JPS62140796A

JPS62140796A - カツタ

Info

Publication number: JPS62140796A
Application number: JP27962685A
Authority: JP
Inventors: 英夫麻生
Original assignee: Seikosha KK
Current assignee: Seikosha KK
Priority date: 1985-12-12
Filing date: 1985-12-12
Publication date: 1987-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、プリンタの印字ロール紙やテープなどのよう
なシート状のもの（以下単に「紙」という）のカッタに
関するものである。

（従来の技術）例えばロール紙の先端部は、カッタの枠体上面と刃部の
間を種通し外方に引き出されるもので、印字したりメモ
したりした後は、この紙を刃体の下面より必要寸法だけ
引き出し、この紙を把持して上方やや斜め方向に引き上
げると、この紙は刃部の刃先に沿って切断されるもので
ある。ところが紙がカッタより引き出され、この紙が切
断されると、この紙に後続する印字されていない紙の先
端部は、この刃部の下面にととまった状態て残り、次に
この紙を引き出そうとして、その先端を把持しようとし
ても、この紙の先端が刃部の下面にあるため、その把持
が難しく、紙の引き出しか困難であった。

そのため従来から、紙の引き出しを容易にするため、カ
ッタには特別な紙送り機（１−１を取付けである。この
機構の１．１４造は、揺動自在に設けられた駆動レバー
と、この駆動レバーのＩＪ動に連動して回転する駆動ロ
ーラと、この駆動ローラに弾接している紙送りローラを
何し、さらに−１−記駆動レハ−から駆動ローラへの回
転力の伝達機構は、この駆動レバーにはセクタギヤか同
右してあり、このセクタギヤか切換歯車（遊星歯車）を
介して」１記駆動ローラへのアイドラーを回転駆動する
構造となっているものである。そして駆動ローラと紙押
えローラとの間に挿通されているロール紙は、上記駆動
レバーの揺動操作によって一定毒送り出され、これを把
持して所定借用き出し、それを刃体によって切断するも
のであった。

（発明が解決しようとする問題点）しかし従来の紙送り機構は、上記したように構造が１夏
雑であり、そのためカッタの製造コストのアップの原因
となっていた。

そこで本発明の１」的は、簡単な構造であって紙の先端
の把持か容易であるカッタを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明の特徴は、枠体に取付けられた紙切断用の刃体の
構造を、この枠体の上面を摺動する刃部とこの刃部の摺
動動作を案内するガイド部材とより（１−７成し、上記
刃体は紙先端部を露出させるに十分な距離たけ後退可能
としているか、しかし上記刃体は紙切断時の４１（引張
力によっては後退しないようにストッパ手段が設けであ
るところにある。

（作用）そのため紙の先端を把持する時は、刃体の上面を指など
で後方へ押してこの刃体を後退させ、それによって紙の
先端部を露出させ、この露出した紙の先端部を把持して
引き出すことかできるものである。また紙を切断すると
きは、紙の先端部を上方のやや斜め方向に引き上げるが
、この時の紙の引張力によっては、ストッパ手段によっ
て刃体の後退が防止され、そのため紙はスムーズに切断
されるものである。

（実施例）以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第３図示のように、カッタの枠体１には紙Ｐを切断する
ための刃体２が設けである。刃体２の構成は、第１図示
のように、枠体１の上面を摺動する刃部２１とこの刃部
の両側（第３図）に連結しであるガイド部材２２．２２
とより構成されており、このガイド部材の後端部には掛
止溝２２ａが穿設してあり、この溝には戻しバネ３の両
端が掛止してあり、そのためこのガイド部材に対して、
常に刃体２を第１図左方向へ移動させるためのバネ力が
付勢しである。

ガイド部材２２は、枠体１に穿設しであるガイド溝４内
に嵌合しているもので、このガイド部材はこのガイド溝
内を左右方向に往復移動するようになっている。

したがって、第１図の状態において指先によって刃部２
】の前部上面傾斜部を指先で後方へ押すと、刃体２は戻
しバネ３のバネ力に抗して、第１図示の位置より第２図
示の位置に後退させることかできる。このため刃部２１
が後退した時（第２図の状態）は、この刃部と枠体１の
上面との間に位置する紙Ｐが露出してこれを容易に把持
することかできる。このようにして紙Ｐの先端部が把持
てきれば紙の引き出し操作は容易に行うことができるも
のである。そして指先が刃体２より離れると、この刃体
は戻しバネ３のバネ力によって第２図の位置より第１図
の位置（通常状態）に戻るものである。

ところて紙Ｐを切断する時は、第１図のように引き出さ
れた紙Ｐの先端部を挟持して上方左右いずれか斜め方向
に引き上げれば、この紙は刃部２１の先端下辺のエツジ
によって切断される。

ところが、紙Ｐの切断時に、紙の引き上げ力（引張力）
が刃体２を後退させる力として作用したのでは、紙の切
断ができないこととなる。そのため紙Ｐを切断する時に
は、刃体２を後退させないためのストッパ手段が必要で
ある。

そこで次にストッパ手段の具体的構成について説明する
。

ガイド溝４内は、前方（第１図左方）の狭い幅のガイド
４１と、後方の広幅のガイド４２とに分れており、この
狭い方のガイド部の先端開口部の下端縁には傾斜面を有
する突起４３か形成してあり、またガイド４１と４２の
各下面の境界は、段部（ストッパ部）４４となっている
。またガイド４１の上面には、突起４３とほぼは同一形
状の傾斜状の係合部４５が形成されている。他方ガイド
部材２２の先端部は、狭い幅のガイド部４１の幅とほぼ
同一で、この内を摺動するものであって、この先端部の
上面中央部には溝部か穿設してあり、この溝部の先端面
は傾斜面２２ｂとなっている。

そしてガイド部材２２の先端よりこの傾斜面２２ｂまで
の寸法は、ガイド４１の先端開口縁より係合部４５まて
の寸法と同一である。またガイド部材２２の下面には、
段部２２ｃが形成してあり、この段部はガイド溝４の段
部４４と係合可能である。

ところで紙Ｐの先端部が把持可能な状態は、前５己した
ように刃体２が後退して第２図示の状、聾の時であるが
、ガイド部材２２は、戻しバネ３によって第１図示の通
常位置に復帰する。このとき、上記したようにガイド部
材２２の段部２２ｃは、ガイド溝４の段部４４に係合し
て通常位置への位置決めをしている。

さらにガイド部材２２が通常位置に復帰した時は、第１
図示のようにガイド部材２２の先端は、ガイド４１の突
起４３によってやや上方へ移行している。そのためガイ
ド部材２２の傾斜面２２ｂは、ガイド４１の係合部４５
に係合する。

そのため紙Ｐの先端を、第１図矢印方向に引張っても、
この引張力はガイド部材２２を、ぞの１頃斜而２２ｂと
ガイド４１の係合部４５との接触面に交差する方向に引
張る力として作用するため、このガイド部材は後方への
摺動はできず、刃体２の後退は防止される。そのため紙
Ｐの切断は、極めて容易に行われる。

ところが前記したように、刃部２１の上面を指先で後方
に押すと、その力はガイド部材２２をガイド溝４の長手
方向に沿って後方へ移行させる力となるので、このガイ
ド部材の傾斜面２２ｂはガイド溝４の係合面４５．より
離れ、ガイド部材２２は後退する。

（発明の効果）本発明は、以上の構成を有するので、従来のように特別
な紙送り機構は不要となり、刃部を指先て後退させるた
けて紙の先端を露出させそれを把持することかでき、カ
ッタは簡単な構成となり製造コストのダウンを図る上に
おいても極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は第３図１−１線拡大断面図、第２図は第１図と
ともに本発明の作動状態を示す断面図、第３図は平面図
である。１・・・枠体、　　　　２・・・刃体、２１・・・刃部
、　　２２・・・ガイド部材、２２ｂ・・・斜面部、３
・・・戻しバネ、４・・・ガイド溝、　４３・・・突起
、４４・・・段部、　　４５・・・係合部。以　　上

Claims

【特許請求の範囲】１、枠体と、この枠体の上面を摺動する刃部とこの刃部の摺動動作を
案内するガイド部材とを有し、紙先端部を露出させるに
十分な距離だけ後退可能な紙切断用の刃体と、紙切断時の紙引張力による上記刃体の後退を防止するス
トッパ手段とより構成されたカッタ。２、特許請求の範囲第１項において、刃体は戻りのバネ
力が付勢されていることを特徴とするカッタ。