JPS6220209Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はローリングマツサージ機の改良に関す
るものである。昇降フレームにもみ球を左右揺動
せしめる機構を設け、この左右揺動機構に異種の
もみ球を具えたアームを着脱自在に嵌めたマツサ
ージ機はすでに知られている。しかしながらこの
種マツサージ機は、構造が複雑であると共に垂直
に昇降する装置にもみ球を左右揺動せしめる機構
を装着してなるものであるから、たたき、もみマ
ツサージできるにすぎない。本考案は人体の背に
沿う彎曲面を有するガイドレールに沿つてマツサ
ージローラを前後に出入させながら昇降させると
共に、マツサージローラを簡単に取替えることが
できるようにして刺激の異なつたローリングマツ
サージが得られる構成簡単なマツサージ機を提供
せんとするものである。以下本考案の実施例を示
す図面について説明する。１はマツサージ機主
体、２は背もたれ部３内に立設されているねじ棒
であつて、このねじ棒２に螺合している昇降体４
は、可逆モータ５により正逆回転するねじ棒２に
よつてガイドレール６に沿つて昇降するようにな
つている。７，７はリンクであつて、このリンク
７の上端部は前記昇降体４に揺動可能に枢支され
ており、そして該リンク７の他端部にはガイドロ
ーラ８，８が軸支されている。そして該ガイドロ
ーラ８，８は前記ガイドレール６と係合してい
る。９，９はリンク７，７の中間部に架渡された
プレート１０から背もたれ方向へ突出している支
持杆、１１は１対のローリングマツサージローラ
１２を先端部に具えたアームであつて、このアー
ム１１は基部に穿設された孔１３，１３を介して
前記支持杆９，９に抜き差し可能に嵌めこまれて
おり、ローリングマツサージローラ１２は背もた
れ部３に縦設されている２条のスリツト１４から
背もたれ前面に突出している。尚ローリングマツ
サージローラ１２の形状は第５図に示すような突
起、凹凸をもつたもの或いは図示省略したが人体
に接する部分が平担なものなど種々のものが考え
られる。又ガイドレール６としては第４図に示す
如く、ガイドローラ８の前面に当接している外側
のレール６ａを内側のレール６ｂにねじ止めする
ようにしておくとガイドローラとの間隙調整がで
きて便利であるが、ガイドローラの直径より少し
大きい横断面コ字形のガイドレールにガイドロー
ラを嵌合するようにしてもよい。

本考案はこのように、昇降体４に上端部を揺動
可能に枢支したリンク７，７の下端のガイドロー
ラ８，８をガイドレール６に係合せしめ、該リン
ク７，７間に固定されたプレート１０から支持杆
９，９を突設し、この支持杆９にアーム１１は抜
き差し可能に嵌めこまれているから、ローリング
マツサージローラ１２は、人体の背に沿う彎曲面
をもつたガイドレール６に沿い前後に出入しなが
ら上昇下降を繰り返し人体の背にローリングマツ
サージを施す。このローリングマツサージローラ
を例えば第５図のａ及びｂに示すような突起、凹
凸等を持つたものなど適宜選択することによつて
異なつた刺激のローリングマツサージが得られ
る。しかも本考案はその構造が極めて簡単で構成
部材も少ないので安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第１図は正面図、第２図は側面図、第３図は
要部拡大側面図、第４図は要部拡大平面図、第５
図のａ及びｂはローリングマツサージローラの他
の一例を示した側面図である。 ２……ねじ棒、３……背もたれ部、４……昇降
体、６……ガイドレール、７……リンク、８……
ガイドローラ、９……支持杆、１０……プレー
ト、１１……アーム、１２……ローリングマツサ
ージローラ、１３……孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 背もたれ部内に立設されている正逆回転するね
   じ棒に螺合された昇降体が人体の背に沿う彎曲面
   をもつたガイドレールに沿つて昇降するように構
   成されているものにおいて、リンク上端部を前記
   昇降体に揺動可能に枢支し、該リンク下端には前
   記ガイドレールと係合せるガイドローラを軸支
   し、該リンク中間部に架設されたプレートに任意
   形状のローリングマツサージローラを具えたアー
   ム基部が抜き差し可能に嵌め込まれる支持杆を突
   設してなるを特徴とするマツサージ機。