JPS62232358A - スリ身製造装置の脱脂槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主としてスリ身製造工程等において魚肉の脂肪
分等を脱脂する装置に関するものである。

従来の技術 魚肉に含まれている脂肪の脱脂は、２回乃至４回位魚肉
の入っているタンクに水を入れて攪拌し沈澱を待って上
水のみを流出することの繰返しで脂肪の脱脂を行なって
いる。

発明が解決しようとする問題点 上記のような従来の水晒し用魚肉に含まれている脂肪の
脱脂には多くのタンクと多量の水の使用とスリ身の品質
のばらつきが大きいと言う問題を有していた。

本発明は上記のような従来の問題点を解決することを目
的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は狭い場所にて魚肉に含まれている脂肪が能率よ
く分離出来る様に筒状の縦型のタンクとし、連続的にス
リ身の品質も均一に出来るようタンクも二重構造と（７
て、その目的を果すようになっている。

作用 上記により脱脂槽は筒状の二重構造で内側の円筒型の内
側に水晒し用の魚肉を流入して脂肪分を分離浮上させ、
下に沈む魚肉を攪拌して魚肉中の脂肪分を分離して、脂
肪の少い魚肉を撹拌翼にて、外側タンクと内側の円筒の
間に入り、脂肪分等は水面上に浮上し、魚肉はタンクの
外に流出さすサイホン方式の排出パイプで水分と一緒に
次の工程に流出するものである。

実施例 以下本発明の一実施例を附図を参照して説明する。

第１．２図において、１は水晒し用魚肉と水の流入パイ
プ、２は弁、３は４ポンプえの流入パイプ、５は４ポン
プの吸入弁、６は４ポンプの排出弁、７は４ポンプの上
下運動するピストンロッド、８は脱脂槽への流入用流入
パイプ、９はその流入用パイプの弁、１０は１１円筒内
に魚肉と水の混、金物を流、大寸る流入パイプ、１２は
１０流入パイプより円筒内に流入した魚肉の固まりがあ
る場合等にそれを粉砕する回転翼、１３は円筒円中心に
て回転する回転軸で円筒下部に１４′＆拌翼が適当な回
転数にて回転して、魚肉に含まれている脂肪分等を水面
に浮上させ、比重の重い魚肉が１１円筒の下部に沈んだ
ものを攪拌して１５筒状タンクの内側と１１円筒の１６
間隙に舞い上がらせ、魚肉は水分と一緒にサイホン方式
の１７流出パイプを通って１８パイプより流出して次の
工程に入る。

１９はサイホン方式の流出パイプに排出する魚肉と水分
の排出量を調節する調節弁であるが、又１５筒状タンク
の水面上に浮上した水晒し魚肉の分離した脂肪分等を２
０排出パイプよりの流出量の加減にも利用される。

即ち１９弁を閉じれば１５筒状タンク内の魚肉と水分は
２０排出パイプより流出する、２１は２０排出パイプの
弁である。

２０排出パイプの上面は１１円筒の上部面より多少高い
かヌは同一である。

図示の４ポンプはダイヤフラムの上下運動によるポンプ
である。

１３回転軸の回転数は大体ＩＱｒ、ｐ、ｍ、〜７０　ｒ
、　ｐ。

ｍ１位であり、１２回転翼は固まりをほぐすのに都合の
よい型のものがよく、本装置では１５粍位の径の有孔板
をプロペラ状にして回転軸に取付け、もし魚がそのまま
送られて来た等の場合はプロペラの隙間より下に落ちる
様になっている。

１１円筒の下部で回転する１４撹拌翼はよく攪拌して作
業后の掃除に便利な様に２枚羽根位でよい。

連続脱脂の作業が終ると１５箇状タンクに残った魚肉と
水分はｌ魚肉の流入パイプの２弁を閉じて１１円筒内に
流入する１０流入パイプの９弁も閉し、又１５筒状タン
クよりの１７流出パイプの１９弁も閉じて、１５筒状タ
ンクの２３排出パイプの２２弁は開いて４ポンプを動か
すと、１５タンクの魚肉と水分は１５筒状タンクの２３
排出パイプを通り４ポンプへの流入の３流入パイプを通
り４ポンプを経て８パイプ２５パイプを経て１８パイプ
へ出て、次の工程えと入る。

１５タンクは空となる、２２弁２弁を開いて１５筒状タ
ンクを洗滌すれば１５筒状タンク１１円筒及１３軸はき
れいに掃除される。

１２回転翼の１３回転軸えの取付はネジ締付けでネジを
緩めると自由に上下動できるものである。

上記において１の魚肉と水の流通パイプの２弁を開き、
８脱脂槽への流入用流通パイプの９弁を開き、１５筒状
タンクからの１７流出パイプの１９弁も開き、１５筒状
タンクからの２３排出パイプの２２弁は閉じて、１３回
転軸は回転させて、魚肉と水の混合物を４ポンプを作動
することにより１流入パイプ３ポンプへの流入パイプ、
４のポンプ８の円筒えの流通パイプ１０の１１円筒内え
の流入パイプを経て魚肉と水は１１円筒内に流入し、水
面は段々と上昇し１８流出パイプよりサイホン方式にて
流出するパイプの高さより上昇し、魚肉と水分は一定水
面と落差を保って１８サイホン方式の流出パイプより流
出して次の工程に入る。

一般にはスリ身製造装置の水晒し粗回転フルイに入り水
晒しを行ない、しかるのち脱水機にて脱水されて添加物
を添加して、スリ身として凍結室に入れて冷凍スリ身と
して流通機構にのせられる。

１３回転軸が回転しているから１０流通パイプより１１
円筒内に入った魚肉は、固まりがあれば１２回転翼にて
粉砕され、魚肉の脂肪分等は水面に浮上し、魚肉等は円
筒内下方へ沈む。

浮上した脂肪分等は２０排水パイプより外に排出される
。

この排出水季は１７サイホン方式の流出パイプの１９弁
の調節にて加減出来る。

尚、２０排出パイプの排出量の調節は４ポンプの調節が
最も作用することは勿論である。

又１８流出ロバイブの上部２４パイプの高さによっても
加減出来るが、２４パイプの高さは一応適当に決めて、
１９弁にて加減するのがよい。

１２回転翼を逼って下方へ沈んだ魚肉は１４攪拌算の回
転で攪拌され、魚肉は１１円筒と１５筒状タンクとの間
げ八に舞い上り、魚肉は筒状タンク内に沈澱することは
なく、１７流出パイプを遡って１８流出パイプより次の
工程に流出する。

２０排出パイプの上部面は１１円筒の上部面と同じ高さ
か、少し高い方が１１円筒内の脂肪が流出し易いのは前
述の通りである。

ｌＯ流入パイプを通って１１円筒内に入った魚肉は魚肉
に含まれた脂肪分等を分離浮上し易い様に通常有孔板の
１２回転翼で粉砕して魚肉をほぐして水晒し効果を高め
ている。

沈んだ魚肉も１５筒状タンクの底に沈澱することはなく
、常に１４回転翼で攪拌されて、魚肉に含まれている脂
肪分等は１５筒状タンクと１１円筒の間を通って水面に
浮上する。

浮上した脂肪分等は勿論２０排出口より排出される。

魚肉の脂肪分は１００％脱脂すると魚自体の味は少くな
る様だが出来る丈脱脂した方がよい。

１００％脱脂は仲々難しい。

特にイワシの場合は季節的に脂肪が多くそれが為に少し
鮮度が下ると魚肉に脂肪が才ねり、悪臭をはなつ。

それ故に多獲性赤身、特に脂肪の多いイワシ等にてスリ
身を製造する場合は、鮮度のよい間に低温度で魚体処理
を行ない、冷水で水晒しをするとよいスリ身が出来るが
、前述の様に魚体全体の脂肪を低温度で速やかに効率よ
く脱脂する為に本発明が連続的に脂肪を浮上させて、脂
肪を一個所に排出して、これを魚油とし、魚肉は良質の
スリ身を得るものである。

水晒し用魚肉の連続脱脂が終ると１５筒状タンク内の魚
肉を前述の方法、即ち２の弁、９の弁、１９の弁を閉じ
て２２の弁を開いて１５筒状タンク内に残った魚肉と水
は４ポンプにて吸い上げられて２５パイプを通り２４パ
イプ１８パイプを経て次の工程の水晒し回転フルイ等に
入るのが、一般的である。

特に脂肪が多く脱脂の必要がある場合は、他の脱脂槽に
入れて上記の方法を繰返す場合もある。

Ｉ５筒状の形は一般には丸部がよいが、四角柱、六角柱
やその他の場合でもよい。

本発明はスリ身の製造装置の脱脂槽としての　　。

みの使用でなく、その他の脱脂槽としても広く応用出来
るものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、極めて簡単な構造により
、連続的に脱脂が出来で、製品のばらつきもなく、均一
な良質のスリ身が出来て実用上多大の効果をもたらし得
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面断面図、第２図は第
１図の平面図である。 ｌ・・・流入パイプ、　１１・・・円筒、　１３・・・
回転軸、１２・・・回転翼、　Ｉ４・・・撹拌翼、　１
５・・・筒状タンク、以上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）筒状タンクの筒壁にサイホン方式の流出パイプを
   備え筒状タンクの内側に円筒を取付けこの円筒壁にはこ
   のタンクえの流入口を設け円筒の下部にて回転する撹拌
   翼をつけた回転軸が円筒の中心で回転するスリ身製造装
   置の脱脂槽。
2. （２）脱脂槽の水面に浮上した脂肪を流出する流出口を
   設け流出量は筒状タンクの筒壁のサイホン方式の流出パ
   イプに取付けた弁にても調節加減出来ることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載のスリ身製造装置の脱脂
   槽。
3. （３）円筒壁に設けたタンクへの流入口の下に円筒内に
   流入した水晒し肉の固まりをほぐす回転翼を取付けたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第２項のいず
   れかに記載のスリ身製造装置の脱脂槽。