JPS6220452Y2 - - Google Patents

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JPS6220452Y2
JPS6220452Y2 JP1982017649U JP1764982U JPS6220452Y2 JP S6220452 Y2 JPS6220452 Y2 JP S6220452Y2 JP 1982017649 U JP1982017649 U JP 1982017649U JP 1764982 U JP1764982 U JP 1764982U JP S6220452 Y2 JPS6220452 Y2 JP S6220452Y2
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plating
tank
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JP1982017649U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメツキ処理液を集中管理できるように
した電気メツキ装置に関する。
垂直断面略図である第1図の如く、従来の電気
メツキ装置においては正電源に接続する陽電極1
を溶解性金属(例えば亜鉛)で形成し、陽電極1
自体がメツキ液2に溶解して処理物3に電着する
ようになつている。又陽電極1は所定時間経過す
ると溶解して消滅してしまうので、体積が減少す
る都度作業員が新たな陽電極1をメツキ液2内に
追加してメツキ液2の金属濃度を一定値に保つて
いる。ところが第1図の−矢視略図である第
2図の如く、実際の装置では長いメツキ槽5の全
長にわたつて多数の陽電極1が並べてあるので、
上記陽電極板1を追加したり体積減少を監視する
場合の作業範囲が広くなり、作業が行いにくい。
又メツキ槽5の容積の関係上、各陽電極1は小形
のものしか使用できないので短時間で消滅してし
まい、そのために陽電極1の監視追加作業の頻度
が高く、作業に手間が掛かる。しかも陽電極1は
例えば亜鉛のインゴツトを板状やチツプ状に加工
して小形化する必要があるので、その加工費も高
くなる。更に陽電極追加作業は電源の近傍で行わ
れるので電源に注意を払う必要があり、作業が困
難になる一因となつている。
本考案は上記従来の不具合を解決するために、
メツキ用金属を溶解してメツキ液を生成するため
の溶解槽をメツキ槽とは別に設けたもので、次の
ように構成されている。
すなわち本考案は、電気メツキ槽に漬けられる
陽電極を不溶解性材料で形成し、メツキ用金属を
溶解してメツキ液を生成する溶解槽を上記メツキ
槽とは別に設け、溶解槽からメツキ槽へメツキ液
を供給する供給通路と、メツキ槽から溶解槽へメ
ツキ液を戻す戻り通路とを設け、上記供給通路の
入口を溶解槽の底部に接続し、溶解槽に複数のケ
ースユニツトを収容し、各ケースユニツトに複数
のケースを設け、各ケースを、複数のメツキ用金
属の棒状インゴツトをそれぞれ水平な姿勢で上下
に積み重ねた状態で収容する不溶解金属製の上開
きの網状ケースで構成し、隣接するケース間に陰
電位付加用の不溶解性金属プレートを取り付け、
該金属プレートをケースユニツトを構成する部材
を介して上記インゴツトに電気的に接続し、イン
ゴツトと上記金属プレートの間での電位差だけを
利用してインゴツトの溶解を行うようにしたこと
を特徴としている。
次に図面により実施例を説明する。
第3図においてメツキ槽10に浸けられる陽電
極11は例えば鉄等の不溶解性材料により形成さ
れており、正電源に接続している。メツキ槽10
はメツキ液12′(例えば後述する亜鉛を溶解し
たカセイソーダ)のレベル13を一定に保つため
のオーバーフロータンク15を備え、タンク15
の底部は戻り通路17を介して溶解槽16の入口
に接続している。14は負電源に接続する処理物
である。
溶解槽16内のメツキ液12には後述する構造
により例えば亜鉛等のメツキ用金属(溶解性金
属)からなる多数のインゴツト19と例えば鉄等
の不溶解性金属からなる多数のプレート20とが
交互に浸けられている。インゴツト19とプレー
ト20はメツキ液12内において後述する如く電
気的に接続されており、インゴツト19からは亜
鉛が陽イオンとなつてメツキ液12に溶けると共
に、プレート20に高い陰電位が付加されて亜鉛
の溶解が促進されるようになつている。なおイン
ゴツト19やプレート20には外部から電圧を積
極的に加えるようにはなつていない。
溶解槽16の下部はフイルター21及び循環ポ
ンプ22を有する通路23を介して予備槽25の
入口に接続している。予備槽25は溶解槽16や
メツキ槽10よりも高い位置にあり、予備槽25
の底からメツキ液供給通路26がメツキ槽10ま
で延びている。
一部切欠き斜視略図である第4図の如く、溶解
槽16内にはインゴツト19を収容した複数のケ
ースユニツト30が溶解槽16の長手方向Lに沿
つて2列に配置してある。各ユニツト30は複数
のケース31を溶解槽長手方向Lに重ねた状態で
備えている。各ケース31は溶解槽16の幅方向
W及び上下方向に長い偏平形状で、上面が開放し
ており、各ケース31には棒状又は細長いブロツ
ク状の複数のインゴツト19を例えば幅方向Wに
延びる姿勢で上下に積み重ねて収容できるように
なつている。
第5図は第4図の−断面図、第6図は第5
図の−断面拡大図である。第5図の如くケー
ス31は上開きの箱状のラス32(又は網、多孔
板)とケース31の縁や壁面を補強する補強部材
33とを備え、溶解槽底壁38上の支持部材39
に着座している。35は補強部材を兼ねる連結部
材で、ケース31側壁の下縁及び上下方向中間部
の2箇所に設けてあり、それぞれ第6図の如くユ
ニツト30の全長にわたつて延びてケース31同
士を連結している。第5図の如くケース31の側
壁上縁にも同様の部材36が設けてある。ラス3
2や部材33,35,36は鉄等の不溶解性金属
でできている。メツキ液12はケース31が略上
端まで浸かる程度に溜めてあり、連結部材35は
メツキ液12に浸かつている。第6図の如く隣接
する各2個のケース31,31間に前記プレート
20が介装され、各プレート20も連結部材35
に固定されている。従つて各プレート20は部材
35,33等を介してラス32に電気的に接続
し、又インゴツト19は自重によりラス32に確
実に接触するので、プレート20とインゴツト1
9はメツキ液12以外の経路(部材33,35
等)を介して電気的に接続されている。
作用を説明する。溶解槽16内においてインゴ
ツト19から亜鉛が溶解してメツキ液12が生成
される。その場合にインゴツト19とプレート2
0は部材35等を介して接続しているので、イン
ゴツト19とプレート20間に大きい電位差が維
持され、従つて多量の亜鉛がメツキ液12に溶け
る。又インゴツト19、ラス32、部材33,3
5、プレート20間の連結部(接触部)はいずれ
もメツキ液12に浸かつているので各連結部にメ
ツキ液蒸気から折出した結晶が付着する恐れはな
く、空気中に露出した場合のように結晶付着によ
り連結部の電気抵抗が増大する恐れはない。従つ
て上記電位差を大きく保ち、溶解亜鉛量を大きく
維持できる。
このようにして生成されたメツキ液12は第3
図のポンプ22により予備槽25へ送られる。前
記溶解槽16内のメツキ液12には亜鉛が略飽和
点まで溶解しているので、予備槽25内のメツキ
液12の金属濃度も略一定値に保たれる。又通路
17を経て溶解槽16へ戻つてくる低金属濃度の
メツキ液により溶解槽16での金属濃度が比較的
大きく変動する場合には、適当な計測制御手段を
併設し、単位時間当りの通路17からの流入量と
通路23への排書量等を適当に調整し、予備槽2
5に一定の金属濃度を有するメツキ液12を常に
溜めるようにする。
予備槽25内のメツキ液12は通路26を経て
メツキ槽10へ流入する。メツキ槽10において
メツキ液12′の溶解金属は処理物14に電着
し、メツキが行われる。上記電着に対応してメツ
キ液12′の溶解金属量は減少するが、通路26
から高濃度のメツキ液が供給されるので、全体と
してメツキ液12′の金属濃度は一定値に保た
れ、所定のメツキ処理が確実に行われる。通路2
6からのメツキ液供給量は処理物14に対する金
属電着量に対応して決定され、具体的な一例とし
てはメツキ槽10で消費される電流量を電流積算
計(図示せず)で検出し、その検出値に対応させ
て通路26の途中の弁(図示せず)を開閉するよ
うになつている。メツキ槽10内の低濃度メツキ
液12′はオーバーフロータンク15から通路1
7を経て溶解槽16へ戻り、溶解槽16において
前述の如く高濃度メツキ液12となる。
上記処理において陽電極11は溶解しないので
継続して同一のものを使用でき、陽電極11を追
加する必要はない。インゴツト19は溶解して体
積が減少するので、逐次新たなものを追加する必
要があるが、各インゴツト19は体積がきわめて
大きいので消滅するまでに長い時間が掛かり、従
つてインゴツト追加作業の頻度は低い。又第4図
の各ケース31の寸法は精練工場から送られてき
たインゴツト19をそのまま収容できるだけの値
に定めてあるので、投入前にインゴツト19を切
断する必要はない。
以上説明したように本考案では、陽電極11を
不溶解性材料(例えば鉄)で形成し、メツキ用金
属を溶解してメツキ液12を生成する溶解槽16
をメツキ槽10とは別に設けて、溶解槽16から
電気メツキ槽10へメツキ液12を供給するよう
にしている。
従つて従来のようにメツキ用金属の監視・追加
作業をメツキ槽関係の電源の近傍で行う必要がな
く、そのために、上記作業を容易に行える。
しかも本考案では、溶解槽16に複数のケース
ユニツト30を収容し、各ケースユニツト30に
複数のケース31を設け、各ケース31に複数の
メツキ用金属の棒状インゴツト19を収容するよ
うになつている。
このように本考案では、溶解槽16に多数のイ
ンゴツト19を集合させて漬けるので、メツキ用
金属が消滅するまでの時間を長くするとともに、
溶解槽16の全長をメツキ槽に比べて短くでき
る。従つてメツキ用金属の追加作業や監視作業の
頻度を大幅に低減するとともに、それらの作業を
狭い範囲で集中的に行うことができる。そのため
にメツキ用金属の追加作業や監視作業が非常に行
いやすく、作業コストが低いという利点がある。
更に本考案では、棒状インゴツト19をケース
31に収容できるので、インゴツト19を予め切
断しておく必要かない。この点においても作業コ
ストを低減できる。
又本考案では、隣接するケース31,31間に
陰電位付加用の不溶解性金属プレート20を取り
付け、該金属プレート20をケースユニツト30
を構成する部材を介してインゴツト19に電気的
に接続し、これにより、インゴツト19の溶解時
にプレート20に高い陰電位が付加されてインゴ
ツト19の溶解を促進できるように構成してい
る。換言すれば、本考案では、金属プレート20
やインゴツト19に整流器等の特別な電位差付加
手段を接続せず、インゴツト19とプレート20
の間での電位差だけを利用して溶解を行うように
なつている。
このように本考案では特別な電位差付加手段を
必要とせず、しかも、プレート20をケースユニ
ツト30に組み込んだことにより、プレート20
の取り付け構造をはじめとして各部の構造を簡単
化できる。
又本考案では、複数の棒状インゴツト19をそ
れぞれ水平な姿勢で上下に積み重ねた状態で網状
のケース31に収容している。
この構成によると、インゴツト19とメツキ液
との接触面積を広くし、効率良くメツキ用金属を
溶解させることができる。
しかもケース31は上方へ開いているので、ケ
ース31へのインゴツト19の投入も容易であ
る。
更に上述の如くインゴツトを積み重ねたことに
より、インゴツト19からの金属溶解にともなつ
て、メツキ液はインゴツト群の垂直表面に沿つて
流下するが、本考案では、供給通路23の入口を
溶解槽の底部に接続したので、金属濃度の高いメ
ツキ液を効率好く供給通路23へ流入させること
ができる。
なお溶解用金属としては亜鉛以外の金属を使用
することもでき、陽電極11やプレート20及び
第5図のラス32、部材35等としては鉄以外の
不溶解性金属を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の垂直断面略図、第2図は第1
図の−矢視略図、第3図は本考案実施例のレ
イアウト図、第4図は溶解槽の一部切欠き斜視略
図、第5図は第4図の−断面図、第6図は第
5図の−断面拡大図である。10……メツキ
槽、11……陽電極、12……メツキ液、16…
…溶解槽、19……インゴツト、20……不溶解
性金属プレート、23,26……供給通路、30
……ケースユニツト、31……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気メツキ槽に漬けられる陽電極を不溶解性材
    料で形成し、メツキ用金属を溶解してメツキ液を
    生成する溶解槽を上記メツキ槽とは別に設け、溶
    解槽からメツキ槽へメツキ液を供給する供給通路
    と、メツキ槽から溶解槽へメツキ液を戻す戻り通
    路とを設け、上記供給通路の入口を溶解槽の底部
    に接続し、溶解槽に複数のケースユニツトを収容
    し、各ケースユニツトに複数のケースを設け、各
    ケースを、複数のメツキ用金属の棒状インゴツト
    をそれぞれ水平な姿勢で上下に積み重ねた状態で
    収容する不溶解金属製の上開きの網状ケースで構
    成し、隣接するケース間に陰電位付加用の不溶解
    性金属プレートを取り付け、該金属プレートをケ
    ースユニツトを構成する部材を介して上記インゴ
    ツトに電気的に接続し、インゴツトと上記金属プ
    レートの間での電位差だけを利用してインゴツト
    の溶解を行うようにしたことを特徴とする電気メ
    ツキ装置。
JP1764982U 1982-02-10 1982-02-10 電気メツキ装置 Granted JPS58121375U (ja)

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JPS58121375U JPS58121375U (ja) 1983-08-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251294A (ja) * 1984-05-28 1985-12-11 Toppan Printing Co Ltd ニッケルめっき装置

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JPS4825617A (ja) * 1971-08-04 1973-04-03
JPS5613500A (en) * 1979-07-06 1981-02-09 Production Machinery Corp Supplying of zinc to sulfuric acid conpaining electrolysis liquid

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