JPS62182086A

JPS62182086A - 粉粒物の包装体

Info

Publication number: JPS62182086A
Application number: JP61023470A
Authority: JP
Inventors: 亨一山中; 橋本　弘司
Original assignee: Nippon Glass Fiber Co Ltd
Current assignee: Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date: 1986-02-05
Filing date: 1986-02-05
Publication date: 1987-08-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は粉粒物の包装体に係り、詳しくは筒状の内袋及
び外袋を備えた二重式のフレキシブルコンテナを用いた
粉粒物の包装体に関するものである。

［従来の技術１チー１−／ブトストランドのような短いガラス繊維や、
その他の粉状物や粒状物などの粉粒物の輸送方法として
、フレキシブルコンテナ（フレンコンと略称されること
がある）を使用する方法がある。このフレキシブルコン
テナは、筒状の袋の上部の入口及び下部の出口をそれぞ
れ通常は紐で縛って閉じることができる構成となってお
り、その内部に粉粒物を収容して輸送に使用される。

このフレキシブルコンテナは、何回も繰り返し使用され
ることが多い。そして、内容物の変更を行う場合や内容
物の伺着による汚れが生じた場合には、洗ｎ１を行う。

ところが、内容物の種類によってはこの洗浄が難しいこ
とがあり、この場合には内袋が採用される。

また、ワンウェイタイブ（使い捨てタイプ）のフレキシ
ブルコンテナの場合であっても、外袋がポリプロピレン
布などから製作されている場合、布の編目を通って微細
な内容物が飛散し易いので、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等のシート状の内袋を使用することがある。

第２図ないし第５図は従来の二重式のフレキシブルコン
テナを示す図である。第２図は縦断面図であって、パレ
ットｌＯの上に内袋１２及び外袋１４を備えたフレキシ
ブルコンテナ１６が載置されている。フレキシブルコン
テナ１６の上部は入口となっており、第２図の状態では
開放され、シュート１８が差し込まれて粉粒物２０が投
入されている。また、フレキシブルコンテナ１６の底部
は出口となっており、縛紐２２などで縛って閉じてある
。符号２４は吊具であって、外袋１４に取り付けられた
ロープ２５を介してフレキシブルコンテナ１６を吊１−
げている。

第３図はフレキシブルコンテナ１６の底部出口を縛って
閉じる場合の構成を示す概略図である。

フレキシブルコンテナ１６の底部出口を閉じるには、ま
ず内袋１２の底部を縛紐２２で縛って閉じた後、この縛
った部分Ａを外袋１４の底部内に押し］二げて収容し、
外袋１４の底部開口を縛る。なお、外袋１４の底部には
バンド２６が設けられており、このバンド２６を引っ張
ると外袋１４の底部開口が窄まるようにして閉じられる
。

第２図の如くしてフレキシブルコンテナ１６内に粉粒物
を収容した後、このフレキシブルコンテナの内袋１２及
び外袋１４の上部を縛って閉じることにより包装が完了
する。第４図はこの包装体を釣具２４で吊り七げて運搬
している状態を示す縦断面図である。

［発明が解決しようとする問題点］ヒ記のような二重式のフレキシブルコンテナによれば、
内容物の変更や汚れがあっても洗浄が不要であり、また
内容物が微粒子であっても飛散する恐れがない等の長所
がある反面、第４図矢印Ｂに示す如く、内袋１２の底部
が折れ曲がって玉なり合い、出口を塞ぐようになり易い
、このように内袋の折れ曲がりが生ずると、縛紐２２や
バンド２６を緩めたり取り外しても、内袋１２の底部出
口が開かず、内容物を排出しにくかったり、全く排出し
なかったりすることがある。

従来、このような内容物の排出困難が生じた場合には、
内袋に穴を開けることが行われるが、作業が容易ではな
い、内袋の切れ端が内容物に混入する、あるいは内袋の
再使用ができなくなる等の問題があった。

［問題点を解決するための手段］本発明は、筒状の内袋及び外袋を備えた二重式のフレキ
シブルコンテナ内に粉粒物を収容した包装体において、
フレキシブルコンテナの上部入口から底部出口にまで達
するように線状体を通し、線状体の下部を該出口部分に
固定すると共に、線状体の上部をフレキシブルコンテナ
の一上部に固定したものである。

［作用］本発明は、フレキシブルコンテナの上部入口から出口ま
で線状体を通し、内袋が折れ重なり合うことを解消し、
内容物の排出の容易化を図るものである。即ち、本発明
においては、内容物をフレキシブルコンテナ内に投入す
るに際して線状体を引っ張っておくことにより、内袋の
重なり合いを防ぐことができる。

また、仮に内袋に部分的な重なりが生じても、排出時に
線状体を引っ張ることによりこの重なり合いを解消し、
内容物を容易に排出することが口ｆ能となる。

［実施例］以下図面に示す実施例を参照して本発明について更に詳
細に説明する。

第１図は本発明の実施例に係るフレキシブルコンテナ１
６Ａの縦断面図である。本実施例において、内袋１２及
び外袋１４の１：８１１人口２８及び底部用１」３０に
は紐などの線状体３２が通され、これら入口２８及び出
口３０を窄めて縛ることにより線状体３２の上下両端を
フレキシブルコンテンナ１６Ａに固定しである。

第５図ないし第８図はかかる実施例構造を取るための内
袋１２と外袋１４の組み旧げ手順例を示す図である。

まず第５図のように内袋１２内に線状体３２を通し、第
６図に示す如く、内袋１２の底部を窄めて、線状体３２
の下端を内袋１２の下端と一緒に縛紐２２で縛る。次い
で、この縛った部分Ａを外袋１４の底部の中に押し一ヒ
げるようにして収容し、次いでバンド２６を引っ張り、
外袋１４の底部を閉じる。

第７図は底部出口を縛った後フレキシブルコンテナ１６
Ａ内に粉粒物２０を投入している状態を示す断面図であ
る。第７図に示す如く１本実施例に係るフレキシブルコ
ンテナ１６Ａ内に粉粒物２０を投入する場合、線状体３
２を軽く引っ張っておく。そうすると、内袋１２の底部
が折れ曲がって毛なり合うことが殆どない。

第７図のようにして粉粒物の投入を終了した後、第１図
に示す如く、内袋１２及び外袋１４の１−陥入ｌをそれ
ぞれ縛紐３４で縛ることにより包装が完了する。なお第
１図はこのようにして包装の完了した包装体を運搬して
いる状態を示す。この包装体においては、内袋１２の底
部が殆ど折れ曲がっておらず、従って下部の縛紐を外す
ことにより、第９図に示す如く極めて容易に内容物（粉
粒物）２０の排出が行われる。

本発明では、仮に、第８図のように内袋１２の底部が若
干上なり合っても、線状体３２を−Ｌ方もしくは下方か
ら引っ張ることによりこの重なり合いを解消し、内容物
（粉粒物）２０を容易に排出することが回部である。な
お、線状体３２を引っ張る場合１．Ｅ方から引っ張って
もよく、下方から引っ張ってもよいのであるが、線状体
３２を下から引っ張ると内容物が一度に大湯に排出を開
始するので、作業の行い易さや安全性を考慮して、ヒ方
から引っ張るのが好適である。

Ｌ記実流側では、線状体３２の上部及び下部はそれぞれ
内袋１２の入口及び出口を窄め、これと一緒に縛り付け
であるが、内袋又は外袋の底部出口部分と上部とにそれ
ぞれ固定されていれば足りる。また、上記実施例では線
状体３２は１木のみ示されているが、２木もしくはそれ
以上の本数の線状体を用いてもよい。

本発明において、内袋としては種々のものが使用できる
。材質的には、ポリエチレンやポリプロピレンのチュー
ブなどが好適である。その厚さとしては、薄過ぎると線
状体３２を張ったときに破れる恐れがあるので、０．０
１ｍｍ以上の厚さとするのが好適である。また、厚さの
北限は特に限定はされないが、過度に厚い必要はなく、
通常は０．５ｍｍ以下程度でよい。

外袋としては、従来から用いられている各種のフレキシ
ブルコンテナ用外袋を用いることができる。

線り体としては、あまり細いと袋を破ってしまう恐れが
あるので、直径が２〜３０ｍｍのポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアクリロニトリル、綿等のものが好適で
ある。なお、断面の実有効面積が９００ｍｍ″以下であ
るチューブ又はシート状のものでもよい、この場合、材
質は、ポリエチレン等が好適である。なお、線り体の材
質は。

内容物を汚染するものではないこと、或いは使用に際し
切れ端が生じないものであれば、上記以外のものでも良
い。

また、線状体は撚り紐であってもよく、その他。

各種の構成の紐を用いてもよい。また、線状体の長さは
ほぼ袋の高さと同じ程度となるようにするのが好適であ
る。

なお、厚さ０．０８ｍｍであり、大きさが直径１７５０
ｍｍ、高さ２８００ｍｍのポリエチレン袋を内袋として
用い、外袋としてワンウェイタイブの市ＩＩＩ品を用い
、そして線状体としてポリエチレン製の直径１０ｍｍの
荷作り用撚り紐（３本撚り）を用いてチョツプドストラ
ンドの包装を行ったところ、極めて良好な排出をなし得
ることが認められた。

本発明は、チョツプドストランド、ガラスフレーク、ミ
ルドファイバ、ガラスパウダ、シリカパウダなどの他、
穀物、鉱石粉末、金属粉、セラミ、り粉、塩類などの各
種の粉粒物を包装できる。もちろん、これらが水分を有
した各種スラッジの包装にも供し得る。

［発明の効果］以」二の通り、本発明は内袋底部の折れ曲がり防１１二
川の線状体を内部に設けたものであり、内容物の排出を
極めて容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る包装体を示す縦断面図、
第２図は従来例を示す縦断面図、第３図は第２図の要部
拡大図、第４図は従来例の運搬状ｊＥを説明する縦断面
図、第５図、第６図及び第８図は実施例に係る包装体の
構成説明図、第７図は実施例に係る包装体に粉粒物を投
入している状態を示す縦断面図、第９図は実施例に係る
包装体からの粉粒物の排出状態を説明する縦断面図であ
る。ｌＯ・・・パレット、１２・・・内袋、１４・・・外袋
、１６．１６Ａ・・・フレキシブルコンテナ、１８・・
・シュート、　　　２０・・・粉粒物、２２・・・縛紐
、　　　　　２６・・・バンド、３２・・・線状体。代理人　　弁理士　　屯　野　　用銅１図　　　　　第２図第３図　　　　　第４図築５図　　　　　第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）筒状の内袋及び外袋を備えたフレキシブルコンテ
ナの該内袋内に粉粒物が収容され、これら内袋及び外袋
の上部の入口及び底部の出口を閉じてある粉粒物の包装
体において、線状体を該入口から出口まで達するように
通し、該線状体の下部を前記出口部分に固定すると共に
、線状体の上部をフレキシブルコンテナの上部に固定し
てあることを特徴とする粉粒物の包装体。
（２）前記粉粒物はチョップドストランド、ガラスフレ
ーク、ミルドファイバ及びガラスパウダの１種である特
許請求の範囲第１項に記載の粉粒物の包装体。
（３）内袋は合成樹脂製である特許請求の範囲第１項又
は第２項に記載の粉粒物の包装体。
（４）線状体を、内袋の上部入口及び底部出口にそれぞ
れ通すと共に、これら入口及び出口を紐で縛って閉じて
ある特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項
に記載の粉粒物の包装体。