JPS6212937Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6212937Y2 JPS6212937Y2 JP8059181U JP8059181U JPS6212937Y2 JP S6212937 Y2 JPS6212937 Y2 JP S6212937Y2 JP 8059181 U JP8059181 U JP 8059181U JP 8059181 U JP8059181 U JP 8059181U JP S6212937 Y2 JPS6212937 Y2 JP S6212937Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- fiber
- fiber ring
- mechanical seal
- sliding surface
- Prior art date
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- Expired
Links
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- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims 2
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Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はメカニカルシール摺動材用複合カーボ
ン材に関するものである。
ン材に関するものである。
通常、メカニカルシールの摺動材は第1図に示
すようにセラミツク、超硬合金および焼入鋼等か
らなり、硬度が高く比較的広い摺動面を有するよ
うな摺動部材aと、カーボン、テフロンおよび
BC等で形成され、相対硬度が低く摺動面の狭い
摺接突起cを有する摺動部材bとの組み合わせに
よつて構成されており、両者間のシール効果を増
長するために硬質の摺動部材a側の摺動面に蝸牛
放射状の溝または疵を形成している。しかし当該
摺動部材aが硬質であるため上記溝または疵加工
が困難であると同時に、該溝または疵によりこれ
と摺動する軟質の摺動部材bの摩耗が著しくなる
などの問題を有するものであつた。
すようにセラミツク、超硬合金および焼入鋼等か
らなり、硬度が高く比較的広い摺動面を有するよ
うな摺動部材aと、カーボン、テフロンおよび
BC等で形成され、相対硬度が低く摺動面の狭い
摺接突起cを有する摺動部材bとの組み合わせに
よつて構成されており、両者間のシール効果を増
長するために硬質の摺動部材a側の摺動面に蝸牛
放射状の溝または疵を形成している。しかし当該
摺動部材aが硬質であるため上記溝または疵加工
が困難であると同時に、該溝または疵によりこれ
と摺動する軟質の摺動部材bの摩耗が著しくなる
などの問題を有するものであつた。
本考案は上記問題に鑑み、軟質の摺動部材側の
摺接突起に対し摺動面に一部露出するごとく蝸牛
放射状(スパイラル状)に編成した繊維材を埋込
積層成形し、該摺接突起の摺動面に方向性を設け
るようにしたものである。
摺接突起に対し摺動面に一部露出するごとく蝸牛
放射状(スパイラル状)に編成した繊維材を埋込
積層成形し、該摺接突起の摺動面に方向性を設け
るようにしたものである。
以下、本考案メカニカルシール摺動材用複合カ
ーボン材の一実施例を第2図および第3図にした
がつて説明すると、カーボンと合成樹脂の混合材
からなる円環状本体1の一端面に適宜幅を有する
環状の摺接突起2が形成される。当該摺接突起2
内には第4図に示すように蝸牛放射状(スパイラ
ル状)に編成した繊維材を円環状に打ち抜いてな
る繊維環3がその端面4に沿設するように一体成
形され、繊維環3が露出するように構成される。
上記繊維環3の繊維材はカーボン繊維のように溶
融点が高く、自己潤滑性が優れるとともに耐摩耗
性材料からなるもので、上記摺接突起2に数枚配
設し、摺動面5をラツプ仕上により研摩加工する
ことにより、該摺動面5に蝸牛放射状の繊維環3
による方向性が現われる。
ーボン材の一実施例を第2図および第3図にした
がつて説明すると、カーボンと合成樹脂の混合材
からなる円環状本体1の一端面に適宜幅を有する
環状の摺接突起2が形成される。当該摺接突起2
内には第4図に示すように蝸牛放射状(スパイラ
ル状)に編成した繊維材を円環状に打ち抜いてな
る繊維環3がその端面4に沿設するように一体成
形され、繊維環3が露出するように構成される。
上記繊維環3の繊維材はカーボン繊維のように溶
融点が高く、自己潤滑性が優れるとともに耐摩耗
性材料からなるもので、上記摺接突起2に数枚配
設し、摺動面5をラツプ仕上により研摩加工する
ことにより、該摺動面5に蝸牛放射状の繊維環3
による方向性が現われる。
上記構成になる軟質摺動部材の摺動面5を硬質
摺動部材の摺動面に当接してメカニカルシール摺
動部を構成するもので、両摺動部材が摺回動する
際、摺動面5に露出した繊維環3の方向性に伴な
い回転時において両摺動面間のシール効果が発揮
されるようになる。また使用に伴なつて摺動面5
が摩耗しても繊維環3が埋込積層成形されている
ため順次新しい部位の繊維環3が摺動面5に現わ
れ、該摺動面5の特性が失なわれることがなくシ
ール効果が持続されるものである。
摺動部材の摺動面に当接してメカニカルシール摺
動部を構成するもので、両摺動部材が摺回動する
際、摺動面5に露出した繊維環3の方向性に伴な
い回転時において両摺動面間のシール効果が発揮
されるようになる。また使用に伴なつて摺動面5
が摩耗しても繊維環3が埋込積層成形されている
ため順次新しい部位の繊維環3が摺動面5に現わ
れ、該摺動面5の特性が失なわれることがなくシ
ール効果が持続されるものである。
以上説明したように本考案のメカニカルシール
摺動材用複合カーボン材はその摺動面に埋込積層
成形した繊維材が摺動面に対して蝸牛放射状の繊
維方向を持つて露出するものであるため摺動回転
に伴なつて、該繊維方向によるシール効果が発揮
され、高いシール効果が得られるとともに摺動面
が摩耗しても上記効果が維持されるものであるな
ど、本考案の実用的効果は極めて大である。
摺動材用複合カーボン材はその摺動面に埋込積層
成形した繊維材が摺動面に対して蝸牛放射状の繊
維方向を持つて露出するものであるため摺動回転
に伴なつて、該繊維方向によるシール効果が発揮
され、高いシール効果が得られるとともに摺動面
が摩耗しても上記効果が維持されるものであるな
ど、本考案の実用的効果は極めて大である。
図面は本考案メカニカルシール摺動材用複合カ
ーボン材の一実施例を示すもので、第1図は従来
のメカニカルシールの摺動リングを示す正断面
図、第2図は本考案の軟質摺動リングを示す平面
図、第3図は第2図におけるA−A線断面図、第
4図は繊維環の斜視図である。 a,b……摺動部材、1……本体、2……摺接
突起、3……繊維環、4……端面、5……摺動
面。
ーボン材の一実施例を示すもので、第1図は従来
のメカニカルシールの摺動リングを示す正断面
図、第2図は本考案の軟質摺動リングを示す平面
図、第3図は第2図におけるA−A線断面図、第
4図は繊維環の斜視図である。 a,b……摺動部材、1……本体、2……摺接
突起、3……繊維環、4……端面、5……摺動
面。
Claims (1)
- セラミツクおよび超硬合金等の硬質の摺動部材
に対し軸方向に摺接するようになるメカニカルシ
ールの軟質の摺動部材を構成するカーボン部材に
おいて、該カーボン部材の摺接突起に繊維材を蝸
牛放射状に編成した繊維環を埋込積層成形すると
ともに、該摺動面に上記繊維環の一部が露出する
ようになることを特徴とするメカニカルシール摺
動材用複合カーボン材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059181U JPS6212937Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059181U JPS6212937Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193453U JPS57193453U (ja) | 1982-12-08 |
JPS6212937Y2 true JPS6212937Y2 (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=29876141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8059181U Expired JPS6212937Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6212937Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0735859B2 (ja) * | 1990-02-27 | 1995-04-19 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール用炭素質摺動材料の製造方法 |
-
1981
- 1981-06-02 JP JP8059181U patent/JPS6212937Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193453U (ja) | 1982-12-08 |
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