JPS62227707A - 重合体ラテツクスの凝固法及び装置 - Google Patents

重合体ラテツクスの凝固法及び装置

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JPS62227707A
JPS62227707A JP7409286A JP7409286A JPS62227707A JP S62227707 A JPS62227707 A JP S62227707A JP 7409286 A JP7409286 A JP 7409286A JP 7409286 A JP7409286 A JP 7409286A JP S62227707 A JPS62227707 A JP S62227707A
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正一 上野
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満 上野
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Shinji Ariyoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、重合体ラテックスから重合体固形物を得るた
めの凝固法及び装置に関するものであり、詳しくは、凝
固剤溶液と重合体ラテックスとの接触方式を改良した該
凝固法及び装置に関するものである。
[従来の技術] 乳化重合で得られる重合体ラテックス(以下、ラテック
スと略称する。)から重合物を回収する場合には、凝固
剤溶液(以下、凝固液と略称する。)中にそのラテック
スを導入し、形成された重合体粒子を分離することが行
われている。
この凝固操作は、通常、第3図に示すように、攪拌槽6
0中の凝固液中にラテックスを投入し、攪拌機62で攪
拌し、その後、熟成槽64で熟成することにより行われ
ている。なお、第3図の66は加圧熟成槽であり、より
十分な熟成を行うものである。熟成処理後の懸濁液は、
脱水及び乾燥されて粉末とされる。
なお、機械的な攪拌の代わりに、鉛直配管内の凝固液の
上向流中にラテックスを注入する方法(特開昭56−1
8602)や、ラテックスと凝固液の双方を霧化して接
触させる方法(特開昭58−87102等)なども知ら
れている。
一般に、このようなラテックスの凝固操作においては、
凝固終了後の操作を経済的に有利に行い得るような粒子
を形成することが重要である。即ち、凝固操作で得られ
る粒子の性状を後操作の目的に合わせて調整すること、
具体的にはその粒径、粒径分布、嵩密度、含有水分、硬
さあるいは多孔性において適切な選択が重要であり、こ
れらが不適当な場合には凝固工程以降の洗浄、脱水。
乾燥、篩別などがうまくゆかず、工業的に極めて不利と
なる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来より行われている方法で回収される
粉末状共重合体粒子は、粒径が著しく小さいため、以後
の分離工程における濾布の目詰り、乾燥工程における微
粒子の飛散による収率の低下、袋詰時の計量困難による
作業性の低下及びバンバリー、ルーダ−等の生産効率の
低下等、後工程での生産性、操作性が著しく悪いという
問題がある。また、粉塵発生により1作業環境の悪化、
乾燥機等の排気による大気汚染の原因にもなっている。
このような問題は、特開昭56−18602にも共通す
るものである0、 また、特開昭58−87102等の方法では。
ラテックスと凝固液とが微粒同志の会合により接触され
るものであるから、反応速度が遅く、シかも反応が不均
一になるおそれがある。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、中
心側に向って下り勾配となる円環型トレーの傾斜面上に
凝固液を液膜状に流下させながら、この流下する液膜上
にラテックスを連続的に滴下させてラテックスと凝固液
の接触を行うようにしたものであり、 重合体ラテックスと凝固剤とを接触させて重合体固形物
粒子を得る方法において、中心側に向つて下り勾配とな
る傾斜面を有する円環型トレー上に液膜を形成するよう
に凝固剤溶液を流下せしめると共に、このトレー上を流
下する、もしくはトレー内周縁から流れ落ち、る凝固剤
溶液上に重合体ラテックスを連続的に滴下させることに
より重合体ラテックスと凝固剤を接触させることを特徴
とする重合体の凝固法、 及び 底部に液の流出口を有する圧力容器と、該圧力容器内の
略中段に軸心方向を鉛直方向にして設置された中心側に
向って下り勾配となる傾斜面を有する円環型のトレーと
該圧力容器内の該トレーよりも上方位置に設置された重
合体ラテックス受器と、 該圧力容器の殻体を貫通して設置された。該重合体ラテ
ックス受器への重合体ラテックス供給用の配管と、 該重合体ラテックス受器の底面に設けられた、前記トレ
ーの上面又はトレー内周縁よりもわずかに中心側へ重合
体ラテックスを滴下するためのノズルと、 前記トレーの中心開口の下面側に配置されており、その
下部は圧力容器流出口に連通されると共に、該トレーの
中心開口よりも大なる口径の上部開口を有する逆円錐形
のシュートと、 該シュートの上級とトレー内周縁とを連結し、シュート
の内部と外部とを仕切る環状の仕切部材と、 一該仕切部材に開設された、シュート内周面上への凝固
剤溶液流出用のノズルと、 該圧力容器内の下部に設けられた。シュートの内部と外
部とを封画する封画部材と、 前記圧力容器の殻体を貫通して設置された、該圧力容器
内への凝固剤溶液供給用の配管と、を備えている重合体
ラテックスの凝固装置、を要旨とするものである。
(作用) 本発明においては、ラテックスをノズルにより所定の液
滴とした後、凝固液に接触させるものであって、各滴下
粒子と凝固液との接触状態も均等になるから、粒径、粒
径分布、嵩密度、硬さ、多孔性などが均一な重合体粒子
が得られる。
以下、本発明の構成につき、さらに詳細に説明する。
本発明で用いられるラテックスは、通常の乳化重合によ
って作られた重合ラテックスであればいかなるものでも
良く、具体的にはスチレン、α−メチルスチレン等のモ
ノビニリデン芳香族化合物、アクリロニトリルで代表さ
れるビニルシアン化合物、(メタ)アクリル酸エステル
などからなるビニル単量体の1種もしくは2種以上重合
して得られる(共)重合体ラテックス、ブタジェンとビ
ニル単量体とのブタジェン系共重合体あるいはポリブタ
ジェンと上記ビニル単量体の少なくとも1種とのグラフ
ト共重合体ラテックス等があり、これらのラテックスは
それ単独でも良く、また2種以上の重合体ラテックスを
混合しても差支えない。
凝固剤としては各種のラテックス凝固剤を用いることが
でき、具体的には塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸、蟻酸
、 酸、酢酸などの有機酸あるいはこれら酸のアルカリ
金属、アルカリ土類金属。
アルミニウムなどからなる金属塩などが使用され、これ
を適宜の溶媒(通常は水)に溶解して凝固液とする。W
I固剤の種類及び濃度はラテックスの凝固性、あるいは
凝固剤の凝固能力によって決定される。
本発明の凝固方法においては、ラテックスは液滴状に凝
固液の液膜上に滴下されるのであるが、この際のラテッ
クスの分散に用いられるノズルの内径は、1〜25 m
 mとりわけ4〜10mm程度とするのが好適である。
また、ラテックスの滴下量は、凝固液の流下量の10〜
50%とりわけ30〜40%程度とするのが好適である
凝固液は中心側に向って下り勾配となる円環型トレーの
傾斜面上を液膜状に流下されるが、この傾斜面の角度は
θ〜90°とりわけθ〜20’程度とするのが好適であ
る。
トレーの長さは100mm以下とりわけ50〜80mm
とするのが好ましい、またラテックス受器とトレーとの
間隔は50〜300mmとりわけ150〜200mmが
好ましい。
凝固液は、このようなトレー上を5〜15mmとりわけ
lO〜15mm程度の厚さく深さ)となって流れるよう
にするのが好適である。なお、トレーの下部はど、窄ま
っているから、凝固液の厚さは流下するほど大きくなり
、下方はど厚くなる。本発明では、トレーの下端部にお
いて、凝固液厚さが上記範囲となるようにその流量を決
定する。
ラテックスは、このトレーを流れる液膜の上に滴下され
ても良く、トレーの内周縁部から離れて落下を開始して
いる液膜上に滴下しても良い。
本発明においては、トレーの内周縁から流れ落ちた流体
(ラテックスが分散している凝固液)が容器底面に衝突
してラテックス液粒が損壊して不均一粒径となるのを防
止するために、トレーの中心開口の下方にシュートを設
け、トレーから流れ落ちる流体をこのシュート内面で受
けて流下させるのが好ましい。
さらに、このシュートの上面には、予め凝固液を液膜状
に流しておき、トレーから流れ落ちる流体をこの液膜上
に受けるようにするのが好適である。即ち、このように
落下流体をシュート面一ヒの凝固液の液膜上に受けるよ
うにすれば、該液膜がクッションの役割りを果してラテ
ックス液滴がシュート面に激しく衝突することが回避さ
れる。
また、ラテックス液滴がシュート面上を流れるときに該
シュート面と摺れ合うことがない、そして、このような
ことから、均一径、均一特性の重合・体固形物粒子を得
ることが一層容易になる。
凝固液とラテックスとの混合液は、その後、所定の温度
に維持して管内を通過させたり、あるいは槽内で緩く攪
拌して熟成させることが好ましい、即ち、この熟成によ
り、ラテックス液滴の内部まで凝固液が浸透し、十分な
凝固がなされるのである。
[”実施例] 以下、図面に示す実施例装置を参照しながら本発明につ
いてさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例に係るラテックス凝固装置の縦
断面図である。
符号10は圧力容器であって、筒袖方向を鉛直方向にし
た、比較的塔高の低い有蓋有底の円筒形状となっている
。この圧力容器は、上部シェル12と下部シェル14と
をそれらのフランジ部12a、14aをボルト締めにて
連結して構成されている。
この圧力容器10内の略中段位置には、中心側に向って
下り勾配となる傾斜面を有した円環形状のトレー16が
、その中心軸方向を鉛直方向にして設置されている。な
お、このトレー16は、次に述べるシュート18によっ
て支持されている。
即ち、トレー16の中心開口の縁部には、鉛直下方に向
って垂下する短い円筒形のスカート部20が溶接等によ
り一体的に設けられており、このスカート部20の下端
には、リング板22が外方に拡径するように一体的に設
けられている。このリング板22の外周縁部はシュート
18の上端縁に接続されており、スカート部20とリン
グ板22とで、シュート18の内外を仕切るための1状
仕切部材を構成している。なお、リング板22には開口
24が周方向に等間隔で設けられている。
圧力容器10の底部には、流出口26が設けられ、流体
流出用の短管28が該流出口26の開口縁部に固設され
ている。この短管28の下端には、フランジ部28a、
30aを介して別の短管30が接続されており1両フラ
ンジ部28a。
30a間にはシュート支持用のリングプレート32が挟
持されている。
シュー)18は、逆円錐形の傾斜部18aと、該傾斜部
18aの下端に連設された直管部18bとを有して構成
されており、この直管部18bは流出口26を通って短
管28.30内に挿入されている。前記リングプレート
32は、この直管部18bの下端近傍の外周に溶接等に
より固設されており、該リングプレート32はポルト3
4によってフランジ部28a、30a間に挟持され、固
定されている。このリングプレート32は、シュート1
8の鉛直荷重を支承すると共に、シュート18下部にお
けるシュート18内外の封画をなす封画部材として作用
している。
なお、シュー)18は、トレー16に設けられたブラケ
ット36と圧力容器底面との間に配設されたピラー38
によっても支持されている。
シュー)18を取り巻くように、ブラケット40によっ
て圧力容器に支持された環状配管42が設けられている
。この環状配管42は、その底部に所定間隔で凝固液の
流出口44が開設されると共に、凝固液の供給管46が
接続されている。
この凝固液供給管46は圧力容器10の殻壁を貫通して
該容器10外に延出している。
トレー16よりも上方位置には、ラテックス受器48が
設置されている0本実施例では、このラテックス受器4
8は円形平底の皿形容器となっており、下部シェル14
に基端側か固着されているブラケット50を介して、圧
力容器10に、その底面が水平となるように、かつ、ト
レー16と同軸となるように取り付けられている。この
ラテックス受器48の底面には、ラテックス流出用のノ
ズル52が、該底面中心に対して等半径位に等間隔に設
けられている。なお、本実施例では、各ノズル52から
流出したラテックスが液滴となってトレー16の内周縁
近傍に落下するように配置されている。
ラテックス受器48の上方には、ラテックス供給管54
が設置されている。このラテックス供給管54は鉛直方
向に設置され、圧力容器10の頂部に設けられたドーム
56及び該ドーム56を封するシールプレート58を貫
通して圧力容器lO外に延出している。また、ラテック
ス供給管54の下端はラテックス受器48内の液面レベ
ルよりも下方にまで延在され、該ラテックス受器34内
に貯まるラテックスに該下端が浸漬し得る構成となって
いる。
かかる構成の凝固装置において、供給管46から導入さ
れる凝固液は、開口44から圧力容器lO内に下向きに
流出され、次いで上向流となって該圧力容器10内を上
昇し、トレー16の外周縁部から均等にオーバーフロー
し、該トレー16上面を液膜状に流下する。また、一部
のい固液は、開口24からシュート18上に流出し、液
膜状となって該シュート18上を流下する。
一方、ラテックスは供給管54から受器48内に供給さ
れ、ノズル52から液滴となってトレー16上に滴下さ
れる。そして、凝固液と共にトレー16上を流下し、ト
レー16の内周縁部から流れ落ちる。この落下流は、さ
らに、シュート18上を流れ下って流出口26を通り、
圧力容器10外に取り出される。
而して、本実施例装置では、ラテックスがノズル52か
ら均一径となってトレー16上に滴下され、かつこの滴
下された各ラテックス液滴はそれぞれがほぼ同一の条件
にて凝固液と接触する。即ち、各ラテックス液滴とも、
凝固液とほぼ同じ時間接触し、凝固液の流下速度との差
も各液滴でほぼ同一である。そして、従来装置のように
激しい攪拌を受けることもないから、液滴が壊れること
もなく、均一径で均一特性の凝固粒子が得られるように
なる。しかも、ノズル52の径を適度なものとすること
により、適度な粒径の粒子を得ることができる。
また1本発明では、トレー16が逆円錐形であるので、
このトレー16上を流れる流体は次第にその厚さく深さ
)を増すように流れるからトレー16の途中において液
膜切れを生ずるおそれがなく、安定した処理操作が可能
である。
第2図は、第1図の実施例装置を組み込んだ凝固装置の
全体構成を示す系統図である。
即ち、圧力容器10の底部流出口には、水平もしくは緩
い下り勾配をもって配設された熟成管70が接続され、
さらにその下流側には熟成槽72が接続されている。
そして、圧力容器lO内で凝固液と接触したラテックス
液滴は、流出口46を出た後、熟成管70内を低流速に
て流れ、次いで熟成槽72内に導入され、攪拌翼74で
緩く攪拌され、ラテックス液滴の凝固が行われる。
なお、撹拌翼74は、熟成槽72内でラテックス粒子が
沈降しない程度に緩速攪拌するためのものであり、該粒
子を損壊させることはない。
熟成された粒子は、ポンプ76及び配管78によって脱
水、分離、乾燥工程80へ送られる。
次に製造実施例について説明する。
実施例1 第1図の装置を用い、α−メチルスチレン65wt%、
スチレン6wt%、アクリロニトリル29wt%よりな
るラテックスを次及び第1表のA−1に示す条件にて凝
固させた。
圧力容器内径     1.3m トレー外径      0 、75m トレー内径      0 、55m トレー傾斜角度    10’ シュート高さ     0.9m シュート上端径    0 、65m シュート下端径    0.165m 熟成管全長     40m 熟成管内径    100mm(0,1m)熟成槽容量
   7500文 ノズル52の内径   6mm ノズル52の個数 100本 熟成槽から取り出した懸濁液を、遠心分離にて脱水し、
さらに乾燥機で乾燥して乾粉とした。その粒度分布の測
定結果は第2表のA−1に示す通りである。
実施例2,3 α−メチルスチレン74wt%、アクリロニトリル26
wt%のラテックスについて、第1表B−t、C−tに
示す条件に従って、実施例1と同様にラテックスの凝固
を行ない乾粉を得た6粒度分布の測定結果を第2表B−
1.C−1に示す。
実施例4 α−メチルスチレン68wt%、N−フェニルマレイミ
ド9wt%、アクリロニトリル23wt%のラテックス
について、第1表D−1に示す条件に従って実施例2,
3と同様にラテックスの凝固を行ない、乾粉を得た。粒
度分布の測定結果を第2表D−1に示す。
比較例1〜4 第3図に示す従来装置において、実施例1〜4とそれぞ
れ同一原料につき次及び第3表A−2〜D−2に示す条
件でラテックスの凝固を行った。
ラテックス供給量   9m″/Hr 凝固液供給量    18ゴ/Hr 攪拌層容量      2ゴ 熟成槽容量    2.5m″ 加圧熟成槽容量  7.5m″ これにより得られたスラリーを実施例1と同様にして脱
水及び乾燥を行い、その粒度分布を測定した。結果を第
2表A−2〜D−2に示す。
第2表より、本発明によれば、比較的大径のかつ粒径の
揃った粒子が得られることが明らかである。これに対し
、比較例では、微粉分が大半である。
また、実施例1及び比較例1で得られた粒子について、
顕微鏡にて形状を観察したところ、実施例ではほぼ真球
形状であるのに対し、比較例では約半数程度のものが異
形となっていることが認められた。
[効果] 以上の通り、本発明によれば、均一径で、特性も均質な
ラテックス粒子を製造することができる。また、ラテッ
クス液滴の凝固液の流下流れと接触するものであるから
、反応効率も高く、収率低下がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例装置の断面図、第2図は実施例装置の系
統図、第3図は従来装置の構成図である。 lO・・・圧力容器、    16・・・トレー。 18・・・シュート、    26・・・流出口、48
・・・ラテックス受器、70・・・熟成管、72・・・
熟成槽。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重合体ラテックスと凝固剤とを接触させて重合体
    固形物粒子を得る方法において、中心側に向って下り勾
    配となる傾斜面を有する円環型トレー上に液膜を形成す
    るように凝固剤溶液を流下せしめると共に、このトレー
    上を流下する、もしくはトレー内周縁から流れ落ちる凝
    固剤溶液上に重合体ラテックスを連続的に滴下させるこ
    とにより重合体ラテックスと凝固剤を接触させることを
    特徴とする重合体の凝固法。
  2. (2)円環型トレーの中心開口の下面側に逆円錐形のシ
    ュートを該トレーと同軸的に配置し、かつこのシュート
    上に凝固剤溶液を液膜状に流下させ、トレーから流れ落
    ちる凝固剤溶液をこのシュート上の凝固剤溶液流れ上に
    落下させることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の凝固方法。
  3. (3)重合体ラテックスを含む凝固剤溶液を熟成する工
    程を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の凝固法。
  4. (4)底部に液の流出口を有する圧力容器と、該圧力容
    器内の略中段に軸心方向を鉛直方向にして設置された中
    心側に向って下り勾配となる傾斜面を有する円環型のト
    レーと、 該圧力容器内の該トレーよりも上方位置に設置された重
    合体ラテックス受器と、 該圧力容器の殻体を貫通して設置された、該重合体ラテ
    ックス受器への重合体ラテックス供給用の配管と、 該重合体ラテックス受器の底面に設けられた、前記トレ
    ーの上面又はトレー内周縁よりもわずかに中心側へ重合
    体ラテックスを滴下するためのノズルと、 前記トレーの中心開口の下面側に配置されており、その
    下部は圧力容器流出口に連通されると共に、該トレーの
    中心開口よりも大なる口径の上部開口を有する逆円錐形
    のシュートと、 該シュートの上縁とトレー内周縁とを連結し、シュート
    の内部と外部とを仕切る環状の仕切部材と、 該仕切部材に開設された、シュート内周面上への凝固剤
    溶液流出用のノズルと、 該圧力容器内の下部に設けられた、シュートの内部と外
    部とを封画する封画部材と、 前記圧力容器の殻体を貫通して設置された、該圧力容器
    内への凝固剤溶液供給用の配管と、を備えている重合体
    ラテックスの凝固装置。
  5. (5)前記圧力容器の流出口に加熱手段を有する熟成管
    が接続され、さらに該熟成管に攪拌手段を有する熟成槽
    が接続されていることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項に記載の凝固装置。
  6. (6)前記トレーの外周縁よりも下方のレベルに環状配
    管がトレーと略同軸的に設置され、この環状配管に前記
    凝固剤溶液供給用配管が接続され、かつ該環状配管には
    、下向きに凝固剤溶液の流出口が設けられている特許請
    求の範囲第4項又は第5項に記載の凝固装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6469888A (en) * 1987-09-10 1989-03-15 Ig Tech Res Inc Ventilating duct

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6469888A (en) * 1987-09-10 1989-03-15 Ig Tech Res Inc Ventilating duct

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