JPS62169920A - ごみ焼却炉の多変数自動燃焼制御方法 - Google Patents

ごみ焼却炉の多変数自動燃焼制御方法

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JPS62169920A
JPS62169920A JP1263886A JP1263886A JPS62169920A JP S62169920 A JPS62169920 A JP S62169920A JP 1263886 A JP1263886 A JP 1263886A JP 1263886 A JP1263886 A JP 1263886A JP S62169920 A JPS62169920 A JP S62169920A
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平岡 正勝
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津村 和志
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健史 藤原
Shinichi Tsujimoto
辻本 進一
Katsumi Takaichi
高市 克己
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (2)  技  術  分  野 この発明はごみ焼却炉の多変数自動燃焼制御方法に関す
る。
ごみ焼却炉を運転する場合、常に、良好な燃焼状態を維
持し、かつNOxの発生を抑制する事が必要である。
ごみの燃焼において、その目的とする所は、1) ごみ
の性状と供給量に応じて、炉内でのごみの滞留時間を最
適にし、熱灼減量を規定値以下に保持する。
:2)  ボイラから発生する蒸気をタービン発電機な
どによって効率的にエネルギーに回収するため、ボイラ
蒸発量を安定化する。
3) 燃焼排ガスに含まれるNO濃度を低減し、低公害
化する。
4)焼却能力の維持と機器の消耗の低減のため、燃焼室
内の温度を安定化させる。
ことにある。
(イ)  従  来  技  術 しかし、ごみ焼却炉は、各種の条件が複雑に入り組んで
フィードバック系を構成しているため、と記の目的を同
時に達成する事は、従来の制御方氏では困難な点が多か
った。
第1図は、これまで、ごみ焼却炉において使用されてき
た自動燃焼制御装置(ACC)の構成図でちる。
ごみ投入口1から、ごみピット2内へごみが投入される
。クレーン3によって、ごみピット2から、ごみが焼却
炉のホッパ4へ投入される。これらは乾燥ストーカ5、
燃焼ストーカ6を通過し、燃焼する。後燃焼ストーカ7
を経て、未燃物はシュート8へ落下する。
乾燥ストーカ5、燃焼ストーカ6にはごみ層の高さが一
定値以上であるか以下であるかを検出する、ごみレベル
センサ9.10が設けである。これらにより、各ストー
カのごみ層レベル11が分る。
燃焼ストーカ6の上には、燃焼状態を光学的に検出する
燃焼度センサ12がある。これによって、ごみの燃え切
れ点が分る。これにより燃焼度13を知る。
ストーカで発生した燃焼ガスは、ストーカ上方の煙道か
らボイラ16を通る。ボイラの直前には、排ガス湿度セ
ンサ14があり、これにより排ガス温度15を知る。
ボイラ16はガスの持つ熱量によって蒸気を発生する。
蒸気量センサ17によって、蒸気流量18が分る。
ボイラ16を通過した煙道には02センサ19が乾燥ス
トーカ5、燃焼ストーカ6、後燃焼ストーカ7には、空
気供給管21から、空気が供給される。空気量制御ダン
パ22.23.24Kよって、乾燥ストーカ、燃焼スト
ーカ、後燃焼ス) −力への供給空気量が調整される。
又空気流量センサ25.26.27によって、乾燥用空
気流量、燃焼用空気流量、後燃焼用空気流量が測定され
る。各ストーカ下空気流量28と書いているが3つの流
量変数を含んでいる。
さて、焼却炉を運転するためには、目標焼却量設定30
、ごみカロリー設定31、空気過剰率設定32などが予
めなされている。
目標焼却量が設定され、ごみカロリーが設定されると、
目標蒸発量演算33がなされる。
空気過剰率が設定され、目標蒸発量が演算された事、及
び蒸気流量18から燃焼空気量演算35がなされる。
蒸気流量18と目標蒸発量とからストーカ速度演算34
がなされる。ストーカ速度というのけ4つのストーカの
全ての速度を指している。
ストーカ速度演算34は、ごみ層レベル11及び燃焼度
13によって速度補正37を受ける。これにより、望ま
しいストーカ速度が決定される。
乾燥、燃焼、後燃焼ストーカの速度がこのようにして決
定される。
空気過剰率と排ガス温度15、排ガスo2濃度20、二
次空気流量39によって二次空気量演算36がなされる
。これは、ストーカ上方へ送り込む二次空気量を決定す
るものである。演算の結果によって、二次空気送給路の
ダンパ40が開度調整される。二次空気の流量センサ4
1は送給路に設けられている。
二次空気というのは、燃焼や乾燥のための空気ではなく
、排ガスの温度を下げるための空気であって、冷却用空
気とも呼ぶ。
燃焼空気量演算35の結果は、各ストーカ下空気流量2
8によって調整される。つまり、演算35の結果に等し
い流量を与えるようにセンサ25.26.27とダンパ
22.23.24が連携して運動する。
第1図に示すものは、自動燃焼制御系統の、公知の一例
にすぎない。しかし、典型的な構成を示している。
センサなどによって測定されるべき変数を列挙する。
(1)乾燥ストーカの空気流量 (11)燃焼ストーカの空気流量 (IIO後燃焼ストーカの空気流量 1+む燃焼度 V) 乾燥ストーカに於けるごみ層レベルI′11/b
  燃焼ストーカに於けるごみ層レベル6/1)  二
次空気流量 van  排ガス02濃度 dX)   蒸  気  流  量 (X)  排ガス温度 このように、測定定数は10個ある。この他に、温度の
検出点を複数にする事もあるし、No!濃度を測定する
事もある。
これに対して、制御可能な変数は、 (1)乾燥ストーカの速度 (2)  燃焼ストーカの速度 (3)後燃焼ストーカの速度 (4)乾燥ストーカの空気流量 (5)燃焼ストーカの空気流量 (6)後燃焼ストーカの空気流量 (7)二次空気流量 などである。測定変数に対して、制御変数はPID制御
がなされる。
このような自動燃焼制御(ACC)は、焼却炉の変数の
因果関係に基づいて、測定変数と制御変数とが結びつけ
られていた。このようにする事により、次のような効果
を挙げてきた、といわれる。
(つ)従来技術の問題点 従来のAcCは、 (1)  安定した、良好なごみ送り (2)燃え切れ点の一定化 (3)適切な燃焼用空気の供給 などの効果をあげてきた。
しかし、このような自動燃焼制御法は、センサによって
測定された変数と、制御変数の因果関係が予め分ってい
なければならず、焼却炉について変数間の因果関係につ
いて、深い洞察と経験を必要とする。
たとえ、因果関係が分ったとしても、この関係は固定的
なものとなり、制御の目的を自由に変える、という事が
できない。
又、これら因果関係が正しいとは限らない。因果関係の
ないと思われている変数の間にも因果関係があるかもし
れない。
さらに、従来のACCは、測定変数の値をフィードバッ
クし、本質的にPID制御をするため、擾乱などに対し
て、速すぎる応答をするので、オーバーシュートする事
が多い。安定な焼却炉の運転をするためには、変数がで
きるだけ大きい変動をしないようにするのが望ましい。
PID制御はきめの粗い制御法であったという事ができ
る。
さらに、従来の制御方法の欠点は、変数の独立性に対し
て、詳しい評価がなされていなかった、という事である
。これは評価の方法がなかったからでもある。独立な変
数のみを選んで変量を計算するようにしないと、いたず
らに計算量が増えで、速い制御ができない。
国)   目     的 ごみ焼却炉の操業データより、統計的処理を行ない、ご
み焼却炉の機構をモデル化する事が、本発明の第1の目
的である。
モデル化により、従来の動向が予測可能となるようにし
たごみ焼却炉の自動制御方法を提供する事が本発明の第
2の目的である。
多変数が、同時に、最適制御可能になるようにしたごみ
焼却炉の自動制御方法を提供する事が本発明の第3の目
的である。
(4)多変数自己回帰モデル 定常確率過程を記述するモデルとして、赤池氏は自己回
帰モデ/l/ (Autoregressive Mo
del  )を提案している。
赤池・牛用「ダイナミックシステムの統計的解析と制御
」サイエンス社(昭47) 定常時系列があり、その平均値を差引いた偏差列をxt
 (s)、x2 (”) 、”’ ”= Xh(s)と
する。ここ1゛x1は確率変数である。Sは時刻を表現
している。
時刻は離散的に設定する。時刻の単位をΔtとし、SΔ
t=  tが実際の時刻である。簡単のためΔt(・τ
支書かない。
k次元の定常時系列ベクトル X (S )  =   (Xs (S)、X2 (s
)、・・・−・−X、、(S) )を考える。Tは転置
行列を示す符号である。
このベクトルX($)が、これより以前のベタ1−ルx
(s−m)の線形結合として表わされるとするものが、
自己回帰モデ/L/ (Autoragressive
Model )である。簡単にARモデルという。この
表現は、 ここでA(m)はkXkの自己回帰係数の行列である。
Mはモデル次数であって、これは後に決定される。U(
S)は残差ベクトルで、平均値がOのに次元ホワイトノ
イズベクトルである。U(S)は、X(S)を常に更新
してゆくためのシステムの駆動源となるので、イノベー
ション(1nnovation  )とも呼ばれる。
任意のSに対して、定常過程X1(S)、X2 (S)
、・・・・・・が測定され、分っているとする。これら
の値から、A(m)を求める。このままで、A(m)は
一意的に定まるわけではない。UC8)が既知でないか
らである。そこで、U(S)の各要素の分散値が最少に
なるようにA(m)を決定する。こうすればA(m)の
値が一意的に定まる。
モデル次数Mは有限でなければならない。そうでなけれ
ばA(m)の計算ができないからである。
モデル次数は、光洩の予測誤差 が最小になるMを選ぶ。ここでNはデータ数、UMは各
Mに対する誤差の共分散行列、II UMI+はその行
列式である。
(力)状態空間表現 (1)式のARモデルの表現に於て、確率過程X1、X
2、・・・・・・は、2種類の変数を含んでいる。
ひとつは状態変数z1、z2、・・・・・・である。こ
れらは、システムの状態を表わす変数であって、各種の
センサによって測定される量である。これらを状態変数
ベクトルz(S)で表わす。
もうひとつは操作変数y1、y2、・・・・・・である
。これらは、制御系によって自由に測定する事のできる
変数である。これらを操作変数ベクトルY(S)によっ
て表わす。
z(S)と、Y(S)で表現された式を状態空間表現と
いう。これは(1)式と同じ内容を表わすが、次のよう
に書く事ができる。
Z(S>=Φ・Z(s−1)+r’−Y(s−1)+W
(S)(2)ここでΦは状態遷移行列で、Z(S−1)
からZ <S>への移行を規定する。Φは、Mr X 
Mrの行列である。「は操作行列で操作量から状態量へ
の応答を表わす。これはMr X Mlの行列である。
rは状態変数の数である。Mは先程述べた次数である。
lは操作変数の数である。W(3)はホワイトノイズベ
クトルである。
(2)式の導出について述べる。
AR%7’ルの式(1)は、時刻(n−1)までの値が
与えられた時、時刻nの予測値X、(n)が、によって
与えられる、とするものである。
時刻(n−1)までの値により、時刻(n+i)での予
測値を次のように与える事とする。
これは(3)式の拡張である。n〜(n+1−1)の値
が分らないので、これらに対応するものが(3)式から
抜けている事になる。
Xのうち、状態変数ベクトルをXで表現する。
変数の数はrである。操作変数ベクトルをyで表現する
。変数の数はlである。
(3)式を次のように表現する。
rI! ここで操作変数y(n)の予測値の部分は無意味である
ので*とした。必要なのはx(n)の部分だけである。
(4)式で定義される未来値x(n十i)をzi(n)
と書く。これはrの成分をもつベクトルである。(4)
式%式% 特にi=Qについては、時刻nでのイノベーションu(
n)を加えるから、 となる。これらの式を具体的に書くと、zo(n)= 
atx(n  l)+azx(n  2)+−−+aH
x(n  M)十b+ y (”  1 )+ bz 
Y (”  2 )+  −・・・−+bMy(IN−
M)+u(n)(8) z、 (n )= a、 x(n−1)+ a3x(n
−2)+−・曲+aMx (n−M+1 )+b2 V
 (”−1) +bs V (n2 ) +・曲・+ 
bw y (n M+ 1 )これらの式から、 z、 (”) = a2X(n 1)+b、y(n l
)+z、(n 1) (12)z  (n)= a3z
(n−1)+ t)3y(n=1)+z (n−1) 
 (13)ZM−1(n)= ’M X(nl) + 
bMy(”  1)     (14)を得る。2はr
元ベクトル、aはrXrの行列、bはrXjの行列、y
は4元ベクトルである。
Mr元のベクトル2を次のように定義する。
4元のベクトルYn、を次のように定義する。
Y、==  (y(n−1))   (16)rM元の
ノイズベクトル町を次のように定義する。
rxlの行列であるbを、縦にM個並べたMr Xlの
行列である操作行列rを次のように定義する。
aはrXrの行列である。■をr><rの単位行列とし
て、Mr XMrの状態遷移行列Φを次のように定義す
る。
これらによって、 zn−ΦZn−□+ rYn−1+ Wn(20)が得
られる。nを3に換えれば、(2)式になる。定義から
明らかであるが、(1)式の係数行列A(m)の成分が
分っていれば、r及びΦは確定する。
(1)最適制御系設計 (1)式のARモデルの係rI1.a(m)が求められ
ると、(2)式の状態空間表現の行列式の値も決定され
る。
しかし、これは、状態変数ZCS>を求める式である。
求めたいのは状態変*Z<S)を既知とした時の、設定
すべき操作変数Y(3)の値である。(2)式から、Y
(!りを求める事はできない。
最適制御系を設計するために、次の線形2次形式評価関
数を考える。
ここで、qはMrX Mrの行列で、2の各要素の変動
に制約を与える重み係数行列、RはMI X Mlの重
み係数行列である。E〔・・・〕はかっこ内の値の期待
値を示す。Tは転置行列を表わす。
与えられた運転区間の長さ工に対して、Jlを最小にす
るようなY(S)の列をダイナミックプログラミング法
(DP法)により計算する。
こうして、最適操作量Y(S)がゲイン行列によってZ
(3)から求められるようになる。
Y(S)=  G  Z(S)   (22)最適操作
量は、状態量の線型変換となる。ここで、制御の目的に
応じた形で、重み行列Q、Rを設定する事により、制御
の強弱を調整する事ができる。
(21)式に於て、QSRはIの函数であり得るが、も
しも工によらないと仮定すれば、(20)式を(21)
式に入れ、独立変数であるY(I−1)によって、Jl
を微分した事により、ゲイン行列の表式Z(s23) 以上に述べたARモデルは、火力発電所のボイラの制御
に用いられて、成功を収めている。
しかしながら、ごみ焼却炉にARモデルを適用した例は
、これまで存在しなかった。
し)本発明の方法 本発明は、〔ごみ焼却プロセス+ACC)を制御対象と
してARモデルを適用する。
従来のACCは、第1図に例を示した通りであって、主
体はアナログPID制御である。
本発明は、従来のACCと相補的にARモデルを適用し
、ごみ焼却炉を自動運転制御しようとする。
すなわち、ごみ焼却プロセスを(ACC(PID)+ 
ARモデル〕による協調制御を行い、それぞれの機能分
担を行なって、プロセスのもつ能力を最大限に引き出す
ものである。
既に述べたように、本発明が適用されるべきごみ焼却炉
は、乾燥ストーカ、燃焼ストーカ、後燃焼ストーカを持
っている。各ストーカの速度は任意に調整できる。
又、各ストーカへ送給する空気の量も任意に調整できる
。二次空気の量も調整できる。
つナリ、これらは操作変数になり得る。
これに対し、排ガス温度、蒸気流量、排ガス02濃度、
ごみ層レベル、燃焼度、ストーカ下部のドラフト圧力、
ストーカ近傍の温度などは状態変数になり得る。
しかし、ARモデルに於て、これら全ての変数を採用す
るのではない。必要な変数のみを選択する。
以下に、本発明の詳細な説明する。
(1)  システム同定 (1)式の行列A(m)の値を求めるためのものである
第2図に示すように、ACC燃焼制御システムに、計算
機により、試験用信号を発生させる。これを、 (a)  乾燥ストーカ空気流量 (b)  燃焼ストーカ空気流量 (C)  後燃焼ストーカ空気流1 (d)  炉冷却空気流量 (el)  ストーカ速度 へ注入して、プロセスを励振した。
この状態で、プロセスの状Hmと、試験用信号とを適当
な時間間隔Δtごとにサンプリングして、計算機にこれ
らの値を集録する。
システムを励振させる試験用信号は、同定を行なうシス
テムのどの周波数帯に注目するかによって周波数特性を
変える必要がある。又その大きさは、システムの定常状
態が維持される範囲でなければならない。
以上の条件に基づいて、白色雑音(ε(n))に対して
、k次の指数平滑フィルタによって与えられる試験用信
号(X、(n))を使用した。
操作変数の変化に対する状態変数の変化を観測するので
あるから、白色雑音(ε(n))は独立な操作変数の数
に等しいか又はそれ以上なければならない。
ひとつひとつの白色雑音の組(ε(n))に対し、ある
操作変数の試験用信号を求めるには、次の指数平滑フィ
ルタを用いる。
X+ (n) = atX+ (n−1) + blt
 (n)   (24)X2 (n) = a2X2(
”  1) + bzXx(n)   (25)X、(
n) = akXk(n−1) +b、Xk、(n) 
 (26)ただし、0≦a、≦1          
 (27)0≦b、≦1           (28
)a、 + b、 = 1           (2
9)である。(24)式は1次の平滑フィルタ、(24
)、(25)で2次の平滑フィルタを構成する。
(24)〜(26)式まで合わせるとに次の平滑フィル
タとなる。
各操作変数に対して、フィルタの次数や係数が決定され
る。白色雑音(ε(n))に対し、各操作変数に与えら
れるべき試験用信号[Xk(n)]が決定される。各サ
ンプリング時刻についての値が決まる。
の各サンプリング時に於ける値を測定する。
各サンプリング時の、操作変数、状態変数を含む変数ベ
クトルが(1)式のX(S)である。前記の測定によっ
てX(S )、X(3−1)、・・・・・・の値が全て
分る。モデル次数Mの決定方法は既に述べている。
−例ではM=10程度であった。
M回のサンプリング時のx(S)が全て分ったとする。
独立な白色雑音の組(ε(n))を操作変数の数似上に
発生させているから、白色雑音の組の数だけの(X(S
))の値が分る。
第2図に於て、Pより制御による自動燃焼制御装置AC
Cが、指令ループ56.57を介してストーカ類52及
びダンパ類53に指令を与える。
これによって、ごみ焼却炉のプロセス51が決定される
これから状態を表わす変数の測定値54が出力され、信
号ループ55を経てACC5Qに戻る。
このようなループによって、焼却炉の運転がなされてい
る。
コンピュータ60によって、試験用信号であるARノイ
ズ61を発生させ、ARループ62.63カラストーカ
類52、ダンパ類53にARノイズ61を注入する。
これによって、ごみ焼却炉のプロセス51が影響を受け
、測定値54が変動しはじめる。信号ループ55、AC
C5Qを経て、変数の測定値がフンピユークロ0に信号
収録64されてゆく。
(2)  相互共分散関数とコヒーレンシー相互共分散
関数から、変数間の共線性とタイムラグをチェックする
事ができる。
共線性のある変数が存在する場合、解析を進める上で、
いずれか一方の変数をモデルから削除する。これは不要
だからである。変数の数が少い方が計算が単純化される
ので、相互の動きに関連の強い変数は、代表的なものひ
とつにまとめる。
例えば、02濃度とNo 濃度とは、強い相関がある、
という事が分った。従来のACCでは02濃度を測定し
ていたが、本発明の実施例では0□濃度の測定をやめて
、NO3濃度を測定するようにした。
コヒーレンシーは周波数領域での相互共分散関数に相当
し、変数間の因果関係を見つける事ができる。強い因果
関係をもつ変数の組があれば、その内のひとつを独立の
変数として残し、他の変数を削除する事ができる。
(3)  ノイズ寄与率 ARモデルでは、変数の時系列xi(s)は、他のx(
s−m)からの線形和と、固有雑音u i(s )の和
で表わせた。
これは、システムが、それぞれのノイズによって駆動さ
れている、という事である。
周波数帯域で見ると、各固有雑音のパワースペクトルが
、それぞれの変数にどのように寄与しているかを知る事
ができる。
X、(S)のパワースペクトルをPii(f)とする。
x、 (S )のパワースペクトルの内、ujに起因す
る成分をq、(f’)とする。fは周波数である。ノイ
ズ寄によ”って定義する。
2ノイズ寄与率を見る事によって、変数間の作用の関係
を知る事ができる。
システム同定によって得られたデータのノイズ寄与率を
求める事により、モデルをどの変数で構成づれば良いか
、再度検討する。
ノイズ寄与率の高い変数XiとX、があったとすると、
これらは同一の雑音源によって変動するという事である
から、いずれか一方を除く事ができる7、固有の雑音源
を持つ変数を選ぶのが望ましい。
相互共分散関数、フヒーレンシー、ノイズ寄与率などを
計算する事により、不要な変数を除く事ができる。
にのようにして、削除されること力、<、モデル中へ選
択された変数は、 (1)  ボイラ蒸発量 (2)  N0x (3)燃焼室温度 (4)火格子速度 (5)乾燥用空気流量 (6)燃焼用空気流量 (7)後燃焼用空気流量 (8)炉冷却空気流量 である。
温度については、多くの点で温度測定をしたが、これら
は殆ど全てが削除されて、燃焼室温度のみが残る。
ストーカの下のドラフト圧力も測定したが、これらの変
数も削除された。
排ガス中の02濃度は、従来のACCに於て、必ず用い
られたものであるが、これも不要な変数である事が分っ
た。これはNOxと強い相関があるからである。
(4)  多次元ARモデルのあてはめこうして選択し
た変数を(1)式のARモデルにあてはめる。変数ベク
トルX(S)の各時刻での値x、(s−m)が分ってい
る。そこで、残差ベクトルの共分散を最小べするという
条件から、自己回帰係数A(m)及び次数Mを決定する
状態変数と1、操作変数とが法文っているので、(2)
式のような状態空間表現に変換する。
状p3移行列Φ及び操作行列rが求められる。
燻怠1負荷の変化に対して、モデル構造が異なる。
第1図の従来例に於ては、目標蒸発量演算33をでして
、ストーカ速度、燃焼空気量へ反映するようになってい
る。
本発明では、負荷のちがいにより、Φ、rなどが異なっ
てくる。そこで、高負荷時と、低負荷時の2種類のモデ
ルを作成し、直線補間を行ない、焼却負荷設定に応じた
モデルを作成する。
(5)最適制御系の設計 (2)式の状態方程式が得られたので、最適制御系を与
えるGを求める。
(21)式の線型二次形式評価関数51を最小にすると
いう条件によって求める。
このような計算をするためには、重み行列Q1Rが与え
られていなければならない。
状態変数に対する重み行列Qは、各変数に固有の雑音成
分の分散の逆数とする。
操作変数に対する重み行列Hの要素の大きさは、同定実
験時のそれぞれの変数の分散の逆数として計算を開始す
る。
このようにする事により、QSRを決定できる。
この場合、QSRは正定値行列であるだけでなく、対角
行列という事になる。qlRはその後、適当に変更され
る。
はじめに定めたQ、Hの行列の重みによって、ダイナミ
ックプログラミング(DP)計算により、(2)式を最
小にするY、Zの組合わせを求め、ゲイン行列Gを得る
こうして得られたゲイン行列Gは最終的なものではなく
 、(2)式、(22)式を用いたディジタルシミュレ
ーションによってその妥当性を調べる。
そして制御目標に合致するようにqの重み係数行列を決
定する。
操作変数に対応する重み行列Rは、同定実験時のそれぞ
れの変数の分散の4倍の逆数として計算を行ない、得ら
れたゲイン行列Gにより、実際に制御を行なう。
この際、制御プログラムでは、制御時刻ごとに最適操作
量が算出されると、これにゲイン調整のだめの係数Kを
かけてシステムに送出するようにする。このKをソフト
ゲインと呼ぶ。これは、各操作変数ごとに与えるゲイン
である。実際に制御ヲ行ないながら、ソフトゲインKを
調整し、最適ゲインを求める。
重み行列Rは、同定実験時のそれぞれの変数の分散の4
K倍の逆数として再計算を行ない、最終的なゲイン行列
Gを決定する。
このようにして、Gが定まるので、第3図に示す制御シ
ステムにより、自動制御する。
第3図に於て、コンピュータ60に、信号収録64がな
されているので、自己回帰係数行列A(m)を求める事
ができる。これを状態空間表示にした場合の状態変数、
操作変数と、状態遷移行列Φ及び、操作行列Pが決まっ
ている。
さらに、Q、Rを適当に与えて、最適制御量71を与え
るべきゲイン行列Gを決定する。
Φ、「、0行列70が得られるので、状態変数の測定値
54が入力されると、直ちに最適制御量71が演出され
る。
これが、人Rループ62.63を経て、ストーカ類52
、ダンパ類53へ入力される。
こうして、ACC5Qと相補的に、ARモデルによるご
み焼却炉の自動燃焼制御を行なう事ができる。
ソフトゲインには制御開始時、及び終了時に於て、パン
プレスに立上げ、立下げを行なうため、0から1の間を
徐々に変化する場合にも利用する。
(6)  下側無制御のだめのゲイン切替制御ARモデ
ルによる制御は、変数の分散を抑えるように働く。この
ために、安定した自動燃焼制御が可能となるわけである
これは、変数Xが、平均値からの偏差として定義され、
線型二次形式(21)が最小である、という条件がある
からである。変数Xは、当然平均値へ近づく傾向があり
、このため分散が少なくなる。
他の変数に対して、このような傾向は望ましい事である
が、No の場合は好ましくない。No はX    
                         
             X平均値にとどまる事が最
適なのではなく、少ない方が良いのである。つまり下限
に制限がない。
NOxについても、もちろん平均値を設定し、変数は平
均値からの偏差として定義する。
ARモデルによる最適制御は、No の場合、これが平
均値以下の時に、引き上げる作用を持っている。
これは好ましくない事である。低いNOt度を引き上げ
てはいけない。
そこで、重み係数行列qのNOに対応する重み成分を3
種類準備する。この内ひとつは0とする。
重み成分が大きければ、この変数を平均値へ引き寄せる
力は大きい事になる。重み成分が小さければ、この変数
を平均値へ引き寄せる力は弱い。重み成分がOであれば
、この変数を平均値へ近づける作用がなくなる。
NOxが平均値よりかなり大きい時、Qの重み成分を大
きくする。NOxが平均値以下になった時Qの重み成分
を0とする。両者の段階に於ては、中間の値の重み成分
を用いる。
3種類の重み成分により、違ったゲイン行列Gが計算で
きる。
NOの値によって、重み成分の値を切替えるが、この時
ゲイン行列も切替わる。
こうして、NOについては、平均値以下になつた場合、
これを平均値へ戻すような動きを抑制する事ができるよ
うになっている。
第4図はARモデルによる自動燃焼制御装置システム構
成図である。
管理用CPUgQと、制御用CPUglとが設けられる
管理用CPUの機能は、 1、制御用CPUの設定及びモニタリング2、ARモデ
ルによる最適制御演算 である。
制御用cpuの機能は、 1、管理用CPUとのデータ通信 2、フィールドの入出力(計測端83、操作端84)と
制御 これはPII)制御、又はシーケンス制御である。
沙)  効   果 (1)  プラントのニーズに応じた多様な制御が可能
である。
広い視野に立ち各種変数の状況を考慮しながら、システ
ムを制御する多変数制御系である。
重み行列Q、Rを調整する事により制御目標を種々に設
定する事ができる。
(2)  ボイラ蒸発量、燃焼室温度の変動(分散)を
精度良く抑える事ができる。
ARモデルに於て、全ての変数は、M時刻以前までの変
数の一次結合と雑音の和として表わされている。このた
め、変数は過去の値に引張られ、急激な変動をしにくい
という事がある。
−例によると、M=10、Δを冨3Q !3e5Cとす
る。
すると、5分前までの変数の値が、現在の値に反映され
る事になる。
それだけではない。M時刻以前までの変数の値自体に、
過失の変数の値の影響が含まれている。
又、平均値に近づく作用は、線型二次形式の評価函数J
Iを最少にするという条件から生ずる。
(3)  ボイラ蒸発量と燃焼室温度の変動が抑えられ
るので、排ガスのエネルギーを効率良く、ボイラによっ
て回収できる。
つまり、エネルギーを高効率で有効利用できる。
(4)  ボイラ蒸発量、燃焼室温度が安定するから、
ごみ焼却炉の焼却能力が長年にわたって維持される。又
機器の消耗を低減できる。
(5)  No  の発生量を低減する事ができる。排
ガス公害を有効に防止できる。
(6)運転制御は全て自動的に行われる。運転者の技量
の相違等による運転効率の低下などという事はない。
又、省力化に寄する所大である。
(7)  システムの変数間の関係をブラックボックス
として、試験用信号をコンピュータによって発生させ、
これにより操作変数を変動させて、変数の変動を測定し
、自己回帰行列A (m、)を求める。システム同定に
よって、システム内部の多変数の関係が分る。A(m)
はシステム固有ノモのである。A(m)が既知となる事
により、最適制御設計が可能となる。
従来のPID制御のように、個々の操作変数と状態変数
の間の関係について検討する必要が全くない。
つまり、適用の範囲が広いという事である。
(8)  制御系としてアナログPID制御系と、AR
モデル制御系があるため、万一計算機が故障しても、ア
ナログPID制御系でプラントの制御を引き継ぐ事がで
きるため、安定性、信頼性が高い。
(9)  制御系の設計は、与えられた手順により計算
機の操作を行なう事により半ば自動的に行なわれるだめ
、保守・運用が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のごみ焼却炉自動燃焼制御系統図。 第2図はシステム同定を行なうだめの実験システム図。 第3図は(ACC+ARモデル〕による自動燃焼制御シ
ステム図。 第4図はARモデルによる自動燃焼制御装置システム構
成図。 1 ・・・・・・・・・ ごみ投入口 2 ・・・・・・・・・ ごみビット 3 ・・・・・・・・・ クレーン 4 ・・・・・・・・・ ホッパ 5 ・・・・・・・・・ 乾燥ストーカ6 ・・・・・
・・・・ 燃焼ストーカ7 ・・・・・・・・・ 後燃
焼ストーカ8 ・・・・・・・・・ ’i:y−−ト9
.10  ・・・・・・ ごみレベルセンサ11  ・
・・・・・・・・ ごhmレベル12  ・・・・・・
・・・ 燃焼度センサ13  ・・・・・・・・・ 燃
焼度 14  ・・・・・・・・・ 排ガス温度センサ15 
 ・・・・・・・・・ 排ガス温度16  ・・・・・
・・・・ ボイラ 17  ・・・・・・・・・ miA量センサ18  
・・・・・・・・・ 蒸気流量19  ・・・・・・・
・・ 02センサ20  ・・・・・・・・・ 排ガス
0□濃度21  ・・・・・・・・・ 空気供給管25
  ・・・・・・・・・ 乾燥空気流量センサ26  
・・・・・・・・・ 燃焼空気流量センサ27  ・・
・・・・・・・ 後燃焼空気流量センサ28  ・・・
・・・・・・ 各ストーカ下空気流量30  ・・・・
・・・・・ 目標焼却量設定31  ・・・・・・・・
・ ごみカロリー設定32  ・・・・・・・・・ 空
気過剰率設定33  ・・・・・・・・・ 目標蒸発量
演算34  ・・・・・・・・・ ストーカ速度演算3
5  ・−・・・・・・・ 燃焼空気量演算36  ・
・・・・・・・・ 二次空気量演算37  ・・・・・
・・・・ 速度補正38  ・・・・・・・・・ 燃焼
空気量調整39  ・・・・・・・・・ 二次空気流量
40  ・・・・・・・・・ 二次空気調整ダンパ41
  ・・・・・・・・・ 二次空気流量センサ50  
・・・・・・・・・ Ace 51  ・・・・・・・・・ ごみ焼却炉プロセス52
  ・・・・・・・・・ ストーカ類53  ・・・・
・・・・・ ダンハ類54  ・・・・・・・・・ 変
数測定値55  ・・・・・・・・・ 信号ループ56
.57・・・・・・ 指令ループ 60  ・・・・・・・・・ コンピュータ61  ・
・・・・・・・・ ARノイズ62 、63・・・・・
・ ARループ64  ・・・・・・・・・ 信号収録
70  ・・・・・・・・・ Φ、F、0行列71  
・・・・・・・・・ 最適制御量計算80  ・・・・
・・・・・ 管理用CPU81  ・・・・・・・・・
 制御用CPU83  ・・・・・・・・・ 計測端 84  ・・・・・・・・・ 操作端 Y(S)・・・・・・ 操作変数ベクトルZ<S>・・
・・・・ 状態変数ベクトルW(S)・・・・・・ ホ
ワイトノイズベクトルΦ ・・・・・・・・・ 状態遷
移行列「 ・・・・・・・・・ 操作行列 G ・・・・・・・・・ ゲイン行列 発  明  者   平  岡  正  層温  村 
 和  志 藤  原  健  史 辻  本  進  − 高   市   克   己

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乾燥ストーカ、燃焼ストーカ及び後燃焼ストーカ
    を持ち、各々のストーカに乾燥用空気、燃焼用空気及び
    おき燃焼用空気を送入する空気供給管と、供給する空気
    量を調整するダンパと、燃焼室内に二次燃焼用及び炉内
    の冷却用空気を送給する二次空気送給管と、送給空気量
    を調整するダンパとを備え、排ガスによつて蒸気を発生
    させるためのボイラを設けたごみ焼却炉において、ごみ
    層レベル、燃焼度センサなどの信号に従ってストーカ速
    度、空気ダンパ開度をアナログPID制御する自動燃焼
    制御装置に、システムを励振する為のARノイズよりな
    る試験信号{x_k}を印加し、サンプリング周期Δt
    ごとに時刻sにおける変数の値x_k(s)を測定しこ
    れを収録し、実際の値から平均値を差引いた変数の組か
    らなる定常時系列ベクトルX(s)=T(x_1(s)
    、x_2(s)、・・・・・・x_k(S))及びホワ
    イトノイズU(s)とを含む自己回帰モデル方程式(T
    は転置行列) X(s)=Σ^M_m_=_1A(m)X(s−m)+
    U(s)の自己回帰係数A(m)とモデル次数Mとをホ
    ワイトノイズU(s)の分散、及び予測誤差が最少にな
    るという条件によつて決定し、r個の状態変数とその(
    M−1)個の予測値とよりなるMr元の状態変数ベクト
    ルZ(s)、l個の操作変数とその(M−1)個の予測
    値とよりなるMl元の操作変数ベクトルY(s)及びホ
    ワイトノイズベクトルW(s)間の関係を表現する状態
    方程式 Z(s)=ΦZ(s−1)+ΓY(s−1)+W(s)
    のΦ、Γを求めるシステム同定を行ない、線型二次形式
    評価関数 J_I=E〔Σ^I_s_=_1{^TZ(s)・Q・
    Z(s)+^TY(s−1)・R・Y(S−1)}〕の
    重み係数行列Q、Rを設定し、前記評価関数J_Iを与
    えられた運転区間の長さIに対して最少にする操作変数
    Y(s)を求め、これと状態変数ベクトルZ(s)の関
    係を決定する最適ゲイン行列Gを求めて、 Y(s)=GZ(s) によつて、状態変数の値から操作変数の値を決定できる
    ようにし、状態変数としてはボイラ蒸発量、排ガスNO
    _x濃度、燃焼室温度を選択し、操作変数としてはスト
    ーカ速度及び乾燥用空気流量、燃焼用空気流量、後燃焼
    用空気流量、冷却空気流量を選択し、この内NO_x濃
    度に対しては、その値が高い時は評価関数J_Iの中の
    NO_xに対する重み成分を大きくして求めたゲインG
    を使用し、その値が低い時は評価関数J_Iの中のNO
    _xに対する重み成分を小の測定値とゲインGとから操
    作変数を求めてごみ焼却炉を燃焼制御する事を特徴とす
    るごみ焼却炉の多変数自動燃焼制御方法。
  2. (2)焼却量負荷の変動がある場合、高負荷時と低負荷
    時の2種類のモデルを作成し、それぞれについて状態遷
    移行列Φ、操作行列Γを求め、直線補間を行ない、焼却
    量負荷設定に応じたモデルを作成する事を特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載のごみ焼却炉の多変数自動
    燃焼制御方法。
  3. (3)評価関数J_Iの中の状態変数に対する重み係数
    行列Qが正定値対角行列であつて、対角成分が各変数に
    固有の雑音成分の分散の逆数とした事を特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載のごみ焼却炉の多変数自動燃
    焼制御方法。
  4. (4)評価関数J_Iの中の操作変数に対する重み係数
    行列Rは、正定値対角行列であつて、対角成分がシステ
    ム同定のために入力された変数の分散の4倍の逆数とし
    た事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のごみ
    焼却炉の多変数自動燃焼制御方法。
  5. (5)計算された最適操作量にソフトゲインKをかけて
    システムに送出するようにし、評価関数J_Iの中の操
    作変数に対する重み係数行列Rは正定値対角行列であつ
    て、対角成分がシステム同定のために入力された操作変
    数の分散の4K倍の逆数とした事を特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載のごみ焼却炉の多変数自動燃焼制
    御方法。
JP1263886A 1986-01-22 1986-01-22 ごみ焼却炉の多変数自動燃焼制御方法 Granted JPS62169920A (ja)

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