1回転ごとに前記デジ
タル表示部8の数字が1つずつ増減されることに
なる。なお10はゾーン表示部である。
次に回転指針式端数計9の指針駆動用コイルに
流れる電流を利用して、レーン番号表示器3の表
示値を増減する具体例について以下に説明する。
流れる電流を利用して、レーン番号表示器3の表
示値を増減する具体例について以下に説明する。
端数計の指針21を回転させるには、直交コイ
ルに位相差に応じた電流を流すことを前述した。
第1図の線路H及びVはそれぞれ水平及び垂直方
向駆動電流を端数計9に供給するために設けられ
たもので、各電流は位相弁別回路11の出力から
位相差の正弦信号および余弦信号として供給され
る。指針の位置と電流値との関係を第2図に示
す。A,B両間において横軸は指針の角度θ、縦
軸はこの角度に対応する電流値を示している。A
は第1図のHライン上に現われる位相差の正弦信
号に対応した水平方向駆動電流、Bは位相差の余
弦信号に対応してVライン上に現われる垂直方向
駆動電流を示す。ここで、水平方向駆動電流の正
方向成分のみを増幅整形すると、第2図Cの形に
なる。図Cの縦軸をEH(θ)とする。
ルに位相差に応じた電流を流すことを前述した。
第1図の線路H及びVはそれぞれ水平及び垂直方
向駆動電流を端数計9に供給するために設けられ
たもので、各電流は位相弁別回路11の出力から
位相差の正弦信号および余弦信号として供給され
る。指針の位置と電流値との関係を第2図に示
す。A,B両間において横軸は指針の角度θ、縦
軸はこの角度に対応する電流値を示している。A
は第1図のHライン上に現われる位相差の正弦信
号に対応した水平方向駆動電流、Bは位相差の余
弦信号に対応してVライン上に現われる垂直方向
駆動電流を示す。ここで、水平方向駆動電流の正
方向成分のみを増幅整形すると、第2図Cの形に
なる。図Cの縦軸をEH(θ)とする。
図の0付近即ち縦軸付近に着目すれば明らかな
ように、指針が時計方向に回転しつつ“0”目盛
を通過するときは電圧Cは矢印イの如く0(接地
電位)から正へ変化する。指針が逆の方向に
“0”目盛を通過するときは、電圧もまた矢印ロ
の如く正から0へ変化することになる。
ように、指針が時計方向に回転しつつ“0”目盛
を通過するときは電圧Cは矢印イの如く0(接地
電位)から正へ変化する。指針が逆の方向に
“0”目盛を通過するときは、電圧もまた矢印ロ
の如く正から0へ変化することになる。
よつて第1図においてHラインの電流を増幅整
形回路12に入れ、該増幅整形回路12の出力を
さらに微分回路13に入れれば、端数計9の指針
21が“0”目盛を通りすぎるごとに、その回転
方向に応じてそれぞれ正又は負のパルスが微分回
路13から得られるから、このパルスをカウンタ
制御回路5に入れ、制御回路5に正パルスが入力
したときにはカウンタ6を1カウント進め、同じ
く負パルスが入力したときには逆にカウンタ6を
1カウント減らせばよい。
形回路12に入れ、該増幅整形回路12の出力を
さらに微分回路13に入れれば、端数計9の指針
21が“0”目盛を通りすぎるごとに、その回転
方向に応じてそれぞれ正又は負のパルスが微分回
路13から得られるから、このパルスをカウンタ
制御回路5に入れ、制御回路5に正パルスが入力
したときにはカウンタ6を1カウント進め、同じ
く負パルスが入力したときには逆にカウンタ6を
1カウント減らせばよい。
但し、第2図Cから明らかなように、指針21
が“0”目盛指示の位置から180゜(半周)回転
して垂直に下方を指したときにも、やはり正又は
負のパルスが微分回路13から出るので、このと
きにデジタル表示が変わらぬようにする必要があ
る。このためには位相差の余弦信号に対応した垂
直方向駆動電流の状態変化を組合せて利用すれば
よい。該電流Iv(θ)は第2図Bに示すように、
水平方向駆動電流IH(θ)よりも、指針21の
回転角度にして90゜、即ち1/4周だけ遅れてい
る。
が“0”目盛指示の位置から180゜(半周)回転
して垂直に下方を指したときにも、やはり正又は
負のパルスが微分回路13から出るので、このと
きにデジタル表示が変わらぬようにする必要があ
る。このためには位相差の余弦信号に対応した垂
直方向駆動電流の状態変化を組合せて利用すれば
よい。該電流Iv(θ)は第2図Bに示すように、
水平方向駆動電流IH(θ)よりも、指針21の
回転角度にして90゜、即ち1/4周だけ遅れてい
る。
そこで、垂直方向駆動電流を増幅整形すれば、
第2図Dに示す電圧EV(θ)が得られる。指針
21の指示“0”の付近ではEV(θ)=0である
が、指針の指示“0.5”の付近、即ち指針の回転
角が180゜の付近ではEV(θ)>0である。この
ことを利用してEV(θ)>0のときには微分回路
13の出力パルスをカウンタ制御回路に入れない
ようにすればよい。
第2図Dに示す電圧EV(θ)が得られる。指針
21の指示“0”の付近ではEV(θ)=0である
が、指針の指示“0.5”の付近、即ち指針の回転
角が180゜の付近ではEV(θ)>0である。この
ことを利用してEV(θ)>0のときには微分回路
13の出力パルスをカウンタ制御回路に入れない
ようにすればよい。
そこで再び第1図に戻り、微分回路13とカウ
ンタ制御回路5との間にゲート回路14を設け、
垂直方向駆動ラインVの電流を増幅整形回路15
で電圧EV(θ)に変換し、この出力で以つてゲ
ート回路14を制御するようにすれば、指針21
が“0”目盛を通りすぎる時にのみデジタル表示
部8の表示数値が変わるようにすることができ
る。
ンタ制御回路5との間にゲート回路14を設け、
垂直方向駆動ラインVの電流を増幅整形回路15
で電圧EV(θ)に変換し、この出力で以つてゲ
ート回路14を制御するようにすれば、指針21
が“0”目盛を通りすぎる時にのみデジタル表示
部8の表示数値が変わるようにすることができ
る。
以上の説明から明らかなように本考案に係るデ
ツカ航法用受信機は、レーン番号を現字式で表示
しているため、読み取りやレーン番号設定に関す
る誤りを有効に防止することができ、従つて初心
者が操作してもレーン番号の誤りに基づく航海上
の不都合を生じないという優れた利点がある。さ
らに、レーン番号の下位桁のセンチレーンは指針
によるアナログ表示となつているため、すべての
桁を現字式とした場合に比し、レーン境界線付近
を船舶が高速でジグザグ航行を行う場合にも、数
字の明滅による読み取り困難や監視者の目の疲労
を防ぎ得るということも、本考案のいま一つの利
点である。また本考案の受信機では位相弁別回路
のアナログ信号をそのまま用いて端数計を駆動す
るとともにその正弦および余弦信号の状態変化の
組合せを利用してデジタル表示部を駆動するよう
にしているので、回路構成を大幅に変更すること
なく所期の効果を得ることができる。
ツカ航法用受信機は、レーン番号を現字式で表示
しているため、読み取りやレーン番号設定に関す
る誤りを有効に防止することができ、従つて初心
者が操作してもレーン番号の誤りに基づく航海上
の不都合を生じないという優れた利点がある。さ
らに、レーン番号の下位桁のセンチレーンは指針
によるアナログ表示となつているため、すべての
桁を現字式とした場合に比し、レーン境界線付近
を船舶が高速でジグザグ航行を行う場合にも、数
字の明滅による読み取り困難や監視者の目の疲労
を防ぎ得るということも、本考案のいま一つの利
点である。また本考案の受信機では位相弁別回路
のアナログ信号をそのまま用いて端数計を駆動す
るとともにその正弦および余弦信号の状態変化の
組合せを利用してデジタル表示部を駆動するよう
にしているので、回路構成を大幅に変更すること
なく所期の効果を得ることができる。
第1図は本考案によるデツカ航法用受信機の要
部構成を示す系統図、第2図は回転指針式端数計
に供給される駆動電流とその整形波形を示す図で
ある。 1……レーン識別回路、2……デコーダ、3…
…レーン識別計、4……レーン識別信号切換回
路、5……カウンタ制御回路、6……レーン番号
用カウンタ、7……デコーダ、8……現字式表示
器、9……回転指針式端数計、10……ゾーン表
示部、11……位相弁別回路、12……増幅整形
回路、13……微分回路、14……ゲート回路、
15……増幅整形回路。
部構成を示す系統図、第2図は回転指針式端数計
に供給される駆動電流とその整形波形を示す図で
ある。 1……レーン識別回路、2……デコーダ、3…
…レーン識別計、4……レーン識別信号切換回
路、5……カウンタ制御回路、6……レーン番号
用カウンタ、7……デコーダ、8……現字式表示
器、9……回転指針式端数計、10……ゾーン表
示部、11……位相弁別回路、12……増幅整形
回路、13……微分回路、14……ゲート回路、
15……増幅整形回路。
Claims (1)
- 受信した主局および従局からのレーン識別信号
に基づき受信位置のレーンを識別するとともに、
識別されたレーン番号を表示するためのレーン識
別計をそなえたレーン識別回路系と、受信した主
局および従局からの電波の位相差を測定して当該
位相差の正弦および余弦に対応したアナログ信号
を発生する位相弁別回路と、該位相弁別回路から
の正弦および余弦信号を水平および垂直駆動信号
として入力し前記位相差に対応したセンチレーン
値を表示する回転指針式表示器、ならびに該回転
指針式表示器によるセンチレーン値の上位桁とし
てのレーン番号を表示する現字式表示器をそなえ
て成る構成において、上記現字式表示器に表示す
べきレーン番号に対応した信号を与えるための電
気的カウンタを含んだ表示駆動回路系を設けると
もに、当該表示駆動回路系のカウンタを上記レー
ン識別計への識別信号出力で初期設定する回路を
設け、さらに上記位相弁別回路からの正弦信号の
極性反転タイミングを、余弦信号の一方の極性状
態期間において検出し、その検出信号の極性方向
に応じて前記カウンタの設定値を増減する回路を
付設したことを特徴とするデツカ航法用受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981064981U JPS6225722Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981064981U JPS6225722Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5731687U JPS5731687U (ja) | 1982-02-19 |
JPS6225722Y2 true JPS6225722Y2 (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=29434998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981064981U Expired JPS6225722Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6225722Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936795A (ja) * | 1972-08-11 | 1974-04-05 |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP1981064981U patent/JPS6225722Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936795A (ja) * | 1972-08-11 | 1974-04-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5731687U (ja) | 1982-02-19 |
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