JPS62121790A - 脱水褐炭の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、脱水褐炭をダブルロールプレスにより扁球形
のブリケットに成形する脱水褐炭の成形方法に関する。

［従来の技術］ 近年、石炭利用技術の一環として褐炭の利用技術開発が
進められている。

褐炭の我国への導入は、褐炭の全水分が６０重量％をこ
えるものもあるため、一般に山元で水分３０ｆｆｉ量％
程度に脱水された脱水褐炭の形態で行われる。

しかしながら、脱水褐炭は、微粉が多く、かつかさ比重
が小さいのでハンドリング性が悪く、輸送コストも割高
となっている。

かかる問題に対処するため、従来、脱水褐炭を、量産性
に優れたダブルロールプレス（ロールブリケットプレス
）により、扁球形のブリケットに成形することが行われ
ている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上記従来の成形方法によれば、かさ比重が１．
０以下となると共に、ブリケットの成形終端部に割れが
生じる問題がある。

そこで、本発明はかさ比重の大きい強固な脱水褐炭のブ
リケットが得られるようにした脱水褐炭の成形方法を提
供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、前記問題点を解決するため、脱水褐炭をダブ
ルロールプレスにより扁球形のブリゲットに成形する脱
水褐炭の成形方法において、脱水褐炭の水分を１７重量
１／３以下とし、かつブリケットの長さに対する厚さの
比を局以下とするものである。

［作　用］ 脱水褐炭の水分が１７Ｉｌ量１／３以下であると、ブリ
ケットの見かけ比重が１．１をこえ、水分が１７重量％
をこえると１．１以下となり、又、ブリケットの長さに
対する厚さの比が１／３以下であると、ブリケットは成
形時の形状を維持するが、長さに対する厚さの比が月を
こえると、ブリケットの成形終端部に割れが入りやすく
なる。

［実施例コ 本発明の脱水褐炭の成形方法の一実施例を説明する。

水分の異なる各種の脱水褐炭（粒度ニー３ｍａ＋１００
％）を、スクリュ一式強制フィーダによりダブルロール
プレス（ロールサイズ：４００φ×１２０　ｗｍｍ　、
ロール周速：　　０．０７　＋１／Ｓ　）に供給し、厚
さ９　ｍｌ１１．長さ３０　ｍＩｍの扁球形（卵形）の
各ブラケットを成形した。

原料炭水分とブリケット見かけ比重の関係は第１図に示
すようになった。

したがって、原料炭となる脱水褐炭の水分を１７ｆｉｆ
ｉ１／３以下とすることにより、ブリケットの見かけ比
重を約１．１４程度と大幅に向上できることがわかる。

また、水分１７重量１／３以下の脱水褐炭により、第２
図ａ、ｂに示すようなブリケットを厚さｔと長さｌの割
合を変えて成形したところ、第３図に示すようにブリケ
ットの成形終端部に生ずる割れの有無は、下表のように
なった。

表 したがって、長さに対する厚さの比を局以下とすること
により、ブリケットの成形終端部に割れが生じないこと
がわかる。

［発明の効果］ 以上のように本発明の脱水褐炭の成形方法によれは、ブ
リケットのかさ比重が大幅に大きくなり、かつ成形終端
部に割れが生じず、脱水褐炭のハンドリング性を飛躍的
に高めることができ、輸送コストを激減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は原料炭水分とブリケット見かけ比重の関係図、
第２図ａ、ｂはそれぞれブリケットの正面図、側面図、
第３図は成形終端部に割れが生じた状態のブリケットの
側面図である。 １１図 原料炭水分（重重Ｏム）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱水褐炭をダブルロールプレスにより扁球形のブリケッ
   トに成形する脱水褐炭の成形方法において、脱水褐炭の
   水分を１７重量％以下とし、かつブリケットの長さに対
   する厚さの比を１／３以下とすることを特徴とする脱水
   褐炭の成形方法。