JPS6181735A

JPS6181735A - 空水冷両用の内燃式機関及び発電機を利用した農業用ハウスの冷暖房装置

Info

Publication number: JPS6181735A
Application number: JP59203064A
Authority: JP
Inventors: 亨福島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-09-27
Filing date: 1984-09-27
Publication date: 1986-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】１皇よ立豆亙立Ｕ本発明は空水冷両用の内燃式機関及び発電機を利用した
農業用ハウスの冷暖房装置に関し、特には空水冷両用の
内燃式機関の発生する熱量を空気若しくは水を媒体とし
てハウス内に供給するとともに、内燃式機関により発電
機を駆動して発電し、該電力をヒートポンプの駆動エネ
ルギーとし、さらに内燃式機関の排ガスをヒートポンプ
に供給して熱源とすることにより、高騰する農業用ハウ
スの冷暖房費用を節約して低コストに行ない、かつ、効
率良く、しかも多目的に行なわんとするものである。

従来の　　　びその欠点近時、各種の園芸用作物が農業用ハウスで栽培されてい
るが、収益を上げるためには効率的な栽培をして収穫量
を増大させ、また出荷時期を早めあるいは遅らせるなど
することにより作物に付加的価値を与える必要がある。

そのため、ハウス栽培においては、暖房は不可欠なもの
であり、さらに近時は冷房を施して作物の成育度合等を
調整して、あるいは暖房しつつ同時に冷房を施して除湿
を行なって作物の育成を行うようになっている。

そこで、暖房用設備としては、従来重油価格の低い時代
に採用されて一般的に使用されている重油を燃焼させ、
その燃焼による熱量を直接又は間接的にハウス内に送り
込む方式が殆んどを占めている。また、冷房用設備とし
ては住居用のクーラーあるいは建造物用空調機などが設
けられ、電気を駆動源としている。そこで、ががる従来
の冷暖房設備は重油価格の高騰及び重油価格より高価な
電気を多量に必要とし、しかも冷暖房を施す期間が長期
化している現在においては冷暖房の費用はハウス栽培農
家の大きな悩みとなっている。また、従来は暖房と冷房
設備を各々単独で設備し、さらに暖房においても温水を
使用するものと暖気を使用するものとを栽培作物に応じ
て一つの設備で使い分けのできるような多目的な設備は
全く提供されておらず、必要であればそれぞれ別個に設
備する必要があって二重三重の経費を必要としている。

かかる冷暖房装置の設備費用及びその燃料費の高騰は必
然的にハウス栽培のコストを上昇させ、コスト上昇は栽
培作物の価格に反映されざるを得ない。しかし１作物の
価格は所謂相場があってむやみに高くできるものではな
いから、利潤の殆んどが冷暖房装置の設備費用及びその
燃料費として消え、ハウス栽培農家の収益は著しく低下
せざるを°　得ないのが現状である。

日が　　しようとする４題点そこで、本発明は上記の如き従来の冷暖房装置の欠点を
解消し、設備費用及び燃料費を著しく低減できて、しか
も冷房及び暖房の相方に使用でき、さらに冷暖房を効率
良く多目的になし得る空水冷両用の内燃式機関及び発電
機を利用した農業用ハウスの冷暖房装置を得ることを目
的とするものである。

間　慨を　　するための手　　び作そのため本発明は内燃式機関の発する熱量に着目し、し
かも内燃式機関を空水冷両用の内燃式機関を利用するこ
とにより、その発生する熱量を水若しくは空気の一方を
自在に媒体として選択してハウス内に供給でき、さらに
空水冷両用の内燃式機関により発電機を駆動してその電
力を冷暖房設備の駆動源となし、かつ、排気ガスを冷房
設備のヒートポンプに供給してその効率を上昇せしめ、
かくして効率の良好な冷・暖房を可能とし、燃料費の節
約ができて、多目的に使用し得てハウス栽培のコスト低
下をもたらす空水冷両用の内燃式機関及び発電機を利用
した農業用ハウスの冷暖房装置である。

１胤■ 以下に図示の一実施例に基づき本発明を具体的に説明す
る。

図において１は農業用ハウスであり、２は農業用ハウス
１に隣接して設置された密閉したタンク２である。この
タンク２内には空水冷両用の内燃式機関３が固定して収
納されており、水又は空気のどちらでも冷却できる内燃
式機関である６そして、この空水冷両用の内燃式機関は
水冷時においてタンク２内に水を満し、内燃式機関全体
を水没せしめても駆動できる構造を有するか、あるいは
密閉された函体内に駆動可能に収納されてなる。

函体は所要の内燃式機関を水密的に密閉収納できる容積
、構造を有し、かつ、適宜の開放部分を有し空冷の内燃
式機関としても駆動し得るものである。この空水冷両用
の内燃式機関３の駆動軸４はタンク２の外部に水密的に
伸延して発電機５と連結されており、発電機５を駆動し
て所要電力を発電をする。また内燃式機関３の排気管６
は蛇行形成され、かつ、放熱フィン６ａを有してタンク
２内の空気若しくはタンク２内に供給される水を加温で
きる。この排気管６はタンク２外部に伸延し、室外機７
と連結されている。室外機７はヒートポンプ８を有し、
冷却媒体が流通する連通管９を介し、農業用ハウス１に
内装した室内機１０と連結されている。１１は熱交換器
、１２はヒータ、１３は室外機７の排気ファンである。

ヒータ１２、排気ファン１３及びヒートポンプ８の駆動
用電源は前記発電機５から供給される。１４は配電盤、
１５．１６は電気配線である。

一方、タンク２は農業用ハウスｌと暖気吐出口１９によ
って連通し、その連通部にシロッコファン１７が設けら
れており、このシロッコファン１７によりタンク２内の
空気を強制的に農業用ハウス１内に吐出させるものであ
る。そして、シロッコファン１７の駆動用モータ１８が
電気配線１６を介し、電気配線１５から電力を供給され
て回転駆動される。また、タンク２には、暖気吐出口１
９から離れて外部に開放する外気取入口２ｏが設けられ
ている。２１は内燃式機関３の吸気筒で、タンク２の外
部に伸延している。２２は内燃式機関３の給油タンク、
２３は給油管である。２４はバッテリーで、内燃式機関
３に設けたダイナモ発電機２５と電気配線２６を介し接
続されている。

さらに、タンク２はその底部に連通された水供給排出管
２９によって貯水タンク３１と連通し、ポンプ３０によ
って貯水タンク３１内の水をタンク２内に供給排出する
ことができ、空水冷両用の内燃式機関を水没又は露出し
た状態のどちらかに保つことができる。２８はタンク２
とシロッコファン１７の連通部に付設された密封蓋であ
り、貯水タンク３１から水を供給する際にシロッコファ
ン１７とタンク２を遮蔽して密封するものである。

３２はタンク２に連通した温水供給管で、あり、タンク
２内に供給され、加温された温水を農業用ハウス１内に
供給するものである。３３はポンプであって温水供給管
３２より供給される温水を農業用ハウス１内に循環管路
３５により循環させてタンク２内に戻すものである。循
環管路３５は農業用ハウス１内の適宜場所を循環し、そ
の適宜位置において所要数の放熱器３７を有しており、
この放熱器３７にはそれぞれ単独で使用できるようにバ
ルブコック等の開閉栓３６が付設されており随時に用い
ることができる。３４は温水供給管であって、タンク２
からの温水を熱交換器１１に供給するための配管である
。

また、タンク２内には温度検知器２７が内設されており
、この温度検知器２７はタンク２内の暖気温度を知るた
め、配電盤１４に温度表示させるものである。

そこで、上記実施例の作用について説明する６まず、内
燃式機関３を空冷用のものとして使用し、空気を媒体と
してその熱量を冷暖房に利用する場合である。この場合
タンク２内に供給される水は水供給排出管２９により貯
水タンク３１に排出されて、タンク２内に設置された空
水冷両用の内燃式機関３は露出された状態に保たれてい
る。そこで、内燃式機関３を駆動して発電機５が電力を
発電すれば、シロッコファン１７が回転し、外気取入口
２０から外気がタンク２内に吸引される。タンク２に吸
引された空気は内燃式機関３、排気管６及び放熱フィン
６ａにより加温されながら暖気吐出口１９に至り、農業
用ハウス１内に吹込まれる。なお、上記暖房時に室外機
７及び室内機１゜は暖房運転に切換えてヒータ１２を加
熱させる。

また、排気管６から室外機７に入った排気は排気ファン
１３を駆動して排出する。更に、ａ業用ハウス１内に送
入される暖気の温度管理を温度検知器２７を介し配電盤
１４で監視する。そして、農業用ハウス１内を暖房状態
から冷房状態にする必要があるときは、暖気吐出口２０
を閉じると共にヒータ１２を駆動停止させ、発電機５の
電力によりヒートポンプ８を駆動させて、冷房運転を行
う。

このとき、内燃式機関３の排ガスは排気ファン１３によ
り外部に排出される。

つぎに、内燃式機関を水冷用のものとして使用し、水を
媒体としてその熱量を冷暖房に利用する場合である。ま
ず、シロッコファン１７とタンク２の連通部分を密封蓋
２８により密封する。ついで貯水タンク３１からポンプ
３ｏを介して水供給排出管２９により水をタンク２内に
供給して内燃式機関３を水中に没せしめる。そして、内
燃式機関３を駆動して発電［５により電力を発生させヒ
ート、ポンプ８等を駆動させる。タンク２内の水は内燃
式機関３の駆動により発生する熱量及び排気ガスの熱量
により加温される。そこで、この加温された温水をポン
プ３３を介して温水供給管３２により農業用ハウス１内
を循環する循環管路３５に供給され、その管路中の放熱
器３７により農業用ハウスｌ内を暖房をする。ａ業用ハ
ウス１内を循環しその熱を暖房用として供給した温水は
再びタンク２内に戻り、加温され、以後このサイクルに
より農業用ハウス１内を温水により暖房する。さらにこ
の温水はポンプ３３により熱交換器１１にも供給され、
暖房に利用される。なお、暖房を中止して冷房を行なう
場合において、温水の循環を中止するとともに、発電機
５の電力によりヒートポンプ８を駆動して適宜必要な冷
房を行なう以上に説明した本発明によれば、従来の暖房
装置の重油の燃焼消費量よりも少ない量の燃料で駆動で
きる空水冷両用の内、燃成機関を用いて冷暖房を行なう
ものであり、その費用を大幅に低下させることができる
。しかも空水冷両用の内燃式機関を利用するため、その
発生する熱量を空気又は水のどちらをも媒体として冷暖
房に利用することができ、栽培作物、あるいは農業用ハ
ウスの状況に応じ最適の冷暖房を行ない得る。また、一
つの設備で冷暖房を同時に行うことができるから、従来
冷暖房を別個に設備していた必要を節約することができ
、より高収益化を図ることができる。また、暖房を施し
つつ、冷房を行なうことによりハウス内を暖房しつつ除
湿を行なうことができて、栽培作物に最適の栽培環境を
自在に作り出す多目的な冷暖房が可能となる。さらに、
空水冷両用の内燃式機関により発電機を駆動させ電力を
得ることができるため、その電力をヒートポンプの動力
としてその他の動力源として利用できるため、商用電力
を必要とせず、電気代の節約となり、しかもその電力は
単に本装置の動力源としてのみならず、夜間等における
作業用の照明等としても利用できるものである。また、
空水冷両用の内燃式機関の排気ガスも熱源として利用し
得るために、高騰する農業用ハウスの冷暖房費用を節約
して低コストに行ない、かつ、効率良く、シかも多目的
に行なうことができ、したがってハウス栽培のコスト低
下をもたらし、農家は増収益を図ることができる。

なお、本発明は農業用に限定するものではなく、住宅用
、工業用その他の冷暖房の必要な処においても広く利用
できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す構成概要図であ　′る。

Claims

【特許請求の範囲】

外気取入口と農業用ハウス内に開口する暖気吐出口とを
有して密閉可能なタンク内に空水冷両用の内燃式機関を
駆動可能に収納し、該空水冷両用の内燃式機関の排気管
をタンク内で蛇行させて放熱フィンを取付けると共に、
タンク外部に伸延せしめてヒートポンプを備えた冷・暖
房設備の室外機と連結し、更に空水冷両用の内燃式機関
の駆動軸をタンク外部に伸延して発電機と連結し、該発
電機が発電した電力を前記冷暖房設備に供給可能となす
一方、その電力を供給して回転するシロッコファンを前
記暖気吐出口近傍のタンク内に設けるとともに、前記タ
ンク内に空水冷両用の内燃式機関を水没せしめる如く水
を供給及び排出自在に水供給排出管を接続し、かつ、前
記タンクと農業用ハウス内を放熱器を有して循環する循
環管路とを接続してなることを特徴とする空水冷両用の
内燃式機関及び発電機を利用した農業用ハウスの冷暖房
装置。