JPS62185787A - 石炭ガス化複合発電における石炭フイ−ド方法 - Google Patents
石炭ガス化複合発電における石炭フイ−ド方法Info
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- JPS62185787A JPS62185787A JP2728586A JP2728586A JPS62185787A JP S62185787 A JPS62185787 A JP S62185787A JP 2728586 A JP2728586 A JP 2728586A JP 2728586 A JP2728586 A JP 2728586A JP S62185787 A JPS62185787 A JP S62185787A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は石炭ガス化炉への石炭フィード方法に関するも
のである。
のである。
（従来技術とその問題点）
火力発電において従来主流を占めている石油焚火力発電
に対して石炭焚火力発電が注目され始めている。またそ
の実現に当たっては従来のように石炭そのものを焚くこ
となく一旦ガス化し、その燃焼ガスを利用して高効率で
発電できる複合発電、例えば燃焼ガスにより駆動される
ガスタービンと、その排熱をボイラーに供給してその発
生蒸気により駆動される蒸気タービンによりそれぞれ発
電する複合発電が大きく注目されている。
に対して石炭焚火力発電が注目され始めている。またそ
の実現に当たっては従来のように石炭そのものを焚くこ
となく一旦ガス化し、その燃焼ガスを利用して高効率で
発電できる複合発電、例えば燃焼ガスにより駆動される
ガスタービンと、その排熱をボイラーに供給してその発
生蒸気により駆動される蒸気タービンによりそれぞれ発
電する複合発電が大きく注目されている。
ところで都市周辺に建設されることが殆どある火力発電
プラントの実現に当たっては、問題点としてよく知られ
ている大規模な貯炭場の必要から生ずる用地確保の困難
や建設コストの上昇、更には周辺環境に与える公害問題
の解決が強く要求される。そこでその解決手段として微
粉化した石炭を水を搬送体として利用してパイプライン
中を輸送する所謂石炭水スラリーフィード方式が提案さ
れた。この方法は微粉化された石炭を空気を搬送体とし
て利用してパイプライン中を輸送するドライフィード方
式に比してハンドリングにすぐれる利点があり、発電プ
ラントから遠く離れた場所において陸揚げされた石炭を
微粉化して発電プラントまで輸送できる。従って前記し
た用地の取得能や公害の問題が一挙に解決されるため、
その採用の機運は最近とみに高まりつつある。
プラントの実現に当たっては、問題点としてよく知られ
ている大規模な貯炭場の必要から生ずる用地確保の困難
や建設コストの上昇、更には周辺環境に与える公害問題
の解決が強く要求される。そこでその解決手段として微
粉化した石炭を水を搬送体として利用してパイプライン
中を輸送する所謂石炭水スラリーフィード方式が提案さ
れた。この方法は微粉化された石炭を空気を搬送体とし
て利用してパイプライン中を輸送するドライフィード方
式に比してハンドリングにすぐれる利点があり、発電プ
ラントから遠く離れた場所において陸揚げされた石炭を
微粉化して発電プラントまで輸送できる。従って前記し
た用地の取得能や公害の問題が一挙に解決されるため、
その採用の機運は最近とみに高まりつつある。
しかし石炭水スラリーフィード方式によって直接ガス化
炉に石炭を供給してそのガス化を行おうとすると、石炭
と共に炉内に供給されるスラリー水の蒸発熱のため、ド
ライフィード方式に比べてガス化炉内の温度が上昇しに
くくなり、石炭中の天分を熔融して排出するのが難しく
なる。これを防ぐためにはガス化炉内の空気比を大きく
する必要があるが、これでは石炭ガス化複合発電プラン
トの熱効率がドライフィード方式による場合に比べて低
下するのをまぬがれ得ない欠点がある。
炉に石炭を供給してそのガス化を行おうとすると、石炭
と共に炉内に供給されるスラリー水の蒸発熱のため、ド
ライフィード方式に比べてガス化炉内の温度が上昇しに
くくなり、石炭中の天分を熔融して排出するのが難しく
なる。これを防ぐためにはガス化炉内の空気比を大きく
する必要があるが、これでは石炭ガス化複合発電プラン
トの熱効率がドライフィード方式による場合に比べて低
下するのをまぬがれ得ない欠点がある。
（発明の目的）
本発明は上記の如き石炭水スラリーフィード方式の欠点
の排除を目的としてなされたもので、次に図面を用いて
その詳細を説明する。
の排除を目的としてなされたもので、次に図面を用いて
その詳細を説明する。
（問題点を解決するための手段）
本発明の特徴とするところは次の点にある。即ち構成概
念図を示す第１図のように、スラリータンク（１）から
の石炭水スラリー（ａ）をスラリーフィードポンプ（２
）により加圧したのち、石炭ガス化炉（３）の生成ガス
（ｂ）を冷却するガス冷却器（４）を利用して予熱（５
）する。そしてこれらにより高温高圧となった石炭水ス
ラリー（ａ゛）を、スラリーフィードバーナ（６）によ
り石炭ガス化炉（３）内に供給してガス化することを特
徴とするものである。
念図を示す第１図のように、スラリータンク（１）から
の石炭水スラリー（ａ）をスラリーフィードポンプ（２
）により加圧したのち、石炭ガス化炉（３）の生成ガス
（ｂ）を冷却するガス冷却器（４）を利用して予熱（５
）する。そしてこれらにより高温高圧となった石炭水ス
ラリー（ａ゛）を、スラリーフィードバーナ（６）によ
り石炭ガス化炉（３）内に供給してガス化することを特
徴とするものである。
なお図において参照符号（７）以下の部分は複合発電系
の構成各部であって、このうち（７）はガス精製装置、
（８）は燃焼器、（９）は空気圧縮機、ａｏは昇圧機、
Ｑｌ）はガスタービン、叩は発電機である。そしてガス
精製装置（７）は石炭ガス化炉（３）により生成され冷
却器（４）により冷却されたガス（ｂｏ）を精製して、
圧縮機（９）から供給される燃焼用空気（Ｃ）と共に燃
焼器（８）に加えて、ガスタービンａＤの作動ガス（ｄ
ｌを作って発電させる。また昇圧機Ｑｌによる空気（ｅ
）は石炭ガス化炉（３）に燃焼用空気として供給される
。α旧よガスタービンの排熱回収ボイラ、Ｑ４）は排気
スタフク、α９は蒸気タービン、αｅは発電機であって
、排熱回収ボイラαコはガスタービンａυの排気ガス（
ｆ）を利用して蒸気ｔｇ）を作り、これを前記ガス冷却
器（４）の熱を利用して作られる蒸気（ｈ）と共に蒸気
タービンＱ５１に加えて発電させる。αηは復水器であ
って、その復水はガスタービンの排熱回収ボイラα湯と
ガス冷却器（４）による蒸気発生水として循環される。
の構成各部であって、このうち（７）はガス精製装置、
（８）は燃焼器、（９）は空気圧縮機、ａｏは昇圧機、
Ｑｌ）はガスタービン、叩は発電機である。そしてガス
精製装置（７）は石炭ガス化炉（３）により生成され冷
却器（４）により冷却されたガス（ｂｏ）を精製して、
圧縮機（９）から供給される燃焼用空気（Ｃ）と共に燃
焼器（８）に加えて、ガスタービンａＤの作動ガス（ｄ
ｌを作って発電させる。また昇圧機Ｑｌによる空気（ｅ
）は石炭ガス化炉（３）に燃焼用空気として供給される
。α旧よガスタービンの排熱回収ボイラ、Ｑ４）は排気
スタフク、α９は蒸気タービン、αｅは発電機であって
、排熱回収ボイラαコはガスタービンａυの排気ガス（
ｆ）を利用して蒸気ｔｇ）を作り、これを前記ガス冷却
器（４）の熱を利用して作られる蒸気（ｈ）と共に蒸気
タービンＱ５１に加えて発電させる。αηは復水器であ
って、その復水はガスタービンの排熱回収ボイラα湯と
ガス冷却器（４）による蒸気発生水として循環される。
なお図では給水加熱器、給水ポンプなどの図示を省略し
て蒸気系を簡単化して示している。
て蒸気系を簡単化して示している。
（効 果）
以上のように石炭水スラリーを予熱してガス化炉に供給
するようにすれば、石炭水スラリー水の蒸発のために必
要とされる熱を少なくでき、顕熱も常温より著しく大と
なる。従って予熱しない場合即ちスラリー直接フィード
方式に比して、石炭ガス化炉の温度を一定にするための
空気比を低くできるので、それだけ石炭ガス化複合発電
プラントの熱効率を向上できる。
するようにすれば、石炭水スラリー水の蒸発のために必
要とされる熱を少なくでき、顕熱も常温より著しく大と
なる。従って予熱しない場合即ちスラリー直接フィード
方式に比して、石炭ガス化炉の温度を一定にするための
空気比を低くできるので、それだけ石炭ガス化複合発電
プラントの熱効率を向上できる。
次に本発明による複合発電プラントの熱効率などの実験
結果にってい説明する。石炭水スラリーをフィードポン
プ（３）により１００気圧程度まで加圧したのち、ガス
冷却器（４）に通して約３００℃程度まで予熱してガス
化炉（４）内に供給したところ、石炭化水スラリーの蒸
発熱は予熱しない場合の約４程度となり、顕熱も常温の
それの約１６倍となるため、ガス化炉の空気比を約０．
０４程度低くできることが判った。そしてこれによって
第２図のように複合発電の熱効率が、石炭水スラリーを
生成ガスにより予熱せず直接ガス化炉に供給するスラリ
ー直接フィード方式のそれと比べて、相対値で約１．７
％向上することが判った。なお第２図にはドライフ ”
イード方式による場合を参考として示した。
結果にってい説明する。石炭水スラリーをフィードポン
プ（３）により１００気圧程度まで加圧したのち、ガス
冷却器（４）に通して約３００℃程度まで予熱してガス
化炉（４）内に供給したところ、石炭化水スラリーの蒸
発熱は予熱しない場合の約４程度となり、顕熱も常温の
それの約１６倍となるため、ガス化炉の空気比を約０．
０４程度低くできることが判った。そしてこれによって
第２図のように複合発電の熱効率が、石炭水スラリーを
生成ガスにより予熱せず直接ガス化炉に供給するスラリ
ー直接フィード方式のそれと比べて、相対値で約１．７
％向上することが判った。なお第２図にはドライフ ”
イード方式による場合を参考として示した。
第１図は本発明の構成概念図、第２図は各フィード方式
と相対熱効率の比較図である。 （１）・・・スラリータンク、（２）・・・スラリーフ
ィードポンプ、（３）・・・石炭ガス化炉、（４）・・
・ガス冷却器、（５）・・・予熱器、襲）・・・フィー
ドバーナ、（７）・・・ガス精製装置、（８）・・・燃
焼器、（９）・・・空気圧縮器、Ｑｌ・・・昇圧機、α
１）−・ガスタービン、亜・・・発電機、Ｑ３１・・・
ガスタービンの排熱回収ボイラ、αａ・・・排気スタッ
ク、ａ９・・・蒸気タービン、Ｑ［９・・・発電機、ａ
η・・・復水器。
と相対熱効率の比較図である。 （１）・・・スラリータンク、（２）・・・スラリーフ
ィードポンプ、（３）・・・石炭ガス化炉、（４）・・
・ガス冷却器、（５）・・・予熱器、襲）・・・フィー
ドバーナ、（７）・・・ガス精製装置、（８）・・・燃
焼器、（９）・・・空気圧縮器、Ｑｌ・・・昇圧機、α
１）−・ガスタービン、亜・・・発電機、Ｑ３１・・・
ガスタービンの排熱回収ボイラ、αａ・・・排気スタッ
ク、ａ９・・・蒸気タービン、Ｑ［９・・・発電機、ａ
η・・・復水器。
Claims (1)
- 高圧化された石炭水スラリーをガス化生成ガスの冷却器
においてガス化生成ガスにより予熱して石炭ガス化炉に
供給することを特徴とする石炭ガス化炉複合発電におけ
る石炭フィード方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2728586A JPS62185787A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 石炭ガス化複合発電における石炭フイ−ド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2728586A JPS62185787A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 石炭ガス化複合発電における石炭フイ−ド方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62185787A true JPS62185787A (ja) | 1987-08-14 |
Family
ID=12216804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2728586A Pending JPS62185787A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 石炭ガス化複合発電における石炭フイ−ド方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62185787A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155288A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Yukuo Katayama | 石炭ガス化方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4926484A (ja) * | 1972-07-13 | 1974-03-08 | ||
| JPS55160090A (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-12 | Texaco Development Corp | Method of separating solids and slag contained in high temperature raw gas stream and apparatus for producing cooled clean high pressure synthetic gas stream |
| JPS5616592A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-17 | Texaco Development Corp | Method of partially oxidating solid carbonaceous fuel containing ash content and apparatus for producing high temperature gas flow |
| JPS5821482A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | Electric Power Dev Co Ltd | 石炭ガス化炉への原料スラリ−の供給方法及びその装置 |
| JPS58206689A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-12-01 | アメリカン・マインケム・コ−ポレ−シヨン | 炭素質材料の改良供給原料への転化方法 |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP2728586A patent/JPS62185787A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4926484A (ja) * | 1972-07-13 | 1974-03-08 | ||
| JPS55160090A (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-12 | Texaco Development Corp | Method of separating solids and slag contained in high temperature raw gas stream and apparatus for producing cooled clean high pressure synthetic gas stream |
| JPS5616592A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-17 | Texaco Development Corp | Method of partially oxidating solid carbonaceous fuel containing ash content and apparatus for producing high temperature gas flow |
| JPS5821482A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | Electric Power Dev Co Ltd | 石炭ガス化炉への原料スラリ−の供給方法及びその装置 |
| JPS58206689A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-12-01 | アメリカン・マインケム・コ−ポレ−シヨン | 炭素質材料の改良供給原料への転化方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155288A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Yukuo Katayama | 石炭ガス化方法 |
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