JPS6179716A - 鋼の焼入方法 - Google Patents

鋼の焼入方法

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Publication number
JPS6179716A
JPS6179716A JP20114684A JP20114684A JPS6179716A JP S6179716 A JPS6179716 A JP S6179716A JP 20114684 A JP20114684 A JP 20114684A JP 20114684 A JP20114684 A JP 20114684A JP S6179716 A JPS6179716 A JP S6179716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quenching
point
quench
oil
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20114684A
Other languages
English (en)
Inventor
Keishichi Nanba
難波 恵七
Katsuya Masuda
克也 増田
Fumitaka Abukawa
文隆 虻川
Hitoshi Goi
五井 均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO NETSU SHIYORI KOGYO KK
Original Assignee
TOKYO NETSU SHIYORI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO NETSU SHIYORI KOGYO KK filed Critical TOKYO NETSU SHIYORI KOGYO KK
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Publication of JPS6179716A publication Critical patent/JPS6179716A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼の熱処理における焼入方法に関するもので、
焼入液の沸点を制御して冷却速度を制御し、変形を小さ
くしたことを特徴とする。
〔従来の技術〕
焼入れはAr点通過まで(臨界区域)を早く、Ar点以
降(危険区域)をゆっくり冷すことが原則であるが、実
際には各種の問題が多々存する。
従来、焼入れによる変形を防止するための方法として、
マルクエンチ、マルテンパ、機械矯正法等が提供されて
いる。
マルクエンチはマルテンサイトの生成し始める温度CM
s点)の直上まで急冷し、トルースタイト、ペイ・ナイ
トの生成を阻止した点で、内外部の温度が一定になるま
で保持した後空冷して硬化させる方法であるが、Ms点
点上上一時冷却を中止するため、この間にオーステナイ
トが安定化して、焼入れした後のオーステナイトの残留
量が、いくぶん増加し、かたさもやや低めになる欠点が
あり、さらに、処理時間が長い欠点がある。
マルテンパはマルテンサイトを生成し始める温度(Ms
点)直下まで急冷し、トルースタイト、ベイナイトの生
成を阻止してこの温度を保持している間に徐々にマルテ
ンサイトを生成し硬化させる方法であるが、保持時間が
長いために上記マルクエンチよりオーステナイトの安定
化度合が大きく、オーステナイトの残留量も多く、さら
にマルチクエンチよりも処理時間が長くなる欠点がある
機械的矯正法は外部から機械的に力を加えて矯正しなが
ら、油を吹付けて冷却する方法や、水や油で短時間冷却
した後、処理品が完全に冷えきらないうちに機械で矯正
する方法等があるが、処理品の形状に制限があり、多種
少量生産には適さない欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は焼入液の沸点を制御して冷却速度を制御し、変
形を小さくし、しかも処理時間の短縮を図ろうとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するため、Ar点通過までは
焼入液を大気圧下におき、Ar点通過後は焼入液を加圧
下において沸点を制御して冷却速度を制in(] L、
焼入れを行うものである。
〔作 用〕
本発明では、例えばオイルクエンチを例にとって説明す
ると、焼入オイルは大気圧下におかれ暁入れが開始され
る。
その結果、Ar点通過まではオイルクエンチの冷却曲線
にしたがって冷却が行われる。
つぎに、Ar点通過後は焼入オイルが加圧下におかれる
。すなわち、焼入槽内が加圧される。
その結果内部の焼入オイルの沸点が上昇させられ、冷却
速度がゆるやかとなり、加圧調整により、ホットクエン
チ並みの冷却曲線となり、ゆっくり冷却されるものであ
る。
〔実施例〕
焼入れは使用する焼入液の種類によって、ソルトクエン
チ、ホットクエンチ、オイル(コールド)クエンチ、ウ
ォータークエンチ、塩水クエンチ等がありそれぞれ、そ
の平均沸点が異り、平均沸点により焼の入り具合が異り
、焼入れがゆるやかな場合(平均沸点が高い場合)には
変形が小さく、焼入れが強い場合(平均沸点が低い場合
)には変形が太きい。
上記各焼入れにおける平均沸点はホットクエンチ400
〜450°C1オイルクエンチ300〜350°C、ウ
ォータークエンチ100°C1塩水クエンチ100°C
以下であり、したがって、一般的にはホットクエンチ→
オイルクエンチ→ウォータークエンチ→塩水クエンチの
順に変形が大きいものであるでなお、ンルトにはいわゆ
る沸点はない。)。
上記変形はA、r点以降、すなわち、危険区域の冷却が
早い場合に太きい。
そこで、本発明では、例えばオイルクエンチによりAr
点通過まで(臨界区域)を、@、速全冷却、つぎにそり
)・焼入液を加圧下におくことにより沸点を上昇させて
ホットクエンチ並みとし、Ar点以降(危険区域)をゆ
っくり冷却するものである。
その詳細を説明すると、牙1図にはホットクエンチの冷
却面、腺(H+とオイルクエンチの冷却曲線(01か示
されている。
本発明てはオイルクエンチの冷却曲線(0)によ焼入液
を加圧下唇おく。
すなわち、具体的には焼入液を5〜10に9/、ffl
の加圧下におくと、オイルクエンチカオイルの沸点がホ
ットクエンチ並みに上昇させられろ。
その結果、Ar点以降(危険区域)に至った段階で同図
に点線σ)で示されているように、オイルクエンチの冷
却曲線(01がホットクエンチの冷却曲線([()へ移
行状態となり、ホットクエンチの冷却曲線[F])にし
たがりてゆっくり冷却されるものである。
上記説明はオイルクエンチとホットクエンチを例にとっ
て説明したが、焼入液は悪までも同一であり、加圧下に
おくことにより沸点を制御したものである。したがって
、オイルクエンチの他、ホットクエンチ、ウォーターク
エンチにも適用され、さらに加圧を調整することにより
、Ar点以降(危険区域)の冷却速度を自由に制御でき
るものである。
すなわち、上記実施例においてはオイルクエンチ並りに
深く、早く焼が入るとともに、ホットクエンチ並みに変
形が少い効果が得られるく、のである。
さらに、ホットクエンチ並みに変形が少い効果が得られ
るとともに、洗浄はオイルクエンチ並入に容易であるも
のである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、同一の焼入液により複数の焼入液(方
法)の長所のみを利用することができる。
すなわち、Ar点通過まで(臨界区域)はζ非点が低く
、焼の入りが深く、早い・焼入液とし、Ar点以降(危
険区域)は沸点が高くゆっくり冷却される変形の小さな
焼入液の状態とすることができ、理想的な焼入れが可能
となり、変形を小さくできるとともに、Ar点以降をゆ
っくり冷却し変形の小さな焼入方法(実施例におけるホ
ットクエンチ)に比べて、処理時間の短縮を図ることが
できるものである。
作用を説明する・焼入ね冷却曲線図である。
(Hl・・・ホットクエンチの冷却曲線、(0)・・・
オイルクエンチの冷却曲線、■・・・点線。
特許出願人 東京熱処理工業株式会社 第1図 一一一)斡(4)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Ar′点通過までは焼入液を大気圧下におき、Ar′点
    通過後は焼入液を加圧下において沸点を制御して冷却速
    度を制御し、焼入れを行うことを特徴とする鋼の焼入方
    法。
JP20114684A 1984-09-26 1984-09-26 鋼の焼入方法 Pending JPS6179716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20114684A JPS6179716A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 鋼の焼入方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20114684A JPS6179716A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 鋼の焼入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6179716A true JPS6179716A (ja) 1986-04-23

Family

ID=16436153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20114684A Pending JPS6179716A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 鋼の焼入方法

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JP (1) JPS6179716A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0428818A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Tokyo Netsushori Kogyo Kk 鋼の焼入方法
US7503985B2 (en) * 2002-01-22 2009-03-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Quenching method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0428818A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Tokyo Netsushori Kogyo Kk 鋼の焼入方法
US7503985B2 (en) * 2002-01-22 2009-03-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Quenching method

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