JPS62175162A - 巻煙草フイルタ−およびそれを付けたフイルタ−付き巻煙草 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は巻煙草（シガレソ日用通気化フィルターに関し
、そして第１の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ
方向に対して比較的高い圧力降下があるがフィルターの
半径方向に対しては実質的に空気不透過性であり、そし
て第２の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ方向に
比較的低い圧力降下がある、長さ方向に配列した複数の
芯要素と、該芯要素に沿ってその全部又は一部を囲むよ
うに延び、前記第１の芯要素から長さ方向に離れた領域
のフィルターの通気を提供する、共通の完全な又は部分
的な覆体（ラップ）とから成るフィルターを提供する。

該第１及び第２の芯要素は接していても長さ方向に離れ
ていてもよく、通気は例えば半径方向に空気透過性の第
２の要素に半径方向に入っても及び／又は第１と第２の
芯要素間の空間に入ってもよい。前記覆体ば、その長さ
に渡って実質的に均一な空気透過性を有する多孔性又は
孔を有する物質から成る完全な覆体であってもよい。そ
の換わりにそれは、その全部又はそれぞれがフィルター
の芯の回りの一部分のみに延びる１又はそれ以上の切片
から成る部分的な覆体であってもよく、これにより切片
の長さ方向の両端間にフィルターの長さ方向に延び束縛
されない通気をその中へ生じさせることができるギャッ
プが形成される。

第１の芯要素はその全断面に渡り半径方向に非透過性で
あることが好ましい。それは、その一部分を形成する任
意の外側の覆体を除き一体となっているごとが好ましい
。それはその全断面に渡り実質的に均一であることが好
ましい。それはフィルターの全断面を完全かつ邪魔され
ずに占有（共通の覆体又は部分的な覆体で占有されてい
る部分を除く）シていることが好ましい。従って第１の
芯要素は、それ１月の覆体を含んでもよい環状の断面の
単一の実質的に均一な栓体（プラグ）から好適に成って
いる。

フィルター付き巻煙草において、本発明によるフィルタ
ーは、通常、高い圧力降下の芯要素を煙草の棒状本体（
ロンド）に向かって、そして高い圧力降下の要素の下流
側のフィルター中への通気を吸い口に向かって組め入れ
られる。該フィルターは通常、高い圧力降下の芯要素の
下流側に配置された通気用孔を一般に有する通気用の覆
い被せ用オーバーランプ部によりフィルター付き巻煙草
中に組み入れられる。該通気用の覆い被せ用オーハーラ
ソプ部は、前述した第１及び第２の芯要素に共通な覆体
であってもよいが、より一般的にはこれらの芯要素は共
通の覆体を有するザブアセンブリー中へ予備形成され、
続いてこのサブアセンブリーが前記通気用の覆い被せ用
オーハーラソプ部によりフィルター付き巻煙草中へ組み
入れる。

該サブアセンブリーは、連続した棒状本体をそれが製造
されるときに決められた長さに切断されながら連続して
製造されることが好ましく、これらの決められた長さは
一般に最後の個々のフィルターの長さの倍数であり、フ
ィルター付き巻煙草の製造の際には二倍の長さの棒状体
を、そこへ二倍の長さの覆い被せ用オーバーランプ部に
より結合された一般に２つの煙草の棒状本体の間に長さ
方向に配列させ、次に該アセンブリーを中央で切断して
２つのフィルター付き巻煙草を形成する。

種々の構造と物質が高い圧力降下の芯要素用として使用
することが可能である。実質的に小繊維化することなく
長さ方向に波形のしわが形成されて空気非透過性が維持
され、横方向に集められて波形のしわに沿った長さ方向
ムこは透過性があるが半径方向には実質的に非透過性で
あるフィルター栓体を形成するプラスチックフィルムを
使用することが現在では好ましい。集められた波形のフ
ィルムは、それ自身に結合させて自身で支持する寸法安
定性の棒状体又は栓体を与えるようにしてもよいが、よ
り一般的にはラッパーにより棒の形態に維持する。該プ
ラスチックフィルムは好ましくはポリエチレンである。

低い圧力降下の芯要素は、従来の形態、例えば集めた酢
酸セルロースの繊維状のトつ又は集められた多孔性クレ
ープ紙等とすることができる。前記芯要素は単一体であ
ることが好ましい。前記芯要素は半径方向に空気透過性
であることができる。

その全断面に渡って実質的に均一であることが好ましい
。その芯要素はフィルターの全断面（任意の覆体で占め
られる部分以外）を完全にそして連続的に占めているこ
とができる。従って、第２の芯要素としては環状断面の
単一で実質的に均一な栓体からなるものが適している。

第１及び第２の芯要素及び全体としてのフィルターのそ
れぞれは、低い固有の機械的保持力を有することが好ま
しい。特に、本発明のフィルター及びフィルター付き巻
煙草では、フィルターを通る際の空気希釈のパーセンテ
ージは、フィルターの″非通気性″又はフィルターの″
閉鎖″されたタールの保持のパーセンテージ、つまりフ
ィルターを通って空気で希釈されることが防止された等
価のフィルター又は巻煙草のために測定されたものより
大きいことが好ましい。ここで参照した空気希釈のパー
センテージは、フィルターにより伝えられた全混合物中
のフィルターを通って加えられた通気用空気の容量によ
るパーセンテージであり、従って５０％の通気又は空気
希釈とは、それぞれの−吹き中に５０１５０容量比の加
えられた空気と当初の煙とがあることを意味し、４０％
の空気希釈は４０／６０の比があることを意味し、以下
同様である。

本発明は、第１及び第２の芯要素のそれぞれの性質の絶
対的な値よりもむしろ（通気の稈度および位置と組合せ
た）それらの相対的性質に依存している。しかしながら
一方ではこれは本発明により行われるフィルターのため
に決して本質的なものではないが、第１の芯要素は一般
に５０龍水ゲージ圧（Ｗｇ）を超える閉鎖圧力降下（つ
まり通気せずに測定したもの）を有し、第２の芯要素は
５ＱｍｍＷｇ未満の閉鎖圧力降下を有する。第１の芯要
素の成る与えられた型（組成、構造、充填密度等）に対
する閉鎖圧力降下は長さに比例し、同しことが第２の芯
要素にも適用でき、該２つの要素の閉鎖圧力降下は実質
的に相加的であり、従ってフィルターの所望の閉鎖圧力
降下を容易に達成することができる。従来のフィルター
栓（例えば集められた酢酸セルローストう）の形態にあ
る第２の芯要素については、閉鎖タール保持率と閉鎖圧
力降下との変化は一般に実質的に直線的であり、その比
ば１より大きく、閉鎖タール保持率が３０％未満である
ことが一般的に好ましい。

第１の芯要素については、閉鎖タール保持率と閉鎖圧力
降下との変化が実質的により小さいことが好ましく、閉
鎖タール保持率が２０％未満であることが一般的に好ま
しい。フィルターの閉鎖タール保持率は好ましくは４０
％未満である。

本発明によるフィルターは、一方ではフィルター付き巻
煙草の風味と圧力降下を受は入れることのできないほど
低いレベルにすることなく、他方では非常に高い空気希
釈度を許容して（例えば５０％又は６０％又はそれ以上
）良好にＣＯを減少させるという一般には両立しない目
的を達成することができる。従来の種々のフィルターの
構造がこの実行を狙ったが、本発明のフィルターは、非
常に高い圧力降下と低い保持値を有する上流側の芯要素
を、低い圧力降下と低い保持値を有する下流側の芯要素
と、高い圧力降下要素の下流側の高い空気希釈を組み合
わせて使用することによりそれを改良された度合で達成
することができ；改良された効率が、断面が実質的に均
一で、過去においてこの目的のために提案され、阻止さ
れて効率を減することになるインブラント材や毛細管を
使用することのないフィルターにより得ることができ；
フィルターの全断面を使用することができ、そして該フ
ィルターは従来の形状とすることができかつ喫煙の間に
最後の汚れさえも桿示し：更に第１の（−に流側）芯要
素により与えられることのできる非常に高い圧力降下の
観点から、比較的小さな通気孔で十分であって、極端に
多孔性のチップを使用する必要なく所望の高い空気希釈
レベルを比較的容易に得ることができ；小さな通気孔と
高い一ト流側の圧力降下の組み合わせば、−吹きと−吹
きの間に通気孔を通して煙が逃げることを阻止するかそ
の量を減少させることかでき、後者は従来の通気性フィ
ルターでしばしば遭遇した望ましくない現象である。

本発明を以下の実際のデータと添付図面と関連する実施
例により更に説明する。

次の表１は、それぞれ同一のイギリス国の標準的なキン
グサイズの煙草の棒状本体に単独で使用された場合の、
本発明で使用するために好適な多数の第１の芯要素の閉
鎖された圧力降下（ＰＤ）を、これらの要素の閉鎖され
たタールの保持率（ＴＲ）とともに表示したものである
。それぞれの場合に第１の芯要素は長さ方向に波形のし
わが形成された栓体と外側に覆体を有する棒状の形態に
集められた小繊維化されていないポリエチレンフィルム
から成っており、同じ長さの栓体の異なった圧力降下は
栓体から栓体までの集められたフィルムの充填密度の差
を反映している。

表　　　　　　１ 第１の芯要素の長さ　　ＰＤ（貫：＊　Ｗ　ｇ　）　　
％ＴＲ添付図面の第１図は、本発明で好適に使用される
第１及び第２の芯要素の閉鎖タール保持率（Ｔ。

Ｒ）の閉鎖圧力降下（Ｐ、Ｄ）に対する変化を示すグラ
フである。ラインＡは、長さは異なるがその他は実質的
に同一である第１の芯要素（表１に関連して上記したタ
イプのもの）の閉鎖タール保持重を閉鎖圧力降下に対し
てプラントして得られたものである。ラインＢは、それ
ぞれ集められ結合された栓体の形態にある８フイラメン
トデニールの酢酸セルローストウ（繊維のデニールが８
）の長さが異なるが他は同一である第２の芯要素につい
て同様に得られたものである。該第２の芯要素の長さは
】０から３５１ｍまで変化させ、第１の芯要素の長さは
６から１５１１まで変化させた。第１の芯要素のタール
保持率は圧力降下に対して比較的鋭敏でないことが分か
り、従って第１及び第２の芯要素を好適に選択し該第１
の芯要素の下流側に所望の度合の通気を与えると、上記
した予め決定されかつ改良されたフィルターの効率が容
易に達成される。

本発明によるフィルターとフィルター付き巻煙草の効率
特性が、次の表２及び表３中に引用された数字により例
示される。表２は、それぞれのフィルターがイギリス国
の標準的なキングサイズの煙草の棒状本体に関連して使
用された場合の、長さがそれぞれ２０及び２５龍で周囲
が約２５１１１である本発明による２つのフィルターの
閉鎖フィルター圧力降下（龍水圧）と閉鎖タール保持％
を示し、かつそれぞれの芯要素のこれらの値も与えてい
る。表３は、２つの商業的に入手できるブランドの同じ
大きさの従来の″モノアセテート１′フィルター付き巻
煙草に装着したこれら２つのフィルターを比較している
。それぞれの場合、本発明のフィルターは上記商業的に
入手できるものの比較で使用したものと同一の煙草の棒
状本体に装着した。それぞれの場合に、従来の１′モノ
アセテート”フィルターは、酢酸セルロース繊維トウの
集められた束である。本発明によるフィルターのそれぞ
れは、外側の覆体を有する長さ方向に波形のしわが形成
され小繊維化されていない棒状に集められたポリエチレ
ンフィルムの第１の上流側栓体と、集められ結合された
８／４０酢酸セルローストウ（フィラメントデニール８
、合計デニール４０×１０００）の隣接する覆われてい
ない下流側の栓体と、共通の空気透過性栓覆体とから成
っている。長さ２５１１１の本発明によるフィルターで
は、（波形のしわが形成されたポリエチレンフィルムの
）」１流側の栓体は長さ１０龍で、結合された酢酸セル
ロース繊維ト）、つの下流側の栓体は長さ１．５　ｍ＋
＋であり、長さ２０ｍｍの本発明によるフィルターでは
、波形のしわが形成されたポリエチレンフィルムの上流
側の栓体は長さ６１で、結合された酢酸セルロース繊維
ｌ・つの下流側の栓体は長さ１４１１である。

該フィルターは、それぞれの場合において本発明による
フィルター中の第２の芯要素の」二に同じように位置す
るオーバーラツプ部の通気孔の先端を被せることにより
、煙草の棒状本体に装着される。

他に特定されていない限り、ここで引用した全ての測定
値は、Ｃ０ＲＥＳＴＡ　（煙草の相互科学研究のだめの
協力センター）により推薦された受は入れられている操
作法により得られる。

本発明によるフィルターは、ＣＯだけでなくＨＣＮやフ
ォルムアミド等の他の蒸気相成分も減少させる改良を与
えことができ、従来のフィルターよりも良好な蒸気相／
タール減少比を与える。

従来の大きな通気と低い保持率のフィルターの（Ｉ５） 場合と同じように、本発明によるフィルター中における
より以上の蒸気相の減少のために吸着剤（例えば活性炭
）を組み入れること（例えば離れた第１及び第２芯要素
の間）も非常に容易になる。

表　　　２ 添付図面の第２図及び第３図は、表２及び表３の本発明
による長さ２０１１のフィルターを例示するものである
。このフィルターは、共通の空気透過性の栓覆体（６）
中にある上流側の第１の芯要素（２）とそれに隣接する
下流側の第２の芯要素（４）から成っている。このサブ
アセンブリーは、包まれた煙草の棒状本体（８）に、芯
要素（４）の通気用孔である環状部（１２）を有するオ
ーバーランプ部（１０）を被せることにより装着しであ
る。第３図に示されているように、上流側の第１の芯要
素（２）は、共通の覆体（６）中のフィルターの全断面
を横切って完全かつ邪魔されず（つまり周囲の迂回路又
は大きな内部の迂回路がない）に広がる覆体（１Ｇ）中
の単一の実質的に均一である栓体（１４）である。前に
示したように、芯部材（４）は芯部材（２）の下流側に
離して位置させることができ、この場合には通気用孔は
好ましくは該２つの芯要素の間の空間になる。

以下余白 表　　　　３ 水蒸気相インデックスは、ガスクロマトグラフィーで決
定された４つの重要なりｐ化合物の全ピーク高さから誘
導された任意値である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるフィルター中で使用される第１
及び第２の芯要素の性質を例示するグラフである。 第２図は、フィルター付き巻煙草中に組み込まれた本発
明によるフィルターの概略縦断面図である。 第３図は、第２図のｍ　−ｍ線断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、第１の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ方向
   に対して比較的高い圧力降下があるがフィルターの半径
   方向に対しては実質的に空気不透過性であり、そして第
   ２の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ方向に比較
   的低い圧力降下がある、長さ方向に配列した芯要素と、 該芯要素に沿ってその全部又は一部を囲むように延び、
   前記第１の芯要素から長さ方向に離れた領域のフィルタ
   ーの通気を提供する、共通の完全な又は部分的な覆体と から成ることを特徴とする巻煙草フィルター。 ２、第１及び第２の芯要素が接している特許請求の範囲
   第１項に記載のフィルター。 ３、第１及び第２の芯要素が長さ方向に離れている特許
   請求の範囲第１項に記載のフィルター。 ４、第２の芯要素がフィルターの半径方向に空気透過性
   である特許請求の範囲第２項又は第３項に記載のフィル
   ター。 ５、第１の芯要素がその全断面に渡って半径方向に空気
   非透過性である特許請求の範囲第１項から第４項までの
   いずれか１項に記載のフィルター。 ６、第１の芯要素がその全断面に渡って実質的に均一で
   ある特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１
   項に記載のフィルター。 ７、第２の芯要素がその全断面に渡って実質的に均一で
   ある特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれか１
   項に記載のフィルター。 ８、実質的に小繊維化することなく長さ方向に波状のし
   わを形成し、そして横方向に集めて長さ方向には空気透
   過性であるが半径方向には実質的に空気非透過性である
   栓体としたプラスチックフィルムから、第１の芯要素が
   成っている特許請求の範囲第１項から第７項までのいず
   れか１項に記載のフィルター。 ９、第１の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ方向
   に対して比較的高い圧力降下があるがフィルターの半径
   方向に対しては実質的に空気不透過性であり、そして第
   ２の芯要素が空気透過性でフィルターの長さ方向に比較
   的低い圧力降下がある、長さ方向に配列した芯要素と、 該芯要素に沿ってその全部又は一部を囲むように延び、
   前記第１の芯要素から長さ方向に離れた領域のフィルタ
   ーの通気を提供する、共通の完全な又は部分的な覆体と から成るフィルターを、その第１の芯要素を煙草の棒状
   本体方向へ、かつ該第１の芯要素の下流側の第２の芯要
   素をフィルターの吸口方向へ向かって組み入れ、該第１
   の芯要素の下流側のフィルター中へ通気するようにした
   フィルター付き巻煙草。