JPS62128317A - 光学的位置検出装置 - Google Patents

光学的位置検出装置

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JPS62128317A
JPS62128317A JP60269186A JP26918685A JPS62128317A JP S62128317 A JPS62128317 A JP S62128317A JP 60269186 A JP60269186 A JP 60269186A JP 26918685 A JP26918685 A JP 26918685A JP S62128317 A JPS62128317 A JP S62128317A
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light emitting
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light receiving
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JP60269186A
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Kohei Ushikubo
公平 牛久保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的な位置検出装置に関する。
〔従来の技術〕
操作者が指示した位置を検出する装置は、特にコンピュ
ータの入力端末装置として多く開発されている。その原
理としては透明電極方式、電磁誘導方式、静電容量方式
、圧力センサ一方式、光学方式など種々あり、位置分解
能、価格などについて一長一短がある。そのうら光学方
式は位置分解能はそれ程高くないが、位置検出面が透明
にできるという長所があり、主としてCRTディスプレ
イ上に指で指示された位置を検出する方式として既に商
品化されており、タッチパネルなどと呼ばれている。
例えば米国特許4267443号(発明者、キヤロル)
明細器にそれに関する特許が示されている。これらの特
許による位置検出の原理は、位置検出面の対向する辺に
発光素子列と受光素子列をそれぞれ並べ、位置検出面を
横切る光ビームを指で遮る位置を前記発光素子列と受光
素子列の幾何学的位置関係と時間的走査シーフェンスか
ら算出する方法によっている。
また、ロ木特許公開公報昭59−211128号公報に
おいては光ビームを回転走査する方法によっている。
上記いずれの方法においても直進する光を空間中を透過
させているため位置検出面は平面となる。
ところでこれらの光学的位置検出装置をコンビエータの
端末装置としてのCI’?Tディスプレイに取付けてC
RTディスプレイ上に操作者の指で指示された位置を検
出するために応用すると次のような欠点が従来あった。
一般にCRTディスプレイに用いる表示管の表示面は強
度的な理由などにより平面ではなく凸面となっている。
それゆえ平面の位置検出面を有する前記従来の光学的位
置検出装置をこれに応用した時、いくつかの問題が起き
る。この問題点を第6図によって説明する。第6図にお
いて、発光素子列から発した光は位置検出面3を形成し
て受光素子列へ到達する。4は表示管のガラスであり、
5は表示管発光面でありCRTディスプレイの像はここ
に結像する。第6図に示したように表示管発光面5が凸
形であり、位置検出面3が平面であるから位置検出面3
と表示管発光面5の間隔は周辺はど大きくなる。操作者
が表示管発光面5に表示された像を見て、その像に対し
て指で位置指定をするとき、指で触れようとする位置は
表示管発光面5の表示面であり、位置検出をするのは位
置検出面3であるから、操作者の眼61が表示管の中央
に対応する位置にあれば表示面の周辺にゆく程表示管発
光面5と位置検出面3の視差が大きくなり、結果として
操作者の意図する指示位置と検出された位置の誤差が大
きくなる欠点があった。また、操作者は表示管に表示さ
れた像に指で触れたとき、位置検出がされると考えてい
るにもかかわらず、表示面の周辺では表示管に触れない
うちに位置検出され例えば表示内容が変ってしまうこと
になり、表示面中央と周辺での操作感がちがうことによ
る違和感が欠点であった。
以上説明したように従来の光学的位置検出装置は非平面
の表示装置と組合されて利用されるといくつかの操作上
の欠点があった。
(発明の目的〕 このような問題点に鑑み、本発明は可塑性の透明板の中
に光を透過させることにより、非平面の表示装置と組合
わせて利用したとき、上記欠点がないような光学的位置
検出装置を提供するものである。
r問題点を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本発明は曲面の表示部に配置
された可塑性透明板と、発光素子列と受光素子列を含む
位置検出器とを備え、前記可塑性透明板の端面に対して
、前記発光素子列と前記受光素子列を並設させ、前記発
光および受光素子列を光学的に結合させ、前記発光素子
列から発した光が前記可塑性透明板内を伝搬し前記受光
素子列に到達するようにし、他方前記可塑性透明板の押
圧変形によって押圧部に対応した発光素子と受光素子対
の光学的結合看を変化させ、押圧位置を検出することを
特徴とする。
〔実施例] 以下、本発明についてCR’rディスプレイ上の位置検
出を行なう装置を例にとり説明する。
第1図は本実施例におけるCRTディスプレイの正面図
で、第2図はその側面破断図である。
CRTディスプレイの表示管ガラス4の周囲には位置検
出器11の枠構造7T、7R,8T、8Rが組合わされ
て取付けられている。枠構造7T。
7R,8T、8Rの中には発光素子列9T、IOT、受
光素子列9R,10Rが内蔵されており、それらの発光
素子列9T、IOTと受光素子列9R。
10Rは透明板6の端面と並設され、光学的に結合され
ている。これによって発光素子列9Tの一発光素子から
発光した光は透明板6の内部を全反射して矢印9dの方
向に伝搬し、受光素子列9Rに達する。また、同様に発
光素子列10Tから発した光は、矢印10dの方向に伝
搬し、受光素子列10Rに到達する。発光素子列9T、
IOTと受光素子列9I?、IORにはある間隔(たと
えば51−)でそれぞれ発光ダイオードとシリコンフォ
トダイオードが取付けられており、1つ1つの素子は独
立に発光、受光制御をすることができるものとする。
第3図は透明板6の内部を全反射して伝搬する光の光路
を示した図である。発光素子列9Tのうらのi番目の発
光ダイオード9Tiから発した光は透明板6の端面から
透明板6の内部に入り、全反射を続けて他方の端面に達
し、そこから受光素子列9Rのうちのi番目のシリコン
フォトダイオード9Riに入射する。第3図ではシリコ
ンフォトダイオード9Riに達する光の1部のみを図示
しである。全反射は屈折率の大きな媒質(屈折率nl)
から屈折率の小さな媒質(屈折率nz)へ光が進む時に
得られるが、第3図において前音が透明板6であり、後
者が空気である。透明板6としてプラスチックを考えれ
ばn、=1.3〜1.5程度の材料を選べるので空気の
n、=lに比べてこの屈折率は大きく、例えばn+=1
.3としたときの全反射の臨界角CはC=sin −’
(nz/n+ ) =sin −’ (1/1.3) 
=50.3°となる。この値よりCIITディスプレイ
の表示管の凸面に沿って透明板6を取り付けたときの透
明板6の曲りに対しては全反射をして一方の端面から他
方の端面に光が到達し得ることが判る。
以上の説明によって発光素子列9T、IOTから発した
光は全反射によって曲った透明板6の中を伝搬して受光
素子列9R,IOHに達することがわかった。次にこの
透明板6に指で触れた時にその位置をいかに検出するか
について説明する。
透明板6は可塑性があり、指で押した時に変形する程度
の柔らかさがあるものとし、また指で押すのを止めると
元の形に戻る復元能力もあるとする。このような透明板
6を指で押したときの変形の様子を第4図に示す。指1
5で押された透明板6は第4図のように変形し、その結
果発光素子9Tiから発した光の1部は、変形した位置
で全反射できずに第4図のように透明板6から外へ出て
ゆく。この結果、受光素子9Riに入射する光量が減り
、出力信号レベルが低下するごとになる。このように指
で透明板を押すことにより、受光素子の出力信号レベル
の変化を生じることを利用した位置検出器を第5図によ
って説明する。
第5図は発光素子列9Tと受光素子列9Rの組合せによ
る位置検出器を説明するだめの概略図である。なお図示
では1軸方向のみの位置検出器を示しているが、勿論直
交する他の1軸方向の位置検出器も同様に配置されてい
る。第5図において発光素子列9Tはn個の発光素子と
しての発光ダイオード971〜9Tnで構成され、マイ
クロプロセッサ22の制御のもとに駆動部20によって
独立に発光制御がされる。受光素子列9Rはn個の受光
素子としてのシリコンフォトダイオード9R1〜9Rn
で構成され、AD変換部21によって独立に受光光量に
応じた出力信号レベルをマイクロプロセッサ22へ与え
る。マイクロプロセッサ22は一定時間間隔で発光ダイ
オードを1つづつ9T1から9Tnの方向に発光走査さ
せる制御を行なうものとする。またマイクロプロセッサ
22は上記発光ダイオードの発光走査制御と同様の順序
でシリコンフォトダイオードの出力信号を読み取ってゆ
くものとする。つまりi番目の発光ダイオード9Tiが
発光した時に、その光をi番目のシリコンフォトダイオ
ード9Riが受光し、その出力信号をマイクロプロセッ
サ22は入力する。まず透明板6に指が押されていない
状態で発光、受光の走査が1〜nまで行なわれた時、そ
の時の受光信号レベルをマイクロプロセッサ22はメモ
リ23に記憶しておく。次の走査においての受光信号レ
ベルを入力した時、受光素子ごとにメモリ23に記憶さ
れていた前回走査の受光信号レベルと比較し、その変化
量があらかじめ定められた比より大きいかどうかをマイ
クロプロセッサ22は比較する。透明板6が押されるこ
となくまた外来光もなければ、上記比較においては変化
なしの判断がされる。もし第4図で説明したように透明
板6が指で押されたとし、その位置が第5図の16の位
置であったとすればシリコンフォトダイオード9Riの
出力信号レベルが低下する。発光ダイオード、シリコン
フォトダイオードの取付間隔と押された領域16の大き
さによって隣接するシリコンフォトダイオード9R=−
+あるいは9Ri、lの受光信号レベルも低下する。こ
のような受光素子レベルの低下は前記比較処理によって
検出され、9Riのレベル低下が一番大きければ押され
た領域の位置はi番目に・対応する位置であることがマ
イクロプロセッサ22によって判断される。
ここで発光素子の発光スペクトルとして例えば近赤外光
を選べば、上記発光は眼に見えない。
以上説明したように本発明の実施例によれば透明板6が
可塑性を有しているのでCRTディスプレイの曲面に沿
って配置されることができ、従来の光学的位置検出装置
にあった視差による指示誤差が少なくあるいは操作上の
違和感のない光学的位置検出装置を得ることができる。
以上の説明においてはCRTディスプレイに取付ける応
用を述べたが、これに限られることなく、例えば印刷さ
れた文字盤あるいは平凹きのシートの上に重ねて項目選
択に利用することもできる。
以上の説明において透明板の透明という意味は発光素子
の光が受光素子に到達できるという端面間の透明という
意味であって、透明板の平面域が透明であることを必ず
しも意味していない。というのは、透明板の表側の面つ
まり操作者の押圧面に文字盤を印刷してそれを指で指示
するという利用法も考えられ、このときは平面域は不透
明となるが、透明板の内部は端面方向に透明となってい
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば曲面に表示された画像の指示操作におい
て、視差による指示誤差が少なく、操作上の違和感のな
い光学的位置検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例の正面図、第2図は同様の
側面破断図、第3図は透明板内に伝搬する光の光路を示
す説明図、第4図は透明板を指で押したときの変形と光
路変化の説明図、第5図は位置検出器を説明するための
図、第6図は従来の光学的位置検出装置の一例の動作説
明図である。 4・・・表示管ガラス   6・・・透明板9T、IO
T・・・発光素子列 9R,IOR・・・受光素子列  11・・・位置検出
器−二ン′ 第1図 第2図    9 第3図 第4図 「1 第6図 ≦161 手続補正書 昭和61年1月278 1、事件の表示 昭和60年特許願第269186号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 電話(0270)24−1211 名称 (184)サンデン株式会社 4、補正命令の日付 自    発 補正明細書 1、発明の名称 光学的位置検出装置 2、特許請求の範囲 曲面の表示部に配置された兎性堕貝仮と、発光素子列と
受光素子列を含む位置検出器とを備え、前記界盟透班仮
の端面に対して、前記発光素子列と前記受光素子列とを
並設させ、前記発光および受光素子列を光学的に結合さ
せ、前記発光素子列から発した光が前記q仮内を伝搬し
前記受光素子列に到達するようにし、他方前記兄…盗凱
仮の押圧変形によって押圧部に対応した発光素子と受光
素子対の光学的結合量を変化させ、押圧位置を検出する
ことを特徴とする光学的位置検出装置。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的な位置検出装置に関する。 〔従来の技術〕 操作者が指示した位置を検出する装置は、特にコンピュ
ータの入力端末装置として多く開発されている。その原
理としては透明電極方式、電磁誘導方式、静電容量方式
、圧力センサ一方式、光学方式など種々あり、位置分解
能、価格などについて一長一短がある。そのうち光学方
式は位置分解能はそれ程高くないが、位置検出面が透明
にできるという長所があり、主としてCRTディスプレ
イ上に指で指示された位置を検出する方式として既に商
品化されており、タッチパネルなどと呼ばれている。 例えば米国特許4267443号(発明者、キャロル)
明細書にそれに関する特許が示されている。これらの特
許による位置検出の原理は、位置検出面の対向する辺に
発光素子列と受光素子列をそれぞれ並べ、位置検出面を
横切る光ビームを指で遮る位置を前記発光素子列と受光
素子列の幾何学的位置関係と時間的走査シーフェンスか
ら算出する方法によっている。 また、日本特許公開公報昭59−211128号公報に
おいては光ビームを回転走査する方法によっている。 上記いずれの方法においても直進する光を空間中を透過
させているため位置検出面ば平面となる。 ところでこれらの光学的位置検出WiYZをコンピュー
タの端末装置としてのCRTディスプレイに取付けてC
RTディスプレイ上に操作者の指で指示された位置を検
出するために応用すると次のような欠点が従来あった。 一般にCRTディスプレイに用いる表示管の表示面は強
度的な理由などにより平面ではなく凸面となっている。 それゆえ平面の位置検出面を有する前記従来の光学的位
置検出装置をこれに応用した時、いくつかの問題が起き
る。この問題点を第6図によって説明する。第6図にお
いて、発光素子列1から発した光は位置検出面3を形成
して受光素子列2へ到達する。4は表示管のガラスであ
り、5は表示管発光面でありCRTディスプレイの像は
ここに結像する。第6図に示したように表示管発光面5
が凸形であり、位置検出面3が平面であるから位置検出
面3と表示管発光面5の間隔は周辺はど大きくなる。操
作者が表示管発光面5に表示された像を見て、その像に
対して指で位置指定をするとき、指で触れようとする位
置は表示管発光面5の表示面であり、位置検出をするの
は位置検出器3であるから、操作者の眼6が表示管の中
央に対応する位置にあれば表示面の周辺にゆく程表示管
発光面5と位置検出面3の視差が大きくなり、結果とし
て操作者の意図する指示位置と検出された位置の誤差が
大きくなる欠点があった。また、操作者は表示管に表示
された像に指で触れたとき、位置検出がされると考えて
いるにもかかわらず、表示面の周辺では表示管に触れな
いうちに位置検出され例えば表示内容が変ってしまうこ
とになり、表示面中央と周辺での操作感がちがうことに
よる違和感が欠点であった。 以上説明したように従来の光学的位置検出装置は非平面
の表示装置と組合されて利用されるといくつかの操作上
の欠点があった。 〔発明の目的〕 このような問題点に鑑み、本発明は弾性の透明板の中に
光を透過させることにより、非平面の表示装置と組合わ
せて利用したとき、上記欠点がないような光学的位置検
出装置を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本発明は曲面の表示部に配置
された弾性透明板と、発光素子列と受光素子列を含む位
置検出器とを備え、前記弾性透明板の端面に対して、前
記発光素子列と前記受光素子列を並設させ、前記発光お
よび受光素子列を光学的に結合させ、前記発光素子列か
ら発した光が前記弾性透明板内を伝搬し前記受光素子列
に到達するようにし、他方前記弾性透明板の押圧変形に
よって押圧部に対応した発光素子と受光素子対の光学的
結合量を変化させ、押圧位置を検出することを特徴とす
る。 〔実施例〕 以下、本発明についてCRTディスプレイ上の位置検出
を行なう装置を例にとり説明する。 第1図は本実施例におけるCRTディスプレイの正面図
で、第2図はその側面破断図である。 CRTディスプレイの表示管ガラス4の周囲には位置検
出器11の枠構造7T、7R,8T、8Rが組合わされ
て取付けられている。枠構造7T。 7R,8T、8Rの中には発光素子列9T、  LOT
。 受光素子列9R,IORが内蔵されており、それらの発
光素子列9T、IOTと受光素子列9R。 10Rは透明板6の端面と並設され、光学的に結合され
ている。これによって発光素子列9Tの一発光素子から
発光した光は透明板6の内部を全反射して矢印9dの方
向に伝搬し、受光素子列9Rに達する。また、同様に発
光素子列10Tから発した光は、矢印10dの方向に伝
搬し、受光素子列10Rに到達する。発光素子列9T、
IOTと受光素子列9R,IORにはある間隔(たとえ
ば5龍)でそれぞれ発光ダイオードとシリコンフォトダ
イオードが取付けられており、1つ1つの素子は独立に
発光、受光制御をすることができるものとする。 第3図は透明板6の内部を全反射して伝搬する光の光路
を示した図である。発光素子列9Tのうぢのi番目の発
光ダイオード9Tiから発した光は透明板6の端面から
透明板6の内部に入り、全反射を続けて他方の端面に達
し、そこから受光素子列9Rのうちのi番目のシリコン
フォトダイオード9Riに入射する。第3図ではシリコ
ンフォトダイオード9R4に達する光の1部のみを図示
しである。全反射は屈折率の大きな媒質(屈折率n+)
から屈折率の小さな媒質(屈折率nz)へ光が進む時に
得られるが、第3図において前者が透明板6であり、後
者が空気である。透明板6としてプラスチックを考えれ
ばn+=1.3〜1.5程度の材料を選べるので空気の
nz=1に比べてこの屈折率は大きく、例えばn、=1
.3としたときの全反射の臨界角CはC=sin −’
(nz/n+ ) =sinす(L/1.3)=50.
3°となる。この値よりCRTディスプレイの表示管の
凸面に沿って透明板6を取り付けたときの透明板6の曲
りに対しては全反射をして一方の端面から他方の端面に
光が到達し得ることが判る。 以上の説明によって発光素子列9T、10Tから発した
光は全反射によって曲った透明板6の中を伝搬して受光
素子列9R,IORに達することがわかった。次にこの
透明板6に詣で触れた時にその位置をいかに検出するか
について説明する。 透明板6は弾性があり、指で押した時に変形する程度の
柔らかさがあるものとし、また指で押すのを止めると元
の形に戻る復元能力もあるとする。 このような透明板6を指で押したときの変形の様子を第
4図に示す。1旨15で押された透明板6は第4図のよ
うに変形し、その結果発光素子9Tiから発した光の1
部は、変形した位置で全反射できずに第4図のように透
明板6から外へ出てゆく。 この結果、受光素子9R+に入射する光量が減り、出力
信号レベルが低下することになる。このように指で透明
板を押すことにより、受光素子の出力信号レベルの変化
を生しることを利用した位置検出器を第5図によって説
明する。 第5図は発光素子列9Tと受光素子列9Rの組合せによ
る位置検出器を説明するための概略図である。なお図示
ではI軸方向のみの位置検出器を示しているが、勿論直
交する他の1軸方向の位置検出器も同様に配置されてい
る。第5図において発光素子列9Tはn個の発光素子と
しての発光ダイオード9T1〜9Tnで構成され、マイ
クロプロセッサ22の制御のもとに駆動部20によって
独立に発光制御がされる。受光素子列9Rはn個の受光
素子としてのシリコンフォトダイオード9R1〜9Rn
で構成され、AD変換部21によって独立に受光光量に
応じた出力信号レベルをマイクロプロセッサ22へ与え
る。マイクロプロセッサ22は一定時間間隔で発光ダイ
オードを1つづつ9T1から9Tnの方向に発光走査さ
せる制御を行なうものとする。またマイクロプロセッサ
22は上記発光ダイオードの発光走査制御と同様の順序
でシリコンフォトダイオードの出力信号を読み取ってゆ
くものとする。つまりi番目の発光ダイオード9Tiが
発光した時に、その光をi番目のシリコンフォトダイオ
ード9Riが受光し、その出力信号をマイクロプロセッ
サ22は入力する。まず透明板6に(旨が押されていな
い状態で発光、受光の走査がl〜nまで行なわれた時、
その時の受光信号レベルをマイクロプロセッサ22はメ
モリ23に肥土aしておく。次の走査においての受光信
号レベルを入力した時、受光素子ごとにメモリ23に記
憶されていた前回走査の受光信号レベルと比較し、その
変化量があらかじめ定められた比より大きいかどうかを
マイクロプロセッサ22は比較する。透明板6が押され
ることなくまた外来光もなければ、上記比較においては
変化なしの判断がされる。もし第4図で説明したように
透明板6が指で押されたとし、その位置が第5図の16
の位置であったとすればシリコンフォトダイオード9R
iの出力信号レベルが低下する。発光ダイオード、シリ
コンフォトダイオードの取付間隔と押された領域16の
大きさによって隣接するシリコンフォトダイオード9R
i−+あるいは9Rt、、の受光信号レベルも低下する
。このような受光素子レベルの低下は前記比較処理によ
って検出され、9Riのレベル低下が一番大きければ押
された領域の位置はj番目に対応する位置であることが
マイクロプロセッサ22によって判断される。 ここで発光素子の発光スペクトルとして例えば近赤外光
を選べば、上記発光は眼に見えない。 以上説明したように本発明の実施例によれば透明板6が
弾性を有しているのでCRTディスプレイの曲面に沿っ
て配置されることができ、従来の光学的位置検出装置に
あった視差による指示誤差が少なくあるいは操作上の違
和感のない光学的位置検出装置を得ることができる。 以上の説明においてはCRTディスプレイに取付ける応
用を述べたが、これに限られることなく、例えば印刷さ
れた文字盤あるいは手書きのシートの上に重ねて項目選
択に利用することもできる。 以上の説明において透明板の透明という意味は発光素子
の光が受光素子に到達できるという端面間の透明という
意味であって、透明板の平面域が透明であることを必ず
しも意味していない。というのは、透明板の表側の面つ
まり操作者の押圧面に文字盤を印111シてそれを指で
指示するという利用法も考えられ、このときは平面域は
不透明となるが、透明板の内部は端面方向に透明となっ
ている。 〔発明の効果〕 本発明によれば曲面に表示された画像のI旨示操作にお
いて、視差による指示誤差が少なく、操作上の違和感の
ない光学的位置検出装置を得ることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明による実施例の正面図、第2図は同様の
側面破断図、第3図は透明板内に伝搬する光の光路を示
す説明図、第4図は透明板を指で押したときの変形と光
路変化の説明図、第5図は位置検出器を説明するための
図、第6図は従来の光学的位置検出装置の一例の動作説
明図である。 4・・・表示管ガラス   6・・・透明板9T、10
T・・・発光素子列

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 曲面の表示部に配置された可塑性透明板と、発光素子列
    と受光素子列を含む位置検出器とを備え、前記可塑性透
    明板の端面に対して、前記発光素子列と前記受光素子列
    とを並設させ、前記発光および受光素子列を光学的に結
    合させ、前記発光素子列から発した光が前記可塑性透明
    板内を伝搬し前記受光素子列に到達するようにし、他方
    前記可塑性透明板の押圧変形によって押圧部に対応した
    発光素子と受光素子対の光学的結合量を変化させ、押圧
    位置を検出することを特徴とする光学的位置検出装置。
JP60269186A 1985-11-29 1985-11-29 光学的位置検出装置 Pending JPS62128317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60269186A JPS62128317A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 光学的位置検出装置

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JP60269186A JPS62128317A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 光学的位置検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014039876A (ja) * 2010-05-25 2014-03-06 Industrial Technology Research Inst 殺菌装置及びその製造方法

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JP2014039876A (ja) * 2010-05-25 2014-03-06 Industrial Technology Research Inst 殺菌装置及びその製造方法

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