JPS6224127A - 引張り試験片の固定装置 - Google Patents
引張り試験片の固定装置Info
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- JPS6224127A JPS6224127A JP16318985A JP16318985A JPS6224127A JP S6224127 A JPS6224127 A JP S6224127A JP 16318985 A JP16318985 A JP 16318985A JP 16318985 A JP16318985 A JP 16318985A JP S6224127 A JPS6224127 A JP S6224127A
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- JP
- Japan
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- test piece
- holder
- receiving member
- tensile
- misalignment
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、セラミックス等の脆性材料の引張り試験を高
精度に行うことができる引張り試験片の固定装置に関す
る。
精度に行うことができる引張り試験片の固定装置に関す
る。
(従来の技術)
セラミックス等の脆性材料の引張試験を行う際、破断ま
でほとんど塑性変形がなく、弾性変形のま一破断に至る
。このため、試験片の平行部断面に発生する応力分布の
影響を大きく受け、例えば曲げ応力が負荷されるような
場合には、最大応力部位で破断が生じ、正確な引張り特
性を把握することが困難となる。すなわち。
でほとんど塑性変形がなく、弾性変形のま一破断に至る
。このため、試験片の平行部断面に発生する応力分布の
影響を大きく受け、例えば曲げ応力が負荷されるような
場合には、最大応力部位で破断が生じ、正確な引張り特
性を把握することが困難となる。すなわち。
試験片の正確な芯出しにより平行部断面に均一な引張り
応力を発生させることが重要な課題となる。
応力を発生させることが重要な課題となる。
か覧る背景のもと、試験片をパウダークッションを介し
て保持するパウダークッショングリップ法が注目を集め
ており、これによって曲げ歪率(引張り歪に対する曲げ
歪の割合)を′大巾に低減できることが報告されている
(例えばJournal of Testing an
d Evaluation、 Val、5゜No、8.
1978. P 320 ) 。
て保持するパウダークッショングリップ法が注目を集め
ており、これによって曲げ歪率(引張り歪に対する曲げ
歪の割合)を′大巾に低減できることが報告されている
(例えばJournal of Testing an
d Evaluation、 Val、5゜No、8.
1978. P 320 ) 。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記パウダークッショングリップ法によ
り実際に引張り試験を行ってみると、曲げ歪率が測定ご
とに大きくバラツキ、引張り特性の正確な把握が困難で
あることが分つた。
り実際に引張り試験を行ってみると、曲げ歪率が測定ご
とに大きくバラツキ、引張り特性の正確な把握が困難で
あることが分つた。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたもので、試験片に
生ずる芯ずれの可及的低減を図り、もってセラミックス
のような脆性材料の引張り特性を高精度に得ることので
きる引張り試験片の固定装置を提供することを目的とす
る。
生ずる芯ずれの可及的低減を図り、もってセラミックス
のような脆性材料の引張り特性を高精度に得ることので
きる引張り試験片の固定装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)
このため、本発明は、引張り試験片をパウダークッショ
ンを介して保持する複数分割の受け部材をホルダーの一
端部に固定し、前記ホルダーの他端部をポールジヨイン
トを介して試験機本体の荷重発生部に連結したことを要
旨とする。
ンを介して保持する複数分割の受け部材をホルダーの一
端部に固定し、前記ホルダーの他端部をポールジヨイン
トを介して試験機本体の荷重発生部に連結したことを要
旨とする。
こ−で用いる試験片は、ボタンヘッド型試験片を用い、
この場合、そのボタンヘッド部を受け部材に収納し、該
受け部材底部とボタンヘッド8部との間にパウダークッ
ションを充填する。
この場合、そのボタンヘッド部を受け部材に収納し、該
受け部材底部とボタンヘッド8部との間にパウダークッ
ションを充填する。
パウダークッション材としては、カーボンパウダーやポ
ロンナイトライド(B N)等を選択することができる
。パウダーの粒径は、あまり大き過ぎると、その流動性
が損われて試験片周囲に均一に凝縮し難くなって偏荷重
を発生し易くなるため、これを200g、m以下とする
のが好ましい、またパウダーの量は、少なすぎると試験
片が部分的に受け部材に接してクッションの役割りをな
さず、一方多すぎると部分凝縮の進行により偏荷重を発
生し易くなるため、これを1.4〜2.4 g i囲と
するのが好ましい。
ロンナイトライド(B N)等を選択することができる
。パウダーの粒径は、あまり大き過ぎると、その流動性
が損われて試験片周囲に均一に凝縮し難くなって偏荷重
を発生し易くなるため、これを200g、m以下とする
のが好ましい、またパウダーの量は、少なすぎると試験
片が部分的に受け部材に接してクッションの役割りをな
さず、一方多すぎると部分凝縮の進行により偏荷重を発
生し易くなるため、これを1.4〜2.4 g i囲と
するのが好ましい。
受け部材は、ホルダーに対して直接あるいは中間ホルダ
ーを介して間接的に固定して良いもので、中間ホルダー
を用いた場合には、その一部に受け部材に収納した試験
片の端面に予荷重を与えるためのねじを設けることがで
きる。また受け部材と中間ホルダーとには、パウダー注
入用の孔を設けることができる。
ーを介して間接的に固定して良いもので、中間ホルダー
を用いた場合には、その一部に受け部材に収納した試験
片の端面に予荷重を与えるためのねじを設けることがで
きる。また受け部材と中間ホルダーとには、パウダー注
入用の孔を設けることができる。
ポールジヨイントは、引張り試験機の荷重発生部に結ぶ
連結部材と、該連結部材に対しホルダーを摺動自在に支
持する連結バーと、該連結バーとホルダーとの間に介装
したポールとを含むもので、ホルダーは、ポールとの狭
い接触部を介して引張り試験機の荷重発生部に連結され
るようになる。
連結部材と、該連結部材に対しホルダーを摺動自在に支
持する連結バーと、該連結バーとホルダーとの間に介装
したポールとを含むもので、ホルダーは、ポールとの狭
い接触部を介して引張り試験機の荷重発生部に連結され
るようになる。
また、木引張り試験片の固定装置は高温の引張り試験あ
るいはクリープ試験等に供することができるもので、こ
の場合はホルダーの周囲を断熱性のスリーブでカバーす
るのが好ましい。
るいはクリープ試験等に供することができるもので、こ
の場合はホルダーの周囲を断熱性のスリーブでカバーす
るのが好ましい。
(作用〕
上記構成の引張り試験片の固定装置において、受け部材
にパウダークッションを介して試験片を保持してこれを
ホルダーの一端部に固定し、さらにホルダーの他端部を
ポールジヨイントを介して引張試験機本体の荷重発生部
(ロードセルとクロスヘッド)に連結し、引張荷重を負
荷すると、受け部材内のパウダーが偏荷重を解消する範
囲に流動してそのま2凝縮し、試験片の微視的な芯ずれ
が吸収される。一方、ポールジヨイント内においてホル
ダーが巨視的な芯ずれを解消すべく揺動し、これによっ
て受け部材やホルダー自体あるいは引張り試験機本体の
荷重発生部相互間の芯ずれが吸収される。
にパウダークッションを介して試験片を保持してこれを
ホルダーの一端部に固定し、さらにホルダーの他端部を
ポールジヨイントを介して引張試験機本体の荷重発生部
(ロードセルとクロスヘッド)に連結し、引張荷重を負
荷すると、受け部材内のパウダーが偏荷重を解消する範
囲に流動してそのま2凝縮し、試験片の微視的な芯ずれ
が吸収される。一方、ポールジヨイント内においてホル
ダーが巨視的な芯ずれを解消すべく揺動し、これによっ
て受け部材やホルダー自体あるいは引張り試験機本体の
荷重発生部相互間の芯ずれが吸収される。
(実施例)
以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。
。
第1図〜第4図は、本発明の第1実施例である引張り試
験片の固定装置の構造の一例を示したものである。これ
らの図において、■はボタンヘッド型引張り試験片2を
保持する受け部材で、例えば二分割から成り、その中央
部に試験片2のボタンヘッド部2aを収容できる穴1a
および同じく試験片2の軸部2bを挿通できる孔1bを
具備している。しかして受け部材1の穴1aの底部と試
験片2のボタンヘッド部2aとの間には、パウダークッ
ション3が封入されている。パウダークッション3は1
例えばカーボンパウダー、ポロンナイトライドパウダー
から成るもので、後述する試験片2の芯ずれ吸収作用を
なす。
験片の固定装置の構造の一例を示したものである。これ
らの図において、■はボタンヘッド型引張り試験片2を
保持する受け部材で、例えば二分割から成り、その中央
部に試験片2のボタンヘッド部2aを収容できる穴1a
および同じく試験片2の軸部2bを挿通できる孔1bを
具備している。しかして受け部材1の穴1aの底部と試
験片2のボタンヘッド部2aとの間には、パウダークッ
ション3が封入されている。パウダークッション3は1
例えばカーボンパウダー、ポロンナイトライドパウダー
から成るもので、後述する試験片2の芯ずれ吸収作用を
なす。
4は中空のホルダーで、該ホルダー4の一端部には、上
記受け部材1がキャップ部材5によって固定されるよう
になっている。ホルダー4は、その他端部の両側が切除
されて円形となっており、こ覧に二叉のアーム部6aを
具備する連結部材6が連結されている。より詳シくは、
連結部材6のアーム部6aには前記ホルタ−4の門形端
部内を挿通する連結バー7が橋架されている。連結バー
7は、その軸方向中間の周面に平坦面7aを形成してお
り、該平坦面7aがホルダー4の円形内面4aに対向す
るように、ボルト8により連結部材6に固定されている
。しかして、前記連結バー7の平坦面?aとホルダー4
の門形内面4bとのそれぞれには、対向して円錐溝7b
と4bとが設けられ、該円錐溝7bと4b間にポール9
が介装されている。すなわち、ホルダー4はポール9を
介して連結部材6に連結されたものとなり、その軸線に
対する直角方向の揺動が許容されている。
記受け部材1がキャップ部材5によって固定されるよう
になっている。ホルダー4は、その他端部の両側が切除
されて円形となっており、こ覧に二叉のアーム部6aを
具備する連結部材6が連結されている。より詳シくは、
連結部材6のアーム部6aには前記ホルタ−4の門形端
部内を挿通する連結バー7が橋架されている。連結バー
7は、その軸方向中間の周面に平坦面7aを形成してお
り、該平坦面7aがホルダー4の円形内面4aに対向す
るように、ボルト8により連結部材6に固定されている
。しかして、前記連結バー7の平坦面?aとホルダー4
の門形内面4bとのそれぞれには、対向して円錐溝7b
と4bとが設けられ、該円錐溝7bと4b間にポール9
が介装されている。すなわち、ホルダー4はポール9を
介して連結部材6に連結されたものとなり、その軸線に
対する直角方向の揺動が許容されている。
なお、10は連結部材6に螺合されホルダー4の軸線方
向の移動を規制するねじ部材、11は、例えば高温引張
り試験に際してホルダー4を包むように被着される断熱
性のスリーブである。
向の移動を規制するねじ部材、11は、例えば高温引張
り試験に際してホルダー4を包むように被着される断熱
性のスリーブである。
上記構成の引張り試験片の固定装置は、第5図に示すよ
うに、引張り試験機本体の荷重発生部であるロードセル
12とクロスヘッド13との間に取付けられ、引張り試
験に供される。
うに、引張り試験機本体の荷重発生部であるロードセル
12とクロスヘッド13との間に取付けられ、引張り試
験に供される。
そしていま、第5図に示す取付は状態のもと、図示を略
す駆動手段の作動により、クロスへラド13を下動させ
ると、引張り荷重は、連結部材6、連結バー7、ポール
9、ホルダー4、受け部材lを介して試験片2に伝達さ
れる。この時、ロードセル12とクロスヘッド13との
相互間あるいは受け部材1やホルダ−4自体に芯ずれが
あると、ホルダー4はポール9を中心に揺動し、これに
よって巨視的な芯ずれが吸収される。一方、受け部材1
内のパウダークッション3は、偏荷重を解消する場所に
流動してそのま一凝縮し、これによって試験片の微視的
な芯ずれが吸収される。
す駆動手段の作動により、クロスへラド13を下動させ
ると、引張り荷重は、連結部材6、連結バー7、ポール
9、ホルダー4、受け部材lを介して試験片2に伝達さ
れる。この時、ロードセル12とクロスヘッド13との
相互間あるいは受け部材1やホルダ−4自体に芯ずれが
あると、ホルダー4はポール9を中心に揺動し、これに
よって巨視的な芯ずれが吸収される。一方、受け部材1
内のパウダークッション3は、偏荷重を解消する場所に
流動してそのま一凝縮し、これによって試験片の微視的
な芯ずれが吸収される。
すなわち、試験片2の平行部における曲げ応力の発生が
抑えられ、例えばセラミツ“クスのような脆性材料の引
張り特性を正確に得ることが可能になる。また高温引張
り試験に際しては、ポール9の接触面積が小さいため、
治具端への伝達が抑制され、その分、治具端の設計を簡
略化できる。
抑えられ、例えばセラミツ“クスのような脆性材料の引
張り特性を正確に得ることが可能になる。また高温引張
り試験に際しては、ポール9の接触面積が小さいため、
治具端への伝達が抑制され、その分、治具端の設計を簡
略化できる。
第6図は、上記引張り試験機により引張り試験を行った
ときの曲げ歪率特性を示したものである。試験は、平行
部直径6mm、標点距離40■薦のボタンヘッド型試験
片を用い、またパウダークッション材としてポロンナイ
トライドパウダーを用いて行った。第6図中、実線が本
引張り試験片の固定装置による結果で、曲げ歪率はきわ
めて小さく、またそのバラツキも小さいことが確認でき
た。なお同図中、破線は、上記同様の試験片を用い、か
つパウダークッションやポールジヨイントを用いない従
来の治具による結果で、曲げ歪率は本結果に比し、著し
く大きくなっている。
ときの曲げ歪率特性を示したものである。試験は、平行
部直径6mm、標点距離40■薦のボタンヘッド型試験
片を用い、またパウダークッション材としてポロンナイ
トライドパウダーを用いて行った。第6図中、実線が本
引張り試験片の固定装置による結果で、曲げ歪率はきわ
めて小さく、またそのバラツキも小さいことが確認でき
た。なお同図中、破線は、上記同様の試験片を用い、か
つパウダークッションやポールジヨイントを用いない従
来の治具による結果で、曲げ歪率は本結果に比し、著し
く大きくなっている。
第7図は本発明の第2実施例である引張り試験片の固定
装置の構造を示したものである。なお、第7図以下にお
いて、第1図に示した部分と同一構成要素には同一符合
を付し、その説明は省略する。
装置の構造を示したものである。なお、第7図以下にお
いて、第1図に示した部分と同一構成要素には同一符合
を付し、その説明は省略する。
本第2実施例の特徴とするところは、受け部材lを5中
間ホルダー21に嵌合してポルト22で固定し、さらに
該中間ホルダー21をホルダー4に固定した点にある。
間ホルダー21に嵌合してポルト22で固定し、さらに
該中間ホルダー21をホルダー4に固定した点にある。
か\る構成により、複数分割から成る受け部材lの分割
部から外部にパウダークッション3が洩れることがなく
なり、またホルダー4と中間ホルダー21との嵌合公差
を高精度に規定できるようになり、この結果、試験片2
の芯ずれをより吸収できて偏荷重の発生はより抑制され
る。また組付は作業性も向上する。
部から外部にパウダークッション3が洩れることがなく
なり、またホルダー4と中間ホルダー21との嵌合公差
を高精度に規定できるようになり、この結果、試験片2
の芯ずれをより吸収できて偏荷重の発生はより抑制され
る。また組付は作業性も向上する。
第8図は、本発明の第3実施例である引張り試験片の固
定装置の構造を示したものである。
定装置の構造を示したものである。
本第3実施例の特徴とするところは、上記第2実施例で
用いぺ中間ホルダー21の、受け部材lの孔1aに対応
する部位にねじ23を螺着した点にある、これにより、
引張り試験に先立って、ねじ23をねじ込むことにより
試験片2に負荷を与えてパウダークッション3を予備的
に流動させることが可能になり、本試験に際して、該パ
ウダークッション3の試験片2の周囲への回り込みが容
易となって、試験片2の芯ずれ吸収に大きく寄与できる
。なお、ねじ23のねじ込みは、中間ホルダー21に受
け部材1を組付けた段階で行っても、あるいはホルダー
4に横孔24を設けて、ホルダー4に中間ホルダー21
を組付けた後、該横孔24を通して行っても良い。
用いぺ中間ホルダー21の、受け部材lの孔1aに対応
する部位にねじ23を螺着した点にある、これにより、
引張り試験に先立って、ねじ23をねじ込むことにより
試験片2に負荷を与えてパウダークッション3を予備的
に流動させることが可能になり、本試験に際して、該パ
ウダークッション3の試験片2の周囲への回り込みが容
易となって、試験片2の芯ずれ吸収に大きく寄与できる
。なお、ねじ23のねじ込みは、中間ホルダー21に受
け部材1を組付けた段階で行っても、あるいはホルダー
4に横孔24を設けて、ホルダー4に中間ホルダー21
を組付けた後、該横孔24を通して行っても良い。
第9図は本発明の第4実施例である引張り試験片の固定
装置の構造を示したものである0本実施例の特徴とする
ところは、受け部材1および中間ホルダー21にパウダ
ーの注入口25と26をそれぞれ設け、さらに前記注入
口25を密栓できるねじ27を設けた点にある。これに
より、受け部材1を中間ホルダー21に組付けた段階で
注入口2Bおよび注入口25を通して受け部材1にパウ
ダークッション材を注入すれば、試験片1の頭部下への
確実な供給が可能になり、一方、その後ねじ25を密栓
すれば引張り試験に際してパウダーの逆流が防止され、
試験片2の芯ずれ吸収と組付作業性の向上に役立つ。
装置の構造を示したものである0本実施例の特徴とする
ところは、受け部材1および中間ホルダー21にパウダ
ーの注入口25と26をそれぞれ設け、さらに前記注入
口25を密栓できるねじ27を設けた点にある。これに
より、受け部材1を中間ホルダー21に組付けた段階で
注入口2Bおよび注入口25を通して受け部材1にパウ
ダークッション材を注入すれば、試験片1の頭部下への
確実な供給が可能になり、一方、その後ねじ25を密栓
すれば引張り試験に際してパウダーの逆流が防止され、
試験片2の芯ずれ吸収と組付作業性の向上に役立つ。
第10図は、上記第4実施例の変形例である第5実施例
を示したものである0本第5実施例の特徴とするところ
は、上記第4実施例におけるパウダーの注入口を、受け
部材1の孔1aの軸線方向中間から斜めに延びる注入口
25′および26′とした点にある。これにより試験片
2を実線で示すごとく上方部位に位置決めした後、注入
口26′と25′を通してパウダーを注入すれば。
を示したものである0本第5実施例の特徴とするところ
は、上記第4実施例におけるパウダーの注入口を、受け
部材1の孔1aの軸線方向中間から斜めに延びる注入口
25′および26′とした点にある。これにより試験片
2を実線で示すごとく上方部位に位置決めした後、注入
口26′と25′を通してパウダーを注入すれば。
その後に試験片2が破線で示すごとく下方に移動しても
、パウダーは洩れることがなく、したがって組付作業性
がより向上する。なお、この場合、前記第3実施例で示
したねじ23を利用して、パウダークッション3を予備
加圧しても良い。
、パウダーは洩れることがなく、したがって組付作業性
がより向上する。なお、この場合、前記第3実施例で示
したねじ23を利用して、パウダークッション3を予備
加圧しても良い。
(発明の効果)
以上、詳細に説明したように、本発明は引張り試験片を
パウダークッションを介して保持し、なおかつボールジ
ヨイントを介して該試験片に引張り荷重を伝達するよう
にしたので、試験片に生ずる微視的あるいは巨視的芯ず
れを可及的に低減できて、セラミックスのような脆性材
料の引張り特性を正確に把握し得る効果を奏した。
パウダークッションを介して保持し、なおかつボールジ
ヨイントを介して該試験片に引張り荷重を伝達するよう
にしたので、試験片に生ずる微視的あるいは巨視的芯ず
れを可及的に低減できて、セラミックスのような脆性材
料の引張り特性を正確に把握し得る効果を奏した。
また、ボ、ルジョイントの採用により、高温試験に際し
治具端への熱伝達を抑えることが可能になり、治具端設
計の簡略化を達成できる二次的効果も奏した。
治具端への熱伝達を抑えることが可能になり、治具端設
計の簡略化を達成できる二次的効果も奏した。
第1図は本発明の第1実施例である引張り試験片の固定
装置の構造を示す断面図、第2図は第1図の■−■矢視
線に沿う断面図、第3図は第1図のm−■矢視線に沿う
断面図、第4図は第1図のA部拡大詳細図、第5図は本
引張り試験片の固定装置による試験態様を示す模式図、
第6図は本引張り試験片の固定装置により得た曲げ歪率
特性を従来の結果と比較して示す線図、第7図〜第1O
図は本引張り試験片の固定装置の他の実施例(第2実施
例〜第5実施例)を示す断面図である。 l ・・・ 受け部材 2 ・・・ 引張り試験片 3 ・・・ パウダークッション 4 ・・・ ホルダー 6 ・・・ 連結部材 7 ・・・ 連結バー 9 ・・・ ポール 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 (ほか1名) 第1図 第2図 第5図 26図 うI張荷t(kl) 第7図 第9図
装置の構造を示す断面図、第2図は第1図の■−■矢視
線に沿う断面図、第3図は第1図のm−■矢視線に沿う
断面図、第4図は第1図のA部拡大詳細図、第5図は本
引張り試験片の固定装置による試験態様を示す模式図、
第6図は本引張り試験片の固定装置により得た曲げ歪率
特性を従来の結果と比較して示す線図、第7図〜第1O
図は本引張り試験片の固定装置の他の実施例(第2実施
例〜第5実施例)を示す断面図である。 l ・・・ 受け部材 2 ・・・ 引張り試験片 3 ・・・ パウダークッション 4 ・・・ ホルダー 6 ・・・ 連結部材 7 ・・・ 連結バー 9 ・・・ ポール 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 (ほか1名) 第1図 第2図 第5図 26図 うI張荷t(kl) 第7図 第9図
Claims (1)
- (1)引張り試験片をパウダークッションを介して保持
する複数分割の受け部材をホルダーの一端部に固定し、
前記ホルダーの他端部を ボールジョイントを介して試験機本体の荷重発生部に連
結したことを特徴とする引張り試験片の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16318985A JPS6224127A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 引張り試験片の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16318985A JPS6224127A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 引張り試験片の固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6224127A true JPS6224127A (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=15768955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16318985A Pending JPS6224127A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 引張り試験片の固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6224127A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63188545U (ja) * | 1987-05-26 | 1988-12-02 | ||
EP0573952A2 (de) * | 1992-06-11 | 1993-12-15 | Mtu Motoren- Und Turbinen-Union MàNchen Gmbh | Spannvorrichtung für Probenkörper |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056252B2 (ja) * | 1982-08-19 | 1985-12-09 | 三輪精機株式会社 | 燃料噴射時期の制御装置 |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP16318985A patent/JPS6224127A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056252B2 (ja) * | 1982-08-19 | 1985-12-09 | 三輪精機株式会社 | 燃料噴射時期の制御装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63188545U (ja) * | 1987-05-26 | 1988-12-02 | ||
EP0573952A2 (de) * | 1992-06-11 | 1993-12-15 | Mtu Motoren- Und Turbinen-Union MàNchen Gmbh | Spannvorrichtung für Probenkörper |
EP0573952A3 (ja) * | 1992-06-11 | 1994-02-23 | Mtu Muenchen Gmbh |
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