JPS62215366A - 食物処方物のための修飾された植物繊維添加物 - Google Patents

食物処方物のための修飾された植物繊維添加物

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JPS62215366A
JPS62215366A JP61299774A JP29977486A JPS62215366A JP S62215366 A JPS62215366 A JP S62215366A JP 61299774 A JP61299774 A JP 61299774A JP 29977486 A JP29977486 A JP 29977486A JP S62215366 A JPS62215366 A JP S62215366A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 食物繊維は、血流に容易に吸収されることのできる低分
子量化合物を生成するように消化系によって分解されな
い食物の不溶および可溶成分の全てを含んで定義される
。植物細胞壁材料例えばセルロース、ヘミセルロース、
リグニン、およびペクチンは、ゴム質(gums) 、
粘液、および他のタンパク質とともに、ヒトおよび多く
の動物の食物における食物繊維の主成分である。繊維を
適当な水準に維持することは、体の適当な健康および機
能のために重要である。食物繊維が低水準であることは
、結腸−直腸ガン、不十分および不規則な内蔵機能、お
よびその他の消化系の病気の増大された危険に関係する
。繊維の多い食物は、それらのカロリーに対する高割合
のかさくバルク bu I k)の理由により、肥満制
御および体重低下プログラムにおいて有用であることが
見出されてきた。これらの理由により、食物および飼料
産業は、市場が求める繊維の要求に応するため、食物増
量剤(f’lllθr)およびバルキング剤の方向に向
いてきている。
背景技術 食物増量剤およびバルキング剤は、溶解性によって分類
することができる。可溶性の群は、主に、ゴム質、ペク
チン、および粘液を含む。これらの物質は、他の食物成
分の機能的性質に実質的な影響を有し、従って多くの食
物処方物において適用が制限される。この分野で主な役
割を有する不溶性増量剤は、アルファセルロースおよび
微結晶セルロースを含む。アルファセルロースは、硬質
木材の亜硫酸法によって得られた普通のクラフト紙バル
ブを砕いて製造される。この製品の消費者の許容は、そ
れの違和感のある手ざわりおよび口ざわりにより、ある
程度限られていた。クラフトパルプのセルロース鎖は、
結晶性および非品性領域の両者を包含している。米国特
許第3.023゜104号明細書(B attista
ら)に記載されたように塩化水素酸で処理した場合、非
品性領域は加水分解されてクリスタライト集合体の粒子
、又はミクロクリスタリンセルロースとして知られてい
るものが残る。米国特許第4,307.121号明細書
(T hoa+psonら)は、比較的非木質性のセル
ロース材料例えば大豆外皮を、ヒトの消費に適した短い
繊維のセルロースに変化する方法を開示している。該方
法は、これらの材料を強酸化剤例えば塩素ガスと共に懸
濁物で加熱し、アルカリ蒸解して、精製されたセルロー
ス生成物を得る工程を包含する。
ある食物のカロリー含量を低下し同時にそれらの食物繊
維含量を増加する要望は、カロリー濃厚成分例えば小麦
粉を部分的に、低カロリー増】剤又はバルキング剤で単
独又は種々のゴム質との組合わせで置換した食物処方物
の開発に通じる。これらの処方物は、はとんどの部分が
焼いたもの例えばパンおよびケーキにおいて使用されて
いる。
例えば米国特許第3.676.150号明細書(G 1
1cksmanら)は、重量で1−10%のセルロース
ゴム、30−70%のデンプン、および30−70%の
アルファセルロースを包含する小麦粉置換物からのイー
スト醗酵パンの製造を示している。
米国特許第4.237,170号明細書(S atln
)は高繊維含量臼パンの製造を示しており、小さい粒子
サイズに挽かれた豆さやで5−20重量部の小麦粉を置
換している。
米国特許第4,503,083号明細書(G llck
sman)は、10%のバルキング剤を含有する組成物
からの低カロリーケーキの製造を示しており、該バルキ
ング剤は、かんきつアルベド(citrus albe
do ) 、てんさいパルプ、および/又はパイナツプ
ル核(core)で、単独又は種々のゴム質例えばカラ
ギナン(carrageenan ) 、グア(gua
r) 、アラビアゴム、ロカストビーンガム(locu
st bean gum ) 、トラガカント、カラヤ
(karaya) 、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシルセルロース、キサンタ
ン、ペクチン、アルギニネート、および寒天との組合わ
せから構成される。
パンは、イースト醗酵された小麦粉ドウ(dougb 
)から製造される。これは、その弾性性質のためグルテ
ン網目の連続性に大きく頼っている。低カロリーパンの
製造において、ドウに添加される増量剤は、グルテン網
目又はイースト醗酵活性のいずれをも妨げてはならない
ケーキは、機械的撹拌(ミキシング)又は化学的醗酵系
により泡立てられたねり粉(batter)がら製造さ
れる点でパンとは異なる。繊維性増量剤の練りものへの
添加において、焼かれた生成物の感触(toxture
 )に対して責任・ある泡構造を維持するために、レオ
ロジカル特性は維持されなければならない。
増量剤はまた、低カロリー食として処方された液体又は
固体における主成分としても含有されている。これらの
調合は典型的には、香りおよび全体的消費者の許容を増
すに必要なものとしてのみカロリー成分を含む。
発明の開示 我々は、修飾された植物繊維([l1odlf1ed 
plantNber  M P F )すなわち非木本
性(nonvoody)リグノセルロース系基質のアル
カリ性過酸化物処理された変化生成物の添加によって、
食物組成物が拡張(extend)され、独特に修飾さ
れることを発見した。ヒト又はモノガストリック動物(
monogastrlcs)による消費のために意図さ
れた組成物への添加剤として、MPFはノンカロリー繊
維源として機能する。食物組成物においてデンプン含有
成分の一部を置換した場合、もとの水準での該デンプン
含有成分によって与えられた機能性は、維持される又は
高められる。例えば小麦粉ドウのパン−泡立ち性は、重
量で30%又は容積で60−70%の小麦粉をMPFで
置換した場合に増加される。
この発見に従って、本発明の目的は、摂取可能な組成物
への混入させるための新規な天然食物繊維源を提供する
ことである。
本発明の他の目的は、天然食物繊維源で食物組成物を拡
張することである。
またヒトおよびその他のモノガストリック動物によって
消費されるカロリーの低下された食物生成物を製造する
ことも本発明の目的である。
さらに本発明の目的は、本発明のMPF変化生成物をは
んすう動物の飼料処方物における炭水化物源として混入
することである。
本発明の他の目的は、MPFを、処方された食物組成物
において穀類の粉また他のデンプン含有物質の置換物と
して使用することである。 ・本発明の更に他の目的は
、ドウ、練りもの、およびその他の食物生成物において
粉の機能性質を高めるための食物添加物を提供すること
である。
この発明の他の目的および効果は、以下の説明によって
容易に明らかにされるだろう。
発明の好ましい態様 この発明での使用のためのMPFは、“非木本性リグノ
セルロース類のアルカリ性過酸化物処理。
という表題のs、N、061566.380の出願明細
1M(J ohn Mlcbael  Gould  
1983年12月28日)に示された方法の2つの変形
にょって製造することができる。これらの変形を以下に
説明する。
“セルロース″、“ヘミセルロース2、および“多糖類
”についてここで用いる“利用できる”およびその派生
語は、基質のこれらの成分が直接化学的、生化学的、ま
たは微生物的攻撃を受けやすいという点で“自由(tr
ee) ”であるとの意味であると定義される。例えば
、これらの炭水化物は通常の条件で単糖類への酵素的加
水分解を受けやすい、および又は予めの修飾なしではん
すう動物によって容易に消化されるだろう。“木本性(
woody )”の語は、ここでは植物学的に“木本を
構成する“すなわち高木や低木において見られるような
広い(extenslve )木部組織で構成されたも
の、および“木本のような”という意味の両方で使用さ
れる。
本発明において有用な生成物を製造するために効果的に
処理されることのできるリグノセルロース系基質は、非
木本性植物、特に単子葉植物、特にイネ科(G ram
inase)に属する草様種(graasySpOei
t38)の葉および柄(5talks)である。主な興
味は、イネ科の農業残留物、すなわち種の収穫の後に残
る殻果結実草様植物の部分にある。制限的でないそのよ
うな残留物の例は、小麦わら、オート麦わら、イネわら
、大麦わら、ライ麦わら、そばわら、亜麻わら、トウモ
ロコシ柄、トウモロコシコブ(cobs) 、)ウモロ
コシ皮、その他である。本方法は、農業の目的では通常
栽培されないある種の草類、例えば草原草(prair
iegrasses ) 、ガマグラス(gasagr
ass ) 、およびスズメノテッポウに適用した場合
にもまた非常に効果的である。単子葉類における天然リ
グニンの化学的基礎的特質の独特な組合わせにより、本
変化方法の効力によってほぼ定量的なセルロース利用性
が達成される。これに比べて、本方法を多くの双子葉類
例えば高木、低木および根粒植物などに適用した場合、
自由セルロース増加量は比較内眼られる。したがって木
本双子葉類は、本発明の範囲内では適当な原料ではない
と考えられる。
基質はその農場収穫された状態において直接処理しても
、または場合により1またそれ以上の準備工程、例えば
扱いを容易にするための切断又は粉砕の工程に付しても
よい。場合によっては汚れ、破片およびその他の好まし
くない物質を除去するため、基質をふるい、洗浄その他
によって清浄する必要がある。
反応は、基質の均一湿潤を行うのに十分な量の水性媒体
中で行う。代表的には基質は約20−500g/lの範
囲の濃度で媒体中に懸濁される。
得られるスラリーの最初のpHが約11.2から約11
.8の範囲、好ましくは可能な限り11.5に近いこと
が重要である。pHl1.2以下では、脱リグニン能率
が顕著に低下する。
pH11,8以上では、脱リグニンは多少促進されるが
、糖化能率が低下する。懸濁物のpHの上記の範囲への
最初の調節は、水酸化ナトリウム又は他の強アルカリの
添加によって達成される。条件により、反応の間に、酸
の添加によって定期的に調節しない場合には、pHは上
がる方向に変動する傾向がある。pHが11.8以上ま
で変化した場合は、ヘミセルロースが溶解し、これによ
り速かにセルロース分画から分離される。これにより得
られたMPF変化生成物を“タイプI”と呼ぶ。一方反
応のほとんどを通じてpHを11.2−11.8の範囲
に維持するように調節することにより、ヘミセ・ルロー
スの圧倒的大部分は、セルロースと共に不溶のままであ
る。不溶分画のこれら2つの成分の収率は理論量に近い
。それらの利用率は、はぼ定量的なセルロースからグル
コースへの酵素的変化効率として示されるように、10
0%に近い。pH調節されたMPF変化生成物を“タイ
プ■”と呼ぶ。
与えられた基質のための方法によって到達できる脱リグ
ニンの程度又は効率は、固有の最大値に制限され、そし
て少なくとも部分的には反応媒体中のH2O2の濃度の
関数である。一般に過酸化物は水性媒体中に少なくとも
約0.75−1%の濃度で存在する。最大の脱リグニン
を達成するために必要な過酸化物の最小量は、当業者に
よって容易に決定されることができる。
アルカリ性過酸化物のリグノセルロース系基質との反応
は、室温(25℃)で比較的高速度で進行し、エネルギ
ー人力の必要を小さくする。5℃の温度範囲で他の温度
、少なくとも60℃まで、も可能で、もちろん脱リグニ
ンの速度の一定の変化を伴う。最適な過酸化物水準、p
H11,5、そして25℃で、小麦わらの分解は4−6
時間で完了する。基質の物理的分解は、従来の撹拌装置
によって提供されるような機械的剪断の適用によって容
易にされる。
反応の完了後、部分的に脱リグニンされた不溶分画をろ
過により回収し、水で洗い、場合により乾燥する。溶解
されたリグニン分解生成物を含有するろ液は、必要に応
じての補足のH2O2の添加およびpHの再調節のとき
の循環に適当である。
典型的には基質の本来の約40−60%のリグニン成分
が不溶成分から除去され、上澄みに入る。
連続的に循環される媒体中の液体リグニンの生成の、反
応物の脱リグニン効能に対する影響は無視できる。最初
の基質と比較して、回収された残留物は、水吸収の顕著
な増加を示し、全セルロースの高結晶構造に含まれる割
合が対応して低下したこと、および非晶構造に含まれる
ものが増加したことを示唆している。この分野で既知の
セルロース結晶性を低下する他の処理と反対に、アルカ
リ過酸化物処理による結晶構造の変化は不可逆であるこ
とが驚くことに見出され、高められた水吸収性は乾燥後
も持続した。特別な作用の理論に結びつけることは望ま
ないけれども、観察されたセルロースの性質変化は、例
えば鎖の間の水素結合様式を分解し、それにより高く開
いた(highlyopen )構造を維持するような
、グルコース単位の小部分(く5%)の修飾の結果であ
ると考えられる。
本発明の目的は、タイプ!又はタイプ■のMPFを、ヒ
トおよび動物の食物組成物を含めた広い範囲の摂取可能
な処方物に混入することによって達成されることが見出
された。ある態様において、MPFは、残りの成分の相
対的割合を変えないという意味で添加物として混入する
ことができる。この点でこれは希釈剤としてはたらく。
又は、処方物の単一成分のための置換剤又は拡張剤とし
て又は食物生成物の主成分として使用することができる
“摂取可能処方物”の語は、食されたときに摂取有機体
に対して栄養物を供給する又は空腹感を満たすような点
で、その有機体の食物系において好ましい効果を有する
、基質の混合物を含有するものを意味する。“食物”、
“食物組成物”および“食物処方物°の語は、時々説明
するように、ここでは一般的な意味で、栄養的なヒトの
食物および動物の食料の両者を含む意味で使用される。
“ドウ粉“の表現は、“トウー形成粉”と同義であり、
ドウを形成するのに有用な任意の粉を意味することを意
図している。ドウ粉は、典型的には弾性、張力強度、そ
の他はとんどのドウに特徴的な性質を与えるのに十分な
瓜のグルテンを含有する。“パン用粉(broad f
’ tour )”の表現は勿論パンを製造するのにを
用なドウ粉を指す。同様に“練りもの粉(batter
 f Iour) ”は、′練りもの形成粉″と同義語
であり、練りものを形成するのに有用な粉を指すことが
意図される。ケーキ粉およびパンケーキ粉は、練りもの
粉の例であり、通常ドウ粉で見られる比較的高水準のグ
ルテンを存していない。上記の種々の種類の粉は、殻類
粒又は塊茎の粉の語において互いに区別する必要はない
が、それぞれの種類の粉は、その各々の用途に特に適し
た添加成分を包含することができることが理解される。
MPFは、精製又はさらに処理することなく、はんすう
動物の飼料における炭水化物源として非常に適合する。
潜在的に消化可能な物質の100%が、実際はんすう動
物によって消化される。該生成物は、任意の添加量で、
均衡(balanced)食料に必要な他の食物成分と
共に適当に混合される。
前記のように、ヒトおよびモノガストリック動物のため
の摂取処方物において、MPFは、不活性な食物繊維と
して機能する。従来技術で既知のアルファセルロースお
よび微結晶セルロースと同様に、タイプ!およびタイプ
■の材料は、血流への吸収のために十分消化されないと
いう意味で実質的に非栄養的である。このため、添加の
水準はいくらか任意であり、食物繊維の消化系への影響
に関する知識に基づくことができる。本発明により修正
された機能的性質に関しない食物および他の摂取処方物
は、約0.1から約95%のMPFを包含することがで
きることが予想される。そのような処方物の例は、分散
可能な固体、例えば即席飲料混合物、水性液体例えばミ
ルクセーキ、及びゲル又はゲル形成物(gel  fo
r■ers)を含む。
MPFをデンプン様の成分すなわちデンプン又は小麦粉
分のための置換剤又は拡張剤として使用する場合、置換
の最大量はその成分に起因する機能性質の保持力の程度
による。驚くべきことに、体積で65%までの置換水準
において、デンプン様成分の機能的性質は、維持される
だけでなく、多くの場合、以下に詳細を記載するように
増加することが見出された。
タイプIおよびタイプ■のMPFの両者のバルク濃度は
、市販の小麦粉の約10−30%で変化する。等量の小
麦粉と置換した場合、増加された体積を有する処方され
た食物が得られる。MPFはまた小麦粉に比べて高い水
吸収性を有するから、増加された膨張体積をもたらす。
この効果はドウおよび練りもの処方物において特に明ら
かであり、最終生成物の体積量は、重量基準で1:1置
換から予想されるより以上に拡張された。この性質は、
より低い固体含量であっても、ドウおよび練りものがM
PFなしのものと同じ密度を有することを可能にする。
この効果の利点は、与えられた生成物の体積および重量
のための成分の節約に帰する。
ドウおよび練りものの性質は、小麦粉の部分をアルファ
セルロースで置換した場合には失活するが、それらは本
発明のMPF変化生成物で置換した場合は改善される。
例えばドウの製造において小麦粉をMPFで重量で10
%置換した場合、ミクソグラフ(mlxograpb 
)ピーク高さは、20%はど増加する。その高水吸収性
の長所により、変化生成物はまた水のドウへの吸収を容
易にし、これにより混合時間を短縮する。
以下の例は本発明をさらに説明することのみを意図して
おり、特許請求の範囲で定めれる本発明の範囲を制限し
ようとするものではない。
例1 本発明に従って使用するためのMPF変化生成物を、い
くつかの非木本性リグノセルロース系作物残留物から製
造した。試料を、2mmのふるいを通過するようにライ
レイ(Wiley)ミルで粉砕するか又は長さおよそ2
−4cmの破片に切ることによって、処理のために準備
した。比較の目的のために、2種の木本性材料、砕いた
ケナフおよびオークの削りくずを同様に前処理した。そ
れらを蒸溜水を数回変えて全部で数時間、前抽出するこ
とにより可溶な物質を粒子試料から除去した後、残留物
を乾燥しポリエチレン容器に入れた。
試料を、処理される1gの基質を1%(w / v )
H2O2を含有する5 0 m lの蒸溜水中に置くこ
とにより、アルカリ性過酸化物で処理した。懸濁物をN
aOHでpH11,5に調整し、室温(25℃)で18
−24時間、穏やかに撹拌した。
反応進行中pHを更に調整することはなかった。
これらの条件で、反応pHは、約12.1の最終値にゆ
っくり上がるまで、数時間はぼ一定に維持された。不溶
の残留物をろ過で集め、ろ液のpHが中性になるまで蒸
溜水で洗浄し、そして110℃で乾燥した。試料の第2
の組はH202を用いない他は同様に処理した。
リグノセルロース性試料のセルラーゼによる消化に対す
る感じやすさを、0.2gの乾燥残留物を、50mMク
エン酸、0 、 1 M  N a HP O4,0,
05%チモール、および40mg)リコデルマ レセイ
 セメラーゼ(T richoderma reose
lCollulase)を含有する4mlの溶液(pH
465)で24時間培養することにより決定した。
セルラーゼ消化後に残った残留固体を、水性グルコース
濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で決定す
る前に、遠心分離およびびミリボアろ過により除去した
アルカリ性処理(H2O2あり及びなし)の前および後
のセルロース系物質の分析は、材料にもともと存在する
セルロースは、前処理中には可溶化されないことを示し
た。セルラーゼが与えられた残留物に存在するセルロー
スを加水分解する効力(糖化効率)は、理論的最大グル
コース収率(at >と測定されたグルコース収率(G
m )とから次の関係に従って計算した。
糖化効率−100(Go+ /Gt )与えられた0、
2−gの試料のためのGt値は、試料のセルロースの割
合に依存し、これは前処理中に溶解されたリグニンおよ
びヘミセルロースの量によって決定した。セルロースが
溶解されなかった理由により、Gtは次式で求めた。
Gt −((0,2)(1,1)(Co )] /R1
式中0.2はセルラーゼで処理されている試料の重W、
1.1はセルロースのグルコースへの重量変化当量、C
oは未処理(ネイティブ)基質におけるセルロースのパ
ーセント、モしてR1は前処理後に残留した不溶な最初
の基質のパーセントである。
結果を表Iに示す。
表I 種々のMPF変化生成物の糖化効率 IA 小麦わら     27.2   93.01B
 小麦わら     11.3   90.1(完全(
1ntact) ) ICトウモロコシ柄  49.8   1001D ト
ウモロコシコブ 32.L    1001E トウモ
ロコシ皮  82.3   99(husks ) 1F オオスズメノテツ 27.0    B1.7ポ
ウ(1ntact) 1G アルファルファ  40.9   93.4干し
草 木本性 IHケナフ      25.7   58.411 
オーク (削りくず) 21. 8    52. 5
例2 粉砕して洗浄した小麦わら試料(1,0g)を1%w/
vH202を含む又は含まない50m1の水中に懸濁し
た。懸濁物をNaOHでpH11,5に調整し、6又は
24時時間中かに撹拌した。pH,m節反応においては
、pHを必要によりHCI又はNaOHを、添加するこ
とにより11.5に維持した。残りの懸濁物のpHは、
さらに調整しなかった。各反応の完了において不溶性の
残留物を回収し、例1で説明した方法によって糖化効率
を計算した。結果を表■に示す。
例3 小麦わら(90kg)、水(22701)および1%溶
液を製造するのに必要なH202[68lの35%(w
/ v ) H202)をシャフト駆動スターラーを備
えた3785−1ステンレス鋼バツトで一緒に混合した
。約32 1の50%(w/v)NaOHを、懸濁物を
pH11,5に:A整するために添加した。該混合物は
、初めは室温であり、終夜撹拌し、その間温度は最高3
7℃に維持した。処理されたわらのスラリーを、固体の
収集および循環のための液体分画の分離のために、ステ
ンレス鋼スクリーニングタンクに注入した。水力ブレス
で脱水を行ない、圧縮固体を破片に壊し、強制空気循環
乾燥器で79℃で1−2時間乾燥した。約45kgの乾
燥した処理した小麦わらが該工程から回収され、アツベ
(Abbe)ミルで6mmふるいを通るまで砕いた。
この方法を、必要により水、H2O2及びNaOHで補
足した循環されたろ液を使用して5回繰返した。混合さ
れた6エ程の生成物は、乾燥重量を基準として、粗タン
パク含量0.48%、セルロース含量72.8%、モし
てヘミセルロース含量17.9%であった。
未処理の小麦わらをアツベミルで3mmふるいを通るま
で砕いた。処理されたMPFおよび未処理の試料をそれ
ぞれ表■に示す2つの水準でヒツジ食料へと処方した。
各食料の6つの複製物を任意摂取(ad 11bitu
s 1ntako )下15%の水準に調整して試験ヒ
ツジに与えた。飼育試験の結果を表■に示す。
小麦わら修 成分 トウモロコシ粒 小麦わら 大豆ミール かんしょ糖みっ 石灰岩 シカルシウムホ スフエイト ビタミンA、D。
E、  K 組成 乾燥物% 粗タンパク% セルロース% ヘミセルロース% 総エネルギー Kcal/g 表■ 正したヒツジ食料 小麦わらMPF   未処理 小麦わら 低   高     低   高 水準 水準  水準 水準 (%)(%)(%)(%) 46  3、54B、 4 3.8 35、972.235.371.5 11、718.011.8 !8.5 5.5 5.5 5.8 5.5 0.7 0.2 0.7 0.2 ・・・ 0.4  ・・・ 0.2 0、2 0.2 0.2 0.4 85、889.384.28B、 7 9、8 9.613.714.2 33、862.522.535.2 11、6 7. O15,015,8 4,284,204,344,35 ヒ17 anm取、l;l/d           9B4.
9&見掛けの消化性、% 乾燥物              72.2&   
  67.4’11タンハ’)           
   5g 、 2bc    53 、3Cセルロー
ス             64.8”     7
6.6’83.3’ 66.58 234.8+ 7、Ia ルミナル7ンモニ7、mg−%      5,1bC
3,7cルミナル揮発脂肪酸温度、mM 合計               65.2”   
 43.5辷アセテート             4
0,0     29.0プロピオネート      
     16.5     11.07チt/−ト8
.7”     3.5ba、b、C,d、  異なる
上添え文字の平均値はかなり異なる(153.4b  
  4B、5b        2.563.4b  
       74.1”             
     2−526.8C43,4b4.5 21.7C’33.2”       6.652.8
b    48.8b        2.6’   
 202.3&−105,7b23.006.2C6,
7b               O,055,7b
22.3”        0.79so、5ab43
.Ob        6.0031.0     2
9.3          4.0014・39・3 
         2.205・2b4・3b0.70 )<0.05>。
例4 ヘミセルロースの減った小麦わらMPF(タイプI)を
以下のように製造した。小麦わら(90kg)をシャフ
ト駆動スターラーを備えた3800−1のステンレス鋼
タンク内の22701の水中に懸濁した。過酸化水素(
68lの35%w / v )を撹拌された懸濁物に添
加し、NaOH[およそ321の50%(w/v)]を
使用してp!(を11.5に調整した。懸濁物を室温で
18時間撹拌した。反応進行の間、わらは小さな高水吸
収繊維の濃い懸濁物へと分解し、懸濁物のpHは12.
2に上がり、わらのヘミセルロースの大部分の可溶化が
生じた。懸濁物の中和(およそ30 1の濃HCIを使
用、最終pH−7)の後、わら繊維を洗い、スプレーシ
ャワーを備えた変形されたフォードリナー(F our
drlnor )可動ワイヤろ過装置を使用して部分的
に脱水した。
洗浄され、処理されたわらを、強制空気乾燥器で70℃
で8−12時間、乾燥した 例5 その最初のヘミセルロース含量のほとんどを維持してい
る小麦わらMPF (タイプ■)を以下のようにして製
造した。小麦わらをハンマーミルで1cmふるいを通る
まで砕いた。およそ90gの砕いたわらを、シャフト駆
動スターラーを備えた3800−1ステンレス鋼タンク
内の22701の水へ加えた。67リツトルの35%(
W/ V )過酸化水素を撹拌された懸濁物に加え、そ
の後、直ちにおよそ32 1の50%(w/v)NaO
Hを使用してpHを11.5に調整した。
反応pHを30−60分毎に監視し、必要により濃MC
Iを加えることによりpH11,5±0.2に維持した
。5.5時間後、約15 1の濃HC1でpuを7.0
±0.5に下げることにより反応を終了した。処理され
たわらスラリーを洗浄し、4つのスプレーシャワーを備
えた変形フォードリナーワイヤろ過装置を使用して部分
的に脱水した。洗浄されたわらをその後強制空気乾燥器
で少なくとも4時間70℃で乾燥した。
例6 種々のセルロース系繊維物質およびパン用粉の水吸収力
を、1gの物質を100m1の蒸溜脱イオン水中に懸濁
し、30分分間中かに混合することにより決定した。非
常に細かいメツシュのふるいを通する過により、該スラ
リーから過剰の水を除いた。このふるいは固体粒子の〉
95%ヲ残スものである。水飽和された物質の部分をふ
るいから集め、重量を71$1す、定重量まで乾燥器乾
燥(110℃)し、再びff1EiL測定した。水吸収
性を、試料の湿ったものと乾燥したものとの重量の差を
試料の乾燥重量で割ることにより決定した。
試験した材料の脹れた容積を、試験される材料を目盛り
付きシリンダ中の100m1の蒸溜脱イオン水に懸濁す
ることにより決定した。試料を平衡のために30分穏や
かに混合した後、放置して材料をシリンダの底に沈ませ
た。沈澱が完了した後(通常1時間以内)、水飽和され
た材料が占める容積を記録した。結果を表■に示す。
例7 重量で10%の粉を種々のセルロース系繊維材料で置換
したことによる粉ベースのドウのレオロジカル性への影
響を、ミクソグラフ(N atlonalM anul
’acturlng  Co 、 、 L 1neol
n、 N E )で測定した。小麦粉(“P i l 
1sbury’ s B est”パン用粉)およびセ
ルロース系繊維材料の乾燥試料を、ミクソグラフボール
に入れる前に注意深く測り必要により混合した。(全試
料乾燥III量−10g)。
ミクソグラフボール内の小麦粉ベース混合物の中央に穴
を形成し、注意深く測定した水を添加した。
ミクソグラフを15−25分動作し、ミクソグラフの偏
りの程度をストリップチャートレコーダーに記録した。
偏りの最大点(ピーク)は、最適ドウの性質の点に対応
する。ミクソグラフピークの高さを表■に示す。
表■ アルファセルロース    405 380 35G(
粗)C トウモロコシ柄MPF    530 520 510
(タイプ11ピンミル)e a フルスケール暉1000゜ c  ”5olka−floe  BW−40’ 。
f ボールミルで7時間枠いた。
例8 種々の量の粉をトウモロコシ柄(stalk )MPF
で置換したことによる小麦粉ペースドウのレオロジカル
性に対する影響をミクソグラフ(National M
anuf’acturlngCo 、 、  L 1n
coln。
NE)で測定した。混合および測定は、例7に概要を示
した方法と同様に行った。ミクソグラフピークの高さお
よびピーク高までの混合時間をそれぞれ表■および表■
に示す。
表■ パン用粉のドウ性質への種々のトウモロコシ柄MPFの
影響−ミクソグラフビーク高さタイプlのトウモロ ミ
クソグラフビーク高さ“コシ柄MPFの水準 10gの
小麦に添加した0     403 350   c 
  c2    420 380   d   d5 
   450 440   d   dlo     
51G  450 410 370a フルスケール−
1000゜ b  ” P hit!5bury″5Best’パン
用粉(湿度14%) C容認できないドウ。
d 試験せず。
表■ パン用粉のドウ性質に対する種々の水準のトウモロコシ
柄MPFの影響−ミクソグラフビーク高さまでの時間 タイプIのトウモロ  ミクソグラフピークコシ柄MP
Fの水準  高さまでの時間(分)(置換小麦の容積%
)小麦”/MPF混合物10go5.  θ  8.5
1?、0 2            Q、0  9.0  15
.55           0.0   g、0  
12.510            B、3  7.
5   10.5a  ’ P 1llsbury″5
Bost”パン用粉(湿度14%) 例9 生後80のひな鳥(N ev  Hampshire 
 XColumbian chick)を完全に無作為
な方法で各々食料試験のための5羽の3つの囲いに分配
した。
ひな鳥は、室温制御された部屋(23℃)に置かれた電
気的に加熱された保育箱(33℃)で育てられ、任意の
試験食料および水が与えられた。食料の組成を表■に示
す。試験した繊維源[アルファセルロース(クルード)
、アルファセルロース(精製したもの)、および小麦わ
らMPF、タイプIおよび■]で、該食料中のトウモロ
コシデンプンの0−30%を置換した。ひな鳥に試験食
料を14日間与え、その間、各囲いで食べられた食料の
量および生体重の増加を記録した。小麦粉MPFは、例
4および5で説明したように製造した。
結果を表Xに示す。
表■ ひな鳥の基礎的試料の組成 :デキストロース(2: 1) カゼイン           23.4dl−メチオ
ニン        0.35アルギニン      
     1.5グリシン            1
.0エトキシキン          0.2フンDI
、  [134,υ。
表X ひな鳥飼料繊維修正食料の体重増加効率:デキストロー
スの   置換の水準(重量%)ための食料置換   
 0  10  20  30アルフアセルロース  
79’  74′Lb’  8B“ 55B(粗)″ フル7yセルo−スフ9’  74””  70cJL
59’(精製2 小麦bうMPF     79aL77′L08”  
80’(タイプり 小麦わらMPF     79− 78“ 71”″ 
83”チ(タイプ■) 1、体重増加効率 −(生体重増加/摂取飼料(g) X 100)2 、
  ” S olka −floe″3 、  ” A
 1phacol”粗アルファセルロースよりもリグニ
ンおよび一ミセルロースが低水準。
a、br  C,ci、e、flg  異なる上添え文
字l普は、かなり異なる(P<0.05)。
例10 離乳した、雄の体ff150±5gのネズミ(S pr
ague −D avley rat )を別々に金網
床の、糞および尿を完全に集めることが可能なケージに
入れた。ケージを一定の温度(23℃)、湿度および光
サイクルの部屋に維持した。実験の開始前に、ネズミに
標準的な市販の実験室食料を与えた。
実験期間は14日の適応段階、その後5日の消化/代謝
実験からなるものであった。試験される各食物は、7匹
のネズミに与えた。ネズミは、それらの各試験食物を適
応段階の最初の7日は15g/日受け、残りの7日は2
0g/日受けた。この段階の終わりでは、全てのネズミ
に1日に与える食料の量を、適応段階の最後の2日で平
均消費量の最も少ない試験群の任意の摂取の90%に減
らした。低下した量の摂取に適合するための2日の後、
各試験食物の摂取量および消化性を5日間測定した。全
食料乾燥物質消化性を、各動物群によって食べられ、お
よび排せつされた乾燥物の量から決定した。
試験食料は、0−30%のトウモロコシデンプン:デキ
ストロースが小麦わらMPF(タイプ■)で置換された
、基本の食餌(表XI)を包含するものであった。小麦
わらMPFはわら(4−6g / 1 )を、NaOH
でpH11,5に調整した過酸化水素の溶液(1%w 
/ v )中に懸濁することにより製造した。懸濁物を
6時間穏やかに混合し、その間pHは必要によりNaO
H又はHCIを添加することにより11.5±0.2に
維持した。処理されたわらをろ過により集め、蒸溜水で
洗浄し、強制空気乾燥器で24時間90℃で乾燥し、1
mmのふるいを通るまで砕いた。
消化性の分析の結果を表X■に示す。
表x1 ネズミの基礎的試料の組成 :デキストロース(2: 1) カゼイン           15,1di−メチオ
ニン        0.2塩化コリン       
   0.IMg S 040.03 a 以下の各々のものからなる(全食料のflH1%)
: Ca COs 、0−3 ; Ca 3(P Oa
 ) +  2.8 :に2 HPO4、0,9;Na
C1,0,9;MgSO4・7H20,0,4;MnS
O46H20,0,07; F e  cltratc
 、 0.05;ZnCO3,0,01;CuSO4番
5H20゜0.002; H3B 03 、0.000
9; N a2 Mo 04 *7 H20,0,00
01; N a2 S e Os 、  0.0000
2゜パントテン酸カルシウム、 20.0;ナイアシン
too、o 、ビタミンB−12)リチュレイト表X■ ネズミでの小麦わらMPF (タイプ■)の食料の消化
性 小麦わらMPFで置換した 摂取量 乾燥物質トウモロ
コシ;デキストロ g/d  の消化−重量(重量%)
         性(%)0         8、
[i5  9B、210         9.87 
 8B、420         9.45  78,
480         10.02  1m9.5例
11 ショートブレッド(5hortbread)を以下のよ
うにして製造した。1/4カツプ(59ml)の砂糖を
3/4カツプ(177ml)のバターと混合した。そし
て1.6カツプ(379m l )の万能(all−p
utpose )小麦粉、および0.4カツプ(94,
7m1)の0.5−mmまでライレイミルで砕いた小麦
わらMPFを、前記の混合物に混ぜた。得られたドウを
粉打ちした板で1− c m厚さに延ばし、四角形に切
った。ドウを177℃で20分焼いて、容認できる口ざ
わり(mouthfeel)および香りを有するショー
トブレッドを製造した。
例12 1カツプ(237ml)の万能小麦粉および1カツプ(
237ml)の小麦わらMPFを使用して上記のように
して、同様の処方物を製造した。
得られたショートブレッドは、例11のものとは香りの
点で区別できなかった。
例13 以下の方法でパンケーキを製造した。1個の卵をワーリ
ング(Waring )ブレンダーで泡立てた。
1カツプ(237m l )のバターミルク、テーブル
スプーン2杯(30ml)のサラダオイル、テーブルス
プーン1杯(15m l)の砂糖、ティースプーン1杯
(5ml)のベーキングパウダー、ティ−スプーン1/
2杯(2,5m l )のソーダ、およびティスプーン
1/2杯(2,5m1)の塩をブレンダに加えて混合し
た。この混合物に対して1カツプ(237ml)の13
3gの万能小麦粉を加え混合した。得られた練りものの
内の測定した体積分を、厚い鉄板(griddle )
上で調理し、全fflff1329gでパンケーキの重
ねの高さ72mmが得られた。
172カツプ(118ml)のピンミル(pln−ml
lIed)シた小麦わらMPFで1/2カツプ(118
ml)の小麦粉を置換した他は上記と同様にして、パン
ケーキの第2のバッチを製造した。
得られた粉−MPF混合物は重量が75.ogで、全重
量321gのパンケーキ重ねの高さ67mmが得られた
。これらのパンケーキは軽くふわふわで、第1のバッチ
の金粉パンケーキとは感触(texture )および
香りでは区別できなかった。
1カツプ(237ml)のビンミルした小麦わらMPF
で1/2カツプ(118ml)の小麦粉を置換した他は
上記と同様にして、パンケーキの第3のバッチを製造し
た。得られた粉−MPF混合物は重量が83.9gで、
全重量 315 gでパンケーキ重ね高さ89mmが得
られた。これらのパンケーキは、軽くふわふわで、第1
のバッチの金粉パンケーキとは感触および香りでは区別
でなかった。
オートミールスパイスケーキを以下のようにして製造し
た。1カツプ(237ml)の万能小麦粉、1/2カツ
プ(118ml)の小麦わらM P F (0、5−m
 m粒子サイズ)、1カツプ(237ml)の即席オー
ツ、1カツプ(237ml)のブラウンシュガー、1/
2カツプ(11,8m1)のグラニユー糖、ティースプ
ーン1−1/ろ杯(7,5m1)のソーダ、−ティース
プーン1杯(5m l )のシナモン、ティスプーン1
/2杯(2,5m1)の塩、ティ−スプーン1/2杯(
2,5m1)のナツメグ、1/2カツプ(118ml)
のショートニング、1カツプ(237ml)の水、卵2
個、およびテーブルスプーン2杯(30ml)の濃い(
dark)糖みつを、混合ボールに加え、ミキサーで低
速で172分混白した。混合物を3分間高速で泡立て、
その後、該練りものをオーブンで177℃で35分焼い
た。
得られたケーキは軽く、感触および香りが優れていた。
例15 イーストロールを以下の方法で製造した。2カツプ(4
73ml)の沸騰水を、大きなボール内の1カツプ(2
37ml)のショートニングおよ“び1カツプ(37m
l)の砂糖の上に注いだ。この混合物を放冷した。2個
のイーストを、テーブルスジ124杯(60ml)の温
水で柔らかくし、冷えた混合物に加えた。4カツプ(9
48ml)の万能小麦粉を該液体混合物に加え、手で混
合した。よく泡立てた4個の卵を加え、手で混合した。
得られたドウに対して1−3/4カツプ(414ml)
の小麦わらMPF (0,5−mm粒子サイズ)および
2−1/4カツープ(532ml)の追加の小麦粉を加
え、手で混ぜた。ドウを粉打ちした板に出して、こねた
。そしてこれを油塗りしたボールに置き、覆いをして2
時間立ち上から(rise)せた。ドウを10時間冷蔵
した。冷蔵の後、ドウを小麦粉打ちした板上で厚さ0.
5cmにロールし、バター塗りして、三角形に切った。
三角形をロールにたたんで、オーブンで10分間200
℃で焼いた。ドウは普通に立ち上がり、得られたロール
は、優れた香りを有した。
例16 スィートマフインを以下のようにして製造した。
1/2カツプ(118ml)の牛乳および174カツプ
(59ml)のオイルを、泡立てた卵1個に加えた。1
.5カツプ(118ml)の砂糖、ティスプーン2杯(
30m l )のベーキングパウダー、およびティスプ
ーン杯1/2 (2,5m1)の塩を該混合物に加え、
電気ミキサーで混合した。
万能小麦粉(0,9カツプ、213m1)および0.6
カツプ(142ml)の小麦わらMPF(0,5mm−
粒子サイズ)を、該練りものに混ぜた。マフインをオー
ブンで25分間200℃で焼き、これは非常に良い香り
および感触であった。
例17 ケーキドーナツを以下の方法で製造した。
1.65カツプ(390ml)の万能小麦粉および1.
65カツプ(390ml)の小麦わらMF’F (0,
5−mm粒子サイズ)からなる混合物を製造した。この
混合物の1.5カツプ(355ml)を4.1カツプ(
237ml)の砂糖、ティスプーン3杯(45ml)の
ベーキングパウダー、ティスプーン172杯(2,5m
1)の塩、ティスプーン172杯(2,5m1)のシナ
モン、ティスプーン1/4杯(1,3m1)のナツメグ
、テーブルスプーン2杯(30ml)のショートニング
、卵2個、および374カツプ(177ml)の牛乳と
共に混合ボールに入れた。
上記の成分を電気ミキサーで低速で1/2分間、中位の
速度で2分間、混合し、この間、残りの粉MPF混合物
を加えた。該ドウをバター塗りしたボール内で延ばし、
粉打ちした板に出して、1cm厚さのドーナツに切った
。これらのドーナツを良く揚げた。ドーナツは、普通の
感触で、良い香りであった。それらは普通の小麦粉ドー
ナツと区別できなかった。
例18 以下の方法で白パンを製造した。2カツプ(473ml
)の万能小麦粉、1カツプ(237ml)のトウモロコ
シ茎MPF (ビ゛ンミルしたもの)、テーブルスプー
ン3杯(45ml)の柔らかいバター、テーブルスプー
ン2杯(30ml)の砂糖、およびテーブルスプーン1
杯(5ml)の塩を、フードプロセッサで5秒間混合し
た。
1/4カツプ(59m l )の温水で培養した1パツ
クの乾燥活性イースト、および卵1個を該フードプロセ
ッサに加え、ドウが球を形成するまで混合した。ドウを
油塗りした鍋へに移し、ここで1−1/2時間立ち上が
らせた。パンチダウンし、続いて再び15分間立ち上が
らせた後、ドウを成形し、パン鍋内で1時間立ち上がら
せた。ドウをオーブンで190℃で40分間焼いた。得
られた塊は、容認できる感触および香りで、小麦粉をト
ウモロコシ柄MPFで置換していない同様の塊とは区別
できなかった。
上記の詳細な説明は単に説明の方法により与えられてい
ること、およびここで本発明の概念および見地を逸脱す
ることなく修飾および変形をすることができることが理
解される。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食物物質と、非木本性、リグノセルロース系基質
    のアルカリ性過酸化物処理により製造された修飾された
    植物繊維とを包含する処方された食物組成物。
  2. (2)上記食物物質はドウ粉である特許請求の範囲第1
    項記載の処方された食物組成物。
  3. (3)上記食物物質は練りもの粉である特許請求の範囲
    第1項記載の処方された食物組成物。
  4. (4)上記食物物質は分散可能な固体である特許請求の
    範囲第1項記載の処方された食物組成物。
  5. (5)上記食物物質は水性液体である特許請求の範囲第
    1項記載の処方された食物組成物。
  6. (6)上記食物物質はゲル又はゲル形成物である特許請
    求の範囲第1項記載の処方された食物組成物。
  7. (7)上記食物物質はヒトの食物である特許請求の範囲
    第1項記載の処方された食物組成物。
  8. (8)上記食物物質はモノガストリック動物の飼料であ
    る特許請求の範囲第1項記載の処方された食物組成物。
  9. (9)上記食物物質は、はんすう動物の飼料である特許
    請求の範囲第1項記載の処方された食物組成物。
  10. (10)ドウ粉又は練りもの粉において、約2%から約
    65%の非木本性、リグノセルロース系基質のアルカリ
    性過酸化物処理により製造された修飾された植物繊維を
    包含する改良物。
  11. (11)特許請求の範囲第10項記載のパン用粉。
  12. (12)特許請求の範囲第10項記載のケーキ粉。
  13. (13)特許請求の範囲第10項記載のパンケーキ粉。
  14. (14)特許請求の範囲第10項記載の粉を包含する処
    方された食物組成物。
  15. (15)摂取可能な組成物において、約0.1%から約
    95%の非木本性、リグノセルロース系基質のアルカリ
    性過酸化物処理により製造された修飾された植物繊維を
    包含する改良物。
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