JPS62130299A - 電気化学的加工用電解液室構造体および電気化学的加工方法 - Google Patents

電気化学的加工用電解液室構造体および電気化学的加工方法

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JPS62130299A
JPS62130299A JP61279922A JP27992286A JPS62130299A JP S62130299 A JPS62130299 A JP S62130299A JP 61279922 A JP61279922 A JP 61279922A JP 27992286 A JP27992286 A JP 27992286A JP S62130299 A JPS62130299 A JP S62130299A
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cathode
electrolyte
electrolyte chamber
workpiece
cathodes
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JP61279922A
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エドマンド アール.ヒンマン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H3/00Electrochemical machining, i.e. removing metal by passing current between an electrode and a workpiece in the presence of an electrolyte

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工作物を電気化学的に加工するための電気化学
的工作機械および電気化学的加工方法に関し、一層詳し
くは、回転対称形の中央ハブを持つ工作物であって、該
中央ハブにはその周囲方向に隔設された半径方向突出要
素例えば翼形要素が設けられている工作物を電気化学的
に加工するための電気化学的工作機械および電気化学的
加工方法に関する。
〔従来の技術〕
電気化学的加工法(ECM)は金属を基材とする工作物
の加工法として広く知られており、このような電気化学
的加工法については、個々の羽根について複雑な翼形形
状を加工したり、また中央円筒形ハブに取り付けられし
かもその周囲から半径方向に延びる複雑な翼形羽根を加
工したりするために用いられている。
1970年8月11日に発行されたスターク(Star
k)氏等の米国特許第3,523,867号、1973
年1月30日に発行されたスターク(Stark)氏等
の米国特許第3.714,017号、および1974年
4月9日に発行されたカワフネ(Kawafune)氏
等の米国特許第3,803,009号には、ガスタービ
ンエンジン用の一体的羽根付きロータの中央ハブから突
出する個々の翼形羽根を加工するためのECM装置が開
示されている。
これらの米国特許に開示されたECM法にあっては、翼
形羽根は円筒形状素材あるいは円板形状素材から加工さ
れる。
1966年11月29日に発行されたトレガー(Tra
ger)氏の米国特許第3,288,699号には、タ
ービンホイール素材あるいは円板形素材に一体的に設け
られた多数の翼形羽根素材を同時的な態様で力a工する
ようになったE C’M装置が開示されており、このE
CM装置においては、カソードが軸線方向に前進させら
れる間、工作物(タービンホイール素材)が大形羽根に
湾曲形状を与えるべく所定の角度に亙って回転させられ
て、それら翼形羽根が該カソードによって形成されるこ
とになる。
1976年6月20日に発行されたルーカス(Luca
s)氏の米国特許第3,970,538号にはガスター
ビンエンジン用の一体的羽根付きロータを形成すべく中
央ハブに一体的に鋳込まれた翼形羽根の先導縁および後
続縁の加工代を加工するためのECM装置が開示されて
いる。この米国特許には、かかる先導縁および後続縁を
電気化学的に加工するために特別なカソード構造を用い
ることが述べられている。
別の従来技術として、細長の茎状材料の一片から複数の
翼形羽根を加工したり、あるいは個々の翼形羽根を1つ
づつ一度に加工したりするようになったECM装置も用
いられている。例えば、1981年3月17日に発行さ
れたウィルソン(Wilson)氏等の米国特許第4,
256,555号には、対向して配置されたカソードを
用いて個々に前もって形成された翼形羽根素材を電気化
学的に加工することが開示されており、この場合該カソ
ードは工作機械に設けられた可動アームあるいはラムに
よって羽根素材の対向側面に向かって移動させられるよ
うになっている。従来、各ラムおよびそこに設けられた
カソードを駆動するために、サーボモータによって駆動
されるボールスクリュー組立体が用いられている。一方
、かかる米国特許では、カソードラムは羽根素材の中央
線に対して45°の角度で互いに向かい合う方向に駆動
されるようになっている。1967年3月14日に発行
されたグツドウィン(Goodwin)氏の米国特許第
3,309,294号には、ガスタービンエンジンの軸
流圧縮機用の個々の金属翼形羽根を成形するためのEC
M装置が開示されている。
1977年10月4日に発行されたシュラフグ−(Sc
hrader)氏の米国特許第4,052,284号に
は、工作物の複数の翼形羽根を少なくとも部分的に形成
するようになったECM装置が開示されている。
このECM装置には、複数の個別に移動自在となった電
極が設けられ、各対の電極は工作物の両側面に対して鋭
角をなすようになった通路に沿って移動自在となってい
る。1977年11月8日に発行されたシュラフグ−(
Schrader)氏の米国特許第4.057,475
号には、単一の工作物の複数翼形羽根を形成するECM
方法が開示されている。1979年9月11日に発行さ
れたシュラフグ−(Schrader)氏等の米国特許
第4.167、462号には、複数の同一の液圧ポンプ
によって駆動されるようになった複数の電極を持つEC
M装置が開示されている。
1982年10月23日に発行されたサンダース(Sa
nders)氏の米国特許第3,060,114号には
、往復運動を行うようになったカソード構造体を用いる
ECM装置およびECM方法が開示されている。
1985年3月12日に発行されたイノウニ(Inou
e)氏の米国特許第4,504.721号には、工作物
に三次元空所を形成するための放電加工装置が開示され
ている。
〔発明の目的および構成〕
本発明によれば、アノードとして位置決めされるように
なった工作物を電気化学的に加工するために用いられる
電解液室構造体であって、工作物にほぼ向かうような第
1の方向に沿って移動し得るように電解液室内に配置さ
れたカソード手段と、前記電解液室に電解液を流入すべ
く該電解液室に設けられた電解液入口手段と、前記カソ
ード手段と実質的にシール係合を行わせるべく前記第1
の方向に対して横断するような別の方向に沿って前記電
解液室内で移動自在とされたシール手段と、このシール
手段を上述の別の方向に沿って移動させる移動手段とを
具備することを特徴とする電解液室構造体が提供される
。上述したような移動自在のシール手段がカソード手段
と係合させられると、電解液室内には電解液の流れ通路
が形成され、これにより該カソード手段を迂回するよう
な電解液の流れが阻止されることになる。
本発明による電解液室構造体の典型的な実施例において
は、電解液室内で工作物をアノードとして位置決めする
ようになった作業室と、この作業室と連通状態に置かれ
た接近手段とが設けられ、該接近手段内にはカソード手
段がクリアランスをもって収容され、このため該カソー
ド手段は工作物にほぼ向かう第1の方向に沿ってかつこ
の第1の方向に対して横断するような第2の方向に沿っ
て移動させられ得るようになっており、さらに、加工用
の電解液を供給すべく上述の第1の方向に沿って延びる
電解液入口手段が設けられる。また、電解液室内にはシ
ール手段も設けられ、このシール手段はカソード手段つ
いての上述の第1の移動方向に対して横断するような横
断方向に沿って移動自在とされて、該カソード手段と実
質的なシール係合を行わせられ、一方電解液室には、さ
らに、該シール手段を上述の横断方向に沿って移動させ
る移動手段も設けられる。
本発明の好ましい実施例においては、電解液人口手段が
カソード手段の横断方向移動と同じ方向に沿って延在さ
せられ、また上述の横断方向に沿って移動自在とされた
第1および第2のシール手段は該電解液入口手段の両側
に設けられて、上述の第1の方向に沿って互いに向かい
合うように(反対の場合も含まれるが)移動自在となっ
た第lおよび第2のカソード手段とシール係合させられ
ると共に該第1および第2のカソード手段の回りでの電
解液の迂回流れを最少にすべく電解液人口手段から工作
物の向かう電解液の流れ通路を該シール部材と該カソー
ド手段との間に提供するようになっている。
〔実施例〕
第1図および第2図にはガスタービンエンジン用の一体
的羽根付きロータ10が示されている。
一体的羽根付きロータ10は円筒形中央ハブ12を備え
、この円筒形中央ハブ12にはシャフト(図示されない
)を収容するようになった貫通孔14が設けられる。要
するに、一体的羽根付きロータ10はガスタービンロー
タの圧縮部に該シャフトによって装着され、この場合一
体的羽根付きロータ10はその長手方向軸線Rの回りで
回転し得るようにされる。複数の突起体要素すなわち捩
れ翼形状羽根16が円筒形中央ハブ12から半径方向に
突出しかつその周囲に沿って隔設される。
各羽根16は第1の凸状横側面18、その反対側に面し
た第2の凹状横側面、先導縁22および後続縁24を具
備する。各羽根16がハブ12に接続されるようになっ
た箇所すなわち半径方向フィレット25からはプラット
ホーム領域23が延長する。
一体的羽根付きロータ10については、種々の周知の態
様で作ることができる。例えば、それは機械加工品ある
いは一体鋳造品であってもよい。
また、一体的羽根付きロータ10は、羽根16を予め形
成しておいてその回りにハブを鋳むような複合−棒構造
品、あるいはハブに羽根16を冶金学的に取り付けるよ
うになった複合構造品であってもよい。さらに、一体的
羽根付きロータ10は、通常の鍛造素材から羽根16を
ハブと一体鍛造品として鍛造加工したような超伸展鍛造
品であってもよい。一体的羽根付きロータ10の製作に
用いる製作技術に関係なく、羽根16は加工代すなわち
エンベロブE(第44図および第45図)を持つ素材と
して前もって形成されることになる。なお、該エンベロ
ブEについては、さらに加工を行ってガスタービンエン
ジンに許容される正確な寸法公差を与えることが必要で
ある。
本発明による工作機械については、以下の記載において
、一体的羽根付きロータの大きめの寸法を持つ個々の羽
根素材あるいは予備形成素材16を電気化学的加工プロ
セス(ECM加工法)によって仕上げ加工あるいは半仕
上げ加工を行うことに関して説明されることになろう。
仕上げ加工機として説明構成される工作機械にあっては
、羽根の1つづつは一度に加工され、このとき全体の横
側面18 、20ならびに先導および後続縁22 、2
4と、半径方向フィレット25ならびにそこに隣接した
ブラットホーム領域23とも同時に加工される。
第3図には一体的羽根付きロータ1oと工作機械の種々
の構成要素との間の空間的配置関係が幾分概略的に示さ
れている。例えば、第3図から明らかなように、一体的
羽根付きロータ1oの配置については、その横中央面W
(その厚みを通る平面であって、該ロータが作動させら
れることになるガスタービンエンジンの中央面に対して
直角でしかも羽根の中央線Fを含む平面)が第3図にお
いて工作機械の中心を通る垂直面として示した工作機械
中央面Pに対して角度Bをなすようになっている。後で
説明するように、一体的羽根付きロータ10はその横中
央面W内の垂直軸線■の回りで枢動するように取り付け
られるので、工作機械中央面Pに対する一体的羽根付き
ロータ10の中央面角度Bは所定の選択範囲例えばOな
いし45の範囲内で可変とされ、これにより被加工翼形
羽根素材16′が工作物加工位置Mに置かれた際にその
中央線すなわち整列ラインFが工作機械中央面P内に実
質的置かれることになる。
また、第3図に示されているように、羽根素材が工作物
加工位置に置かれ、かつカソードが羽根素材の両側のカ
ソード加工位置すなわち加工開始位置(第45図)に置
かれた際に、カソード中央面CCは工作機械中央面Pに
対して直交することになる。カソード中央面CCは、工
作機械中央面Pに対して直交してそこを貫通する平面で
あって、工作物加工位置Mに置かれた大形羽根の垂直中
央線Fを通る平面となる。カソード送り軸線すなわちカ
ソード送り方向(要するに、左右X軸線方向)は水平線
に対して所定の傾斜角度で配置される。
例えば、それらX軸線方向は図示するように水平線に対
して30°の角度で向かい合って傾斜させられる。
第4図ないし第6図および第22図を参照すると、それ
ら図面には、本発明に従って構成された工作機械が示さ
れている。この工作機械の基台30には略C形状支持枠
32が固定される。基台30の頂部面上には構造体34
が取り付けられ、この構造体34は包囲構造体とされて
その内部に電解液室36を形成する。構造体34は矩形
開口部40を備えた第1の矩形前方プレート38と、後
方プレート42と、第1および第2の横側方プレー1−
44 、46とから構成される。矩形前方プレート38
には前方カバープレート48が機械ねじ50によって取
外し自在に取り付けられる。前方カバープレート48は
矩形開口部40を覆って閉鎖すると共に電解液背圧部材
49を支持する。電解液背圧部材49にはスロソl−4
9aが設けられ、このスロット49aによって、電解液
室36と排出開口部60とが連通させられる。電解液が
加工されるべき羽根素材とカソードとの間を通過した後
、その電解液は該排出開口部60から排出される。
電解液室36の底部は底部プレート52(第11図)に
よって閉鎖され、その頂部は後に説明するように一体的
羽根付きロータの一部を受は入れるための開口部56を
除いて頂部プレート54(第18図)によって閉鎖され
る。なお、頂部プレート54については、後で詳しく説
明することにする。
底部プレート52には排出開口部60が設けられ、この
開口部60には翼形羽根を通過してきた後の電解液が流
入し、この電解液は濾過装置(図示されない)を通して
再循環されてECMプロセスで再利用される。
第22図から明らかなように、構造体34を形成する電
解液室には、前方側面70と、この前方側面70に対し
て実質的に平行となった後方側面72と、第1の横倒面
74と、この第1の横倒面74に対して実質的に平行と
なった第2の横側面76とが設けられる。
基台30の前方には前方槽80が設けられ、この前方槽
80はそれ自体の排出具82を具備する。
前方槽80は前方カバープレート48の取外し時に電解
液を捕らえてそれを濾過装置に対して排出するようにな
っている。
第4図ないし第7図および第11図に最も良く示されて
いるように、互いに同一でかつ平行な第1 (左)およ
び第2(右)のY軸線方向摺動路90 、92ならびに
第1 (左)および第2(右)のY軸線方向スライダ9
4 、96はそれぞれ第1および第2の横側面に対して
実質的に平行関係にしかもそれぞれに隣接して配置され
る。また、該Yidl線方向摺動路およびそれらのY軸
線方向スライダは工1丁機械中央面Pに対しても平行と
される。Y軸線方向摺動90 、92間にはすなわちそ
れらのY軸線方向スライダ94 、96間には2列のロ
ーラベアリング100が配置され、この場合ローラベア
リング100の軸線は図示するように反対方向に傾斜さ
せられ、このため横方向の遊びが排除される。このよう
にして、各Y軸線方向スライダ94 、96はそれぞれ
のY軸線方向摺動路90 、92上に摺動自在に装着さ
れることになる。ローラヘアリング100は固定長手方
向レース91と可動長手方向レース93との間に取り付
けられる。なお、可動長手方向レース93は必要に応じ
てY軸線方向スライダ94もしくは96と共に動き得る
ようにされる。
摺動路90 、92のそれぞれに沿うスライダ94 、
96の移動は、左Y軸線方向および右Y軸線方向におい
て行われる。スライダ94 、96をそれぞれY !+
h線方向に駆動するために同じボールスクリュー機構が
用いられるが、これについては後で説明することにする
各Y軸線方向スライダ94 、96はカソード支持構造
体100とカソード機構102とを支持する。カソード
支持構造体100およびカソード機構102は、第4図
に示すように、それぞれのスライダ94 、96上で左
右の軸線方向において互いに反対方向に向けられている
が、一方のカソード支持構造体100および一方のカソ
ード機構102はそれぞれの他方のものと同様な構成を
持つものとされる。したがって、以下の記載では、右側
のスライダ96のカソード支持構造体100およびカソ
ード機構102についてのみ説明されることになるが、
同様な構成のカソード支持構造体およびカソード機構が
スライダ94に取り付けられ、しかもそれと共に移動自
在にされているということが理解されるべきである。
第11図ないし第13図を参照すると、そこに図示され
たカソード支持構造体100はスライダ96上に直接的
に取り付けられた水平フレームプレート110と、この
水平フレームプレート110に取り付けられた垂直フレ
ームプレート112と、水平フレームプレート110に
取り付けられしかも外側に傾斜させられたフレームプレ
ート114とを具備する。
垂直フレームプレート112と外側傾斜フレームプレー
ト114 との間には横フレーム部材122.123お
よび124が取り付けられ、これらフレーム部材上には
ボールスクリュー/ポールナツト用ハウジング120が
装着される。ハウジング120の内部には周知のボール
ナソ)124が設けられ、このポールナツト124はボ
ールスクリュー126がねし込まれ、このときポール(
図示されない)が周知の態様で循環される。在来の電力
供給源から延びる電気バス121がハウジング120に
取り付けられ、これによりカソード機構102と一体的
羽根付きローラ10との間に適正な極性の電位が与えら
れる。
この場合一体的羽根付きローラ10はECMプロセスに
おいて陽極とされる。
ボールスクリュー126の一端部126aは外側傾斜フ
レームプレート114に設けられたポールベアリング組
立体128に取り付けられる。該端部126aは駆動シ
ャフト134にキー132でもってキー止めされ、その
駆動シャフト134にはウオーム歯車136が取り付け
られる。駆動シャフト134はベアリング組立体135
によって回転自在に支持され、そのヘアリング組立体1
35は外側傾斜フレームプレート114に取り付けられ
たハウジング137に設けられる。ウオーム歯車136
はDCサーボモータ142の出力シャソフト140のウ
オーム歯車138によって回転駆動される。ボールスク
リュー126の回転によって、ポールナツト124がハ
ウジング120内で並進運動させられることは言うまで
もない。
詳しく述べると、ポールナツト124は機械ねしく1つ
だけが図示される)によって中空カソードラム150に
取り付けられ、この中空カソードラム150は中空ブシ
ュ152および154内で摺動運動を行うように支持さ
れる。中空ブシュ152および154は共軸関係に整列
され、これによりポールナツトがボールスクリューによ
って左右のX@線方向のいずれかに沿って並進運動させ
られることになる。図示するように、左カソードラム1
50およびブシュ152 、154は垂直方向に対して
所定の傾斜角度例えば30°をなして延びる。この場合
には、もちろん、右カソードラムおよびその関連ブシュ
も垂直方向に対して30”の傾斜角度で傾斜させられる
が、その方向は反対となる。また、左右のX軸線が平面
図から見た場合には工作機械中央面Pに対して直交する
ことは言うまでもない。
カソードラム150には表示器プレート160がそれと
共に移動するように取り付けられ、また表示器プレート
160には別の表示器支持プレート162が支持される
が、この目的については後で述べる。
図示するように、中空ブシュ154はブシュ支持部材1
66に装着され、このブシュ支持部材166は機械ねじ
168によって垂直フレームプレート112に取り付け
られる(第14図)。中空ブシュ154の上方開口端部
には、端部の開口されたカラー170が設けられ、この
カラー170は横側面76に設けられた矩形ボアすなわ
ち平坦な側辺を持つボア172に収容される。カラー1
70の外側形状には相補的な矩形形状が与えられると共
にそこには環状フランジ170aが設けられる。環状フ
ランジ170aは機械ねじ176によって横側方プレー
ト46に取り付けられる。後に述べる理由のために、カ
ラー170の内側円筒形ボアの内径は円筒形カソードラ
ム150の外径よりも大きくされ、このため円筒形カソ
ードラム150はその中にクリアランスをもって収容さ
れて、右X軸線方向に沿って移動しかつそれに直交する
右X軸線方向においても移動し得るようになっている。
また、言うまでもなく、垂直フレームプレート112に
も中空ブシュ154を収容するようになったボア112
aが設けられる。
円筒形カソードラム150の端部150aには、機械ね
じ(図示されない)とねじ穴150bとによってカソー
ド支持ブロック180が取り付けられ、このカソード支
持ブロック180は、後で詳述するように、横側方プレ
ート46に設けた矩形ボアすなわち平坦な側辺を持つチ
中ンネル172中にクリアランスをもって収容され、こ
のためカソード支持ブロック180は右X軸線方向およ
び右Y緑方向において摺動し得るようになっている。カ
ソード支持ブロック180には、そのような摺動運動の
ためにチャンネル182の形状に対して相補的な関係を
持つ形状の側辺が与えられる。
第11図から明らかなように、中空ブシュ152および
154への塵埃や異物の侵入を阻止すべく複数0−リン
グシール190が用いられる。第11図、第14図およ
び第22図に最もよく示すように、矩形シール192は
横側面74と垂直フレームプレート112との間に配置
される。この矩形シール192の目的については、後で
詳しく述べることにする。
以上の記載から明らかなように、左右の垂直フレーム部
材112は、電解液室構造体34の横側面74もしくは
76に関してそれぞれ左右のY軸線方向においてかつ該
横側面に対して実質的に平行な関係で移動自在とされる
第12図および第13図に最もよく示すように、表示器
プレート160と共に移動自在とされた表示器支持プレ
ート162には止めねじ191および193が支持され
、止めねじ191は電解液室へ向がう際ツカソードラム
150の移動を制御するために用いられ、また止めねじ
193は電解液室から離れる際のカソードラム150の
移動を制御するために用いられる。止めねし191 、
193はそれぞれリミットスイッチ195 、197 
と係合し、これらリミットスイッチ195および197
はそれぞれのラム駆動モータ142の過剰移動を制御す
るようになっている。
もちろん、止めねじ191 、193は調節自在とされ
、この調節は止めねじ191 、193をリミ・7トス
イ・7チ195 、197に対して回すことによって行
われる。
リミットスイッチ195 、197は垂直横フレーム部
材127に装着され、この垂直横フレーム部材127は
垂直横フレーム部材125に取り付けられる。また、表
示器支持プレート162にはダイアルマイクロメータ1
99も支持され、このダイアルマイクロメータ199は
ブシュ支持部材166に設けられたストップ201 と
係合するようになっていて、右および左X軸線方向での
カソードラムの移動量が表示されるようになっている。
E CMプロセス中、左右の垂直フレーム部材112の
位置、要するにスライダ94 、96およびカソードラ
ム150の位置を左右のY軸線方向において釈放自在に
保持あるいはロックすることが必要である。このため釈
放自在の保持手段が4つの円筒形状スタッド200の形
態で設けられる。これら円筒形状スタンド200は電解
液室を形成する構造体34の横側面74 、76の四角
形をなすように配置される。すなわち、4つの円筒形状
スタンド200は、第4図、第5図および第14図に示
すように、四角形のコーナ部に配置される。円筒形状ス
タッド200の各々は錠止カラー202および機械ねじ
204によって横側面76に対して固定位置に装着され
る。第14図ないし第16図に示すように、円筒形状ス
タッド200にはそれが垂直フレーム部材112の自由
面112aを貫通し得るように十分な長さが与えられる
。詳しく述べると、各円筒形状スタンド200は垂直フ
レーム部材112に設けられた楕円形スロット210と
、ワッシャ214の円筒形状ボア212と、このワッシ
ャ214の下側に配置された楕円形摩耗板216の楕円
形開口215とを貫通する。
ワッシャ214には小さな半径を持つ曲線形状の中央肩
部218が設けられるが、この目的については後に述べ
ることにする。言うまでもなく、ワッシャ214と摩耗
板216とはそれらを貫通して延びるスタッド200に
対して垂直フレーム部材112と共にY軸線方向に移動
するようになっている。楕円形摩耗板216は機械ねじ
217によって垂直フレーム部材112に取り付けられ
る。
各スタッド200の自由端に隣接してクロスピン220
が設けられ、このクロスピン220によって、Uリンク
222が各スタッド200に枢動自在に連結される。第
15図に示すように、クロスピン220はUリンク22
2に設けられた大きな半径のカム224に対して偏心状
態で配置される。カム224はそれぞれの該当ワッシャ
214の小さな半径の中央肩部218と係合して接触す
るようになっている。
各Uリンク222自体はクロスピン228によって空気
シリンダあるいはその他の流体のシリンダ230の出力
シャフト229に枢動自在に連結される。該シリンダ2
30の各々は次いでクロスピン232によってブラケッ
ト234に枢動自在に連結され、そのブラケット234
は電解液室を形成する構造体34に取り付けられる。詳
しく述べると、工作機械の正面に最も近い上方および下
方シリンダ230は、機械ねじ236によって前方プレ
ート38乙こ取り付けたブラケノl□234に枢動自在
に連結される。
また、第4図、第5図および第7図に最もよく示すよう
に、工作機械の背面に最も近い上方および下方シリンダ
230は、機械ねじ242によって構造体34の後方プ
レート42に取り付けられたブラケット234に枢動自
在に連結される。
上方および下方シリンダ230のすべてを作動させてそ
れらの出力シャフト229を後退させると、各Uリンク
222は第13図ないし第15図において鎖線でもって
示す釈放位置から実線でもって示すクランプ位置に向か
って枢動あるいは回転させられ、これにより大きな半径
のカム224は比較的小さな半径の中央肩部218に対
して偏心的カム作動を及ぼして、垂直フレーム部材11
2を構造体34の横側面74 、76に向かってしかも
そこに接触するように強制的に移動させられ、その結果
カソード支持構造体100は左右のY軸線方向に沿う所
定位置に釈放自在に保持された状態となる。また、この
ようにして垂直フレーム部材112が保持あるいはクラ
ンプされると、それと関連するスライダ94 、96お
よびカソードラム150も左右のY軸線上のいずれかの
所定位置にクランプされることになるということは言う
までもない。かくして、左右の垂直フレーム部材112
がクランプされた状態となると、横側面74 、76と
それに対向する垂直フレーム部材112との間に配置さ
れた矩形シール192はその間で圧縮され、このためそ
こを介するいがなる電解液漏洩も阻止されることになる
左右のY軸線方向スライダ94..96を移動させるた
めの機構は同じものであり、第10図にはスライダ96
用の移動機構が示されている。図示するように、該移動
機構にはDCサーボモータ260が設けられ、その出力
シャフト262はキー264によって在来の歯車減速装
置268の中空シャフト266にキー止めされる。該歯
車減速装置268は在来のボールスクリュー270を駆
動するようになっており、このボールスクリュー270
はハウジング272に取り付けられるが、その取付は態
様は第11図に示した傾斜フレーム部材114へのボー
ルスクリュー126の取付は態様と同じである。ボール
スクリュー270はボールナツト274と協働してそれ
を並進駆動させるようになっている。ボールナツト27
4は機械ねじ276によって垂直プレート278に取り
付けられ、この垂直プレート278は水平フレーム部材
110に装着される。かくして、スライダ94および9
6のそれぞれは、上述したように構成されたDCサーボ
モータおよびボールスクリューによって左右のY軸線方
向に沿って駆動させられる。
先に述べたように、円筒形状の中空カソードラム150
の末端にはカソード保持器すなわちカソード支持ブロッ
ク180が取り付けられ、このカソード支持ブロック1
80は二方向で摺動運動を行うように横側方プレート4
6の矩形チャンネルすなわち側辺を持つチャンネル17
2内に収容される。第17図に最もよく示すように、各
カソード支持ブロック180にはカソード組立体300
が取り付けられる。要するに、各カソード機構ずなゎち
カソード手段102には、導電性カソード組立体300
と、カソード支持ブロック180と、ハウジング120
を介して通電されるカソードラム150とが包含される
ことになる。各カソード組立体300 (第29図およ
び第30図)は、第31図および第32図に最もよく示
すように、カソード保持器302と、そこに取り付けら
れた凹状カソード304あるいは凸状カソード306の
いずれかとを具備する。凹状および凸状カソードのそれ
ぞれのカソード保持器302はその構成が空間的に逆に
なっている点を除けば同様な構造のものと言える。各カ
ソード保持器302は支持板310および当て板312
からなり、当て板312はねじ孔314(1つだけが図
示されている)に機械ねじ(図示されない)をねじ込む
ことによって支持板310に取り付けられる。各支持板
310にはキー溝あるいはスロット316が設けられ、
このスロット316はカソード支持ブロック180との
組立時にそれと面することになる。また、各支持板31
0には機械ねしく図示されない)を受は入れるようにな
った複数のねじ孔318も設けられ、カソード保持器3
02は該機械ねしによってカソード支持ブロック180
に取り付けられる。それら機織ねじはカソード支持ブロ
ック180に設けられたねじ孔180a (第11図)
にも受は入れられる。凸状カソード304および凹状カ
ソード306の双方は複数のドエル322と複数の機械
ねじ327(1つだけが図示されている)とによってカ
ソード支持板310に同様な態様で取り付けられ、この
場合ドエル322は支持板とカソードとに形成されたド
エル孔342 、326に収容され、また機械ねじ32
7は該ドエル孔と整列された状態で支持板とカソードと
に形成されたねし孔329 、331 (それぞれ1つ
づつ図示されている)にねじ込まれる(第30図)。
凸状カソード306には内側凹状作業面330が設けら
れ、この内側凹状作業面330は被加工面すなわち翼形
羽根16の横側方凸面18に対して相補的な形状を持ち
、またその寸法については、電気化学的加工プロセスに
おいて該横側方凸面18に所望の精度公差でもって電気
化学的加工を施し得るようにされている。一方、凸状カ
ソード306には実質的に平行な平坦側面332 、3
34が設けられ、これら平坦側面332 、334は内
側凹状作業面330からカソード保持器302の平坦側
面310a 、 310bまで延びてそれと間延関係と
なる。凸状カソードの頂部表面336には窪み部あるい
はポケット340が形成され、その深さについては、後
に述べるように凸状カッ−)′によって加工されるべき
羽根素材16′に直ぐ隣接した翼形羽根素材を収容する
ようなものとされる。第30図および第32図に最もよ
く示すように、凸状カソードの頂部表面336および底
部表面342は平坦にされ、しかも実質的に平行な関係
とされる。
凹状カソード304には内側凸状作業面350が設けら
れ、この内側凸状作業面350は被加工面すなわち翼形
羽根16の横側方凹面20に対して相補的な形状を持ち
、またその寸法については、ECMプロセスにおいて該
横側方凸面20に所望の精度公差でもって電気化学的加
工を施し得るようにされている。一方、凹状カソード3
04には、実質的に平行な平坦側面354 、356と
、実質的に平行な頂部平坦面および底部平坦面358 
、360とが設けられる(第29図および第31図)。
凹状カソードの頂部表面358には窪み部あるいはポケ
ット362が形成され、その深さについては、後に述べ
るように凹状カソードによって加工されるべき羽根素材
16′に直ぐ隣接した翼形羽根素材を収容するようなも
のとされる。
カソードのポケット340 、362にはその表面全体
に亙って電気絶縁層あるいは電気絶縁被覆340a 。
362aが設けられ、これにより後に述べるように羽根
素材16′に隣接する翼形羽根素材に迷走電流が流れな
いようにされる。
電解液室36とその中に設けられるカソード組立体30
0とについては、第17図および第22図に最もよく示
されている。図示するように、カソード支持ブロック1
80とカソード保持器302との底部平坦側面は案内ブ
ロック402の向かい合って傾斜した平坦表面400上
を摺動するようになっている。案内ブロック402には
その中央に先端シールブロック404が取り付けられ、
この先端シールブロック404はG10ガラス/エポキ
シ材料から作られる。先端シールブロック404は2つ
の共軸キー408によって案内ブロック402上に配置
され(第17図および第37図)、シかも電解液室36
内のカソード304 、306に向かって上方に延びる
第33図ないし第36図に最もよく示すように、先端シ
ールブロック404には互いに向かいあって傾斜した平
坦案内表面410 、412が設けられ、これら平坦案
内表面410 、412上では、カソードの移動中、該
カソードの底部平坦側面342 、358がシール状態
で案内される。傾斜案内表面410,412の双方は、
案内ブロック402の傾斜平坦表面400の傾斜角度と
同じ角度30’で傾斜する。先端シールブロック404
の中央部には先端シール部材420が形成され、この先
端シール部材420はカソード304 、306間で加
工されるべき翼形羽根素材16′の先端を位置決めして
それとシール状態で接触するような向きになっている。
この場合、先端シール部材420の向きは羽根の先端の
所望の角度とされ、これにより上述の位置決め動作およ
びシール接触動作が行われることになる。案内ブロック
402への先端シールブロック404の取付けについて
は、複数の機械ねじ403をねじ孔422にねし込むこ
とによって行われ、これにより異なった設計の翼形羽根
を持つ一体的羽根付きロータに対しては別の異なった先
端シールブロック404を用いることが可能となる。
第17図に最もよく示すように、カソードの移動中、カ
ソード支持ブロック180とカソード保持器302との
頂部表面ばカソードの移動時には案内されることになる
が、このような案内については、電解液室のカバー54
に形成されかつ互いに向かいあって傾斜させられた案内
表面428 、429によって行われる。なお、カバー
54は第18図ないし第21図に示されており、その目
的については後に述べることにする。
第22図および第23図に最もよく示されているように
、構造体34には横方向に互いに向かい合って傾斜する
チャンネル431および433が設けられ、そのチャン
ネル431および433は側方プレート44 、46の
チャンネル172と、案内ブロック404と、カバー4
30の案内表面428 、429と、前方プレート38
の内側壁面450と、後方プレート42の内側壁面45
2とによって形成される。図示するように、カソードラ
ム150と、カソード支持ブロック180と、カソード
保持器302と、そこに取り付けられたカソード304
 、306とは傾斜チャンネル431 、433内を移
動するようになっている。
もちろん、チャンネル431 、433は水平線に対し
て30°の角度で互いに向かい合って傾斜させられる。
電解液の流れは、先ず、後方プレート42の電解液入口
開口部440を介してカソード304 、306間に導
入される。第17図および第22図に示すように、入口
開口部440はチャンネル431 、433内でのカソ
ード移動方向に対して横断方向にしかもカソード304
 、306の作業面330 、350に向かって延びる
。入口開口部440からの電解液は加工されるべき翼形
羽根素材の横側面18 、20とカソード作業面330
 、350との間に流れて前方プレート38の排出孔6
0内に入り、この間カソード304゜306は加工開始
位置から加工仕上げ位置まで移動させられる。後述する
ように、カソードが加工開始位置から加工仕上げ位置ま
で移動させられる場合、案内ブロック408と案内表面
428 、429との間の緊密な接触により、またカソ
ード支持ブロックと、カソード保持器と、カソードとの
間の緊密な接触により、それらの間での電解液の漏洩が
電気化学的加工時に阻止される。同様に、内側壁面45
0と、カソード支持ブロックと、カソード保持器との間
の接触についてもそれらの間での電解液の漏洩が阻止さ
れるようになっている。
しかしながら、カソード支持ブロック、カソード保持器
およびカソードについての後方面と後方プレート42の
内側壁面452との間には相当な隙間460(例えば1
インチ(2,54センチ)程度)が設けられ、これによ
りカソードについてのYidi線方向の移動が得られる
ようにされる。このような隙間460をシールするため
に、また翼形羽根素材に向かう電解液流れ通路を方向付
けて形成するために、第1および第2のシールピストン
470 、472がチャンネル431 、433の横断
方向(直交方向)に移動し得るように後方プレート42
に装着され、この場合液シールピストンはカソード支持
ブロック、カソード保持器およびカソードとシール状態
で係合させられ、これにより加工中それらの間での電解
液の漏洩が阻止されることになる。図示するように、シ
ールピストン470 、472はそれらの構成要素の幾
つかが空間的に逆になっている点を除けば互いに同一な
ものである。第11図に最もよく示されているように、
かかる横断方向での移動時には、各シールピストンの底
部傾斜側面471は案内ブロック402に接触し、また
その頂部傾斜側面473は案内表面228に接触するよ
うになっている。シールピストンの前方面は475は平
坦面とされて、各カソード304 、306の後方平坦
面とシール係合するようになっている。シールピストン
470 、472は一対のO−リングシール474を備
え、しかも第1および第2の液圧あるいは流体シリンダ
480によって作動させられて上述の横断方向に移動さ
せられることになる。第1および第2の液圧あるいは流
体シリンダ480は後方プレート42の外側に取り付け
られる。それらシリンダのピストンロッド484はシー
ルピストンに装着されたシャフト428に連結される。
先に述べたように、また後でも述べるように、ECMの
開始時には(カソードの加工開始位置では)、カソード
304 、306およびカソード保持器はそれぞれのス
ライダ94 、96に沿って該カソードを前進させるこ
とによって第22図に示すような左右のY軸線方向に沿
う完全な前方位置に位置決めされて前方プレート38の
内側壁面450接触させられる。図面から見ることがで
きるように、シールピストンは後方プレート42の内側
壁面452とカソードおよびカソード保持器の後方側面
との間でチャンネル431 、433のシールを行うよ
うになっている。カソードが後で述べるような調整位置
から加工位置に置かれた際に、シールピストンは図示す
るようなシール係合状態に移行させられるが、これはカ
ソードをそれぞれ左右のX軸線方向に沿って互いに向か
い合うように羽根素材16′に対して前進させる前にし
かも入口開口部440からの電解液の流れを循環させる
前に行われる。
電解液は在来のポンプ(図示されない)および電解液タ
ンク(図示されない)を用いて高圧下で入口開口部44
0に供給される。
第18図ないし第21図を参照すると、電解液を形成す
る構造体34に用いるカバー54が頂部プレート500
と、この頂部プレート500に図示するような機械ねじ
によって固定されたインサート要素502 、504お
よび506とを具備することが分かる。頂部プレート5
00とインサート要素502゜504および506との
間には図示するようにシール部材510が設けられる。
頂部プレート500とインサート要素502 、504
および506とはGIOガラス/エポキシ材料から作ら
れる。
先に述べた案内428 、299がそれぞれインサート
要素502 、504に設けられることは明らかであろ
う。また、頂部プレート500には平面図として見たと
きに略矩形状となる窪み部520が設けられることも明
らかであろう。さらに、略矩形状窪み部520の底部に
は開口部56を形成する比較的小さな窪み部522 、
524が配置され、それは頂部プレート500とインサ
ート要素502,504,506を貫通するようになっ
ていることも明らかであろう。図示するように、窪み部
522 、524は平面図において略矩形状を呈し、一
方立面図においては略半円形状を呈する。窪み部520
の底部には窪み部522゜524の外側の回りにシール
530が配置される。なお、このシール530の目的に
ついては、後で詳しく説明することにする。
カバー54は複数の機械ねじ532によって構造体34
の頂部に取り付けられる。このようなカバー54の取付
時には、一体的羽根付きロータ10のハブ12の一部が
窪み部524内に収容されるようにされ、一方ハブ12
から突出する幾つかの翼形羽根16は窪み部522内に
収容されるようにされる。言うまでもなく、窪み部52
2はその底部で電解液室36に開口され、このため翼形
羽根16は電解液室36中に突出することになる。図示
するように、窪み部522は一体的羽根付きロータの捩
れ翼形羽根を収容すべく複雑な形状を呈しているが、そ
の形状については、加工すべき一体的羽根付きロータな
らびにその羽根に応じて変えることができる。インサー
ト要素502.504.506は他の形状のものと交換
自在とされ、これにより別の一体的羽根付きロータの収
容が可能となる。第18図および第37図から明らかな
ように、インサート要素504 、506は電解液流れ
用チャンネル540を与えるような形状とされるが、こ
のチャンネル540は加工すべき羽根素材16′に近付
(につれ狭窄させられる。同様に、インサート要素50
2.504 、506は電解液排出用チャンネル542
を形成し、このチャンネル542は電解液を排出口60
に送るべく幅広にされる。
かくして、頂部プレート500とインサート要素502
 、504 、506とによって、室550が与えられ
、カソード304 、306は該室550内を移動して
羽根16の対向した被加工側面18 、20に近付くよ
うになっている。かかる室550内でのカソード304
゜306の最終行程仕上げ位置(第46図参照)が第1
7図に示されている。
第5図、第6図および第9図に示すように、C形状フレ
ーム32には一対の平行な垂直摺動路600が設けられ
、この垂直摺動路600上には一対の平行な垂直スライ
ダ602が摺動自在に装着される。垂直スライダ602
には支持構造体604が取り付けられ、この支持構造体
604は垂直後方支持部材606、上方水平支持部材6
08および下方水平支持部材610を具備する。水平支
持部材608 、610の間からは一対の垂直補強部材
612が加工機械の前方に向かって延長する。支持構造
体604がスライダ602に取り付けられた結果として
、該支持構造体604は垂直方向すなわちZ軸線方向に
移動自在とされる。このようなZ軸線方向スライダと支
持構造体とはボールスクリュー611によって垂直方向
に移動させられ、そのボールスクリュー611はDCサ
ーボモータ613によって駆動させられる。
詳しく述べると、DCサーボモータ613の出力シャフ
ト616に設けられたウオーム歯車614によって、駆
動シャフト620に設けられたウオーム歯車618が駆
動され、その駆動シャフト620はボールスクリュー6
11の上端にキー止めされる。上方水平支持部材608
にはボールナツト622が取り付けられ、これによりZ
軸線方向スライダの駆動機構が得られることになる。
支持構造体604にはヨーク組立体630が枢動自在に
支持され、このヨーク組立体630には一体的羽根付き
ロータが支持される。詳しく述べると、ヨーク組立体6
30は水平ヨーク部材632、後方垂直ヨーク部材63
4および前方垂直ヨーク部材636から構成される。第
9図に最もよく示されているように、水平ヨーク部材6
32は下方水平支持部材610を貫通するフランジ付き
枢動ピン638によって該下方水平支持部材610に対
して枢動自在に支持される。枢動ピン638はクランプ
カラー640と機械ねじ642とによって角度運動を行
わないようにクランプされ、このとき該機械ねじ642
は枢動ピン638の上端の回りに設けられたリング部材
642にねじ込まれる。ヨーク組立体630は後に述べ
る理由のために角度調整自在とされ、このような角度調
整は機械ねじ642を緩め、次いでヨーク組立体630
、枢動ピン638およびクランプカラー640を所定の
角度まで回転させて機械ねじ642を締め付けることに
よって行われる。このようにして、ヨーク組立体の調整
位置が釈放自在にロックされることになる。
水平ヨーク部材632と下方水平支持部材610との間
には電気絶縁材料例えば周知のG10ガラス/工ポキシ
複合材料から作られた絶縁プレート646が配置され、
しかもその絶縁プレート646は下方水平支持部材61
0に取り付けられ、これにより支持構造体604への通
電が阻止されることになる。
枢動ピン638の中心線すなわち枢動軸線は工作機械の
中央面Pとカソード中央面CCとの交差線ならびに加工
されるべき羽根素材16′の中心線と共軸関係される。
第26図および第28図に最もよく示されているように
、ヨーク組立体630には前方および後方垂直ヨーク部
材634 、636間で導電性回転アーバ650と導電
性割出しスタブ軸652とが設けられて支持される。詳
しく述べると、アーム650の前方端650aは垂直ヨ
ーク部材636に設けられた電気絶縁ブシュ656内に
収容される。一方、アーム650の後方端は銅製ソケン
ト部材660に収容されしかもキー659によって釈放
自在に保持される。銅製ソケット部材660は銅製割出
しスタブ軸652によってアームの回転割出しを増加さ
せるべく該別出しスタブ軸652に取り付けられる。次
いで、割出しスタブ軸652は駆動ツヤフト673に取
り付けられ、しかもキー671によってキー止めされる
。該駆動シャフト673には在来の歯車減速機653の
出力シャフト653aが取り付けられしかもキー675
によってキー止めされる。駆動シャフト673は電気絶
縁材料から作られ、これにより歯車減速機653および
割出しモータ670は割出しスタブ軸652から電気的
に絶縁される。
銅製ソケット部材660には複数の半径方向スロット6
62が設けられ、これら半径方向スロット662内には
シリンダ666の錠止プランジャ664が収容され、こ
れによりアームの角度位置が釈放自在にロックされるこ
とになる。半径方向スロット662および錠止プランジ
ャ664を用いる代わりに、数値制御サーボモータでも
ってアームの割出しを行うことによって、該アームの角
度位置を設定するようにしてもよい。
割出し入タブ軸652は角度を増大させる態様で歯車減
速機653の出力シャフトによって駆動され、該歯車減
速機653はDCモータ670によって駆動される(第
5図、第28図および第40図)。
ECMに用いる直流電流が電源から電気ハス676を通
してフレーム678に流され、このフレーム678には
歯車減速機653が取り付けられる(第38図ないし第
40図)。電気バス676は真鍮製バス保持具677に
よって銅製支持フレーム678に取り付けられ、該真鍮
製バス保持具677にはハブ677aが設けられる。一
体的羽根付きロータをアノードとするようになった適正
な極性の直流電流がフレーム678および割出しスタブ
軸652を介してアーム650に流され、アーム650
には一体的羽根付きロータが支持される。割出しスタブ
軸652はブシュ686によってヨーク組立体630か
ら電気的に絶縁される。割出しスタブ軸652と電気バ
ス676との間に良好な電気的接触を保証するために、
銅製クランプ681(第41図)が機械ねじ679によ
って銅製支持フレーム678および銅製側方レール67
8aに取り付けられる。クランプ681にはスロット6
81aが設けられ、このスロット681aはクランプ6
81の上方アーム681bと下方アーム681cとの間
に位置され、このためクランプ681は孔681dの回
りで撓み得るようになっている。クランプ681には別
のスロット681gが設けられ、このスロット681g
にはねしナンド683が支持される。複動シリンダ68
0にはねじ切りハウジング680aが設けられ、このね
じ切りハウジング680aはクランプ681の上方アー
ム681bに装着される。シリンダ680にはプランジ
ャ682が設けられ、このプランジャ682のねじ切り
端部は682aはナツト683に螺合させられる。空気
シリンダ680が一方向に作動させられると、プランジ
ャ682が伸長させられて、クランプ681が銅製割出
しスタブ軸652の後方端部の回りで緊密に可撓的に締
め付けられる。クランプ681はプランジャ682を反
対方向に逆作動させて該クランプ681を孔681dの
回りで弾性的に拡げることによって釈放される。また、
このような割出しスタブ軸のクランプ作用は、ECMプ
ロセス中、割出しスタブ軸652およびアーム650の
回転割出し位置をロックすることについての錠止機能と
しても役立つ。導電性取付はプレート687と垂直ヨー
ク部材634との間には絶縁ブロック685が配置され
、これによりDCモータ670が電気的に絶縁される。
言うまでもなく、クランプ681の上方および下方アー
ム681b 、 681a間にはボア681fが形成さ
れ、割出し入タブ軸652の後方端部は該ボア681[
内に収容されてクランプされることになる。
割出しスタブ軸652は後方垂直ヨーク部材634に設
けられたブシュ686内に回転自在に装着される。
第26図に最もよく示されているように、アーム650
には位置決めスリーブ690、クランブスリ−ブあるい
はクランプリング692、ロックナツト694およびス
ペーサ690が設けられる。シール用包囲体700はア
ーム650に直接的に支持された後方部分702と、ク
ランプスリーブ692に支持された前方部分704とか
ら構成される装置決めスリーブ690の半径方向肩部6
90aには環状ロックリング706が取り付けられ、こ
の環状ロックリング706には位置決めキー708(1
つだけが図示されている)が設けられる。位置決めスリ
ーブ692とロックリング706との間には複数の周囲
機械ねじ701およびドエルピン703が延長させられ
、これにより両者間の適正な整列が得られることになる
言うまでもなく、一体的羽根付きロータ10のハブ12
は位置決めスリーブ706の円筒形状位置決めハブ70
6b上に載せられ、この場合キー708は一体的羽根付
きロータ10のスロットすなわち半径方向にしかも周囲
方向に配置されたスロット10a上に位置される。クラ
ンプスリーブ690の半径方向環状フランジ692aは
ロックナツト694を回転させることによって一体的羽
根付きロータのハブ12に対して緊密に接触させられ、
これによってもテーバ650上での一体的羽根付きロー
タ10の位置がロックされることになる。アーム650
、位置決めスリーブ706およびクランプスリーブ69
0のすべては電気的に導電性とされるので、電気化学的
加工プロセス中、一体的羽根付きロータ10はそれら構
成要素を介して電気化学的加工用の直流電流を受けるこ
とになる。
第26図にも示されているように、一体的羽根付きロー
タ10はその一部を除いてGIOガラス/エポキシ材料
から作られるシール用包囲体700によって包囲される
。かかる包囲のされない一部すなわち一体的羽根付きロ
ータ10の部分10aはシール用包囲700のフランジ
部分720の矩形状の底部開口部710を貫通して延び
る。シール用包囲700の後方部分702および前方部
分704はそれらの周囲に沿って隔設される複数の捕捉
ねじ722に1って互いに一体的に釈放自在に取り付け
られる(第24図)。前方部分704のブシュ723に
設けられる2つの案内ビン724はシール用包囲体70
0の後方および前方部分702 、704間に配置され
、これにより該画部分の適正な整列が得られることにな
る。シール用包囲体700の後方および前方部分702
 、704には略環状形のシール730 、732が設
けられ、これにより該画部分702 、704は一体的
羽根付きロータ10の環状リム10b、10cとシール
係合させられる。また、図示するように、シール用包囲
体700の後方および前方部分702 、704の間に
は円弧状のシール734 も設けられる。
シール用包囲体700の前方部分704の前方面には開
口部721が設けられ、アーム650およびクランプス
リーブ692が該開口部721を通過させられるように
なっている。また、シール用包囲体700の前方部分7
04の前方面には一対のハンドル740が設けられ、こ
の一対のハンドル740を用いて、前方部分704が捕
捉ねしすなわちボルト722の除去後に取り外し得るよ
うになっている。このようにして、加工終了後に一体的
羽根付きロータをアーム650から取り出して、加工す
べき新たな一体的羽根付きロータを挿入し得るようにな
っている。
この場合、言うまでもなく、ロックナツト694、クラ
ンプスリーブ692および前方垂直ヨーク部材636が
取り外されて、シール用包囲体700の前方部分704
および一体的羽根付きロータがアームから滑り抜は得る
ようにされる。なお、前方垂直ヨーク部材636は機械
ねじ637の除去によって取り外される。
シール用包囲体700の後方部分702には開口部72
3が設けられ、アーム650および位置決めスリーブ7
06は該開口部723を通過させられる。
シール用包囲体700の底部には略矩形状のフランジ部
分720が設けられる(第24図および第25図)。こ
のフランジ720は頂部カバー54の略矩形状の窪み部
520内に小さな緊密な公差をもって収容されるように
なっているが、このような収容のためには、ヨーク組立
体630が一旦枢動ピン638の回りで枢動させられて
、一体的羽根付きロータの横中央面Wが加工位置Mにお
いて該窪み部520の中央面Hの角度と一敗するように
される。
窪み部520の中央面Hの角度は一体的羽根付き口−タ
および羽根についての特定の設計に対して適当に選択さ
れ、これによりカソード304 、306が加工すべき
翼形羽根16′の対向側面18 、20に容易に接近し
得るようにされる。一体的羽根付きロータの中央面Wは
窪み部520の中央面Hと実質的に一致させられると、
Z軸線方向スライダ602が下降させられて、シール用
包囲体の矩形状フランジ部分720が窪み部520に小
さな緊密な公差をもって挿入させられることになる。こ
のときフランジ部分720および窪み部520が第1お
よび第2の位置決め手段として機能し、これにより被加
工翼形羽根素材16′が電解液室内でカソード加工位置
にあるカソード304 、306間の工作物加工位置M
に正確に位置決めされることになる。フランジ部分72
0が窪み部520内に収容されてそこに整合させられる
と、フランジ開口部710を貫通して突出するハブ部分
10aは窪み部524内に収容され、また被加工羽根素
材16′と、そこに直ぐ隣接しかつフランジ開口部71
0を貫通して突出する羽根素材とは十分なりリアランス
をもって窪み部522内に収容される。窪み部520の
底部に設けられたシール部材530はシール用包囲体7
00のフランジ部分720の底部に対してシールを行っ
て、高圧電解液の漏洩を阻止するようになっている。
第28図には別の実施例が示されており、そこでは、同
様な構成要素については、プライム記号を付した同様な
参照番号が用いられている。第28図に示すように、シ
ール用包囲体700′のフランジ部分720′の底部7
22′には、カバー54′とシール係合するようになっ
たシール部材723′を設けることができる。吊下フラ
ンジ部分725′はカバー54′の開口部727′との
関連において位置決め手段として機能し、これにより被
加工羽根素材が正確に位置決めされることになる。
アーム650および一体的羽根付きロータ10はシール
用包囲体700内で回転変化量分において割出し自在と
されるが、このようなアーム゛650の割出し時、シー
ル用包囲体700自体は水平ヨーク部材632の保持プ
レー1−740によって所定位置に固定される。詳しく
述べると、保持プレート740はシール用包囲体700
の頂部の平坦部700aに接近して配置されて、シール
用包囲体700の回転を実質的に阻止するようになって
いる。なお、この場合シール用包囲体700は幾分の揺
動運動は受けることになる。
個々の大きめの翼形羽根素材を仕上げ寸法に加工するた
めのECMプロセスあるいはECM方法においては、一
体的羽根付きローラはヨーク組立体630でもってテー
パ650上に装着され、このときヨーク組立体630は
Z軸線方向スライダ602の移動によって上方に後退さ
せられている。このような装着位置において、アーム6
50は一体的羽根付きロータの中央取付は孔14と、シ
ール用包囲体700の後方および前方部分702 、7
04のそれぞれに設けられた孔とを貫通して、第26図
に最もよく示すような態様でクランプされる。割出しス
タブ軸652はモータ670によっていわゆる番号1の
位置に割り出され、これにより個々の翼形羽根素材16
’は中央吊下位置に配置されることになる。このとき工
作機械中央面P内でのその中央線Fは工作物加工位置で
の工作機械中央面Pとカソード中央面CCとの交差線上
に実質的に置かれて、羽根素材が後述するように電解液
室36内のカソード404 、306間への挿入に対し
て準備されることになる。もちろん、第42図に示すよ
うに、被加工翼形羽根素材16′に直ぐ隣接して被加工
翼形素材16″および16”’が下方に吊下されている
ヨーク組立体630は機械ねじ642およびカラー64
0を緩めて枢動ビン638の回りで枢動させられ、これ
により一体的羽根付きロータの横中央面Wは工作物加工
位置Mおよびカソード加工位置において工作機械中央面
P(第3図)とカソード加工位置CCとに対して所定の
角度関係(角度B)で配置されて、カソード304 、
306は翼形羽根素材16′に対して容易に接近し得る
ことになり、またシール用包囲体700の位置決めフラ
ンジ部分720が構造体34の頂部カバー54の位置決
め窪み部520との整合のために所望の角度で配置され
ることになる。このようなヨーク組立体630の枢動角
度位置は機械ねじ642をカラー640に対して締め付
けることによって釈放自在にロックされる。
Z軸線方向スライダ602がそこに一体的羽根付きロー
タを装着すべく完全後退収容位置に置かれたとき、右X
軸線方向ラムおよび左軸線方向ラム150は電解液室内
での収容位置に完全に後退させられ、このときカソード
304 、306の双方が左右のX軸線方向のそれぞれ
に沿って工作物加工位置での工作機械中央面Pから約2
インチ(5,1センチ)程後退し、これにより十分なり
リアランスが与えられる。同様に、右X軸線方向ライダ
および左軸線方向ライダ96 、94も収容位置に後退
させられ、このときカソード304 、306の双方が
左右のY軸線方向のそれぞれにおいて後方に後退して、
カソード中央面CCは工作物加工位置Mに隣接したカソ
ード加工位置でのその位置から約1インチ(2,54セ
ンチ)程離れた位置に置かれしかもカソード位置でのそ
の位置に対して平行にされ、これにより十分なりリアラ
ンスが与えられる。電解液入口部440の電解液弁が閉
鎖され、DC電源が“オフ”にされる。
工作機械の始動サイクルはカソード304 、306を
収容位置から第42図および第44図に示すような調整
位置に移動させることからなる。右カソード306を収
容位置から調整位置まで移動させる場合には、右側のモ
ータ142および260のそれぞれによって右X軸線方
向および右X軸線方向の双方に沿う同時移動が行われる
。左カソード304を収容位置から調整位置まで移動さ
せる場合には、左側のモータ142および280のそれ
ぞれによって左X軸線方向および左Y軸線方向の双方に
沿う同時移動が行われる。カソード304を左X軸線方
向および左Y軸線方向の双方に沿って同時に移動させる
代わりに、それら双方の軸線方向に沿う移動を段階的に
順次行うこともできるが、これは好ましい移動態様とは
言えない。なお、同様なことは、右X軸線方向および右
X軸線方向に沿うカソード306の同時移動についても
言える。
図示の特定の一体的羽根付きロータに対する調整位置に
おいて、カソード(凹状カソード)304がカソード中
央面CC上の基準中央%iR1でもって位置決めされ、
またカソード306がカソード中央面CCから変位ある
いはずらされた基準中央線R2でもって位置決めされる
ことは明らかであろう。基準中央線R1およびR2は第
46図に示すような仕上げ加工位置でのカソード304
 、306の作業面に対する翼形羽根素材の垂直中央v
AFの位置に対応する基準線であり、また接近に必要な
カソード移動をプログラムするためにかつ翼形羽根素材
16′について所望の仕上げ寸法に加工するために用い
られる基準線である。
もちろん、YIiIb線方向でのカソード306の変位
はYIdlyA方向スライダ96およびその駆動モータ
142によって行われる。図示の特定の一体的羽根付き
ロータの場合には、左X軸線方向に沿うカソード304
の変位は必要とされないが、翼形羽根素材16′の凹状
側面に接近させ得ることは言うまでもない。もし一体的
羽根付きロータの翼形羽根素材16が図示の場合とは反
対方向に傾いている場合には、カソード304が変位さ
せられ、一方カソード306は変位させられない。すな
わち、カソード中央面CCに対するカソード304 、
306の関係は丁度逆になる。
カソード304 、306が第44図に示すような調整
位置から第45図に示すようなカソード加工位置(すな
わち工作物加工位置Mに置かれた羽根素材16’の対向
側面に整列される位置)まで移動させられたとき、工作
物加工位置Mで加工されるべき羽根素材16′は同時に
Z軸線方向スライダ602によって電解液室内に挿入さ
れる。この場合シール用包囲体700および位置決め用
窪み部520が協働して羽根素材16’が適正に位置決
めされ、このとき工作機械中央面P内のその中央’4f
A Fは工作物加工位置Mに置かれしかも工作機械中央
面Pとカソード中央面CCとの交差線と実質的に一致さ
せられる。また、羽根素材16′が電解液室内で位置決
めされたときくもちろん16″および16″’の場合も
)、シール用包囲体700および頂部プレート54はそ
の間で上述したようにシールを行う。
カソード304 、306をカソード加工位置に移動さ
せる際の移動については、第42図および第44図にお
いて矢印でもって示されている。第44図に示した白抜
きの丸は第45図に示したカソード加工位置における基
準中央線R1およびR2の最終位置を示している。翼形
羽根素材16′の中央線Fに対するR1およびR2のカ
ソード加工位置は第45図に示されている。
カソード306が右X軸線方向および右X軸線方向の双
方において移動させられて図示の右カソード加工位置に
至ることは言うまでもない。代表的には、かかる両軸線
方向でのカソード306の移動は同時に行われ、これは
右ラム150用の右駆動モータ142と右カソード支持
体102のスライダ96用の右駆動モータ260とを同
時に作動させることによって達成される。また、カソー
ド304が左X軸線方向においてのみ移動させられて左
X軸線方向では移動させられないことも言うまでもない
要するに、カソード304の移動については、かかるカ
ソード306の双方向移動と同時に行われると共に羽根
素材16′を電解液室36内に位置決めする際のZIN
l線方向スライダ602の垂直下方移動とも同時に行わ
れる。カソード306の移動例として直線双方向移動が
図示されたが、一体的羽根付きロータの設計に応じて、
カソード306の双方向移動を曲線経路に沿うように行
って被加工羽根素材に接近させてもよいことは言うまで
もない。なお、そのような曲線経路に沿う移動はカソー
ドラムおよびカソードスライダ用の駆動モータを適当に
作動させることによって得られる。
Z軸線方向スライダ602に設けられた羽根素材16′
の移動とカソード加工位置へのカソード304 、30
6の移動とを上述したように同時に行う際、羽根素材1
6′直ぐ隣接した羽根素材16″、羽根素材16”’は
第45図に示すようにカソード304 、306のポケ
ット340 、362に収容され、このとき隣接羽根素
材16” 、 16”’はそれらが収容される該ポケッ
ト340 、362内でカソード304 、306と接
触されないようにされる。
カソード304 、306を調整位置からカソード加工
位置に移動させる際、シール用ピストン470の各々は
それぞれの流体シリンダ480によって作動させられて
、カソード304 、306と協調関係で略Y軸線方向
に電解液室36の前方に移動させられ、これにより該シ
ール用ピストンはカソード加工位置へのカソードの移動
と関連させられてそれに追従させられる。また、別の態
様として、カソードを第45図のカソード加工位置に位
置決めした後に核カソードにシール用ピストンをシール
係合させるようにすることもできる。
カソード304 、306および羽根素材16’(Z軸
線方向スライダ602)が一旦カソード加工位置に位置
決めされると、アノードバス676すなわち一体的羽根
付きロータおよび羽根素材16′と、カソードバス12
1(左右)すなわちカソード304 、306とがDC
電源によって通電される。銅製クランプ681がシリン
ダ680によって作動させられて、割出しスタブ軸65
2が緊密に把持され、これによりその間に良好な4電性
が保証されると共に割出しスタブ軸の位置が固定される
ことになる。また、左右のY軸線方向スライダ94 、
96に関連した上方および下方クランプシリンダ230
も作動させられ、これによりYIklI線方向スライダ
94 、96が上述したようにY軸線方向位置において
カソード加工位置でクランプされる。次いで、電解液弁
が開放されて、高圧電解液例えば塩水溶液が電解液入口
部440を通して導入される。
カソード304 、306がそれぞれ第45図に示すよ
うなカソード加工位置から左右のX軸線方向に沿って互
いに向かい合うようにしかも羽根素材16′に側面18
 、20に向かって前進させられ(このとき隣接羽根素
材16″および16”’はカソードのポケット内にそれ
と接触しない状態のままにされる)、これにより羽根素
材16′ (横側面18゜20)の加工代部分すなわち
エンベロブEが除去されると共に先導縁22、後続縁2
4、半径方向フィレット25およびプラットホーム23
が最終寸法に加工されることになる。第46図では、カ
ソードがその仕上げ加工位置に置かれた状態で示されて
おり、このとき基準中央線R1およびR2が工作物加工
位置Mで被加工羽根素材の中央線Fと一致することが分
かる。カソード304 、306をそれらのX軸線方向
に沿って前進させる場合、そのような前進運動は調整位
置からカソード加工位置に前進させられるときよりも小
さな速度で行われる。
カソードを第45図のカソード加工位置から第46図の
カソード仕上げ加工位置まで移動させる際の加工プロセ
ス中では、高圧電解液が連続的に電解液入口部440か
ら導入されてシール用ピストン470によって案内され
、これにより羽根素材16′に向かう電解液の流れ通路
が形成され、またシール用ピストン470をカソードの
後方側面にシール係合させることによって、カソードの
後方側面を迂回する電解液の流れが実質的に阻止される
ことになる。また、羽根素材16′の先端部が先端シー
ル420と接触するように位置決めされ、これにより電
解液の迂回流れが一層小さくされる。
カソードをカソード加工位置からカソード仕上げ加工位
置まで前進させる際、カソードのボケソ1−340 、
362内に設けられた電気絶縁層340a362aによ
って、迷走電流がポケット内の隣接羽根素材16” 、
 16”’とその該当カソードとの間の電解液の滞留部
を通して流れないようにされる。また、そのような望ま
しくない迷走電流の発生を阻止するために、かかる隣接
羽根素材を電気絶縁材料でもって覆ってもよい。
カソード304 、306が一層カソード仕上げ加工位
置に到達すると、DC電源は“オフ”状態にされる。ま
た、銅製クランプ681が釈放され、一方ラム150(
左右)は左右のX1!III線方向に沿ってゆっくりと
後退させられて、カソードが仕上げ加工された羽根素材
16′から約0.005インチ(0,013センチ)だ
け引き離される。このとき羽根素材16” 。
16”’はカソードとそのポケット内で接触させられな
いようにされる。次いで、電解液弁が閉鎖され、またク
ランプシリンダ230がYIilh線方向スライダ94
 、96を釈放すべく減勢される。カソード304゜3
06と、これらカソードに関連するラム150と、Z軸
線方向スライダ602とは先に述べた前進速度比較での
高速度および低速度の中間速度で調整位置に戻される。
この場合も隣接羽根素材16” 、 16”’はカソー
ドと接触されないままにされる。
調整位置において、割出しスタブ軸652が割出しモー
タ613によって次の位置(次のスロット662)に割
り出され、このときロックプランジャ664がシリンダ
666によって引き戻されて、別の翼状羽根16が加工
のために電解液室36内に挿入されるべく所定位置に位
置決めされることになる。通常、すべての他の羽根を順
次電解液室への挿入のために所定位置に位置決めする際
の割出しについては、割出しスタブ軸652シこよって
行われることになる。
シリンダ666およびプランジャ664が割出しスタブ
軸をその新たな位置にロックするために作動させられる
ことは言うまでもない。
かくして、カソードをカソード加工位置からカソード仕
上げ位置まで移動させる上述の作動順序を繰り返すこと
によって、新たに位置決めされた羽根素材が加工され、
これはすべての羽根素材が仕上げ寸法に加工されるまで
繰り返される。
一体的羽根付きロータの羽根がすべで加工されると、カ
ソード304 、306とZ軸線方向スライダ602と
が収容位置まで戻されて、加工の完了した一体的羽根付
きロータの取出しが行われ、一方別の一体的羽根付きロ
ータ素材が加工のためにアーバに装着されることになる
カソードを調整位置からカソード加工位置まで移動させ
る際の作動例として、カソード306を双方向(右X軸
線方向および右X軸線方向)に移動させて、カソード3
04を左X軸線方向に沿ってのみ移動させて左X軸線方
向には移動させない場合について説明したけれども、一
体的羽根付きロータの特別な設計のために必要とされる
ならば、カソード304 、306の双方を同時にかつ
独立的に双方向に移動させ得ることは当業者には明らか
であろう。
以上に記載では、本発明の好適な実施例について説明し
たけれども、本発明の実施化に当たって本発明の技術思
想から逸脱することな(かかる実施例に種々の変更およ
び改変を加えることは当業者であれば理解されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はガスタービン用の一体的羽根付きロータの概略
図、第2図は第1図の部分平面図、第3図はカソード中
央面と工作機械中央面とに対する一体的羽根付きロータ
とその中央面との空間的配置関係を示す概略斜視図であ
って、被加工翼形羽根素材への接近が何かに難しいかを
示す図、第4図は一体的に前もって形成された被加工翼
形羽根すなわち加工代を持つ翼形羽根素材からなる一体
的羽根付きロータを仕上げ寸法に電気化学的に加工する
ための本発明による電気化学的工作機械の正面図、第5
図は第4図の電気化学的工作機械を矢印5の方向から見
た側面図、第6図は第4図の電気化学的工作機械を矢印
6の方向から見た平面図、第7図は第4図の電気化学的
工作機械を矢印7の方向から見た拡大部分側面図、第8
図は第4図の電気化学的工作機械の拡大部分正面図、第
9図は第8図の部分側面図であって、その一部を断面で
もって示す図、第10図は第7図の一部を拡大して詳細
に示す図であって、X軸線方向スライダの駆動部を示す
べく一部構成要素を取り払いまた一部構成要素を断面で
もって示す図、第11図は第3図の他方の部分を拡大し
て示す拡大正面図であって、その一部を断面でもって示
す図、第12図は第11図の部分の立面図であって、矢
印12の方向から見た図、第13図は第11図の13−
13線に沿う断面図、第14図は第11図の一部分を矢
印14の方向から見た拡大側面図であって、そこからカ
ソード支持構造体およびクランプ構成要素の一部を取り
除いた状態で第1119の部分を示す図、第15図は第
14図の一部分を矢印15の方向から見た図であって、
その一部を断面でもって示す図、第16図は第14図の
一部分を拡大して示す拡大図、第17図は第4図の一部
分の拡大立面図であって、電解液室および垂直スライダ
のヨークの一部を破断して示す図、第18図は第17図
の矢印18の方向から見た立面図、第19図は第18図
の19−19線に沿う断面図、第20図は第18図の倒
立面図、第21図は第18図の21−21線に沿う断面
図、第22図は第17図の22−22に沿う断面図、第
23図は第22図の23−23線に沿う断面図、第24
図はシール用包囲体の正面図、第25図はシール用包囲
体の底面図、第26図は第24図の26−26線に沿う
断面図、第27図は第26図の27−27線に沿う断面
図、第28図はアーバについての別の実施例を示す断面
図であって、第26図と同様な断面図、第29図は凹状
カソード組立体の正面図S第30図は凸状カソード組立
体の正面図、第31図は第29図の凹状カソード組立体
の平面図、第32図は第30図の凸状カソード組立体の
平面図、第33図は先端シールブロックの側面図、第3
4図は第33図の平面図、第35図は第34図の端面図
、第36図は第35図の斜視図、第37図は構造体34
の部分断面図であって、第22図の37−37線に沿う
図、第38図は割出しスタブ軸652と係合するように
なった電気的持続クランプ典構の平面図、第39図は第
38図の立面図、第40図は第38図の端面図であって
、その一部を破断して示す図、第41図はクランプ自体
の立面図、第42図はカソードと一体的羽根付きロータ
との概略斜視図であって、カソードの基準中央線R1お
よびR2の代表的な移動例と、電気化学的加工方法に伴
う一体的羽根付きロータの移動例とを説明すると共に中
央線R2の双方向移動を右X@線方向および右Y軸線方
向の成分に分けて示す図、第43図は一体的羽根付きロ
ータの部分断面図、第44図は羽根素材16′をその頂
部から根本に向かって見た図であって、該羽根素材16
′とカソードとの間の空間的配置関係を調整位置で示す
ためにカソード位置を重ね合わせて示す図、第45図は
第44図と同様な図であって、カソードと一体的羽根付
きロータとをカソード加工位置で示す図、第46図は第
44図および第45図と同様な図であって、カソードを
カソード仕上げ位置で示す図、第47図は仕上げ加工さ
れた羽根をその頂部から根本に向かって見た図である。 10・・・一体的羽根付きロータ、 12・・・ハブ、       16・・・翼形羽根、
16′・・・翼形羽根素材、 22・24・・・翼形羽根素材の横側面、32・・・C
形状支持体、  34・・・構造体、36・・・電解液
室、 38・・・矩形前方プレート、40・・・矩形開口部、
42・・・後方プレート、 44・46・・・横側方プレート、 48・・・前方カバープレート、 52・・・底部プレート、 54・・・頂部プレート、  60・・・排出開口部、
70・・・前方側面、    72・・・後方側面、7
4・76・・・横側面、    80・・・前方槽、9
0・・・左Y軸線方向摺動路、 92・・・右Y軸線方向摺動路、 94・96・・・Y軸線方向スライダ、100・・・カ
ソード支持構造体、 110・・・水平フレーム部材、 112・・・垂直フレーム部材、 114・・・外側傾斜フレーム部材、 120・・・ハウジング、    124・・・ボール
ナツト、126・・・ボールスクリュー、 128・・・ボールヘアリング組立体、134・・・駆
動シャフト、 135・・・ベアリング組立体、 137・・・ハウジング、   140・・・出力シャ
フト、142・・・ラム駆動モータ、 150・・・中空カソードラム、 152  ・154・・・中空ブシュ、160・・・表
示器プレート、 162・・・表示器支持プレート、 166・・・ブシュ支持部材、 170・・・カラー、
172・・・矩形状ボア、 180・・・カソード支持ブロック、 191  ・193・・・止めねじ、 192・・・矩形状シール、 195  ・197 ・・・リミットスイッチ、200
・・・スタッド、    202・・・ロックカラー、
214・・・ワッシャ、    216・・・摩耗板、
224・・・カム、 230・・・クランプシリンダ、 232・・・クロスピン、   234・・・ブラケッ
ト、300・・・カソード組立体、 302・・・カソード保持器、 304・・・凹状カソ
ード、306・・・凸状カソード、 332  ・334・・・平坦側面、 330  ・350・・・作業面、  336・・・頂
部表面、342・・・底部表面、 340  ・362・・・カソードボケ・7ト、354
  ・356・・・平坦側面、 358・・・頂部平坦
面、360・・・底部平坦面、   402・・・案内
ブロック、404・・・シールブロック、 410  ・412・・・平坦案内表面、428  ・
429・・・案内表面、 430・・・カバー、431
  ・433・・・チャンネル、440・・・電解液入
口部、 470・・・第1のシールピストン、 472・・・第2のシールピストン、 480・・・シリンダ、    600・・・垂直摺動
路、602・・・垂直スライダすなわちZ軸線方向スラ
イダ、604・・・支持構造体、   630・・・ヨ
ーク組立体、650・・・アーム、 652・・・割出しスタブ軸、 664・・・プランジャ、   666・・・シリンダ
、680・・・複動シリンダ、  681・・・銅製ク
ランプ、682・・・プランジャ、 692・・・クランプスリーブ、 700・・・シール用包囲体、 CC・・・カソード中央面、 F・・・一体的羽根付きロータ素材の中央線、M・・・
工作物加工位置、 P・・・工作機械中央面、  ■・・・垂直軸線、W・
・・一体的羽根付きロータの中央面。 以下余白 FIG、I FIG、23 、ヒフ FIG、4      F FIG、12 FIG、 13 FIG、 +4 FIG、31           FIG、32FI
G、33    FIG、34 ノl2 FIG、40 FIG、41

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アノードとして位置決めされるようになった工作物
    を電気化学的に加工するために用いられる電解液室構造
    体であって、工作物にほぼ向かうような第1の方向に沿
    って移動し得るように電解液室内に配置されたカソード
    手段と、前記電解液室に電解液を流入すべく該電解液室
    に設けられた電解液入口手段と、前記カソード手段と実
    質的にシール係合を行わせるべく前記第1の方向に対し
    て横断するような別の方向に沿って前記電解液室内で移
    動自在とされたシール手段と、このシール手段を上述の
    別の方向に沿って移動させる移動手段とを具備すること
    を特徴とする電解液室構造体。 2、特許請求の範囲第1項に記載の電解液室構造体にお
    いて、前記カソード手段が前記第1の方向に対して横断
    するような第2の方向に沿っても前記電解液室内で移動
    自在とされ、前記シール手段が前記第2の方向に沿って
    前記電解液室内で移動自在とされて前記カソード手段と
    シール係合するようになっていることを特徴とする電解
    液室構造体。 3、アノードとして位置決めされるようになった工作物
    を電気化学的に加工するために用いられる電解液室構造
    体であって、電解液室内に対向隔設関係で設けられしか
    も互いにほぼ向かい合うような方向に延在させられた第
    1および第2のカソード接近用開口手段と、これら第1
    および第2のカソード接近用開口手段内にそれぞれ移動
    自在に配置された第1および第2のカソードとを具備し
    、これら第1および第2のカソードはその間に工作物を
    置いた状態で互いに向かい合う方向に沿って前記電解液
    室内で移動し得るようになっており、さらに、前記第1
    および第2のカソードの移動方向に対してほぼ横断する
    ような横断方向に沿って延在するように前記電解液室内
    に設けられた電解液入口手段を具備し、この電解液入口
    手段により、電解液は前記第1および第2のカソードと
    前記工作物との間に前記横断方向に沿って流入させられ
    るようになっており、さらに、前記電解液入口手段の両
    側で前記電解液室内に設けられた第1および第2のシー
    ル手段を具備し、これら第1および第2のシール手段は
    前記第1および第2のカソードのそれぞれと係合すべく
    該両カソードの移動方向に対してそれぞれ横断するよう
    な横断方向に沿って移動自在とされて、該両カソードの
    移動中に電解液がそれらの回りで実質的に迂回して流れ
    ないようされており、さらに、前記第1および第2のシ
    ール手段を前記横断方向のそれぞれに沿って移動させる
    移動手段を具備することを特徴とする電解液室構造体。 4、特許請求の範囲第4項に記載の電解液室構造体にお
    いて、前記第1および第2のシール手段を移動させる前
    記移動手段がそれぞれ前記電解液室の外側に配置された
    第1および第2の流体シリンダ手段から構成されること
    を特徴とする電解液室構造体。 5、アノードとして位置決めされるようになった工作物
    を電気化学的に加工するために用いられる電解液室構造
    体であって、電解液室を形成する壁手段と、前記電解液
    室内に対向隔設関係で設けられた第1および第2のカソ
    ード接近手段を具備し、これら第1および第2のカソー
    ド接近手段は互いにほぼ向かい合うような方向のそれぞ
    れに沿って延在させられており、さらに、前記第1およ
    び第2のカソード接近手段内に配置された第1および第
    2のカソードとを具備し、これら第1および第2のカソ
    ードの各々はその間に工作物を置いた状態で上述の方向
    のそれぞれに沿ってかつこれら方向に直交するような方
    向のそれぞれに沿って前記電解液室内で該両カソードの
    各々と前記壁手段との間にクリアランスをもって移動し
    得るようになっており、さらに、前記第1および第2の
    カソードの移動方向に対してほぼ直交するような方向に
    沿って該両カソードと前記工作物との間に電解液を流入
    させるべく前記電解液室内に設けられた電解液入口手段
    と、この電解液入口手段の両側で前記電解液室内に設け
    られた第1および第2のシール手段とを具備し、これら
    第1および第2のシール手段は前記第1および第2のカ
    ソードがそれぞれの方向に沿って移動している際に該両
    カソードのそれぞれと係合すべく該両カソードの移動方
    向に対してそれぞれ直交するような直交方向に沿ってク
    リアランスをもって移動自在とされて、該両カソードの
    移動中に電解液がそれらの回りで実質的に迂回して流れ
    ないようされており、さらに、前記第1および第2のシ
    ール手段を前記第1および第2のカソードの移動方向に
    対して直交するような直交方向のそれぞれに沿って移動
    させるべく前記電解液室の外部に設けられた移動手段を
    具備することを特徴とする電解液室構造体。 6、特許請求の範囲第5項に記載の電解液室構造体にお
    いて、前記第1および第2のシール手段を移動させる前
    記移動手段がそれぞれ前記電解液室の外部に設けられた
    第1および第2の流体シリンダから構成され、これら第
    1および第2の流体シリンダにはそれぞれ第1および第
    2のピストンが設けられ、これら第1および第2のピス
    トンがそれぞれ第1および第2のシール手段に連結され
    ていることを特徴とする電解液室構造体。 7、特許請求の範囲第5項に記載の電解液室構造体にお
    いて、前記第1および第2のシール手段がプランジャ形
    態のシール面を備え、このシール面が前記第1および第
    2のカソードに設けられた平坦面と係合するようになっ
    ていることを特徴とする電解液室構造体。 8、電解液室内で工作物をアノードとして電気化学的に
    加工するための電気化学的加工方法であって、工作物を
    工作物加工位置に置いた状態下でカソード手段を該加工
    物加工位置に向かう方向に沿ってかつこの方向に対して
    横断するような別の方向に沿って前記電解液室内で移動
    させる段階と、前記カソード手段とシール係合させるべ
    く上述の別の方向に沿ってシール部材を前記電解液室内
    で移動させる段階と、前記カソード手段と前記工作物と
    の間に電解液を流入させた状態でしかも前記シール部材
    を該カソード手段とシール係合させた状態で該カソード
    手段を該工作物に向かう上述の方向に沿って移動させる
    段階とよりなる電気化学的加工方法。 9、特許請求の範囲第8項に記載の電気化学的加工方法
    において、前記シール部材が上述の第2の方向に沿って
    前記カソード手段の移動に追従するように移動させられ
    ることを特徴とする電気化学的加工方法。 10、電解液室内で工作物をアノードとして電気化学的
    に加工するための電気化学的加工方法であって、工作物
    加工位置の工作物を加工すべくカソード手段を該加工物
    加工位置に向かう方向に沿って前記電解液室内で移動さ
    せる段階と、前記カソード手段の移動方向に対して横断
    するような別の方向に沿ってシール手段を前記電解液室
    内で移動させて該シール手段を前記カソード手段と実質
    的にシール係合させる段階と、前記カソード手段と前記
    工作物との間に電解液を存在させた状態でしかも前記シ
    ール手段を該カソード手段と実質的にシール係合させた
    状態で該カソード手段を該工作物に向かう上述の方向に
    沿って移動させる段階とよりなる電気化学的加工方法。
JP61279922A 1985-11-27 1986-11-26 電気化学的加工用電解液室構造体および電気化学的加工方法 Pending JPS62130299A (ja)

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