JPS6218929B2 - - Google Patents
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- JPS6218929B2 JPS6218929B2 JP54173139A JP17313979A JPS6218929B2 JP S6218929 B2 JPS6218929 B2 JP S6218929B2 JP 54173139 A JP54173139 A JP 54173139A JP 17313979 A JP17313979 A JP 17313979A JP S6218929 B2 JPS6218929 B2 JP S6218929B2
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- signal
- electrodes
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、容量結合タブレツトに係り、とく
に、各走査線に対する走査時間の短縮化を図つた
容量結合タブレツトに関する。
に、各走査線に対する走査時間の短縮化を図つた
容量結合タブレツトに関する。
従来より、容量結合タブレツトの複数の走査線
に対する走査時間を短縮する試みとしては、いく
つかの考案が成されている。しかしながら、その
いずれも当初の目的は達成されているが、一方に
おいては他のキー領域からの信号が誘導される等
の現象が生じ、これがため装置全体が誤動作し易
いという不都合が常に生じていた。
に対する走査時間を短縮する試みとしては、いく
つかの考案が成されている。しかしながら、その
いずれも当初の目的は達成されているが、一方に
おいては他のキー領域からの信号が誘導される等
の現象が生じ、これがため装置全体が誤動作し易
いという不都合が常に生じていた。
例えば特公昭53−42501号記載の発明は、前述
した走査時間の著しい減少が図られているが、一
方においては、桁電極に巻回装備された走査線
(引用例における各検出線)を介して他の桁電極
に同一信号が静電誘導され、また走査線に走査信
号が順次印加される場合には、前記桁電極を介し
て特定の−の走査線に印加された走査信号が他の
走査線に静電誘導されるという現象が生じ、従つ
て装置全体が常に誤動作し易いという不都合が常
に生じていた。
した走査時間の著しい減少が図られているが、一
方においては、桁電極に巻回装備された走査線
(引用例における各検出線)を介して他の桁電極
に同一信号が静電誘導され、また走査線に走査信
号が順次印加される場合には、前記桁電極を介し
て特定の−の走査線に印加された走査信号が他の
走査線に静電誘導されるという現象が生じ、従つ
て装置全体が常に誤動作し易いという不都合が常
に生じていた。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改善
し、タブレツトに対する走査時間を著しく短縮す
るとともに、各キー領域相互間の静電誘導を防止
し、これによつて、装置全体の安定動作を確保す
ることのできる容量結合タブレツトを提供するこ
とにある。
し、タブレツトに対する走査時間を著しく短縮す
るとともに、各キー領域相互間の静電誘導を防止
し、これによつて、装置全体の安定動作を確保す
ることのできる容量結合タブレツトを提供するこ
とにある。
本発明は、X方向とY方向にそれぞれ複数の信
号走査線を有し、この各信号走査線の交叉部分上
に、電気的に独立したフロート電極を備え、且つ
これらの各フロート電極に誘導される信号の相互
干渉を排除するために格子状に形成されたアース
電極板を有する容量結合タブレツトにおいて、前
記アース電極を複数個のアース電極に分割し、こ
の各アース電極を前記信号走査線と同一の走査信
号により順次走査するとともに、この走査信号が
前記アース電極に印加されると直ちに当該アース
電極の接地を解くように機能するゲート回路を、
前記各アース電極と接地点との間に介装し、これ
によつて前記目的を達成しようとするものであ
る。
号走査線を有し、この各信号走査線の交叉部分上
に、電気的に独立したフロート電極を備え、且つ
これらの各フロート電極に誘導される信号の相互
干渉を排除するために格子状に形成されたアース
電極板を有する容量結合タブレツトにおいて、前
記アース電極を複数個のアース電極に分割し、こ
の各アース電極を前記信号走査線と同一の走査信
号により順次走査するとともに、この走査信号が
前記アース電極に印加されると直ちに当該アース
電極の接地を解くように機能するゲート回路を、
前記各アース電極と接地点との間に介装し、これ
によつて前記目的を達成しようとするものであ
る。
以下、本発明の一実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第1図において、1はタブレツトを示し、2は
X方向走査駆動回路(以下、単に「X駆動回路」
という)を示し、3はY方向走査駆動回路(以
下、単に「Y駆動回路」という)を示す。前記タ
ブレツト1上には、六行、六列にわたつてキー領
域Zがマトリクス状に設定されている。この各キ
ー領域Zは、X方向走査線XnとY方向走査線Ym
とが絶縁板を介して交叉する位置に装備されたフ
ロート電極4上に、設定されるようになつてい
る。
X方向走査駆動回路(以下、単に「X駆動回路」
という)を示し、3はY方向走査駆動回路(以
下、単に「Y駆動回路」という)を示す。前記タ
ブレツト1上には、六行、六列にわたつてキー領
域Zがマトリクス状に設定されている。この各キ
ー領域Zは、X方向走査線XnとY方向走査線Ym
とが絶縁板を介して交叉する位置に装備されたフ
ロート電極4上に、設定されるようになつてい
る。
前記X方向走査線Xnの内、走査線X1は第1列
と第4列に延設されており、また、走査線X2は
第2列と第5列に延設されており、走査線X3は
第3列と第6列に延設されている。同様にして、
前記Y方向走査線Ymの内、走査線Y1は第1行と
第4行に、走査線Y2は第2行と第5行に、また
走査線Y3は第3行と第6行に、それぞれ延設さ
れている。前記各フロート電極4に近接して、後
述するように、網目状に形成されたアース電極板
が装備されている。このアース電極板は、前記タ
ブレツト1内において四分割されている。この分
割された各アース電極5,6,7,8は、相互に
独立して接地されるようになつている。このアー
ス電極5〜8の数nは、前記キー領域Zが、X方
向にM個、Y方向にN個あつて、このキー領域Z
から所定の信号を出すためにX走査線がP本、Y
走査線がQ本使用されるとすると、n=(M/
P)×(N/Q)によつて決定される。本実施例で
は、M=N=6、P=Q=3であるため、n=
(6/3)×(6/3)=4となり、従つて前述した
ように四分割された状態に配設されている。そし
て、この各アース電極板5,6,7,8は、Y駆
動回路3によつて順次走査駆動されるようになつ
ている。
と第4列に延設されており、また、走査線X2は
第2列と第5列に延設されており、走査線X3は
第3列と第6列に延設されている。同様にして、
前記Y方向走査線Ymの内、走査線Y1は第1行と
第4行に、走査線Y2は第2行と第5行に、また
走査線Y3は第3行と第6行に、それぞれ延設さ
れている。前記各フロート電極4に近接して、後
述するように、網目状に形成されたアース電極板
が装備されている。このアース電極板は、前記タ
ブレツト1内において四分割されている。この分
割された各アース電極5,6,7,8は、相互に
独立して接地されるようになつている。このアー
ス電極5〜8の数nは、前記キー領域Zが、X方
向にM個、Y方向にN個あつて、このキー領域Z
から所定の信号を出すためにX走査線がP本、Y
走査線がQ本使用されるとすると、n=(M/
P)×(N/Q)によつて決定される。本実施例で
は、M=N=6、P=Q=3であるため、n=
(6/3)×(6/3)=4となり、従つて前述した
ように四分割された状態に配設されている。そし
て、この各アース電極板5,6,7,8は、Y駆
動回路3によつて順次走査駆動されるようになつ
ている。
前記X駆動回路2とY駆動回路3は、それぞれ
制御部10から出力されるクロツクパルスを順次
入力し、各走査線Xn,Ymに所定レベルの走査信
号を順次印加するように構成されている。11は
信号検出ペンを示す。この信号検出ペン11は、
前記タブレツト1の各キー領域Zに出力される信
号を、静電結合によつて検知することができる公
知のものが使用されている。この信号検出ペン1
1により検知された信号は、増幅器12に増幅さ
れたのち、ピーク検出器13によつて当該信号検
出ペン11が当接した特定のキー領域Zのパルス
信号として取り出され、所定のタイミングのパル
スとして出力される。一方、前記制御部10の出
力パルスは、当該制御部10によつてカウントさ
れ、その計数信号がレジスタ14へ順次送られて
いる。このため、当該レジスタ14は、前記ピー
ク検出器13から送られてくる所定のタイミング
の検出信号を入力すると、これを、タブレツト1
上において前記信号検出ペン11が選定した特定
のキー領域であることを示す位置情報として、外
部へ出力するようになつている。この位置情報
は、具体的にはX方向、Y方向の各走査線Xm,
Ynおよびアース電極5〜8の各々から検出され
る三つの信号のタイミング情報から成つている。
制御部10から出力されるクロツクパルスを順次
入力し、各走査線Xn,Ymに所定レベルの走査信
号を順次印加するように構成されている。11は
信号検出ペンを示す。この信号検出ペン11は、
前記タブレツト1の各キー領域Zに出力される信
号を、静電結合によつて検知することができる公
知のものが使用されている。この信号検出ペン1
1により検知された信号は、増幅器12に増幅さ
れたのち、ピーク検出器13によつて当該信号検
出ペン11が当接した特定のキー領域Zのパルス
信号として取り出され、所定のタイミングのパル
スとして出力される。一方、前記制御部10の出
力パルスは、当該制御部10によつてカウントさ
れ、その計数信号がレジスタ14へ順次送られて
いる。このため、当該レジスタ14は、前記ピー
ク検出器13から送られてくる所定のタイミング
の検出信号を入力すると、これを、タブレツト1
上において前記信号検出ペン11が選定した特定
のキー領域であることを示す位置情報として、外
部へ出力するようになつている。この位置情報
は、具体的にはX方向、Y方向の各走査線Xm,
Ynおよびアース電極5〜8の各々から検出され
る三つの信号のタイミング情報から成つている。
前記タブレツト1は、具体的には次のように構
成されている。
成されている。
第2図において、21は絶縁材からなるタブレ
ツト基板を示す。このタブレツト基板21上に
は、下方から上方に向つて、X方向走査線Xn,
Y方向走査線Ym、同一面上に配設されたアース
電極5〜8、複数のフロート電極4、およびキー
領域Zを特定するための絶縁材から成るカバー1
5が、各々絶縁フイルム22,23,24,およ
び25を順次介装して積層されている。これをさ
らに詳述すると、前記X方向走査線Xnの各走査
線X1〜3の幅は、Y方向走査線Ymの各走査線Y1
〜3の幅よりも大きく設定されており、これによ
つて、下方のX方向走査線Xnに印加される走査
信号がY方向走査線Ymの上方においても有効に
検出することができるようになつている。また、
Y方向走査線Ymの内、アース電極5〜8を走査
するための信号伝達線Y4〜Y7の各々は、外部雑
音を排除し且つ高周波信号を容易に伝播すること
のできる高周波ケーブルが使用されている。さら
に、前記アース電極5〜8は、X方向走査線Xn
とY方向走査線Ymの各交叉部分に対応した部分
が切除されて格子状もしくは網目状に形成されて
いる。この切除され部分に蓋をするような状態の
もとに、当該切除部分より比較的大きい面積から
なるフロート電極4が、絶縁フイルム24を介し
てアース電極5〜8上に配設されている。そし
て、この各アース電極5〜8上に、絶縁フイルム
25を介して積層されたカバー15の各キー領域
Zは、その位置が前記各フロート電極4の上にく
るように設定されている。
ツト基板を示す。このタブレツト基板21上に
は、下方から上方に向つて、X方向走査線Xn,
Y方向走査線Ym、同一面上に配設されたアース
電極5〜8、複数のフロート電極4、およびキー
領域Zを特定するための絶縁材から成るカバー1
5が、各々絶縁フイルム22,23,24,およ
び25を順次介装して積層されている。これをさ
らに詳述すると、前記X方向走査線Xnの各走査
線X1〜3の幅は、Y方向走査線Ymの各走査線Y1
〜3の幅よりも大きく設定されており、これによ
つて、下方のX方向走査線Xnに印加される走査
信号がY方向走査線Ymの上方においても有効に
検出することができるようになつている。また、
Y方向走査線Ymの内、アース電極5〜8を走査
するための信号伝達線Y4〜Y7の各々は、外部雑
音を排除し且つ高周波信号を容易に伝播すること
のできる高周波ケーブルが使用されている。さら
に、前記アース電極5〜8は、X方向走査線Xn
とY方向走査線Ymの各交叉部分に対応した部分
が切除されて格子状もしくは網目状に形成されて
いる。この切除され部分に蓋をするような状態の
もとに、当該切除部分より比較的大きい面積から
なるフロート電極4が、絶縁フイルム24を介し
てアース電極5〜8上に配設されている。そし
て、この各アース電極5〜8上に、絶縁フイルム
25を介して積層されたカバー15の各キー領域
Zは、その位置が前記各フロート電極4の上にく
るように設定されている。
前記アース電極5〜8は、その各々が第3図に
示すようにゲート回路30を介して接地されてい
る。このゲート回路30は、例えば第4図に示す
ように、走査信号を入力するNOTゲート31と
エミツタ接地されたNPNトランジスタ32とに
より構成されている。このため、走査信号がアー
ス電極5に入力されると、前記NOTゲート31
の出力が「0」となりNPNトランジスタ32の
導通がしや断されて当該アース電極5は所定の電
位を維持することができ、一方、走査信号が全く
入力されない場合はNOTゲート31の出力が
「1」となり、その値を予め適当に設定すること
により前記NPNトランジスタ32は導通され、
常に前記アース電極5は接地された状態を維持す
ることができる。他のアース電極6〜8について
も同様である。第5図は、第3図と同様に機能す
るゲート回路40を示すもので、これによると、
まず所定の電源41の正極が抵抗42を介して前
記アース電極5に接続されている。また、走査信
号はNOTゲート31にのみ入力されるように構
成されている。そして、前記NPNトランジスタ
32は、第4図の場合と同様に接続され、これに
よつて、前記走査信号はゲート回路40のスイツ
チ制御信号として使用され、前記アース電極5に
は、別に設けられた電源41によつて所定の電圧
が印加されるようになつている。このため、この
第5図の場合は、アース電極5の電位を任意に設
定することができる利点がある。他のアース電極
6〜8の場合についても同様である。
示すようにゲート回路30を介して接地されてい
る。このゲート回路30は、例えば第4図に示す
ように、走査信号を入力するNOTゲート31と
エミツタ接地されたNPNトランジスタ32とに
より構成されている。このため、走査信号がアー
ス電極5に入力されると、前記NOTゲート31
の出力が「0」となりNPNトランジスタ32の
導通がしや断されて当該アース電極5は所定の電
位を維持することができ、一方、走査信号が全く
入力されない場合はNOTゲート31の出力が
「1」となり、その値を予め適当に設定すること
により前記NPNトランジスタ32は導通され、
常に前記アース電極5は接地された状態を維持す
ることができる。他のアース電極6〜8について
も同様である。第5図は、第3図と同様に機能す
るゲート回路40を示すもので、これによると、
まず所定の電源41の正極が抵抗42を介して前
記アース電極5に接続されている。また、走査信
号はNOTゲート31にのみ入力されるように構
成されている。そして、前記NPNトランジスタ
32は、第4図の場合と同様に接続され、これに
よつて、前記走査信号はゲート回路40のスイツ
チ制御信号として使用され、前記アース電極5に
は、別に設けられた電源41によつて所定の電圧
が印加されるようになつている。このため、この
第5図の場合は、アース電極5の電位を任意に設
定することができる利点がある。他のアース電極
6〜8の場合についても同様である。
第6図ないし第7図は、走査信号が印加された
場合の走査線Xn,Ymおよび電極相互間の静電誘
導の状況を示す説明図である。この内、第6図は
Y方向走査線Y3(Y1,Y2についても同じ)に走
査信号が印加された場合を示すものである。この
場合、アース電極5〜8は、いずれも接地されて
いるため電荷の分極は全く生じない。一方、フロ
ート電極4は、電気的に独立しているため、図に
示すように下面には負電荷が又上面には正電荷が
静電誘導され、これによつて当該フロート電極4
の上方には所定レベルの均一化された電界E1が
生じ、前述した信号検出ペン11により、容易に
静電結合され易い状態となる。かかる状態下にお
いて、フロート電極4の相互間の領域(アース電
極5〜8の格子部分の上方)には、その下方に配
設されたアース電極5〜8が各々接地されている
ため当該領域の下方からは何らの電界も生じず、
従つてフロート電極4相互間の誘導障害は著しく
少ないものとなつている。
場合の走査線Xn,Ymおよび電極相互間の静電誘
導の状況を示す説明図である。この内、第6図は
Y方向走査線Y3(Y1,Y2についても同じ)に走
査信号が印加された場合を示すものである。この
場合、アース電極5〜8は、いずれも接地されて
いるため電荷の分極は全く生じない。一方、フロ
ート電極4は、電気的に独立しているため、図に
示すように下面には負電荷が又上面には正電荷が
静電誘導され、これによつて当該フロート電極4
の上方には所定レベルの均一化された電界E1が
生じ、前述した信号検出ペン11により、容易に
静電結合され易い状態となる。かかる状態下にお
いて、フロート電極4の相互間の領域(アース電
極5〜8の格子部分の上方)には、その下方に配
設されたアース電極5〜8が各々接地されている
ため当該領域の下方からは何らの電界も生じず、
従つてフロート電極4相互間の誘導障害は著しく
少ないものとなつている。
一方、第7図はアース電極8(5,6,7につ
いても同じ)に走査信号が印加された場合を示す
ものである。この場合、他のアース電極5〜7は
いずれも接地されており、又走査線Xn,Ymには
外部からは何らの信号も印加されていない状態と
なつている。まず、アース電極8に走査信号が印
加されると、その上方に延設されている各フロー
ト電極4(この場合はアース電極8部分の全部の
フロート電極が対象となる)の下面周囲には負電
荷が静電誘導され、当該各フロート電極4の上面
には正電荷が分極される。一方、フロート電極4
相互間の領域(アース電極8の格子状部分の上
方)には、アース電極8に印加された走査信号に
基いて所定の電界が形成される。このため、当該
アース電極8に走査信号が印加されると、このア
ース電極8で仕切られたタブレツト1の領域の上
方全体には所定レベルの略均一化された電界E2
が生じる。この結果、前述した信号検出ペン11
が当該アース電極8で仕切られたタブレツト1上
の領域の何処からも容易に当該アース電極8に印
加された走査信号を検出することができるように
なつている。他のアース電極5〜7の場合につい
ても同様である。
いても同じ)に走査信号が印加された場合を示す
ものである。この場合、他のアース電極5〜7は
いずれも接地されており、又走査線Xn,Ymには
外部からは何らの信号も印加されていない状態と
なつている。まず、アース電極8に走査信号が印
加されると、その上方に延設されている各フロー
ト電極4(この場合はアース電極8部分の全部の
フロート電極が対象となる)の下面周囲には負電
荷が静電誘導され、当該各フロート電極4の上面
には正電荷が分極される。一方、フロート電極4
相互間の領域(アース電極8の格子状部分の上
方)には、アース電極8に印加された走査信号に
基いて所定の電界が形成される。このため、当該
アース電極8に走査信号が印加されると、このア
ース電極8で仕切られたタブレツト1の領域の上
方全体には所定レベルの略均一化された電界E2
が生じる。この結果、前述した信号検出ペン11
が当該アース電極8で仕切られたタブレツト1上
の領域の何処からも容易に当該アース電極8に印
加された走査信号を検出することができるように
なつている。他のアース電極5〜7の場合につい
ても同様である。
なお、上記実施例において、フロート電極4を
角形とする場合について例示したが、本発明で
は、必ずしも角形に限定されず、例えば円形のフ
ロート電極を用いてもよい。また、前記アース電
極5〜8の各々に形成された切除穴部分には、例
えば強誘電体から成る板材を充填せしめてもよ
い。さらに、前記タブレツト1は、アース電極板
を4つ使用する場合(タブレツト1を四分割する
場合)について例示したが、本発明は必ずしもこ
れに限定されず、走査線Xn,Ymの数に対応し
て、アース電極板はいかように分割してもよい。
又前記ゲート回路30,40は、同等に機能する
ものであれば他のゲート回路でおき換えてもよ
い。
角形とする場合について例示したが、本発明で
は、必ずしも角形に限定されず、例えば円形のフ
ロート電極を用いてもよい。また、前記アース電
極5〜8の各々に形成された切除穴部分には、例
えば強誘電体から成る板材を充填せしめてもよ
い。さらに、前記タブレツト1は、アース電極板
を4つ使用する場合(タブレツト1を四分割する
場合)について例示したが、本発明は必ずしもこ
れに限定されず、走査線Xn,Ymの数に対応し
て、アース電極板はいかように分割してもよい。
又前記ゲート回路30,40は、同等に機能する
ものであれば他のゲート回路でおき換えてもよ
い。
以上のように、本発明によると、キー領域相互
間の誘導障害を従来のアース電極を用いた場合と
同様に著しく低減することができるばかりでな
く、同時に、タブレツト全体に対する走査信号の
印加時間(信号走査時間)を著しく短縮すること
ができ、従つて、タブレツト上の各キー領域から
の位置情報を高精度に且つ迅速に検出することが
でき、装置全体の安定動作および性能向上を図る
ことができるという従来にない優れた容量結合タ
ブレツトを提供することができる。
間の誘導障害を従来のアース電極を用いた場合と
同様に著しく低減することができるばかりでな
く、同時に、タブレツト全体に対する走査信号の
印加時間(信号走査時間)を著しく短縮すること
ができ、従つて、タブレツト上の各キー領域から
の位置情報を高精度に且つ迅速に検出することが
でき、装置全体の安定動作および性能向上を図る
ことができるという従来にない優れた容量結合タ
ブレツトを提供することができる。
第1図は本発明に係る容量結合タブレツトの一
実施例を使用した情報入力装置を示すブロツク
図、第2図は第1図における容量結合タブレツト
を示す一部断面した拡大部分斜視図、第3図は第
2図の一部を成すアース電極の接地状況を示すブ
ロツク図、第4図ないし第5図はそれぞれ第3図
に示すゲート回路の実施例を示す具体的回路図、
第6図ないし第7図はそれぞれ第2図におけるタ
ブレツトの動作説明図である。 Xn……X方向信号走査線、Ym……Y方向信号
走査線、4……フロート電極、5〜8……アース
電極、30……ゲート回路。
実施例を使用した情報入力装置を示すブロツク
図、第2図は第1図における容量結合タブレツト
を示す一部断面した拡大部分斜視図、第3図は第
2図の一部を成すアース電極の接地状況を示すブ
ロツク図、第4図ないし第5図はそれぞれ第3図
に示すゲート回路の実施例を示す具体的回路図、
第6図ないし第7図はそれぞれ第2図におけるタ
ブレツトの動作説明図である。 Xn……X方向信号走査線、Ym……Y方向信号
走査線、4……フロート電極、5〜8……アース
電極、30……ゲート回路。
Claims (1)
- 1 X方向とY方向にそれぞれ複数の信号走査線
を有し、この各信号走査線の各交叉部分上に、電
気的に独立したフロート電極を備え、且つこれら
の各フロート電極に誘導される信号の相互干渉を
排除するために格子状に形成されたアース電極板
を有する容量結合タブレツトにおいて、前記アー
ス電極を複数個のアース電極に分割し、この各ア
ース電極を前記信号走査線と同一の走査信号によ
り順次走査するとともに、この走査信号が前記各
アース電極の−のアース電極を選択すると直ちに
当該アース電極の接地を解くように機能するゲー
ト回路を、前記各アース電極と接地点との間に介
装したことを特徴とする容量結合タブレツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17313979A JPS5697139A (en) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | Capacitance coupling tablet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17313979A JPS5697139A (en) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | Capacitance coupling tablet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5697139A JPS5697139A (en) | 1981-08-05 |
JPS6218929B2 true JPS6218929B2 (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=15954832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17313979A Granted JPS5697139A (en) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | Capacitance coupling tablet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5697139A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117028A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-12 | Pentel Kk | 容量結合タブレツト |
JP2015111318A (ja) * | 2012-03-22 | 2015-06-18 | シャープ株式会社 | カラーフィルター一体型タッチパネル |
JP6495748B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2019-04-03 | 株式会社ジャパンディスプレイ | タッチ検出装置、タッチ検出機能付き表示装置及びカバー部材 |
-
1979
- 1979-12-31 JP JP17313979A patent/JPS5697139A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5697139A (en) | 1981-08-05 |
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