JPS621129Y2 - - Google Patents

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JPS621129Y2
JPS621129Y2 JP1982055952U JP5595282U JPS621129Y2 JP S621129 Y2 JPS621129 Y2 JP S621129Y2 JP 1982055952 U JP1982055952 U JP 1982055952U JP 5595282 U JP5595282 U JP 5595282U JP S621129 Y2 JPS621129 Y2 JP S621129Y2
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belt
horizontal
bars
spherical
conveying
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JP1982055952U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンベヤーベルト、主としてパチンコ
玉のような球状体、ボルトのような円柱体などを
搬送するに適したコンベヤーベルトに関する。
従来、パチンコ玉のような球状体の搬送にはチ
エインにバケツトを取付けたバケツトエレベータ
ー、ゴムベルト本体に特殊形状の横桟を取付けた
搬送用ベルトなどが使用されているが、前者にお
いては通常、金属製、合成樹脂製のバケツトが使
用されているためパチンコ玉のバケツトへの落下
投入時、ならびに搬送時における衝撃音、接触音
などの騒音が激しく、又後者においては加熱され
たプレス加工などによる後加工で特殊形状の横桟
をベルト本体に取付けているためベルト本体部も
同時加熱され、その結果ベルト本体の物性変化が
著しく、特にベルトの伸びが大きくなつて駆動中
にベルトのスリツプ、シヤクリ(振動)現象が発
生し、球状体がベルト上から落下したり、又テー
ブル走行(鉄板などの板状体上でベルトを支持
し、ベルトを滑り走行させる方式)時には大きな
負荷がかかつて消費電力の増大、さらにベルト本
体の裏面ゴム層の早期摩耗などの問題が派生して
いた。このようなベルトの伸長に対する防止策と
して抗張体帆布のプライ数を増大せしめる方法が
採用されているが、プライアツプするとベルト本
体の厚みが大きくなつてベルト本体が硬くなり、
これに伴いベルトの屈曲性が低下し小径プーリへ
の使用に困難を伴い、さらにベルト駆動の起動時
に手動による助勢駆動をしなければスムースな走
行駆動ができないなどの難点が併発した。又、球
状体の搬送ベルトとして実開昭54−53288号公報
にその一例として開示されたように、ベルト横方
向に傾斜したテーパー状の突起を設けたゴム製の
パチンコ玉搬送ベルトが提案されているが、この
構成のみにては、載置物のベルト上での定置安定
性に欠け、ベルト駆動中に突起上に載置されたパ
チンコ玉がベルト上から落下したり、又ゴム製ベ
ルトは通常、80゜〜85゜程度の比較的高硬度のゴ
ムが使用されているため、ベルトを一旦停止せし
めて後、再度起動せしめる時には起動衝撃も大き
く、球状体の転落危惧も大きく又前述のとおり、
高硬度のベルトにあつては起動時、手動による助
勢駆動を余儀なくされるなどの難点もある。さら
に桟付きゴムベルトにあつては桟付けにプレス加
工をするために長時間を要し、例えば合成樹脂ベ
ルトにあつては溶接時間は1〜3分と短時間であ
るが、ゴムベルトにおけるプレス加工時間には20
〜30分を要し、その作業時間の長さもさることな
がら、作業工程の面でも作業能率を低下せしめる
結果となつていた。
本考案は前記欠点を解消すべく種々検討した結
果到達するに至つたもので、特に柔軟性を有する
合成樹脂、あるいはゴムで構成されたベルト本体
全表面にベルト幅方向にのび、かつ同材質よりな
るベルトの進行方向に向く球状体載置面に球状物
を抱持するに適した窪みを形成せしめた状態に横
断面台形の横桟群を一定間隔に隆設せしめるベル
ト両側部に、所定の間隔をもつてノツチ群を形成
せる経桟を前記横桟と分離して隆設せしめた構造
よりなる球状体搬送用ベルトにより、ベルト搬送
時のベルトの伸び、スリツプ、積載物による騒
音、搬送物の落下を防止すると共に、ベルトの屈
曲性を増大せしめ、球状体の水平搬送は勿論のこ
と傾斜、垂直搬送時にも転動しやすい球状体をス
ムースに搬送せしめることを目的としたものであ
る。
つぎに本考案に係る球状体搬送用ベルトの具体
的実施例を図面により説明する。
第1図は、本考案に係る球状体搬送用ベルト1
の一部分の一部切欠き斜視図、図面において、2
は60゜〜65゜程度の低硬度で十分の柔軟性を有す
るポリ塩化ビニール、ポリウレタンなどの合成樹
脂又はゴムなどの弾性体で構成されたベルト本体
で、このベルト本体2中にはベルトの伸びを防止
すべく、通常1〜複数層のポリエステル帆布、ナ
イロン帆布などの低伸度高強力帆布3が積層状態
をもつて埋設されている。従来この種のベルトに
あつてベルト本体2を構成する合成樹脂又はゴム
などの弾性体は、前述のように80゜〜85゜程度の
硬度を有している、ためにベルトを一旦停止せし
めるとベルト自体が硬いため、起動時に手動によ
る助勢駆動が必要となるが、本考案にあつてはベ
ルト本体の構成材として60゜〜65゜程度の低硬度
の弾性体を使用して充分柔軟性を帯有せしめてい
るため、手動による助勢駆動の必要はなくなり、
スタート時の手数を大きく改善せしめることがで
きる。又帆布3は図示するごとくベルト本体2中
に完全に埋設せしめてもよく、一部帆布3の一面
をベルト本体2の裏面に完全露出した状態の態様
を採用してもよく、またベルト本体の下面構成材
を、低摩擦係数の合成樹脂又はゴムをもつて構成
せしめることにより、ベルト駆動時の抵抗を減
じ、ベルト裏面の摩損を抑止することができる。
以上の構成よりなるベルト本体2の全表面には
ベルト幅方向にのび、前記ベルト本体2と同材質
で、硬度65゜程度の合成樹脂あるいはゴム弾性体
よりなる第2図に例示する横断面台形の横桟4群
が一定のピツチで隆設され、更に、ベルト本体2
の両側全長縁部には、多数のノツチ群8を所定の
ピツチにて形成し、かつ前記横桟4の高さよりも
稍々背高で、同材質の合成樹脂あるいはゴム弾性
体よりなる帯状の経桟9,9が前記横桟4と分離
して隆設されている。前記横桟4ならびに経桟9
は通常、溶着方法によりベルト本体2に取付けら
れているが、横桟4と経桟9は第4図に示すよう
に、間隔lを残し、完全に分離して取付けられる
ことが肝要である。尚この間隔lは通常l=1〜
5mmをもつて好適とするも、l=0即ち横桟4と
経桟9を接触せしめた状態とすることもできる。
横桟4と経桟9が一体化されているとベルト屈曲
時に横桟4が経桟9に追従して屈曲変形し、横桟
4がベルト本体2から離脱したり、又は経桟9に
過剰の負荷がかかつて経桟9を破損するなどの問
題を取除くことにある。本考案にあつてベルト本
体2に隆設せしめた横断面台形の横桟4のベルト
進行方向に面する搬送物載置面5部には球状体を
抱持する窪み7が形成されている。この窪み7は
横桟4をベルト進行方向に向け前倒状に傾斜せし
めることにより、あるいは横桟4の載置面5の全
長に亘つて帯状の各種形状の切欠き溝を刻設せし
めることにより形設される。その詳細を以下にの
べると、ベルト本体2に取付ける横断面台形の横
桟4は、第2図Aに示す如くベルト進行方向に面
する搬送物載置面5と非載置面6とをもつて構成
され、両面5,6はベルト本体2に対しそれぞれ
鈍角(θ)゜、鋭角(θ′)゜をもつて取付けら
れベルト進行方向に前倒れ状に傾斜せしめて横桟
を固着せしめることにより、横桟の搬送物載置面
5には窪み7aが形成され、又第2図B,C,D
に示すように夫々の鈍角(θ)゜をもつて前倒れ
状に傾斜した載置面5中央部に長手方向にのびる
円弧溝、角溝、三角溝を刻設することにより窪み
7bを形成せしめてもよく、又ベルトの搬送態様
によつては第2図E,F,Gに示すように、非載
置面6のみを傾斜させ、垂直の載置面5には長手
方向にのびる円弧溝、角溝、三角溝を刻設して、
窪み7cを形成せしめることもできる。尚水平搬
送の場合には第2図AよりGのうち何れの形状の
横桟を用いてもよいが、傾斜搬送、垂直搬送の場
合には搬送物の脱落を防止する上で第2図A,
B,C,Dのように載置面、非載置面の両面が傾
斜した台形状横桟を用いた方が有効である。
このような横断面台形の横桟4は第3図に一例
を示すようにベルト本体2の表面に、ベルト進行
方向(矢印方向)に対して傾斜して窪み7aを形
成するが、この折載置する球状体Sの搬送態様、
ベルトへの球状体の投入載置作業の簡易化、搬送
後における取出口での落下態様等を考慮して、球
状体Sの大きさに応じたピツチで取付けられる。
又、ベルト本体2の両側部に取付ける経桟9は、
球状体Sの横桟4両サイドからの落下を防止すべ
く、横桟4の高さhよりも稍々背高となし、かつ
経桟9の屈曲性を良好ならしめるべく長手方向に
多数の切込みノツチ8(ノツチの深さは1/2h以
上)が設けられており、このノツチ付き帯状経桟
9,9は望ましくはベルト本体2の両側縁部と一
致して取付ける手段に変えて、通常、搬送用ベル
ト1の両サイドには金属製のケーシングが設置さ
れており、このケーシングと経桟9,9との接触
による経桟9の摩耗を防止すべく、第4図のよう
にベルト本体2の両側縁部から僅少の距離分n
(n=1〜3mm位)だけ内側に寄せて取付けるこ
とが望ましい。本考案にあつては一定量の球状体
Sがこの両経桟9,9間の横桟4上の窪み7部に
一列に載置される。本考案に係る球状体搬送用ベ
ルトは、特に柔軟性を有する低硬度の合成樹脂あ
るいはゴムなどの弾性体で構成されたベルト本体
表面に、同材質よりなる横断面台形の物品載置面
に抱持用窪み7を形成した横桟を一定ピツチで設
けると共に、ベルト両側縁部に前記横桟よりも心
持ち背高のノツチ付き帯状経桟を横桟と分離して
取付けた構成よりなり、下記のような顕著な効果
を奏しうる。
(1) 搬送ベルト全体が低硬度で柔軟性を有する合
成樹脂あるいはゴムの弾性体で構成され、かつ
横桟、経桟は何れも部分溶着加工によりベルト
本体に取付けられているため、ベルト本体部分
の物性変化が少なく、ベルトの伸び、スリツ
プ、振動、騒音を著しく減少せしめることがで
きる。
(2) 前記(1)のベルト構成と相俟つて、横断面台形
の横桟のベルト進行方向に面する物品載置面に
球状物抱持用の窪みを形成し、かつベルト両側
縁部に横桟よりも背高のノツチ付き帯状経桟が
横桟と分離して取付けられているため、搬送ベ
ルト自体の屈曲性は極めて良好で、小径のプー
リにも使用可能で、搬送装置全体をコンパクト
化でき、更に横桟上に載置された球状体、棒状
体の落下を確実に防止することができ、スムー
スな水平搬送は勿論、傾斜搬送、垂直搬送と多
方面に亘つて幅広い運行が可能となる。
(3) ベルト裏面の帆布層を露出せしめたタイプの
搬送ベルト又はベルト本体の裏面側構成材とし
て低摩擦係数の合成樹脂あるいはゴム材を配す
ることによりベルト裏面の摩擦係数を0.2〜0.4
程度に減少せしめることができ、ローラー走
行、テーブル走行等、何れの走行態様において
も低負荷でベルトを走行せしめることができ消
費電力も大幅に低減できる。
(4) 横桟を構成する非載置面はベルト本体面へ向
け緩やかな下り勾配を呈しているため、ベルト
上に投入された球状体は大きく開口した横桟間
にごく自然の形にて落下し横桟部の窪みに抱持
され、また球状体のベルトよりの排出の折には
この傾斜せる非載置面が球状体の案内面として
作用し、円滑、速やかな排出作業を促進助長せ
しめる。
(5) 経桟はベルト本体両側縁より僅少内側位置に
て隆設配置されているため、経桟とケーシング
との接触に伴う経桟の摩損を防止することがで
きる。
(6) 横桟および帯状経桟は部分溶着加工によりベ
ルト本体上に取付けているため従来のようなモ
ールド、プレスなどの加工手段が不要となり、
ベルト製造時間の短縮又製造工程は簡易化さ
れ、球状体などの形状、大きな搬送量などに対
応して、即座に横桟の配設ピツチを変更でき、
所望されるベルトを容易に提供することができ
る。
(7) 経桟は帯状一体ものをもつて構成されている
ため、ベルト本体への溶着加工も迅速かつ正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る球状体搬送用ベルトの一
部分の一部切欠き斜視図、第2図A〜Gは搬送用
ベルトに取付ける各種横桟の横断面図、第3図は
球状体搬送中のベルトの一部分側面図、第4図は
搬送用ベルトの横断面図である。 図中、1はベルト、2はベルト本体、3は帆
布、4は横断面台形の横桟、5は搬送物載置面、
6は非搬送物載置面、7は球状体抱持用窪み、8
はノツチ、9は帯状経桟を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂又はゴムなどの弾性体中に少なくと
    も1層の低伸度高強力帆布を埋設したベルト本
    体の全表面に、ベルト幅方向にのび、かつベル
    ト進行方向に面した搬送物載置面に球状体抱持
    用窪みを形成せしめた横断面台形の横桟群を所
    定の間隔をもつて隆設せしめると共に、ベルト
    本体の両側全長縁部にノツチ群を所定のピツチ
    に形成した帯状経桟を前記横桟と分離して隆設
    せしめた球状体搬送用ベルト。 (2) 横桟の非載置面はベルト本体面に向け緩やか
    な下り勾配を呈している実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の球状体搬送用ベルト。 (3) 経桟は横桟より背高に構成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の球状
    体搬送用ベルト。 (4) 横桟および帯状経桟はベルト本体上に部分溶
    着により隆設されている実用新案登録請求の範
    囲第1〜第3項のいずれか1つの項に記載され
    た球状体搬送用ベルト。
JP5595282U 1982-04-17 1982-04-17 球状体搬送用ベルト Granted JPS58158011U (ja)

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JP5595282U JPS58158011U (ja) 1982-04-17 1982-04-17 球状体搬送用ベルト

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JP5595282U JPS58158011U (ja) 1982-04-17 1982-04-17 球状体搬送用ベルト

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JPS58158011U JPS58158011U (ja) 1983-10-21
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ID=30066502

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JP5595282U Granted JPS58158011U (ja) 1982-04-17 1982-04-17 球状体搬送用ベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047053A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 バンドー化学株式会社 コルゲートサイドコンベヤベルト

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638008U (ja) * 1979-08-29 1981-04-10

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JPS5638008U (ja) * 1979-08-29 1981-04-10

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