JPS62170411A - 転炉排ガス処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転炉排ガス処理装置の改良に関する。

〔従来技術〕

従来の転炉排ガス処理装置を第２図に示し説明する。

図において、転炉１から発生した排ガス（ＣＯガス）は
、冷却器２及び伝熱面３て排ガスの保有熱を回収し、ａ
式集塵器４，５にて除塵と冷却をした後、ガスホルダ８
に有価ガスとして回収される。

吹錬の初期と末期のＣＯ濃度の低いガスは、切換グンパ
７を切換えて、煙突７ａより燃焼させながら放出される
。

６は、誘引送風機である。

湿式ｉＡ集塵器、５で捕集されたゲストは、集塵水とと
もに、シラフナ９に導かれて沈降する。沈降してａｌｌ
δされたダストは、脱水されて焼結工場又はペレッ）・
工場１０にて加工され、再び鉄源として、転炉１に投入
される。一方、シラフナ９の上澄み水は、ボンゴ１１に
より再び集塵水として使用される。

又一方において、最近の製鋼技術では、高炉で生産され
た溶銑は、その前処理として、脱Ｓｉ及び脱Ｐを行った
後、転炉１に投入され、質のよい、かつ、効率的な精練
を行うようになってきた。

上記前処理工程における脱Ｓｉ及び脱Ｐに際して、前処
理用吹込み鉄粉材が使用される。

この前処理用吹込み鉄粉材は、ミルスケールを乾燥し、
粉砕したものを使用していた。

〔発明が解決しようとする間；頂点〕

上記従来の転炉排ガス処理装置の第１の問題点は、湿式
集塵器を使用していたことにある。

即ち、転炉から発生ずる排ガス中には、１２０ｇｒ／Ｎ
ｍ”もの多量のダストが含まれているので、湿式集塵器
の水処理系の配管を詰まらせたり、又ポンプの摩耗、シ
ラフナの構造上の問題などがある。

特にシラフナにおいては、排ガス中のダストは鉄粉が多
いので、一旦シックナの底に堆積してしまうと、その除
去作業に多大の労力と時間を要し、この作業の間、操業
を停止しなければならないという問題である。

他の問題として、前処理工程において、脱Ｓｉ及び脱Ｐ
に使用される前処理用吹込み鉄粉材Ｃよ、ξルスケール
の乾燥と粉砕するための設備が必要になり、製鋼技術は
進歩しても設備費が嵩み、製品価値を低下させるという
問題があった。

本発明は、上記湿式集塵器の問題と製品価値の向上を同
時に解決した、転炉排ガス処理装置を提供せんとするも
のである。

〔問題点を解決するだめの具体的手段〕本発明は、上記
問題点を解決するために、排ガス中に含まれている粗粒
ダストを第一の乾式集塵器で捕集し、この第一の乾式＠
塵器で粗粒ゲストを除去した後の排ガス中の微粒ダスト
を除去する第二のｒ♀式又は乾式の集塵器を設けたもの
である。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。

第１図において、１は転炉、２；よ冷却器、３は伝熱面
、６は誘引送風機、　７ａは煙突、８はガスホルダであ
る。

冷却器２の出口には、乾式の第１集塵器１２と、乾式又
は湿式の第２集塵器１３が設けられている。

１７、１８は、上記第１及び第２の集塵器１２．１３の
出口に設けられたバルブである。１４は、第１集塵器１
２で捕集された粗粒ダストを貯留する貯留槽である。

１５ば、溶銑鍋である。１６は、第２集塵器１３が湿式
の場合のシラフナである。１９は、冷却水循環ポンプ、
２０はドラムである。

以上のように構成した本実施例において、転炉１から発
生する排ガス中には、ダスト粒径１０μ以上が約８０％
、１０μ以下の粒径のダストが約２０％含まれている。

このうち、１０μ以上のダストは、第１集塵器１２によ
り捕集され、貯留槽１４に貯えられる。このダストは、
前処理である溶ｖｃ１４１５内に吹き込まれ脱Ｓｉ及び
脱Ｐをする。

とのゲストの吹込みに際して、ゲスト粒径が１０μ以下
の微粒では、重さが小さいので溶銑の内部まで吹き込む
ことがてきないが、粒径１０μ以上の１１粒の場合は、
重さが大きいので、溶銑の内部まで吹き込よれ、効率よ
く説ＳＩ、脱Ｐが行われる。

このようにして、脱Ｓ１．脱Ｐされた溶銑は、転炉１に
投入される。

第１集塵器１２で粒径１０μ以上のゲストが除去（ダス
ト８０％除去）された残りのｌθμ以下の微粒ゲスト（
約２０％）（よ、第２集塵器１３により捕集される。こ
の第２集塵器１３が湿式の場合は、捕集された１０μ以
下の微粒ダストは、シラフナ１６により沈降濃１ａされ
、ベレット工場（図示省略）にてベレット化され、鉄源
として再使用される。

この場合、ダスト粒径が１０μ以下の微粒であること、
それに２０％という少量であることから、シ・ソクナ１
６内において、沈降して強固に堆積することばなく、又
湿式集塵器の配管を詰まらせるようなこともない。

又、第１集塵器１２の耐熱問題（排ガス温度５００℃以
下）については、伝熱面３の吸収熱量の調整により行う
。即ち、第１集塵器１２の入口ガス温度が５００℃以下
になるように伝熱面３を設計し、冷却水循環ポツプ１９
により冷却水を循環させ、排ガスの保有熱を回収する。

〔発明の効果〕

以上詳述した通り、本発明に係る転炉排ガス処理装置に
よれば、冷却）零の出口側に乾式の第１集塵器と湿式又
は乾式の第２集塵器を設けたので、排ガス中に含まれて
いるゲストをねＩ粒ダストと微粒ゲストに分離して捕集
することができる。

その結果、第１集塵器（乾式）で捕集した粗粒ダストは
、そのまま、／Ｒ銑の前処理（脱ＳＩ、説Ｐ）用の鉄粉
として利用できるので、前処理用鉄粉を製造するための
特別な設備が不要になり、生産される鋼のコストを大巾
に低減し、製品価値を大巾に向上することができた。

一方、第２１Ａ塵器にたとえ湿式を採用しても、第１集
塵器にて、粗粒ダストを除去された微粒ダストであるこ
と及びダストの量がごくわずかであることから、湿式集
塵器個有のダスＩ−トラブルが解消され、ダストトラブ
ル はなく、稼働効率を向上させるなど、優れた効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図。 第２図は従来の転炉排ガス処理装置の全体構成図である
。 １　転炉，２・・冷却器，３・伝熱面，８・ガスホルダ
、１２　　乾式の第１集塵器，１３・・・湿式又は乾式
の第２集塵器，１４　　貯留槽，１５　　溶銑鍋，１６
・・・シラフナ。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 転炉から発生したガスを冷却器で冷却した後、除塵器で
   除塵し、有価ガスとしてガスホルダに回収する転炉排ガ
   ス処理装置において、冷却器で冷却された排ガス中の粗
   粒ダストを捕集する第一乾式集塵器と、この第一乾式集
   塵器で粗粒ダストを除去した排ガス中の微粒ダストを除
   去する第二の湿式又は乾式の集塵器を設けて成る転炉排
   ガス処理装置。