JPS62198343A - 噴霧式水耕栽培装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、育苗から栽培までを作業性よく、経済的に行
うことができる噴霧式水耕栽培装置に関し、特に家庭用
に最適なようにコンパクト化及び低コスト化を図ったも
のである。

〈従来の技術〉 水耕栽培においては、従来より植物の根元をどのように
保持するか、また根に対する養液及び酸素の供給をどの
ようにするかという２点が重要な問題となっており、こ
れらの点について種々の工夫がなされて各種方式の水耕
栽培装置が提案されている０例えば、実開昭５８−８５
９４９号公報には栽培槽上で植物を栽培する装置におい
そ、前記栽培槽に別途設けた養液タンクより養液を補給
する場合に栽培槽に向って養液を噴射させる装置を設け
て養液中に酸素を補給するという装置が開示されている
。また、実開昭５６−２８８５７号公報には、栽培槽に
養液を補給する養液槽を滞留室と送液室との２室で形成
して前記滞留室から前記送液室に空気細泡のエアリフト
効果にょる送液を行うことにより養液中の溶存酸素を高
めるようにした水耕栽培装置が開示されている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上述したような水耕栽培装置においては、栽培槽とは別
に養液タンクを設けるとともに養液中に酸素を補給する
ための機構を別途設ける必要があり、また幼苗の育苗を
行う場合には、さらに育苗槽を設置する必要があるので
、広いスペースを要するとともに設備費が非常に高くな
るという欠点があった。

よって１本発明はこのような事情に鑑み、上記の酸素を
補給するための機構をなくし、養液タンクと育苗槽とを
兼用させることによって、コンパクトでしかも低コスト
で設備し得る水耕栽培装置を提供することを目的とする
。

く問題点を解決するための手段〉 前記目的を達成する本発明の構成は、植物の根を内方に
突出させて該植物を支持する孔を有する栽培用パネルと
、この栽培用パネルの内方より前記植物の根へ養液を噴
霧・供給する養液噴霧機構と、前記栽培用パネルの内方
下段に設けられた養液回収手段と、前記養液噴霧機構に
供給する養液を湛えているとともに前記養液回収手段に
より回収される養液の受けとなる養液タンクと、この養
液タンクの上方に設けられて該養液タンク中の養液を用
いて幼苗の育苗をする脊面用パネルとを有することを特
徴とする。

く作　　　用〉 Ｅ記構成において、養液タンク内の養液を養液噴霧機構
より連続的に噴霧することにより空気と接触させ充分に
酸素を補給して養液中の酸素濃度を高めるとともに植物
の根への酸素や養液などの供給を行い、また噴霧された
養液を溶存酸素濃度が高められた状態で養液タンクへ回
収し、該養液タンク上に設けた育苗パネルを用いて酸素
濃度が高められた養液により育苗を行う。

く実　施　例〉 以下１本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明
する。

第１図は第１実施例にがかる噴霧式水耕栽培装置の斜視
図、第２図はその正面図、ｗＳ３図はその側面図を示す
、これらの図面に示すように、栽培用パネル１は略４５
度に傾斜した斜面に植物体２の根を内方に突出させてこ
の植物体２を支持する多数の植物支持孔１ａを有してい
る。この栽培用パネルｌの内方には植物体２の根に向っ
て養液を噴霧・供給するためのノズル３が配設されてお
り、前記栽培パネル１に隣設した養液タンク７中の養液
は吸水口８を介して圧送ポンプ５により吸い上げられて
バイブ４を介してノズル３まで圧送され、噴霧される。

つまり本実施例ではノズル３．パイプ４、圧送ポンプ５
及び吸水口６で養液噴霧機構を構成している。また栽培
パネルｌの内方下段には中央に向って傾斜している底板
８が設けられ、その中央部に前記養液タンク７の上端部
へ向って傾斜して連通ずる回収溝９が形成されており、
これら底板８と回収溝９が本実施例の養液回収手段とな
っている。なお、この場合、底板８と回収溝９を設けず
に養液タンク７１１体を栽培用パネルｌの下側まで配設
しておき養液回収手段としてもよい、さらに、上述の養
液タンク７は育苗槽を兼ねており、この養液タンク７の
上側には幼苗１１を育苗するための幼苗支持孔１０ａを
多数有する育苗用パネルｉｏが設置されている。なお、
Ｙｒ苗用パネル１ｏは養液タンク７の液面上に直接浮べ
るように設けてもよい。

このような装置において、発芽後育苗用パネルＩＯ上で
育苗させた幼苗は栽培用パネルｌに定植（菌を移植する
ことをいう）され、ノズル３より養液が噴霧供給されて
成育される、また、ノズル３より噴霧される底板８上に
おちた養液は空気と接触して溶存酸素を高められた状態
で回収溝９を流れて養液タンク７に回収される。なお養
液タンク７内の水位は育苗用パネル１０と接触する程度
とするのがよい。

第４図は第２実施例にかかる噴霧式水耕栽１８装置の斜
視図である。この例では栽培用パネル１を中脚み形状に
湾曲させである。これによりノズル３と栽培用パネル１
に定植された各植物体２の根との距離が略同じとなるの
でより均一な噴霧状態が得られ、成育状態が均一な植物
が収穫できる。

第５図は第３実施例にがかる噴霧式水耕栽培装置の斜視
図、第６図はそのＡ−Ａ線断面図である。この例では栽
培用パネルｌを略円錐状に形成したもので、この栽培用
パネル１は円形状の養液タンク７の中央部に設置されて
おり、該栽培用パネルｌの周囲にドーナツ状のｒｆ苗用
パネル１０が設けられている。またノズル３により噴霧
された養液は直接養液タンク７内に回収される。つまり
本実施例でＧ太養液タンク７自体が養液回収手段となっ
て（Ｘる。このように栽培用パネル１を略円錐状に形成
したことにより、外観がよくなるとともに栽培効率がさ
らに向上する。

第７図は第４実施例にがかる噴霧式水耕栽培装置を示す
０本実施例は第１実施例の装置に枠１２とガラス１３と
により全体を被う栽培室を設けたものである。このよう
に栽培室を設けることにより外気の温度の影響を受けに
〈〈なり、より均一な栽培が可能となる。さらに本実施
例ではヒータ部１４を設けて栽培室内の温度を上昇でき
るようにしであるので冬場でも栽培が可能となる。

以上、種々の実施例を説明したが勿論これらに限定され
るものではない０本発明の噴霧式水耕栽培装置において
栽培用）くネル１及び育苗用パネル１０の材質は１発泡
スチロール、合成樹脂、強化プラスチック（ＦＲＰなと
）。

セラミックス、ステンレス等が好適である。

また、ノズル３は固定式でも回転式でもよく１回転式に
した場合にはより均一な噴霧状態が得られる。また第３
実施例のようにノズル３の周囲全体に栽培用パネルｌが
設こされている場合には回転式のノズルが適しているが
、さらに栽培用パネルｌ自体をノズル３を中心にして回
転させるようにしてもよい。

本発明の噴霧式水耕栽培装置は、Ｗｒｌｉから栽培まで
を行えて、しかもコンパクトであるので家庭用として最
適であり、栽培する植物としては、レタス、ホウレンソ
ウ、イチゴ、シュンギク、コマツナ、サラダナなどが好
適である。また、照明源、としては、太陽光または人工
光をそれぞれ単独で用いてもよいが、両者を併用しても
よい。

〈発明の効果〉 以り、実施例とともに具体的に説明したように、本発明
にがかる噴霧式水耕栽培装置兼ねさせ、しかも中にｍ素
を補給する機構をなくして、噴霧により酸素濃度が高め
られた養液をそのまま育苗に使用できるようにしたので
、育苗から栽培までを行うことができるものとして非常
にコンパクトで且つ低コストな装置である。また育苗、
定植、栽培、収穫の作業効率がよい上に取扱いも簡便な
ので、家庭用として最適なものである。

【図面の簡単な説明】

第１・図〜：ｊｒＪ７図は、本発明の実施例にかかり第
１図は第１実施例の噴霧式水耕栽培装置の斜視図、：７
５２図はその正面図、第３図はその側面図、第４図は第
２実施例の噴霧式水耕栽培装置の斜視図、第５図は第３
実施例の噴霧式水耕栽培装置の斜視図、第６図はそのＡ
−Ａ線断面図、第７図は第４実施例の噴霧式水耕栽培装
置の斜視図である。 図　　面　　中。 ■は栽培用パネル。 Ｉａｌ＋砧＠Ｓ打上（」 ３はノズル、 ５は圧送ポンプ、 ７は養液タンク。 ８は底板、 ９は回収溝、 １０は育醒用パネル。 １０ａは幼苗支、持孔　である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）植物の根を内方に突出させて該植物を支持する孔を
   有する栽培用パネルと、この栽培用パネルの内方より前
   記植物の根へ養液を噴霧・供給する養液噴霧機構と、前
   記栽培用パネルの内方下段に設けられた養液回収手段と
   、前記養液噴霧機構に供給する養液を湛えているととも
   に前記養液回収手段により回収される養液の受けとなる
   養液タンクと、この養液タンクの上方に設けられて該養
   液タンク中の養液を用いて幼苗の育苗をする育苗用パネ
   ルとを有することを特徴とする噴霧式水耕栽培装置。 ２）栽培用パネルが中膨み形状である特許請求の範囲第
   １項記載の噴霧式水耕栽培装置。 ３）栽培用パネルが切妻形状、略円錐状あるいは半球状
   である特許請求の範囲第１項記載の噴霧式水耕栽培装置
   。