JPS6219710A - 水準器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主に建築工事において被測定物の高低差ま
たは水平を見い出すための水準器に関するものである。

従来の技術 一般に、建築工事などのとき、被測定物の高低差を測定
したり、設置門の水平を見い出すための水準器に関して
は、たとえば第６図に示すように水を貯留する水盛り一
にホースを介して目盛り付きガラス管をつなげて、その
水位との比較により２点間の高低差を測定したり、設置
物の水平を見たりする構造のものがある。

これは、前記水盛り缶を地なわ張り内、つまり敷地内の
建物建設予定地内のほぼ中央の地面に置いて、予め定め
た基準点を、たとえば第７図に示すようにＡ−Ｂ−Ｃ−
Ｄ−Ｅ−Ｆの各点に目盛り付きガラス管内の水位を基準
として目盛りで読み取り、この各点間の高低基準となる
基準高さを決定したり、設置物の水平を見い出したりす
るものである。

発明が解決しようとする問題点 一方、前記の従来技術においては、水盛り缶の水位まで
しか測れなかった。したがって水盛り缶の水位よりも高
い位置を測るには、水盛り缶の置き場所を高くするか、
または目盛υ付きガラス管の水位に定規を当て、その目
盛りを読みながら、高低差を測定しなければならないな
ど、作業上のわずられしさがあった。また、前記水盛り
缶と目盛り付きガラス管を連結するホースの長さが一定
であるため、２点間の距離が長かったり、測定しにくい
場所では、測りにくいなどの問題があった。

使用する時は、その直前に前記連結ホースの中から気泡
を抜き取らないと正確な測定ができない。

したがってその抜き取り作業に時間がか＼るなど不便で
おった。また、水盛り缶やガラス管を持ちはこびすると
き、不注意で貯留水をこぼすことがあった。さらに、不
使用時、前記水盛り缶を収納するときは、貯留水を全部
取シ去っておかないと、持ちはこびできないほど重いの
で不便であった。

そこで、この発明は、前記従来の欠点を除くために、軽
量小屋に測定管を形成して、携帯し易くしたり、高所で
も、はなれた２点間でも容易に測定できるようにしたり
、また測定管に収容した貯留液が漏れないように、蓋や
液漏れ防止を設けたりして、作業性の向上を図ることを
目的とする。

問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するための本発明の構成を、実施例に
対応する第１〜５図を用いて説明すると、円筒状のキャ
ップ１の内部に、圧縮ばね４を取りつけたばね室３と環
状の弁座６を有する環状溝５全形成し、その内周壁に雌
ねじ溝７ｆｔ形成する。

透明な測定管８０通気口１９の外周に雄ねじ溝９と通気
溝１０ａ、１０ｂ　　＆形成し、また外周の中央部に基
準線１１乞横手方向に設け、下部のビス孔１２に閉塞用
とス１３を取β付ける。前記測定管８の内部には、上方
に閉塞口１４を形成し、下方には圧縮はね１６を収容す
る小室１５を形成して、さらに内周壁ＩＣｔ；を雌ねじ
溝１８を形成する。なお、前記小室１５の下部端に蛇腹
管１７を取りつける。

繭記測足管８の円筒状の内部には、支え棒２２で支えら
れ次浮き２０１に収容して、支え棒２２の下方に閉塞片
２３と弁座２４を固着する。測定管８の内周壁に形成し
た雌ねじ溝１８にねじ込むねじ蓋２５の上部外面Ｊねじ
溝２６を形成し、底面の中央に開口部２７を形成する。

上記のように、キャップ１とねじ蓋２５を有する測定管
８の２本？１対とし、この１対の測定管８ａ、８ｂの内
部に取りつけた蛇腹管１７ａ、１７ｂの下部端に透明ビ
ニールホース２８ｆｒ：連結して成る水準器である。

作用 そして本発明の前記の手段により、キャップ１で測定管
８の通気口１９を閉じると、通気溝１０ａ、１０ｂ　　
も閉塞され、キャップ１のばね室３に取りつけた圧縮ば
ね４で浮き２０の円筒体２１　を押し下げると、支え棒
２２の下方に固着した閉塞片２３の弁座２４が小室１５
を塞ぐので、測定管８の内部は密閉された状態になる。

キャップ１を開けると測定管８０通気口１９は開口され
て、キャップ１に取りつけられた圧縮ばね４は浮き２０
の円筒体２１よりはなれる。そして、測定管８に設けた
小室１５の圧縮ばね１６によって閉塞片２３の弁座２４
は押し上げられるので、その測定管８の内部は開放され
た状態となる。なお、測定管８の下方に取りつけられた
蛇腹管１７を圧縮する場合は、閉塞用のビス１３を緩め
て、雄ねじ溝２６を有するねじ蓋２５をまわしながら押
し上げる。

以上のような操作をすると、容品に測定が行えるので、
作業性の向上を図ることができる。

実施例 以下図面について本発明の詳細な説明すると、１は円筒
状のキャップであって、その頂部に気泡液を封入して成
る水平器２を設け、キャップ１の内部の中央にばね室３
を穿設して、弾力の強い圧縮ばね４を取りつける。さら
に、ばね室３の回り縁に環状溝５を穿設して、その内部
に環状の弁座６を装着する。なお、前記キャップ１の内
周壁に雌ねじ溝７を形成する。８は中空円筒に形成した
透明な測定管であって、その測定管８の中に貯留液Ａを
収容する。測定管８の外面の正面部２９は半円形状で、
背面部３０を平らな表面にして、その背面部３０に磁石
３１を装着する。測定管８０通気口１９の外周に雄ねじ
溝９を形成し、さらに縦溝状の通気溝１０ａ、１０ｂを
両側に穿設する。

測定管８の正面部２９の外周中央部に基準線１１を横手
方向に設けて、下部にビス孔１２を穿孔して閉塞用のと
ス１３を取り付ける。測定管８の内部には、上方に段差
を有する閉塞口１４を形成し、下方には段差を設けて開
口された小室１５を形成し、その内部に弾力の弱い圧縮
はね１６を収容する。小室１５の下部端に形成された突
出部に蛇腹管１７の一端を差し込み装着する。なお、測
定管８の下方の内周壁に雌ねじ溝１８を形成する。２５
は前記測定管８の内周壁に形成した雌ねじ溝１８にねじ
込むねじ蓋であって、そのねじ蓋２５の上部外周に雄ね
じ溝２６を形成し、底面の中央に開口部２７を形成する
。前記蛇腹管１７の他端がねじ蓋２５の開口部２７より
突出するように、ねじ蓋２５を測定管８にねじ込む。前
記測定管８の内部には中空の球体状の浮き２０を収容す
る。この浮き２０の中央部に円筒体２１を形設する。こ
の円筒体２１を支持する細長い支え棒２２の下方に、閉
塞片２３と弁座２４を固着する。なお、支え棒２２の下
部端は小室１５の内部に収容する。

上記のように、上下に蓋を有する測定管の２本を１対と
し、この１対の測定管８ａ、８ｂに内蔵した蛇腹管１７
ａ、１７ｂの下部端に透明ビニール製のホース２８を連
結して成る水準器である。

発明の効果 この発明は、上記の構成であるから、キャップｌａ、ｌ
ｂを取りはずして、測定管８ａ、　８ｂ　　の中に通気
口１９ａ、１９ｂ　　より貯留液Ａを入れる。貯留液Ａ
は、予めその水位を測定管８ａ、８ｂの基準線１１ａ、
ｌｌｂに合せて収容する。

使用しない時は、キャップｌａ、ｌｂを閉めると、測定
管８ａ、８ｂの内部は密閉状態となるので、貯留液Ａの
漏れや蒸発を防ぐことができる。すなわち、キャンプｌ
ａ、ｌｂで測定管８ａ、８ｂの通気口１９ａ、１９ｂを
塞ぐと共に、ばね室３ａ、３ｂに装着された弾力の強い
圧縮ばね４ａ、４ｂによって、浮き２０ｍ、２０ｂの円
筒体２１ａ、２１ｂを押し下げるのと同時に、支え棒２
２ａ、２２ｂに固着した閉塞片２３ａ、２３ｂの弁座２
４ａ、２４ｂで小室１５ａ。

１５ｂの上部を塞ぐので、測定管８ａ、８ｂの内部は密
閉された状態となる。

使用する時は、キャップｌａ、ｌｂを通気溝１０ａ。

１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ　　が少し見える程度に開ける
だけで、通気ｍ１Ｏａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ　　よ
り空気が通気口１９ａ、１９ｂを通って、測定管８ａ、
　８ｂ内に入るので、測定が可能な状態となる。すなわ
ち、キャップｌａ、ｌｂを開けると、ばね室３ａｓ３ｂ
の圧縮ばね４　ａｓ　４　ｂが浮き２０ａ、２０ｂの円
筒体２１ｍ、２１ｂからはなれるのと同時に、小室１５
ａ、１５　ｂの圧縮ばね１６ａ、１６ｂによって、支え
棒２２ａ、２２ｂに固着した閉塞片２３ａ、２３ｂの弁
座２４ａ、２４ｂが押し上げられて、小室１５ｍ、１５
ｂの上部は開口された状態となる。

測定する時は、貯留液Ａの水位を測定管８ａ＋８ｂの基
準線１１ａ、ｌｌｂに合せてから、予め定めた測定の基
準点に一方の測定管８ａを設定する。

なお、水平器２を見ながら測定管８ａを垂直に設定でき
る。他方の測定箱８ｂを持ち歩き、被測定の位置で基準
線１１ｂと貯留液Ａの水位を見比べて、被測定物の高低
差や水平を見たりすることがこの発明では浮き２０ｍ、
２０ｂが貯留液Ａで押し上げられて、閉塞口１４ａ、１
４ｂを塞ぐので、測定管８ｍ、８ｂの通気口１９ｍ、１
９ｂから貯留原人があふれることがない。

さらに、この発明は、貯留ｆｉＡが多少漏れ几り、蒸発
しても、閉塞用のビス１３ａ、１３ｂを緩め、ねじ蓋２
５ａ　、２５ｂを押し上げると、蛇腹管１７ａ。

１７ｂ内の貯留液Ａが押し出されるので、その水位が基
準線１１ａ、ｌｌｂに達するまで補充することができる
。

この発明の水準器は、形体が軽量で小型に成形されであ
るので、手軽に持ちはこびができる。万一この発明に係
る測定管８を逆さにしても、貯留液Ａは浮き２０とキャ
ップ１に装着した環状の弁座６とによって、液漏れを防
止することができる。

また平らな壁面などに測定管８を粘着テープで貼りつけ
几り、金属の設置物には背面部３０に装着した磁石３１
を利用したりして、手軽に設定して使用することができ
る。

この発明は、以上のようなすぐれた効果を奏するので、
作業性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る水準器の断面図、第２図はこの
発明に係る水準器の実施例を示す断面図・第３図はこの
発明の正面図、第４図はこの発明の左側面図、第５図は
この発明の平面図、第６図は従来の水盛り缶による水準
器を示す概略図、第７図は水盛り缶による従来の使用状
態を示す説明図である。 １・・・・・・キャップ、　　２・・・・・・水平器。 ３・・・・・・ばね室、　　４−・・・・・圧縮ばね。 ５・・・・・・環状溝、　　６・・・・・・環状の弁座
。 ７・・・・・・雌ねじ溝、　　８・・・・・・測定管。 ９・・・・・・雄ねじ溝、　　１０・・・・・・通気溝
。 １１・・・・・・基準線、　　１２−・・・・・ビス孔
。 １３・・・・・・閉塞用ビス、　　１４・・・・・・閉
塞口。 １５・・・・・・小室、　　１６・・・・・・圧縮ばね
。 １７・・・・・・蛇腹管、　　１８・・・・・・雌ねじ
溝。 １９・・・・・・通気口、　　２０・・・・・・浮き。 ２１・・・・・・円筒体、　　２２・・・・・・支え棒
。 ２３・・・・・・閉塞片、　　２４・・・・・・弁座。 ２５・・・・・・ねじ蓋、　　２６・・・・・・雄ねじ
溝。 ２７・・・−・・開口部、　２８・・・・・・連結ホー
ス。 ２９・・・・・・正面部、　　３０・・・・・・背面部
。 ３１・・・・・・磁石

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、測定管の上部の通気口にキャップを取りつけて、下
   部には底面が開口されたねじ蓋を有すると共に、その中
   間には透明部分に基準線を付した一対の測定管と、この
   一対の測定管の小室に取りつけた蛇腹管の下部端にホー
   スを連結した、水準器。