JPS62103568A - 分割形垂直探触子 - Google Patents

分割形垂直探触子

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JPS62103568A
JPS62103568A JP60242902A JP24290285A JPS62103568A JP S62103568 A JPS62103568 A JP S62103568A JP 60242902 A JP60242902 A JP 60242902A JP 24290285 A JP24290285 A JP 24290285A JP S62103568 A JPS62103568 A JP S62103568A
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JP
Japan
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vibrators
divided
vertical probe
split
probe
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Pending
Application number
JP60242902A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miyajima
宮島 猛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62103568A publication Critical patent/JPS62103568A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本考案は超音波による垂直探傷法に使用される分割形垂
直探触子に係わり、特に被検体の探傷を探傷面に近い距
離から遠距離、例えば厚板の底面に至る広範囲を同時に
行うのに好適な分割形垂直探触子に関する。
〔発明の背景〕
垂直探傷法は、超音波探傷においてもっとも一般的な探
傷方法で、その基本的な方法だけでも送受信兼用の1探
触子法、送信用および受信用の2個の探触子を使用する
2探触子法、2探触子法の変形として送信用および受信
用の振動子を1つのケース内に組み込んだ分割形垂直探
触子を使用する方法などがある。これらの各方法は被検
体の性状や探傷する深さ等により使い分けられるが、l
探触子法では送信パルスの幅に相当するまでの深さは、
エコーが分離できないから探傷することができない欠点
があり、2探触子法では送信パルスが受信側に大きく入
らないから比較的近距離分解能は向上するものの、2個
の探触子を操作するため1探触子法に較べて操作が面倒
で、前記近距離分解能も探傷面に近い表層部を探傷する
ことはできない。前記2探触子法の欠点を補う方法が分
割形垂直探触子を使用する方法で、その従来の通常の分
割形垂直探触子を第6図ないし第10図により説明する
。図において11はほぼ半円形の送信用の振動子、12
は同じく受信用の振動子で、円筒状のケース13内に、
該ケース13の中央に設けられている板状の音響分割面
14を介して対称に配設されている。19は一般に合成
樹脂で作られる遅延材で、ケース13内の再振動子11
.12の下側に挿入され、ケース13内の各振動子11
.12を設定角度に設置する。15はダンパ、16は接
栓、17.18は各振動子11゜12の電極である。な
お音響分割面14の上面とケース13の内面との間にば
ばね20が介装されており、送信側から受信側へ被検体
の表面を伝わっていく振動を防ぐために、音響分割面1
4を被検体表面に押し付けられるようになっている。
かかる構成の分割形垂直探触子を使用した場合の被検体
に対する超音波の入射および反射の状況を第7図に、ま
たその音圧分布を第8図に示す。
超音波が被検体(鋼板)9に入射されると、超音波ビー
ムは振動子11.12の設定角度により、第7図の斜線
で示す範囲の広がりとなり、その反射波の受信もまた同
様に入射ビームと対称形の斜線で示す範囲となる。そし
て鎖線で示すビーム軸は探傷面9aから近い深さくたと
えば数1鵬ないし10鶴程度)のXIに焦点を結ぶこと
になる。この場合の音圧分布は第8図に示すように前記
焦点深さX1付近がもっとも高く、その前後は急激に低
下する。これらのことから前記2探触子法の欠点を補う
ことはできるものの、内部欠陥の検出は、焦点深さX。
付近の近距離に限定され、それより深い遠距離部分で、
前記送・受信時の斜線で示すビーム幅が重ならない部分
は、不可能であり、しかも音圧が焦点深さX、付近の前
後は急に低下するから、たとえ焦点深さXI付近であっ
ても焦点から外れた深さでは検出ができない場合もある
。また振動子11゜12と被検体9との間に遅延材19
が介設されるため、送信パルスの次に遅延材19の当接
面すなわち被検体の探傷面の位置に表面エコーが出現し
、以下遅延材19の厚さに対応する路程位置に等ピッチ
で表面エコーが出現するから、それ\らのエコーが欠陥
エコーと接近して出現する場合には表面エコーを欠陥エ
コーと誤認することがある。第9図に従来の分割形垂直
探触子による探傷とそのエコーパターンとの関連の1例
を示す。エコーは送信パルスTの次に表面エコーS、が
探傷面9aの位置に出現し、以下等ピツチにSz、Sz
が出現する。そして欠陥エコーFおよび底面エコーBが
それらの間や近くに出現する。したがって前記したよう
に、エコーがごく接近したり重なって出現する場合には
熟練者でも誤認または混同することがある。そして遅延
材19の介設は、近距離にビーム軸の焦点を結ぶための
ものであるがら底面エコーBが出現しないことがあり、
通常の非分割形垂直探触子のように、底面エコー高さを
欠陥エコー高さの評価基準に使用することができない問
題点を有する。
さらに被検体が第10図に示す丸棒のような曲率を有す
る探傷面の場合にも、精度のよい探傷ができないという
問題点を有する。すなわち第1O図(a)。
(b) 、 (c)に示すように欠陥10を有する丸棒
9′に対し分割形垂直探触子を当接すると、当接部分は
主として音響分割面14のみとなり遅延材19は僅かで
、丸棒9′内に超音波はほとんど入射し得ない。
これは分割形垂直探触子の向きを変えて当接しても遅延
材19との接触面積は小さく前記と同様となる。このた
め通常に探傷を行うためには被検体9′の探傷面の曲率
に合わせて、分割形垂直探触子の遅延材19、音響分割
面14の各当接面およびケースを特製しなければならな
い。このように従来の分割形垂直探触子は多くの問題点
を有していた。
〔発明の目的〕
本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされ
たもので、探傷面の近距離の探傷に、限定されることな
く遠距離の探傷を可能にし、通常の非分割形の垂直探触
子としても使用することができる、分割形と非分割形の
両方の機能を併有する分割形垂直探触子を提供すること
を目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は分割された振動子が、ケース内に音響分割面を
介して配設されている分割形垂直探触子において、振動
子が同心円状に円形の中心部とその外周部とに分割され
、その分割された各振動子の被検体への当接面が、前記
ケースの底面に、リング状の音響分割面を介して同一平
面状に配設されていることにより、探傷面の近距離だけ
でなく遠距離の探傷をも可能にし、分割形と非分割形の
両方の機能を併有することができるようにした分割形垂
直探触子である。
〔発明の実施例〕
本発明の実施例を第1図ないし第5図により説明する。
第1図は構造の概略説明図で、1は中心部の円形の送信
用の振動子、2は送信用振動子1の外周に同心円状に配
設されている受信用の振動子で、両振動子1,2は被検
体への当接面1aおよび2aが、円筒状のケース3の底
面部に、リング状の音響分割面4を介して同一平面上に
配設されている。本構成から明らかなように本願発明に
係わる分割形垂直探触子は、各振動子1,2に角度を付
けて設置する必要がないから遅延材を使用せず、通常の
非分割形垂直探触子と同様に振動子1.2の当接面1a
、2aが直接被検体の探傷面に接触する。この場合にお
ける被検体に対する超音波の入射および反射の状況を第
2図に、またその音圧分布を第3図に示す。第2,3図
は前記従来の分割形垂直探触子における第7図および第
8図に対応するものである。超音波が被検体9に入射さ
れると1.超音波ビームは2点鎖線で示す範囲の広がり
変1となり、その反射波の受信範囲は点線で示す範囲と
なる。この結果各ビーム軸は焦点を結ぶことなく、送・
受信のビーム幅が重なる斜線で示す範囲が内部欠陥の検
出可能範囲となる。
この欠陥検出可能範囲は第2図かられかるように、被検
体9の送信用振動子1の直下のごく浅い部分を除き(だ
だし送信用振動子1と受信用振動子2との隣接する部分
は除外されない)底面まで、通常の非分割形垂直探触子
と同様に広範囲となる。
そして前記送信用振動子1の直下の部分は、該振動子1
の寸法を小さくすることおよび周波数を高くすることに
よりさらに小さくすることが可能であり、斜線部をさら
に拡大することができる。つぎに音圧分布は被検体9の
探傷面9aからの深さ、すなわちビーム路程Xに対する
エコー高さhの関係が、実験的に第3図に示すようにエ
コー高さhはビーム路程Xに、ごく浅い部分を除き逆比
例するh(X1/xの直線状になることが求められた。
この関係から欠陥エコー高さの評価基準に底面エコー高
さを、通常の非分割形垂直探触子のように使用すること
が可能となる。また遅延材を使用しないから第9図にお
いて説明した従来の分割形垂直探触子のように、表面エ
コーS、、S、、S3・・・等が全く出現することなく
第4図に示すように送信パルスTにつづいて欠陥エコー
Fおよび底面エコーBが出現するのみで、欠陥エコーF
を表面エコーS、、S、等と誤認する心配はなくなった
。さらに前記第10図と同様の丸棒のような曲率を有す
る被検体を探傷する場合でも、第5図(a) 、 (b
) 、 (c)に示すように欠陥10を有する丸棒9′
に対して分割形垂直探触子を当接すると、第5図(a)
では送信用振動子1の当接面1aの中心部のみが接触し
ているようにみえるが、実際は第5図(b)で明らかな
ように、送信用振動子1の当接面1aおよび受信用振動
子2の当接面2aとも接触媒質を介して多少の幅を持つ
帯状に接触し、超音波の送・受が可能であるから第2図
で説明したと同じ斜線で示す範囲の欠陥検出可能範囲が
でき探傷することができる。
なお図示していないが、ケース3上の接栓6付近に両振
動子1.2に対する送信と受信の切換スイッチを設け、
その切り換えを、送信用振動子1を受信用に、反対に受
信用振動子2を送信用に相互変換でき、また両振動子1
,2を同時に送信用に、または受信用のいずれかに変換
できるようになっているから、両振動子1.2を送信か
受信のいずれかに同時に切り換えた場合には、送信用ま
たは受信用の通常の1探触子の非分割形垂直探触子とし
て超音波ビームのエネルギレベルを上げた状態で使用す
ることが可能である。このため探傷面に近い距離から底
面の遠距離に至る広範囲を1つの探触子でほぼ同時に連
続して探傷することができる。
前記説明は両振動子1.2の平面積がいずれも任意の場
合についてしたが、送信用と受信用の各振動子1.2を
同一面積に構成すると、超音波ビームの送受のエネルギ
が一定となり受信効率が向上する効果がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、分割された振動子が、ケ
ース内に音響分割面を介して配設されている分割形垂直
探触子において、振動子が同心円状に円形の中心部とそ
の外周部とに分割され、その分割された各振動子の被検
体への当接面が、前記ケースの底面に、リング状の音響
分割面を介して同一平面状に配設されるように構成した
から、1つの分割形垂直探触子で探傷面の近距離および
遠距離の探傷を可能にし、通常の5非分割形垂直探触子
としても使用することができ、分割形と非分割形の両方
の機能を併有することができる実用上顕著な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は本発明の詳細な説明図で、第1図
(a)は構造の概略説明用側断面図、第1図(b)は第
1図(a)のI (b)矢視図、第2図は被検体に対す
る超音波の入射および反射の状況説明図、第3図は第2
図の場合における音圧分布を示すグラフ、第4図は欠陥
を有する被検体の探傷とそのエコーパターンとの関連を
示す図、第5図は丸棒材に対する探傷例で、第5図(b
)は第5図(a)のV (b)矢視図、第5図(c、)
は第5図(a)のV (c)矢視図である。 第6図ないし第10図は従来の分割形垂直探触子の説明
図で、第6図(a)は構造概略説明用側断面図′、第6
図(b)は第6図(a)のVl(b)矢視図、第7図は
被検体に対する超音波の入射および反射の状況説明図、
第8図は第7図の場合の音圧分布を示すグラフ、第9図
は欠陥を有する被検体の探傷とそのエコーパターンとの
関連を示す図、第10図は丸棒材の探傷例で、第10図
(h)は第10図の(a)のX (b)矢視図、第10
図(c)は第10図(a)のX (c)矢視図である。 1.11・・・送信用の振動子、2.12・・・受信用
の振動子、3,13・・・ケース、4.14・・・音響
分割面、5゜15・・・ダンパ、9,9′・・・被検体
、19・・・遅延材。 特許出願人  日立建機株式会社 代理人 弁理士  秋 本 正 実 第1図 (a) (b) 第2図 第3図 ビームFl!%−程  (x) 第5図 (Q)                      
    (b)Vcb)+−’ (C) (b) 第7図 第8図 ビーム銘I至  (x) 第9図 T    S1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分割された振動子が、ケース内に音響分割面を介し
    て配設されている分割形垂直探触子において、振動子が
    、同心円状に円形の中心部とその外周部とに分割され、
    その分割された各振動子の被検体への当接面が、前記ケ
    ースの底面に、リング状の音響分割面を介して同一平面
    状に配設されていることを特徴とする分割形垂直探触子
    。 2、分割された各振動子の被検体への当接面の面積が、
    同一に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の分割形垂直探触子。 3、分割された各振動子が、送信用と受信用に相互にま
    た同時にいずれかに変換可能に切り換えられる切換スイ
    ッチを、ケース上に設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の分割形垂直探触子。
JP60242902A 1985-10-31 1985-10-31 分割形垂直探触子 Pending JPS62103568A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284428A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Nippon Steel Corp 非線形超音波による介在物検出方法及び装置
JP2016090583A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 ピエゾテック・エルエルシー ダウンホール環境の高周波検査

Citations (1)

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JPS5080185A (ja) * 1973-10-24 1975-06-30

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