JPS62172945A - 歯科用インプラント部材 - Google Patents

歯科用インプラント部材

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JPS62172945A
JPS62172945A JP61015535A JP1553586A JPS62172945A JP S62172945 A JPS62172945 A JP S62172945A JP 61015535 A JP61015535 A JP 61015535A JP 1553586 A JP1553586 A JP 1553586A JP S62172945 A JPS62172945 A JP S62172945A
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JP
Japan
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implant member
implant
dental implant
present
tissue
Prior art date
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Pending
Application number
JP61015535A
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English (en)
Inventor
永井 教之
石沢 健喜
鮎沢 信夫
黒島 浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinagawa Refractories Co Ltd filed Critical Shinagawa Refractories Co Ltd
Priority to JP61015535A priority Critical patent/JPS62172945A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歯科用インプラント部材に係り、特に生体骨内
への植立術施行後咬合機能回復時に於て外力が作用して
も、安定に固定され、生体骨組織との良好な密着性を保
つことができ、しかも植立術中及び植立術後のインプラ
ント部材の修正が容易なセラミックス製の歯科用インプ
ラント部材に関する。
[従来の技術] 歯科用インプラントに関する歴史は古く、1930年代
より種々の研究開発がなされている。従来より、歯科用
インプラント部材の素材としては、金属Ti、Co−C
r系合金あるいはFe−Ni−Cr系合金等が広く使用
されており、現在もなお主流を占めている。また、その
形状としては、骨組織等への刺激の問題から、板状のイ
ンプラントが一般的である。
しかしながら、これらの金属系インプラント部材は、金
属特有の光沢等から、天然歯とはその色調を著しく異に
しているうえに、生体組織との親和性に劣るなどの欠点
を有していた。
このような問題点を解決すべく、金属系インプラント部
材に代わるものとして、近年、アルミす、アパタイト、
ジルコニア等のセラミック製インプラント部材が開発さ
れ、その一部は人工歯根として、歯科臨床に用いられて
いる。特に高強度タイプ・インプラント部材として単結
晶アルミナ製インプラント部材が市販されており、多く
の臨床例が報告されている。
このようなセラミック製の歯科用インプラント部材が生
体に悪影響がないことは病理学的実験や最近の臨床応用
等によって明らかにされている。
また、本部材は生体骨内への密着性、生体組織との親和
性、審美性、更に所望形状のものを得る成型性にも優れ
、臨床時の様々な症例に対応でき、しかも審美性にも優
れ、天然歯に近いなど、従来の金属系インプラント部材
に対する優位性が認められており、セラミックス製イン
プラント部材への期待が高まってきている。
セラミック製インプラント部材の有用性が確認されて以
来、セラミックス製インプラント部材は、その形状につ
いても種々の改良がなされており、インプラントの対象
物である骨の形状に対応して種々の形状のものが製作さ
れている。現在では棒状タイプ、スクリュータイプ、ブ
レードタイプ等が考案され、臨床的にも使用されている
これらのうちスクリュータイプのインプラント部材は、
顎骨内に埋入される所謂スクリュ一部分と咬合機能を修
復させるヘッド部分とが一体物を成すか、あるいは組合
せて構成されている。
[発明が解決しようとする問題点] スクリュータイプのセラミック製インプラント部材には
、植立術後、埋入されたインプラント部材の骨内組織内
での保持性に問題があり、場合によっては抜は落ちが生
じるおそれがあった。この対策として、従来のスクリュ
ータイプのインプラント部材において、スクリュ一部分
のネジ山を不規則にすることなどが行われているが、生
体組織に埋入されて該生体組織と一体構造を成して完全
固定されるまでの期間に、不適当な外力拳刺激により周
囲の骨形成が遅れることにより回転し、この回転により
その位置がずれて、場合によっては抜は落ちることもあ
る。また、インプラント部材が回転すると、インプラン
ト部材埋入部周辺の骨組織の再生が遅くなり、インプラ
ント体が動揺し咬合機能の回復がなされないという問題
も生じる。
一方、インプラント部材による歯牙修復において、特に
上顎前歯部の歯牙修復においては、上顎骨の解剖学的形
状により、インプラント部材を埋入、安定する角度が限
定されているにもかかわらず、切削不可能なインプラン
ト部材では、インプラント部材の埋入方向の設定が容易
ではなく、埋入されるインプラント部材と上顎骨歯槽骨
部との角度がずれ易いため、下顎骨前歯との咬合不正に
より、所謂「出っ歯」になり易いという問題があった。
このため歯列修正に際しては、上、下顎部の歯牙咬合の
適正のために、埋入されたインプラント部材を切削修正
することにより、上顎前歯の両軸方向を矯正することが
必要となる。しかしながら、従来のインプラント部材は
埋入後の術中切削による修正は機械的強度の低下から殆
どできないものであった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上述の問題点を解消し、埋入された後、完全固
定化されるまでの変位を防止し、骨内組織内で確実かつ
良好に保持されると共に、植立術が容易で、しかも植立
術後に埋入されたインプラント部材の加工修正が可能な
、スクリュータイプの歯科用インプラント部材を提供す
ることを目的とするものである。
この目的を達成するために、本発明の歯科用インプラン
ト部材は、一方向に長い形状を有するセラミックス製の
歯科用インプラント部材において、該一方向の一側には
骨内への螺入用のネジ部が形成され、該−側の先端には
中心部に到る切り込みが複数方向から形成されており、
該切り込みの1つは該ネジ部の少なくとも途中まで延在
して溝を成し、該一方向の他側は該インプラント部材の
埋入用旋回工具の装着用溝が刻設された逆円錐台形状と
されているものである。
[作用] 本発明の歯科用インプラント部材は一方向に長い形状を
有し、長さ方向の一側にネジ部が形成されると共に、該
−側の先端には、複数方向からの切り込みが中心部に到
るように形成されているため、インプラント部材の螺入
時において、インプラント部材の素材、例えばアルミナ
、ジルコニア等のセラミックスよりも強度の低い骨組織
体に対し、自己螺進効果が奏される。同時に、先端中心
部に到る複数方向からの切り込みの存在により、硬質組
織との密着性の向上を図ることも可能となる。
さらに、切り込みのうちの1つがネジ部の少なくとも途
中にまで延在して溝を形成しているため、インプラント
部材の生体組織に対する密着性が一段と向上されると共
に、インプラント部材の回転が確実に防止されるように
なる。
また、該一方向の他側は該インプラント部材の埋入用旋
回工具の装着用溝が刻設された逆円錐台形状であるため
、該装着用溝にドライバー等の埋入用旋回工具の先端を
さし込んで螺込むことによりインプラント部材の埋入を
極めて容易に行なうことができる。
また、逆円錐台形状の部分は、埋入されたインプラント
部材を、歯牙修復のために必要とされる形状に機械的加
工するための歯冠支台装置として作用する。即ち、逆円
錐台形状部に研削等の機械的加工を施すことにより、歯
牙修復患者の歯牙・歯列状態に応じて、埋入後のインプ
ラント部材の形状と植立方向の修正を容易に行なうこと
ができる。
[実施例] 以下に本発明の歯科用インプラント部材の好適な実施例
を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明のインプラント部材の一例を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図、(C)は底面図
である。
歯牙修復のために骨内に埋入されて使用される、本発明
の歯科用インプラント部材lは、一方向に長い形状であ
り、第1図(b)に示されるようにボスト部工、ネック
部IIならびにルート部■に大別される。
ボスト部工はネック部■と連結されている。本発明のイ
ンプラント部材1においては、このボスト部工は逆円錐
台形状を成しており、その端面には、市販のマイナス型
ドライバー等のインプラント部材螺入用旋回工具装着の
ための溝2が形成されている。この逆円錐台形状のポス
ト部は、インプラント部材埋人後の機械加工によりポス
ト部の形状を任意に修正することを可能にする。また、
ポスト部の端面の溝2は、インプラント部材の植立後に
嵌合される義歯に対しても、接着性を向上させるという
作用効果を奏する。
ネック部■はインプラント部材の中間にあたり、インプ
ラント部材を埋入したときに粘膜組織に位置するもので
あるので、その表面は極めて滑らかに仕上げておくのが
好ましい。
ルート部(スクリュ一部)■は旋回工具によって骨組織
内に螺入されるネジ部を成しているが、ネジ部の山及び
谷の各部分は、螺入時に硬組織に与える刺激をなるべく
少なくするように、第1図(b)のネジ部Wの拡大断面
図である第2図に示す如く、その表面部は滑らかに仕上
げ、角部や隅部に丸みを付けることが好ましい。また、
ネジ部の山と谷の数はできる限り少なくすることによっ
て、インプラント部材に対する局部的応力集中を減する
と共に、周囲組織とのなじみを良くするのが好ましい。
本発明のインプラント部材においては、ルート部■の先
端3ケ所に切り込み3a、3b、3cを設けである。こ
の切り込み3a〜3cの存在により、インプラント部材
の素材に比較して強度の低い骨組織体に対し、自己螺進
効果が奏され、また硬質組織との密着性の向上を図るこ
とが可能となる。この切り込み3a〜3cは先端部の中
心部まで延長しているが、これにより先端部の中心部は
凹状態となるため、生体組織回復時の密着性が高められ
る。更に、切り込み3a〜3cのうちの任意の1つ(第
1図においては切り込み3a)は。
ルート部■のネジ部分の少なくとも途中にまで(本実施
例ではネジ部分のすべてを横断して)延在し、溝4を形
成している。この切り込み3aと溝4の存在により、イ
ンプラント部材埋入後における生体組織回復時に、密着
性を高めインプラント部材の回転防止に大きな効果が奏
され、インプラント部材の保持性が高められ、埋入した
インプラント部材の離脱が防止される。
ボスト部Iの下部及びネック部IIは、埋入後歯の粘膜
組織が成長してくることにより、その周辺部が覆われる
。本発明のインプラント部材は、粘膜に刺激を与えるこ
となく、粘膜との接着性を良好に保つことが可能である
このような本発明の歯科用インプラント部材の各部の寸
法等は特に制限はなく、使用する箇所への適合性等を考
慮して決定されるが、第1図(a)〜(C)及び第2図
に示す筒所の寸法等の一例を挙げると以下の通りである
L  :25mm     γ+  :  8mm1+
  : 13mm     γ2 :  4mm立2H
5mm     γ3: 3mm立3 :  7mm 
    θ■ :  8°44′文4:2mm    
 θ2:55゜ 見 5 :   1 mm 文6:    0.5mm 文、H3mm 交 6:1mm Us:    0.53mm fL+o:    1.25mm 0n:    0.2mm 1T2 :    0.5mm 本発明のセラミックス製歯科用インプラント部材の素材
としては、特に制限はなく、アルミナ、アパタイト、ジ
ルコニア等が挙げられる。
本発明においては、こられのうち、特にイツトリアを含
む部分安定化ジルコニア、とりわけジルコニア(Z r
 O2)を主成分とし、副成分としてイツトリア(Y2
O2)を2〜5モル%含有する、所謂共沈系ジルコニア
原料として市販されているものを素材として用いるのが
好ましい、この共沈系ジルコニア原料のイツトリアの含
有量は。
ジルコニアの完全安定化領域ではなく、立方晶及び単斜
晶の混合物から成る部分安定化領域となる量である。こ
の部分安定化領域のジルコニアは強度安定性が極めて高
く、機械加工性、熱衝撃抵抗性にも優れ、しかも象牙色
を呈し審美性にも優れるという特徴を有する。
このような本発明のインプラント部材は、セラミックス
製造用の原料を乾燥、造粒等の通常の原料処理に供した
後、通常の方法により成形し、焼成することにより容易
に製造することができる。
成形方法としては特に制限はなく、静水圧プレス、−軸
プレス、射出成形、鋳込み成形等がいずれも好適に採用
される。また、焼成は、セラミックスの種類によっても
異なるが、通常、電気炉等を使用して大気雰囲気下にて
1500〜1800℃、好ましくは1550℃程度の高
温焼成を行う、また、HIP処理法も採用できる。
焼成により得られたセラミックス焼結体は、必要に応じ
、インプラント部材として最終形状に加工すべく、円筒
研削機、芯無研削機あるいは旋盤等を使用して、切削、
研磨を施して本発明のインプラント部材とする。
[効果] 以上詳述した通り、本発明の歯科用インプラント部材は
、埋入後の回転が十分に防止される。そのため、インプ
ラント部材の抜は落ちが防止されることはもとより、生
体組織の回復が速められ、咬合機能の早期回復が可能と
なる。しかも、前歯部歯牙修復患者の歯牙状態に応じて
、埋入後のインプラント部材の修正を容易に行なうこと
ができ、上下顎歯牙の咬合不正を防止することができる
。更に、本発明の歯科用インプラント部材は、生体組織
との密着性も極めて高いものであり、また生体に対する
毒性も全くなく、審美性にも優れるなど、インプラント
部材として著しく優れた特性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の歯科用インプラント部材の一例を示す
図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(C)は
底面図である。また、第2図は第1図(b)のWの部分
の拡大断面図である。 ■・・・ボスト部、    II・・・ネック部、■・
・・ルート部、    ■・・・インプラント部材、2
・・・溝、       3a〜3b・・・切り込み、
4・・・溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方向に長い形状を有するセラミックス製の歯科
    用インプラント部材において、該一方向の一側には骨内
    への螺入用のネジ部が形成され、該一側の先端には中心
    部に到る切り込みが複数方向から形成されており、該切
    り込みの1つは該ネジ部の少なくとも途中まで延在して
    溝を成し、該一方向の他側は該インプラント部材の埋入
    旋回工具の装着用溝が刻設された逆円錐台形状とされて
    いることを特徴とする歯科用インプラント部材。
  2. (2)イットリアを含む部分安定化ジルコニアから成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のインプ
    ラント部材。
JP61015535A 1986-01-27 1986-01-27 歯科用インプラント部材 Pending JPS62172945A (ja)

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JP61015535A JPS62172945A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 歯科用インプラント部材

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JP61015535A JPS62172945A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 歯科用インプラント部材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002053054A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-11 Takuro Obata Element d'implant superieur
JP2013135896A (ja) * 2007-03-16 2013-07-11 Wan Young Jang 歯科用補綴物及びその製造方法

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