JPS62221172A - 磁気的に高められた放電を利用するレ−ザ−装置 - Google Patents

磁気的に高められた放電を利用するレ−ザ−装置

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JPS62221172A
JPS62221172A JP6556386A JP6556386A JPS62221172A JP S62221172 A JPS62221172 A JP S62221172A JP 6556386 A JP6556386 A JP 6556386A JP 6556386 A JP6556386 A JP 6556386A JP S62221172 A JPS62221172 A JP S62221172A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) 本発明の背景を2部に分けて説明する。
(発明の分野) 本発明は気中放電発生装置に係るものであり、更に詳し
くいえばレーザー増巾部として使用する新規な気中放電
構造体に係るものである。
(先行技術の説明) 気中放電を安定に維持するという問題により。
又はレーザーキャビティに均一に気中放電を充満させる
という問題によりガスレーザーの設計は厳しい制限をう
ける0例えば、トランスバースフロー又は横流式炭酸ガ
スレーザーは、グロー放電からアークに放電が変化する
「アークアウト」問題をしばしば呈する。又、放電は円
筒管を一様に満たすことはできても、他の形状の管を満
たすことはできない、更に、高圧でパルスモードで動作
するレーザーは、均一な放電を生ぜしめるため特別にガ
スをあらかじめ電離しておかなければならないことがし
ばしばある。
従来から炭酸ガスレーザーは5つのカテゴリーに分けら
れている。最も普通の構造は「スローフロー又は貫流式
放電管」として一般に知られているものである。この構
造のものでは1メートル当り最大約75ワツトの出力し
か得られない、炭酸ガスレーザー装置の第2のカテゴリ
ーに属するものは「対流」レーザー装置であり、これは
複雑になる代りに出力は大きくなる。
第3のカテゴリーに属するものは、ロケットニンジン技
術を利用する「ガスダイナミック」レーザーであり、こ
れは一般に商業的に利用するには適当ではない、第4の
カテゴリーに属するものはrTEAJ レーザーとして
知られているもので、パルス型レーザーとしてだけ適し
ている。第5のカテゴリーに属するものは「導波」レー
ザーであり、これは100ワツト以下の用途に最適と考
えられる。
これらの異なるカテゴリーのレーザーを説明していく上
で注意すべきことは、カテゴリー間の主たる相違はレー
ザー増巾部に使用される構造に認められるということで
ある。換言すれば、普通すべてのレーザーは、程々の作
動要素、例えば光学システム、電源、レーザー増巾部等
を含んでいる。しかし、設計上の最も大きな相違はレー
ザー増巾部の構成方式において生じ、そのため種々のカ
テゴリーのレーザーはレーザー増巾部に使用される設計
の仕方によって性格的にはっきり区別できる0例えば、
増巾部はレーザー発振器とレーザー増巾器の両方の要素
として使用される。電気的に励起されるガスレーザーで
は、レーザー増巾部の重要な要素は放電装置である。レ
ーザー以外の分野でも放電は重要な要素である0本文に
開示された新規な放電装置は、新しいレーザー増巾部の
設計を可能とするものである。
従来技術については以下の文献を参照されたい。
(1)本出願人が取得した米国特許第4,424.64
6号、「らせん対流レーザー」 ;(2)  シー・ジ
ェイ争ブツェク他、アプライドフィジックス レターズ
、第16巻、第8号(1970)。
(3)  エイチ・ジェイージェイ番セクイーン他、ア
プライド フィジックス レターズ、第37巻、130
頁(1980); (4)  エイチ・ジェイΦジェイ・セクイーン他。
アプライド フィジックス レターズ、第39巻、20
3頁(1981); (5)  シー・イー・キャパック他、ジャーナルオン
 アプライド フィジックス、第52巻、4517頁(
1981); (6)シー・イー・キャパック他、アプライドフィジッ
クス、B26巻、161頁(1981); (7)  エイチ・ジェイφジエイ・セクィーン他、ア
プライド オプティックス、第24巻、第9号(198
5); (8)  エヌ・ウメダ他、アプライド オプティック
ス、19442 (1980); (9)  ニス・オノ他、レビュー オン サイエンテ
ィフィック インスツルメンツ、第54巻、1451 
(1983); (10)米国特許第3.435.373号;そして(1
1)米国特許第4.077.020号先行技術(1)、
(2)は、横方向に流れるガス流内で、円筒空間内で放
電を安定にするための磁界を示している。
先行技術(3)、(4)、(5)、(6)。
(7)は、すべてカナダのアルバータ大学のグループに
より発表されたものである。これらの文献は「磁気的に
安定している電極」をつくる2つの方法を扱っている。
放電内で交叉している電界と磁界とを使用しているが、
放電は望ましくない程に高い電力密度と低い冷却率とを
呈し、そのため拡散冷却レーザーに使用するには不適当
である0本発明と比較してその設計の差異は、(1)主
境界面に垂直に電界ベクトルを向けていること; (2
)放電空間内の主境界面に平行に磁界を向けていること
; (3)導電性の主表面を利用していることである。
先行技術(8)は「トランスバース ジ−マンレーサー
」を扱っている。このクラスのレーザーも本発明と相違
している。キャビティ空間が異なり、狙いが異なり、電
界の形態が異なり、そして磁界の形態が異なるからであ
る。
先行技術(9)は炭酸ガスレーザーのサイドアームにガ
ス循環用の小型電磁ポンプを設けることを提案している
これらの先行技術と対比して、本発明は、電気的に安定
していない条件下で、又は放電が所望空間を均一に満た
していない条件下で均一な放電をつくる新しい方法と装
置とを教示している。本発明が更に教示していることは
、この新しい型の放電を分子レーザー、例えばC02レ
ーザーの構造に適用することである。C02レーザーに
適用すると、そのレーザーは新しいカテゴリーのCo2
レーザーとなり、その商品名は「マツケン放電レーザー
」 (“Macken  Discharge  La
5er”)となろう、その特徴は、スローフロー又は貫
流式放電管レーザーと比較して単位長当りの出力は大き
くなっており、しかも環流レーザーの場合のような急速
に流れるガスを必要としないということにある。
(発明の要約) 本発明に従うレーザー装置の増巾部の新規な構造は、表
面の寸法に比して近接して間隔をあけて向き会う2つの
表面が、全体として境界を定めているキャビティを、含
んでいる。これらの表面に垂直に磁界をつくる。電極の
設計とキャビティの形とが電界の形を定めているが、そ
のようにして形を定められた電界は、磁界ベクトルと電
界ベクトルとの両方に対して垂直な方向に比較して、磁
界に平行な方向において狭くなっている。電極は通常2
つの長い領域を限定している。これらの領域は、反対に
荷電した2列の電極を分離している距離よりも、かなり
長い距離にわたってのびている。これらの長い領域を横
切って放電が発生するとき、磁界は放電内の荷電粒子に
力を作用して電極領域の下方へ、先の方へ放電を移して
いく、ある磁界の強さ以下では、この作用効果は2つの
長い電極の下方へ先の方へ動いていく一連の放電として
現われてくる。ある磁界の強さ以上では、放電は一様で
、そして非常に安定してくる。放電が比較的狭い、巾広
のキャビティの中へ入り込むと、ガスからの熱除去率は
著しく増大し、そしてCO2レーザーのような熱的に制
限されるレーザーを扱うとき単位長当りの出力をかなり
高めることができる。第1の実施例では、2つの全体と
して平坦な表現を使ってキャビティを形成し、別の実施
例では2つの同心円筒を使ってキャビティを形成してい
る。
本発明の他の目的や利点は、同じ要素を同゛じ数字で示
している添付図を参照しての以下の説明から明らかとな
ろう。
(好ましい実施例の説明) レーザーに使用できるこの新規な放電装置の背景を説明
する。先行技術の放電装置は多くの場合不安定であり、
不安定でさえなければレーザー増巾部を構成するのに望
ましいものではあった。このような放電装置では、ガス
圧を高くし、又は電流を大きくすると放電は、ガス媒体
を適正に励起するには不適当なアークとなる。それ故、
パルス式ガスレーザーは本発明から利益を得ることがで
きる。
本文で説明する新しい型の放電は本発明に従って矩形表
面のような2枚の近接したプレート間の空間を一様に満
たす、プレートを冷却すると、これらのプレート間のガ
スからの熱除去率は等長の気中放電管と比べてアスペク
ト比(プレートの分離距離でキャビティの巾を除した比
)にほぼ比例して増大する。
熱除去率を高めることができるということは直ちに、C
O2レーザーのような熱時に制限されているレーザーの
出力を高めるということになるのである。2枚の平らな
プレートにより境界を定められている構造の両端に電極
を配置するだけでは気中放電はその全空間を満たすこと
はない、放電はほぼ円形断面を保持し、その直径は2枚
のプレートの分離により定められ、放電はあちらこちら
にのび、そのためレーザーパワーを抽出する問題を更に
複雑にしている。
もし平らなプレートを使用し、他には何も手の込んだこ
とをしないでレーザーをつくろうとすれば、レーザーの
出力は冷却式円筒管内の放電よりも単位長当り小さくな
ってしまうこととなろう。
好ましい実施例として、炭酸ガスレーザーの増中部へ新
型式の放電装置を適用した構造を説明することとする。
しかし当業者には明らかなことであるが、この技術は放
電装置を必要とする他の装置にも適用できる。
添付図中特に第1ないし3図を参照する。これらの図に
はレーザー装置の、全体を10で示しているマツケン放
電増市部が示されている。この放電増巾部10は全体と
して箱状の矩形のサンドイッチの形をしたエンベロープ
、すなわち包囲体として形成され、巾方向と長さ方向と
の両方で近接している2つの向きあう表面16.18を
含む、これらの表面は後述するファンクションを遂行す
るため十分に電気的に絶縁性である。
16.18の好ましい材料は磁器、セラミック又はガラ
スである0表面16はプレー)12で、そして表面18
はプレート14で裏打ちされている。これらのプレート
は表面16.18の支持体となっており、そのため適当
な材料でつくることができ、表面16.18と同じ材料
、例えばガラスでつくってもよい、しかし、プレート1
6,18は熱を伝えるのが望ましいので、これらのプレ
ートは金属であるのが好ましい、好ましい実施例では、
プレートiB、18は後述する理由からスチールのよう
な強磁性材料からつくる。
プレート部材12.14は十分に高い熱伝達性を有し、
プレート12において熱冷却チャンネル34A 、34
Bを、そしてプレート14において熱冷却チャンネル3
7A、37Bを、それぞれ形成できるだけの厚みがある
。パイプ(図示せず)をこれらの冷却チャンネルへ接続
して、冷却液をチャンネルに流してプレート12.14
を冷却し、そして究極的には熱伝導によりキャビティ2
4の壁の主部分を形成している表面16.18を冷却す
る0図に示し、説明したような適当な冷却手段を表面1
6.18に設けるためにどのような便宜的な方法を利用
してもよい。
全体として矩形のキャビティ24を形成するように位置
決めした支持部材20.22により表面16.18を離
して保持する。このキャビティは2つの開いた端を有し
ているけれども、ここに説明している放電装置の部分と
なるものではないが、他の部材により真空密のエンベロ
ープすなわち包囲体を形成することも考えられる0例え
ば、レーザーミラー54 、56 (第3図)は真空包
囲体の部分を形成できる。キャビティ24の空間にはガ
スを充填し、このガスはこの例では炭酸ガス、窒素そし
てヘリウムの混合である。
適当な磁界発生手段として永久磁石26.28を設ける
。磁石26.28はプレート12.14の面にほぼ垂直
に磁極を揃えて配置する。すなわち、第1.第2図に示
すように、下方の磁石28の北極はプレート14に接し
、上方の磁石26の南極はプレー)12に接し、これら
の極性は磁石26.28上に示すように普通の表記法に
よりNとSで示している。第2図の矢42は磁界の方向
を示す、磁石26.28の大きさは磁界の発生を容易と
するためプレート部材12.14の大きさに近いのが好
ましい、これらの磁石26 、28は、比較的廉価なバ
リウム鉄酸化物セラミック磁性材料等から形成した永久
磁石でよい、他の装置を使って所要の磁界を発生しても
よく、他の装置とは例えば他の永久磁石、直流電磁石又
は交流電磁石である。要するにその目的は1表面16,
18に少なくとも主ベクトル成分が垂直な磁界をキャビ
ティ24内に発生することである。磁石26.28がつ
くる磁界をより均一としなければならないときは、プレ
ートをスチールからつくると磁界が非常に一様になる。
好ましい実施例では、スチールプレート30,31,3
2.33 (第2図)はほぼ矩形の管を形成しており、
そして磁石や他の部品を包囲している。他の部品をよく
示すために、プレート31.33は第1,3.4図には
示されていないが、プレー)31,33は3゜とほぼ同
じ長さである。この強磁性管状構造体(矩形として示さ
れているが、他の形でもよい)は、26の北極から出て
、28の南極に入る磁石線に対して磁気抵抗の低い磁路
を与えている。この磁路は好ましい実施例の部分ではあ
るが1本発明の機能に対して絶対に必要というものでは
ない、81路の機能は磁石26.28の寸法や費用を最
小とするためであり、磁界を構造体loへ閉じ込めるた
めのものだからである。プレート30゜31.32.3
3を除去するのであれば磁石26.28ははるかに強力
としなければならなくなる。
第3図に示すように、プレート12と磁路要素31.3
3との間に間隙をつくることが重要である。プレート1
4も同様の形とすべきである。もしこれらの間隙がなか
ったらば、電気的「短絡」に相当することが生じて、キ
ャビティ24に磁界は発生しないこととなる。
側壁部材20.22を適当な非磁性材料でつくるのが好
ましい、壁部材20.22も相互から電気的に絶縁され
ている。これらの側壁部材は表面16.18の間に間隔
を保ち、電極構造体を支持している。この電極構造体は
第1と第2の同じ電極の組を含んでおり、これらの組は
36.38で示されており、各組の電極には添字を付し
て、36A、36B・・・のようにして示している。電
極の組36は、相互に平行に配列され、そして側壁部材
20を通ってのび、そして側壁部材20により支持され
ている。同様に、電極の組38の電極も相互に平行であ
り、電極の軸方向で組36の対応する電極と揃っており
、電極の組38は側壁部材22を通ってのび、そして側
壁部材22により支えられている。しかし、電極は側壁
部材20.22と電気的に接触してはいない、もし電極
の組が36がカソードであれば、他方の電極の形は好ま
しいが必要ではない。
第3図を参照する。各組36.38の電極はキャビティ
24内へ等距離だけ入り込んでおり。
電界39を形成している。第3図で見て、キャビティ2
4の下端に隣接して補助電極40を設ける。この電極4
0は放電を開始させるために使用されるシングル電極又
はマルチプル電極を表わしている。この作用については
後述する。
もし必要であれば、電気的に適当なバラスト、例えば抵
抗を電極に設ける。抵抗46A−46Lは電極36A−
36にモして40と直列に接続されている。抵抗48A
−48Lは電極38A−38にモして40と直列に接続
されている。抵抗46の他端は適当な電源の端子50へ
電気的に接続されており、抵抗48の他端も電源の他方
の端子52へ電気的に接続されている。この例では、端
子50は負であり、そして端子52は正である。
電気的そして磁気的極性は例示に過ぎない。
抵抗46A−46Lそして48A−48Lは長い電極領
域を定めていることを強調しておく、多数の電極36A
−36にの線形アレーを単一の電極、例えば適当な導体
ロッドで置換えてもよい。
最適の作動を得るには電極36A−36にの先端が形成
する空間におけるポイントをロッド電極が通過するよう
にロッド電極を配置して、それにより同じ長い電極領域
にわたってロッド電極がのびているようにする。これら
のロッド電極を電源の正端子とぶ負端子とへ接続する。
最適の電極形状は当業者が実験的に定めることができる
第3図において、レーザーミラー54,56はキャビテ
ィ24の両端に隣接して示されている。
これらのミラーは基準点として示されている。この矩形
の形状とするのに適しているミラーは本発明の要旨外の
ものである。別のやり方として、キャビティ24の端を
、ミラー54.56の位置に配置した完全に透明な窓で
閉じることもできる。外部で発生したレーザービームを
これらの窓を通して増巾部10により増巾する。いずれ
にせよ、キャビティ24は適当に密封されてその中に混
合ガスを含むエンベロープすなわち包囲体として働かせ
る。
第3図を再び参照する。直流電源を端子50゜52に接
続する。端子52が正であり、そして第1.2図に示す
ような極を有する磁石26 、28が発生する磁界の方
向42で、電極36Aへ電極40が近接しているとキャ
ビティ24の端で放電を開始し、キャビティでは磁界の
作用が連続的に新しい放電を発生していく、その場合、
横方向への放電が第1組36の電柱と第2組38の電極
との間で現われ、磁界の作用はその放電に力を作用させ
るようなものであg、適正状態であればキャビティの少
なくとも選択された空間においては磁界の作用によりこ
れらの個別の放電は第3図で矢で示した方向に掃引して
いく、この状態を「個別に動く放電」と称する。
キャビティの形とガス圧とに対しである磁界強度では、
放電はキャビティを満たすように広がるようにみえるが
、電極間につくられる放電は、第1.3図に示すような
個別に動く放電の間のボイド又は空間を急速に移してい
く、これらの個別の放電は58A、58G、58EΦ・
・58にで示している。第3図に示す大きさよりも大き
l、%強度の磁界では1個別の放電は一緒になって第4
図に示すように1つの均質な放電になる。第4図の破線
57は、均一放電状態に到達すると電子がたどる路を表
わしている。
これらの放電状態はどちらも実験により観察されている
。急激に動く個別の放電をつくるだけの強度の磁界があ
ると、これらの個別の放電が動くスピードは磁石26.
’28によりつくられる磁界の強度と、キャビティ24
の混合ガスの圧力と組成とにより異なってくる。
炭酸ガスレーザーに普通使用される炭酸ガス17%、窒
素23%、ヘリウム60%の混合ガスでは、キャビティ
24内の放電の運動速度は次のようになる。
V=125B/P(式1)。
ここで、■は放電の運動速度(cm/5ec)。
Bは磁界の強度(ガウス)。
Pは全ガス圧(トル)。
例として、もしガス圧が14.2トルであり、そして磁
界強度が300ガウスであると、放電の横移動速度は2
6m/secとなる。上式は流れるガスに向って1つの
放電が上流へ動く場合の測定に基礎を置いている。マツ
ケン放電を確立する磁界において、実験によれば上式は
成立しない。
その理由は個別の放電の前縁が後縁よりも速く動くから
である。このことは放電がキャビティを下方へ進むにつ
れて放電の巾が広がつjていくことを意味している。こ
のことが個別の放電が一緒になって1つの均質の放電と
なるメカニズムとなっているように考えられる。
磁力が放電中の電子に主として作用する。これは、電子
がそれよりもはるかに重い電離した原子や分子よりも何
倍も速く動くということによるのである。速度Vで走る
電荷Qの粒子に磁界強度Bが作用したときの力Fmは次
式によって与えられる。
Fm=QVXB (式2)。
ここで×は「クロス」として参照される数学の記号であ
る。この式から力は荷電粒子の速度Vに比例する。電子
は正に帯電したイオンよりも100倍以上も速く走るの
で、磁界が働かす力は電子に表われ、そしてこの力は個
々の電子の速度に比例する。
電極の長さに沿って下方に個別の放電が急速に動いてい
るときの磁界強度においては、仮定であるが、個別の放
電の横断方向に電荷は次のように分布している。すなわ
ち、電子は動いている放電の前縁近くに集まろうとし、
正に帯電したイオンは動いている放電の後縁に沿って引
きずられていく、磁界強度を増大していくと、これも仮
定であるが、放電の運動の速さが大きくなり、電界ベッ
ドに対する放電の角度が変化し、そして個別の放電にお
(する負に帯電した前縁と正に帯電した後縁との間の分
離距離が増大する。磁界強度のある臨界値以上で、1つ
の放電の前縁における電子は隣りどうしの放電の間の間
隙を橋絡し、そして前の放電の後縁の正に帯電したイオ
ンに追付いてこれをつかまえる。この点で、放電は一緒
になって均質になる。
これが第4図に示された状態である。高出方のCO2レ
ーザーを製作するには、第4図の均質なマツケン放電装
置をつくるのが望ましい、しかし、このことは絶対に必
要というのではない、急速に動く個別の放電でも、キャ
ビティ24の空間の一点を一つの個別の放電が通過し、
そして別の個別の放電がその点を通過する通過と通過の
時間間隔がキャビティ24内のガスの熱の弛緩又は降下
速度又はレダンダンシーよりも短時間であれば、ガスを
加熱するということでは熱的な均質をつくり出せるから
である。もしこの状態に到達すると、熱除去率、そして
多分レーザーの出方はほぼ最大となる。それ故、個別の
放電を一緒にまとめることにより更に均質とする必要は
ない、しかし、不飽和利得は放電が一緒になるとき大き
くなる。それ故、放電が一緒になって一つの連続した放
電を形成するような状態では励起ガスからレーザーパワ
ーを引出し易くなる。有用な掃引放電を発生するための
磁界を計算することはできる。有益な効果を得るために
必要な磁界の下限は、ガス中で熱を広がらせ始めるに十
分な速さで個別の放電が動くという基準に基づいている
。既出の式(1)は、Co2レーザーガスにおける動く
放電の速度の一般式を与えている。
分離距11L(センナメートル)の2つの平行プレート
間のCO2、N2 、Heの圧力P(トル)の混合ガス
の熱時間定数T(秒)は次の簡単化した近似式で与えら
れる。
T=0.0002PL(式3) 速度Vで動く放電が距離dを掃引するのにかかる時間t
は次式で与えられる。
t = d / v (式4) もし式4のtが式3から求められる熱時間定数Tに等し
く定められ、そしてもしdが式3からのキャビティ分離
距離りに等しく定められると、式4の速度Vに式lを代
入すると、この式の解は、1つの熱定数においてキャビ
ティ分離距離と等しい距離を放電が掃引するには40ガ
ウスを必要とするということを示す、この値は圧力やキ
ャビティとは関係ない。
所定の効果を得るための最小の磁界は80ガウスである
。この値は上述の状態の2倍となる。80ガウスはガス
の均一加熱を必然的に生じさせるということはないけれ
ど、80ガウスはCO2。
N2.Heの混合ガス中で動いている放電の後ろに明確
な熱の航跡をつくる。他のまだテストされていないガス
ではそれらの定数は異なるが、実験的に80ガウスはそ
の作用効果を開始させるに十分な基準となる。
マツケン放電状態はガス圧、電流密度、キャビティの形
状そして電極の形状を含む多くの要因により異なる大き
な磁界で開始する。所要の臨界的磁界は実験により決定
しなければならない。反対の極限では、最大の適正磁界
強度は約22,000ガウスである鉄の飽和磁束密度に
設定される。
第1の実験では、第1図に示すのと同じキャビティを形
成し、電極36A、36B・・・と電極38A、38B
@−・との間の分離距離は15センチメートルとし、そ
して表面16と表面18との間の分離距離は1.2セン
チメートルとした。
一連のアンード又はカソードの長さは45センチメート
ルであり、そして個別の電極間の分離距離は1.25セ
ンチメートルであった。この実験では、使用した磁石は
セラミック磁石で、巾9センチメートル、長さ27セン
チメードル、そして厚み1.25センチメートルであっ
た。第2図に示されているように第1図のプレー)20
.22へ平行な2枚の矩形スチールプレートが構造体の
外側へ加えられ、磁気的にスチールプレート30゜31
.32.33を接続し、それによりキャビティ24内の
磁界強度を増大した。
この実験で、最初ガス圧は、炭醜ガス、窒素そしてヘリ
ウムの標準レーザーの混合ガスで約18トル(torr
)であった、放電電圧は約1アンペアの電流で1,80
0ボルトであった。抵抗46はそれぞれ20.000オ
ームであり、そして抵抗48はそれぞれ10,000オ
ームであつた。l、500ガウスの磁界強度で放電は、
抵抗48Hのような抵抗を流れる電流を監視することに
より放電が完全に一緒になってしまったことを認めた。
又、視認により良好な均一性がはっきり認められた。第
1図の磁石26に相当する磁石層(第8図と同様の構造
を形成している)を取除くことにより磁界強度は750
ガウスに減少し、その場合も放電は完全に均一であるこ
とが確認された。すべての磁石を取除いても、スチール
構造体に残っている磁界は約25ガウスであった。視認
により、そして個別の抵抗に流れる電流を監視すること
により、磁界強度が25ガウスに減っても個別の動いて
いる放電は観察された。これらの放電は予想したように
動き、そして個別の抵抗を流れる電流は放電が動いたと
きその抵抗中で変動した。放電と放電との間の分離距離
はこの例では多分10センチメートルであった。
この実験で判明したことは、18トルで1,500ガウ
スというような大きな磁界強度が電子に強い力を働かせ
それにより極めて僅かな電流が最初の2個か3個7ノー
ド48A、48B、48Cに流れる。最初のカソード4
6Aを離れる放電は磁界強度とガス圧とにより定まる角
度で勤〈からである、ガス圧を35トルへ増大するか、
又は磁界強度を750ガウスへ減少するかすると、電界
に対する平均電子走行角は減少して最初の2個か3個の
7ノードは電流を受取り始める。
電界ベクトル39に対しである角度で電子が走行すると
いう考えは放電ライン57により第4図に示されている
。電子に作用する磁力は、正確にはFe工QVXBとし
て与えられる。又、電界の力Feは次式により与えられ
る。
Fe=QE。
ここでQは電荷、Eは電界強度である。それ故、電界の
力に対する磁界の力の比は次のようになる。
F m / F e = V X B / E放電中の
電子の速度は種々の条件で測定される。電子のドリフト
速度の典を的な範囲は50゜000 M / s e 
cから15,000M/seeである。
電子の平均速度を70,000M/secとし、毎平方
メートル当り0.075ウエノ(−の磁界強度(750
ガウス)とメートル当り9,200ボルトの放電内の電
界強度(カソード降下は無視する)とを仮定して、上式
にこれらを代入すると、電気力に対する磁気力の比は約
0.57である。これは電界ベクトルに対する約30度
の平均角度で電子が走行することを示しているが、これ
は広い角度分布の中心的値に過ぎない。一般に、この種
の効果は実験的に観察され、そして第4図に示されてい
る。
第1ないし4図に示すようにすべての電極に一個づつ抵
抗バラストを設ける必要はないということが認められて
いる。カソード又は7ノード電極のすべてを並列に接続
して実験を行なった。こうするとキャビティ24の下流
端に放電を集中させようとするけれども、安定はしてい
る。又、長い矩形の7ノードバーをマルチプルアノード
38A、38B等ととりかえたり、又は1つの長いカソ
ードバーをマルチプルカッ−F36A、36B等ととり
かえて試験してみた0gJいている放電と放電との間の
空間を最小とするか、全く除去するために重要なことは
、磁界の作用によって放電を「開始」しなければならな
い構造体の端で新しい放電を連続的に発生させるだけの
大きさの電界強度をつくることである。第3図において
、電極40はグループ38の電極ではなく反対に帯電し
ている電極へ接近している。この電極40は始動電極を
表わしている。この電極に任意のバラスト抵抗48Lを
設ける。
電極40を除去して、電極38Aと36Aとの間に新し
い放電を開始させるに必要な電界強度を発生させること
もできる。こうするためには、電源電圧とバラスト抵抗
とは、7ノード38Aへの電流停止時に放電を開始させ
るのに十分な大きさでなければならない。
直流電源の代りに、端子50.52に交流電源を接続し
てもよい、その場合構造体の両端に電極40と同様の始
動電極を設ける必要があるかもしれない、側壁20.2
2上の電極組36.38の代りに、光学系の障害となら
ないように反対の端に電極を設けてもよい、この場合、
放電の方向は90度だけ変るが、加えられた磁界と垂直
な方向に放電が流れる。別の変形態様として、永久磁石
の代りに電磁石を使用し、それへ多相交流を流して運動
磁界を発生してもよい。
第1ないし4図を参照して上に説明した実施例は、2つ
の電極領域間で放電が発生し電極の、対の一端で放電を
開始し、そしてその電極対の他端で放電を終了させなけ
ればならないところから「オープンループ」放電装置と
称することができる。オープンループ放電装置では電界
の等電位線はそれ自体では閉じることなくキャビティを
出ていく、電界の矢39は電界ベクトルとして知られて
いる電界勾配を示す0等電位線はこの電界ベクトルに垂
直である。
第5,6図に示され、「クローズトループ」として知ら
れている掃引型放電装置もある。このクローズトループ
放電装置は新しい放電の連続開始を必要としない、放電
は、無限に長いオープンループシステムと等価であるク
ローズトループの周りを掃引する。電界の等電位線もキ
ャビティの内側で閉じたルーツを形成する。
第5.6図を一緒に参照する。これらの図に示されてい
る別の実施例においては第1ないし4図の平らな平行の
形状ではなくて同軸円筒形状のものが使用されている。
第5,6図において、円筒キャビティは、第1ないし4
図の表面16.18に対応する2つの同軸表面16T、
18Tによって境界を定められている0表面16Tと1
8Tとは電気的に絶縁されていて、キャビティ24T中
に含まれるガスを通して放電が発生する。第5図に示す
ように、軸方向に揃えられ、間隔をあけた強磁性円筒6
2A、B、Cがある。これらの強磁性円筒は軸方向で揃
えられており、相互に間隔をあけた永久磁石63Aと6
3Bとにより磁化される。磁石63Aと63Bとは62
Bの両端で極が反撥するようにして配置されている。こ
れらの磁石の磁界は第5図に示されており、例えば磁気
円筒62Bはそれの長さにわたって磁石の南極として働
き1円筒62Aと62Cとは全長にわたり磁石の北極と
して働く。
第5図では外側の円筒は内部の詳細を明らかにするため
省略しである。第6図では外側の円筒は示されている。
第6図において、円筒70を構成している強磁性円筒は
、第5図における電極64.65へ接続されている端子
68.69のための開口を除いては円筒16Tの長さに
わたって連続している。
円筒70は円筒62Aと62Cの北極へ円筒62Bの南
極を接続する磁路の一部分を形成しているので、円筒7
0は二重の目的を果している。第5図における半径方向
の矢42Tと第5.6図におけるキャビティ24Tの内
側の無印の矢とは、第6図に示す外側円筒70と円筒6
2A、62Bそして62Cとの間にのびる磁界の局所的
方向を示している。
この磁界は第1ないし4図の磁界42と同様である。同
じように、矢39Tは第2ないし4図中の39と同様の
広域電界を示している。
又、円筒70は4つの水冷パイプ71−74を含んでお
り、これらはこの金属円筒と熱的に接触しでおり、これ
らのパイプは冷却面16Tに対して採用されている冷却
を表わしている。この場合冷却パイプ71−74から円
筒70を通って最後に表面16Tへ熱は伝導する。同様
に、第6図に示すように内側の金属円筒62A、62B
そして62Gはパイプ75−78により冷却される。簡
単のためこれらの内側冷却パイプは第5図には示されて
いない、動作において、端子68と69とへ電圧が加え
られると、広域電界39Tと放電とが電極64と65と
の間のキャビティ24Tを通して確立される。これらの
電極64.65は直列電極36と直列電極38とに類似
であり、それ故それらは区分けされることができ、そし
て長い電極領域と考えることができる。半径方向の磁界
により放電は急速に回転し、そして磁界が十分に強けれ
ば、第6図に示す角度からみて放電は円を形成する。こ
の放電は第4図の平行形状のものについて既に説明した
プロセスと同じマツケン放電となる。
幾つかの要素が協力して掃引放電を実施するということ
を理解することが重要である。これらの要素は放電と関
連しているキャビティの形、ガス、磁界そして電界であ
る0本文中での説明は、従来の放電装置におけるこれら
の要素の相関関係を読者が既に知っているということを
想定している。以下の文献を参考として挙げる。
1)エム・イー・ヒルシー、「ガス電子J、i1巻、1
978年、アカデミツクプレス、ニューヨーク(第1章
と第2章); 2)ジエイ・ディ舎コバイン「ガス導体」、1957年
、ドーバーパブリケーションズ、ニューヨーク(第7章
と第8章): 3)イー・ダブリュー・マクダニエル、「電離ガスにお
ける衝突現象J、1984年、ジョーンウィリーアンド
サンズ、ニューヨーク(506−512頁); 4)ジー・フランシス、「ガス中の電離現象」 。
1960年、アカデミツクプレス、ニューヨーク  (
123−128頁) 。
文献1.2は破壊電圧勾配、電圧−電流カーブ、そして
環流放電を安定にする条件を取扱っている0文献3.4
は放電に対する磁界の一般的作用を取扱っている。
これらの4つの要素の協力的特徴はマツケン放電装置を
つくるのに特に重要である。これらの要素のあるものの
パラメータを調整して他の要素についての理想的ではな
い状態を補償することができる1例えば、キャビティの
形と電極とは一緒になって電界の形を調整する。この電
界の形は少なくとも広域掃引放電を形成するものでなけ
ればならないが、理想的には、多くのバラストをつけた
電極を使用し、そして注意深く電極を成形することによ
り電界は放電の広がりを助けていく、シかし、この理想
が十分に達せられない部分は磁界強度の増大により又は
ガス組成もしくは圧力の調整により補償できる。
第5図に示すように、任意の薄い金属円筒面66を磁石
63Aの隣りに、そして薄い金属円筒面67を磁石63
Bの隣りに表面16Tの内側と接触させて置く、これら
の円筒66.67は電極として働き、そして磁界の方向
が1例えば1円筒62Cと62Bとの間で反転するとき
に生じる異常な不規則性に回転放電が対処する手段とな
っている0例えば、電界の方向と磁界の方向との組合せ
により放電が円筒62Cの近くの領域で時計方向に回転
するのであれば、そのときはこの放電が近くの電極66
面上に終ることとなろう、それから、放電は電極66の
他端に再び現われ、そして放電が円筒82Bの近くの領
域を通過するとき反時計方向に回転する。それから、こ
の放電は電極67近くの縁に終り、そしてもう一度電極
67の遠い方の側に再び現われ1時計方向に回転し、そ
して電極65に終る。端子68と69に示されているの
と同様の外部接続を有する薄い別の電極に内部電極66
.67を取替えることも、又は内部電極66.67を排
除することも、勿論可能である0例えば円筒62Bと6
2Cとの間で第5因に示すように磁界の方向に反転があ
ると、その反転が生じているその区域に放電を通らせる
ことは好ましいことではないが、許容できることである
と現在のところ考えられている。実験によれば、この領
域では磁気的均質性がないのでこの領域は不安定を生じ
勝ちである。磁界の方向の周期的反転は、円筒内の半径
方向の磁界につきものであるということは当業者は認識
している。
第1ないし6図は重要な設計思想を示しているけれども
、幾つもの変形が可能である0例えば、第7図と第8図
は、第1ないし4図に示すのと同様の全体として矩形の
キャビティへ磁界を供給するため第2図に使用される磁
気回路へなされた設計の変更例を示している。
第7図は図を複雑にして不明瞭としないため構造体の5
1気回路の要素と、2つか、3つの他の要素を形成する
部品だけを示している。電極、導線、冷却手段、放電な
ど磁気回路の部分を形成していないものは示していない
、第7図において、添付数字は数字の後にMを付してい
る以外は第1.2そして3図の対応要素に付した数字と
一致している。キャビティ24Mは比較的近接して間隔
を置き向い合っている表面16Mと18Mとの間に形成
されている。
支持部材20Mと22Mとはキャビティの壁を形成して
いる0強磁性(好ましくはスチール)のプレート30M
が第2図のプレート30と12の両方の作用を果す、同
様に、32Mは第2図の32と14の機能を果す、磁石
28Mと26Mとを強磁性プレート30Mと32Mとの
間に配置する。この強磁性プレートは磁石が発生した磁
界を移して、比較的均一にキャビティ24P内で磁界を
分布させる。磁界ベクトルは42Mにより示されている
。この構造では、第2図と比較してキャビティの内側で
磁界ベクトルの方向は反対になっていることに注意され
たい(両図面とも磁石の北極を上にして示している)。
第7図において、磁界ベクトルの方向におけるキャビテ
ィの寸法又はディメンジョンは、磁化される方向におけ
る磁石の寸法又はディメンジョンとほぼ同じである。も
し磁石をキャビティよりも厚くか又は薄くしたいのであ
れば、プレート30Mと32Mのどちらかに高さの差を
吸収するようにさせるか、プレート30Mと32Mに沿
って磁石を配置し、そして磁界をプレー)30Mと32
M内へ移す磁気結合要素としてスチールプレートを使用
してもよい。
第8図は磁気回路に関係する構造の要素だけを示してい
る。第8図は、第2図と非常によく似ている。対応する
部品には同じ番号にPを添えて示している。大きな例外
は、磁石26とプレート12とを取除いたことである6
M電体表面16はプレート30Pに直接配置されている
。第8図において、プレート14Pは構造的に適当な材
料からつくることができるが、スチールはキャビティ2
4P内の磁界を非常に均一にする性格があるので好まし
い材料である。14Fにスチールを使うのであれば、磁
気的「短絡」を防止するため、14Pと33F又は31
Pの間に適当な間隙を設けることに、注意すべきである
第1ないし8図に示した磁気回路は同じ基本的要素と目
的とを有している。基本的目的は、(1) 81石の2
つの極の間にリラクタンスの小さい(透磁率の高い)路
を確立することであり、(その路の唯一の間隙はキャビ
ティであり、そしてキャビティと組合せた非磁性材料で
ある):(2)向き合っている表面に対しほぼ垂直に向
けてキャビティ内に磁界を一様に分布させることであり
; (3)キャビティ内に十分に強力な磁界を確立する
ことである。これらの目的を達成させるため磁気回路の
設計はすべて次の事項を含んでいる。すなわち、(1)
少なくとも1つの磁石;(2)キャビティ; (3)キ
ャビティの比較的接近して間隙を置いて向き合っている
表面を裏打ちしている強磁性部材; (4)キャビティ
内の磁界を実質的に減少する゛こととなる強磁性裏打部
材への磁気的な「短絡」接続を回避すること; (5)
磁気回路を完全にするのに必要とされる強磁硅帰路をつ
くる磁気回路の設計。
本発明の教示するところに従って他にも多くの変形があ
り得る0例えば1円筒軸を放電58Gと58Hに示す矢
に平行にした円筒の形に、第3図の平らな形のキャビテ
ィを包み込むような形の円筒にしてもよい、更に別の形
の円筒としては、第5図の磁石63A、63Bを第6図
の円筒70と16Tとの間に置いた円筒磁石に取替えた
円筒としてもよい、これらの円筒磁石は周期的に反転す
る極性で半径方向に磁化されて、第5,6図に示すのと
同じ磁界分布をつくる。磁束のための帰路を効果的に形
成するには強磁性円筒62A、62B、62Cを1つの
連続した強磁性円筒で置替えることが必要となろう、既
に述べたように、ここに説明した装置は2つのクラスに
分けることができる。第5.6に図に示す設計は[クロ
ーズループ放電装置」と呼ぶクラスを代表している。第
1ないし4図は「オープンループ放電装置」と呼ぶクラ
スを代表している。クローズループ放電装置の変形はい
くつかある0例えば、第7図と同じ2つの構造を、一方
を他方の上にのせて組合せることができる。2つのキャ
ビティの間の中間プレート上で磁極を同じにして2つの
構造体の向きを定め、そして中間プレートは完全な放電
体のコーティングを有している。外部包囲体で部分真空
を維持していて、放電が先ず上部キャビティを掃引し、
それから下部キャビティに入り込んでループを完成する
ようにして連続したループを形成することができる。
別の変形は第1ないし4図と同様の装置であり、側壁2
0に平行な線に沿うキャビティの中間において磁界方向
に反転がある。磁界の掃引方向は、この磁気反転ライン
の両側で反転している。
たとえ電界の等電位線がオープンループであったとして
も、2つの掃引方向が反対であるのでその放電装置は閉
じたループシステムにかなり似ている。予備実験ではこ
の設計は安定性でかなり問題がある。
種々のキャビティ構造がつくられており、そしてレーザ
ーとして十分作動している。少なくともCO2レーザー
のテストにおいては放電が第4図に示すマツケン放電状
態に到達するか、又は放電状態に部分的に移行している
といえる状態で少なくとも作動してレーザー光を放射し
ている。C02レーザーで普通使用される範囲の圧力と
電流で、個別に動いている放電からマツケン放電への移
行は突然であり、そして目覚しくさえある。移行よりも
僅かに磁界強度が低いと放電は目にはスムーズに映るけ
れども、オシロスコープを使用して個々の電極への電流
を監視すると電流の変動が見られる。この電流変動の振
巾は始動器からの距離が増大するにつれて増大していっ
て、ついには変動はある最大レベルに到達する。それら
はアークとなって現われるのではなく、広がってはいな
い個別のグロー放電となって現われる。もしガスがレー
ザーガスであってマツケン放電への移行に至らない状態
であれば、放電で励起したガスは増巾を呈しないか、比
較的低い増巾を呈するかである。
磁界強度が移行臨界値以上の値に増大すると。
放電の様子が突然変化する。放電からの光出力はその前
の大きさから低下し、放電電圧は(多分5−10%)増
大し、そして電流変動の振巾は始動器からの距離が遠く
なるにつれて明確な減少を示して遂には最小の変動レベ
ルとなる。非常に目覚しいこととして、レーザーガスで
は増巾は飛躍し、適当な反射ミラーがあるとレーザー光
を発生しない状態からレーザー光を発生する状態へと移
る。
このシャープな移行は、他の放電不安定要因が最小とな
っている最適状態で生じる。それ程最適な状態でない状
態では、2つの状態の間に移行域があり、その場合放電
の一部分がマツケン放電へ部分的に移行するか、又は多
分マツケン放電と個・ 別に動く放電状態との間を急速
に移り変ることとなる。他の不安定要因が電流変動を持
込み、部分的ニマツケン放電への移行を妨げる。このマ
ツケン放電への移行状態では、かなり低い磁界強度での
放電分布に比して、比較的一様に放電が広がって、はぼ
均質となっているものと考えられる。
レーザーガスについて、マツケン放電への移行の開始が
明確に認められるのは、ある範囲にわたって掃引方向に
ほぼ平行な方向から磁界強度を監視していくとき、レー
ザー増巾の増大が認められるときである。
マツケン放電状態に到達するとき放電を安定化させるよ
う作用する条件を考察する。矩形キャビティについて説
明をするが、他の形状のキャビティにも等しく適用でき
る。矩形キャビティは3つの寸法、又はディメンジョン
を有しており、これらは(e)電界に平行なディメンジ
ョン;(b)81界に平行なディメンジョン;そして(
S)掃引方向に平行なディメンジョンである。
この例では(b)が(e)よりもはるかに小さく、そし
て(e)は(S)よりも小さい。
ガス内の電流を制限するバラスト手段を講じてさえあれ
ば、放電は(e)方向では安定しており、問題はない、
放電は帯電粒子の周りを動いて、(e)方向において安
定状態を形成するのに必要とされる局所電圧勾配と空間
電荷をつくる。
(b)方向においてはキャビティの大きさとガスの圧力
とは放電を安定するように選択されている。この形態の
安定化を普通「壁安定化」と称する。(S)ディメンジ
ョンは大きくとられている。
電界のポテンシャルはこの(S)方向に平行にかなり均
一である。(S)方向に放電を分散させる手段を講じな
くても、放電の(S)方向の巾は(b)のディメンジョ
ンにほぼ等しく1通常(S)ディメンジョンにおいてさ
まよう丸い放電を形成する。(S)ディメンジョンにお
ける放電の大きさを制限しているのは、ガスの加熱が狭
いチャンネルにおける放電電圧勾配を低下させているか
らである。これを放電の熱的閉じ込めとして参照する。
従って目的は、この熱的閉じ込めを克服するための新し
い力を(S)ディメンジョンに持込むことである。磁界
を利用してこの力を放電に加える0例えば、計算による
と約40ガウスでその力は、ガスの熱的時定数に等しい
時間が経つと、放電が1つの壁分離距離(b)だけ動く
速さで、ガスを通して放電を動かすだけの大きさとなる
。この状態ではまだ熱的閉じ込めはあるが、その効果は
減少している。
強い磁界では、放電にかかる磁力が熱的閉じ込め力を越
え、そして(S)ディメンジョンに対し新しい安定状態
をつくる。この新しい状態により放電は比較的巾広とな
り、そして均一となる。すべての3つのディメンジョン
が安定化される。
他の放電不安定要因を持込むことなくこの安定化が達成
されているということを認めることが重要である。プラ
ズマと相互作用する磁界が幾つかの不安定モードを発生
することが知られている。
(ジー・フランシス、「ガス中の電離現1+、1960
年アカデミックプレスインコーボレーテッド、ニューヨ
ーク(第7章)参照)、これらの問題は、向き合ってい
る表面(そして強磁性バッキングプレート)をプラズマ
へ接近させることにより、少なくとも部分的には、明ら
かに排除できる。
物理的説明は放電にしぼってしてきたが、C02レーザ
ーやCOレーザーのようなある種のレーザーでは、放電
加熱ガスからの熱除去率を増大することが真の目的であ
る。これは冷却した、接近している表面によって行なう
、熱的に制限されない他の型式のガスレーザーは、レー
ザー利得を上げる重要なステップを遂行するのに壁に依
存している。それ故、レーザー装置では向き合っている
表面とキャビティとは同時に他の役割を果すのが普通で
ある。
上の説明はこの技術をCO2レーザーに利用した場合に
ついてしているのであるが、ここに説明しそして図示し
た技術と構造とは設計的に融通性がある。これまでは利
用できなかった形のキャビティに放電を満たすこたがで
きるようにしたからである。更に、放電の均質効果は、
これまで特別の電離方法を必要とした高圧レーザーにお
ける適用を可能としている。
大抵の紫外線レーザーにおいて熱除去の重要性は著しく
低減され、それ故第1面と第2面とにより境界を定めら
れたアスペクト比の大きいキャビティを取扱う必要はも
はやなくなった0例えば、紫外線パルスレーザ−を円筒
管を用いてつくることもでき、その場合その円筒管は円
筒の長さに沿ってのび、そして円筒の軸を横切って相互
に向き合っている円筒壁の近くに配置された2つの平行
な長い電極領域を含んでいる。これらの2つの平行な長
い電極領域は巾広の電界を形成し、磁界は電界ベクトル
と円筒の長さとに対し垂直にのびる。これらの電極を体
勢するパルス電源が必要な電気的励起を与える。
最後にいくつかの重要な技術用語を明らかにしておく、
「zつの向い合う表面」とはこれらの表面の間に物理的
不連続がなければならないということを必ずしも意味し
ない、又、各層に[2つの向い合う表面」を有する層を
幾つも積上げた形で本発明を実施することもできる。
本発明において向い合う表面は十分に電気的に絶縁性で
あり、これらの表面に平行な印加電圧はガスを通して放
電を生じる。導体の分割片を十分に短かくして、そして
相互に電気的に絶縁していれば放電キャビティに使用で
きる。これらの分割片は放電に対して電気的に絶縁であ
るので、「有効に電気的に絶縁性」であるという−例と
なる。
2つの向き合っている表面は平行でなくてもよい、つま
り一様に間隔があけられていなくてもよい、それ故、こ
れらの表面について一般的に述へているときは向き合う
表面の間の中間を参照していることもある。つまり、2
つの向き合う表面の中間の仮想面を説明していることも
ある。磁界の要件としてはそれが向き合う表面に垂直で
あるのが好ましい、しかし、その場所での中間面に対し
少なくとも磁界の主ベクトル成分が垂直であれば足りる
中間面に対して平行な磁界のベクトル成分は好ましくな
い効果を有し、磁界強度の損失であるが、容認できる。
「磁石」という語は、永久磁石と電磁石とを含むどのよ
うな磁界源をも示すものとして使用されている。実施例
で永久磁石を使用しているがこれは例示に過ぎない、「
磁路」と「短絡」とはどちらも電気回路との類似を示し
ている。パラスト抵抗又は「パラスト」の使用は。
パラストチューブ、トランジスタ又は電流制限電源のよ
うな電流制限手段を表しているものとして理解すべきで
ある。「異常グロー」と呼ばれる電流密度テノカソード
ラン(cathode  run)すらも一種の分布パ
ラストである。単一の長い電極でも多くのパラストをつ
けた電極と均等の効果を生じる抵抗層を観念的には有す
ることもある。
好ましい実施例を説明したが、本発明の技術的思想の範
囲内で種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザー装置の磁気的に高められたレ
ーザー増巾部の展開図である。 第2図は第1図の線2−2に沿うレーザー増巾部の断面
図である。 第3図は第1図の線3−3に沿う断面図で1個別の動く
放電を保持する磁界強度における放電の流れパターンを
概略示している。 第4図は、個別の放電を排しマツケン放電を形成する磁
界強度における放電を概略示している、第3図と同様の
断面図である。 第5図は、クローズルーズの放電を利用する磁気的に高
められたレーザー増巾部の別の実施例の切開斜視図であ
る。 第6図は、第5図の線6−6に沿って切断し、″ 矢視
方向に見た第5図のレーザー増巾部の断面図である。 第7図は、磁石を挿入した設計の磁気回路を有する別の
実施例の斜視図である。 第8図は一層の磁石を使用した設計の磁気回路を有する
別の実施例の斜視図である。 図中: 10:マッケン放電増巾部 12;14ニブレート 16;18:向き合う表面 20 ; 22 :支持部材 24:キャビティ 26 ; 28 :永久磁石 34A 、 34B 、 37A 、 37B:冷却チ
ャンネル38A・・・38K 、 38A・・拳38に
:電極40:補助電極 42:磁界 54;58:レーザーミラー 58Aφ・・58に=個別の放電 83A ; 83B :永久磁石 84;85:電極 特許出願人 ジョン拳アラン・マツケン代理人  弁理
士  牧 舌部(ほか2名)易3図 ノメIノ//+I/+//Iノ、I/1・%4図 、+//////−l//、〆 !5′4 鳥7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レーザー装置のレーザー増巾部を製造する方法にお
    いて、 近接した表面と表面との間にガス包囲体を つくり; 前記の表面にほぼ垂直な方向に磁界をつく り;そして 放電に前記の磁界を作用させて前記の表面 のほぼ中間で前記のガス包囲体のガスを通して放電を動
    かし、そしてそれにより前記の表面の分離距離よりも広
    い区域にわたり放電を広げるようにして前記のガス包囲
    体内に放電の群集連続を生ぜしめる 諸段階を備え、 前記の磁界をつくる段階は前記の近接表面 の少なくとも一方に隣接して永久磁石を配置することを
    含むことを特徴とする方法。 2、閉じた包囲体とこの包囲体内に充満しているガスと
    を有するレーザー装置において、 ガスを少なくとも部分的に包囲している キャビティを形成している第1と第2の向き合っている
    表面(これらの表面はそれらの表面積に比して近接して
    配置されている); 2つのほぼ一様に間隔をあけた長い電極領 域を形成する前記のキャビティ内の少なくとも2つの電
    極(電極領域間の電界ベクトルが前記の第1と第2の表
    面にほぼ平行であるように電極領域の向きは定められて
    おり、電極領域の長さは電極領域間の分離距離よりも長
    くなっている); 前記のキャビティのガスを通して前記の キャビティ内に少なくとも一つの放電をつくるための前
    記の電極に結合されている手段;放電により加熱される
    ガスを冷却するため 前記の向き合う表面の少なくとも一方を冷却する手段;
    及び 前記の向き合う表面のいずれの部分に対し てもほぼ垂直に磁界をつくる手段 を備え、磁界の強さは磁界ベクトルと電界 ベクトルとの両方に垂直な方向に放電を急速に掃引して
    いき、磁界がないときの放電が広がるキャビティ内の空
    間に比して大きな空間に放電を広げるに足りる強さであ
    ることを特徴としたレーザー装置。
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