JPS62240049A - 医療用人工三尖弁およびその製造方法 - Google Patents
医療用人工三尖弁およびその製造方法Info
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- JPS62240049A JPS62240049A JP8468186A JP8468186A JPS62240049A JP S62240049 A JPS62240049 A JP S62240049A JP 8468186 A JP8468186 A JP 8468186A JP 8468186 A JP8468186 A JP 8468186A JP S62240049 A JPS62240049 A JP S62240049A
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Landscapes
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、心臓外科に使用される医療用人工三尖弁に
関するものである。
関するものである。
「従来の技術」
周知のように、心臓の心室弛緩中に右心房から右心室に
流れこんだ血液が、次の瞬間心室が収縮する際に心房へ
逆流するのを防ぐ弁装置(三尖弁)が右心房と右心室と
の間に存在している。この三尖弁は、右の房室口(心房
と心室とを連絡する穴)の周囲から起こる3枚の薄い弁
膜から構成されている。そして、この三尖弁には、先天
的、後天的に障害が存在することがあり、このような場
合、外科手術を施す必要があり、場合によっては、人工
的に作製した三尖弁をその部位に移植しなければならな
い状況も生じる。
流れこんだ血液が、次の瞬間心室が収縮する際に心房へ
逆流するのを防ぐ弁装置(三尖弁)が右心房と右心室と
の間に存在している。この三尖弁は、右の房室口(心房
と心室とを連絡する穴)の周囲から起こる3枚の薄い弁
膜から構成されている。そして、この三尖弁には、先天
的、後天的に障害が存在することがあり、このような場
合、外科手術を施す必要があり、場合によっては、人工
的に作製した三尖弁をその部位に移植しなければならな
い状況も生じる。
従来、このような心臓外科手術用に人工三尖弁が提供さ
れており、豚大動脈弁や中心のう膜を成形加工したもの
が知られている。
れており、豚大動脈弁や中心のう膜を成形加工したもの
が知られている。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、前記従来の医療用三尖弁は、豚大動脈弁や中
心のう膜などのような生体物質を構成材料としているの
で、連続、人員生産できず、高価であり、また、細菌汚
染、腐敗等を特に考慮し、その製造工程および保存にお
いて、環境、処理時間に細心の注意を払わなければなら
ず、その随意な供給および在庫管理等が行ない難いとい
う問題点がある。
心のう膜などのような生体物質を構成材料としているの
で、連続、人員生産できず、高価であり、また、細菌汚
染、腐敗等を特に考慮し、その製造工程および保存にお
いて、環境、処理時間に細心の注意を払わなければなら
ず、その随意な供給および在庫管理等が行ない難いとい
う問題点がある。
これに対し、最近、ポリウレタンを材料として本体を成
形し、この表面に血液の凝固を防止するコーテイング材
を塗布した構造の三尖弁が試作されている。しかし、こ
の人工三尖弁においては、そのコーテイング材が変形柔
軟性に乏しく、そのため弁体の屈曲部分のコーティング
層に比較的短時間内にクラックが発生し、引き続いて、
本体ポリウレタン層にまでクラックが進行してしまうと
いう問題がある。この現象は水分の存在下でさらに促進
されるため、この三尖弁は、医療材料としては不適で、
実用に供するに至っていない。
形し、この表面に血液の凝固を防止するコーテイング材
を塗布した構造の三尖弁が試作されている。しかし、こ
の人工三尖弁においては、そのコーテイング材が変形柔
軟性に乏しく、そのため弁体の屈曲部分のコーティング
層に比較的短時間内にクラックが発生し、引き続いて、
本体ポリウレタン層にまでクラックが進行してしまうと
いう問題がある。この現象は水分の存在下でさらに促進
されるため、この三尖弁は、医療材料としては不適で、
実用に供するに至っていない。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、耐久性に優れ、保存が容易で、安価、容易に製造で
きる医療用人工三尖弁およびその製造方法を提供するこ
とにある。
は、耐久性に優れ、保存が容易で、安価、容易に製造で
きる医療用人工三尖弁およびその製造方法を提供するこ
とにある。
「問題点を解決するための手段」
この発明に係る医療用人工三尖弁は、
リング状の本体の側部に3本の支持脚が等間隔に設けら
れてなる環状支持体に、その底部が薄肉な3つの弁部か
ら構成されているほぼ有底円筒状の柔軟な弁体が嵌着一
体化されてなるものであって、 前記弁体が3層構造となっており、中間層が合成樹脂繊
維製の織物または不織布から構成されるとともに、内外
層が抗血栓性ポリマーから構成されていることを特徴と
するものである。
れてなる環状支持体に、その底部が薄肉な3つの弁部か
ら構成されているほぼ有底円筒状の柔軟な弁体が嵌着一
体化されてなるものであって、 前記弁体が3層構造となっており、中間層が合成樹脂繊
維製の織物または不織布から構成されるとともに、内外
層が抗血栓性ポリマーから構成されていることを特徴と
するものである。
また、この発明に係る医療用人工三尖弁の製造方法は、
ほぼ有底円筒状をなし、内表面または外表面が鏡面加工
された三尖弁金型の内表面または外表面に離型剤を塗布
し、この内表面または外表面上に抗血栓性ポリマーを塗
布、乾燥し、この抗血栓性ポリマー層上にこの抗血栓性
ポリマーに浸漬した合成樹脂繊維製の織物または不織布
を敷設、乾燥し、この上にさらに前記抗血栓性ポリマー
を塗布、乾燥し、得られた有底円筒状柔軟体を、リング
状の本体の側部に3本の支持脚が等間隔に設けられてな
る環状支持体に嵌着一体化し、その後前記有底円筒状柔
軟体の底部を中心から外周部に向かって3等分に切断し
て3つの弁部を形成し、これにより医療用の人工三尖弁
を得る方法である。
された三尖弁金型の内表面または外表面に離型剤を塗布
し、この内表面または外表面上に抗血栓性ポリマーを塗
布、乾燥し、この抗血栓性ポリマー層上にこの抗血栓性
ポリマーに浸漬した合成樹脂繊維製の織物または不織布
を敷設、乾燥し、この上にさらに前記抗血栓性ポリマー
を塗布、乾燥し、得られた有底円筒状柔軟体を、リング
状の本体の側部に3本の支持脚が等間隔に設けられてな
る環状支持体に嵌着一体化し、その後前記有底円筒状柔
軟体の底部を中心から外周部に向かって3等分に切断し
て3つの弁部を形成し、これにより医療用の人工三尖弁
を得る方法である。
前記抗血栓性ポリマーとしては、フッ素化ポリウレタン
、シリコンウレタンコポリマー、ヘパリン含浸ポリウレ
タンなどがあり、前記合成樹脂繊維としては、ポリイミ
ド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維などが使用で
きる。
、シリコンウレタンコポリマー、ヘパリン含浸ポリウレ
タンなどがあり、前記合成樹脂繊維としては、ポリイミ
ド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維などが使用で
きる。
「作用」
上記構成の人工三尖弁によれば、その弁体は、抗血栓性
を有し、しかも柔軟性に富む材料から構成されるととも
に、内部中間層には屈曲性、変形性に富む合成樹脂製の
織物または不織布が一体的に介装されているので、連続
的に長期間使用してらクラック等の劣化現象が生じるこ
とがなく、浸れた耐久性を発揮し、実用に充分耐えるこ
とができる。しかも、全構成材料が腐敗の心配のない合
成物質なので、製造、保存を随意に行なうことができ、
安全で、経済的な供給が可能となる。
を有し、しかも柔軟性に富む材料から構成されるととも
に、内部中間層には屈曲性、変形性に富む合成樹脂製の
織物または不織布が一体的に介装されているので、連続
的に長期間使用してらクラック等の劣化現象が生じるこ
とがなく、浸れた耐久性を発揮し、実用に充分耐えるこ
とができる。しかも、全構成材料が腐敗の心配のない合
成物質なので、製造、保存を随意に行なうことができ、
安全で、経済的な供給が可能となる。
以下、この発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
「実施例」
第1図に示すように、この発明の人工三尖弁は、環状支
持体lと、この環状支持体lに嵌着一体化されている弁
体2とから構成されている。
持体lと、この環状支持体lに嵌着一体化されている弁
体2とから構成されている。
前記環状支持体lは、合成樹脂製の一体成形品で、第2
図に示すように、リング状の本体1aと、この本体1a
の側部に等間隔に突設されている支持脚1b・・から構
成されている。
図に示すように、リング状の本体1aと、この本体1a
の側部に等間隔に突設されている支持脚1b・・から構
成されている。
一方、前記弁体2は、第3図(a) (b)に示すよう
に、ほぼ有底円筒状の一体成形柔軟体であり、その底部
3はその中心点を中心として3つに等分割されており、
各部は互いに密接、分離可能な弁部3a・・となってい
る。そして、この弁体2は、第4図に示すように、3層
構造となっており、中間層2aが3デニ一ル程度のポリ
イミド繊維製の織物から構成されるとともに、内外層2
b、 2cがフッ素化ポリウレタンから構成されている
。
に、ほぼ有底円筒状の一体成形柔軟体であり、その底部
3はその中心点を中心として3つに等分割されており、
各部は互いに密接、分離可能な弁部3a・・となってい
る。そして、この弁体2は、第4図に示すように、3層
構造となっており、中間層2aが3デニ一ル程度のポリ
イミド繊維製の織物から構成されるとともに、内外層2
b、 2cがフッ素化ポリウレタンから構成されている
。
このように弁体2は、抗血栓性を有し、しかも柔軟性に
富むフッ素化ポリウレタンから構成されるとともに、内
部中間層2aには屈曲性、変形性に富み、強靭なポリイ
ミド繊維製の織物が一体的に介装されているので、連続
的に長期間使用してもクラック等の劣化現象が生じるこ
とがない。
富むフッ素化ポリウレタンから構成されるとともに、内
部中間層2aには屈曲性、変形性に富み、強靭なポリイ
ミド繊維製の織物が一体的に介装されているので、連続
的に長期間使用してもクラック等の劣化現象が生じるこ
とがない。
従って、この人工三尖弁は、優れた耐久性を発揮し、実
用に充分耐えることができる。しかも、全構成+4料が
腐敗の心配のない合成物質なので、製造、保存を随意に
行なうことができる。
用に充分耐えることができる。しかも、全構成+4料が
腐敗の心配のない合成物質なので、製造、保存を随意に
行なうことができる。
また、この人工三尖弁は、次のような手順により容易に
製造することができる。
製造することができる。
(1)三尖弁の形状に成形され、表面が鏡面に加工され
た金型の表面上にフッ素系離型剤を塗布する。
た金型の表面上にフッ素系離型剤を塗布する。
(ii) ポリマーfi80%のフッ素化ポリウレタ
ン溶液中に、前記金型を浸漬、クリーンベンチ内で乾燥
する。これを2回繰り返す(内H2b形成)。
ン溶液中に、前記金型を浸漬、クリーンベンチ内で乾燥
する。これを2回繰り返す(内H2b形成)。
(iii) 3デニ一ル程度のポリイミド繊維製の織
物を前記フッ素化ポリウレタン溶液中に浸漬し、これを
引き上げ、ただちに前記乾燥したフッ素化ポリウレタン
層上に敷設、密着して、これを乾燥する(中間層2a形
成)。
物を前記フッ素化ポリウレタン溶液中に浸漬し、これを
引き上げ、ただちに前記乾燥したフッ素化ポリウレタン
層上に敷設、密着して、これを乾燥する(中間層2a形
成)。
(iv)金型ごと前記乾燥品を前記フッ素化ポリウレタ
ン溶液中に浸漬し、乾燥する。これを3回繰り返す(外
層2c形成)。
ン溶液中に浸漬し、乾燥する。これを3回繰り返す(外
層2c形成)。
(v) 前記のようにして形成した有底円筒状柔軟体
を温水を用いて剥離する。
を温水を用いて剥離する。
(vi) この有底円筒状柔軟体をシリコーンゴム製
の環状支持体1にその底部が支持体lの支持脚1a・・
先端に位置するようにして嵌着し、その底部をその中心
点を中心として3つに等分割することにより、弁体2の
形成と同時に環状支持体lへの嵌着を終了する。
の環状支持体1にその底部が支持体lの支持脚1a・・
先端に位置するようにして嵌着し、その底部をその中心
点を中心として3つに等分割することにより、弁体2の
形成と同時に環状支持体lへの嵌着を終了する。
(vii) この嵌着一体品(人工三尖弁)を蒸気滅
菌にかけて、動作試験後、良品をさらに蒸気滅菌して製
品完成とする。
菌にかけて、動作試験後、良品をさらに蒸気滅菌して製
品完成とする。
なお、前記蒸気滅菌により内外層2b12cを構成する
フッ素化ポリウレタンは、一層架橋化が進み、強度の向
上が得られる。
フッ素化ポリウレタンは、一層架橋化が進み、強度の向
上が得られる。
このように、この発明方法によれば、金型を合成樹脂溶
液の中に浸漬し、乾燥することを繰り返すだけの簡単な
操作により、耐久性、信頼性の高い人工三尖弁を容易に
得ることができる。
液の中に浸漬し、乾燥することを繰り返すだけの簡単な
操作により、耐久性、信頼性の高い人工三尖弁を容易に
得ることができる。
「発明の効果」
以上説明したように、この発明の人工三尖弁によれば、
その弁体は、抗血栓性を有し、しかも柔軟性に富む材料
から構成されるとともに、内部中間層には屈曲性、変形
性に富む合成樹脂製の織物または不織布が一体的に介装
されているので、連続的に長期間使用してもクラック等
の劣化現象が生じることがなく、優れた耐久性を発揮し
、実用に充分耐えることができる。しかも、全構成材料
が腐敗の心配のない合成物質なので、製造、保存を随意
に行なうことができ、安全で、経済的な供給が可能とな
る。
その弁体は、抗血栓性を有し、しかも柔軟性に富む材料
から構成されるとともに、内部中間層には屈曲性、変形
性に富む合成樹脂製の織物または不織布が一体的に介装
されているので、連続的に長期間使用してもクラック等
の劣化現象が生じることがなく、優れた耐久性を発揮し
、実用に充分耐えることができる。しかも、全構成材料
が腐敗の心配のない合成物質なので、製造、保存を随意
に行なうことができ、安全で、経済的な供給が可能とな
る。
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図はこの発明に係る医療用人工三尖弁の斜視図、
第2図は環状支持体の斜視図、第3図(a)は弁体の一
部断面視した側面図、(b)は同弁体の底面図、第4図
は第3図(a)■−IV線に沿う断面構成図である。 l・・・・・・環状支持体、 lb・・・・・・環状支持体の支持脚、2・・・・・・
弁体、 2a・・・・・・弁体の中間層、 2b・・・・・・弁体の内層、 2c・・・・・・弁体の外層、 3・・・・・・弁体の底部、 3a・・・・・・弁部。
、第1図はこの発明に係る医療用人工三尖弁の斜視図、
第2図は環状支持体の斜視図、第3図(a)は弁体の一
部断面視した側面図、(b)は同弁体の底面図、第4図
は第3図(a)■−IV線に沿う断面構成図である。 l・・・・・・環状支持体、 lb・・・・・・環状支持体の支持脚、2・・・・・・
弁体、 2a・・・・・・弁体の中間層、 2b・・・・・・弁体の内層、 2c・・・・・・弁体の外層、 3・・・・・・弁体の底部、 3a・・・・・・弁部。
Claims (2)
- (1)リング状の本体の側部に3本の支持脚が等間隔に
設けられてなる環状支持体に、その底部が薄肉な3つの
弁部から構成されているほぼ有底円筒状の柔軟な弁体が
嵌着一体化されてなる医療用人工三尖弁であって、 前記弁体が3層構造となっており、中間層が合成樹脂繊
維製の織物または不織布から構成されるとともに、内外
層が抗血栓性ポリマーから構成されていることを特徴と
する医療用人工三尖弁。 - (2)ほぼ有底円筒状をなし、内表面または外表面が鏡
面加工された三尖弁金型の内表面または外表面に離型剤
を塗布し、この内表面または外表面上に抗血栓性ポリマ
ーを塗布、乾燥し、この抗血栓性ポリマー層上にこの抗
血栓性ポリマーに浸漬した合成樹脂繊維製の織物または
不織布を敷設、乾燥し、この上にさらに前記抗血栓性ポ
リマーを塗布、乾燥し、得られた有底円筒状柔軟体を、
リング状の本体の側部に3本の支持脚が等間隔に設けら
れてなる環状支持体に嵌着一体化し、その後前記有底円
筒状柔軟体の底部を中心から外周部に向かって3等分に
切断して3つの弁部を形成し、これにより医療用の人工
三尖弁を得る医療用人工三尖弁の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468186A JPH0669465B2 (ja) | 1986-04-12 | 1986-04-12 | 医療用人工三尖弁およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468186A JPH0669465B2 (ja) | 1986-04-12 | 1986-04-12 | 医療用人工三尖弁およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62240049A true JPS62240049A (ja) | 1987-10-20 |
JPH0669465B2 JPH0669465B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=13837432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8468186A Expired - Fee Related JPH0669465B2 (ja) | 1986-04-12 | 1986-04-12 | 医療用人工三尖弁およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669465B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005527283A (ja) * | 2002-04-23 | 2005-09-15 | イー・テイ・アイ・シー・エイ−エンジニアリング・アンド・テクノロジカル・イノベーシヨンズ・イン・カーデイオ・バスキユラー・アプリケーシヨンズ | 大動脈弁または僧帽弁の人工心臓弁を製造するための方法、およびその結果得られる大動脈弁または僧帽弁 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2828619C (en) * | 2004-05-05 | 2018-09-25 | Direct Flow Medical, Inc. | Prosthetic valve with an elastic stent and a sealing structure |
-
1986
- 1986-04-12 JP JP8468186A patent/JPH0669465B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005527283A (ja) * | 2002-04-23 | 2005-09-15 | イー・テイ・アイ・シー・エイ−エンジニアリング・アンド・テクノロジカル・イノベーシヨンズ・イン・カーデイオ・バスキユラー・アプリケーシヨンズ | 大動脈弁または僧帽弁の人工心臓弁を製造するための方法、およびその結果得られる大動脈弁または僧帽弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0669465B2 (ja) | 1994-09-07 |
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