JPS6193804A - 透析装置 - Google Patents
透析装置Info
- Publication number
- JPS6193804A JPS6193804A JP59214654A JP21465484A JPS6193804A JP S6193804 A JPS6193804 A JP S6193804A JP 59214654 A JP59214654 A JP 59214654A JP 21465484 A JP21465484 A JP 21465484A JP S6193804 A JPS6193804 A JP S6193804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow passage
- current density
- electrode
- flow path
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- Prior art date
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- Pending
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- External Artificial Organs (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、血液中から血清等を分離採取1゛るために用
いて好適な透析装置に関づる。
いて好適な透析装置に関づる。
[従来技術〕
従来、血液の分析を行うために、事前に血液から血清を
分離採取している。この分離の方法としては、遠心力を
用いた遠心法、各種化学反応を利用した凝集法、透析膜
を用いた透析法が利用されている。この透析法において
は、透析膜を間にして第1と第2の流路を形成し、該第
1の流路に血液を流し、第2の流路に、例えば、生理食
塩水を流すようにしている。その結果、該第1の流路を
流れる血液中の比較的粒子径の小さな血清成分は、該透
析膜を透過して第2の流路に流れ込み、生理食塩水と共
に採取され、この採取された血清成分は、所望の分析装
置によっで分析される。
分離採取している。この分離の方法としては、遠心力を
用いた遠心法、各種化学反応を利用した凝集法、透析膜
を用いた透析法が利用されている。この透析法において
は、透析膜を間にして第1と第2の流路を形成し、該第
1の流路に血液を流し、第2の流路に、例えば、生理食
塩水を流すようにしている。その結果、該第1の流路を
流れる血液中の比較的粒子径の小さな血清成分は、該透
析膜を透過して第2の流路に流れ込み、生理食塩水と共
に採取され、この採取された血清成分は、所望の分析装
置によっで分析される。
[発明が解決しようとJる問題点1
上述した透析膜は、微視的に見ると多数の微細径の透過
孔を有しており、この透過孔を比較的径の小さな血清粒
子が1過し、第2の流路に流れ込むわけであるが、該孔
には、比較的径の大きな細胞A5血球が付着し、短時間
の間に該透析膜の目詰りが発生する。当然のことながら
、この目詰りが発生すると、該透析膜による血清等の透
過能が極端に悪化する。
孔を有しており、この透過孔を比較的径の小さな血清粒
子が1過し、第2の流路に流れ込むわけであるが、該孔
には、比較的径の大きな細胞A5血球が付着し、短時間
の間に該透析膜の目詰りが発生する。当然のことながら
、この目詰りが発生すると、該透析膜による血清等の透
過能が極端に悪化する。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、透析膜
の目詰りを少なくし、分離採取すべき粒子に対して、長
時間に渡って高い透過能を維持することができる透析装
置を提供することを目的としている。
の目詰りを少なくし、分離採取すべき粒子に対して、長
時間に渡って高い透過能を維持することができる透析装
置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本発明に基づく透析装置は、第1の液が流される第1の
流路と、第2の液が流される第2の流路i と
、該第1と第2の流路の間に配置された透析膜と、該第
1の流路の壁部に設けられた第1の電極と、該第2の流
路の壁部に設けられた第2の電極と、該両電極間に電圧
を印加する手段とを備え、該電極の形状を一方の流路の
壁部近傍の電流密度が他方の流路の壁部近傍の電流密度
より高くなるように形成し、該電流密度の高い一方の流
路に被分離液を流すように構成したことを特徴としてい
る。
流路と、第2の液が流される第2の流路i と
、該第1と第2の流路の間に配置された透析膜と、該第
1の流路の壁部に設けられた第1の電極と、該第2の流
路の壁部に設けられた第2の電極と、該両電極間に電圧
を印加する手段とを備え、該電極の形状を一方の流路の
壁部近傍の電流密度が他方の流路の壁部近傍の電流密度
より高くなるように形成し、該電流密度の高い一方の流
路に被分離液を流すように構成したことを特徴としてい
る。
[作用]
透析膜を間に挟んだ第1と第2の流路の壁部夫々には電
極が配置され、両電極間には所望の電圧が印加される。
極が配置され、両電極間には所望の電圧が印加される。
その結果、該電極間には電流が流れるが、第1の流路の
壁部近傍9電流密度は、該第2の流路の壁部の電流密度
に比べて高くされている。ここで、細胞、血球等の誘電
物質粒子は分極するが、この分極した粒子はTi流の流
れる向きには関係なく、電流密度の高い部分へ移動する
ことから、透析膜から離れる方向に移動し、結果として
細胞、血球等の比較的大きな粒子が透析膜に付着して目
詰りを発生させる恐れは極めて少なくなる。
壁部近傍9電流密度は、該第2の流路の壁部の電流密度
に比べて高くされている。ここで、細胞、血球等の誘電
物質粒子は分極するが、この分極した粒子はTi流の流
れる向きには関係なく、電流密度の高い部分へ移動する
ことから、透析膜から離れる方向に移動し、結果として
細胞、血球等の比較的大きな粒子が透析膜に付着して目
詰りを発生させる恐れは極めて少なくなる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を添附図面に基づいて詳述りる°
。
。
第1図は本発明の一実施例を示しており、第2図は第1
図の装置の△−AIIIFi面図である。図中1は第1
のベース部材、2は第2のベース部材であり、両部材共
に絶縁材料にて形成され、更に、その断面形状は、両端
部を除きコの字状に形成されている。該両部材1,2は
重ね合されており、その間には透析膜3が配置されてい
る。該第1のベース部材1の両端部近傍には開口4.5
が穿たれており、図示していないが該開口4は血液供給
源に接続され、該開口5は廃液槽に接続されている。
図の装置の△−AIIIFi面図である。図中1は第1
のベース部材、2は第2のベース部材であり、両部材共
に絶縁材料にて形成され、更に、その断面形状は、両端
部を除きコの字状に形成されている。該両部材1,2は
重ね合されており、その間には透析膜3が配置されてい
る。該第1のベース部材1の両端部近傍には開口4.5
が穿たれており、図示していないが該開口4は血液供給
源に接続され、該開口5は廃液槽に接続されている。
該第2のベース部材2の両端部近傍には開口6゜7が穿
たれており、図示していないが該開口6は生理食塩水供
給源に接続され、該聞ロアは透析液採取管に接続されて
いる。該第1のベース部材1には櫛状の第1の電極8が
取付けられているが、該電極8の多数の櫛の刃部9の間
には絶縁部材10が理められている。該第2のベース部
材2には、平板状の電極11が取付けられており、該第
1と■2の電極8.11の間には、電源12から所望の
電圧が印加されている。尚、13は液もれを防ぐための
シール部材である。
たれており、図示していないが該開口6は生理食塩水供
給源に接続され、該聞ロアは透析液採取管に接続されて
いる。該第1のベース部材1には櫛状の第1の電極8が
取付けられているが、該電極8の多数の櫛の刃部9の間
には絶縁部材10が理められている。該第2のベース部
材2には、平板状の電極11が取付けられており、該第
1と■2の電極8.11の間には、電源12から所望の
電圧が印加されている。尚、13は液もれを防ぐための
シール部材である。
上述した如き構成において、開口4から第1のベース部
材1と透析膜3によって囲まれた第1の流路Aに血液が
流され、開口6から第2のベース部材2と透析膜3によ
って囲まれた第2の流路Bに生理食塩水が流される。該
第1の流路A内の血液の内、径の小さな血清粒子等は該
透析膜の微細孔を透過して第2の流路Bに入り込み、食
塩水と共に開ロアから透析液採取管に採取される。ここ
で、該電極8と11の間に電源12から電圧が印加され
ると、例えば、電極11から電極8に電流が流れる。第
3図は第1の流路Aと第2の流路Bの拡大図であり、図
中の細線は電流富度分布を示している。この第3図に示
したように、第1の電極8の価の刃部9の先端部分の¥
i電流密度非常に高く、それに対して、第2の電極11
の表面近傍の電流密度は低くなる。該第1と第2の電極
8゜11の間の電圧の印加によって該第1の流路Aを流
れる粒子の内、細胞や血球等の誘電物質粒子14は分極
する。該分極した粒子14はより高い電流密度の部分に
引き寄せられることから、該粒子14は、第1の流路A
中の第1のベース部材1により接近した部分、すなわち
、透析膜3からより離れた部分を流されることになり、
該透析膜3へ付¥:Jする径の大きな粒子は極端に少な
くなり、該透析膜の目詰りは防止される。
材1と透析膜3によって囲まれた第1の流路Aに血液が
流され、開口6から第2のベース部材2と透析膜3によ
って囲まれた第2の流路Bに生理食塩水が流される。該
第1の流路A内の血液の内、径の小さな血清粒子等は該
透析膜の微細孔を透過して第2の流路Bに入り込み、食
塩水と共に開ロアから透析液採取管に採取される。ここ
で、該電極8と11の間に電源12から電圧が印加され
ると、例えば、電極11から電極8に電流が流れる。第
3図は第1の流路Aと第2の流路Bの拡大図であり、図
中の細線は電流富度分布を示している。この第3図に示
したように、第1の電極8の価の刃部9の先端部分の¥
i電流密度非常に高く、それに対して、第2の電極11
の表面近傍の電流密度は低くなる。該第1と第2の電極
8゜11の間の電圧の印加によって該第1の流路Aを流
れる粒子の内、細胞や血球等の誘電物質粒子14は分極
する。該分極した粒子14はより高い電流密度の部分に
引き寄せられることから、該粒子14は、第1の流路A
中の第1のベース部材1により接近した部分、すなわち
、透析膜3からより離れた部分を流されることになり、
該透析膜3へ付¥:Jする径の大きな粒子は極端に少な
くなり、該透析膜の目詰りは防止される。
以上本発明の一実施例を説明したが、本発明はこの実施
例に限定されず、幾多の変形が可能である。例えば、第
2の流路に生理食塩水を流したが、第2の流路に試薬を
流し、この第2の流路中で透析膜を透析してきた成分と
該試薬とを反応させ、その反応液を比色計に導くように
構成しても良い。
例に限定されず、幾多の変形が可能である。例えば、第
2の流路に生理食塩水を流したが、第2の流路に試薬を
流し、この第2の流路中で透析膜を透析してきた成分と
該試薬とを反応させ、その反応液を比色計に導くように
構成しても良い。
又、両電極に印加する電圧の極性を切換え得るように構
成すれば、陰イオン物質と陽イオン物質とを選択的に取
り出すことができる。更に、両fti IMの形状は、
第1の流路と第2の流路の電流密度分布を相異させるこ
とができれば、櫛状、平板状に限定されない。例えば、
第1の電極は相互に導通した多数の組状電極であっても
良い。そして、この発明において流路の形状には特徴が
なく、流路の形状は直線状以外に、螺旋状、リング状等
であっても良い。更に又、本発明の被分離液は血液に限
定されず、他の液の分離にも本発明を適用することがで
きる。
成すれば、陰イオン物質と陽イオン物質とを選択的に取
り出すことができる。更に、両fti IMの形状は、
第1の流路と第2の流路の電流密度分布を相異させるこ
とができれば、櫛状、平板状に限定されない。例えば、
第1の電極は相互に導通した多数の組状電極であっても
良い。そして、この発明において流路の形状には特徴が
なく、流路の形状は直線状以外に、螺旋状、リング状等
であっても良い。更に又、本発明の被分離液は血液に限
定されず、他の液の分離にも本発明を適用することがで
きる。
[効果]
以上詳述した如く、本発明においては、比較的大きな径
の誘電物質粒子を透析膜から離れた流路の壁部に移動さ
Uることができるため、透析膜の目詰りを防止でき、長
時間に渡って分離能の優れた透析装置を提供することが
できる。
の誘電物質粒子を透析膜から離れた流路の壁部に移動さ
Uることができるため、透析膜の目詰りを防止でき、長
時間に渡って分離能の優れた透析装置を提供することが
できる。
第1図は本発明の一実施例を承り図、第2図は第1図の
装置のA−A断面図、第3図は第1図の装置の要部を拡
大した図である。 1.2・・・ベース部材 3・・・透析膜 4.5.6.7・・・開口 8、11・・・電極 12・・・電源
装置のA−A断面図、第3図は第1図の装置の要部を拡
大した図である。 1.2・・・ベース部材 3・・・透析膜 4.5.6.7・・・開口 8、11・・・電極 12・・・電源
Claims (4)
- (1)第1の液が流される第1の流路と、第2の液が流
される第2の流路と、該第1と第2の流路の間に配置さ
れた透析膜と、該第1の流路の壁部に設けられた第1の
電極と、該第2の流路の壁部に設けられた第2の電極と
、該両電極間に電圧を印加する手段とを備え、該電極の
形状を一方の流路の壁部近傍の電流密度が他方の流路の
壁部近傍の電流密度より高くなるように形成し、該電流
密度の高い一方の流路に被分離液を流すように構成した
透析装置。 - (2)該一方の流路に被分離液を流し、他方の流路に生
理食塩水を流すようにした特許請求の範囲第1項記載の
透析装置。 - (3)該一方の流路に被分離液を流し、他方の流路に反
応試薬を流すようにした特許請求の範囲第1項記載の透
析装置。 - (4)該両電極に印加する電圧の極性を切換えることが
できる特許請求の範囲第1〜3項記載の透析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59214654A JPS6193804A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | 透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59214654A JPS6193804A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | 透析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193804A true JPS6193804A (ja) | 1986-05-12 |
Family
ID=16659345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59214654A Pending JPS6193804A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | 透析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6193804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056323A (ja) * | 1998-12-23 | 2009-03-19 | Life Therapeutics Ltd | 血液に関連する透析および処理 |
CN116966359A (zh) * | 2023-07-28 | 2023-10-31 | 中国人民解放军陆军军医大学第二附属医院 | 一种血液透析管 |
-
1984
- 1984-10-13 JP JP59214654A patent/JPS6193804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056323A (ja) * | 1998-12-23 | 2009-03-19 | Life Therapeutics Ltd | 血液に関連する透析および処理 |
CN116966359A (zh) * | 2023-07-28 | 2023-10-31 | 中国人民解放军陆军军医大学第二附属医院 | 一种血液透析管 |
CN116966359B (zh) * | 2023-07-28 | 2024-06-11 | 中国人民解放军陆军军医大学第二附属医院 | 一种血液透析管 |
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