JPS6224974A - 動力計形ねじ回し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は摩擦トルク制限器を有する動力計形ねじ回しに
関し、特にフランス特許第２．２５０，５０３号に記載
される種類のねじりばねを有するトルク制限器、すなわ
ち、両端で同軸のねじりばねに結合される螺旋摩擦バン
ドを含むトルク制限器を有する動力計形ねじ回しに関す
る。このトルク制限器は、ねじりばねが螺旋バンドをね
じ回しの管状のハンドルの内面に圧接するようにノ・７
ドルの内部に取付けられる。さらに、螺旋バンドとねじ
りばねはそれらの結合端部の一方でねじ回しの心棒に結
合される。

〔従来の技術及び発明が解決しようとしている問題点〕
この種のねじ回しの信頼性が特に高いのは、そのトルク
制限器がねじ込み方向への回転時に摺動トルクを安定し
て保つと共に、ねじ取外し方向への回転時には摺動をゼ
ロにするためである。さらに、摺動トルクは摩擦係数の
変動の影響を受けない。しかしながら、トルク制限器の
摺動トルクの制限に関して重大な問題が提起される。実
際には、この調整のためにねじりばねのねじりを調整し
なければならず、これには外部の手段を使用するしかな
い。同じことは得られるトルクの測定についてもいえる
。

現在、動力計形ねじ回しはいつでも補助工具又は補助測
定台なしに都合良く調整できなければならない手動工具
になっている。

従っ℃、本発明の目的は、使用時に正確且つ確実な方法
で容易に調整できるねじりばね手段を有するトルク制限
器を具備する動力計形ねじ回しを提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、管状のハンドル゛の内部の２つの軸方向
当接部の間に配設されるトルク制限器を具備し、トルク
制限器は螺旋摩擦バンドと、この・々ント９と同軸であ
り且つこのバンドをへン）’＃ノ内面に圧接するねじり
ばねとから構成され、螺旋摩擦バンド及びねじりばねは
それぞれの一端で互いに結合されると共に、それぞれの
他端でねじ回しの心棒に結合される動力計形ねじ回しで
あって、ねじりばね及び螺旋摩擦／４ンドは異なる傾斜
を有するスプラインによりねじ回しに結合される２つの
リングを介してねじ回しの心棒に結合され、ハンドルに
軸方向に結合される調整スリーブは、心棒の回転と軸方
向変位によりねじりばねの端部リングが摩擦バンドの端
部リングに対して相対的に角変位され、これら２つの端
部リングの相対設定角度が調整されるように、ハンドル
の端部でねじ回しの心棒に螺合されるようなねじ回しに
よって達成される。

本発明の一実施例によれば、摩擦バンドの端部に取付け
られるリングは軸方向溝によりねじ回しの心棒に結合さ
れ、ねじりばねの端部に固定されるリングは螺旋状スプ
ラインにより心棒に結合される。

従って、ねじ回しの使用中に調整スリーブを回転させる
だけでねじりばねのねじり、従つ℃摺動トルクを変える
ことができる。

本発明の別の特徴によれば、ねじ回しは、ねじ回しの心
棒により支持され且つ調整スリーブの周囲に延出する調
整用制御ドラムをさらに具備し、調整スリーブと制御ド
ラムの外面には目盛が設けられる。

従り℃、調整中に得られる摺動トルクの値を自動的に読
取ることができる。

〔実施例〕

以下、添付の図面を参照し℃本発明の詳細な説明する。

動力計形ねじ回しは管状の駆動ノ・ンドル１を有する。

駆動ハンドル１は心棒２に結合され、ねじりばね手段を
有するトルク制限器を介してねじ回しを駆動する。実際
には駆動ノ・ンドル１の内部に螺旋バンド４が取付けら
れ℃おり、この螺旋・ぐンドは一端でリング５に当接し
、他端で、駆動ノ１ンドル１の端壁１０により所定の位
置に保持される座金８と当接するデシ−６に当接する。

図示される実施例においてはコイルばねにより構成され
るねじりばね１２は螺旋バンド４と同軸に取付けられ、
一端でデシ、６内に固定されると共に、他端でリング５
と当接するリング１４に固定される。

２個のリング５及び１４はスプラインにより心棒２にさ
らに結合される。リング５は心棒２の軸方向スゲライフ
１８に係合する少なくとも１本のリプ１６を有し、それ
により心棒と共に回転するように結合される。リング１
４は心棒２に設けられる螺旋状のスプライン、すなわち
溝２０により心棒に結合され、リング１４と一体のスプ
ライン（図示せず）がこの溝２０の中で自在に摺動する
。

従って、駆動ハンドル１０回転は螺旋バンド４及びリン
グ５を介して心棒２に伝達され、ねじりばね１２は摺動
トルクに達する時点まで螺旋バンド４をハンドルの内面
に圧接する。

デシ、６Ｉｆｉ、ねじりばね１２の端コイル部分が嵌合
される螺旋状の内面溝２１を含むのが好ましい。さらに
、外面に同様の溝を有する心部材２２はデシ、６の内部
でねじりばねのコイル内に螺合されて、フィルを静止状
態に保持する。

従って、ねじりばね１２の有効長さ、すなわちその弾性
は心部材２２とリング１４との間にあるコイルの長さに
よって決まる。この心部材２２の位置は、工具をねじ回
しの外から駆動ハンドル１の端壁１０に設けられるオリ
フィス２４を通して挿入することにより調整することが
できる。

駆動ハンドル１は、端壁１０とは反対側の端部に、心棒
２の対応するねじ山２８に螺合される調整スリーブ２６
を支持する。調整スリーブ２６はこのスリーブと駆動ハ
ンドル１の間に取付けられる玉軸受３０と、スリーブと
接触しているリング５の軸方向延出部３４の周囲に設け
られる座金３２とにより駆動ハンドルに結合され、駆動
ハンドルに対して軸方向に固定保持される。

調整スリーブ２６はそれから延出し、長手方向目盛３７
を支持するスカート部３６を有するのが好ましい。この
目盛は心棒２に設けられるねじ山２８のピッチに対応す
る。スカート部３６の一端部は、軸方向スプライン４２
により心棒２に結合される制御ドラム４０の円形の空洞
の中に延出する。制御ドラム４０は軸方向位置及び角位
置に関して調整自在であるが、止めねじ４４が設けられ
ているため、心棒と一体である。制御ドラム４０の外面
はその一端でスカート部３６の近傍に円形の目盛４５、
たとえば１回転を１０等分した目盛を有する。制御ドラ
ム４０のこの目盛４５と縁部は、スカート部３６の前方
において調整スリーブ２６と制御ドラム４０との相対位
置に従って目盛３７により決定される位置にある。駆動
ハンドル１の延長部で調整スリーブ２６に固定される透
明な外側カバー４６はスカート部３６と制御ドラム４０
の一部を保護すると共に、スカート部及び制御ドラムに
より支持される目盛を読取れるようにする。さらに、こ
のカバー４６は調整スリーブ２６と心棒２とを結合する
係止装置５０の制御？タンを支持する。

ねじ回しの使用中にねじ回しを所定の摺動トルクに調整
したいときは、係止装置５０を解除した後に、カバー４
６及びそれに結合される調整スリーブ２６を回して心棒
２を軸方向に変位させるだけで良い。この心棒は静止状
態を保つリング５の中で摺動する一方、スプラインが螺
旋状の溝２０にエリ駆動されるリング１４を角変位させ
る。螺ｔｉ　バンドの端部リング５に関するこのリング
１４の設定角度はこのようにして変化され、ねじりばね
１２のねじりも変化される。

調整スリーブ２６が回されるにつれ℃、制御ドラム４０
は心棒２と同時に軸方向に変位され、ドラムの縁部４８
は調整スリーブ２６の回転数に正確に対応する目盛３７
の長さだけ移動する。さらに、目盛３７の軸は目盛４５
に対して角変位されているので、２つの目盛の組合せに
より心棒２の変位量、従ってねじりばねのねじりの変化
及びその結果として起こる摺動トルクの変化を正確に知
ることができる。

これらの目盛は摺動トルクの値を直接指示し、所望のト
ルクに達したならば直ちに係止装置５０の制御ビタンを
押す。これにより、係止装置５０は作用するようになる
ので、調整スリーブ２６は心棒２に関して静止状態とな
り、調整がずれる危険はない。

それにより、ねじ回しは使用可能になる。すなわち、通
常の方法でねじ回しを操作することができる。駆動ハン
ドル１は摩擦効果により螺旋バンド４及びリング５を駆
動し、それにより、この時点では調整スリーブ２６と一
体でおる心棒２が回転される。

リング５及び１４を心棒２に結合するスプラインは、２
つのリングのそれぞれを結合するスプラインが異なる傾
斜を有し且つ心棒２が軸方向に変位するときに２つのリ
ングを相対的に角変位させるものであるならば、上述の
形状以外の形状を有していても良い。たとえば、螺旋バ
ンドの端部のリング５は螺旋状のスプラインにより心棒
に結合され、リング１４は軸方向スプライン又は異なる
ピッチを有する別の螺旋状スプラインにより心棒に結合
されても良い。場合によっては、リング１４を心棒２に
固定してしまい、リング５を螺旋状スプラインにより心
棒に結合し℃も良い。

どのような実施例を採用したとしても、調整スリーブ２
６が心棒２に関して回転することにより端部の２つのリ
ング５・、１４の相対設定角度が変化し、駆動ハンドル
１の回転により摺動トル・りに達するまでリング５と心
棒２が同時に回転されることは共通である。

〔発明の効果〕

このように、ねじりばね手段を有するトルク制限器があ
らゆる点に関し℃安全に動作し、さらに、任意の時点＋
簡単且つ正確に調整することができるような動力計形ね
じ回しが提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による動力計形ねじ回しの縦断面図、 第２図は、螺旋摩擦バンドを示すために管状の駆動ハン
ドルの一部を切欠いた同じねじ回しの側面図である。 １・・・駆動ハンドル、２・・・心棒、４・・・螺旋バ
ンド、５・・・リング、６・・・デシェ、１２・・・ね
じりばね、１４・・・リング、１６・・・リゾ、１８・
・・軸方向スプライン、２０・・・螺旋溝、２２・・・
心部材、２６・・・調整スリーブ、３６・・・スカート
部、３７・・・目盛、４゜・・・制御ドラム、４５・・
・目盛、４６・・・透明の外側カッ々−１５０・・・係
止装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、管状のハンドルの内部の２つの軸方向当接部の間に
   配設されるトルク制限器を具備し、トルク制限器は螺旋
   摩擦バンドと、螺旋摩擦バンドと同軸であり且つ螺旋摩
   擦バンドをハンドルの内面に圧接するねじりばねとから
   構成され、螺旋摩擦バンド及びねじりばねはそれぞれの
   一端で互いに結合されると共に、それぞれの他端でねじ
   回しの心棒に結合される動力計形ねじ回しであって、ね
   じりばね及び螺旋摩擦バンドは異なる傾斜を有するスプ
   ラインにより心棒に結合される２つのリングを介してね
   じ回しの心棒に結合され、少なくとも一方のリングの結
   合部のスプラインは螺旋状であり、ハンドルに軸方向に
   結合される調整スリーブは、心棒の軸方向変位を伴なっ
   て調整スリーブが回転することによりねじりばねの端部
   リングが螺旋摩擦バンドの端部リングに対して相対的に
   角変位されるように、ハンドルの端部でねじ回しの心棒
   に螺合される動力計形ねじ回し。 ２、螺旋摩擦バンドの端部リングはねじ回しの心棒の軸
   方向スプラインに係合するリブを具備し、ねじりばねの
   端部リングは心棒の螺旋状スプラインに沿って移動自在
   であるスプラインを具備する特許請求の範囲第１項記載
   のねじ回し。 ３、螺旋摩擦バンド及びねじりばねの端部リングは、ね
   じ回しの心棒の螺旋状スプラインと共動するスプライン
   をそれぞれ具備し、２つのスプラインは異なるピッチを
   有する特許請求の範囲第１項記載のねじ回し。 ４、ねじ回しの心棒に取付けられ、調整スリーブに嵌合
   し且つ内側端部に円形の目盛を支持する制御ドラムをさ
   らに具備する特許請求の範囲第１項から第３項までのい
   ずれか１項に記載のねじ回し。 ５、制御ドラムは調整スリーブから延出し、長手方向目
   盛を支持するスカート部に嵌合される特許請求の範囲第
   ４項記載のねじ回し。 ６、調整スリーブはハンドルの延長部でスリーブを取囲
   む透明カバーに結合される特許請求の範囲第１項から第
   ５項までのいずれか１項に記載のねじ回し。 ７、ねじ回しの外から制御され且つねじ回しの使用中に
   調整スリーブと心棒を互いに堅固に結合する引込め自在
   の係止装置をさらに具備する特許請求の範囲第１項から
   第６項までのいずれか１項に記載のねじ回し。 ８、ねじりばねにおけるねじ回しの心棒とは反対の側の
   端部はブシュの中に固定され、とる位置によりねじりば
   ねの作用長さを調整する心部材によりブシュ内に係止さ
   れる特許請求の範囲第１項から第７項までのいずれか１
   項に記載のねじ回し。 ９、ブシュはねじりばねのコイルを受入れる螺旋状の内
   面溝を含み、心部材は対応する螺旋状の外面溝を含み且
   つ前記コイルの内側に螺合される特許請求の範囲第８項
   記載のねじ回し。