JPS62159038A - 穿孔ケ−シング診断装置 - Google Patents

穿孔ケ−シング診断装置

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JPS62159038A
JPS62159038A JP60299777A JP29977785A JPS62159038A JP S62159038 A JPS62159038 A JP S62159038A JP 60299777 A JP60299777 A JP 60299777A JP 29977785 A JP29977785 A JP 29977785A JP S62159038 A JPS62159038 A JP S62159038A
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casing
housing
amplifier
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B47/00Survey of boreholes or wells
    • E21B47/09Locating or determining the position of objects in boreholes or wells, e.g. the position of an extending arm; Identifying the free or blocked portions of pipes
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
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    • E21B17/00Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
    • E21B17/10Wear protectors; Centralising devices, e.g. stabilisers
    • E21B17/1014Flexible or expansible centering means, e.g. with pistons pressing against the wall of the well
    • E21B17/1021Flexible or expansible centering means, e.g. with pistons pressing against the wall of the well with articulated arms or arcuate springs
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 伎監分更 本発明は、大略、長尺ケーシングの状態を診断する装置
に関するものであって、特に、金属パイプの如き長尺ケ
ーシングの電気的状態を診断し且つ検査する診断装置に
関するものである。更に詳細には、本発明は、陰極保護
(cathodic protection)を評価し
且つケーシングの腐食速度測定を行う為に、地中内に延
在する穿孔内に嵌入されている長尺の穿孔ケーシング内
に挿入可能な穿孔ケーシング診断装置に関するものであ
る。
丈米五皿 金属パイプ又はケーシングが穿孔内に嵌入される場合、
その穿孔内に存在する流体が腐食性のものであると、そ
の金属は腐食しがちとなる。地下には幾つかの異なった
地層が存在しているので。
ケーシングの異なった部分の間に大規模電気化学セルが
形成されることがあり、成る領域においては、正味電流
が地層からケーシング内に流れ込み、一方その他の領域
では、正味電流がケーシングから流れ出し地層に流れ込
む、その場合、金属イオンがケーシングから離脱する箇
所では、ケーシングは次第に腐食することとなる。この
様な腐食の速度は117年のオーダであり、それはμA
/cdの単位での流出電流に比例すると言われている。
この電気化学腐食はケーシングから流出する電流から発
生するので、ケーシングの全長に渡って正味電流がケー
シングに流入する様な電位にケーシングを維持すること
によって腐食を防止することが可能である。この為に、
屡々、陰極保護が使用される。陰極保護は従来公知であ
り、これは電気化学セルを陰極とさせることによって金
属を電気化学腐食から保護する技術である。陰極保護は
地中内に延在する穿孔内に嵌入された金属ケーシングに
対して従来も今も使用されている。
この様な陰極保護が必要とされているかを決定するか又
は特定のケーシングに適用されている陰極保護を評価し
及び/又は最適化する為に、ケーシングの長手方向に沿
ってのケーシング電位分布を測定する。この場合、典型
的に、複数個の電極を具備したダウンホール装置を、地
表上に位置されている測定ユニット乃至は装置へ接続さ
れている長いケーブルに懸架されてケーシング内に挿入
させ、該ダウンホール装置をケーシングに沿って移動さ
せる地表にある測定装置によって測定を行う。この場合
、ケーシングに接触している電極の何れか2つの間の電
位差情報は、ダウンホール装置を地表の測定装置へ接続
させている長いケーブルを介して地表にある測定装置へ
伝達されねばならないので、該情報はノイズを拾ったり
クロストーク等の種々の理由によって劣化される傾向と
なる。更に、該情報は、又、長尺ケーブルに沿っての及
びダウンホール装置内の接続や地表での熱起電力即ち熱
EMFによって悪影響を受ける。ケーブルの影響、特に
熱起電力効果の影響、を可及的に取り除く為に、ここに
引用によって本明細書に導入する1985年11月1日
に出願された特許出願筒60−244217号に記載さ
れている如く、ケーブルの影響を差し引く為にダウンホ
ール装置内にリレースイッチを設けることが提案されて
いる、この提案された技術は収集されたデータの品質を
著しく改善することを可能とするものであるが、測定装
置は地表に位置されているので、依然として長尺のケー
ブルを介して測定を行うことが必要である。測定が地表
で行われる限り、長尺ケーブルを介しての遠隔測定の場
合に発生するクロストークやノイズの問題の為にデータ
を平均化したり積分したりすることが必要となり、その
為に測定時間が長くなる。
上述した如く、ケーシングの長手軸に沿って電位差測定
を行う為に、典型的に、ダウンホール装置にはダウンホ
ール装置の長手軸方向に沿って互いに離隔して複数個の
電極が設けられている。従って、通常1円周方向には顕
著な電位差又は電流が存在しないと仮定されるか、又は
それは単に無視されている。1965年9月21日にM
arsh atal、に発行された米国特許第3,20
7,891号は、円周方向に配設した複数個の電極を具
備するダウンホール装置を開示している。然し乍ら、こ
の特許は、複数個の電極を同一の単一円周で複数個の電
極を配設することを示唆しているに過ぎず、それは長手
軸方向における電位差又は電流成分を無視している。更
に詳説すると、この特許はパイプの厚さ及び金属損失領
域の識別に関するものであって、それは他の電極から電
流を注入して電位差を測定し円周方向の抵抗測定又は2
つの抵抗測定の比較を与えるだけのものである。この特
許では、それ自身の価値ある特性として、又は自然電流
又は外部的に印加した電流を測定する目的の為に電位差
を測定するものではない。
従って、電位差又は電流は長手軸方向と円周方向の両方
の成分を持つ場合があるにも拘らず、何れの従来技術も
長手軸方向のみ又は円周方向のみの何れかにおいて測定
を行うのみであるから、採取された電気的特性データの
信頼性を充分に保証することは不可能である。
且−敗 従って、本発明の主要な目的とするところは、上述した
如き従来技術の欠点を解消し、穿孔ケーシング等のケー
シングを診断する改良した装置を提供することである。
本発明の別の目的とするところは、穿孔ケーシング等の
ケーシング内に挿入させることが可能であり且つその中
に配設された測定装置を具備する改良したケーシング診
断装置を提供し1局所的且つ直接的にダウンホール測定
を行うことを可能とすることである。
本発明の更に別の目的とするところは、ケーシングの長
手軸方向のみならずその円周方向においても本診断装置
を挿入させたケーシングの所定の電気的特性の測定を行
うことが可能な改良したケーシング診断装置を提供する
ことである。
本発明の更に別の目的とするところは1局所的腐食速度
を高精度で且つ高速度で決定することの可能な改良した
ケーシング診断ダウンホール装置を提供することである
本発明の更に別の目的とするところは、ブライン、即ち
塩分濃度の高い水等の比較的導電性が高い井戸液体内に
浸漬させて測定を行うことを可能とする改良したケーシ
ング診断ダウンホール装置を提供することである。
盈−蔑 本発明の1側面に拠れば、大略魚雷の形状をしたケーシ
ング診断ダウンホール装置が提供され、それは、長尺の
ケーシング内に挿入することが可能であり且つケーシン
グ上の2つの点の間の電気的インピーダンスや、電位差
や、ケーシング抵抗等のケーシングの所定の電気的特性
を直接測定するものである。この様な直接的測定を可能
とする為に1本ケーシング診断ダウンホール装置は、そ
の内に内蔵して測定装置を具備しており、該測定装置は
、典型的に、増幅器回路とアナログ−デジタル変換器と
を具備している。本ダウンホール装置は、又、複数個の
電極を有しており、それらは電極がハウジング内の所定
の空間内に受納される後退位置と電極がケーシングと強
制的に接触される前進位置との間をハウジングに対して
移動自在である様にハウジングに装着されている。本ダ
ウンホール装置内の測定装置は、スイッチによって電極
に接続され、ケーシングに接触している任意の選択した
2つの電極の間の少なくとも1つの所定の電気的特性を
測定し、且つ、測定値をデジタルデータへ変換した後に
、m定装置はそのデジタルデータをコンピュータを具備
する地上の処理システムへケーブルを介して伝送する。
この様に、本発明のこの側面に拠れば、ケーシング上の
2つの点の間の所望の局所的な電気的特性の測定は直接
的且つ局所的に行われ且つ測定データはデジタルデータ
の形態で長尺のケーブルを介して地表の処理装置へ伝送
されるので、測定中のクロストークの問題は完全に解消
されている。
長尺のケーブルは測定装置用の相互接続線としてではな
くデータ伝送線として使用されているので、ケーブルに
沿っての熱起電力が迅速にドリフトしたり又は変動した
としても測定が悪影響を受けることは無い、更に、たと
えケーブルに沿っての電位差が測定すべき信号、即ちケ
ーシング上の2つの選択した点の間の電位差と比較して
大きくとも。
測定が悪影響を受けることはない。本発明の好適実施例
においては、ダウンホール装置と地表処理装置との間の
データ伝送はデジタル的に行うことが可能であり、且つ
耐ノイズ特性は著しく向上される。上述した如く、本発
明においてはクロストークは最早問題ではないので、2
対以上の電極が与えられる場合には測定を並列して行う
ことが可能である1本発明に拠れば、ケーブルノイズ及
びドリフトは問題ではないので、個々の測定をより少な
い平均化ステップ又は積分ステップでより短時間に行う
ことが可能である。このことは、クロストーク問題がよ
り厳しいケーシング抵抗測定ステップの場合に特に言え
ることである。
本発明の好適実施例においては、ダウンホール装置内に
設けられる測定装置の増幅器回路は2段構成を持ってお
り、各段は、主り、C,増幅器と該主り、C,増幅器の
大きな増幅器オフセット電圧を自動的に相殺させる為の
負のフィードバックループとを具備するリセット安定化
演算増幅器(reset 5tabilized op
erational amplifier)を有してい
る。該フィードバックループは、該主り、C。
増幅器のオフセット電圧をサンプルするサンプル手段と
、そのようにサンプルされたオフセット電圧を一時的に
保持する保持手段とを有しており。
該オフセット電圧は次いで減算を行う為に該主り。
C3増幅器への入力として供給される。好適には。
該保持手段は、フィードバックループと基準電圧(通常
は接地)との間に接続されているコンデンサを有してお
り、該サンプル手段はスイッチ及び該主り、C,増幅器
の出力と保持用コンデンサとの間のフィードバックルー
プ内に直列接続されているA、C,オフセット増幅器を
有している6該、l C,増幅器は、D、C,増幅器に
2つのコンデンサを直列接続して構成されている。好適
には。
該測定装置は、更に、選択した電極間に所定の電流を供
給する為の少なくとも1個の電流源を有しており、それ
により電極とケーシングとの間の接触抵抗を測定するこ
とを可能としている。接触抵抗の情報は採取したデータ
の品質制御(qualitycontrol)として好
適に使用することが可能である。
本発明の別の側面に拠れば、ダウンホール装置の長手軸
方向に互いに離隔してハウジングに設けられた複数個の
アーム組立体を有するケーシング診断ダウンホール装置
が提供される。各アーム組立体は、半径方向へ回動自在
な複数個のアームを有しており、その各々のアームはそ
の上に電極を担持している。この場合に、複数個の電極
は異なった軸方向高さで且つ1つの軸方向高さにおいて
異なった円周位置に配設されている。この様な軸方向及
び円周方向に配設されたマルチ電極システムは高信頼性
のデータとさせ且つ記録精度を高めることを可能とさせ
る。
注意すべきことであるが、成る1つの深さ即ちダウンホ
ール装置に沿っての同一の軸方向位置において複数個の
電極を設けることにより、円周方向の電位差測定を行う
ことを可能とするにの様な円周方向測定は、ケーシング
を回る電流の流れを示しており、その際に局所化された
腐食を識別する。4個以上の電極を同一の軸方向位置に
配設した場合に可能となる円周方向の抵抗測定と一緒に
した場合には、これらの円周方向の電流を計算すること
が可能である。これはそれ自身で有用な情報であり、即
ち腐食を可及的に局所化させると共に定量化させ、且つ
軸方向測定から派生される腐食速度に対しての品質制御
として有用である。
更に注意すべきことであるが、本発明の電極は又異な、
った複数個の軸方向間隔で配設されているということで
ある0種々の軸方向間隔を有することによって異なった
分解能が与えられる。例えば。
ケーシング内の電流が大きい場合には、小さな間隔での
測定は高分解能を与える。ケーシング内の電流が小さい
場合には、大きな間隔での測定は。
小さな間隔に対しての信・号レベルが低すぎる場合には
許容可能な精度を与える。更に、電極を軸方向のみなら
ず円周方向にも異なった位置に配設させることによって
、充分な数の電極を設けることによって、ケーシング上
の任意の2点間の電位差及びケーシング内を任意の方向
へ流れる電流を測定することが可能である。更に、この
マルチ電極配列によって2つ以上のデータを同時的に採
取することが可能である0例えば、同じ軸方向間隔での
2つ以上の電極に対して行った並列測定を品質制御とし
て使用することが可能である。その上、異なった円周位
置であるが同一の軸方向位置においての同一の間隔での
異なった軸方向測定の間の差異は局所的腐食の指標とし
て使用することが可能である。
マルチ電極測定の別の利点は、電極の接触状態が不良で
ある場合に有効なデータ記録の確立が向上されるという
ことである。4つの電極を持ったダウンホール装置の場
合、単一の電極が良好な接触をなす確立をPとすると、
有効な測定値を記録する確立はP4である。各々の組が
同一の軸方向位置において円周方向に配列されている3
個の電極を具備している4組の電極を4つの異なった軸
方向位置に設けたダウンホール装置の場合に、上部と下
部レベルの各々の3個の電極を互いに短絡させた場合で
2つの中間レベルの各々の3個の電極を互いに電気的に
分離させた場合において、3つの測定の1つが有効であ
る確立は(1−(1−P)”)” (1−〇−p”)”
)である。勿論、2つの中間レベルの各々の3個の電極
の全てを短絡させると、単一の測定が有効である確立は
一層高く、即ち(1−(1−P)’)’である。
本発明の更に別の側面によれば、電極が前進位置へ移動
された時にケーシングと接触される所定の部分を除いて
各々が電気的絶縁物質で包囲されている複数個の電極を
具備するケーシング診断ダウンホール装置が提供される
。この様な包囲型構造は、導電性又は絶縁性の何れの種
類の流体中に浸漬さ九でいる場合においても、本装置を
使用することを可能としている。ケーシングは、屡々、
ブラインの如き比較的導電性の流体で充填されている。
この場合であっても、包囲型構造の電極を持った本装置
は何等問題無く好適に使用することが可能である。この
電気的に絶縁性の物質は、各電極上にコーティングの形
態又はモールディングの形態で設けることが可能である
。一方、又は。
付加的に、この絶縁物質は、対応する電極を被覆しスリ
ットを持った別体のパッカー乃至は被覆体の形態で形成
することが可能である。
注意すべきことであるが、各電極は好適には単一体要素
として構成される。この単体とする特徴は電極内に接触
電位を何等発生することが無いという利点を提供する。
更に好適には各電極を単一金属から構成することであり
、何故ならばこれも又いずれの導電性流体が電極と接触
したとしても電極内に何等ガルバニックセルが形成され
る可能性を除去するからである。更に、各電極をその電
極が接触されるケーシングの物質と類似又は同一の物質
で構成することが好適であり、そうすることによって、
何等かの導電性流体が電極に接触したとしてもケーシン
グと電極との間にガルバニックセルが形成されることが
防止される。
次に、添付の図面を参考に、本発明を実施例に即して詳
細に説明する。
第1a図及び第1b図を参照すると、本発明の1実施例
に基づいて構成されたケーシング診断ダウンホール装[
1が概略示されている。図示した如く、穿孔ケーシング
3が地中2内に延在しており、大略魚雷形状をしたダウ
ンホール装置1がケーブル4によって懸架されてケーシ
ング3内に挿入されている。理解すべきことであるが、
ケーブル4は各々が絶縁物質で被覆されている複数個の
導体及び高強度ワイヤを有する複合ケーブルである6図
示していないが、ケーブル4は上方向へ延在しており、
地表に位置されている地表処理装置(不図示)に接続さ
れている。第1b図の右側に示した如く、ダウンホール
装置1はその長手軸に沿って複数個の部分を有している
。即ち、ダウンホール装置1は、その頭部にヘッド5を
有しており、それにケーブル4が機械的に接続されてい
る。
更に、分離アダプタ6が設けられており、それはダウン
ホール装置1をケーブル4から電気的に分離させており
、その際にダウンホール装置1とケーブル4との間、又
ケーブル4がケーシング3に接触する場合にはダウンホ
ール装置1とケーシング3との間に何等かのガルバニッ
ク結合が形成されることを防止している。
ダウンホール族[1は又分離アダプタ6の次に遠隔測定
通信カートリッジ7を有している。遠隔測定通信カート
リッジ7は、ダウンホール装置1と地表装置との間の通
信を行う為にケーブルを介して地表にある地表袋Wl(
不図示)に電気的に接続されている。ダウンホール族W
1は又エレクトロニクスカートリッジ8と前置増幅器モ
ジュール9を有しており、これらは後に詳述する如く、
所望の電気的特性を直接的に測定する測定装置を画定す
る種々のエレクトロニクス及び電気要素を包含している
。ここでは、測定されたアナログデータが処理され且つ
デジタルデータに変換されて、そのデジタルデータはケ
ーブル4を介して遠隔測定通信カートリッジ7から地表
装置(不図示)へ上方向へ伝送される、ということを注
記するだけで充分である。
ダウンホール装置1にはアーム作動部1oが設けられて
おり、それは互いに距離りだけ等間隔で離隔して4つの
異なった軸方向位置に配設されている同一構造の4個の
アーム組立体12a、12b、12c、12dを有して
いる。これらのアーム組立体12a、12b、12c、
12dは構造が同一であるので、上部アーム組立体12
aに関してのみ説明をし、異なった英小文字を有する同
一の番号は異なったレベル即ち高さを表している。
好適実施例においては、距離りは約2フイート(0,6
m)に設定しであるが1本発明はこの特定の距離に制限
されるべきものではない、注意すべきことであるが、図
示例においては、各アーム組立体、例えば12a、は3
個のアーム副組立体12a□、 12 act 12 
asを有しており、それらは同一の軸方向位置において
円周方向に配列されており、且つそれらは、該アーム副
組立体、例えば12 al、 12 A2.12 ac
tが、第1a図に示した如くダウンホール装置1のハウ
ジングに画定した夫々の凹所内に挿入される後退位置と
第1b図に示した如くアーム副組立体1例えば12 a
l、 12 a、、 12 a、、が半径方向外側へ位
置されてそれらの上に担持されている対応する電極Al
、A2.A3がケーシング3の内側周面と抑圧接触され
る前進位置との間を半径方向へ回動することが可能であ
る。従って、第1a図は閉止状態を示しており、全ての
電極A乃至りがダウンホール装置1に近接してそこに画
定された夫々の凹所内に収納される後退位置に位置され
ており、ダウンホール装置1はケーシング3に沿って垂
直に移動させることが可能である。一方、第1b[!1
は、開放状態を示しており、全ての電極A乃至りは半径
方向外側へ移動されてケーシング3の内側周表面に対し
て押圧される前進位置に位置されている1図面の簡単化
の為に第1a図及び第1b図には示していないが、注意
すべきことは1本発明の好適実施例においては、各アー
ム組立体12a。
12b、12c、12dはスプリング手段を有しており
、それは、後述する如く、前進位置を取る傾向を与える
様に関連するアーム組立体を通常バイアスさせている。
更に注意すべきことであるが、ダウンホール装置1を第
1b図に示した如く開放状態に設定したとしても、ダウ
ンホール装置1は、所望により、電極A乃至りをケーシ
ング3の内側表面に沿って摺動させてケーシング3に沿
って垂直方向へ移動させることが可能である。
アーム作動部10は又4本の駆動シャフト14a、14
b、14c、14dを有しており、これらは油圧ジヤツ
キ13a、13b、13c、13dに夫々操作結合され
ている。後に更に詳述する如く、これらの油圧ジヤツキ
13a乃至13dは、油圧発生部11からアーム作動部
10に沿って延在する油圧配管を介してダウンホール装
置1の底部に設けられている油圧発生部11内に配設さ
れておリモータやポンプ等を具備する油圧制御装置に油
圧接続されている。注意すべきことであるが、油圧発生
部11は又エレクトロニクスカートリッジ8とも動作接
続されており、従って油圧の作動及び不作動はケーブル
4を介して地表にある地表装置から供給される制御信号
に従って制御される。
従って、理解すべきことであるが、アーム組立体12a
乃至12dが、通常、開放位置へ向けてスプリング付勢
されている場合において、油圧発生部11が不作動とさ
れると、アーム組立体12a乃至12dは半径方向外側
へ移動されて第1b図に示した如く開放位置を取る。一
方、油圧発生部11が作動されると、アーム組立体12
a乃至12dは半径方向内側へ移動されて第1a図に示
した如く後退位置を取る。
次に、第2図乃至第4図及び第5a図乃至第5C図を参
照して、アーム組立体12a乃至12d。
特に12aの構成に付いて以下詳細に説明する。
第5a図乃至第5c図から最も良く理解される如く、注
意すべきことは、アーム組立体12aは3個の同一のア
ーム副組立体12 al、 12 a、、 12a、を
有しており、それらはダウンホール装置1の長手軸方向
中心線の回りに等角度間隔、即ち12o@間隔で円周方
向に配列されている。アーム副組立体12 al、 1
2 a、、 12 a、は構成が同一であるから、以下
アーム副組立体12a1のみに付いて詳細に説明する。
他の2個のアーム副組立体12a2及び12a3の対応
する要素は、夫々、「2」及び「3」の脚字を付して表
しである。
アーム副組立体12a工は、一対の長寸従動アーム20
a□、2Qa、を有しており、それらは夫々枢支点21
 al、 21 alでダウンホール装置1のハウジン
グ乃至は本体1aに枢支されいる。更に、アーム副組立
体12a□は、短寸従動アーム22a0と短寸駆動アー
ム22 ai’ とを有しており。
これらは、夫々、枢支点23 a、、 23 a□でハ
ウジング1aに枢支されている。更に、アーム副組立体
12a□は電極支持プレート24a1を有しており、そ
れは、夫々、枢支点25a□、26a、。
26a1において従動及び駆動アーム20a、、22a
□、22a□′の前方端部に回動自在に接続されている
。枢支点21 al、 23 al、 25 a□。
26a□は一緒となって平行四辺形を画定しているので
、電極支持プレート24a工は、従動及び駆動アーム2
0a工、22a、、22a1’が枢支点21 a、、 
23 a□回りを連動して回動したとしても、ダウンホ
ール装置1の長手軸と常に平行に支持される。後に更に
詳述する如く、電極支持プレート24a□は、半径方向
外側へ突出する様に対応する電極A1を支持しており、
且つ支持プレート24a工によって支持されている電極
A1の上表面は、アーム組立体12aがその前進位置に
設定された時にケーシング3の内側周面と接触する。
更に注意すべきことであるが、従動アーム2゜al及び
22a□は単に伸長した形状であるが、駆動アーム22
a工′は、大略、L字形状をしておりそれはその角度を
付けた部分でダウンホール装置1の本体1aに枢支され
ている。上述した如く、L字形状をした駆動アーム22
aユ′の前方端部は電極支持プレート24a工に回動自
在に接続されているが、他方の前方端部は駆動シャフト
14a上に一体的に形成されている円周突起15aと係
合している。前述した如く、油圧ジヤツキ13aはハウ
ジングlaに固着されており、該ハウジング1aはその
中に部分的に駆動シャフト14aを受納しており、駆動
シャフト14aの前方端部はハウジング1a内に画定さ
れているガイド孔り6a内に摺動自在に受納されている
。従って、油圧がジヤツキ13aにかけられると、駆動
シャフト14aが外側へ突出し、従って駆動アーム22
a□は第2図中において枢支点23a、の回りを時計方
向へ強制的に回動され、その際にアーム副組立体12a
1従って電極A1を第35に示した後退位置へ移動させ
る。・一方、アーム副組立体12a□は又複合板バネ2
7a□を有しており、その基端部は固着手段28a工に
よってハウジング1aに固着されており又その前方端部
は、ローラ30a□が回転自在に装着されているコネク
タ29a□を介して電極支持プレート24a1へ回動自
在に接続されている。従って、アーム副組立体12a、
は、通常、バネ27a□の力の下で第2図に示した如く
その前進位置へ向かって移動すべくバイアスされている
。従って、ジヤツキ13aにかけられている油圧が解除
されると、アーム副組立体12a工は半径方向外側へ強
制的に移動されて第2図に示した前進位置をとる。従っ
て、理解される如く、第1b図は、スプリング力によっ
てアーム組立体12a乃至12dの全てが強制的に半径
方向外側へ移動して電極A乃至りの全てがケーシング3
の内側周表面に対して押圧されている状態を示している
図示例においては、ダウンホール装置1のハウジング1
aには関連するアーム副組立体、例えば12 al、 
12 a、、 12 a、と位置が対応して等角度間隔
で円周方向に配列されている3個の凹所が設けられてお
り、第3図及び第4図に示した如く後退位置にセットさ
れると、該アーム副組立体は夫々の凹所内に受納させる
ことが可能である。
アーム副組立体が全て後退位置にセットされると、全て
の電極A乃至りはハウジング1aの最も外側の周辺点に
関して半径方向内側に位置され、従って電極A乃至りは
不所望の物体と不用意に係合することが防止される。更
に注意すべきことであるが、長寸アーム20a1は短寸
アーム22a工の内側に位置されており、従ってそれら
は互いに回動運動を干渉することが防止されている6第
4図及び第5a図乃至第5c図に示した如く、ハウジン
グ1aには一対の孔1b、lbが形成されており、そ中
にはピボット21 al、 21 a、が嵌合されてお
り、又一対の孔1c、lcも形成されていて。
その中にはピボット23 al、 23 a□が嵌合さ
れている。
第7図は、アーム作動部10と油圧発生部11との間の
油圧接続をブロック図で示しである6図示した如く、油
圧発生部11は、油等の作動流体を所定量貯留する貯留
器40と、該貯留器40に接続されている安全弁41と
を有している。油圧発生部11には更に貯留器40と流
体連結してポンプモータ42と、安全弁44と、ソレノ
イド弁45と、制御弁46と、圧力スイッチ47とが設
けられている。逆止弁43もポンプモータ12の出口に
接続して設けられている6従って、ポンプモータ42が
作動されると、貯留器40内の油は圧力下においてアー
ム作動部10内のジャック13a乃至13dの各々へ供
給され、従ってアーム組立体12a乃至12dは前述し
た如く閉止状態に設定される。一方、ポンプモータ42
を停止した後、ソレノイド弁45を開放、即ち油圧発生
部11を不作動とさせると、バネ27の復帰力の下で油
はアーム作動部1oから貯留器40へ帰還される。然し
乍ら、注意すべきことであるが、図示例においては、ア
ーム組立体12a乃至12dの動作は油圧によって行わ
れているが、それは当業者等にとって自明な如く5機械
的、電気的、又は磁気的な方法で行うことも可能である
第6a図乃至第6d図は、上述したダウンホール装置1
に好適に適用することの可能な電極組立体を示している
。図示した如く、電極組立体は包囲構造を持っており、
それは、例えばスチール製で大略プレート形状をしてお
りその上部中央部分を凹設した基体31を有している。
好適にはPEEK(Poly−Ether−Ether
−Ketone)からなる底部絶縁体34が基体31の
上表面上に配置されており、三角形状の表面32aを持
った斧形状の電極32が底部絶縁体34上に載置されて
おり、従って電極35はスチールの基体31から電気的
に分離されている。注意すべきことであるが、電極35
は他の図面に示した電極A乃至りの任意の1つに対応し
ている。好適実施例においては、電極35は好適にはビ
トン(Viton)からなる電気的絶縁物質で被覆され
ている。電極32と一体的にソケットコネクタが設けら
れており、その上にはゴムブーツ33が嵌合されている
。従って、電極32は、ソケットコネクタ及び相互接続
線(不図示)を介してエレクトロニクスカートリッジ及
び前置増幅器エレクトロニスクス8及び9内に形成され
ている電気回路へ電気的に接続されている。更に、好適
にはビトンからなるパッカー35が設けられており、そ
れは斧形状の電極32を包囲している。パッカー35は
切頭ピラミッド形状をしており、それには上部平坦面に
スリット35aが形成されており、従って電極32が前
進位置に位置されてケーシング3に対して押圧された場
合に、斧形状をした電極32の頂部表面32aはスリッ
ト35aを介してケーシング3の内側周面と接触するこ
とが可能である。
好適にはPIJKからなる一対のカバー37及び36が
、図示した如く、コネクタ及び電極部分上に位置されて
おり、これらのカバー37及び36は、底部絶縁体34
内に形成された孔34aを介して基体31内に形成した
螺設孔(不図示)内に螺着されている螺子38によって
基体31に固定されている。従って、明らかな如く、電
極32は、所定の部分、即ち図示例においては頂部表面
32aを除いて、電気的絶縁性物質で包囲されており、
該頂部表面32aは電極32がケーシング3に対して押
圧されるとスリット35aを介して露出され得る。上述
した実施例においては、電極32は絶縁性物質で被覆さ
れており且つパッカー35内に包囲されている。然し乍
ら、注意すべきことであるが、パッカー35はコーティ
ングの有無に拘らず電極35上にモールド成形させるこ
とが可能である。別法として、所望により、電極35は
コーティング無しで単にパッカー35内に設けることも
可能である。電極32をコーティングする場合、その頂
部表面32aもコーティングされたままとすることが可
能であり、何故ならば、電極32を最初にケーシング3
に対して押圧させた時に頂部表面32a上のコーティン
グは除去されるからである。然し乍ら、頂部表面32a
上にはコーティングを設けないことが望ましい。
次に、第8図を参照して、ケーシング診断ダウンホール
装置1の電気的構成に付いて説明する。
第8図において、8個の電極A、B1−B5.C1−C
5,Dが示されている。理解される如く、Aは最上段で
あり、Bは2番目に高い段であり、Cは3番目に高い段
であり、Dは最下位段である。
上述した如く、本実施例は、各段において円周方向に配
設して3個の電極、即ちAl−A3.B1−B5.C1
−C5,Di−D3を有している。
然し乍ら、本実施例においては、最上段及び最下位段の
各々の3個の電極、即ちAl−A3及びDl−D3は、
夫々、全て互いに短絡されている。
従って、第8図において、最上段及び最下位段に対して
は唯だ1つの電極A及びDのみを示しである。第8図に
示した電気的構成は、4個の同一の増幅器回路51,5
2,53.54を有しており、それらの2つの入力端子
は、夫々、対をなす電極B1−C1,B2−C2,B5
−C5,A−Dに接続されている。後に明らかにされる
如く、同一の増幅器回路51乃至54の各々は、基本的
に同一の構成である前置増幅器と主増幅器から構成され
る2段構造を持っており、且つ後に詳説するリセット安
定化演算増幅器を有している。増幅器回路51乃至54
の各々の最初の半分である前置増幅器部分は前置増幅器
エレクトロニクス部9内に位置されており、他の半分は
エレクトロニクスカートリッジ部8内に位置されている
。増幅器回路51乃至54の各々は対応する対の電極に
接続されているので、ケーシング3に対して押圧された
時に対応する対の電極間に存在する電位差は増幅器回路
51乃至54によって直接的に測定することが可能であ
る。
4個の増幅器回路51乃至54の全ては、それらの出力
端子をマルチプレクサ57へ接続させている。エレクト
ロニクスカートリッジ部8内には更に別の増幅器回路5
5も設けられているが、これには高精度は必要ではない
ので従来の構成を有している。増幅器回路55は2個の
入力端子を持っており、その間には抵抗Rが設けられて
いる。
又、その出力端子はマルチプレクサ57に接続されてい
る。電流源56が設けられており、それは抵抗Rの一端
に接続されており、これは電極とケーシングとの間の接
触抵抗又はケーシング抵抗を測定する時に選択した対の
電極へ既知の電流を供給する。マルチプレクサ57の出
力端子は自動利得レンジャー58を介してアナログ・デ
ジタル(A/D)変換器59へ接続されている。該レン
ジャー58は測定サイクルの各ステップにおける異なっ
た測定モードに起因して非常に異なったレベルの信号を
信号レベルに応じて与えられた利得に対して同一の回路
によってデジタル化させることを可能としている。A/
D変換器59はバスを介してダウンホール装置バスイン
ターフェース(DTB  I/F)6C1接続されてお
り、該インターフェース60は更に制御論理61へ接続
されている。更に、DTB  I/F  60は遠隔測
定通信カートリッジ7に接続されており、それは又エレ
クトロニクスカートリッジ部8内の電源回路62に接続
されると共に、ケーブル4を介して典型的にコンピュー
タを具備しており地表に設けられている地表処理装置5
0へ接続されている。
この様な電気的構成を有しているので、地表装置!5o
内のコンピュータはケーブル4及び遠隔測定システムを
介してエレクトロニクスカートリッジ部8内の制御論理
61へ命令を送り、該論理61は次いで種々の制御信号
をエレクトロニクスカートリッジ部8内の種々の要素へ
供給して測定サイクルにおける種々のステップを制御す
る。種々のエレクトロニスク要素を動作させるのに必要
な電力は電源回路62を介して地表装置50から供給さ
れる0例えば、電位差測定を実施する場合、ケーシング
3と接触している2対の電極間に存在する電位差が直接
的にアナログ信号の形態で測定され、且つ対応する増幅
器回路51,52.53又は54によって増幅され、こ
の信号はデジタルデータに変換され、その後ケーブル4
を介して地表袋!!5oへ伝送される。この様に1本発
明のこの側面に従えば、所望の電気的特性は長尺のケー
ブル4を介して地表装置50へ伝送される前に局所的に
直接的に測定され且つデジタル化されるので、測定は測
定されるべき電気的特性が比較的大きさが小さくとも、
高S/N比及び高精度測定を行うことが可能である。
注意すべきことであるが、穿孔ケーシングの診断の場合
には、測定は高温度、例えば最大的200℃で行わねば
ならず、又温度は深さに応じて変化する。従って、何れ
の増幅器のオフセット電圧も大きく且つ診断作業の間に
著しく変化する。従って、このオフセットを相殺させる
ことが必要である。たとえ相殺したとしても、信号がオ
フセットと比較して小さい場合、A/D変換器59のダ
イナミックレンジは信号ではなくオフセットをカバーし
てしまうので測定は低精度のものとなる。
後に明らかにされる如く、フィードバックループを持っ
たリセット安定化増幅器を設けることによって、信号が
増幅器のダイナミックレンジをカバーする様になり高精
度で信号をデジタル化することが可能となり、その際に
A/D変換器59によって与えられるべきビット数を有
効に使用することを可能としている。即ち、温度変化に
起因する増幅器のオフセットは以下に説明するリセット
安定化増幅器構成によって効果的に取り除くことが可能
である。
次に、第10図及び第11図を参照して、増幅器回路5
1乃至54の各々に使用されているリセット安定化演算
増幅器の構成及び動作特性を以下に詳細に説明する。第
1図は、2段増幅器回路51乃至54の各々の最初の段
として使用された場合のリセット安定化演算増幅器を示
しており、それは主り、C,増幅器A1を有しており、
該増幅器A1は一対の第1入力端子と、第2入力端子と
出力端子とを有している。増幅器A1の一対の第1入力
端子は1点線で示した如く一緒にオン/オフ制御される
一対の入力スイッチSW1を介して、対応する一対の電
極X及びY(図示例においては、x−yはB1−C1,
B2−C2,B5−C5゜A−Dの任意の対に対応して
いる)に接続されている。増幅器A1の一対の第1入力
端子は又これらも一緒に動作される別の対のリセットス
イッチSW2を介して通常接地である基準電圧へ接続さ
れている。増幅器A1はその出力をその出力端子へ供給
し、該出力端子は第2段の主り、C,増幅器の入力端子
(即ち非反転入力端子)へ接続されており且つそれは更
に、第10図に示した如く。
負帰還ループを介して増幅器A1の第2入力端子へ接続
されている。
このフィードバックループは、増幅器A1の出力端子か
ら増幅器A1の第2入力端子へ直列接続されているサン
プリングスイッチSW3を有しており、該サンプリング
スイッチSW3は主り、C。
増幅器A1によってその出力端子に発生されるオフセッ
ト電圧をサンプルする。更に、該フィードバックループ
は、サンプリングスイッチSW3によってサンプルされ
たオフセット電圧を検知すると共に増幅する増幅器A2
と、保持用スイッチSW4と、保持用増幅器A3とを有
している。更に、2個のコンデンサC□とC2が設けら
れており且つ夫々増幅器A2の入力端子と出力端子に直
列接続されている。これらのコンデンサは、増幅器A2
のオフセット電圧を取り除く為に必要である。C1と0
2とA2とは一体となってA、C,オフセット増幅器を
構成している。更に、保持用増幅器A3の入力端子と接
地との間に接続して保持用コンデンサCHが設けられて
いる。この保持用コンデンサCHは、保持用スイッチS
W4のオン/オフ動作の間の帰還にC工、C2,A2か
ら構成されるA、C,オフセット増幅器によって増幅さ
れた後に、主り、C,増幅器A1からのオフセット電圧
を一時的に保持する。保持用コンデンサCH内に一時的
にストアされるオフセット電圧は、この電圧に対してバ
ッファとして機能する保持用増幅器A3を介して主り、
C,増幅器A1の第2入力端子へ印加される。従って、
ケーシング3によっての一対の電極X及び7間で測定さ
れる電気的特性は主り、C,増幅器A1で増幅すること
が可能であり、且つその増幅器オフセット電圧を有する
こと無しにその出力として供給される。何故ならば。
そのオフセット電圧は増幅器A1において効果的に相殺
されているからである。
次に、特に第11図を参照して、第10図に示したリセ
ット安定化演算増幅器が如何にして動作して、主り、C
,増幅器A1のオフセット電圧によって悪影響を受ける
こと無しにケーシング3によって一対の電極X及び7間
に存在する所望の電気的特性を測定するかに付いて説明
する。第11図に示したタイミングチャートにおいて、
左側槽に示した記号は第10図の回路内の同一の参照番
号を持った要素と対応している。最初に、スイッチSW
I、SW3.SW4は全てオフであり、スイッチSW2
はオンである。従って、増幅器A1の一対の第1端子は
接地されている。その状態において、第11図に示した
如く、主り、C,増幅器A1はその出力端子にオフセッ
ト電圧h工を供給する0次いで、サンプリングスイッチ
SW3がオンされると、このオフセット電圧h1はサン
プルされ、且つ増幅器A2によって増幅されて、且つす
ぐその後に、保持用スイッチSW4がオンされ且つ保持
用コンデンサCHが増幅されたオフセット電圧によって
充電される。同時に、このオフセット電圧は増幅器A3
を介して増幅器A1の第2入力端子へフィードバックさ
れる。このフィードバックされるオフセット電圧は負方
向に増幅器A1の第2入力端子へ印加されるので1元の
オフセット電圧h1は減少される。次いで、所定の時間
経過後、保持用スイッチSW4がオフされ、従って増幅
器A3は保持用スイッチSW4が次にオンされる迄の期
間に渡って保持用コンデンサCH内にストアされている
オフセット電圧を印加し続ける。引き続き、サンプリン
グスイッチSW3がオフされる。これは第11図に示し
たオフセット期間を要約するものである。その後、一対
の入力スイッチSWIがオンされ、且つ一対のリセット
スイッチSW2がオフされる。従って、増幅器A1はケ
ーシング3に沿って一対の電極X及び7間に存在する電
位差を取り込み、それは次いで増幅され且つ出力される
。これは測定期間に対応しており、その間にケーシング
3に沿って電極X及び7間に存在する所望の電位差の測
定が行われる。
次いで、一対の入力スイッチSWIは再度オフされ、且
つ同時に、一対のリセットスイッチSW2がオンされて
増幅器A1の一対の第1入力端子を接地させ、従ってこ
れによりその出力端子に別のオフセット電圧り、、が供
給される。この一連のステップは何度も繰り返し行われ
、増幅器A1からのオフセット電圧出力のレベルは次第
に減少し。
且つ究極的に非常に小さなり、/増幅器A2の利得へ減
少される。
第9図は、本ダウンホール装置1の電気的構成を示して
おり、それは基本的に第8図のものと同じであるが、特
に電流源56の構造に関して詳細に示しである。第9図
に示した如く、第8図の電流源56は、実際には、4個
の電流源Ii乃至工。
を有している。更に、複数個の関連したスイッチS1乃
至S4及びS6乃至S15が設けられている。更に、第
9図には、地表に位置したデジタル化装置63がケーブ
ル4を介してダウンホール装置1に接続して示されてい
る。図示例においては。
電流源工、乃至I3は同一であり且つこれらはL+aA
の電流を供給する。一方、電流源工、はより大きな0.
5Aの電流を供給する。電流の正確な値は重要ではなく
、本装置の機能に影響を与えること無しに変化させるこ
とが可能である。重要なことは、一方が他方よりも相対
的に小さいということである。
電流源工、は、接続する点線で示した如く一緒に動作さ
れる一対のスイッチSl、Slが閉成され且つスイッチ
S13が閉成されると、ケーシング3に沿っての一対の
電極B1及びC1間に1mAの小さな電流を供給する。
これは、長手軸方向に配設した2個の電極B1とC1と
の間にケーシング3に沿って小さな軸方向電流を注入す
ることに対応する。注意すべきことであるが、スイッチ
S12と813とは点線で結んであるから動作上関連し
ており、従ってスイッチS13が閉成されると、スイッ
チS12は開成し、且つスイッチS13が開成すると、
スイッチS12は閉成する。従って、一対のスイッチS
L、SLが閉成している場合に、スイッチS13が開で
従ってスイッチS12が閉であると、電流源工□はケー
シング3に沿って一対の電極B1と82との間に1mA
の電流を供給する。これは、電極B1と82とが同一の
軸方向位置に位置されているので、ケーシング3上の円
周方向における小さな電流の注入に対応する。一方、ス
イッチ112が開であって一対のスイッチS2が閉成す
ると、電流源工2はケーシング3に沿って一対の電極B
2と02との間に1mAの電流を供給する。更に、スイ
ッチS14と815とはその一方が開で他方が閉である
様に同時的に動作され、従って、一対のスイッチS3.
S3が閉成された場合に、スイッチS14が開で従って
スイッチ515が閉であると、電流源工、はケーシング
3に沿ってその長手軸に電極B3とC3との間に1mA
の電流を供給する。一方、スイッチS3,83が閉成さ
れる場合に、スイッチS14が閉であり従ってスイッチ
S15が開であると、電流源I3によって供給される電
流はケーシング3に沿って2個の電極C2と03との間
を円周方向へ流れる。
増幅器回路51は、上述した如く2段のリセット安定化
演算増幅器を有しており、その反転入力端子を2番目に
高い軸方向位置にある電極B1へ接続しており、且つそ
の非反転入力端子をスイッチS9へ接続している。従っ
て、スイッチS9がオフとなると、それは増幅器51の
非反転入力端子を3番目の高さの軸方向位置における電
極C1へ接続しており、一方、スイッチS9がオンする
と、増幅器51の非反転入力端子は2番目の高さの軸方
向位置における電極B2へ接続される。スイッチS10
はスイッチS9と動作的に関連しており、第3増幅器回
路53の反転入力端子は、スイッチS10がオフの時は
電極B3へまたスイッチSIOがオンの時は電極C2へ
接続され、一方増TM器回路53の非反転入力端子は常
に電極C3へ接続されている。第2増幅器回路52はそ
の非反転入力端子及び反転入力端子を、夫々、一対のス
イッチS11.Sllがオンかオフかに従って、夫々の
電極B2及びC2へ接続したりそれから切断されたりす
る。
第4増幅器回路54は、その反転入力端子を3個の電!
A1乃至A3を共に短絡した組合せの電極Aへ接続して
おり、更にスイッチS6及びケープル4を介して地表デ
ジタル化装W63へ接続している。第4増幅器回路54
の非反転入力端子は電極りへ接続されており、該電極り
も3個の電極Dl乃至D3を共に短絡したものである。
電流源I4は大きな電流0.5Aを供給するものであり
それは抵抗Rと直列に接続されており、且つ一対のスイ
ッチ34.34が閉成されている場合に、ケーシング3
によって上部電極Aと下部電極りとの間に0.5Aの電
流を供給する。第9図に示した如く、地表装置はデジタ
ル化装置63を有しており、夫々は一対の入力端子を持
っていて、その1つは基準電位源REFIへ接続され他
方の入力端子はケーブル4を介してS6へ接続されてい
る。
注意すべきであるが、地表装置は更に遠隔測定通信モジ
ュール50aを有しており、それはダウンホール装置1
の遠隔測定カートリッジ7と通信する為に地表装置50
内に装着されている。更に理解すべきことであるが、全
てのスイッチS1乃至S4、S6、S9乃至S15は制
御論理61から供給される制御信号によって動作され、
該制御論理61へはケーブル4を介して地表装置5oか
ら命令が供給される。
次に、上述した構成を持ったケーシング診断ダウンホー
ル装置1の動作を第12図、第13図。
第14a図乃至第14f図、及び第15図を参照して説
明する0図示例においては、ケーシング3上の2点間の
軸方向及び円周方向の電位差、ケーシング3上の2点間
の軸方向のケーシング抵抗、及び電極B、Cとケーシン
グ3との間の接触抵抗を選択した電気的特性として6ス
テツプ測定サイクルで測定する。この6ステツプサイク
ルは、第12図及び第13図、更に詳細には第14a図
乃至第14f図に示した如< 5TEPO乃至5TEP
5を有している。一方、第15図は測定動作における全
体的なステップのシーケンスを示している。
測定動作は、地表にある地表装置50内のコンピュータ
システム(不図示)にストアされているソフトウェアに
よってトリガされ且つ制御される。
ダウンホール装置1がケーシング3内に下降され且つそ
れが移動している間は、データは記録されず、ソフトウ
ェアは連続して深さをチェックする。
ソフトウェアが所定の期間を越えて一定の深さを検知す
ると、それは6ステツプ測定サイクルの開始をトリガす
る。測定サイクルが完了すると、ソフトウェアはベルを
鳴動させて6ステツプ測定サイクルが完了したこと及び
ダウンホール装置1を別の深さへ移動させることが可能
であることを表示する。特に図示していないが、地表装
置50は更にプリンタを有しており、それは6ステツプ
測定サイクルが完了する毎に測定結果をプリントアウト
し、更にプリンタは測定動作の前にオペレータによって
選択的に決定されている上限に基づいて接触抵抗測定に
対しての良好/不良電極接触状態をプリントアウトする
。この様な上限は次に採取したデータに基づいて改善さ
せることが可能である。従って、地表におけるオペレー
タは、ベルが鳴動することによって、何時ダウンホール
装置1を別の深さへ移動することが可能であるかを判別
でき、又オペレータは接触抵抗情報に従ってデータが良
好であるか又は不良であるかの表示が直ぐ得られる。ソ
フトウェアがデータ収集を完了し。
計算を行い、ベルを鳴動させ、且つ結果をプリントアウ
トすると、ソフトウェアは再度深さパルスのチェックを
開始する。深さの変化を検知すると。
深さチェックルーチンに入り、ダウンホール装置1が別
の深さに位置されたことを表す深さパルスの終了が発生
することを待つ。
注意すべきことであるが、種々の制御不能の理由から、
収集したデータにはオフセット又は不正確性が存在する
ことがある。従って、本発明の好適実施態様においては
、収集したデータを電極とケーシングとの間の接触抵抗
データに基づいてスクリーニングし、その結果、接触抵
抗データが派生された基準値と等しいか又はそれよりも
小さいことが判明したデータをデータ処理に使用する有
効なデータとして抽出する。即ち、金属ケーシングが腐
食していると、通常、ケーシングの表面上には少なくと
も部分的に腐食層が形成されている。
従って、たとえ電極をケーシングに対して押圧させたと
しても、比較的厚い腐食層の為に電極がケ−シング自身
と適切に電気的接触状態とされない場合がある。この様
な場合、電極とケーシングとの間の接触抵抗は比較的高
く、従ってケーシング上の2点間の電位差等の所望の電
気的特性を正確に測定することが阻害される。
この点に関して、腐食層を横断して著しい電位差が存在
することとなる接触抵抗の上限が存在することを示すこ
とが可能である。この上限はケーシング内側の流体の種
類に依存する。ケーシング内側の流体が空気やデーゼル
オイル等の比較的絶縁性である場合、接触抵抗の上限は
数十オームである。ケーシングが水やブライン等の導電
性又は極性の流体で充填されている場合には、接触抵抗
の上限は百分の数オームであるに過ぎない、従って、接
触抵抗がこの上限よりも低いと、接触抵抗を介しての電
圧降下は無視可能なものと考えることが可能であり、従
ってケーシングに押圧される2つの電極間で測定される
電位差は対応する2点間のケーシングに沿って存在する
実際の電位差と実質的に同じである。従って、採取した
データの品質制御(quality control)
として接触抵抗を測定すること、及びオペレータに対し
て良好/不良接触状態を表示することは重要である。こ
の点に関しての更に詳細な説明は前掲の特許出願節60
−244217号に記載されている。
次に、第12図、第13図、及び第14a図乃至第14
f図を参照して、6ステツプ測定サイクルを以下に詳細
に説明する。第14a図乃至第14f図は6ステツプ測
定サイクルの夫々のステップに対応しており、以下のス
テップを有している。
(1)  ステップO: 増幅器オフセット測定(2)
  ステップ1: 軸方向電位差測定(3)  ステッ
プ2: ケーシング抵抗測定(4)  ステップ3: 
軸方向接触抵抗測定(5)ステップ4: 円周方向接触
抵抗測定(6)  ステップ5: 円周方向電位差測定
第14a図に示した如く1本ダウンホール装置1は、4
つの異なった軸方向レベル乃至は高さにおいて3個の円
周方向に配列させた電極を有している。然し乍ら、本例
においては、最上レベルの電極A1乃至A3は常に短絡
されており且つ電極Dl乃至D3も常に短絡されている
ので、実際には互いに電気的に分離されている8個の電
極が存在している。注意すべきことであるが、全ての電
極A乃至りは、第14a図乃至第14f図において、ケ
ーシング3の内側周表面と接触している。
第12図において、6つのステップ5TEPO乃至5T
EP5の各々において第19図に示したスイッチS1乃
至S4.S6.S9乃至S15の各々のオン/オフ状態
を各欄毎に示してあり、各ステップにおいて測定される
電気的特性も各欄に示しである。
一方、第13図は、6つのステップ5TEPO乃至5T
EP5の各々においてケーブル4を介してA/D変換器
59から究極的に地表装置50へ送られるデータ列を示
している。
ステップOにおいて、5個の増幅器回路51乃至54の
各々の反転入力端子と非反転入力端子とは短絡されてお
り共通に接地接続されている。これは、第10図の回路
において、スイッチswi。
SWIがオフされ且つスイッチSW2.SW2がオンさ
れている状態に対応する。従って、増幅器回路51乃至
54はそれらのオフセット値OUT 1乃至0UT5を
供給し、これらのオフセット値は次いでA/D変換器5
9によってデジタル化された後にケーブルを介して地表
装置5oへ供給される。
ステップ1において、第12図の5TEPI欄に示した
如くスイッチS1乃至S4.S6乃至S15が設定され
、従って第1増幅器回路51が電極B1とC1との間の
電位差を測定し、第2増幅器回路52が電極B2とC2
との間の電位差を測定し、第3増幅器回路53が電極B
3とC3との間の電位差を測定し、且つ第4増幅器回路
54が電極AとDとの間の電位差を測定する様に電気的
接続が確立される。第14b図において、軸方向電位差
が測定される2つの電極には丸印を付してあり且つそれ
らを点線で接続しである。従って、4つの電位差データ
が採取され、A/D変換器59でデジタル化され、且つ
第13図に5TEPIで示したデータ列の形態で地表装
置50へ伝送される。
ステップ2において、第9図におけるスイッチB4がオ
ンされ、従って既知の電流工。、本例においては0.5
A、が電流源工、によって上部電極Aと下部電極りとの
間に印加される。第14c図において、この電流工。の
注入は電極A1に指向されている矢印で示しである。こ
の電流がケーシング3の軸方向へ流れるので、3対の垂
直方向に配向されている電極Bl−(,1,B2−C2
゜B5−C5間の電位差が測定され、3つのケーシング
抵抗を計算することを可能とする。更に、0゜5Aの既
知の電流が上部電極Aと下部電極りとの間に注入される
ので、電極A及びDとケーシング3との間の接触抵抗を
決定することが可能である。
第13図において、ケーシング抵抗の計算に使用する為
に測定される電位差は単一ダッシュを付して示してあり
、又接触抵抗の計算に使用する為に測定される電位差は
二重ダッシュを付して示しである。
ステップ3において、第9図に示したスイッチSl、S
2.S3は全てオンとされ、従って電流源工、乃至工、
は、夫々の対の電極B1−C1,B2−C2,B5−C
5へ小さな既知の電流1mAを供給する。これらの小さ
な電流の注入は第14d図において矢印で示しである。
これらの小さな電流を夫々の対の電極間に注入すること
によって、夫々の電極間の電位差が測定され、それらは
デジタル化され且つ地表装置50へ送られて、そこでデ
ータが処理されて接触抵抗が計算される。このステップ
においては、スイッチS6がオンされ且つ電極Aと地表
基準電位との電位差が地上のデジタル化装置によって測
定される。
ステップ4では、第9図において、スイッチS9とSI
Oがオンされ且つスイッチSllがオフされスイッチS
1と83とがオンされるので、第1増幅器回路51は、
同一の2番目の高さの円周上にある2つの電極B1と8
2との間の電位差を測定すべく接続され、又第3増幅器
回路53は同一で3番目の高さの円周上にある2つの電
極c2と03との間の電位差を測定すべく接続される。
従って、第14e図に示した如く、1mAの小さな電流
が注入されてケーシング3上の2つの円周経路に沿って
流れる。この電流注入によって、円周方向の電位差が電
極B1と82との間及びC2とC3との間で測定され、
且つ測定結果はデジタル化されて地表装置50へ伝送さ
れ、そこで計算が行われてケーシング3と電極B1−B
2との間及びケーシング3と電極C2−C5との間の接
触抵抗が得られる。第14d図に示したステップと同様
に、第14e図に示した本ステップにおいて注入される
電流工い実際には工、及び工1、は本例においては1m
Aである。
ステップ5において、第9図に示したスイッチS1及び
B3はオフされて小さな電流の注入を終了し、且つ、第
14f図に示した如く、電極B1とB2及び電極C2と
C3との間の電位差を測定すべく第1及び第3増幅器回
路51及び53を接続させる。従って、電位差測定がB
1とB2との間及びC2とC3との間において行われ、
測定結果をデジタル化して、地表装置50へ伝送し、こ
れにより6ステツプ測定サイクルを完了する。
上述した如く5本発明に拠れば、複数個の電極を異なっ
た軸方向位置のみならず異なった円周方向位置に配列さ
せているので、ケーシング3上の異なった円周方向位置
において2つ以上の軸方向電位差測定を同時的に行うこ
とが可能であり、これにより腐食位置に関するより詳細
な情報が与えられる。更に、電位差測定は円周方向のみ
ならず軸方向にも行われるので1局所的腐食の位置を軸
方向のみならず円周方向においても決定することが可能
である。本発明のこの側面の重要性は第16図を参照す
るとより良く理解することが可能である。即ち、第16
図はケーシング3の一部を示しており、陰極区域3aと
陽極区域3bとが局所的に形成されている。3個の2番
目の高さの電極B1乃至B3と3番目の高さの電極C1
乃至C3による接触点はX印で示しである。電極B2は
陽極区域3b内に位置しており、他の電極は陰極区域3
aにも陽極区域3bの何れにも位置していないことが示
されている。陰極区域3aから陽極区域3b八ケーシン
グ3の金属内を流れる局所電流の方向を白抜き矢印で示
しである。従って、正味電流は陽極区域3bから周囲の
地層へ向けてケーシング3から流出する。
ケーシング上にたとえこの様な局所的な腐食が存在して
いても1本発明によれば、B2−C2間の軸方向電位差
がBl−C:1とB5−C5間のものと異なり、且つB
 2−B 1又はB 2−B 3間の円周方向電位差が
C2−C1,C2−C5又はC1−C5間の何れのもの
とも異なるので、腐食位置を正確に求めることが可能で
ある。勿論、設ける電極数を増加させれば軸方向及び円
周方向の分解能が向上される。更に、軸方向又は円周方
向に4個以上の電極を設けた場合には、その様な構成に
おいては、2つの外側の電極に既知の電流を注入して2
つの内側の電極間でケーシング抵抗を測定することが可
能である。
夏−員 以上詳説した如く1本発明に拠れば、ダウンホール装置
を配置箇所において直接的に所望の電気的特性を測定す
る様に構成される場合には、測定を高精度で行うことが
可能である。測定は局所的に行われ且つ測定結果はデジ
タル化されてケーブルを介して所望の箇所へ伝送される
ので、ケーブルがどれほど長くとも測定に悪影響を与え
ることは無い。ダウンホール装置が軸方向のみならず円
周方向にも配列された複数個の電極を有する構成とされ
る場合には、ケーシング3の局所的な2次元調査を同時
的に行うことが可能であり、それにより高分解能及び高
速で腐食位置を一層正確に決定することが可能となる。
本発明を実施例に関して詳細に説明したが、本発明はこ
れらの特定の実施例にのみ限定されるべきものではなく
1本発明の精神及び技術的範囲を逸脱すること無しに種
々の変形を容易に行うことが可能なものである。例えば
、上述した実施例は穿孔(ボアホール)ケーシングに適
用した場合に関して説明したが、本発明は、埋設されて
いるか否かに拘らず、パイプやダクト等の種々の管状要
素の診断に適用することが可能である。更に、上述した
実施例においては、静止型電極を使用しているが、当業
者等にとって周知の如くローラ型電極を使用することも
可能である。更に注意すべきことであるが、軸方向及び
円周方向に配列されるべき電極数は所望により適用条件
に応じて決定することが可能である。更に1本発明は、
ケーブル4を介して増幅したデータをアナログ形態で地
表へ伝送すべく構成することも可能である。この場合に
は、A/D変換器59を除去することが可能である。更
に、本発明は、又、増幅の前にマルチプレクス動作が行
われる様に構成することも可能である。この場合には、
増幅器は1個のみで良い。
【図面の簡単な説明】
第1a図は穿孔ケーシングの診断を行う為に適用した本
発明の1実施例に基づいて構成されたケーシング診断ダ
ウンホール装置1であって該ダウンホール装置1のアー
ム組立体12が後退位置にセットされた状態を示す概略
図、第1b図は電極A乃至りをケーシング3と接触状態
に維持させる為にアーム組立体12を前進位置とさせた
ダウンホール装置1を示す概略図、第2図はアーム組立
体を前進位置とさせているダウンホール装置!1のアー
ム作動部10の詳細な構成を拡大して且つ第5a図中の
v−v線に大略沿っての概略図、第3図はアーム組立体
12を後退位置とさせたダウンホール装!!!1アーム
作動部10の一部を示した概略図、第4図は平面図でア
ーム組立体12を示した概略図、第5a図乃至第5c図
は第3図中に示した線I、II、IIIに沿って取った
各概略断面図、第6a図乃至第6d図は本ダウンホール
装置1に好適に適用可能な電極組立体を示した概略図、
第7図はアーム作動部内の種々の要素とダウンホール装
置1の油圧発生部10及び11との間の油圧接続を示し
たブロック図、第8図は本ダウンホール装置1の全体的
な電気的構成を示したブロック図、第9図は本ダウンホ
ール装置1の電気的構成を更に詳細に示した部分的ブロ
ック回路図。 第10図は本ダウンホール装置1の電気的構成へ好適に
適用されているリセット安定化オフセット演算増幅器を
示した回路図、′第11図は第10図に示したリセット
安定化演算増幅器の動作を説明するのに有用なタイミン
グチャート図、第12図、第13図及び第14a図乃至
第14÷図は本ダウンホール装置1によって行われる6
ステツプ測定サイクルを説明するのに有用な各概略図、
第15図は本ダウンホール装置11によって行うことの
可能な動作の全体的なシーケンスを示したフローチャー
ト図、第16図は本ダウンホール装置のマルチ電極構成
によって局所化腐食の位置を決定する為の2次元調査を
如何にして実施することが可能であるかを示した概略図
、である。 (符号の説明) 1:ケーシング診断ダウンホール装置 12:アーム組立体 A−D:電極 50:地表処理装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、長尺金属ケーシングの診断装置において、ケーブル
    に接続されており且つ前記ケーシング内に挿入可能なハ
    ウジング、複数個の電極、前記ハウジングに設けられて
    おり前記複数個の電極が前記ケーシングと接触する前進
    位置と前記複数個の電極を前記ハウジングへ近接して保
    持した後退位置とに前記複数個の電極を選択的に位置決
    めさせる位置決め手段、前記ハウジング内に設けられて
    おり且つ前記複数個の電極が前記ケーシングと接触する
    位置における前記ケーシングの少なくとも1個の所定の
    電気的特性を測定する測定手段、前記ハウジング内に設
    けられており前記位置決め手段及び前記測定手段の動作
    を制御する制御手段、を有しており、前記測定手段によ
    って測定された前記ケーシングの前記少なくとも1個の
    所定の電気的特性の情報が前記ケーブルを介して所望の
    位置へ送信されることを特徴とする装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記位置決め手段
    は、前記ハウジングの長手軸に沿って互いに離隔して前
    記ハウジングに装着された少なくとも4個のアーム組立
    体及び前記アーム組立体を作動させる為の作動手段を有
    しており、前記各アーム組立体は、前記前進位置と後退
    位置とを選択的に取る為に前記ハウジングに回動自在に
    支持されており且つ前記複数個の電極の少なくとも1個
    を担持する少なくとも1個のアームを具備していること
    を特徴とする装置。 3、特許請求の範囲第2項において、前記作動手段は、
    前記アーム組立体が前記前進位置と後退位置の選択した
    一方を通常取る様に付勢するスプリング手段及び前記前
    進位置と後退位置の他方を取る様に前記アーム組立体を
    駆動する駆動手段を具備していることを特徴とする装置
    。 4、特許請求の範囲第1項において、前記測定手段は、
    前記複数個の電極の選択したものへ接続可能な一対の入
    力端子と1個の出力端子とを持った少なくとも1個の増
    幅器回路、及び前記増幅器回路の前記出力端子から供給
    される出力信号を前記ケーブルへ供給する前にデジタル
    データへ変換させるA/D変換器を具備していることを
    特徴とする装置。 5、特許請求の範囲第4項において、前記 増幅器回路は、夫々一対の第1スイッチを介して前記増
    幅器回路の前記一対の入力端子へ接続可能であり且つ夫
    々一対の第2スイッチを介して基準電位へも接続可能な
    一対の第1入力端子と、第2入力端子と、出力端子とを
    持った第1演算増幅器を具備しており、前記増幅器回路
    は更に前記第1演算増幅器の該出力端子を前記第1演算
    増幅器の前記第2入力端子へ接続させておりその際に前
    記第1演算増幅器のオフセット電圧を取り除くことを可
    能とするフィードバックループを具備していることを特
    徴とする装置。 6、特許請求の範囲第5項において、前記フィードバッ
    クループは、第3スイッチ、及び前記第1演算増幅器の
    出力端子におけるオフセット電圧を一時的に保持する為
    に前記第3スイッチと前記第1演算増幅器の前記第2入
    力端子との間に接続されている保持手段を具備すること
    を特徴とする装置。 7、特許請求の範囲第6項において、前記保持手段が前
    記フィードバックループと基準電圧との間に接続されて
    いる第1コンデンサを具備していることを特徴とする装
    置。 8、特許請求の範囲第7項において、前記フィーバック
    ループは、更に、前記第1演算増幅器の前記出力端子と
    前記第3スイッチとの間に直列に接続した第4スイッチ
    と、第2コンデンサと、第2演算増幅器とを具備するこ
    とを特徴とする装置。 9、特許請求の範囲第8項において、前記フィードバッ
    クループは、更に、前記第1コンデンサと前記第1演算
    増幅器の前記第2入力端子との間に接続されている第3
    演算増幅器を具備していることを特徴とする装置。 10、特許請求の範囲第1項乃至第9項の内の何れか1
    項において、前記測定手段が前記複数個の電極の選択し
    た2つの間に所定の電流を印加することの可能な少なく
    とも1個の電流源を具備していることを特徴とする装置
    。 11、特許請求の範囲第1項乃至第10項の内の何れか
    1項において、前記複数個の電極の各々は、前記電極が
    前記前進位置へ移動される場合に前記ケーシングと接触
    する所定の部分を除いて電気的絶縁性物質で包囲されて
    いることを特徴とする装置。 12、特許請求の範囲第1項乃至第11項の内の何れか
    1項において、前記ケーシングは金属から構成されてお
    り且つ地中に延在する穿孔内に嵌入された穿孔ケーシン
    グであることを特徴とする装置。 13、長尺ケーシングの診断装置において、ケーブルに
    接続されており且つ前記ケーシング内に挿入可能なハウ
    ジングが設けられており、複数個の電極が前進位置と後
    退位置との間を前記ハウジングに対して移動自在である
    様に前記ハウジングに装着されており、前記複数個の電
    極は少なくとも互いに円周方向へ離隔して前記ハウジン
    グの第1軸方向位置に位置されている第1組の電極と互
    いに円周方向へ離隔して前記第1軸方向位置とは異なっ
    た前記ハウジングの第2軸方向位置に位置されている第
    2組の電極とを具備しており、前記複数個の電極が前記
    ケーシングと接触する前記前進位置と前記複数個の電極
    が前記ケーシングと接触しない前記後退位置とに選択的
    に前記複数個の電極を位置決めさせる位置決め手段が設
    けられており、前記複数個の電極と前記ケーブルとの間
    に電気的インターフェース手段が設けられており、前記
    位置決め手段と前記電気的インタフェース手段の動作を
    制御する制御手段が設けられていることを特徴とする装
    置。 14、特許請求の範囲第13項において、前記第1組及
    び第2組の電極は等角度間隔で配設されていることを特
    徴とする装置。 15、特許請求の範囲第13項又は第14項において、
    前記電気的インターフェース手段は、前記複数個の電極
    を前記ケーブルへ接続させたりそれから遮断させたりす
    る為のスイッチ手段を具備していることを特徴とする装
    置。 16、特許請求の範囲第13項乃至第15項の内の何れ
    か1項において、前記電気的インターフェース手段は、
    前記複数個の電極が前記前進位置にあって前記ケーシン
    グと接触している場合に前記ケーシングの所定の電気的
    特性を測定する測定装置を具備していることを特徴とす
    る装置。 17、特許請求の範囲第13項乃至第16項の内の何れ
    か1項において、前記各電極は、前記複数個の電極が前
    記前進位置に位置されている場合に前記ケーシングと接
    触される所定の部分を除いて電気的絶縁物質で包囲され
    ていることを特徴とする装置。 18、特許請求の範囲第13項乃至第17項の内の何れ
    か1項において、前記ケーシングは、金属から構成され
    ており且つ地中内に延在する穿孔内に嵌入されている穿
    孔ケーシングであることを特徴とする装置。
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