JPS6189396A - 紙の製造方法 - Google Patents
紙の製造方法Info
- Publication number
- JPS6189396A JPS6189396A JP20763384A JP20763384A JPS6189396A JP S6189396 A JPS6189396 A JP S6189396A JP 20763384 A JP20763384 A JP 20763384A JP 20763384 A JP20763384 A JP 20763384A JP S6189396 A JPS6189396 A JP S6189396A
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- JP
- Japan
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- paper
- slime
- water
- producing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(A)産業上の利用分野
本発明は、紙の製造方法に関する。特にスライム障害を
抑制し、汚点の少ない紙の製造方法に関するものである
。
抑制し、汚点の少ない紙の製造方法に関するものである
。
(B)従来技術
紙の製造は、バルブ繊維を各種薬品と共に水中に分散し
て、この懸濁液を長網や円網で抄き上げ乾燥して得られ
る。その為、分散媒として水を多量に使用している。さ
らに、抄紙工程白水中では微生物が繁殖し、微生物やそ
の代謝産物などが凝集して、粘性泥状物であるいわゆる
スライムを生゛成する。これがある大きさに成長すると
、紙料中に混入して汚点、ボロ、ピンホールあるいは、
目玉等、製品紙質を損う結果をもたらし、更には紙切れ
や、装置の汚れ及び悪臭の発生等の障害を起こし、品質
上、操業上に重大な影響を及ぼすこととなる。更に、近
年、省資源の為、フローをクローズド化し一旦使用した
水を繰り返し使用する製紙メーカーが多くなりたことや
、最近、紙の長期保存性を改良する為、中性抄紙への移
行が多くなったこと等によシ、スライム障害は各表紙メ
ーカーの深刻な問題となっている。
て、この懸濁液を長網や円網で抄き上げ乾燥して得られ
る。その為、分散媒として水を多量に使用している。さ
らに、抄紙工程白水中では微生物が繁殖し、微生物やそ
の代謝産物などが凝集して、粘性泥状物であるいわゆる
スライムを生゛成する。これがある大きさに成長すると
、紙料中に混入して汚点、ボロ、ピンホールあるいは、
目玉等、製品紙質を損う結果をもたらし、更には紙切れ
や、装置の汚れ及び悪臭の発生等の障害を起こし、品質
上、操業上に重大な影響を及ぼすこととなる。更に、近
年、省資源の為、フローをクローズド化し一旦使用した
水を繰り返し使用する製紙メーカーが多くなりたことや
、最近、紙の長期保存性を改良する為、中性抄紙への移
行が多くなったこと等によシ、スライム障害は各表紙メ
ーカーの深刻な問題となっている。
抄紙工橿白水中の微生物のスライム障害を防止する方法
として、スライムコントロール剤によル殺菌があり、現
在では、有機系窒素・イオウ・ハロゲン化合物等各種の
スライムコン)o−ル剤が市販されている。しかしなが
ら、これらは、スライムを生成する全ての菌種に対して
有効であるとは限らず、薬剤の選択と適用にあたりては
、サイズ剤や強度剤等との相互作用や製品の品質に対す
る影響の有無を確認する必要があり、特に写真用支持体
となるべき紙の製造に於いては、乳剤との相互作用の有
無も確認する必要がある。
として、スライムコントロール剤によル殺菌があり、現
在では、有機系窒素・イオウ・ハロゲン化合物等各種の
スライムコン)o−ル剤が市販されている。しかしなが
ら、これらは、スライムを生成する全ての菌種に対して
有効であるとは限らず、薬剤の選択と適用にあたりては
、サイズ剤や強度剤等との相互作用や製品の品質に対す
る影響の有無を確認する必要があり、特に写真用支持体
となるべき紙の製造に於いては、乳剤との相互作用の有
無も確認する必要がある。
更に、同一スライムコントロール剤を数ケ月間使用して
いると、菌に抗力や耐性が生じ、効果が薄れ添加量の増
量や新種のスライムコントo−ル剤を捜す等の不断の検
討を強いられ非常な労力が必要となる欠点がある。
いると、菌に抗力や耐性が生じ、効果が薄れ添加量の増
量や新種のスライムコントo−ル剤を捜す等の不断の検
討を強いられ非常な労力が必要となる欠点がある。
また、二酸化塩素、塩素等も殺菌作用を有することが知
られておム一部の製紙メーカーで使用されている。しか
し、二酸化塩素や塩素を使用するとその漂白作用や消雷
光作用により、紙の色調が変化し易く、また、その残留
分によりサイズ剤の効果が低下し易込という欠点がある
。また、二酸化塩素や塩素を高濃度あるいけ長期間使用
すると抄紙設備の接液部にサビを生じ好ましくなく、特
に、紙が写真用支持体の場合は、製品の品質を著しく損
ねてしまう欠点がある。
られておム一部の製紙メーカーで使用されている。しか
し、二酸化塩素や塩素を使用するとその漂白作用や消雷
光作用により、紙の色調が変化し易く、また、その残留
分によりサイズ剤の効果が低下し易込という欠点がある
。また、二酸化塩素や塩素を高濃度あるいけ長期間使用
すると抄紙設備の接液部にサビを生じ好ましくなく、特
に、紙が写真用支持体の場合は、製品の品質を著しく損
ねてしまう欠点がある。
しかも、製品の品質を損ねない程変の添加濃度ではスラ
イム生成菌の殺菌効果はほとんど得られない。
イム生成菌の殺菌効果はほとんど得られない。
(Q 発明の目的
本発明の目的は、紙の製造におけるスライム障害を抑制
し、汚点の少い紙を製造することKある。
し、汚点の少い紙を製造することKある。
更に製品の色相やサイズ性低下及び設備にサビの発生も
誘発せずあらゆるスライム生成菌に対して殺菌効果を有
し菌に抗力を生じさせることなく永久的に使用できるス
ライムコントロール剤法に、ちる。特に紙が写真用支持
体に使用される場合であヮてもなんらハロゲン化銀写真
乳剤に影響を与えることのないスライムコントa−歩方
法にある。
誘発せずあらゆるスライム生成菌に対して殺菌効果を有
し菌に抗力を生じさせることなく永久的に使用できるス
ライムコントロール剤法に、ちる。特に紙が写真用支持
体に使用される場合であヮてもなんらハロゲン化銀写真
乳剤に影響を与えることのないスライムコントa−歩方
法にある。
(D) 発明の構成
本発明は、紙を抄造する際に使用する用水及イ又は白水
が紫外線により照射処理されていることを使用する紙の
製造方法である。
が紫外線により照射処理されていることを使用する紙の
製造方法である。
本発明で用いられる紫外線は400nm以下の波長であ
れば良く、水銀灯、低圧水銀灯、化学用蛍光灯などが用
いられる。好ましくは、水銀共鳴線253.7nmを効
率よく発する低圧水銀灯である。
れば良く、水銀灯、低圧水銀灯、化学用蛍光灯などが用
いられる。好ましくは、水銀共鳴線253.7nmを効
率よく発する低圧水銀灯である。
また紫外線照射後のスライム生成菌数を104個/―以
下にすることが良い。更にスライム生成菌数を10個/
ml以下にすると特に好ましい。
下にすることが良い。更にスライム生成菌数を10個/
ml以下にすると特に好ましい。
紫外線の照射方法は連続照射でも間欠照射でも良いが、
用水中及び/又は白水中のスライム生成菌数を104個
/ml以下になるように照射することが好ましい。
用水中及び/又は白水中のスライム生成菌数を104個
/ml以下になるように照射することが好ましい。
本発明で製造される紙は通常天然パルプを主体にしたパ
ルプが用いられるが必要に応じて、合成パルプ、合成繊
維などを単独でも、天然パルプと混合したものでも良い
。また、紙にはサイズ剤、強度剤、蛍光剤、染料、填料
、帯電防止剤などを必要に応じて単独又は併用して含有
せしめることができる。更に抄紙PHは中性系、酸性系
いずれであっても良い。紫外線照射は、薬品を使用しな
いので排水等における公害の心配がなく工業上の有用性
は極めて高いものであり、ランニングコストもスライム
コントロール剤に較べても充分安価である。
ルプが用いられるが必要に応じて、合成パルプ、合成繊
維などを単独でも、天然パルプと混合したものでも良い
。また、紙にはサイズ剤、強度剤、蛍光剤、染料、填料
、帯電防止剤などを必要に応じて単独又は併用して含有
せしめることができる。更に抄紙PHは中性系、酸性系
いずれであっても良い。紫外線照射は、薬品を使用しな
いので排水等における公害の心配がなく工業上の有用性
は極めて高いものであり、ランニングコストもスライム
コントロール剤に較べても充分安価である。
尚、本発明の実施にあたりて公知のスライムコントロー
ル剤を併用することもできる。
ル剤を併用することもできる。
(紳 実施例
以下、本発明を実施例により、更に説明するがこれによ
り、本発明は限定されるものではない。
り、本発明は限定されるものではない。
実施例
中性抄紙系の抄紙機の白水系路に各司紫外線発生ランプ
を取シ付は一部照射量を変化させた。
を取シ付は一部照射量を変化させた。
比較上して、スライムコントロール剤マたIdc1o2
を同白水系路内に添加し、添加量を変化させた。
を同白水系路内に添加し、添加量を変化させた。
この白水系統の白水1−中に含まれる菌数は未処理の状
態で、5×10s個であった。
態で、5×10s個であった。
結果を表に示す。
生菌数の測定はrJIs−KOIOI工業用水試験方法
」に準じて行った。
」に準じて行った。
白水r滅菌水で稀釈し、この一定tvベトリ皿に採り、
浴解した標準寒天培地?注入し、混和。
浴解した標準寒天培地?注入し、混和。
平板状に固化させた。恒温槽内(36±1℃)で24±
2時間培養後1発生した集落数7数え、白水Irnt中
の個数に換算した。
2時間培養後1発生した集落数7数え、白水Irnt中
の個数に換算した。
実施例中、2ケ月間使用後の生菌倍数とは、2ケ月間1
更用後の生菌数?、使用初期の生菌数で除した値であり
、数値が大きい程、スライム生成菌が抗力r生じている
こと?意味する。また、2ケ月間匣用後の、紙中の汚点
とは、スライムによる紙試料中の汚点r検出し良計数値
であり、数値が大きい程、スライムによる影響が出てい
ることt意味する。
更用後の生菌数?、使用初期の生菌数で除した値であり
、数値が大きい程、スライム生成菌が抗力r生じている
こと?意味する。また、2ケ月間匣用後の、紙中の汚点
とは、スライムによる紙試料中の汚点r検出し良計数値
であり、数値が大きい程、スライムによる影響が出てい
ることt意味する。
白色度は紙試料r作成し[紙及びパルプの)・/ター白
色度試験法(JIS−P−8122)J に準じて測定
した。サイズ性は紙試料を作成し[TAPPI標準試験
法(T−44/m−60)のコブサイズ度試験法に準じ
て行った。
色度試験法(JIS−P−8122)J に準じて測定
した。サイズ性は紙試料を作成し[TAPPI標準試験
法(T−44/m−60)のコブサイズ度試験法に準じ
て行った。
腐蝕性の有無は各処理条件下の白水7pH7、温度30
℃に保ち、軟鋼プレーH!−6ケ月間浸漬しその1廠減
少のM無kvAべた。
℃に保ち、軟鋼プレーH!−6ケ月間浸漬しその1廠減
少のM無kvAべた。
写真障害の有無は各紙試料に白黒用塩化鐵乳刑を塗布、
乾燥し、その後、加湿処理7行い、未露光の筐ま現像処
理忙行った。そして被りの発生有無により、+lJ定し
た。
乾燥し、その後、加湿処理7行い、未露光の筐ま現像処
理忙行った。そして被りの発生有無により、+lJ定し
た。
(ト)発明の効果
表の結果に見られる如く1紙の製造に於ける用水または
白水?葉外線照射することにより−あらゆるスライム生
成菌に対して殺菌効果が得られ。
白水?葉外線照射することにより−あらゆるスライム生
成菌に対して殺菌効果が得られ。
菌に抗力勿生じさせることなく、永久的に丈用出来、そ
して製品の色相やサイズ性低下及びサビの発生等r誘発
せず、しかも銀塩乳剤適性を備えたスライムコントロー
ルを行うことができる。
して製品の色相やサイズ性低下及びサビの発生等r誘発
せず、しかも銀塩乳剤適性を備えたスライムコントロー
ルを行うことができる。
□
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、紙を製造する際に使用する用水及び/又は白水が紫
外線により、照射処理されていることを特徴とする紙の
製造方法。 2、低圧水銀灯から発生する紫外線を使用する特許請求
の範囲第1項記載の紙の製造方法。 3、紫外線照射処理により用水中及び/又は白水中のス
ライム生成菌の数を10^4個/ml以下にする特許請
求の範囲第1項記載の紙の製造方法。 4、用水中及び/又は白水中のスライム生成菌の数が1
0^8個/ml以下である特許請求の範囲第3項記載の
紙の製造方法。 5、紙が写真用支持体である特許請求の範囲第1項記載
の紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20763384A JPS6189396A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20763384A JPS6189396A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 紙の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6189396A true JPS6189396A (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=16543023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20763384A Pending JPS6189396A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 紙の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6189396A (ja) |
-
1984
- 1984-10-02 JP JP20763384A patent/JPS6189396A/ja active Pending
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