JPS62164460A

JPS62164460A - 性的に伝染する疾患の伝染を予防する医学的装置

Info

Publication number: JPS62164460A
Application number: JP61286544A
Authority: JP
Inventors: ブラドリイ　エル　ヒュー
Original assignee: ANSERU Inc
Current assignee: ANSERU Inc
Priority date: 1985-12-02
Filing date: 1986-12-01
Publication date: 1987-07-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、医学的装置に関し、さらに詳細には性的に伝
染する疾患の伝染を予防する医学的装置に関する。この
装置は、殺ウィルス剤を含む組成物を用意されたコンド
ーム又は避妊用シース（５ｈｅａｔｈ　）よりなる。

〔従来の技術〕

その内面及び外面の両方に殺精子剤を有するコンドーム
の製造及び用途は、本出願人の特許出願第１８８０７３
７８２号明細書に記載されている。そこに特に記載され
ている殺精子剤のノノキシノール（Ｎｏｎｏｘｙｎｏｌ
　）　−９は、殺ウィルス性を有し、本発明の装置に用
いられうる。

男性の脂管に用いられる避妊用シースよりなるコンドー
ムは、長い間妊娠を予防する手段として用いられてきた
。コンドームは、代表的にはラテックスゴムより作られ
、一般に管状であり、そして閉じた末端及び開いた末端
を有する。

従来の避妊用シースには、しばしば合成ポリエーテル例
えばポリエチレングリコールよりなる潤滑剤が用意され
ている。

英国特許第１，２６８，６３７号明細書は、潤滑剤とし
てそれに適用されたポリエーテルを有する避妊用シース
を開示している。ポリエーテルは、水溶液で適用される
か、又は殺精子剤と組合わされて適用されてシースをさ
らに避妊上有効にする。

避妊用シースは、又殺精子剤のフオーム、ゼリー又は座
剤とともに用いて、それにより避妊の二つの異った方法
に依存する。このやり方の殺精子剤の使用は、不都合な
不利な点を有し、それは男性及び女性が、殺精子剤及び
シースをともに手元におかねばならず、その上交渉前の
成る予定されしかも好ま１−い時間間隔で殺精子剤をそ
う人しなげればならないために、用心しそしてブラウニ
ングをしなければならないことである。

米国特許第３，３６３，６２４号明細書は、コンドーム
の内側の先端に減感剤を適用することを述べ、そして消
毒剤又は殺菌剤も存在しうろことを記載している。

米国特許第２，９０４．０４１号明細書は、コンドーム
の先端に化学組成物を入れることを述べている。組成物
は、体温以下で溶融しそして殺菌剤又は殺精子剤である
「薬剤」を含むものである。

米国特許第４，４１５，５４８号明細書は、殺精子剤を
含む潤滑剤を有するコンドームの製造を記載している。

最近の文献によれば、殺精子剤例えばノノキシノール−
９は避妊効果だけではなく、性的に伝染する疾患例えば
梅毒、クラミゾイア・ヘルペス及ヒエイス・ウィルスを
コントロールするのに有効であることが示されている。

〔発明の概要〕

本発明は、殺精子剤が前記の性的に伝染する疾患を治療
するのに最も有効な部位に核剤を運ぶ有効な手段を提供
する。

従って、本発明は使用時にコンドームの先端の正しい位
置に存在する、充分に高い融点とコンドームの壁と界面
張力を有する半固体組成物をその先端に有するコンドー
ムよりなり、該組成物が殺ウィルスに有効な量及び濃度
の殺ウィルス剤例えばノノキシノール−９を含む性的に
伝染する疾患の伝染を予防する医学的装置を提供し、該
コンドームは、好ましくは又殺ウィルス剤（コンドーム
・シースとともに用いられる半固体組成物に用いられる
のと通常同一の殺ウィルス剤）を又含む潤滑剤により、
その外面をコーティングされる。

この態様において、殺ウィルス剤の投与が、コンドーム
の外部及び内部の両方に自動的になされることが、本発
明の特徴である。コンドームが破れたときには、殺ウィ
ルス剤の２回の投与が、コンドームの内部の投与並に外
部の投与の組合せにより可能である。コンドームが破け
ず又は不注意で取り去られるときには、それぞれのパー
トナ−は、殺ウィルス剤の１回の投与をうけるに過ぎな
い。

図面について、第１図は組成物がシースに適用される、
本発明による殺ウィルス避妊用シースの概略図である。

第２図は、組成物が充分にその中に受入れられた後のシ
ースの断面図である。

第３図は、潤滑剤がそれに適用されている間のシースの
概略図である。

第４図は、潤滑剤が充分にその中に受入れられた後のシ
ースの断面図である。

第５図は、潤滑剤をしてシースの表面に沿って拡がった
時間経過後のシースの断面図である。

本発明は、多くの異った形の態様をとりうるが、一つの
特定の態様が図面に示されそして詳して記載されるけれ
ども、この記述は本発明の原理の例示と考え、そして本
発明を説明される態様に限定するものではないという了
解の下になされる。

図面に関し、第１及び２図は、従来の避妊用装置又はシ
ース１０を示す。シースは、可撓性の弾力のある中空の
管状のさやの形の、任意の適当な材料例えばラテックス
ゴムから作られたコンドーム又は予防用装置よりなる。

シース１０は、その中に男性の器管を入れる上方が開い
た末端１２（第１図）、並に傾斜した下方が閉じた末端
１４（一般に半球状であって、シースの内部に置かれた
器管の放出帯からの液体の浸透に対するバリヤーとして
働く乳頭状の突起よりなる）を有する。

シースは、又シースの開いた末端１２を規定する弾力の
ある周縁部分１６を含む。弾力のある部分は、装置の内
部の液体の外側への流れに対するシールをもたらすため
に、装置がその操作位置にあるとき、器管の本体部分と
つながる。弾力のある部分１６は、装置が用いられない
とき、装置の壁１８が巻き上げられるバンドを設ける。

示された態様に図示された位置において、シースの壁１
８の主す部分は、弾性のある部分１６について巻かれる
。

シースは、又第２図に示されるように、内面２０及び外
面２２を含む。

第１図に関して、−組の押出し機が、避妊用シース１０
へ殺ウィルス剤含有組成物の予定量を計量するために示
される。概略的に、ノズル２６を有する第一の押出機２
４及びノズル３０を有する第二の押出機２８が示される
。

第一の殺ウィルス剤含有半固体材料は、押出機２４でも
たらされ、計量された量は、シース１０の閉じた末端１
４の内面２０に適用される。製造工程中、シース１０は
第１図に示されるよう直立され、第一の殺ウィルス剤含
有材料３２の予定された量は、重力によりシースの閉じ
た末端へ供給され、ノズル２６はシースの閉じた末端１
４の直上に位置する。

組成物３２は、シースの閉じた末端１４内にほぼ全体に
置かれる。材料は、それ故シースの閉じた末端の内面に
それを保つために、充分に高い摩擦係数を有し、それに
より毛管作用による材料の移動を防ぐ。

第３図に関し、殺ウィルス剤含有潤滑剤３４は、第一の
殺ウィルス剤含有組成物がシース内に充分に受入れられ
た後に、シースに適用される。潤滑剤３４は、押出機２
８内に供給されて、計量された量がノズル３０によりシ
ースに供給される。ノズル３０は、シースの直上に位置
し、潤滑剤３４は、重力により第一の殺ウィルス剤含有
組成物の頂部に適用される。潤滑剤３４がシースに適用
された直後に、それは、第４図に示されるように、第一
の殺ウィルス剤含有組成物３２の上に、シースの閉じた
末端１４内に置かれる。

潤滑剤をシース１０の外面に供給して、潤滑剤により供
給される殺ウィルス剤の投与を女性に利用しうるように
することが望ましい。

従って、もし所望ならば、潤滑剤は、シースの外面に直
接適用されよう。又、潤滑剤３４は、第４図に示す如く
、シースの内部に適用され、潤滑剤３４は、シースの内
面２０及び外面２２の両方に毛管作用により拡がるよう
に、充分に小さい摩擦係数を有するタイプのものである
。拡がりは、たとえシースが周縁部分１６について巻か
れても生ずる。内面及び外面に？Ｇ５潤滑剤の移動は、
代表的には２４時間〜４８時間中に生ずる。

完全な製品は第５図に示される。第一の殺ウィルス剤含
有組成物３２は、シースの閉じた末端１・↓内にほぼ完
全に置かれ、そして潤滑剤３４はシースの外面２２全面
及び内面２０全面に置かれ、ただし第一の殺ウィルス剤
含有組成物により既にカバーされている部分を除く。前
述によれば、シース１０は、多くの破れが生ずる先端で
ある、シースの閉じた末端１４内に殺ウィルス剤の比較
的多い初めの投与物を含む。

第一の殺ウィルス剤含有組成物３２は、好ましくは半固
体の形の軟こう又はクリームよりなる。例示として、組
成物３２は、３０容Ｈ％のポリエチレングリコール３３
５０．６３．４容量係のポリエチレングリコール４００
．６．６容量％の化学名ノニルフェノキシポリエトキシ
エタノールを有するノノキシノール−９として周知の殺
ウィルス剤の混合物よりなる。前述の材料は、それぞれ
カーボワックス（ｃａｒｂｏｗａｘ　）　３３５０、カ
ーボワックス４００、ターギトール（Ｔｅｒｇｉｔｏｌ
　）　ＮＰ　−９という商標名の下で、ユニオン・カー
バイト・コーポレーションから市販されている。前述の
混合物は、組成物３２の適用のため適当な軟こうの形を
提供する。この組成物は、代表的には約４５〜５２．８
°Ｃ（１１３〜１２７″Ｆ）の範囲で溶融する。

殺ウィルス剤は、第一の組成物の混合物の２〜１０容量
係、好ましくは約６，１〜７．１容量係そして最も好ま
しくは約６．６容量係に及ぶ。シースに適用される第一
の組成物３２０量は、約０．３〜約０．６　ｇ、好まし
くは０．３５〜０．５５　ｐそして最も好ましくは約０
．４５　ｐに及ぶ。

例示として、潤滑剤３４は、予定竜の殺ウィルス剤例え
ばノノキシノール−９を含むジメチルポリシロキサン液
体よりなるシリコーン液体であろう。ノノキシノールの
容量は、２〜１０チ、好ましくは約６．１〜７．１％そ
して最も好ましくは約６．６係に及ぶ。潤滑剤の量は、
０．３〜０．６ｇ、好ましくは約０．３５〜０．５５　
ｇそして最も好ましくは約０．４５　ｇに及ぶ。

潤滑剤がシースの表面に拡がるために、それは約５０〜
５００センチストーク、好ましくは約２００センチスト
ークの粘度を有する。

好ましい範囲の約６．１〜７．１容量係の殺ウィルス剤
含有材が用いられ、そして潤滑剤がそれぞれ０．３５〜
０．５５　、！；’の好ましい範囲にあるとき、それぞ
れの殺ウィルス剤含有材料中の殺ウィルス剤の量は、約
２１．３５〜約３９．０！Ｍ１９に及ぶ。殺ウィルス剤
は、膣液により稀釈される。従って、殺ウィルス剤の量
の前述の範囲は、要求される量より大きく、より少い量
の殺ウィルス剤例えば１０ｍ９も有用であろう。

しかし、ウィルスを殺す主な手段は、シースの閉じた末
端（任意のウィルスが男性の脂管により初めもたらされ
るとき、殺ウィルス剤が任意のウィルスに直接接触しう
る）に、比較的多量の殺ウィルス剤を供給することによ
る。多くの場合、シース内の第一の殺ウィルス剤含有組
成物は、すべて要求されるものである。

前述から、多くの変法及び修飾が、本発明の新規な概念
の真の意図及び範囲から離れることなく、行われうろこ
とは理解されよう。

本明細書に示された特定の装置及びそこに記載された方
法だ関して限定することを目的としておらず又考えては
ならないことは、理解されるべきである。勿論、特許請
求の範囲内に入るすべての修飾は、特許請求の範囲によ
りカバーされることを目的としている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、組成物がシースに適用される、本発明による
殺ウィルス避妊用シースの概略図である。第２図は、組成物が充分にその中に受入れられた後のシ
ースの断面図である。第３図は、潤滑剤がそれに適用されている間のシースの
概略図である。第４図は、潤滑剤が充分にその中に受入れられた後のシ
ースの断面図である。第５図は、潤滑剤をしてシースの表面に沼って拡がった
時間経過後のシースの断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）使用時にコンドームの先端の正しい位置に存在す
る、充分に高い融点とコンドームの壁と充分に高い界面
張力を有する半固体組成物をその先端に有するコンドー
ムよりなり、該組成物が殺ウィルスに有効な量及び濃度
の殺ウィルス剤を含む性的に伝染する疾患の伝染を予防
する医学的装置。
（２）該コンドームがその外面に殺ウィルス剤含有潤滑
剤を有する特許請求の範囲第（１）項記載の医学的装置
。
（３）該潤滑剤が充分に低い界面張力を有し、毛管作用
により該シースの該内面及び該外面の両方に拡がる特許
請求の範囲第（２）項記載の医学的装置。
（４）該コンドームの内部に用いられる該殺ウィルス剤
組成物が６．１〜７．１容量％のノニルフェノキシポリ
エトキシエタノールを含むポリエチレングリコールより
なる半固体である特許請求の範囲第（１）〜（３）項の
何れか一つの項記載の医学的装置。
（５）約０．３５ｇ〜約０．５５ｇの間の前記の第一の
組成物が該シースに供給される特許請求の範囲第（５）
項記載の医学的装置。
（６）該潤滑剤が約６．１容量％〜約７．１容量％のノ
ニルフェノキシポリエトキシエタノールを含むシリコー
ン液体よりなる特許請求の範囲第（２）項記載の医学的
装置。
（７）該シリコーン液体がジメチルポリシロキサンより
なる特許請求の範囲第（６）項記載の医学的装置。
（８）約０．３５ｇ〜約０．５５ｇの間の該潤滑剤が該
シースに用意される特許請求の範囲第（７）項記載の医
学的装置。