JPS62243723A - クロム鉱石の還元方法 - Google Patents

クロム鉱石の還元方法

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JPS62243723A
JPS62243723A JP8698086A JP8698086A JPS62243723A JP S62243723 A JPS62243723 A JP S62243723A JP 8698086 A JP8698086 A JP 8698086A JP 8698086 A JP8698086 A JP 8698086A JP S62243723 A JPS62243723 A JP S62243723A
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JP
Japan
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powder
chromitite
chromium
reduction
pellets
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Pending
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JP8698086A
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English (en)
Inventor
Tadashi Uemura
植村 正
Kiichiro Sasabe
笹部 喜一郎
Tsutomu Minagawa
勉 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shunan Denko KK
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Shunan Denko KK
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冶金用添加剤として好適なりロム鉱石の還元
方法に関するものである。
(従来の技術) 一般にクロムを含有する鋼は、鋼にクロムをフェロクロ
ムの形態で添加する方法によって製造されている。そし
てこのフェロクロムを製造する方法には、クロム鉱石を
炭素質還元剤および造滓剤と共に電気炉に装入し、溶融
製練する方法が一般的である。また最近では高価な電気
エネルギーの使用tI%:を削減し、安価な重油や石炭
エネルギーを使用して製練する方法も採用されている。
すなわち、特公昭4B−43Et95公報に見られるよ
うに、クロム鉱石と炭素質還元剤との混合微粉末原料に
粘結剤を加えてペレット状の造粒し、この造粒物をロー
タリーキルン中に挿入して酸化性燃焼気流中で固相状態
で還元焙焼する方法がおこなわれている。
この方法においては重油や微粉炭等のエネルギー弔価の
安い燃料を選択して使用するが、燃料を完全燃焼させて
高温を得るために過剰の燃焼用空気を使用し、酸化性燃
焼気流を利用して直接ペレットを加熱している。この酸
化性燃焼気流中には、炭素ガス(CO2)、水蒸気(H
2O)、酸素(02)%’a元生成物であるクロム・鉄
カーバイドあるいは炭素質還元剤に対して酸化性を有す
るガスが多量に含まれている。これがためペレット表面
部では上記酸化反応が進み、クロムや鉄の還元は高度に
進まず、したがってペレット全体としての還元率はせい
ぜい80%程度までしか達しないのが実状である。特に
クロムの還元率は75%程度が限度である。このような
ペレットを製鋼原料として使用する場合は、残る部分の
還元に高価な電気エネルギーを使用しなければならない
一方、酸化性燃焼気流中での加熱を回避する固相還元の
方法として、クロム鉱石と炭素質還元剤との混合物を真
空炉に装入し、アルゴン(Ar)ガスを導入しながら加
熱して固相還元する方法が知られている(特公昭38−
1959等参照)。
また、ロータリーキルン中で固相還元する方法において
、クロム鉱石の内装炭ペレットを、多量の炭材と共にロ
ータリーキルン中に装入し。
内装炭ペレットを炭材中に埋没させた状態に保ちながら
酸化性燃焼気流から遮断し、実質的にペレットの還元に
よって発生する一酸化炭素(CO)雰囲気中で固相還元
する方法も知られている(USP 2,889,850
等参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 前述したとおり、クロム鉱石の内装炭ペレットをロータ
リーキルン中に装入し、酸化性燃焼気流中で還元焙焼す
る場合の5元率はせいぜい80%程度である。
近年、フェロクロムの形ではなくクロム鉱石をそのまま
直接製鋼炉中へ装入し、クロム源として利用する製鋼法
の試みがなされているが、酸素との親和力が大きいとい
うクロムの性質から、クロム鉱石の量尤には多大のエネ
ルギーを要し、製鋼炉中での還元には限度がある。
そこで安価な燃料の燃焼エネルギーを利用して出来るだ
け高度に固相還元し、この高還元物を製鋼炉中に添加す
れば、製鋼時間の短縮やエネルギー原単位の削減に多大
の効果をもたらすことになる。つまり、本発明の主要な
目的は、安価な燃料のエネルギーを利用して還元率80
%以上の高度に還元されたクロム鉱石を得ることにある
酸化性燃焼気流中での還元焙焼の欠点を回避するため、
不活性気流中で還元焙焼する方法が試みられていること
は前述のとおりであるが、工業規格として実現させるに
は設備上の問題があり、未だ実現されるには至っていな
い。
すなわち、前記特公昭38−1959のごとき真空炉を
利用する方法ではバッチ操業となり生産性の低下はまぬ
がれない。
また、USP 2,889,850のように多量の外装
炭材と共にロータリーキルン中で還元焙焼方法では、還
元焙焼後のペレットと炭材とが混合しており。
このままでは製鋼工程で直接使用できるものは得られな
い、還元焙焼物と外装炭材とを分離することは実質的に
困難である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
って、クロム鉱石と炭素質還元剤との混合微粉末を塊状
に形成し、該成形体をセラミック製容器に装入し、該容
器をトンネルキルンを使用して1200〜1500℃に
加熱し、該成形体を間接的に加熱還元して高度に還元さ
れたクロム鉱石を得る方法を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のクロム鉱石としては酸化クロム(Cr2 03
)含有量が40〜60%のものが用いられる。クロム鉱
石は粉鉱石であっても良い。
炭素′l!を還元剤としては冶金用コークス、石油コー
クス、無煙炭1石炭、木炭等固定炭素(FC)を含むも
のが利用できる。クロム鉱石と炭素質還元剤との配合割
合は次式に従って決定する。
7Cr2 03 +27C→2Cr7 C3+21GO
(1)7FeO+ IOc +  Fe7 C3+  
7CO(2)すなわち、クロム鉱石中の酸化クロムと酸
化鉄を炭化物に還元するのに必要な量の炭素質還元剤を
配合すれば良い0本発明では酸化性気流による炭素質還
元剤の酸化消耗は起こらないから、炭素質還元剤の配合
割合は、理論量ないしは理論量よりやや過剰な程度で良
い。
クロム鉱石と炭素質還元剤は固相還元させるために密着
接合させるため、混合微粉末にしたのち適当な粘結剤を
用いて塊状に成形する。
混合微粉末の粒度は100メツシユ以下、好ましくは2
00メツシユ以下とするのが良い。
また、粘結剤としては無機質(たとえばベントナイト)
でも有機質(たとえばCMG)でも良い。
粘結剤の使用量は特に制限はなく、形成体が得られる程
度で良い、また水を併用することも何ら支障はない。
成形方法も特に制限されるものではなく、通常のベレッ
ト、ブリケット等が利用でき、クロム鉱石粉末粒子と炭
素質還元剤粒子とが密着していれば良い、成形体の大き
さも特に制限は無く直径lO腸腸位から200鳳會位ま
で利用可能であり、使用するトンネルキル−ン設備と熱
伝導速度を考慮して選択すればよい。
成形体はセラミック製容器に入れ、トンネルキルン中で
加熱して還元する。
ここで、セラミック製容器とはアルミナ質、ジルコニア
買、炭化けい素質、スピネル質等の耐火性物質、あるい
はサイアロン(Si−AI −0−N系固溶体)等の耐
火性セラミックからなるルツボ状の容器である。あるい
は底板の無い筒状のものを定盤の上に置く方式でも良い
セラミック容器を使用する理由は加熱工程において、酸
化性燃焼気流の影響を排除するためである。1200℃
以上の酸化性燃焼雰囲気に酎える容器内に成形体を装入
し、容器の外側から燃料の燃焼炎そのものや燃焼後の燃
焼気流で間接的に加熱する。を形体は高温に加熱される
ことにより還元され、−酸化炭素(CO)ガスを発生す
る0反応を促進するためにはCOガスを排除する必要が
あるが、特別の手段を用いて排気しなくとも反応は十分
進行する。
成形体と酸化性燃焼気流との接触を防止するため、セラ
ミック容器上端に同質の上蓋を載せると効果がある。ま
た、セラミック容器上部に粉状コークス等充填材を使用
しても同様の効果が得られる。
成形体は水分を含んだままのいわゆるグリーン状態でも
、セラミック容器内で徐々に乾燥するので特に支障はな
いが、事前乾燥してからセラミック容器に充填するのが
良い。
次に、成形体を充填したセラミ−2り容器をトンネルキ
ルンに入れて加熱する。トンネルキルンを使用する理由
は、セラミック容器を介して間接加熱ができること、連
続処理が可能であること、温度調節が容易で熱効率が比
較的良いこと、転勤が無いので成形体の摩耗も発生せず
1強固な成形体にする必要が無い、粉化による損失が少
ないなとの理由による。
トンネルキルンは特別なものではなく、従来から使用さ
れているもので良い、長さ3ON100mで内部を台車
が走行し、台車上にクロム鉱石成形体を充填したセラミ
ック容器が積載されて順次窯内に送りこまれ、入口から
予熱帯、還元帯、冷却帯の3帯を通過する。
還元に必要な加熱は各種燃焼の燃料焼エネルギーを使用
しておこなう。
この場合、燃料としては重油1石炭、天然ガス、製錬炉
、廃ガス等あらゆる燃料が使用でき。
そのプラントにおいて経済的に最も有利な燃料を選択す
れば良い、しかも還元反応に制約されることなく、最も
効率良い燃焼条件を選択すればよい。
このような燃料の完全燃焼状態を利用する場合において
も1本発明による場合は成形体表面部における酸化現象
は起こらず、高還元率のクロム鉱石還元物が得られる。
クロム鉱石中の酸化クロムが還元する温度は。
常圧の下では1200℃以上であるから、セラミック容
器の内部が1200℃以上になるように加熱し5成形体
が1200℃以上の温度帯に滞留する時間が少くとも3
0分以上になるように処理速度を調節する必要がある。
このようにして得られたクロム鉱石還元焼結成形体は、
酸化性燃焼気流の影響を受けないため、成形体内部から
表面部までほぼ一様の状況を呈し、成形体全体の還元率
は90%以上に達する。
次に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 南アフリカ産のクロム鉱石100部に対し、粉コークス
22部を配合し、p−タリードライヤーで乾燥後ボール
ミルで粉砕し、200メツシュパス90%の混合微粉末
を得た。
使用したクロム鉱石と粉コークスの品位を表1に示す。
表   1    (wt%) 次に前記混合微粉末に粘結剤として3.5%のベントナ
イトを添加し、パンペレタイザーで水を添加しながら直
径10〜25mmのペレットに造粒した。このペレット
をバンドドライヤーを使用して水分0.5%以下となる
よう乾燥した。乾燥ペレットの組成は表2のとおりであ
った。
表   2   (賛t%) 次にこの内装ペレットを直径32c■、深さ80cm、
内厚2cmの高アルミナ質耐火ルツボに装入し、ルツボ
上に厚さ155mのアルミナ酸の上蓋をのせた。
次にこのペレットを充填したアルミナルツボをトンネル
キルンに入れ、加熱還元した。使用したトンネルキルン
は全長24m、予熱帯の長さ12m。
有効断面積1.2rn”、還元帯の長さ10m、有効断
面積3.0rn’であった。還元帯には片側にlθ基、
合計20基の重油バーナーを配置した。窯内には18台
の台車を配置し1台車は2.5m/時の速度で移動させ
た。ルツボ内のペレット層に熱電対を装入し、ペレット
層温度を測定したところ、還元帯を通過する間に130
0〜1420℃の温度を示した。
このようにして得られた還元ペレットの組成を表3に示
す。
表   3 ここでSol、Cr、 Sol、Feとは10%硫酸に
可溶なCr、 Feである。また、(Cr、 Fe)還
元率とは鉱石中の(Or、 Fe)原子と結合している
酸素のうち、還元処理によって除去された酸素原子の割
合(%)を意味し、次式により求められる。
表3から明らかなとおり、本発明の方法によって得られ
た還元ペレットは高度に還元されており、ペレットの内
部も表面部も均一に高還元されたものであった。
特にクロムの還元率について見れば94%を越えており
、このような高クロム還元率を有するペレットは従来の
ロータリーキルン法では得られなかったものである。
また、本発明の方法による場合はペレットの摩耗粉化が
なく、各ペレットは強固に焼結しているので、後続の製
錬工程や製鋼工程の使用に十分耐え得るものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クロム鉱石粉末と炭素質還元剤粉末との混合原料に粘結
    剤を加えて塊状に成形し、該成形体をセラミック製容器
    に充填し、該容器をトンネルキルン中で1200〜15
    00℃に加熱して還元することを特徴とするクロム鉱石
    の還元方法。
JP8698086A 1986-04-17 1986-04-17 クロム鉱石の還元方法 Pending JPS62243723A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4870906B2 (ja) * 2002-01-21 2012-02-08 ドゥラショー エス.アー. 穿孔された側壁のある坩堝を用いてクロムのような金属要素を還元する製造方法
WO2013011521A1 (en) 2011-07-18 2013-01-24 Tata Steel Limited A method for direct reduction of oxidized chromite ore fines composite agglomerates in a tunnel kiln using carbonaceous reductant for production of reduced chromite product/ agglomerates applicable in ferrochrome or charge chrome production.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4870906B2 (ja) * 2002-01-21 2012-02-08 ドゥラショー エス.アー. 穿孔された側壁のある坩堝を用いてクロムのような金属要素を還元する製造方法
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