JPS62134403A - 脱気器圧力逃し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は汽力発電設備における脱気器安全弁排気に係り
、特に、汽力発電設備に起因する環境対策及び系統水損
失防止に好適な脱気器圧力逃し装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、実開昭５７−７７６０１号公報に記載の
ように、蒸発器本体の安全弁の二次側配管を他の凝縮器
本体に接続し、蒸発器安全弁より吹き出した低沸点媒体
を回収可能とした蒸発器圧力逃し装置であった。しかし
、この例では二次側配管を接続する凝縮器と蒸発器を接
続する配管が長大となる可能性がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、蒸発器の安全弁出口配管（二次側配管
）を凝縮器に接続することを特徴としている。汽力発電
設備の脱気器は、蒸気発生装置に供給される給水中の酸
素を除去する設備であるが、給水ポンプの入口圧力を確
保するため、脱気器は高い位置に設置される。このため
、脱気器安全弁の二次側配管を他の熱交換器に直接接続
する場合には、二次側配管が長大になるという問題点が
あった。

本発明の目的は、短い配管により安全弁作動時、蒸気が
系統外に排出されることを防止することにより系統内の
水の損失を防ぎ、系統外に蒸気を排出する際の騒音を防
ぐことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、脱気器の安全弁よりベント管への管路を設
けることにより達成される。

〔作用〕

脱気器安全弁開時、蒸気は本発明の管路を通りベント管
へ入るため、系統外へ排出されなくなる。

〔実施例〕

第１図に本発明の脱気器圧力逃し装置の一実施例を示す
。本図の構成上の特徴は、脱気器１の安全弁２の出口と
、安全弁２の近傍に配設されるベント管４へ接続する管
路を設けたことである。従来、第２図に示すように、脱
気器ｌの安全弁２よリサイレンサ８へ接続され、そこか
ら蒸気が直接大気へ排出されるようになっていた。しか
し１本発明の排気管３を設けることにより、プラント異
常時、例えば、脱気器１に接続されている蒸気、又は、
木管の調整弁が故障し、脱気器１内の圧力を制御できな
くなり、安全弁２が作動した場合でも、蒸気は大気に排
出されることなく、排出管３を通りベント管４へ入り、
復水器５へ導入される。

本実施例によれば、短い配管により、プラント外に蒸気
が排出されることを防止できるため、プラント内水の系
外排出を防止でき、蒸気を大気に排出する際の騒音と水
蒸気白煙をなくすことができ、発電所の環境対策に有効
である。図中、６゜７は排気管。

〔発明の効果〕

本発明によれば、プラント内水の損失を防止でき、蒸気
の大気排出時の騒音及び水蒸気白煙を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の脱気器圧力逃し装置を具備
した汽力発電設備の原理図、第２図は従来の汽力発電設
備の原理図である。 ３．６．７・・・排気管、４・・・ベント管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、安全弁と復水器に接続されたベント管とを具備した
   脱気器をもつ汽力発電設備において、前記安全弁の排気
   管と前記ベント管とを接続したことを特徴とする脱気器
   圧力逃し装置。