JPS62234560A - 分級装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、本体がセラミックスで構成された耐摩耗性に
優れた流体中の固体の分級装置に関する。

（従来の技術） ファインセラミックス用原料粉、例えばアルミナ、ジル
コニア、マグネシア、窒化珪素、炭化珪素などは、近年
高純度化が指向されると共に、その物性を非常に狭い範
囲で制御することが必要となっている。

制御すべき物性のひとつに粒度分布があるが、粒度分布
の制御方法として各種の湿式あるいは乾赤心易＠！：ｎ
嶋（百軒帖め猛オ百　心易め始Φ〉かス廿度処理能力等
を勘案して用いられている。

しかし、従来用いられてきた分級装置１例えばサイクロ
ンあるいは遠心式風力分級器はステンレススチール等の
金属で構成されているために。

ファインセラミックス用原料粉、例えば、アルミナ、ジ
ルコニア、マグネシア、窒化珪素、炭化珪素などのよう
な強い摩耗性を有する粉体の分級に使用した場合、摩耗
による装置自体の短寿命は勿論、形状変化による分級性
能の低下を惹起し、また一方摩耗された金属は上記ファ
インセラミックス用原料を汚染し、その焼結に際して大
きな影響をおよぼすと共に、該セラミックスに斑点を生
じさせることがあるなどの欠点があった。

上記欠点を解消するための手段として、分級装置本体、
あるいは分級対象物に接する面に超硬合金を使用する方
法あるいは、分級対象物に接する鋼製装置内壁面にゴム
やセラミックス製タイルを接着する方法がある。

超硬合金を使用した場合、素材自体や加工費が高価であ
るという事が、実際の施工において問題となる。また、
摩耗に対し他の金属よりも耐久性があるといっても、ア
ルミナ、窒化珪素、炭化珪Ｚ（７）ようなファインセラ
ミックス用原料粉に対しては、かなりの摩耗が発生する
事は避けられず。

超硬合金中に含まれる金属元素が微量でも上記ファイン
セラミックス原料の焼結工程において大きな影響をおよ
ぼすという事実から、その使用は望ましくない、ゴムを
使用した場合、上記のような金属の混入は少なく、また
廉価に施工できる。

しかし、ゴム素材それ自体の特性から、８０°Ｃ以上の
温度で使用すると急激に耐久性が悪化するため、サイク
ロンの使用環境が大幅に制限される。

また、金属等無機物の混入は少ないが、ゴムが破片とな
り混入する事は避けられない。

セラミックス製タイルを接着して使用する場合、セラミ
ックス製タイル自体は耐摩耗性において問題ない性能を
有しているが、接着剤に欠点がある。すなわち、接着剤
の軟化点などからサイクロンの使用温度が大幅に制限さ
れ、また目地の摩耗などによってセラミックス製タイル
の固定保持力が低下して、タイル脱落を惹起し、直ちに
設備の運転停止につながるため信頼性に欠ける。

（発明の目的） 本発明は上記のような欠点のない耐摩耗性及び耐熱性に
優れた分級装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明者らは上記の欠点について種々検討したところ、
分級装置の本体をセラミック化することによって耐摩耗
性及び耐熱性に優れ、かつ上記欠点をすべて解決するこ
とが可能であることを確認した。

以下に本発明の構成をひとつの実施態様に基づいて説明
する。

第１図は本発明によるセミックスで構成された分級装置
の一種であるサイクロンの一形態を示すもので、（ａ）
は、装置の縦断面図である。第１図において１は、セラ
ミックスで構成されたサイクロン本体であり、該セラミ
ックス本体は円筒および逆円錐形からなる胴部１．Ｉｒ
！部上方の中央に穴の開いた円盤状の上蓋部３、上蓋部
中央の穴からサイクロン下方に向って突出した内筒部４
からなる。また、胴部側壁には流入口５、胴部下端には
粗粒排出口６があり、内筒部４は微粒排出ロアに連なる
。

第１図で流入口５の断面は矩形となっているが、他の断
面形状でもよい。

セラミックスで一体に構成されたサイクロン本体１の周
囲は、軟鋼製のケース２で囲ってあり、該ケース２には
サイクロン本体ｌの流入口５、粗粒排出口６．微粒排出
ロアに相対する位置に、それぞれフランジ５°、８’　
、７°を固設して図示してない導管と接続する。

ｖｇ１図の（ａ）のＡ−Ａ’位置の水平断面を（ｂ）に
示す、（ｂ）において１はセラミックスで構成されたサ
イクロン本体、２は軟鋼製ケース、５は流入口、７は内
筒部４によって構成された微粒排出口、５“は軟鋼製ケ
ースに設けられた２ランジを有する流入口である。

第１図においで、セラミックスで媒言されたサイクロン
本体１と軟鋼製ケース２の固定は既知のいかなる方法に
よってもよい。

第１図で軟鋼製ケース２の流入口５、粗粒排出口６、微
粒排出ロアは、それぞれ他の配管と接続するための７ラ
ンジが設けられているが、これは既知の他の接続法でも
よく、また軟鋼製ケースに直接配管を溶接してもよい。

第１図で、セラミックスで構成されたサイクロン本体ｌ
の全周囲を軟鋼製ケース２で囲んでいるが、これはサイ
クロン本体１の一部だけでもよく、また軟鋼製ケース２
をまったく用いなくてもよい。その場合、配管のサイク
ロン本体２への接続は既知のいかなる方法によってもよ
い。

１１１１ｉＵにおいて、サイクロン本体１は一体のセラ
ミックスで構成されているが、いくつかの部分に分割さ
れていても本発明の効果をそこなうものではない。第２
図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）に分割の例を示す０
図は分割の例を示すものであり、これに限定されない。

本発明によるサイクロンを構成するセラミックスとして
はアルミナ、ムライト、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪
素などサイクロンを構成するに十分な強度、＃摩耗性、
耐熱性などの特性を有する材質なら任意のものでよい。

（実施例） 以下、実施例により本発明を説明する。

第１図に示す構造のセラミックスによって構成されたサ
イクロンを、純度９９％以上のアルミナｅセラミックス
の焼結によって製造し、平均粒度７０ｇｍのアルミナの
湿式分級に使用した。

スラリー濃度１５０　ｇ　／　ｉ、吹込流速４ｍ／ｓｅ
ｃ、処理量１０００Ｋｇ／Ｈｒ、液温９０℃の条件にお
いて、ゴム張りのサイクロンは摩耗が多く使用できず、
従来使用していたｓｕｓ　３０４製のサイクロンは７日
間の連続使用でケース２に摩耗による穴が発生し、使用
不能になった。それに対し１本発明のアルミナ・セラミ
ックスで構成したサイクロンは１ケ月の連続使用でも異
状は発生しなかった。

（発明の効果） 本発明は、セラミックスでサイクロン本体を構成するこ
とによって、その耐摩耗性を著しく改善することができ
、その結果飛濯的な長寿命化をはかることができると共
に、処理物への異物混入を防止することができ、信頼性
も高い。

なお１本発明のサイクロン等分級装置による分級の対象
物は、ファインセラミックス用原料、例えばアルミナ、
窒化珪素、炭化珪素などに限定されるものではなく、一
般に研摩性を有する粉体の乾式、湿式の分級に使用した
場合も、大なる効果を有することは当然である。また分
級装置としては流体中の固体の分級に使用される乾式又
は湿式サイクロン、遠心式風力分級器、機械式風力分級
器等広範の分級装置に適用して同様の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサイクロン分級装置の模式図で（Ｌ）
は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ’位置の水平断面
図、第２図（Ａ）、（Ｂ）。 （Ｃ）、（Ｄ）は本発明の分級装置のセラミ−２クス組
立構成例を示す縦断面図である。 １・・・・・・分級装置本体（セラミックス酸）２・・
・・・・鋼製ケース、３・・・・・・円盤状上蓋部４・
・・・・・内筒部、５・・・・・・流体流入口６・・・
・・・粗粒排出口、７・・・・・・微粒排出口特許出願
人　昭和軽金属株式会社 代　理　人　弁理士　菊池　精− 第１図 （ＣＬ） 第 （Ａ） （Ｃ） ２図 （Ｂ） （Ｄ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、本体がセラミックスで構成されてなる分級装置。