JPS622444Y2 - - Google Patents

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JPS622444Y2
JPS622444Y2 JP1982142003U JP14200382U JPS622444Y2 JP S622444 Y2 JPS622444 Y2 JP S622444Y2 JP 1982142003 U JP1982142003 U JP 1982142003U JP 14200382 U JP14200382 U JP 14200382U JP S622444 Y2 JPS622444 Y2 JP S622444Y2
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JP1982142003U
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JPS5945431U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気調和機の室内ユニツトにおけ
る空気吹出し方向を水平方向(横吹出し)と垂直
下方向(下吹出し)との間で選択的に変更可能に
することを目的とした空気調和機の風向調節装置
に関するものである。
一般に、ヒートポンプ式の空気調和機の室内ユ
ニツトにおいては、例えば急速冷房時に必要な領
域のみを速やかに冷房するため、また、暖房時に
おいても暖気の上方から下方への循環を有効に行
わせるようにするため、その空気吹出し方向を通
常の横吹出しから90度下に向けた下吹出し方向に
変更することができるようにしたものがある。す
なわち、第1図に示されているように、室内ユニ
ツトのハウジング1内には、室内側熱交換器2と
その下方に配置されたフアン3とを含み、そのフ
アン3により空気を下方に送り出す空気流路が形
成されているが、この場合、その空気流路の出口
にあたるハウジング1の下部には、正面と底面と
に連なる開口6が形成されている。そして、この
開口6内には、空気吹出し方向を横方向と限られ
た縦方向の範囲内で微調節するための偏向グリル
4に加えて、吹出し風を横吹出しと下吹出しとの
間で大幅に変更することができる風向切替板5が
設けられている。この風向切替板5は、開口底面
と開口正面との間において選択的に回動されるよ
うになつていて、第2図には開口正面側にセツト
され、吹出し風を下吹出しに偏向した状態が示さ
れている。このように、風向切替板5を操作する
ことにより、空気吹出し方向を横吹出しから下吹
出し方向に切り替えることができるのであるが、
この室内ユニツトの真下に家具等が置かれている
場合には、これが障害となつて下吹出しによる効
果は半減されてしまう。
一方、上記風向切替板5を横吹出しと下吹出し
との間において、さらに所定の角度位置(例え
ば、20度、45度)にセツトできるようにしたもの
が知られているが(例えば実開昭54−168043号参
照)、これによると、風向切替板の角度切替えに
伴つてその都度その支点位置が移動するため、非
常にぎこちない動きとなり、風向切替板5を開口
正面側から元の位置、すなわち、開口底面側に一
連のスムーズな操作によつて戻すことができない
という欠点があり、しかも、風向角度調整を行つ
た際に、風向切替板5と開口上辺との間に隙間が
生じていわゆるシヨートサーキツトを起こして騒
音の発生や効率の低下をきたすという問題があつ
た。
この考案は、上記問題を解決することを企図し
てなされたもので、その目的は、従来の横吹出し
及び下吹出しの一連の切替え動作に加えて、空気
吹出し方向を下吹出し方向よりその前方45度の角
度にまで自由に調節できるようにし、かつ、その
際の風向切替板と開口上辺との隙間をなくして騒
音の発生を防止するとともに、風向調節範囲の増
大及び空気調和の向上を図れるようにしたことを
特徴とする空気調和機の風向調節装置を提供しよ
うとするものである。
以下、この考案の実施例を第3図ないし第6図
に基づいて説明する。
この考案の風向調節装置は、第1図に関連する
説明で述べられているように、空気調和機のハウ
ジング1の下部に設けられた開口6内において、
その開口正面と開口底面との間で選択的に回動さ
れる偏向グリル4と、風向切替板5とを備えてい
るが、この場合、風向切替板5は、開口6を画定
しているハウジング1の側板7に穿設された軸受
孔8内に回動自在に嵌装される回動軸9を有する
アーム10の他端に枢支されていて、先に説明の
第2図に示された状態からさらにその前方45度方
向にまで自由に開かれるようになつている。すな
わち、第3図に示されるように、ほぼ扇形に形成
される前記アーム10の拡開側の一側に突設する
ほぼ三角形の回動軸9を、前記ハウジング1の側
板7に穿設された軸受孔8内に嵌挿するととも
に、軸受孔8内に臨設された板状ばね11をその
回動軸9に弾性的に作用させることによつてアー
ム10が横吹出しあるいは下吹出しのいずれかの
位置に切り替わるスナツプ動作が行えるようにな
つている。そして、このアーム10の自由端側に
穿設された透孔12内に、前記風向切替板5の側
端に形成された突軸13を回動自在に嵌合するこ
とにより、前記ハウジング1の両側板7,7に回
動自在に取り付けられた一対のアーム10,10
間に風向切替板5が回動自在に枢支される。なお
この場合、前記風向切替板5の側端部に段部14
が形成され、この段部14の底面14aすなわち
風向切替板5の長手方向側面に前記突軸13が突
設されて、段部14内において、アーム10と風
向切替板5とが枢着されており、また、風向切替
板5の段部底面14aに連なつて風向切替板5に
対してほぼ直角状にブラケツト部15が突設さ
れ、このブラケツト部15の前記アーム10と接
触する面に調節位置設定用凸部16が形成されて
いる。一方、ほぼ半球状に形成されたこの凸部1
6が前記突軸13を中心として回動移動する接触
面を有する前記アーム10の接触面には、その凸
部16の軌跡と合致する円周上に適宜間隔をおい
て複数の凹部17,17……が形成されている。
そして、これら凸部16と凹部17との係合によ
つて風向切替板5の任意の風向調節が行えるよう
になつている。なおこの場合、アーム10に調節
位置設定用凸部16を形成し、ブラケツト15の
対応する部位に凹部17,17……を形成しても
よい。
他方、前記ハウジング1の側板7の前面には、
外方に向つて前記軸受孔8と同心円の円弧状に突
出する第1のガイド部18と、この第1のガイド
部18の上部からハウジング1の内方に向つてコ
字状に切り欠かれた第2のガイド部19とが形成
されており、前記第1のガイド部18は、前記ア
ーム10と風向切替板5とが相対角度を保持しつ
つ風向切替板5が横吹出し位置と下吹出し位置に
切り替えられる際に風向切替板5の前縁部5aに
対してほぼ直交状に突出するボス部5bを接触案
内し、また、第2のガイド部19は、風向切替板
5が下吹出し位置からこの風向切替板5の後縁部
5cをもつて前方へ引き上げられた際に前縁部5
aが接触案内される上部開口辺19aを有してい
る。この場合、前記風向切替板5の前縁部5a及
びボス部5bを円弧状に形成しておけば、風向切
替板5の切替動作及び角度調節動作を円滑にする
ことができ、また、第2のガイド部19の上部開
口辺19aに風向切替板5の前縁部5aが接触す
る例えばポリウレタン製のシール材20が添設さ
れて、風向切替板5の角度調節時における風向切
替板5とハウジング1の開口6との隙間を完全に
塞ぐようにしてある。
次に、この考案の風向調節装置の作動態様を説
明すると、第4図に示す横吹出し位置から第5図
に示す下吹出し位置に風向切替板5を切り替える
には、例えば風向切替板5の後縁部5c側をもつ
て風向切替板5を前方へ引き上げると、風向切替
板5はアーム10との相対角度が保持されたまま
ボス部5bが第1のガイド部18に接触案内され
て下吹出し位置に切り替わる。次に、下吹出し位
置において風向切替板5の角度調節を行うには、
第5図に示す状態において、風向切替板5の後縁
部5cをもつて前方上方へ引き上げれば、風向切
替板5は突軸13を支点としてアーム10に対し
て回動変位するとともに、風向切替板5の前縁部
5aが第2のガイド部19の上部開口辺19aの
シール材20に接触案内されて、第6図に示すよ
うに、所定の角度に調節される。なおこの場合、
風向切替板5に形成された凸部16とアーム10
に形成された凹部17,17……の任意の部分を
係合させることによつて風向切替板5を所定の角
度例えば15度、30度……等の位置に確実に設定す
ることができ、また、ハウジング1の軸受孔8内
に架設された板状ばね11の弾性力によつてアー
ム10を介して風向切替板5が上方へ押圧される
ため、風向切替板5の前縁部5aと開口上辺部と
が密接され、しかも、前記シール材20の密封作
用が相俟つて隙間を皆無にし、いわゆるシヨート
サーキツト現象を防止することができる。
なお、第6図に示された風向切替板5の角度調
節状態から下吹出しあるいは横吹出し位置に切り
替えるには、前述と逆の操作を行えばよい。
以上、詳細に説明したように、この考案の風向
調節装置によれば、風向切替板を横吹出し位置及
び下吹出し位置に切り替える従来の機構に加え
て、空気吹出し方向を下吹出し方向よりその前方
45度の角度にまで自由に調節することができ、し
かも、風向切替板と開口上辺との隙間をなくすこ
とができるので、いわゆるシヨートサーキツトが
生じることがなく、騒音の防止が図れるととも
に、効率の向上が図れ、また、構造が簡単な上、
操作も容易に行うことができるなどの優れた効果
が得られるので、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は一般の空気調和機の内部構
造を概略的に示した側面図、第3図はこの考案の
風向調節装置の要部を示す分解斜視図、第4図な
いし第6図はそれぞれこの考案の風向調節装置の
作動態様を示す概略側面図である。 図中、1はハウジング、2は室内側熱交換器、
3はフアン、4は偏向グリル、5は風向切替板、
5aは前縁部、5bはボス部(前縁部分)、6は
開口、7は側板、8は軸受孔、9は回動軸、10
はアーム、11は板状ばね、12は透孔、13は
突軸、16は調節位置設定用凸部、17は凹部、
18は第1のガイド部、19は第2のガイド部、
19aは上部開口辺、20はシール材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱交換ユニツト及び送風機を通る空気流路を
    有するハウジングと、前記空気流路の出口に対
    応して前記ハウジングの正面と底面とにかけて
    穿設された横長の空気吹出し開口と、この開口
    内にあつてその正面側と底面側との間で選択的
    に回動され、それらの一方を閉じるように形成
    された風向切替板とを備えた空気調和機におい
    て、 前記開口の両側における前記ハウジングの側
    板に対してその一端が回動自在に取付けられた
    1対のアームと、該アームの他端に回動可能に
    枢支された風向切替板とを含み、前記ハウジン
    グの側板前面に前記アームの回転軸線を中心と
    する所定曲率の円弧面をなす第1のガイド部を
    形成するとともに、前記ハウジングの側板内面
    に上記第1のガイド部の上端から該ハウジング
    の奥行方向に延びる溝状の第2のガイド部を設
    け、かつ、上記風向切替板の前縁部側方位置に
    上記第1のガイド部および第2のガイド部に沿
    つて摺動し得るボス部を形成してなり、前記風
    向切替板が横吹き出し位置と下吹き出し位置と
    の間で切替えられる際には、前記ボス部は前記
    アームと風向切替板とを所定の相対角度を保持
    しながら前記第1のガイド部に沿つて摺動し、
    前記下吹き出し位置から前記風向切替板の後縁
    部が前方に引上げられる際には、前記ボスは前
    記第2のガイド部内を摺動するようにしたこと
    を特徴とする空気調和機の風向調節装置。 (2) 前記第2のガイド部における前記風向切替板
    のボス部との間には、シール材が添設されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の空気調和機の風向調節装置。 (3) 前記アームと風向切替板の枢支部との間に
    は、前記風向切替板のアームに対する回転軸線
    を中心とする同一円周上に所定の間隔をもつて
    配置された複数の凹部と、この凹部のいずれか
    一つに選択的に係合する突起とからなる風向切
    替板の角度調節手段が設けられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    空気調和機の風向調節装置。
JP14200382U 1982-09-20 1982-09-20 空気調和機の風向調節装置 Granted JPS5945431U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14200382U JPS5945431U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 空気調和機の風向調節装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14200382U JPS5945431U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 空気調和機の風向調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5945431U JPS5945431U (ja) 1984-03-26
JPS622444Y2 true JPS622444Y2 (ja) 1987-01-21

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ID=30317429

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14200382U Granted JPS5945431U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 空気調和機の風向調節装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118043U (ja) * 1978-02-07 1979-08-18

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JPS5945431U (ja) 1984-03-26

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