JPS62210032A - 希ガスホ−ルドアツプ装置の活性炭吸着性能試験方法 - Google Patents

希ガスホ−ルドアツプ装置の活性炭吸着性能試験方法

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JPS62210032A
JPS62210032A JP61048371A JP4837186A JPS62210032A JP S62210032 A JPS62210032 A JP S62210032A JP 61048371 A JP61048371 A JP 61048371A JP 4837186 A JP4837186 A JP 4837186A JP S62210032 A JPS62210032 A JP S62210032A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力発電所の気体廃棄物処理設備として使
用される希ガスホールドアツプ装置において、活性炭吸
着塔のホールドアツプ性能確認に好適な活性炭吸着性能
試験方法に関するものである。
〔従来の技術〕
原子力発電所の気体廃棄物処理設備は、大きく分けると
、排ガス処理システムと希ガスホールドアツブシステ゛
ムから構成されている。
原子力発電所の気体放射性同位元素廃棄物(以下、気体
廃棄物と称す)は、主に原子炉起動時に復水器の真空度
を真空ポンプによって上げるときに抽出される。化学的
には元素周期表0族に属する希ガス廃棄物(例えば、ヘ
リウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラ
ドンなど)とそれ以外の気体廃棄物に分けられる。この
うち、O族以外の気体廃棄物は、第1図に示す排ガス予
熱器1.再結合器2.排ガス復水器3.除湿冷却器4.
排ガス減衰管5から構成されている排ガス処理シスシム
を介して人体に影響のない放射能濃度まで低減される。
しかし、元素周期表O族に属する希ガス廃棄物(以下、
希ガスと称す)は、排ガス処理システムを介しただけで
は人体に影響のない放射能濃度まで低減することができ
ず、第2図に示す、除湿冷却器6.脱湿#f7.メツシ
ュフィルター8.活性炭吸着塔9.後置フィルター10
から構成されている希ガスホールドアツプシステムを介
して人体に影響を与えない放射能濃度まで低減している
。ここで、特に希ガスの放射能濃度を低減する要素は活
性炭吸着@9内に装置されている活性炭である。
軽水炉原子力発電システムにおいて、希ガス放射性同位
元素の発生は、外部からの特別な介入がない限りは、軽
水炉原子力発電の燃料であるウランの核分裂による生成
物だけである。
ウラン燃料は、燃料棒被覆管によって保護されており、
この燃料棒被覆管が破損しない限り、気体廃棄物処理設
備に希ガス廃棄物に放出されることはないが、万一の燃
料棒被覆管破損事故に備えて人体に影響を与えない放射
能濃度まで低減するために必要なシステムとなっている
この希ガスホールドアツプシステム内の活性炭吸着塔に
装着されている活性炭の吸着性能を確認する試験は、従
来原子力発電所の定期検査中に実施している。
この試験は、希ガスホールドアツプシステム内の活性炭
吸着塔を核分裂生成物であるキセノン(以下”8Xe 
と称す)がどのくらいの時間で通過するのかを測定し、
その通過時間(これをホールドアツプ時間と称している
)を測定することによって活性炭吸着塔内活性炭の吸着
性能を確認している。
活性炭吸着塔を通過する時間は核種によって異なるが、
1adXe の場合はホールドアツプ時間27日以上が
合否の判定値となっており、ホールドアツプ時間がこれ
以下の場合は活性炭の吸着性能が満足されていないこと
になる。
13’Xe  は、主にウランの核分裂によって生成さ
れる希ガス放射性同位元素であるが、活性炭によるホー
ルドアツプ時間が非常に長く前述したように、ホールド
アツプ時間の判定値が27日以上で、定期検査中に実施
したとすると1ケ月もかかるのに対して、””Xe  
と同じ0族に属する希ガス放射性同位元素であるクリプ
トン(以下、δ’Krと称す)は、核分裂生成物でiま
あるがホールドアツプ時間が比較的短く、判定値は40
時間以上であるため、従来の試験方法では、活性炭の吸
着性能を確認する希ガスは、′δsXe ではなく、δ
’Krが使用される。
以下、f53図、第4図及び第5図によって従来の活性
炭吸着性能確認試験方法を説明する。
第3図は、活性炭ホールドアツプ性能確認試験装置の概
略図である。この装置は、8δKrの封入されているア
ンプルを破壊しアンプル内の”Krを空気に同伴させて
装置内より希ガスホールドアツプシステム内吸着塔へ流
出される希ガス尋人装置11.”Kr導入時に吸い込む
空気を脱湿するドライヤ12.活性炭が充填され、”K
rが逆流して直接大気に排出されるのを防ぐ活性炭トラ
ップ13.吸着塔出口よりサンプリンタし、試験装置に
導入後再度希ガスホールドアツブシステ!1に戻すため
の真空ポンプ14.”Krに注入側及びサンプリング側
の流量を測定する流量計15.β崩壊をする&5Krの
β線を測定するための検出器であるGM管16.安定高
圧電源を組み込みGM管16と直結して、放射線を測定
する放射線レートメータ17と放射線計算率の変化を記
録する記録計18から構成されている。
第4図は、活性炭ホールドアツプ性能確認試験系統図で
ある6 第5図は、”Krのホールドアツプ時間測定グラフであ
る。
以下、第4図及び第5図によって、従来の活性炭ホール
ドアツプ性能確認試験システムを説明する。
第4図より、排ガス抽出器19を運転し、試験用空気入
口の空気流址が試験条件の流量となるように試験用仮設
流量計を調整する。
装置が安定した状態で希ガス導入装置11内の”Kr封
入アンプルを破壊する。
アンプルの破壊とほぼ同時刻にGM管16がδδKrの
放射線であるβ線を感知し、この時刻が活性炭吸着塔9
人口での注入時間となり放射線レーI〜メータ17を介
して記録計18に記録される。
δ’Krは活性炭吸着塔9を通過後、試験装置内の真空
ポンプ14に引かれて装置に導入され、再度希ガスホー
ルドアツプシステムに戻される。
このとき、活性炭吸着塔通過後の”Krは、吸着塔出口
側の装置内0M管16によって感知され、放射線レート
メータ17を介して通過時間が記録される。第5図にお
いて、lll5Krの放射線であるβ線をGM管が感知
した検出最大値をO時刻とし。
吸着塔を通過し、吸着塔出口側にて再びA3Krのβ線
を感知した検出最大値までの通過時間が試験条件下にお
ける6!IKrのホールドアツプ時間となる。
ここで、本試験方法において判定対象となるホールドア
ツプ時間は、 (1)試験条件下における”K rのホールドアツプ時
間 (2)設計条件下における& B K rのホールドア
ツプ時間 (3)試験条件下における1 88 z、 e  のホ
ールドアツプ時間 (4)設計条件下における188X e  のホールド
アツプ時間 であり、”K rに対して判定値は40時間以」−1l
δ’Xs  に対しての判定値は27日以上となってい
る。
すなわち、試験条件下、設計条件下における6δKr、
18δXe のホールドアツプ時間がδ5Kr。
18δXe  それぞれの判定値を上まわっていれば活
性炭の吸着性能が充分に満足されている確認となる。
実際に本試験装置で実測されるのは、上記(1)の試験
条件下におけるδδKrのホールドアツプ時間だけであ
り、(2)〜(3)のホールドアツプ時間は(1)のホ
ールドアツプ時間を補正して補正グラフ及び計算式によ
って求められる。
したがって、本試験方法においては、ホールドアツプ時
間の測定以外に、次の■〜■のパラメータも必ず測定も
しくは計算しておく。
■ 平均ホールドアツプ時間(2回以上測定した場合)
  : T (hr) ■ 平均系統流量: F (Nrrr/hr)■ 活性
炭充填量: M (ton) ■ 平均吸着塔温度: t (’c) ■ 平均吸着塔圧カニ P (kg/aJG)以下、第
6図、第7図及び第8図によって本試験結果の評価手順
を説明する。
第6図、第7図及び第8図は、それぞれ、動的吸着平衡
定数の圧力依存性、動的吸着平衡定数の温度依存性、動
的吸着平衡定数の比K (Xr)/K(Kr)グラフで
ある。
”Krの試験条件下におけるホールドアツプ時間を実測
しこれを基準に、設計条件下における8[IKrのホー
ルドアツプ時間、試験条件下における183Xe のホ
ールドアツプ時間、設計条件下における18”Xe の
ホールドアツプ時間を第6図。
第7図、第8図の補正グラフ及び計算式によって求める
活性炭吸着塔でのホールドアツプ時間は次の(1)式で
表わされる。
K−M               ・・・(1)T
=− ここで、 T:平均ホールドアツプ時間(hr) M:活性炭充填i (ton) F:平均系統流量(Nボ/hr) K:動的吸着平衡定数 (1)式より、 (2)式に、試験条件下におけるホールドアツプ時間の
測定値を代入すると、試験条件下における”Krの動的
吸着平衡定数K(Kr)が求まる。
試験条件下で求めたK(Kr)を設計条件下の圧力及び
温度に補正するための、♂’Kr動的吸着平衡定数に’
  (Kr)は、(3)式で表わされる。
α β 二こで、 α:圧力補正係数〔(試験圧力下のK)/(設計圧力下
のK)) β:温度補正係数〔(試験温度下のK)/(設計温度下
のK)] α、βは第6図及び第7図から求まる。
第6図の補正グラフより設計圧力における圧力補正係数
は1であり、試験圧力における圧力補正係数はαとなる
同様にして、第7図の補正グラフから温度補正係数がβ
となる。
これらのことから、設計条件下における85K rのホ
ールドアツプ時間T’  (Kr)は(4)式より求ま
る。
F       F 次に、”K rの試験及び設計条件下におけるホールド
アツプ時間から、12I8Xe  の平均ホールドアツ
プ時間を求める。
815に、の試験条件下、設計条件下の動的吸着平衡定
数K (Kr)、に’  (Kr)と1311Xe  
の試験条件下、設計条件下の動的吸着平衡定数K(Xe
)、に’  (Xe)の比は、第8図の補正グラフから
、 K(Xe)/K(Kr)=y、に’ (Xe)/に’ 
(Kr)=y’となり、したがって、 K(Xe)=y ・K(Kr)、 K’ (Xs)=y
’  ・K’ (Kr)となる。
このことから、試験条件下における工88X e  の
平均ホールドアツプ時間T(Xs)と設計条件下におけ
る”11x e  の平均ホールドアツプ時間T’  
(Xe)はそれぞれ(5)、(6)式で求められる。
F       F F      F 以上のことから、本試験によって、 (1)試験条件下における86Krのホールドアツプ時
間 (2)設計条件下における85Krのホールドアツプ時
間 (3)試験条件下における188Xe のホールドアツ
プ時間 (4)設計条件下における工δδXθ のホールドアン
プ時間 が実測及び計算値によって求められ、”Krに対して判
定値40時間以上、工8δXe  に対して判定値27
日以上を上まわっていれば活性炭の吸着性能が充分に満
足されていることが確認できる。
なお、本発明に関連する公知例としては、例えば特開昭
59−24294号公報のものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記、従来技術は、0M管、”Krアンプル入り希ガス
導入装置、活性炭トラップ、ドライヤ。
流址計、真空ポンプ、放射線レートメータ、記録計など
から構成されている活性炭ホールドアツプ性能確認試験
装置を使用しての性能確認試験であり、これは原子力発
電所の定期検査期間でなければ実施できず、作業工程9
作業工数、装置費用が増加するという問題があった。
本発明の目的は、希ガスホールドアツプシステムにおけ
る活性炭吸着性能確認試験を、原子力発電所の運転中に
実施できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、原子炉圧力容器(以下RPVと称す)、主
蒸気系(以下MSと称す)、タービン。
復水器、復水系、給水系などからなる原子力発電所にお
いて、原子炉給水系に、放射線の照射によって放射性同
位元素に変化する希ガスを注入し、原子炉給水系から、
RPV、MS、タービンを経て復水器に流入した前記希
ガスを空気抽出器により、排ガス処理システムに導き、
希ガスホールドアツプシステムへと流す。希ガスホール
ドアンプシステムに流入した希ガスを、活性炭吸着塔入
口で放射線検出器によって検出し、活性炭吸着塔を通過
後、希ガスを再び放射線検出器によって検出し、そのホ
ールドアツプ時間を測定して試験条件下、設計条件下の
”’Xe  のホールドアツプ時間を求めることにより
達成される。
〔作用〕
放射線照射により、放射性同位元素に変化する希ガスを
原子炉給水系より注入すると希ガスは、RPV、主蒸気
系、タービンを通過中に希ガス放射性同位元素に変化し
、復水器に流入する。この゛;希ガス放射性同位元素は
、空気抽出器によって排ガス処理システム、希ガスホー
ルドアツプシステムへと流れていく。このとき、希ガス
ホールドアツプシステムを通過する希ガス放射性同位元
素の放射線を活性炭吸着塔の入口と出口で検出し、希ガ
ス放射性同位元素の活性炭吸着塔通過のホールドアツプ
時間を測定する。この試験条件下におけるホールドアツ
プ時間を基準に試験条件下、設計条件下における”aX
 e  のホールドアツプ時間を求める。
これによって、活性炭ホールドアツプ性能確認試験は原
子力発電所の定期検査期間ではなく、運転中に実施する
ことができるため、作業工程2作業工数、装置費用が低
減できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第9図〜第14図により説明す
る。
第9図は、原子力発電所の主要系統図である。
原子力発電所の主要系統は、原子力燃料の核分裂による
熱エネルギーによって水を沸騰させる容器の原子炉圧力
容器(RPV)20と、このとき発生した蒸気が流れる
主蒸気ライン21.この主蒸気によって高圧タービン2
2と低圧タービン23を回転させ、発電機24と励磁機
25を直結させて電気を発生させるシステムとなってい
る。
このとき、仕事を終えた蒸気は、復水となって復水器2
6に一担貯蔵される。この復水は、低圧復水ポンプ27
によって昇圧され、復水ろ過脱塩器28.復水脱塩器2
9を通り、浄化水となる。
さらに、高圧復水ポンプ30によって昇圧され、給水加
熱器31で昇温されたあと、給水ポンプ32によってR
PVへ戻される。
これらの一連の流れの過程で、発生する気体廃棄物は、
復水器26より空気抽出器33によって排ガス処理シス
テム34.希ガスホールドアツプシステム35に導かれ
、放射能濃度を充分に低減してからスタック36から放
出される。本発明は、このシステムの流れをそのまま利
用している。
本発明は、化学的性質として元素周期表0族に属する希
ガスである、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン
、キセノン、ラドンのうち、特に天然に99.6%の存
在比で存在するアルゴン(以下4°Arと称す)が、中
性子の照射によって原子質量数41の希ガス放射性同位
元素アルゴン(以下”Arと称す)に変化するという特
徴を利用する。
原子炉給水系37.テストライン38に希ガス”Arの
充填されているボンベ39を接続する。
原子力発電所の運転中に接続バルブ40を閉にして、”
Arを原子炉給水系へ注入する。”Arは、復水ろ過説
塩器28.復水脱塩器29を通り。
給水ポンプ32によって給水とともに昇圧されて、RP
 V 20 ニ流れ込む。、::(IF)RPV内で、
40Arは、RPV内の原子力燃料の核分裂時に発生す
る中性子の照射を受け、希ガス放射性同位元素である”
Arに変化する。”Arは、RPV20から主蒸気21
を通ってタービン系22.23に流れ、復水器26に到
達する。復水器26に充満した”Arは、空気抽出器3
3によって、排ガス処理システム34.希ガスホールド
アツプシステム35に導かれる。
第10図、第11図により、本発明の活性炭吸着性能の
試験方法を説明する。
第10図は、希ガスホールドアツプシステムにおける活
性炭吸着性能の試験概略図である。
第11図は、番↓Arのホールドアツプ時間測定グラフ
である。
希ガスホールドアツプシステムに導入された”Arは、
除湿冷却器6.脱湿塔7.メツシュフィルタ8を通って
、活性炭吸着塔9へ流れる。このとき、希ガスホールド
アツプシステムに常設されている活性炭吸着塔9人口側
GM941が41Arを感知して放射能レベルを測定し
、放射線レートメータ42を介して記録計43に記録さ
れる。”Arは、活性炭吸着塔を通過後、出口側0M管
44によって、再び感知され、入口側と同様に放射線レ
ートメータ41を介して記録計42に記録される。
第11図において、”Arの放射線であるβ線をGM管
が感知した検出最大値をO時刻とし、吸着塔を通過し、
吸着塔出口側で再び”Arのβ線を感知した検出最大値
までの通過時間が、試験条件下における”Arのホール
ドアツプ時間となる。
ここで、本試験方法において判定対象となるホールドア
ツプ時間は、 (1)試験条件下における”Arのホールドアツプ時間 (2)設計条件下における”Arのホールドアツプ時間 (3)試験条件下における”’Xe のホールドアツプ
時間 (4)設計条件下における18’Xe  のホールドア
ツプ時間 であり、′1Arに対して判定値は、約15時間以上、
1118Xc  に対しての判定値は27日以上となっ
ている。
すなわち、試験条件下、設計条件下における41Ar、
工38Xe のホールドアツプ時間が41Ar。
”aXe  それぞれ判定値を上まわっていれば活性炭
の吸着性能が充分に満足されている確認となる。
本試験方法で実測されるのは、従来技術と同様に、上記
(1)の試験条件下における”Arのホールドアツプ時
間だけであり、(2)〜(3)のホールドアツプ時間は
(1)のホールドアツプ時間を補正して、補正グラフ及
び計算式によって求められる。
したがって1本発明による試験方法においてもホールド
アツプ時間の測定以外に、■〜■のパラメータも、従来
技術同様に必ず、測定もしくは計算しておく。
■ 平均ホールドアツプ時間(2回以上測定した場合)
  : T (hr) ■ 平均系統流量: F (Nrrl’/hr)■ 活
性炭充填量: M (ton) ■ 平均吸着塔温度:t(’c) ■ 平均吸着塔圧カニ P (kg/cd−G)以下、
第12図〜第14図によって本発明による試験結果の評
価手順を説明する。
評価手順は、従来技術による評価手順と同様であるが、
これまでの”K rがら188Xs へのホールドアン
プ時間の補正を、”Arから18sXe へのホールド
アツプ時間の補正へと変更する。
第12[ifi〜第14図は、それぞれ動的吸着平衡定
数の圧力依存性、動的吸着平衡定数の温度依頼性、動的
吸着平衡定数の比K (X s) / K (A r)
グラフである。
41Arの試験条件下におけるホールドアツプ時間を実
測しこれを基準に、設計条件下における”Arのホール
ドアツプ時間、試験条件下における188Xe のホー
ルドアツプ時間、設計条件下における18’Xs  の
ホールドアツプ時間を第12図〜第14図の補正グラフ
及び計算式によって求める。
活性炭吸着塔でのホールドアツプ時間は、(1)式で表
わされる。
−M T=□             ・・・(1)ここで
、 T:平均ホールドアツプ時間(hr) M:活性炭充填量(ton) F:平均系統流量(Nrn’/hr) K:動的吸着平衡定数 (1)式から、 −F K=□             ・・・(2)(2)
式に、試験条件下におけるホールドアツプ時間の測定値
を代入すると、試験条件下における”Arの動的吸着平
衡定数K(Ar)が求まる。
試験条件下で求めたK(Ar)を設計条件下の圧力及び
温度に補正するための、41Ar動的吸着平衡定数に’
  (Ar)は(3)式で表わされる。
ここで、 α′ :圧力補正係数〔(試験圧力下のK)/(設計圧
力下のK)) β′ :温度補正係数〔(試験温度下のK)/(設計温
度下のK)) α′、β′は、第12図及び第13図から求まる。第1
2図補正グラフから設計圧力における圧力補正係数は1
であり、試験圧力における圧力補正係数はα′となる。
同様にして、第13図補正グラフから温度補正係数がβ
′となる。これより、設計条件下における”A rのホ
ールドアツプ時間T’  (Ar)は、(4)式より求
まる。
F       F 次に、”Arの試験及び設計条件下におけるホールドア
ツプ時間から、工δδXs  の平均ホールドアツプ時
間を求める。
”Arの試験条件下、設計条件下の動的吸着平衡定数K
 (Ar)、に’  (Ar)と工3δXs  の試験
条件下、設計条件下の動的吸着平衡定数K(Xe)、に
’  (Xe)の比は、第14図補正グラフから、 K(Xe)/K(Ar)=t、 K’ (Xe)/に’
 (Ar)=ε’したがって。
K(Xe)=t・K(Ar)、 K’ (Xe)=i’
 ・K’ (Ar)これより、試験条件下における18
δXe  の平均ホールドアツプ時間T(Xs)と設計
条件下における138Xe の平均ホールドアツプ時間
T’(X、e)は、それぞれ(5)、(6)式で求めら
れる。
以上のことから、本発明による本試験方法によって、 (1)試験条件下における”Arのホールドアツプ時間 (2)設計条件下における”Arのホールドアツプ時間 (3)試験条件下における18δXe  のホールドア
ツプ時間 (4)設計条件下における”8Xe  のホールドアツ
プ時間 が実測及び計算値によって求められ、”Arに対して判
定値約15時間以上、18’Xe  に対して判定値2
7日以上を止まっていれば、活性炭の吸着性能が充分に
満足されていることが確認できる。
現在、原子力発電所の定期検査時に実施している8δK
rによる活性炭ホールドアツプ性能確認試験装置を使用
しての試験工程は、装置の据付、復旧作業も含めて、約
10日程度を要していた。
本発明による実施例によれば、活性炭ホールドアツプ性
能確認試験が、原子力発電所の運転中に実施できるため
、定期検査中での試験工程が不要となる。また、従来こ
の性能確認試験を実施するにあたって、定期検査中に装
置の据付、復旧等に多大の工数を費やしていたが、本実
施例によると1/10程度に低減される。さらに、当然
のことながら、これまで使用してきたδI!Kr活性炭
水活性炭水ノルドアップ試験装置なる。以上のことから
、本実施例を採用することにより、作業工程。
作業工数、装置費用の低減に多大の効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、希ガスホールドアンプ装置における活
性炭吸着性能確認試験を原子力発電所の運転中に実施で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は排ガス処理システムの概略系統図、第2図は希
ガスホールドアツプ装置の概略系統図、第3図は活性炭
ホールドアツプ性能確認試験装置の概略系統図、第4図
は活性炭ホールドアツプ性能確認試験装置を備えた従来
の希ガスホールドアツプ装置の系統図、第5図はII!
IKrホールドアツプ時間測定線図、第6図は動的吸着
平衡定数の圧力依存性を示す線図、第7図は動的吸着平
衡定数の温度依存性を示す線図、第8図は動的吸着平衡
定数の比K (Xe) /K (K r)を示す線図、
第9図〜第14図は本発明の一実施例を説明する図で、
第9図は原子力発電所の主要系統を示す図、第10図は
活性炭吸着性能試験装置の概略系統図、第11図は”A
rのホールドアツプ時間gtq定を示す線図、第12図
は動的吸着平衡定数の圧力依存性を示す線図、第13図
は動的吸着平衡定数の温度依存性を示す線図、第14図
は動的吸着平衡定数の比K (Xe)/K (Kr)を
示す線図である。 1・・・排ガス予熱器、2・・・再結合器、3・・・排
ガス復水器、4・・・除湿冷却器、5・・・排ガス減衰
管、6・・・除湿冷却器、7・・・脱湿塔、8・・・メ
ツシュフィルタ、9・・・活性炭吸着塔、10・・・後
置フィルタ、11・・・希ガス導入装置、12・・・ド
ライヤ、13・・・活性炭トラップ、14・・・真空ポ
ンプ、15・・・流量計、16・・・0M管、17・・
・放射線レートメータ、18・・・記録計、19・・・
排ガス抽出器、2o・・・原子炉圧力容器、21・・・
主蒸気系、22・・・高圧タービン、23・・・低圧タ
ービン、24・・・発電機、25・・・励磁機、26・
・・復水器、27・・・低圧復水ポンプ、28・・復水
ろ過脱塩器、29・・・復水脱塩器、3o・・高圧復水
ポンプ、31・・・給水加熱器、32・・・給水ポンプ
、33・・・空気抽出器、34・・排ガス処理システム
、35 ・希ガスホールドアツプシステム、36・・・
スタック、37・・原子炉給水系、38 ナス1〜ライ
ン、39・・・40A、、充填ボンベ、40.接続バル
ブ、41・・活性炭吸着塔入口側0M管、42・・・放
射線レートメータ、43・・・記録計、44・・・活性
炭吸看塔出口側GM管。 代理人 弁理士 小川勝男 −″ 高3図 q 某5図 冶6品 重1白句吠着平衡定数のE力依・へ−′1゛生圧力(α
千m) 其′1図 動的O及着千4軒定嘩丈のヲ品度イ衣合・j生ヲ琵y 
パ【(°こ) 某8図 動的板着手f軒定数の比K(J(没) 2廣 灰カ 名110 通過、8−8聞 第1Z図 重力的a反看平子軒定壽丈の圧カイ在島千生LL 力 
(α千m) 先130 重力的ロ反着手摺1定敗の愕L/隻4衣有牛生↑ 5芸!ハシ (°C〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原子力発電所気体廃棄物処理設備である除湿冷却器
    、脱湿塔及び活性炭吸着塔を有する希ガスホールドアッ
    プ装置において、活性炭吸着塔内に充填されている活性
    炭の希ガス放射性同位元素に対する吸着性能を放射線照
    射により放射性同位元素となる希ガスを原子炉給水系か
    ら注入してその希ガスを原子炉を通過時に希ガス放射性
    同位元素とし、その希ガス放射性同位元素を希ガスホー
    ルドアップ装置に導いて活性炭吸着塔内活性炭の吸着性
    能を確認することを特徴とした希ガスホールドアップ装
    置の活性炭吸着性能試験方法。
JP61048371A 1986-03-07 1986-03-07 希ガスホ−ルドアツプ装置の活性炭吸着性能試験方法 Expired - Fee Related JPH0729018B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018169249A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 三菱重工業株式会社 格納容器保全設備

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942560U (ja) * 1972-07-19 1974-04-15

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