JPS62105000A - 中性紙の製造方法ならびにこれによつて製造される中性紙 - Google Patents

中性紙の製造方法ならびにこれによつて製造される中性紙

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JPS62105000A
JPS62105000A JP23852685A JP23852685A JPS62105000A JP S62105000 A JPS62105000 A JP S62105000A JP 23852685 A JP23852685 A JP 23852685A JP 23852685 A JP23852685 A JP 23852685A JP S62105000 A JPS62105000 A JP S62105000A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
製紙にJ3いてはセルロースが原料として用いられる。 従来より、製紙法はセル1]−スせんいの分離し、それ
を稠度的3ないし4%まで水中に懸濁し、それを精砕機
に導入σる工程を含み、精砕機内で1!/υいが1./
J断されかつ梳かれ、次いで沢合機中に流入され、そこ
で〔1ジンサイズ溶液が添加され、かつすべてのUんい
と混合される。次にpH酸性瓜が4.2になるまで硫酸
アルミニウムが添加され、ロジンサイズの沈澱が惹起さ
れるが、これはIt/、[Mアルミニウムがこのにうな
pHにJ3いてはΔ1 ′陽イオンに解111 jるこ
とにJ、る。次にこの紙tiが均′t′i化され、Uん
いの構造化および配向が起る。懸濁液から水が除去され
、固形物のみが残1イiりる。水の抽出は、65から6
0%の範囲にイヱるまで(−Iない、残りの水分は加L
「おJ:び加熱によって除去され、jI?られる生成物
を仕トげて種々の特性をもつ平滑な紙シー1−が得られ
る。 容易に認められるごとく、せんいとサイズ剤との間の適
正な接着を可能にする正の″重荷を176だめには、硫
酸アルミニウムをA I ””へと解離することが必要
である。この接着力なしには紙をサイジングすることは
できない。しかしこの)a者は酸性を生み出し、最終製
品ができるまで溶液が酸性のよ)となり、酸性紙が得ら
れることになる。 この理由は、セルロースが水中に懸濁されるどきセルロ
ースはコロイド状であるので、/電位として知られるf
lの電位を発生し、またロジンもまた電気的陰性である
ので、これら二つの物質は!lいに反+U するという
ことである。lil!iMアルミニウムが溶解するとさ
、それはAI”’陽イオンとSO4”陰イオンとに解離
し、従ってこのAi ++陽イオンは負の電位を正の電
位に変化さU、イしてこのような状況下ぐリイズが固定
される。しかしSO”イオンbまたあるのC1これが水
と反応して(lA酸をイ1成し、これが紙を酸性化し、
従ってその品で1を低下りる1、硫酸アルミニウムが△
IF″1陽イAンとSO°とに解lIIされるので、そ
してそうでな
【ノれば電荷は負のま)であり、サイズが
セルロースせんいに固定しないので、上記のような酸性
をなくJことは不可能であった。 そのうえ、酸性媒体中では、ある種の装荷物(char
ge)例えば、粘土よりも安価な炭酸カルシウムを用い
ることはできない。 他方、本出願方法の試験的操作の際、上記した従来的方
法にJ3けるいくつかの明らかな欠点が明らかにされ、
そしてそれが本方法によって首尾よく取除かれた。他の
欠点は、粘土のようなril+ w性のvc填剤を用い
る場合、機械類の摩耗がより人となるということである
。というのは粘土は金属1装dを急速に摩if; ?l
るからである。水の1べてが循環できる訳ではないので
、水の使用mは非常に多い。微せんいの保持率は低い。 (qられる紙は重h1が少なくまたぜんいの配向は満足
なもの以下であるので、灰分の保持率もまた比較的低い
。 上述の新規の方法から19られる紙は、それが中性もし
くはアルカリ性であり、けんいの配向性がより良く、吸
収14性が著しくより均一であり、不透明性がより大で
あり、より高い破断強度(burs目ng point
)をもら、また黄色化しないので、比較的滑れている。 セルロースを基材とし、サイズとしてコロフオニーー硫
酸アルミニウムを使用する中性紙の製造は、使用材料の
費用がより少ないことおよび通゛常用いられている製造
装置の変更およびぞれへの追加の必要がないことのため
非常に重要である。経済的変化は環境保設運Vノと相俟
って多くの製紙業者に中性もしくはアルカリ性の!ll
ll法の採用を考慮させているので、本方法は・R要C
ある。 米国における1超産業は、毎年約6000万メートルト
ンの紙a3よび板紙を製造している。この製紙のほとん
どは酸性的性質をもつ化学品によってなされている。こ
の化学品は酸性媒体中ぐ反応しないが、まづいことに製
紙装置に害を与える粘土のような充填剤の使用を規定ケ
る。、既存の方法においては、一旦、充填剤が添加され
かつ生成物がプレスされると、微Vんいのより高い保持
率を達成づることは不可能であり、従って抽出される水
は多数の粒子および微細なせんいを含みミルク状を呈す
る。この副生物は、非常に費用がかかり、緩慢でありか
つ非実用的な精製回収■稈を用いな【−ノれば再楯11
できない。従って酸性水が河川、湖J3 J:び尚に排
出され、環境の破壊ひいては、地球上の生命を支える食
物連鎖の破壊を助【ノでいる。 製紙のための従来的な方法および材料の使用によって不
満足な状況が惹起されてきているa酸性の媒体は充填剤
として粘土の使用をほとんどの場合必要とするので、そ
して粘土は機械類に1(1害を与えるrtll Iγ性
をもつので、製紙業者はl]下のところ中性のそしてア
ルカリ性でさえある工程を熱心に探し求めている。その
ため、製紙業者は製紙にJ3ける操業的な利点を得、か
つ環境汚染を著しく低減づるために、充填剤として炭酸
カルシウムを使用しようとしている。 他方、1トイ和59 s「6月のケミカル ビジネス誌
の13〜18ページには、理想的な充填剤としてCaC
O3の使用が好ましいこと、工程における固形分の保持
率の増加および湿潤した紙の強度の増加、それによって
可能となる機械的工程の高速化、等々についての記載が
ある。 中性紙は寿命がより長いので田箱製業におG′lる中性
もしくはアルカリ料紙の使用にみられる大きな変化が指
摘される。中性もしくはアルカリ性的方法は、特に、歴
史的、法u1的および技術的V11100^い支出が関
係する領域においてもま1=有用である。 上記のことからみて、本発明の日向は容易に実浦できし
かも製紙業者にとっての経済的利益bXまた右する方法
によって中性のもしくはアルカリ性の紙を得ることであ
るのが理解されよう。 酸性的な方法に対する中性もしくはアルカリ性的方法の
主な利点の〜つは、炭酸カルシウムは二酸化チタンおよ
び粘土のような充填剤に比べて低価格であるので、これ
を充填剤として用いる際に得られる費用の低減である。 二酸化チタンの利点はそれのもつ不透明性であるが、こ
れの価格は炭酸カルシウムのそれの21.fS以上であ
るので、不通用件の付与のために二酸化チタンが炭酸カ
ルシウムによってとってかわられるであろうことは疑い
ない。 他の目的はより良い吸収特性をもつ紙を提供することで
ある。 別な目的は破断強度のより高い紙を提供することである
。 さらに別な目的はせん細な手ざわりの紙を提供づること
である。 他の目的は時間とともに変色せず湿り気のような恕条件
下での耐性がよりよい均一な色調をもつ紙を提供するこ
とである。 さらに別な目的は既存の製紙装置によって実施できる製
紙方法を提供することである。 別な目的は製紙費用の低下である。 さらに別な目的はより高いff[をもつ紙を得ることで
ある。 さらに別な目的は、製造装dの腐蝕を回避することであ
る。 他の目的は水を再循環しかつ水の消費聞を低減するため
に工程の末端で清澄な水を得ることである。 別な目的は不透明性がより高い紙を提供することである
。 ざらに別な目的は原料中で充填剤として炭酸カルシウム
を用いることである。 本発明の背型 100年以上にわたって、硫酸アルミニウムによって固
定される、完全にもしくは部分的にけん化されたbt、
<は乳濁化されたタールもしくはコロフオニーを主とし
て用いることにより紙のす〜イジングが行なわれている
。 コロフオニーの供給が非常に少なかった第二次世界大戦
中、海軍商品産業は強化コロフAニーサイズの製造を開
始したが、この製品は僅かに30ないし40%有効性が
高いにずぎなかった。 1970年代に、製紙装置における技術的変更がなされ
た。製紙機に変化が起り、紙をつくる金属布を支持する
ローラデープルが、プラスチックとなった布を支えるプ
ラスチックシートによってとって代わられた。これによ
ってすべての種類の添加剤ならびにロジンサイズの保持
率が著しく増大した。 ステアリン酸ケトンニff1体、アクリル樹脂、無水ア
ルギルこはく酎、およびその伯のような他の合成サイズ
剤がある。これらの合成サイズはアルカリ竹bt、<は
酸性媒体中で同様に有効である。 合成サイズには自己接着性があり、セルロースに固定す
るために硫酸アルミニウムを必要としない。 しかし、サイズは、操業時間がより良くまた紙の製造後
数日たってからしか紙のサイジングの結果が判明しない
ので、製紙業者に対していくつかの問題をもたらす。こ
の伯、合成サイズはロジン−硫酸アルミニウム系よりも
高価である。 残留する酸性はp116となるまで原料に苛性ソーダを
添加することにより部分的に中和されているが、これは
最大限度である。なぜならば、l)I+が6をこえると
、苛性ソーダのナトリウムがアビエチン酸と反応しこれ
を水溶性のナトリウム塩に変え、従って口んいからサイ
ズが抽出されるので、サイズが失われるからである。 強い吸着性をもつのでせんいに固定し、他方タールを固
定し従ってサイジングされた紙が1!7られる、水酸化
アルミニウムの生成を企図して、硫酸アルミニウムとア
ルミンM−1−1−リウムとの混合物が用いられている
他の方法がある。水酸化アルミニウムはその強い吸着能
力のためVL置を目詰りさUる傾向がある、ずなわら布
、ノニル1−およびプレス上に皮殻を生成さけ、最終的
にこれらを閉塞するために、署しい欠点をもつ。さらに
、プレスに接名するとき、紙はプレスに粘着し、外すこ
とが困難になり、従゛〕て生産率が低下する。さらに、
水酸化アルミニウムはそのlff1の90%の水を持続
的に吸収するので、紙シー1−の水切りを困テ1にし、
乾燥を一層困難にJる。 上記のことのため、そして製紙の際の上述の考えを認め
たならば、系内の水酸化アルミニウムの存在は著しく有
害であることを知ることができよう。製紙業者にそして
結果的には中間および最終消″(1者に害を与える実際
的くべ現象を指摘すると以下のとおりである: 16硫醇アルミニウムの大きな割合は水酸化アルミニl
シムとともに沈澱づ゛るのでその消費が著しく増大する
。従って、その34%以下が用いられる。 2、 水酸化物の高い吸″!j能力を考慮にいれるなら
ば、これがヒルロース中にすでに吸着されそして湿潤し
た紙が機械、製造テーブル、プレス、吸引プレス、フェ
ルト、およびその他を通過して移送されるとき、水酸化
物はこれらの表面のすべてに対して吸着作用を惹起し、
紙シートを外すのを困難にし、従って紙の破断、イヱら
びに装置の汚剃および開基を惹起ブる。装置に必要な徹
底的な保守の結采として製紙Mが低下する。 3  循環水系が汚染され、全酸性度が増大しそれによ
ってサイジングが阻害される[P、M、およびP、8.
’M、タツビ(丁at)11i)I[144ベージ]:
「循IMされる白水は沈澱中のアルミニウムおよび硫I
 Jpイオン濃度を増大し、従って凝集はより低いpl
+でのみ起るであろう。スl〜ラズデインズ(5tra
zdins )は循環水中の酸性のアルミナはサイズの
過[I!的な集塊化を惹起するであろうJ04  水酸
化物Jlよび1iIiI酸塩錯体の存在のため、ミュー
レン(mullen)が減少りる。 5、  fijlじ理由から、折りた)み抵抗が減少j
る。 6、 水酸化物がゲルを生成する、つまり多聞の水を、
保Hすることを考えると、製造テーブルLでのセルロー
スの水切りが減少する。 7、 水切りが減少ジるならば、乾燥装置の負荷が過大
となり、費用の増大ならびに効率および生産lけに、H
番ノる(lt下が惹起される。 8、 製造デープル上でのセルロースからの水切りを改
良するために、吸引力を増大せねばならず、従って循環
水中の微ぜんいがjtfI大する。 図面 回分式の中性紙製造方法の詳細的説明として、図1の工
程図のみに基いて述べる。 水(A)、セルロース(C)、ロジン(R)および硫酸
アルミニウム(S)がハイドラパルパー(hydrap
ulper )中に装入し、そコテセルロースせんいを
分#iされる。セルロースせんいが分離した後、全系の
均質化のため内容物を槽2に送入し、次いで精砕機3に
送入する。精砕機は稠度のようなある種の因子、機種お
よび往んいの性質に塁いて紙にいくつかの特性を発現さ
せる。精砕が進むにつれ粘質が生成され、せlυい構造
に連鎖効果が与えられ、それによって紙の強度が向上す
るであろう。この処理は精砕機として知られるある種の
装置により実施する。多くの異なった設計J3よUXJ
法の精砕機があり、その効果はショツバーリーグラー(
5choppcr −Riegler)およびカナダI
fAlとじで知られている特別な方式によって等級的に
評価1される。 精砕機を通した後、紙r1を供給4f!4に送入し、で
−こで中和剤(N)を添加し、次いでベース1〜状物を
供給槽5および機械槽6に送入し、そこで装填物を紙料
に添加する(この型の工程においては、紙シートのゼん
い間の空隙を充填づるためにそして紙表面を平滑化し、
光沢J′3よび印刷能力を改良し、透明度を減少しかつ
不透明性を増大するために、柔らかさと易撓性を向上V
るためにならびに白色度を増大するために、CaCO3
(B)を添加づることができる)。次に紙料を乾燥Jヌ
よびロール巻ぎ取りのために製紙機に向って送入する。 本発明の詳細な説明 中性紙を得るための方法においては、ヒルO−スが空気
乾燥された湿潤状態で製紐■場に供給される。セルロー
スはそれをペースト状物質に変えるためにペースト部内
に導入され、ペースト状物質のVんい9.1精砕81;
閂に流入ゾ°る時に分#tされ、この部門においでせん
いの集塊物が連続的蹟砕機によって破砕される。 このようにして調製された粗I料は混合物管もしくはタ
ンクに流入し、そこでサイズ剤、装填剤および添加剤の
添加により、稠度の規準化およびせんいの結合が起る。 すでに述べたごとく、ヒルロースはコロイドであり、ま
たセルロースは水中に懸濁されるとき、Z電位として知
られる負電位を発生する。ロジン1ナイズG、t f4
の11で(iンを6つので、t?/レロースせんし1と
サイズとは、7いに反撥する。ナイズをセルロースせん
いに固定するために、セルロースと昔ナイズ剤(この場
合はロジンである)とのための結合剤である硫酸アルミ
ニウムが用いられる。 硫酸アルミニウムは最も安価でありまた無色の塩であり
、そして陽イオンとして三価の元素A 、 + ++を
含むので、11111Mアルミニウムが用いられる。サ
イズをせんいに固定するために、硫酸アルミニウムはZ
Ti位を一30m1vから+5 mlvに変える。しか
し硫酸アルミニウムは酸残基を残留し、硫酸アルミニウ
ムは水溶液中で上式のように解離しかつ加水分解して水
和物混合物をつくるので、酸残基は生成する紙を劣化す
るであろう:AI  (SO) +H2o=:=+ 2A!”” +3SO4= しかし、別な見方からすると水もまたttimアルミニ
ウムを加水分解し: 2AC” +3S04°+6H++60H−:2AI 
(OH)   +3H2So4および 2AI  ”+3SO=+l〜!”−1−−OH≠AI
  (Oll)”+1−12 SO4また、ウニルナ−
(Wcrner)の錯体に関する理論を考慮にいれるな
らば、AIの配位数は6であり、AJ (H2O) 6
”” アルミニウムと酸素との間のり゛べCの電子は存在しか
つ酸素の方向に配向し、陽子として放出される水素拒絶
(rejection )がみられる。[アントリユー
ス(Andrcws )およびコークス(にokes)
茗ファンダメンタル ケミス1−リーフ70ページ参照
]。 水性イオンは化学種であるので、水分子とイオンとの間
の結合エネルギーを4算することは可能である。ナトリ
ウムのガス状イオンは水中に溶解し、下式に従ってエネ
ルギーを放出する:N a+(q) + 6820 (
a q )Na (H20)” 6(aq、E−−10
0にcal電荷の増加および陽イオンの寸法の減少とと
もに、水和エネルギーが増大する。アルミニウムイオン
については下式が成立し、これは約200Kcalの結
合エネルギーに対応する:AI”” (G)+61−1
20 (aq)  □Aj! (HO)6+3  ΔE
= −1100Kca1このような高い結合エネルギー
のためアルミニウムと酸素原子との間に電子が集中する
。この電子の転移(displacement)は水素
原子を一層WA性にし、正に荷電したアルミニウムイオ
ンによる陽子の拒絶および0ト1結合の弱体化を惹起し
:従って下記の加水分解が起る: =          =          工ζ 
            11111        
      例<<< −】                寸      
          のOOO ↑         ↑         ↑:   
      A         A=       
  = 工:  0:         0         
0S              智        
      嘴<<< −の               臂OOO これは溶液中の硫酸アルミニウムが酸性の反応を起づ−
こと、つまりそれが陽子供与体であることの理由である
。従って、中性紙を得ることを望むならば、上述のセル
ロース、ロジンおよび硫酸のU合物中の酸性度は中和さ
れねばならない。このために、系が一1i1#質化され
ると、pl+を7にするのに十分な吊のアルカリ土類金
属の酸化物および水酸化物が添加され、次いでセルロー
スのWi f)lに塁ぎ20ないし30重け%の慴の充
填剤(この場合はCaC03)を添加し、次いで通常の
製造工程を続行する。 アルカリ土類金属のアビエチン酸との塩もしくはその誘
導体は水に不溶性であり、アルカリ土類金属の酸化物お
よび水酸化物は、セルロースせんいに固定されているサ
イズを抽出することはできず、従って紙用ナイスに害が
与えられることはない。 そのうえ、アルカリ土類金属の酸化物および水酸化物を
用いるという二車の利点がある。まづ第一にそれはF紙
料」中のMS○4の形成のため水中の携04“イオンの
除去に役立つからである。 MSO4は沈澱するので、「白水」は清澄かつ透明な形
で出てさ、かつ循環されることができる。 第二にMSO4は追加的な装填物として作業物質ととも
に残留し、最終的には紙に残留し、紙に「型土」を与え
る。これは製紙の経済性に貢献する。従って、透明で再
使用可能な水は無廃棄物で無汚染の完全に効率的な製紙
を意味する。 酸化カルシウムもしくはこれとして水に添加される水酸
化カルシウムは、その低価格およびその特性のため、好
ましい中和剤である。 本方法は通常の製造温度で実論され、また中和物質は所
望の中性もしくはアルカリ性のpHを得るのに必要な醋
で添加される。 ぜlυい懸濁液は一旦中和されると、ペースト状の物質
は成形テーブルに供給する流人ボックスを経て製紙機に
流入し、そこで水の除去によりせlυいの交錯したシー
トへと転化される。このイン−フォーメーション(1r
1− forma口on’)シートはこの後、ちつばら
物理的おJ:び機械的手段による水の抽出にかけられる
であろう。 シートの成形が完了すると、それは湿りプレス部門に移
送される。この部門は正規には二つもしくは三つのブレ
スニップ(nip)からなり、第一のものは一般に吸引
ニップであり、他の二つは平坦ニップである。この部門
においては、65か660%の範囲の乾燥度が達成され
る。 紙シートはいくつかの数の水蒸気加熱回転円筒に移送さ
れ、円筒の平滑な面および移送フェルl−とシートが接
触するとき、シートの両面から水が徐々に除去される。 次に組シートはカレンダーを通過する。カレンダーはシ
ー1−をプレスしかつ滑らかさと光沢とをシートに与え
る。 最終段階においては、線速度を一定に保つ巻取り機と称
される胴のまわりに回転する心棒上に紙が巻き取られ、
マスターロールおよび(bしくは)最終製品がつくられ
る。 このマスターロールは次に顧客の要求に従ってより細い
ロールへと切り出される。 この最終の切断および包装段階は仕上部門で行なわれる
。 アルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸化物およびこれ
らの誘導体を本方法の一つもしくはいくつかの段階にお
いて使用することちまた企図されている。 充填剤としてCa 、CO3の有利な使用を追求するこ
となしに所定のpHのみが所望であるならば、アルカリ
土類金属の酸化物もしくは水酸化物および誘導体は湿っ
たもしくは乾燥した紙シー1へ十に噴霧されてよい。 酸性紙を得る必要もあろう。この場合アルカリ金属の酸
化物bt、<は水酸化物およびその誘導体を■稈おにび
製品のpl+を調整するための手段として用いることが
さらに指摘される。 要約すると、アルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物
a5よびその、透導体は、中和剤のIllなる添加によ
り、紙製品のアルカリ性、中性もしくは酸性を調整する
のに使用できる。 例えば充填剤としてCaCO3を用いることおよびこれ
に準することのような可能な利点のすべてを達成するた
めにアルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物およびこ
れらの誘導体を紙料中に添加するのが望ましいが、実際
にはこれらは、他の重要性は別として、それ自体で茗し
く効率的な中和剤である。 従って、望ましい態様の利点は重要でない。 一層頻繁に用いられる充填剤は粘土(硅酸アルミニウム
)、滑石(硅酸マグネシウム)、炭酸カルシウム、フィ
ックスト ホワイl−(fixedwhite )  
(沈澱′Ia酸バリウム)およびやはり被覆力を有する
二酸化チタンである。充填剤は一般に水中に分散される
。 本発明は非限定的な以下の例によって一層良く理解され
よう: 例1 以下のようにして水酸化カルシウム混合物をつくった: 石灰200 Kgを8000リツトルのタンクに撹拌丁
で添加する。 pl+に対する影響を調べるためにpl+が7に達する
までリイ[Jへの投5吊を徐々に増加した。工程はp1
17において実施した。 樹脂、コ[1フオニーもしくはタールについて採用する
投与fttは1111−であり(8Ky/l〜ン)、ま
た硫酸アルミニウムについての投与量は僅かにJこり少
なかった(18から14/(y/l−ン)、すなわ1う
、実質的に同じ条件で1ナイジングを行なった。 pl+が7に達した時、ボストバツデリー(post 
−battery )水蒸気圧力の効果が認められた。 というのも圧ノ〕が0 、28 Kg/ cm2からo
、46trrt/cm2まで上昇したからである。これ
は第一・段階に際しての保持率が68%から71.7%
までやはり増加したという事実による。工程水にお【ノ
る混濁度の変化は顕著である。なぜなら中性のpHにお
いては、コーン(corn)および清澄水タンクにおけ
る水は非常に清澄である。 微せlυい保持率が平衡に達づ゛るやいなや、水蒸気圧
力はボス1へバッテリーにおける最初の値(0,288
9/cm2)に達した。 水溶液中への水酸化カルシウムの投与tF1は平均値と
して60リットル/分であった。この場合CaCo3で
ある充填剤の投与量はヒルロースの型出の20%であっ
た。 ヘッド(head )における水の硬度は140ppm
から1901)+111へと増大した。 系の酸性度は100 ppmから28 ppmへと低下
した。 品質特性は維持された、そして66秒から42秒へのサ
イズ減少が認められたが、問題であるとは考えられなか
った。 比較表 結論: 中性のpHにおける操業は操作上の問題をもたらさなか
ったし、品質特性の変化を6たらさなかった。 微t!/υいの保持率の顕著な改善が認められ、水蒸気
圧力の増加が惹起されたが、系が平衡に達するやいなや
水蒸気圧力はその正規の水準にもどった。廃水は著しく
改善され、紙料中の成分の保持率の上昇のため、清浄か
つ清澄な状態で出てきた。 内部り゛イジングの低下はロジン−ttaW1アルミニ
ウムの比を一層有効にすることにより改善する。ことが
できる。 例2 製紙機のサイロにおいて、石灰調合物(水酸化カルシウ
ム)の投与ミルク(dosaged 5ilk)を用い
た。 石灰200 Kgを連続的撹拌の下で8000リツ1−
ルのタンクに装入した。pl+が7.5になるまで、サ
イロにおける投与量をゆっくりと増大し、その日のそれ
以後はこの水準で操作した。 以下の条例下で内部サイジングを行った二〇ジン8Kg
/トンおよび硫酸アルミニウム14Kg/トン、つまり
比率は1:1..75゜ 水蒸気圧力が平均0.3に9/ctx2から0.5Ng
/α2となったので、水蒸気圧力が増大する効果がやは
り認められた。操作に対する調整を行った後、圧力は正
規にもどった。 支持的な他の効果は第一段階における保持率の上IjI
であった。保持率は68%から72%に上ツーした。工
程水の顕著な変化もまた確認された。というのも、pH
が中性化されるとぎ、コーンからおよび清澄水タンクか
らくる水は透明であったからである。 水酸化カルシウムの投与量は平均65リットル/分であ
った。 ヘット水(D侠rRハ150ppmから210puに増
加した。 系の酸性度は9011DIから33 ppmまで低下し
た。 品質特性は正規の限界内に保たれているということを述
ぺるのは重要である。従って、本例においでは平均の會
ナイジング(直の低下は60か650秒で(うった。こ
れは酸性工程においては通常的である。 結論: 1  中性のpHでの作業(24時間)は操作上の問題
をもたらさずまた品質特性の変化を6たらさなかった。 2、  !j!lぜんいの保持率の顕著な改善があった
:従って湿潤物を乾燥するのに水蒸気圧力の増加が必要
であった。 3  廃水は清澄な状態で出てき、やはり澄明であった
。 4、内部サイジングの(「1の低下はやはりあったが、
このにうな変化は酸性工程においては菖通のことである
。 例3 漂白クラフトセルロース5gを170Ml1中に懸濁し
、3%のセルロース紙料を得た。この紙料を開枠し、か
つ0.1gのロジンサイズ(コロフオニー、塊状物もし
くはタール)をこの水/セル[1一ス混合物に添加した
。混合物を10分間均質化の模、l1nlFルミニウム
0.5gを、次いで水酸化カルシウム0.16gを添加
し、かつ均質化の後、庚MカルシCクム1gを装荷物と
して添加し、最終的に水330 at!を添加した。 酸性紙と同じ特性をもつ中性紙が得られたが、不透明度
とりイジングとは改善された。 同量の成分を用いることにより例3を反復した。 ただし、ヒルロースの種類と中和剤とは下表に示J゛よ
う変更した。 上記語例においては、pHが約7〜7.5であり、サイ
ジングと不透明度とが良好な中性紙が得られた:しかし
バガスを用いた例については、バガスせlυいはより短
いので、紙の強度はより低かった
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の中性紙の製造方法を略解する工程図であ
る。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)セルロースせんいを分離し、 b)懸濁せんい紙料(stock)をつくり、c)サイ
    ズ剤(ロジン)を添加し、 d)硫酸アルミニウムを添加しかつロジンサイズを沈澱
    するためにpHが4.2になるまでpHを調整し、 e)系を均質化し、 f)アルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物およびこ
    れらの誘導体のうちから選択される中和用物質を、pH
    7もしくはそれ以上となるまで添加し、 9)装填剤(loading)および他の薬剤を添加し
    、 h)機械的および熱的方法により水を除去し、i)得ら
    れる紙シートを仕上げる 工程からなる中性紙の製造方法。
  2. (2)中和用物質がCa(OH)_2である上記第1項
    の方法。
  3. (3)サイズがロジンもしくはタールである上記第1項
    の方法。
  4. (4)機械的に除去される水が、せんい懸濁液紙料の製
    造のために循環されて使用されることができるくらい少
    い割合の微せんい(fine)を含む上記第1項の方法
  5. (5)炭酸カルシウム充填剤が紙料中で用いられる上記
    第1項の方法。
  6. (6)セルロースとして漂白クラフトセルロースが用い
    られる上記第1項の方法。
  7. (7)セルロースとしてバガスが用いられる上記第1項
    の方法。
  8. (8)中和用物質がCaOである上記第1項の方法。
  9. (9)アルカリ土類水酸化物誘導体であるアルカリ性錯
    体である上記第1項の方法。
  10. (10)pHがアルカリ性を示す上記第1項の方法。
  11. (11)原料中で生成するMSO_4が、得られる紙の
    一部をなす追加的な装填剤(load)となる上記第1
    項の方法。
  12. (12)原料中で生成するCaSO_4が、得られる紙
    の一部をなす追加的な装填剤(load)となる上記第
    1項の方法。
  13. (13)工程のいづれか一つもしくはいくつかの段階に
    おいてアルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物を添加
    することによる紙を中和する方法。
  14. (14)pHが7もしくはそれ以上である、上記第1項
    によつて得られる中性紙。
  15. (15)均一なせんいの分配、より高い不透明度、均一
    な色調、より高い引裂き強度、高い白色度、およびより
    低い黄色化傾向を有する上記第14項の中性紙。
  16. (16)CaCO_3を任意の割合で含有する中性紙。
  17. (17)アルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物およ
    びこれらの誘導体の使用により中和されもしくはアルカ
    リ性化される中性紙もしくはアルカリ性紙。
  18. (18)ロジンおよび硫酸アルミニウムを用いる製紙方
    法における懸濁せんい紙料に添加される、式:MOもし
    くはM(OH)_2 (ただしMはアルカリ土類金属である)の物質またはこ
    れらの誘導体である中和用物質。
  19. (19)H_2O、ロジンサイズ、 Al_2(SO_4)_3、セルロース、アルカリ土類
    金属酸化物および水酸化物ならびにこれらの誘導体、お
    よび充填剤としてのCaCO_3の組合わせを少くとも
    含む製紙用ペースト状物。
  20. (20)プレスがけ、乾燥および巻取りに先立つてシー
    ト紙を湿潤するための、アルカリ土類金属酸化物もしく
    は水酸化物およびこれらの誘導体の添加。
  21. (21)紙を中和するための、液状のアルカリ金属酸化
    物もしくは水酸化物およびこれらの誘導体の使用。
  22. (22)製紙工程における酸性度を調整するための、ア
    ルカリ金属酸化物もしくは水酸化物およびこれらの誘導
    体の使用。
  23. (23)アルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物およ
    びこれらの誘導体の使用による、紙製品のアルカリ性、
    中性もしくは酸性の調整。
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