JPS6188463A - マトリツクス形燃料電池の内部漏気量測定方法 - Google Patents

マトリツクス形燃料電池の内部漏気量測定方法

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JPS6188463A
JPS6188463A JP59210665A JP21066584A JPS6188463A JP S6188463 A JPS6188463 A JP S6188463A JP 59210665 A JP59210665 A JP 59210665A JP 21066584 A JP21066584 A JP 21066584A JP S6188463 A JPS6188463 A JP S6188463A
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reaction gas
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Tadashi Komatsu
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Fuji Electric Co Ltd
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    • H01M8/04089Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明はマトリックス形燃料電池、すなわち電解液を保
持する多孔性のマトリックス層と、該マトリックス層に
接してその一方側に配設された燃料ガス電極石と、他方
の側に配設された酸化ガス電極層とを含む電池であって
、各を極層の反マトリックス層側にそれぞれ反応ガスを
供給するように該反応ガスが内部に通流される反応ガス
ごとに互いに分離された2個の反応ガス区画に内部空間
が分割された燃料電池の内部において前記マトリックス
層を介して反応ガスが反応ガス区画の一方から他方に向
けて漏気する量を測定する方法に関する。
【従来技術とその問題点】
上記のようなマトリックス形燃料電池は、周知のように
実用的な大容量電池として将来性が属目され、その開発
と実用化が鋭意図られつつあるものであるが、いわゆる
自由電解液形の燃料電池と異なり、電解液たとえばりん
酸が多孔性のマトリックス層内に保持された形で電池の
内部に分散して封じ込まれており、その保持量の管理が
厄介な問題点がある。かかる封し込まれた電解液ないし
はその中に含有されている電解質は、電池の運転継続に
つれて微量ずつではあるが反応ガスとともに電池外に持
ち出されて、その保持量が減少して行く傾向がある。と
くに電解質がりん酸である場合には、電池の発電作用と
ともに発生する反応生成水分中に溶は込みやすく、いわ
ゆるミストの形で反応ガスとともに電池外に逸出しやす
い。 これを第2図を用いて説明する。第2図はいわゆるリブ
つきセパレータ板構造のマトリックス形燃料電池の単電
池2個を積層した状態が示されている。電解液は多孔性
のマトリックス層1に保持されていて、この両面にそれ
ぞれ接していずれもガス拡散性の燃料ガス電極層2と、
112化ガス電極層3とが配設されており、さらにそれ
らを両側から挟むように互いに直交する多数の平行溝4
a、 4bを両面に備えたガス非拡散性のセパレータ板
4が配設されている。燃料ガスFは溝4a内を、酸化ガ
スAは溝4b内をそれぞれ通流されて、両電極層2゜3
にその反セパレータ側から供給される。電解液はマトリ
ックス層1から両電極層2.3内に滲出しており、該電
極層内ではこれによる三相共存条件下で発電作用が営ま
れる。この発電作用に伴って発生する反応生成水分は電
極層2,3から溝4a。 4bを介して反応ガスA、Fとともに電池外に排出され
るが、これに伴って電解質も前述のように微量ずつ電池
外に持ち出される。 電解質のマトリックスミt内の保持量が極端に減少する
と、前述の三相共存条件がくずれて電池の発電作用が低
下するに至るが、そこまでに至らなくても、元来電解液
が燃料、酸化両反応ガスの分離の役目をも兼ねているの
で、反応ガスの一方から他方への内部漏気が生じやすく
なる0反応ガスの一方が他方に漏気すると電tie内で
発電作用に貢献しない燃焼反応が生じて電池の発電効率
を低下させ、またその際の局部発熱量によって電極層を
劣化させる。さらに内部漏気量が増えると電池内にいわ
ゆる爆鳴気が生成されることになり、爆発事故のおそれ
も生じる。 以上のような電解質の逸出問題を解決すべく、電解質の
連続的ないしは間欠的な補給手段が講しられるが、電解
質を過剰に補給すると@述の三相共存条件がくずれて発
電能力が低下するほか、電解質の逸出量が増加して反応
ガスの排出配管系統に腐食などの付帯的な問題が生じて
くる。従って電解質の補給は適度にすることが必要であ
り、このためにはマトリックス層を介する反応ガスの内
部漏気状態をできるだけ正確に把握する必要がある。 以上説明したように、反応ガスの内部漏気、いわゆるク
ロスオーバの状態把握は、爆鳴気形成のような危険の防
止上、また電解液の適正補給の上で重要であるが、従来
から確実な内部漏気量の測定手段は知られていない、公
知の最も簡単な手段では、燃料ガスが水素を含む場合に
酸化ガス例えば空気の排出ガス中に含まれる内部漏気に
基づ(水素の濃度を検出する。この場合の水素の検出は
かなり鋭敏に行われうるが、実験結果によれば水素の内
部漏気量が少ない場合には、酸化ガス電(5層内で酸素
と反応してしまうので排出酸化ガスから水素は検出され
ない、従ってこの公知手段は、JyJ鳴気形成の予防と
しては有効であり得ても、電解質の適正補給に必要な精
度で内部漏気量を検出する上では充分でない。 別の公知手段(特開昭58−94767号参照)では、
炭酸ガスの内部1気が検出される。この例では、第3図
に示すように前述のマトリックスff1l、燃料ガス電
極層2.酸化ガス電極層3を含む燃料電池10の内部は
燃料ガス区画6と酸化ガス区画7とに二分され、さらに
これらを囲んで窒素などの不活性ガスNが満たされた密
閉容器8が設けられ、該不活性ガスNの圧力よりも両反
応ガス区画6゜7内の圧力がそれぞれ若干低くなるよう
、差圧検出器11.12の検出出力により導出弁13.
14がそれぞれ制御される。燃料ガス区画6に導入され
る燃料ガスFとしての改質水素ガスは水素のほかに数十
パーセント程度の炭酸ガスを含んでおり、もしマトリフ
クス11を介する内部漏気があれば、この炭酸ガスが酸
化ガス区画7に漏出してそれからの導出ガスEA中に含
有されるので、ガス分析器15によって検出される。な
お、この公知技術では燃料ガスF中の水素の方が酸化ガ
スAとしての空気中の酸素よりも分子量が小で内部漏気
しやすいために、前述の炭酸ガスの漏気方向とは逆に燃
料ガス区画6内の圧力が酸化ガス区画7内の圧力よりも
僅かに低くなるように圧力制御される。この公知手段に
おいても、導出酸化ガスE^中の炭酸ガス量は赤外線法
などによるガス分析器15によりかなり鋭敏に検出でh
、密閉容器8内の封入不活性ガスNと反応ガスF、Aと
の間の前述の差圧制御′nと相俟って燃料電池の運転安
全性を高めることができる。しかし、酸化ガスAとして
の空気には周知のように小量の炭酸ガスが常に含まれて
おり、この分の補正は当然可能ではあるがこれによって
漏気量検出の相対悪魔が若干影響されるのは否めないし
、もちろん空気中の炭酸ガス分をあらかじめ除去してお
くのは経済的でない、また、水素と炭酸ガスとは分子量
はかの特性もかなり異なり、炭酸ガスの漏気量が水素の
漏気量を正確に代表しうるちのとも断言し難い、この変
形として圧力のやや高い酸化ガス区画7から燃料ガス区
画6の方への空気中の窒素の漏気を検出する手段も考え
られるが、燃料ガスF中の窒素量が管理されている場合
は少なく、またガス分析器の感度の面でもあまり有利で
ない0以上のように、この公知技術ないしはその変形に
おいても、電池の運転の安全性確保の点では充分な性能
をもつものの、電解質補給のための尺度などの目的に小
量の内部潴気を精密に検出する性能については必ずしも
充分とはいえない。 また、このほかの公知技術としては、両反応ガス区画間
に若干の差圧を意識的にかけて水素の漏気量を測定する
ことが知られているが、測定時の安全確保のためには酸
化ガス区画側の反応ガスを窒素などの不活性ガスによっ
てあらか覗め置換しておく必要があり、正確に内部漏気
量を測定できるが電池の運転を一時停止しなければなら
ない欠点がある。
【発明の目的】
本発明は前述のような事情をふまえて、燃料電池の運転
を中断することなく高精度でかつ漏気を測定したいガス
成分に近い条件で測定することが可能なマトリックス形
燃料電池の内部漏気it測定方法を得ることを目的とす
る。
【発明の要点】
本発明によれば上述の目的は、冒頭記載の形式の燃料電
池の内部漏気量を測定するに際して、両反応ガスの含有
成分とは異なる組成をもちかつ前記両電極層に対して不
活性な試験用ガスを前記両反応ガス区画の内の一方に導
入される反応ガスに所定の濃度で混入し、両反応ガス区
画の内の他方から導出される反応ガス中の前記試験用ガ
スの濃度を測定し、該濃度測定値と、前記両反応ガス区
画のあいだの反応ガスの差圧値と、前記他方の反応ガス
区画から導出される反応ガスの流量とから前記内部漏気
量を測定することにより達成される。 上述のように、本発明方法においてはいずれの反応ガス
の含有成分とも異なる組成のガスを試験用ガスとして用
いる。りん酸を電解質とするマトリックス形燃料電池の
場合には、燃料ガスとじては水素と炭酸ガスを主成分と
する改質水素ガスが。 酸化ガスとしては窒素とM、素を主成分とする空気が用
いられるので、試験用ガスとしてはこれらの成分とは異
なるガス、例えばヘリウムなどの稀ガスが選択される。 また、この試験用ガスが燃料および酸化両ガス電極層に
対して活性を有する場合には、電極層内での反応により
少なくとも一部が消費されてしまって正しい内部漏気量
を測定できなくなるから、両電極層に対してネ活性なガ
スを試験用ガスとして用いる。さらに、内部漏気はマト
リックス層内の小孔を通じる華純な吹き抜は現象ではな
く、漏気量が小なときには電極層やマトリックス層内の
ガス拡散現象が支配的と考えられるので、試験用ガスの
分子の性状、とくに分子量ないしは原子量で代表される
分子の大きさが漏気量と関係してくる。従って、試験用
ガスの分子ないしは原子の性状は、漏気量を測定したい
反応ガス中の成分分子に近いものが望ましく、例えば燃
料ガス中の水素の漏気量を測定したい場合には、試験用
ガスとしてはヘリウムが分子量などの点から見て好適で
ある。このように試験用ガスを選択することにより、電
極層の活性や反応ガス中のガス成分により測定感度を影
響されずに、実際の内部漏気に近い状部での漏気量を測
定することができる。 測定手段としては、まず内部漏気量を測定したい成分ガ
スを含む一方の反応ガスに試験用ガスを所定濃度で混入
した上で電池に供給して電池内を通流させる。もちろん
、この際に電池は発電運転状態であって差支えないが、
測定精度を上げるには電池負荷を一定に、従って該反応
ガスの電池内の流量を一定にしておくのが望ましく、公
知のようにこのための流量制御は反応ガスの電池への導
入弁の開度を制御することによって行なう、内部漏気し
た試験用ガスの検出には、他方の反応ガスの電池からの
導出配管系にガス分析器を接続し、あるいは該導出系中
の反応ガスをサンプリングした上にガス分析する手段を
取ることができ、いずれにせよこれによって導出反応ガ
ス中の試験用ガスの濃度が測定される。また、内部漏気
量に関係する他の変数として他方の反応ガスの電池から
の導出流量が測定される。原理上は上述の測定濃度値と
この導出流量値の積が華位時間内の内部漏気量を示すこ
とになるのであるが、測定値に実際上の影響を及ぼし得
るもう一つの変数として燃料。 酸化再反応ガス区画の間の反応ガスの差圧値がある。実
験結果によれば、この差圧値がゼロである場合において
も、内部漏気は発生し得るのであるが、一方の反応ガス
の他方の反応ガスに対してもつ差圧値の正負に応じて測
定結果が増減する。従って、本発明方法においては、こ
の差圧値をも測定して、これに基づいて測定値を例えば
差圧がゼロの場合の内部漏気量に換算する。この換算係
数は、いわゆる検ffi線によって与えるのがよく、こ
の検量線は燃料電池の実機あるいはそれと同構成のモデ
ル電池について、所定の運転条件下で反応ガス間の差圧
を変化させて得た数点の測定結果から公知の手法に従っ
て引かれる。また、実地の測定にあたっては、この測定
中にあまり差圧が変動すると測定結果が整定せず測定誤
差も増えるので、差圧制御を行うのが望ましく、再反応
ガス区画間の差圧を例えば反応ガスの導出系側で測定し
て、この差圧が一定となるように一方ないしは双方の導
出系内の専出弁を開度制御するのがよい。
【発明の実施例】
以下、第1図を参照しながら本発明の詳細な説明する。 該第1図は本発明方法によりマトリックス形燃料電池の
内部1気量を測定するための関連装置の系統図であり、
第1図ないしは第2U!Jと共通部分には同一の符号が
付されている。なおこの図は燃料ガスFに試験用ガスT
Gが混入される例を示すものである。 方形の枠で模式的に示された燃料電池10は前述のマト
リックス層1.燃料ガス1tf12.酸化ガス電極層3
を含み、その内部が燃料ガス区画6と酸化ガス区画7で
示された2個の反応ガス区画に″′分割されている。燃
料ガスF1例えば水素と炭酸ガスを含む改質水素ガスは
導入弁21を介して燃料ガス区画6の入口マニホールド
6aに導入され、前述の溝4a中を図の右方に流れなが
ら燃料ガス電←ス層2に水素を供給する0発電作用に貢
献しなかった水素と残余の炭酸ガスとは導出燃料ガスE
Fとなって、出口マニホールド6bから導出弁23を介
して電池外に導出される。内部漏気量の測定にあたって
、溝4a内の燃料ガスの流量を一定にするには、導入弁
21を制御弁として構成し、図示しない燃料ガスの供給
流it検出器の検出信号により該制御弁を開度制御すれ
ばよい、この燃料ガス系に混入ないしは添加する試験用
ガスTG例えばヘリウムの供給源として試験用ガス源3
1例えばヘルウムガスボンベが備えられ、これから減圧
弁32.制御弁33および開閉弁34を介して電池への
燃料ガス導入系に試験用ガスが供給される。この例では
、燃料ガス導出系に流ffi検出器41が設けられてお
り、この検出器41からの流量信号を受ける試験用ガス
供給量調節器42は、その下方に示された制?11器4
7からの1度指定信号CSを受けて、前述の試験用ガス
供給系の制<’BB2S3操作して検出器41からの流
量信号とこの濃度指定信号CSとに比例した量のUn用
ガスTGを燃料ガスFに混入させるので、試験用ガスT
Gの濃度はγ1度指定信号により指定された値のγ1度
に調節される。もちろん流量検出器41は通常のように
燃料ガス専大系中に設けてもよい。 一方、酸化ガスA1例えば窒素と酸素とを主成分とする
空気は導入弁22を介して酸化ガス区画7の入口マニホ
ールド7aに3人され、a4b、出口マニホールド7b
を流れた後に導出弁24を介して導出酸化ガスEAとし
て電池外に導出される。この系についても、導入弁22
を開度制御して電池への酸化ガスの導入流量を一定に制
御するのが望ましい。 酸化ガス導出系には咳系内を流れる導出酸化ガスHAの
K N Q Aを測定するための流量検出器45と該導
出酸化ガスEA中の電池の内部漏気により漏出する試験
用ガスTGの濃度を検出するガス分析!S46が設けら
れ、それぞれその検出信号が前述の制御器47に送られ
る。 この系内の導出弁24は制御弁として構成され、差圧調
節器44により開度制御されて酸化ガス区画7の出口マ
ニホールド7b内のガス圧力を制御する。 差圧調節器44は、燃料、酸化前反応ガス区画6゜7間
の差圧を検出するための差圧検出器43からの浸出信号
と、制御器47からの差圧指定信号O5とを受け、該信
号DSを設定値とし、差圧検出器43からの信号を実際
値として、再反応ガス区画637間の差圧が差圧指定(
8号O5の設定値と等しくなるように導出弁24を制?
11操作する。この差圧指定信号DSは、容易にわかる
ように酸化ガス区画7内の圧力が燃料ガス区Wic内の
圧力よりも数1水柱程度低くなるように指定するのが内
部漏気量の検出感度を上げるために望ましいが、検出感
度で充分がある場合は逆に前者の圧力を後者の圧力より
も若干高目に選ぶ方が酸化ガス区画7内への水素の漏洩
を防止する上で望ましい、また差圧調節は酸化ガス系の
導出弁24側で行う必要はとくにはな(、もう一方の導
出弁23側でしてもよく、また両導出弁23.24で同
時に行ってもよい。 制御器47は例えばマイクロコンピュータとして構成す
ることができ、前述の差圧検出器43. KF!検出器
45.ガス分析器46からの検出信号値のほか、試験用
ガスの混入71度や再反応ガス区画間の差圧を設定する
設定器48からの設定値を受は入れ、かかる検出値や設
定値を記憶してこれらに基づき前述の゛濃度指定信号C
Sと差圧指定信号DSを発し、あるいは検出値に基づい
て必要な演算を行った上で表示器49に内部漏気量を直
接表示させる。設定器4日は例えばキーボードであって
、前述の検量綿のデータをこれから制御器47に人力し
て記憶させることができる。 実際の測定に当たっては、例えば燃料電池10が定格量
の発電運転をしている状態、従って導入弁21.22が
流量制御状態にあり、導出弁23.24が開゛の状態に
おいて、設定器4日から濃度指令値を入力し試験用ガス
供給系の減圧弁32と開閉弁34を開いて試験用ガスT
Gを所定濃度で燃料ガスFに混入する。ついで設定器4
8に差圧設定値を入力して、例えば酸化ガス区画7内の
圧力を燃料ガス区画6内の圧力よりも僅か高目に設定す
る。この状態で電池にもし内部漏気があればガス分析器
46が導出酸化ガスEA中の試験用ガスγ贋度を検出す
るので、制御器47はこの漏洩試験ガスイ店度検出値C
Tと流雇検量器45からの酸化ガス流量検出値QAとを
受けて乗算し、内部にあらかじめ記憶されている検量線
データによりこれを差圧ゼロに対応する値に換算した上
で表示器49に内部漏気1qLを表示させる。この内部
1気!iqLの表示値は最初時間とともに増大するが長
くても数分程度内に整定するので、この整定を待って内
部漏気MqLを読み取る。もし上述の差圧状態で内部漏
気量の表示が出ない場合には、念のため差圧設定器から
酸化ガス区画7内の圧力を燃料ガス区画6内の圧力より
若干低くなるように差圧値を設定し直して、内部漏気量
qLが表示されるか否かを見て、もし表示が出なければ
内部漏気量をゼロと判定し、表示が出ればその表示値を
内部漏気量とする。測定終了後は単に試験用ガス供給系
の減圧弁32と開閉弁34とを閉じればよい。 本発明方法は上述の実施例のほか種々の態様で実施をす
ることができる1例えば上の実施例では燃料ガスの方に
試験用ガスを混入する例を示したが、逆に酸化ガスの方
に試験用ガスを混入して酸化ガス中の酸素の内部漏気量
を測定することができ、これに応して流量検出器45.
ガス分析器46を燃料ガスの導出系に設けるようにすれ
ばよい、また、測定に用いられる試験用ガスの種類ない
しは組成も、なにも前述のヘリウムに限らず要は内部漏
気量を測定したい反応ガス中のガス成分と漏気特性とく
に拡散特性が近似なガスを選定し、かつ該試験用ガスが
ガス分析器により高い感度で検出できればよい0本発明
方法を通用できる対象としては、第2図に例示したよう
なリブつきセパレータ板構造に限らず、公知のリブつき
電極板構造などのマトリンジス形燃料電池に広く適用で
きる。 また、上記の実施例では試験用ガスを測定のあいだ定常
的に一方の反応ガスに混入する例を示したが、試験用ガ
スの混入ないし添加はこれに限らず短時間内にスポット
的に行うようにしてもよい。 この場合には他方の反応ガスの導出系から測定される内
部漏気量は時間とともになだらかに変化する山状の関数
となるが、その積分値やピーク値を取れば精度は説明し
た例より若干低くはなるが、かなり正確に内部漏気量を
かかる測定値から推定することが可能で、ヘリウムなど
の比較的高価なガスを試験用ガスとして用いる場合に経
済的に有利である。
【発明の効果】
上に説明したとおり本発明方法においては、内部漏気を
検出するために一方の反応ガスに混入ないしは添加する
試験用ガスをいずれの反応ガス中の含有成分とも異なる
組成をもち、かついずれの電へ層にたいしても不活性な
ものを選定するようにしたので、従来技術におけるよう
に反応ガス中にもともと含まれうるガス成分により測定
感度が影響されるようなことがなく、また電極層のもつ
活性によっても測定感度が影響されることがない。 また、試験用ガスの種類ないしは組成を内部漏気を測定
したい反応ガス中の成分と分子量などの特性上近いもの
に選定すれば、燃料電池内の実際の内部漏気にほぼ完全
に同一の条件下で漏気量を正確に把握することができる
。 また、内部漏気量を他方の反応ガス側に漏気した試験用
ガスの濃度と該他方の反応ガスの流星との積として決定
するだけでなく、燃料および酸化再反応ガス区画間に測
定時に掛かる差圧を検出して、該差圧値によって内部漏
気量を補正するようにしたので、測定結果が測定時の条
件によって左右されることが少なくなり、正確な漏気量
が得られる特長がある。また、この補正を前提として両
反応ガス区画間に掛かる差圧を意識的に制御するように
゛すれば、内部漏気を検出しやすい条件で。 あるいは測定中に危険な内部漏気が生じるのを予防する
条件で漏気量を測定できる自由度が得られる。 このように、本発明方法によれば従来技術によるよりも
高い精度て実際の状態により近い条件で内部漏気を測定
できるので、本発明方法を実施して得られる測定結果は
、単に燃料電池の運転安全性の確保に役立つだけでなく
、マトリンクス層内に適正量の電解質を保持させる上で
の管理面で信較のおける尺度として用いることができ、
電池運転の信紹性と性能の向上に資することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマトリックス形燃料電池の内部漏
気量測定方法の実施に用いられる関連装置類の系統図、
第2図は本発明方法による測定対象としてのマトリック
ス形燃料電池の構成例を示す斜視図、第3図は従来技術
による内部漏気量の測定手段例の原理を示す原理説明図
である。図において、 1;マトリフクス層、  2:燃料ガス11極層、3:
酸化ガス電8i層、4a、4b  :反応ガスの電池向
流通路としての溝、6.7:反応ガス区画としての(2
!料ガス区画および酸化ガス区画、10:燃料電池、3
1:試験用ガス源、43:燃料および酸化再反応ガス区
画6,7間の差圧を検出する差圧検出器、45;試験用
ガスが漏気する側の反応ガスの流量を測定するための流
量検出器、46:1;4気試験用ガスを検出するガス分
析器、A、F:反応ガスとしての酸化ガスおよび燃料ガ
ス、E^;漏気試験用ガスが検出される導出燃料ガス、
TG:試験用ガス、で第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電解液を保持する多孔性のマトリックス層と、該マ
    トリックス層に接してその一方側に配設された燃料ガス
    電極層と、他方の側に配設された酸化ガス電極層とを含
    み、該各電極層の反マトリックス層側にそれぞれ反応ガ
    スを供給するように該反応ガスが内部に通流される反応
    ガスごとに互いに分離された2個の反応ガス区画に内部
    空間が分割された燃料電池内の前記マトリックス層を介
    する反応ガスの内部漏気量を測定する方法であって、前
    記両反応ガスの含有成分とは異なる組成をもちかつ前記
    両電極層に対して不活性な試験用ガスを前記両反応ガス
    区画の内の一方に導入される反応ガスに所定の濃度で混
    入し、前記両反応ガス区画の内の他方から導出される反
    応ガス中の前記試験用ガスの濃度を測定し、該濃度測定
    値と、前記両反応ガス区画のあいだの反応ガスの差圧値
    と、前記他方の反応ガス区画から導出される反応ガスの
    流量とから前記内部漏気量を測定することを特徴とする
    マトリックス形燃料電池の内部漏気量測定方法。 2)特許請求の範囲第1項記載の方法において、燃料電
    池がリブつきセパレータ板構造の電池であることを特徴
    とするマトリックス形燃料電池の内部漏気量測定方法。 3)特許請求の範囲第1項記載の方法において、一方の
    反応ガス区画に導入される反応ガス中の活性成分と分子
    量が近い稀ガスを試験用ガスとして用いることを特徴と
    するマトリックス形燃料電池の内部漏気量測定方法。 4)特許請求の範囲第3項記載の方法において、一方の
    反応ガス区画に導入される反応ガスが水素を含む燃料ガ
    スであり、試験用ガスとしてヘリウムが用いられること
    を特徴とするマトリックス形燃料電池の内部漏気量測定
    方法。
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