JPS62196486A - 油井管用管継手 - Google Patents

油井管用管継手

Info

Publication number
JPS62196486A
JPS62196486A JP61038494A JP3849486A JPS62196486A JP S62196486 A JPS62196486 A JP S62196486A JP 61038494 A JP61038494 A JP 61038494A JP 3849486 A JP3849486 A JP 3849486A JP S62196486 A JPS62196486 A JP S62196486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
coupling
pipe
diameter
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61038494A
Other languages
English (en)
Inventor
河嶋 寿一
広一郎 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP61038494A priority Critical patent/JPS62196486A/ja
Publication of JPS62196486A publication Critical patent/JPS62196486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、地下から産出される天然ガスや原油を採取す
るために、地下深く竪で込まれる油井管の管継手に関し
、特に外径が小さくかつ高強度を有する管継手に関する
ものである。 〔発明の背景〕 原油、天然ガス等を産出する井戸の深さは、数iooo
mにおよび、近年その深さはさらに増大して10000
 mにも達する傾向にある。このよ・)な深さの井戸や
脆弱地質域の井戸構成は、第4図に示す通り、油井管を
多層構造とし、原油等を直接採取するチューブ1を土庄
から保護している。すなわち、先ずコンダクタ−2,サ
ーフェイスケーシング3.プロテクティブケーシング4
を地表側からそれぞれの内面側へ順次深くなるように竪
で込み、続いてプロダクションライナー5をプロテクテ
ィブケーシング4の内面側下方へセットしている。 そして、前記プロダクションライナー5を地表側へ通ず
るタイバツクケーシング6で連結し、最後に、これらの
管5及び6の内面側へチューブ1及びバッカー7を挿入
配置して多層構造の井戸を構成している。 このような井戸の構成にあって、最深部に達する井戸径
は小さくならざるを得ない。井戸径が小さくなると天然
ガスや原油の生産効率が低下するため、井戸径は極力大
きくすることが要望されている。また井戸に竪で込まれ
る各油井管(第4図において、符号1乃至6で示す部材
の総てをいう)の本数しよ莫大な本数に上っており、こ
れらはそれぞれ総て管継手によって一連に接続されてい
る。 従って、それぞれの管継手は管本体及び管継手自体の自
重集積による軸方向の引張力に耐え得るものでなければ
ならず、また土圧又は内部流体による押圧力等にも充分
耐え得ることが必要である。 各油井管1乃至6にあっては、これらの作用する圧力等
が異なることから、各油井管I乃至6のそれぞれについ
てその肉厚や継手強度等が設定されている。例えば、プ
ロダクションライナー5の場合は、その総長さが比較的
短く、自重による引張荷重も小さいことから、継手強度
は管本体の65%程度で充分であり、カンプリング外径
は管本体の外径とほぼ等しくすることが可能である。一
方、タイバツクケーシング6はプロテクテイブケーシン
グ4の内部へ挿入されるので、管外径は小さいことが要
求され、しかも全長が比較的長いので自重による引張荷
重も大きく、管本体に対して70〜90%の継手強度が
必要である。 前記第4図に示す井戸構成にあって、プロダクションラ
イナー5をタイバツクケーシング6で吊下げる方式にし
たのは、プロダクションライナー5を直接地表まで延長
して配置する場合は、総長さが長くなり、その継手部分
に作用する引張荷重が大きく、これに耐え得るためには
、継手部分の外径を大きくして継手強度を確保する必要
があるからである。つまり、井戸径が小さくなり、原油
や天然ガス等の採取量が少なくなるからである。 これに対して、タイバツクケーシング6を用いる場合は
、プロダクションライナー5がプロテクティブケーシン
グ4に吊下げられている関係上、タイバツクケーシング
6の継手強度は自重による引張強度に耐え得るものであ
ればよく、総長さも前記の場合に比較して短いことから
、管径を充分大きくすることが可能である。具体的な管
径の設定例に基づいてこのことを説明すると、プロテク
ティブケーシング4の外径を9.625インチ、内径を
8.5インチとした場合、プロダクションライナー5を
地表まで連続して配置する井戸構造では、その外径をフ
インチ、継手外径を7.フインチとすることが必要であ
る。ところが、プロダクションライナー5をタイバツク
ケーシング6で連結する井戸構造(第4図の構造)では
、両管5及び6の外径を7.625インチとすることが
でき、また継手外径は8.16インチ以下(管本体に対
して1.07倍以下)にすることが可能である。 本発明は、前記タイバツクケーシング6の継手構造に関
するものである。 〔従来の技術〕 従来のタイバツクケーシング6の継手強度は、前述の如
く、管本体の70〜90%を満足すればよく、第5図及
び第6図に示す継手構造が採られている。 第5図に示す継手構造は、油井管10とカップリング1
1の継手部分に、所定のテーパー角をもって完全ねじを
切上げ、油井管10の継手部分における破断位置の断面
I!IS <危険断面積)が管本体断面積Soの70〜
90%となるようにすることで、前記継手強度を満足す
るようにしている。また第6図に示す継手構造は、油井
管12の基端側から所定範囲及びカップリング13の内
奥から所定範囲を完全ねじとし、該部分から管本体の外
径寸法に至る範囲及びカップリングI3の外端部に至る
範囲にあっては、不完全ねじとしている。そして、油井
管12の継手部分における破断位置の断面積Sが管本体
断面積Soのやはり70〜90%となるようにし、継手
強度を確保している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、第5Tl!Jに示す継手構造にあっては、引
張荷重が作用すると、最終ねしかみ合い部(同図の最も
左側に位置するねじ部)に荷重が集中し、カップリング
11の外端部を拡径するため、ねじのかみ合いが減少す
る。一度、ねじのかめ合いがなくなると、油井管10の
基端側(同図の右側)に位置する次のねじかみ合い部に
荷重が集中し、順次断面積が小さくなる管本体は引張応
力増加のため、縮径するようになり、更にねじのかh合
いがな(なる。この現象は油井管10の法線側及び力・
2・ブリング11の内奥側・・、と次々に移行し、て発
L1゛シ、最終的には管本体がカップリングより抜は出
るジャンプアウト破損が生じていた。 また第
【3図に示す継f構造にあっこは、不完全ねじ部
の影響でね15山での荷重分担率が変化1−2、最終ね
しかみ合い部から油井管12の基端側へ、2〜3つ移行
したねじ山に最大荷車が作用する。不完全ねじ部を有す
る場合には、ジャンプアウト破損シ31;生じ難り、前
記最大tj重重用用位置管本体が破断する。然しなから
、不完全ねし長さはねし山高さとねしテーパーにより決
定され、−・般には30〜60 m # Ji <なっ
ているので、完全ねj、′2と合わせた加工ねじ長さが
増加する。このため、ねじ加工精度が悪くなり、真円度
が得られなくなる結果、管棒体I2及びカンブリング1
3のねしかみ合いを充分に確保できなくなり、ジャンプ
アウト破損が牛1、ツ易くなるという危険性を多分に有
しrいた。 〔発明の目的〕 4−発明は従来の前記問題4λに鑑みでこれを改良除去
したものであって、ね(づ拓さを減少させてねじ真円度
を保つと共に、引張倚重士でのジャンプアウト破損を防
+1−. L fUる構造の油井管用管継手を提供セ”
んとするものである。 [問題へを解決するための1段〕 i:1記問題点を解決゛↓るための本発明の手段は、強
度が管本体部5)の70・・90%で、外径がb・外径
の1.07倍以下の油井管継1:、乙こおいて、管の基
端側外周面に刻設された雄ねし部と1.カップリングの
内奥側内周面に刻設された即ねし部とを完全ねじに形成
すると5)(に、]1;j記雄ねじ部ねじ山の管本体側
へ向かう側面と前記雌ねじ部ねじ山の力・ノブリング内
奥へ向かう側面とを、J々−いに負角をもって接する傾
斜面とした返り状ねじ山に形成し、また前記カップリン
グの外端部側に厚さ3II1.rtさlowii以ヒの
オーバーハング部を形成して成り、前記雄ねじ部と雌ね
じ部とは、最終ねし噛合い位置からそれぞれ管基端側又
はカップリング内奥側へ15m以十n9ねじ全長の1/
3以下の範囲内で、雌雄ねじの各山頂と谷底とが接触し
ないねじ締め代の無い部分を設し、fている。 〔作 用〕 第1図及び第2図に示す如く、管22の雄ねじ部28と
、カップリング21の雌ねじ部24とを完全ねじにする
ことで、ねじ部全長を短くしている。そして、雄ねじ部
ねじ山38の管22本体側へ向かう側面38a と、雌
ねじ部ねじ山34のカップリング内奥へ向かう側面34
aとを、互いに負角をもって接する傾斜面とLまた返り
状ねじ山としている。またカップリング21の外端部側
に所定厚さ及び所定長さのオーバーハング部30を形成
している。オーバーハング部30の厚さと長さ及びねL
;+Jj34.38の負角は、第3図に通り、それぞれ
の数値が増大するに連れ、カップリング21の拡径量を
少なくする傾向にある。 また雌雄ねじ部24.28におけるねじ締め代は、締結
時に、管22をtIfI径させ、カップリング21の外
端部側を拡径ざセるように作用する。最終ねし噛合い位
置から管基端側及びカソノ“リング内奥側・・ねじ締め
代の無い部分を設けることにより、最終ねじ噛合い位置
において管22を縮径させる応力と、カップリング21
を拡径させる応力とを減少さゼでいる。 このようもこ管22に作用t−る縮径)芯内と、カップ
リング21に対する拡i¥応力とを著しく減少さ・仕る
ことで、雌雄ねじ部24.38のかみ合いが順次外れる
というジャンプアウト損傷を防【l−できる。 以下に本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて説明
すると次の通りである。 〔実施例〕 第1図及び第2図は、4発明に係る油井管用管継手(第
4図のタイバツクケーシング6の管継手であり、以下は
本管継丁という)の一実施例である。第1図は、本管継
丁の半切左辺を示す概略紺断面図である。同図において
、21は力2.プリングであり、22はカップリング2
1の左端からq合された管である。カップリング21に
おける継手部23の内周には、内奥(右方)に向かうに
従って通常1/16テーバーをもって減径するA、Pj
規格に基づく雌ねじ24が刻設されている。そして、雌
ねし24が切り止められた部分より尿臭には、雌ねじ2
4に続いてねじ山にして1.5〜3山に相当する範囲に
、1/16〜1/10テーパーのねじ熱部があり、この
ねじ熱部の内周面が内周シール面25aとなっている。 内周シール面25aの最内奥端は、軸心方向に突出した
肩部25によって終止し、該肩部25の側面は突当シー
ル面25bとなっている。肩部25はカップリング21
の中央部内周に位置している。 他方、管22にも、管基端部27の外周面に、前記カン
プリング21の雌ねじ24に対応して螺合関係を得べき
雄ねじ28が刻設されている。そして、雄ねじ28が切
り止められた部分より先端に、1/16〜1/10テー
パーのねじの無いリップ部29が形成されている。リッ
プ部29の外周面は、前記内周シール面25aに対応す
る外周シール面29aとなっており、リップ部29の基
端面は前記突当シール面25bに対応する外周シール面
29bとなっている。なお、前記雌ねじ部24と雄ねじ
部28とは、完全ねじである。両ねじ部24.28を完
全ねじとしたのは、不完全ねじ部を設ける場合はその分
だけ有効ねし領域が長くなり、ねじ加工が困難となるか
らである。 これらの点においては、従来の管継手と本質的に変わる
ところはない。本管継手において従来と著しく異なる点
は、雄ねじ28と雌ねじ24が返り状のねじ山を有して
いる点と、カップリング21の外端部側にオーバーハン
グ部30が設けられている点と、雌雄ねじ24.28の
最終かみ合い位置より管22の基端部27側及びカップ
リング21の内奥側にねじ締め代の無い部分31を形成
している点の三点である。ここにおいて、返り状のねし
山とは、雄ねじ28におけるねじ山38の管22本体(
左方)に向かう側面38aと雌ねじ24におけるねじ山
34のカップリング21内奥(右方)に向かう側面34
aとが、互いに負角をもって接する傾斜面をもったねし
山に形成されているものをいう。従って、管22に白抜
き矢印方向の引張力Pが作用した場合には、雄ねじ28
におけるねし山の管22本体に向かう傾斜面38aと雌
ねじ24におけるねじ山のカップリング21内奥に向か
う傾斜面34aは、前記引張力に逆らうように作用する
。 またオーバーハング部30は、カンプリング21におけ
る有効ねし領域の最も左端に位置するねじから辺端に1
0w以上の長さく第2図の寸法L)で設けられており、
その内周面はねじの無い平湯面となっている。またオー
バーハング部30の外端面の厚さtは、3鶴以上に設定
されている。オーバーハング部30を設けた理由は、カ
ップリング21の外端部側の剛性を増大させることで、
該カップリング21の最終ねしかみ合い部における拡径
作用を防止し、ジャンプアウト損傷が発生するのを抑止
するためである。 更に、ねじ締め代の無い部分(以下は、締め代熱部とい
う)31とは、いわゆる雌雄ねじ24及び28の各ねじ
山の山頂と谷底とが接触しないように、両者間にクリア
ランスδを形成したものをいう。 このクリアランスδは、締め代による管22の縮径作用
を無くすためのものである。他方、締め代有りの部分3
2は、カップリング21と管22との面圧により締付ト
ルクを発生させるものである。なお、ねじ無リップ部2
9では前記外周シール面25a、 29a及び25b、
 29bとでのシール性が確保されている。 締め代熱部31の締め代有部32に対する長さは、管2
2の縮径応力とカップリング21の拡径応力とを勘案し
た場合に、できるだけ大きい方が望ましい。 ところが、この締め代熱部の割合を大きくすると、締付
トルクが低下し、使用中に緩みが生じる危険がある。そ
のため、締め代熱部31の長さは、ねじ全長の1/3以
下の範囲内が適当であり、また最終ねじかみ合い位置(
引張荷重作用時に荷重を受は持つねじ山のうち、カップ
リング21外端部に最も近いねし山の位置)から、管基
端部27側及びカップリング21内奥側へ15m以上が
適当である。15U以上としたのは、締め代の影響がカ
ップリング外端部に及ばなくなる領域の限界と考えられ
ている数値である。 第2図は、第1図におけるオーバーハング部30の近傍
部を拡大して示した模式図である6雄ねじ部28におり
るねじ山38の管22本体へ向かう側面38aは、ねじ
山38の基部に立てられた垂線v6ご対して一〇の傾斜
角をも−、て形成されている6通常、ねじ山38の管2
2本体に向かう側面388の傾斜角は一3′前後であり
、反対側の傾斜角θlは10°前後である。管22に白
抜き矢印方向の強大な引張力Pが作用すると、ねじ山3
8とねじ山24とが接する傾斜面−Lの点Oには、この
傾斜面と直角な方向の力Fが作用する。この場合、力F
はねじ山34に対して、管22の軸線に沿う分力F1と
この軸線と直交する方向の分力F2との二分力が作用す
る。そして、分力Fl はカップリング21の内部層を
延伸するように働き、分力F2はカップリング21を縮
径するように働く。然しながら分力F、は、分力F2よ
りもよりも遥かに大きい。従って、いまもし、オーバー
ハング部30がない従来のカンプリングを想定」゛ると
、カップリング21の外端部はなお幾分の拡径作用を受
け、これがねじ山38とねじ山34のかみ合いを緩くす
ることとなる。 オーバーハング部30は、この場合の拡径作用を拘束し
て阻止するものである。すなわち、カップリング21に
刻設された総てのねじ山34!ご作用する分力Fl は
、有効ねじの最終かみ合い位置にあるねし山の近傍に集
積されるが、オーバーハング部30自体は、直接には分
力FIの作用を受けることがなく、却って集積された分
力Flを吸収し、拡径作用がオーバーハング部30の端
面30aに及ぶことはない。その結果、カップリング2
1の外端部には縮径する方向の分力F2のみが集積され
ることとなり、カップリング外端部はむしろ縮径″4る
こととなる。オーバーハング部30は、端面30aの厚
さtが3 mm以上あることが必要であり、またその長
さI、はlQm以−トを必要がある。これは、Lが10
m1l以下であると最終かめ合いねじ部に発生する拡径
応力の影響を受は易いからであり、またtが31禦以下
であると、締結時に端面30aと管22本体側とが接触
した場合にオーバーハング部30が容易に変形する虞れ
があるからである6要するに、L古tの限定理由はオー
バーハング部30の充分な剛性を確保するためである。 またオーバーハング部30は、その長さし、!:端面3
0aの厚さtの値が増大するほどに分力F1の吸収容量
が増大し、カップリング2】の縮径量も増大する。とこ
ろが、ある一定の値で飽和状態に落ち着く。従って、そ
れ以上り及びtを大きくしても、カップリング21の重
量を増大させるだけである。 このように、本実施例にあっては、返り伏ねし+IJ3
4.38を形成したことと、オーバーハング部30を形
成したこと、更には締め代熱部31を形成したこととに
より、カップリング21の拡径作用を防止し、ジャンプ
アウト損傷を防止している。また前記雌雄ねじ部24.
28が完全ねじであるので、管継手に必要な有効ねし領
域を少なくでき、カップリング21の全長を少なくでき
る。このため、雌雄ねじ部24.2Flの加工に際して
、真円度精度乙こ優れたものを得ることが可能である。 第3図は、外径7゜625インチ、肉厚12.7m、降
伏応力63Kgf 7mm2の材料を用いて、オーバー
ハング部30の長さI、と、端面、30aの厚さtと、
ねじtlJ34及び3日の傾斜面角θを変更した場合の
カップリング21の拡径量を示すものである。この特性
図からも明らかな如く、いずれの数値もその値(ただし
、傾斜面角θの場合は、−〇の値)が増加するほどにカ
ンプリング21の拡径量は少なくなっており、しかもこ
れらの各要素は密接に関連していることがわかる。また
オーバーハング部30の長さ■、は、いずれの特性曲線
によっても10龍まではカップリング21の拡径量の変
化が大きく、tonを超えたあたりから拡径量の変化が
少なく安定している。従って、長さ■、は10w以上を
相当とし、あまり長くなり過ぎるとねjづ部の真円度加
工が困難となる等の製造上の問題もあることから、1.
は20寵以下が最適である。 次に本発明の技術を通用した供試体と、従来技術を通用
した供試体とに基づき、破損試験を行−2た場合の比較
結果について説明する。第1表は供試体の諸条件を示す
ものであり、第2表は試験結果を示すものである。 これらの第1表及び第2表かられかることは、本発明の
技術を適用した供試体にあっては、ジャンプアウト破損
は生じておらず、カップリング21は破断に至るまで継
手として充分に機能しているということである。また真
円度についても、ねじ全長が短いため良好である。即ち
、本発明の供試体はこの種管継手として優れたものであ
る。 以上説明したように本発明にあっては、管とカップリン
グの雌雄ねじの山形を互いに返り状に形成し、カップリ
ングの外端部に所要長さのオーバーハングを設け、雌雄
ねじ部の最終ねしかみ合い位置からそれぞれ管基端側又
はカップリング内実側へ所要長さの締め代熱部を形成し
たことにより、最終ねしかみ合い部近傍においてねじ締
め代による管の縮径力を無くし、また管継手に軸方向の
引張荷重が負荷された場合に生ずるカップリングの拡径
作用を拘束阻止して、その緊締力を増大し、もって優れ
た耐引張強度とシール性を確保できるものであるから、
天然ガスや原油採取産業界の苛酷な使用条件によく耐え
得る管継手を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係るものであり、第1図は
管継手の半切左辺を示す概略縦断面図、第2図は第1図
の部分拡大図、第3図はオーバーハング部の長さ及び端
面厚さ、傾斜面角と、カンプリング拡径量の関係を示す
特性図、第4図は本発明が対象とする井戸構造を示す概
略図面、第5図及び第6図はそれぞれ従来の管継手の半
切左辺を拡大して示す概略縦断面図である。 22・・・管      28・・・雄ねじ部21・・
・カップリング  24・・・雌ねじ部34a、 38
a・・・傾斜面  30・・・オーバーハング部特許出
願人   住友金属工業株式会社代 理 人   弁理
士 内田敏彦 ■・−・・−t=3.0・3 第3図 ! 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、強度が管本体部分の70〜90%で、外径が管外径
    の1.07倍以下の油井管継手において、管の基端側外
    周面に刻設された雄ねじ部と、カップリングの内奥側内
    周面に刻設された雌ねじ部とを完全ねじに形成すると共
    に、前記雄ねじ部ねじ山の管本体側へ向かう側面と前記
    雌ねじ部ねじ山のカップリング内奥へ向かう側面とを、
    互いに負角をもって接する傾斜面とした返り状ねじ山に
    形成し、また前記カップリングの外端部側に厚さ3mm
    、長さ10mm以上のオーバーハング部を形成して成り
    、前記雄ねじ部と雌ねじ部とは、最終ねじ噛合い位置か
    らそれぞれ管基端側又はカップリング内奥側へ15mm
    以上且つねじ全長の1/3以下の範囲内で、雌雄ねじの
    各山頂と谷底とが接触しないねじ締め代の無い部分を設
    けたことを特徴とする油井管用管継手。
JP61038494A 1986-02-24 1986-02-24 油井管用管継手 Pending JPS62196486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61038494A JPS62196486A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 油井管用管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61038494A JPS62196486A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 油井管用管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62196486A true JPS62196486A (ja) 1987-08-29

Family

ID=12526818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61038494A Pending JPS62196486A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 油井管用管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62196486A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530470A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 テナリス・コネクシヨンズ・アクチエンゲゼルシヤフト シールを設けたパイプのねじ付き継手
WO2014199619A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 Jfeスチール株式会社 油井管用ねじ継手
WO2017130234A1 (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 新日鐵住金株式会社 鋼管用ねじ継手

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530470A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 テナリス・コネクシヨンズ・アクチエンゲゼルシヤフト シールを設けたパイプのねじ付き継手
WO2014199619A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 Jfeスチール株式会社 油井管用ねじ継手
JP2015001253A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 Jfeスチール株式会社 耐焼付き性に優れた油井管用ねじ継手
US10125554B2 (en) 2013-06-14 2018-11-13 Jfe Steel Corporation Threaded joint for oil country tubular goods
WO2017130234A1 (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 新日鐵住金株式会社 鋼管用ねじ継手
CN108474504A (zh) * 2016-01-25 2018-08-31 新日铁住金株式会社 钢管用螺纹接头
JPWO2017130234A1 (ja) * 2016-01-25 2018-10-25 新日鐵住金株式会社 鋼管用ねじ継手
RU2694698C1 (ru) * 2016-01-25 2019-07-16 Ниппон Стил Энд Сумитомо Метал Корпорейшн Резьбовое соединение для стальной трубы
US10774958B2 (en) 2016-01-25 2020-09-15 Nippon Steel Corporation Threaded joint for steel pipe

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003258709B2 (en) Threaded tube joint
MX2008012234A (es) Junta roscada tubular.
JP7352578B2 (ja) 管状ねじ接続部
EP1631762A1 (en) Threaded joint for steel pipes
CA2701417A1 (en) Threaded joint having a contactless region with a tapered surface portion
JP7408576B2 (ja) 管状ねじ接続部
EP3409991B1 (en) Threaded joint for steel pipe
JPH06281061A (ja) 油井管用ねじ継手
JPS62196486A (ja) 油井管用管継手
JP2021525342A (ja) ケーシングのための管状ねじ接続部
CA3149762C (en) Threaded connection for pipe
CA2404885C (en) Slim type oil well pipe fitting
CA3169103A1 (en) Threaded connection for steel pipe
CA3149749C (en) Threaded connection for pipe
US20070069517A1 (en) Threaded pipe and pipe joint and method of use
JPH10169855A (ja) 大径油井管用ねじ継手
JPS62196488A (ja) 油井管用管継手
OA21386A (en) Threaded joint for steel pipe.
OA21189A (en) Threaded coupling for pipe.
JPS62196487A (ja) 油井管用管継手
OA19854A (en) Tubular threaded connection.
OA19882A (en) Tubular threaded connection.
JPS59144888A (ja) 油井管用管継手