JPS6188438A - フライズアイレンズの製造方法 - Google Patents
フライズアイレンズの製造方法Info
- Publication number
- JPS6188438A JPS6188438A JP20980884A JP20980884A JPS6188438A JP S6188438 A JPS6188438 A JP S6188438A JP 20980884 A JP20980884 A JP 20980884A JP 20980884 A JP20980884 A JP 20980884A JP S6188438 A JPS6188438 A JP S6188438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- electrode
- fly
- eye lens
- conductive plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
- H01J37/10—Lenses
- H01J37/12—Lenses electrostatic
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/14—Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数本の荷電ビームを用いてウェハやマスク
基板等の試料に微細パターンを描画するマルチ荷電ビー
ム露光装置等に用いられるフライズアイレンズの製造方
法に関するものである。
基板等の試料に微細パターンを描画するマルチ荷電ビー
ム露光装置等に用いられるフライズアイレンズの製造方
法に関するものである。
従来のフライズアイレンズの一例として、I。
Brodie、 E、R,Westerberg、 D
、R,Cone、 J、J、Muray。
、R,Cone、 J、J、Muray。
N、 Williams、 and L、 Ga51o
rek : ”A Maltip’le−Electr
on−Beam Exposure System
for High−Throughput、Di
rect−Write Submicrometer
Lithography” 、IEEE Trans、
on ElectronDevices、 Vol、
ED−28,p、1422 (1981)に記載され
ている、静電レンズを用いたフライズアイレンズの断面
図を第1図に示す。図において、101はフライズアイ
レンズ、102に代表される孔はフライズアイレンズ1
01を構成する静電レンズのレンズ孔、103は試料で
ある。フライズアイレンズ101は、1枚の導電板に直
径1.5mのレンズ孔102をあけた複数のアパーチャ
レンズから構成されており、フライズアイレンズ101
の図の左側から照射される電子ビームを、試料103上
に複数本同時に集束する。フライズアイレンズ101の
右面から試料103の表面までの距離は201mである
。フライズアイレンズ101には1kV、試料103に
は約9kVの電圧が印加されている。フライズアイレン
ズ101は、導電板に円孔をあけるだけという、きわめ
て単純な構造になっているため、レンズの製造は比較的
容易である。しかし、このアパーチャレンズでは、3次
の球面収差係数が2100+nn、1次の色収差係数が
180mmという大きな値になるため、電子ビームを細
く絞ることができないという問題がある。
rek : ”A Maltip’le−Electr
on−Beam Exposure System
for High−Throughput、Di
rect−Write Submicrometer
Lithography” 、IEEE Trans、
on ElectronDevices、 Vol、
ED−28,p、1422 (1981)に記載され
ている、静電レンズを用いたフライズアイレンズの断面
図を第1図に示す。図において、101はフライズアイ
レンズ、102に代表される孔はフライズアイレンズ1
01を構成する静電レンズのレンズ孔、103は試料で
ある。フライズアイレンズ101は、1枚の導電板に直
径1.5mのレンズ孔102をあけた複数のアパーチャ
レンズから構成されており、フライズアイレンズ101
の図の左側から照射される電子ビームを、試料103上
に複数本同時に集束する。フライズアイレンズ101の
右面から試料103の表面までの距離は201mである
。フライズアイレンズ101には1kV、試料103に
は約9kVの電圧が印加されている。フライズアイレン
ズ101は、導電板に円孔をあけるだけという、きわめ
て単純な構造になっているため、レンズの製造は比較的
容易である。しかし、このアパーチャレンズでは、3次
の球面収差係数が2100+nn、1次の色収差係数が
180mmという大きな値になるため、電子ビームを細
く絞ることができないという問題がある。
一方、低収差の静電レンズの一例として、J。
0rloff and L、E、Swanson
: “An asymmetricelectr
ostatic 1ens for field
−emission m1cro−probe ap
plications” J、Appl、 Phys、
50. p、2494(1979)に掲載されている
アインツエルレンズの断面図を第2図に示す。図におい
て、201は第1電極、202は第2電極、203は第
3電極、204は光軸である。図に示すように、第2電
極202は口径の異なるレンズ孔を有している。物面は
図の左側に、像面ば図の右側に存在する6レンズ寸法は
。
: “An asymmetricelectr
ostatic 1ens for field
−emission m1cro−probe ap
plications” J、Appl、 Phys、
50. p、2494(1979)に掲載されている
アインツエルレンズの断面図を第2図に示す。図におい
て、201は第1電極、202は第2電極、203は第
3電極、204は光軸である。図に示すように、第2電
極202は口径の異なるレンズ孔を有している。物面は
図の左側に、像面ば図の右側に存在する6レンズ寸法は
。
第2図において、t’=1mm、 5=3an、 Q=
17閉、t=3mn、D = 3 un、 D’ =1
8mmである。このレンズでは、倍率が零、ワーキング
ディスタンス(第3電極203の右面から像面までの距
離)が20■の条件下で、3次の球面収差係数が130
0mm、1次の色収差係数が74+n+++と小さい値
になるので、ビームを十分に絞ることができる。従って
、第2図に示したような低収差のDNレンズを複数個配
置すれば、低収差のフライズアイレンズを実現できる6
−例として、第3図に、第2図に示したレンズにより構
成したフライズアイレンズの断面図を示す。図において
、301は第1電極、302は第2電極、303は第3
電極、304.305に代表される孔は第2電極302
にあけたレンズ孔である。
17閉、t=3mn、D = 3 un、 D’ =1
8mmである。このレンズでは、倍率が零、ワーキング
ディスタンス(第3電極203の右面から像面までの距
離)が20■の条件下で、3次の球面収差係数が130
0mm、1次の色収差係数が74+n+++と小さい値
になるので、ビームを十分に絞ることができる。従って
、第2図に示したような低収差のDNレンズを複数個配
置すれば、低収差のフライズアイレンズを実現できる6
−例として、第3図に、第2図に示したレンズにより構
成したフライズアイレンズの断面図を示す。図において
、301は第1電極、302は第2電極、303は第3
電極、304.305に代表される孔は第2電極302
にあけたレンズ孔である。
ところで、フライズアイレンズにおいては、フライズア
イレンズを構成する各レンズの光学的特性を一致させる
ことが要求される。このためには、フライズアイレンズ
を構成する各レンズについて、レンズの口径、電極の厚
さ、電極間の距離などをそろえ、さらに、電極の加工で
は、レンズ孔の内面が滑らかになるようにする必要があ
る。アインツエルレンズでは、第1電極、第3電極と比
べて、第2電極の形状・寸法が、アインツエルレンズの
収差に最も影響を与える。第3図に示したフライズアイ
レンズにおいて、各レンズの焦点距離を±21M程度の
ばらつきで得ようとした場合、各レンズのレンズ孔30
5の深さtを±3岬の範囲でそろえることが必要となる
。しかし、第2電極302を1枚の金属板から製作しよ
うとした場合、内径D′、深さαのレンズ孔304を加
工する必要があるが、深さQを精度よく加工することは
一般に困難で、深さQの寸法精度は±10ρ程度が限界
である。
イレンズを構成する各レンズの光学的特性を一致させる
ことが要求される。このためには、フライズアイレンズ
を構成する各レンズについて、レンズの口径、電極の厚
さ、電極間の距離などをそろえ、さらに、電極の加工で
は、レンズ孔の内面が滑らかになるようにする必要があ
る。アインツエルレンズでは、第1電極、第3電極と比
べて、第2電極の形状・寸法が、アインツエルレンズの
収差に最も影響を与える。第3図に示したフライズアイ
レンズにおいて、各レンズの焦点距離を±21M程度の
ばらつきで得ようとした場合、各レンズのレンズ孔30
5の深さtを±3岬の範囲でそろえることが必要となる
。しかし、第2電極302を1枚の金属板から製作しよ
うとした場合、内径D′、深さαのレンズ孔304を加
工する必要があるが、深さQを精度よく加工することは
一般に困難で、深さQの寸法精度は±10ρ程度が限界
である。
そして、複数のレンズ孔304の深さQをそろえること
はさらに困難となる。レンズ孔304の深さQがそろわ
ないことは、レンズ孔305の深さtがそろわないこと
になる。また、第2電極302の構造では、レンズ孔3
04.305の内面を滑らかに仕上げることも容易でな
い。従って、仮に、第3図に示すようなフライズアイレ
ンズを製作したとしても、フライズアイレンズを構成す
る各レンズの光学的特性を一致させることは困難である
。
はさらに困難となる。レンズ孔304の深さQがそろわ
ないことは、レンズ孔305の深さtがそろわないこと
になる。また、第2電極302の構造では、レンズ孔3
04.305の内面を滑らかに仕上げることも容易でな
い。従って、仮に、第3図に示すようなフライズアイレ
ンズを製作したとしても、フライズアイレンズを構成す
る各レンズの光学的特性を一致させることは困難である
。
以上述べたように、マルチ荷電ビーム露光装置等に用い
る従来のフライズアイレンズには、■アパーチャレンズ
を用いたフライズアイレンズは構造が簡単なため製作が
容易であるが、収差が大きい、■第2電極が口径の異な
る2つのレンズ孔を有しているアインツエルレンズを用
いたフライズアイレンズでは、収差は小さいが、フライ
ズアイレンズを構成する各レンズの光学的特性がそろわ
ない、という問題がある。
る従来のフライズアイレンズには、■アパーチャレンズ
を用いたフライズアイレンズは構造が簡単なため製作が
容易であるが、収差が大きい、■第2電極が口径の異な
る2つのレンズ孔を有しているアインツエルレンズを用
いたフライズアイレンズでは、収差は小さいが、フライ
ズアイレンズを構成する各レンズの光学的特性がそろわ
ない、という問題がある。
本発明は、低収差で、かつフライズアイレンズの構成単
位である各静電レンズの光学的特性のそろったフライズ
アイレンズを実現することを目的とする。
位である各静電レンズの光学的特性のそろったフライズ
アイレンズを実現することを目的とする。
本発明は、所定の電位分布を得るための、フライズアイ
レンズの少なくとも1枚の電極を、あらかじめ複数のレ
ンズ孔の孔あけ加工をした複数の導電板を重ね合わせに
より形成することを特徴とする。各導電板のレンズ孔は
高い加工精度で形成できるので、これを重ね合わせるこ
とにより、複雑な形状をした電極をもつ低収差静電レン
ズを複数個配置したフライズアイレンズにおいて、各レ
ンズの光学的特性をそろえるという目的が達せられる。
レンズの少なくとも1枚の電極を、あらかじめ複数のレ
ンズ孔の孔あけ加工をした複数の導電板を重ね合わせに
より形成することを特徴とする。各導電板のレンズ孔は
高い加工精度で形成できるので、これを重ね合わせるこ
とにより、複雑な形状をした電極をもつ低収差静電レン
ズを複数個配置したフライズアイレンズにおいて、各レ
ンズの光学的特性をそろえるという目的が達せられる。
本発明の一実施例であるフライズアイレンズは、次に示
す手順に従って設計したアインツエルレンズで構成した
。すなわち、まず、(a)アインツエルレンズが形成す
る光軸上の電位分布を近似関数で表わし、低収差が得ら
れる電位分布をこの近似関数にもとづいて求める、次に
、(b)近似関数で表わした電位分布を実現するように
、アインツエルレンズの構造、寸法、印加電圧を定める
。
す手順に従って設計したアインツエルレンズで構成した
。すなわち、まず、(a)アインツエルレンズが形成す
る光軸上の電位分布を近似関数で表わし、低収差が得ら
れる電位分布をこの近似関数にもとづいて求める、次に
、(b)近似関数で表わした電位分布を実現するように
、アインツエルレンズの構造、寸法、印加電圧を定める
。
この手順に従い、まず、アインツエルレンズの光軸上の
電位分布を2次曲線の組合わせで表した場合に、収差が
小さくなることを見いだした。本発明の実施例では、光
軸上の電位分布を4つの2次曲線の組合わせで表わし、
各2次曲線の係数を変化させて、3次の球面収差と1次
の色収差との総合収差が最も小さくなるように、4つの
2次曲線の組合わせで表現した電位分布の形状を定めた
。
電位分布を2次曲線の組合わせで表した場合に、収差が
小さくなることを見いだした。本発明の実施例では、光
軸上の電位分布を4つの2次曲線の組合わせで表わし、
各2次曲線の係数を変化させて、3次の球面収差と1次
の色収差との総合収差が最も小さくなるように、4つの
2次曲線の組合わせで表現した電位分布の形状を定めた
。
アインツエルレンズの倍率を零、ワーキングディスタン
ス(レンズ電極の像面に最も近い面から像面までの距離
)を10mmとし、ビームの開き角を5mrad、ビー
ムのエネ、ルギー分散を10−4とした場合について、
総合収差が最小になる電位分布の形状を第4図に実線で
示す。物面は図の左側、像面は図の右側に存在する。実
線の電位分布において、電位が最小になる位置を、光軸
上の位置2の原点とした。実線の曲線は、次式で表わさ
れる。
ス(レンズ電極の像面に最も近い面から像面までの距離
)を10mmとし、ビームの開き角を5mrad、ビー
ムのエネ、ルギー分散を10−4とした場合について、
総合収差が最小になる電位分布の形状を第4図に実線で
示す。物面は図の左側、像面は図の右側に存在する。実
線の電位分布において、電位が最小になる位置を、光軸
上の位置2の原点とした。実線の曲線は、次式で表わさ
れる。
ここで、Vaは光軸上の電位(単位kV)、zは光軸上
の位置(単位画)である。実線の分布では、3次の球面
収差係数が177mn、 1次の色収差係数が54nn
であり、総合収差は0.0351!mという小さい値に
なる。次に、第4図において、実線の分布の勾配がほぼ
零になるz=19nn+、Orm、7nn+の位置に電
極を置き、電極の厚み、レンズ孔の直径等の電極形状を
変えて、光軸上の電位分布を実線の分布に近づけた。こ
のようにして定めたレンズ構造の一例を第5図に示す。
の位置(単位画)である。実線の分布では、3次の球面
収差係数が177mn、 1次の色収差係数が54nn
であり、総合収差は0.0351!mという小さい値に
なる。次に、第4図において、実線の分布の勾配がほぼ
零になるz=19nn+、Orm、7nn+の位置に電
極を置き、電極の厚み、レンズ孔の直径等の電極形状を
変えて、光軸上の電位分布を実線の分布に近づけた。こ
のようにして定めたレンズ構造の一例を第5図に示す。
図において、501は第1電極、502は第2電極、5
03は第3電極、504は光軸である。物面ば図の左側
、像面ば図の右側に存在する。レンズ寸法は、第5図に
おいて、t1= 1 ur、 t 2 =4.5mm、
t 3 =5.5nn+、t4=1an+、t5=1
mn、 5L=11in+、 S2=2mm、D1=3
mm、 D2=10mm、 D3=5+nm、D4=7
mm、D5=5mmである。このレンズの光軸504上
の電位分布を第4図に点線で示す。ここで、第5図の点
0を、第4図の点線の電位分布の原点とした。この点線
の電位分布は、実線の電位分布にきわめて近い形状をし
ている。このレンズでは、3次の球面収差係数が177
m、1次の色収差係数が60rrrQであり、総合収差
を0.037岬まで低減することができる。
03は第3電極、504は光軸である。物面ば図の左側
、像面ば図の右側に存在する。レンズ寸法は、第5図に
おいて、t1= 1 ur、 t 2 =4.5mm、
t 3 =5.5nn+、t4=1an+、t5=1
mn、 5L=11in+、 S2=2mm、D1=3
mm、 D2=10mm、 D3=5+nm、D4=7
mm、D5=5mmである。このレンズの光軸504上
の電位分布を第4図に点線で示す。ここで、第5図の点
0を、第4図の点線の電位分布の原点とした。この点線
の電位分布は、実線の電位分布にきわめて近い形状をし
ている。このレンズでは、3次の球面収差係数が177
m、1次の色収差係数が60rrrQであり、総合収差
を0.037岬まで低減することができる。
第6図は、本発明の一実施例であるフライズアイレンズ
の断面図である。このレンズは、上記の方法で設計した
低収差アインツエルレンズを複数個配置したものである
。図において、601はフライズアイレンズを構成する
第1電極、602はフライズアイレンズを構成する第2
電極、603はプライスアイレンズを構成する第3電極
、604は第2電極602を構成する第1導電板、60
5は第2電極602を構成する第2導電板、606は第
2電極602を構成する第3導電板である。ここで、導
電板とは、金属や、表面に金属を蒸着した絶縁物等、表
面が導電体である板状のものを指す6また、607に代
表される孔は第1電極601にあけたレンズ孔、608
に代表される孔は第1導電板604にあけたレンズ孔、
609に代表される孔は第1導電板605にあけたレン
ズ孔、610に代表される孔は第3導電板606にあけ
たレンズ孔、611に代表される孔は第3?1i極60
3にあけたレンズ孔、612は位置決めピン、613は
第1導電板604にあけた位置決め用の孔、614は第
2導電板605にあけた位置決め用の孔、615は第3
導電板606にあけた位置決め用の孔、616はねじ、
617は第1導電板604にあけた導電板固定用の孔、
618は第2導電板605にあけた導電板固定用の孔、
619は第3導電板606にあけた導電板固定用の孔、
620はナツトである。なお、物面ば図の左側、像面ば
図の右側に存在する。
の断面図である。このレンズは、上記の方法で設計した
低収差アインツエルレンズを複数個配置したものである
。図において、601はフライズアイレンズを構成する
第1電極、602はフライズアイレンズを構成する第2
電極、603はプライスアイレンズを構成する第3電極
、604は第2電極602を構成する第1導電板、60
5は第2電極602を構成する第2導電板、606は第
2電極602を構成する第3導電板である。ここで、導
電板とは、金属や、表面に金属を蒸着した絶縁物等、表
面が導電体である板状のものを指す6また、607に代
表される孔は第1電極601にあけたレンズ孔、608
に代表される孔は第1導電板604にあけたレンズ孔、
609に代表される孔は第1導電板605にあけたレン
ズ孔、610に代表される孔は第3導電板606にあけ
たレンズ孔、611に代表される孔は第3?1i極60
3にあけたレンズ孔、612は位置決めピン、613は
第1導電板604にあけた位置決め用の孔、614は第
2導電板605にあけた位置決め用の孔、615は第3
導電板606にあけた位置決め用の孔、616はねじ、
617は第1導電板604にあけた導電板固定用の孔、
618は第2導電板605にあけた導電板固定用の孔、
619は第3導電板606にあけた導電板固定用の孔、
620はナツトである。なお、物面ば図の左側、像面ば
図の右側に存在する。
上記の構成において、第2電極602は、以下の手順で
製造する。まず、■導電板604〜606に、レンズ孔
608〜610、位置決め用の孔613〜615、導電
板固定用の孔617〜619をそれぞれあける、次に、
■導電板604〜606を重ね合わせる、さらに、■位
置決め用の孔613〜615に、該位置決め用の孔61
3〜615の内径と同じ外径の位置決めピン612を通
し、レンズ孔608〜610の中心軸を一致させる、最
後に、■この状態で、ねじ616を導電板固定用の孔6
17〜619に通し、ナツト620で導電板604〜6
06を締め付け、導電板604〜606を固着させる。
製造する。まず、■導電板604〜606に、レンズ孔
608〜610、位置決め用の孔613〜615、導電
板固定用の孔617〜619をそれぞれあける、次に、
■導電板604〜606を重ね合わせる、さらに、■位
置決め用の孔613〜615に、該位置決め用の孔61
3〜615の内径と同じ外径の位置決めピン612を通
し、レンズ孔608〜610の中心軸を一致させる、最
後に、■この状態で、ねじ616を導電板固定用の孔6
17〜619に通し、ナツト620で導電板604〜6
06を締め付け、導電板604〜606を固着させる。
上記した導電板604〜606の厚みは、それぞれ寸法
精度±1pで加工しである。従って、導電板604〜6
06にあけたレンズ孔608〜610の深さは、それぞ
れの導電板中のすべてのレンズ孔について±1−の範囲
でそろっている。本発明のフライズアイレンズでは、こ
のようにレンズ孔の深さが導電板中のすべてのレンズ孔
についてそろった、3枚の導電板を重ね合わせることに
より、第2電極602を形成している。このため、低収
差で、かつフライズアイレンズを構成する各静電レンズ
の光学的特性がそろったフライズアイレンズを実現する
ことができる。
精度±1pで加工しである。従って、導電板604〜6
06にあけたレンズ孔608〜610の深さは、それぞ
れの導電板中のすべてのレンズ孔について±1−の範囲
でそろっている。本発明のフライズアイレンズでは、こ
のようにレンズ孔の深さが導電板中のすべてのレンズ孔
についてそろった、3枚の導電板を重ね合わせることに
より、第2電極602を形成している。このため、低収
差で、かつフライズアイレンズを構成する各静電レンズ
の光学的特性がそろったフライズアイレンズを実現する
ことができる。
上記実施例では、複数のアインツエルレンズで構成した
フライズアイレンズの第2電極を例に本発明を説明して
きたが、■アインツエルレンズの第1電極および(また
は)第3電極が、口径の異なる複数のレンズ孔を有して
いる場合、■フライズアイレンズを構成する静電レンズ
が、アパーチャレンズ、パイボテンシアルレンズ等、ア
インツエルレンズ以外のレンズである場合でも、本発明
が適用できることは明らかである。また、上記実施例で
は、フライズアイレンズの第2電極を構成する導電板に
あけたレンズ孔にテーパがない場合を例に本発明を説明
してきたが、第7図に示すように、導電板にあけたレン
ズ孔にテーパがある場合でも、本発明が適用できること
は明らかである。
フライズアイレンズの第2電極を例に本発明を説明して
きたが、■アインツエルレンズの第1電極および(また
は)第3電極が、口径の異なる複数のレンズ孔を有して
いる場合、■フライズアイレンズを構成する静電レンズ
が、アパーチャレンズ、パイボテンシアルレンズ等、ア
インツエルレンズ以外のレンズである場合でも、本発明
が適用できることは明らかである。また、上記実施例で
は、フライズアイレンズの第2電極を構成する導電板に
あけたレンズ孔にテーパがない場合を例に本発明を説明
してきたが、第7図に示すように、導電板にあけたレン
ズ孔にテーパがある場合でも、本発明が適用できること
は明らかである。
以上説明したように、本発明によれば、フライズアイレ
ンズにおいて、複雑な断面形状をしたレンズ電極を、複
数のレンズ孔をあけた複数の導電板の重ね合わせにより
形成するので、フライズアイレンズを構成する各静電レ
ンズの光学的特性がそろった、低収差のフライズアイレ
ンズを実現することができる。
ンズにおいて、複雑な断面形状をしたレンズ電極を、複
数のレンズ孔をあけた複数の導電板の重ね合わせにより
形成するので、フライズアイレンズを構成する各静電レ
ンズの光学的特性がそろった、低収差のフライズアイレ
ンズを実現することができる。
第1図は従来のフライズアイレンズの一例を示す断面図
、第2図は従来の静電レンズの一例を示す断面図、第3
図は第2図の静電レンズを複数個配置することにより構
成した従来のフライズアイレンズの一例を示す新面図、
第4図は本発明によるフライズアイレンズの一実施例の
構成単位であるアインツエルレンズの設計方法を示すた
めの、光軸上の電位分布形状を示す図、第5図は本発明
によるフライズアイレンズの一実施例の構成単位である
アインツエルレンズの断面図、第6図は本発明の一実施
例であるフライズアイレンズの断面図、第7図は本発明
の他の実施例における、レンズ電極の構成単位である導
電板にあけたレンズ孔にテーパがある場合の電極を示す
断面図である。 符号の説明 101・・・フライズアイレンズ 102・・・レンズ孔 103・・・試料20
1・・・第1電極 202・・・第2電極203
・・・第3電極 204・・・光軸301・・・
第1電極 302・・・第2電極303・・・第
3電極 304および305・・レンズ孔50
1・・・第1電極 502・・・第2電極503
・・・第3電極 504・・・光軸601・・・
第1電極 602・・・第2電極603・・・第
3電極 604・・・第1導電板605・・・第
2導電板 606・・第3導電板607〜611・
・・レンズ孔 612・・・位置決めピン613〜6
15・・・位置決め用の孔 616・・・ねじ 617〜619・・・導電板固定用の孔620・・・ナ
ツト
、第2図は従来の静電レンズの一例を示す断面図、第3
図は第2図の静電レンズを複数個配置することにより構
成した従来のフライズアイレンズの一例を示す新面図、
第4図は本発明によるフライズアイレンズの一実施例の
構成単位であるアインツエルレンズの設計方法を示すた
めの、光軸上の電位分布形状を示す図、第5図は本発明
によるフライズアイレンズの一実施例の構成単位である
アインツエルレンズの断面図、第6図は本発明の一実施
例であるフライズアイレンズの断面図、第7図は本発明
の他の実施例における、レンズ電極の構成単位である導
電板にあけたレンズ孔にテーパがある場合の電極を示す
断面図である。 符号の説明 101・・・フライズアイレンズ 102・・・レンズ孔 103・・・試料20
1・・・第1電極 202・・・第2電極203
・・・第3電極 204・・・光軸301・・・
第1電極 302・・・第2電極303・・・第
3電極 304および305・・レンズ孔50
1・・・第1電極 502・・・第2電極503
・・・第3電極 504・・・光軸601・・・
第1電極 602・・・第2電極603・・・第
3電極 604・・・第1導電板605・・・第
2導電板 606・・第3導電板607〜611・
・・レンズ孔 612・・・位置決めピン613〜6
15・・・位置決め用の孔 616・・・ねじ 617〜619・・・導電板固定用の孔620・・・ナ
ツト
Claims (1)
- 静電レンズを用いたフライズアイレンズの製造方法で
あって、所定の電位分布を得るための、フライズアイレ
ンズの少なくとも1枚の電極を、あらかじめ複数のレン
ズ孔の孔あけ加工をした複数の導電板の重ね合わせによ
り形成することを特徴とするフライズアイレンズの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20980884A JPS6188438A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | フライズアイレンズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20980884A JPS6188438A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | フライズアイレンズの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6188438A true JPS6188438A (ja) | 1986-05-06 |
Family
ID=16578942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20980884A Pending JPS6188438A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | フライズアイレンズの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6188438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012195097A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Canon Inc | 荷電粒子線レンズおよびそれを用いた露光装置 |
JP2013008534A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Canon Inc | 荷電粒子線レンズ用電極 |
-
1984
- 1984-10-08 JP JP20980884A patent/JPS6188438A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012195097A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Canon Inc | 荷電粒子線レンズおよびそれを用いた露光装置 |
JP2013008534A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Canon Inc | 荷電粒子線レンズ用電極 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4963748A (en) | Composite multipurpose multipole electrostatic optical structure and a synthesis method for minimizing aberrations | |
TW201917767A (zh) | 用於以初級帶電粒子小束陣列檢查樣本的帶電粒子束裝置及以帶電粒子小束陣列成像或照射樣本的方法 | |
US4075488A (en) | Pattern forming apparatus using quadrupole lenses | |
US20170229279A1 (en) | Field Curvature Correction for Multi-Beam Inspection Systems | |
DE2555744B2 (de) | Magnetische linse | |
JP2001222969A (ja) | エネルギーフィルタを含む集束イオンビームカラム | |
US5535508A (en) | Method for producing an electrostatic lens | |
US5369279A (en) | Chromatically compensated particle-beam column | |
JPS61101944A (ja) | 荷電粒子ビ−ム用集束装置 | |
JPS62188153A (ja) | 閉じた境界によつて四重極静電場を作る方法と構造 | |
JPH09199389A (ja) | 電子ビーム描画方法 | |
JPS60105229A (ja) | 荷電ビ−ム露光装置 | |
US4330708A (en) | Electron lens | |
JPS6188438A (ja) | フライズアイレンズの製造方法 | |
JPH05234550A (ja) | 荷電ビーム用レンズ | |
JPS6042825A (ja) | 荷電ビ−ム露光装置 | |
JP3135537B2 (ja) | 荷電粒子ビーム投影装置 | |
US11804355B2 (en) | Apparatus for multiple charged-particle beams | |
US20050173649A1 (en) | Electronic optical lens barrel and production method therefor | |
JPS5944743B2 (ja) | 走査電子顕微鏡等用照射電子レンズ系 | |
EP0745266B1 (en) | Chromatically compensated particle-beam column | |
Ahn et al. | Fabrication of a miniaturized electron lens system and laser micro-machining condition for silicon membrane | |
JP2822283B2 (ja) | 電子線縮小転写装置 | |
Okayama | A new type of quadrupole correction lens for electron-beam lithography | |
JP2024023158A (ja) | 荷電粒子顕微鏡システム用の小型補正器モジュール及び荷電粒子システム |