JPS621484Y2 - - Google Patents

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JPS621484Y2
JPS621484Y2 JP1981062190U JP6219081U JPS621484Y2 JP S621484 Y2 JPS621484 Y2 JP S621484Y2 JP 1981062190 U JP1981062190 U JP 1981062190U JP 6219081 U JP6219081 U JP 6219081U JP S621484 Y2 JPS621484 Y2 JP S621484Y2
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pressure oil
pressure
hydraulic clutch
spool
spring
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JP1981062190U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧クラツチ付き変速装置を備えたコ
ンバインなどの移動農機、詳しくは駆動車輪を油
圧クラツチ付き変速装置を介して原動機に連動す
ると共に、この油圧クラツチを油圧ポンプに連通
し、該ポンプからの圧油の油圧クラツチへの供給
制御により変速を行なうごとくした移動農機に関
する。
一般にこの種移動能機においては、前記油圧ポ
ンプから供給される圧油の圧力を、前記圧油クラ
ツチの作動用定常圧力換言すれば前記クラツチが
滑ることなく確実に接続し得るに足りる圧力とす
ることにより、前記駆動車輪を原動機と連動させ
るのであるが、前記圧油の圧力が定常圧力に達す
るまでの時間を短かくすると、前記変速装置によ
る変速が短時間に行なうことができる反面、前記
クラツチが急速に接続されることとなるため、い
わゆる変速シヨツクが発生したり、機体が急発進
して非常に危険となるのであつた。
これに対し前記油圧が定常圧力に達するまでの
時間を長くすれば、前記クラツチは緩速的に、接
続されることとなつて前記の如く変速シヨツク等
が生じる虞れはなくなる反面、変速に要する時間
が必然的に長くなり迅速な変速操作が期待出来な
くなるのである。
本考案は、このような事情に鑑みて考案したも
ので目的とするところは、変速シヨツク急発進等
を生じることなく、それでいて迅速な変速操作が
行なえる移動農機を提供せんとするにある。
更に詳しくは弁本体40に一定範囲移動可能に
内装され、圧油供給回路30と第2オリフイス4
6bを介して連通する背面室51をもち、スプリ
ング50により背面室51側に付勢される圧力制
御用ピストン5と、前記背面室51と第1ポート
43aを介し連通する弁室42に移動自由に内装
され、前記圧油供給通路30と第1オリフイス4
6aを介して連通する背面室71をもち、スプリ
ング70により背面室71側に付勢されるスプー
ル7とを備え、前記スプール7に、前記ピストン
5の前記スプリング50に対抗する移動途中にお
いて、前記スプール7の前記スプリング70に対
抗する移動により、前記第1ポート43aに開口
し、該第1ポート43aを、一定時間ドレン解放
の流出路45aに連通するチヨーク73を設け、
前記油圧クラツチへの供給圧油の上昇を、油圧ク
ラツチの作動用定常圧力より低い一定圧力に一定
時間維持する制御用弁装置4を形成して、該弁装
置4を、前記油圧クラツチに連通する圧油供給回
路30に連通させたものである。
以下、本考案を図に示す実施例に従つて説明す
る。
図において1は、移動農機における原動機であ
つて、この原動機1の駆動軸10に、主クラツチ
11を介して移動農機における油圧クラツチ付変
速装置2の入力軸20aを連結するとともに、該
変速装置2の出力軸20bに駆動車輪(図示せ
ず)を連動連結している。
前記油圧クラツチ付変速装置2は、前記入力軸
20aに固定した駆動側歯車21a,21b,2
1c,21dと、前記出力軸20bに遊挿し且つ
前記歯車21a〜21dに咬合する従動歯車22
a,22b,22c,22d及び前記従動歯車2
2a〜22dを前記出力軸20bに選択的に連結
させる油圧クラツチ23a,23b,23c,2
3dとによつて構成されるもので、又これら各油
圧クラツチ23a〜23dは、前記原動機1の入
力軸10をして駆動される油圧ポンプ3からの圧
油によつて作動するのであり、且つこの油圧ポン
プ3から吐出される圧油は変速レバー24による
変速用切換弁25の切換えによつて各油圧クラツ
チ23a〜23dに選択的に供給されるのであ
る。
即ち例えば、前記変速レバー24をして前記変
速用切換弁25を第1図左方へ一段移動させるこ
とによつて、一速用の油圧クラツチ23bが、油
圧ポンプ3の圧油供給回路30に連通すると、同
時に他の油圧クラツチ23a,23c,23dが
ドレン回路31に開放され、従つて前記油圧クラ
ツチ23bのみが作動して、歯車22bを前記出
力軸20bに連結し、前記入力軸20aからの回
転を前記出力軸20bに伝達して駆動車輪を低速
駆動せしめるのであり、以下同様に2速用の油圧
クラツチ23cへの圧油供給により中速駆動、3
速用油圧クラツチ23dへの圧油供給により高速
駆動、更にはリバース用油圧クラツチ23aへの
圧油供給により逆転駆動が行なわれるのである。
而して本考案は、以上の如き移動農機におい
て、前記油圧クラツチ23a〜23dの油圧ポン
プ3への連通路即ち前記圧油供給回路30に、前
記ポンプ3からの供給圧油の上昇を前記油圧クラ
ツチ23a〜23dの作動用定常圧力より低い一
定圧力に一定時間維持する制御用弁装置4を連通
させたのである。
即ち図に示す前記制御用弁装置4は、基本的に
は弁本体40に第1弁室41と第2弁室42とを
形成して、これら両弁室41,42を第1ポート
43aにて連絡する一方、前記第1弁室41に、
スプリング50により常時は前記第2弁室42側
(第1図左方向)に附勢しているピストン5と、
リリーフバネ60により常時は前記ピストン5と
は反対側(第1図右方向)に附勢しているリリー
フ弁6とを内装し、更に前記第2弁室42にスプ
リング70により常時は第1図下方向に附勢して
いるスプール7を内装したものである。
そして前記弁本体4には前記圧油供給回路30
に連通する第1,第2流入路44a,44bと、
前記第2弁室42をドレンに解放する第1流出路
45a及び前記第1弁室41をドレン解放する第
2流出路45bとを設け、更に前記第1流入路4
4aと前記スプール7の背面室71とを第1オリ
フイス46a並びに第2ポート43bを介して連
絡し、且つ前記第1流入路44aと前記ピストン
5の背面室51とを第2,第3オリフイス46
b,46cを介して連絡しているのである。
又前記第1ポート43aは、前記スプール7の
外周に形成した環状溝72を介して常時は前記第
2流出路45bと連通しているのであつて、前記
スプール7が、前記第1流入路44aより第1オ
リフイス46aを介して前記スプール7の背面室
71に流入してくる圧油によつて第1図上方向に
移動するに伴ない、前記第1ポート43aは、一
旦閉じた後前記スプール7に形成したチヨーク7
3を介して所定時間前記第1流出路45aと連通
し、更に前記スプール7の移動によつて再度閉じ
るごとくしている。
又前記リリーフ弁6は、前記圧油供給回路30
の圧油が前記油圧クラツチ23a〜23dの作動
用定常圧力以上に上昇するのを防止するためのも
ので、前記圧油が定常圧力以上になると前記リリ
ーフ弁6が第1図左方向に移動して、前記第2流
入路44bを前記第2流出路45bを介してドレ
ンに解放し前記圧力を調整するのである。
而して前記ポンプ3から前記第1流入路44
a、第1オリフイス46aを介して前記スプール
の背面室71に送られる圧油により前記スプール
7が第1図上方向に移動して前記第1ポート43
aを閉じると前記第2オリフイス46bからピス
トンの背面室51を通つて前記第1ポート43a
よりドレンに解放されていた圧油が、ブロツクさ
れるため、前記ピストン5は、徐々に第1図右方
向に移動すると同時に前記供給回路30内の圧油
の圧力は第2図ロで示す如く上昇するのであり、
更に前記スプール7の移動により前記第1ポート
43aが前記スプール7のチヨーク73と連通し
て一定時間ドレンに開放されるのであるが、前記
チヨーク73の径と前記ピストン5のコイルバネ
50の強さ、並びに前記第2オリフイス46bの
径の調整により、前記第2オリフイス46bから
前記ピストンの背面室51に流れる圧油の流量と
前記チヨーク71からドレンに排出される圧油の
流量を等しくしているので、前記ピストン5の移
動は、一定時間停止すると同時に、前記供給回路
30内の圧油は第2図ハで示す如く、前記クラツ
チの作動用定常圧力よりも低い一定圧力、換言す
れば前記クラツチ23a〜23dが滑る状態(い
わゆる半クラツチ状態)となる圧力に一定時間維
持されるのである。
又続いて前記スプール7が更に移動して、前記
チヨーク73を閉じ再び前記第1ポート43aが
ブロツクされると前記ピストン5は、前記第2オ
リフイス46bを介して流入してくる圧油により
更に第1図右方向に移動すると同時に前記供給回
路30内の圧油の圧力は第2図ニで示す如く上昇
して行き更に前記ピストン5の移動により前記第
2オリフイス46bの他に第3オリフイス46c
からも前記ピストンの背面室51に圧油が供給さ
れると、前記ピストン5が右方向に急速に移動し
て停止すると同時に前記供給回路30内の圧油の
圧力は、第2図ホで示す如く急速に上昇して前記
クラツチの作動用定常圧力に達するのであつて、
その後は前記リリーフ弁6の作用により、前記定
常圧力に調整されるのである。
次に以上の構成からなる移動農機を発進させる
べく前記変速レバー24を操作し、例えば一速用
油圧クラツチ23bを前記供給回路30に連通さ
せてドレン回路31を閉じれば、前記供給回路3
0内の圧油の圧力は、第2図イで示す如く上昇し
た後に前記制御用弁装置4が働いて更に第2図ロ
乃至ホで示す如く順次調整されながら前記クラツ
チの作動用定常圧力に達し前記クラツチ23bが
接続されることとなるのである。
而して前記供給回路30内の圧油の圧力が定常
圧力に達する途中において、第2図ハで示す如く
前記圧力は、前記定常圧力よりも低い一定圧力に
維持されて前記油圧クラツチ23bが一定時間半
クラツチ状態となり、この段階で前記原動機1か
らの駆動力が、半クラツチ状態にある前記油圧ク
ラツチ23bを介して駆動車輪に伝達されて、前
記車輪の回転数が前記原動機1の回転数に近づけ
られるのであり、従つて、その後前記圧油の圧力
を第2図ニ,ホで示す如く急速に上昇させて前記
クラツチ23bを完全に接続するも、機体に変速
シヨツクが生じることがないのである。
以上説明した如く本考案によれば、変速装置の
切替時において、変速装置2の切替時、前記制御
用弁装置4の前記ピストン5の前記スプリング5
0に対抗する移動途中において、前記スプール7
の前記スプリング70に対抗する移動により該ス
プール7に設けたチヨーク73が一定時間第1ポ
ート43aをドレン解放の流出路45aに連通し
て、前記ピストン5の背面室51に流れる圧油が
前記チヨーク71からドレンに排出されるので、
前記油圧ポンプ3から油圧クラツチへ供給される
圧油の上昇を前記油圧クラツチの作動用定常圧力
より低い一定圧力に一定時間維持して、前記油圧
クラツチを一定時間半クラツチ状態とすることが
でき、これにより、その後前記圧油の定常圧力に
達するまでの時間を長くしなくとも、つまり圧油
を急速に上昇させても変速シヨツク等が生じる虞
れをなくすることができ、従つて、変速シヨツク
等が生じることなく、それでいて迅速な変速操作
が行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案移動農機における変速装置並びに
制御用弁装置の概略説明図、第2図は変速操作時
における圧油の圧力変化を示す説明図である。 1……原動機、2……変速装置、3……油圧ポ
ンプ、4……制御用弁装置、5……ピストン、6
……リリーフ弁、7……スプール、30……圧油
供給回路、40……弁本体、42……弁室、43
a……第1ポート、45a……流出路、46a…
…第1オリフイス、46b……第2オリフイス、
50……スプリング、51……背面室、70……
スプリング、71……背面室、73……チヨー
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動車輪を油圧クラツチ付き変速装置2を介し
    て原動機1に連動すると共に、この油圧クラツチ
    を油圧ポンプ3に連通し、該ポンプ3からの圧油
    の油圧クラツチへの供給制御により変速を行なう
    如くした移動農機において、弁本体40に一定範
    囲移動可能に内装され、圧油供給回路30と第2
    オリフイス46bを介して連通する背面室51を
    もち、スプリング50により背面室51側に付勢
    される圧力制御用ピストン5と、前記背面室51
    と第1ポート43aを介して連通する弁室42に
    移動自由に内装され、前記圧油供給通路30と第
    1オリフイス46aを介して連通する背面室71
    をもち、スプリング70により背面室71側に付
    勢されるスプール7とを備え、前記スプール7
    に、前記ピストン5の前記スプリング50に対抗
    する移動途中において、前記スプール7の前記ス
    プリング70に対抗する移動により、前記第1ポ
    ート43aに開口し、該第1ポート43aを、一
    定時間ドレン解放の流出路45aに連通するチヨ
    ーク73を設け、前記油圧クラツチへの供給圧油
    の上昇を、油圧クラツチの作動用定常圧力より低
    い一定圧力に一定時間維持する制御用弁装置4を
    形成して、該弁装置4を、前記油圧クラツチに連
    通する圧油供給回路30に連通させたことを特徴
    とする油圧クラツチ付変速装置を備えた移動農
    機。
JP1981062190U 1981-04-28 1981-04-28 Expired JPS621484Y2 (ja)

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JPS57174845U JPS57174845U (ja) 1982-11-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749133Y2 (ja) * 1985-11-06 1995-11-13 株式会社クボタ 圧力調整弁装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430185U (ja) * 1977-07-30 1979-02-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430185U (ja) * 1977-07-30 1979-02-27

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JPS57174845U (ja) 1982-11-04

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