JPS6179476A - 野球及びソフトボ−ル用ボ−ルの製造方法 - Google Patents

野球及びソフトボ−ル用ボ−ルの製造方法

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JPS6179476A
JPS6179476A JP59201985A JP20198584A JPS6179476A JP S6179476 A JPS6179476 A JP S6179476A JP 59201985 A JP59201985 A JP 59201985A JP 20198584 A JP20198584 A JP 20198584A JP S6179476 A JPS6179476 A JP S6179476A
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Japan
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core
ball
softball
balls
foaming
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JP59201985A
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剣菱 浩
坂東 ▲けん▼介
高見 美次
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NAIGAI GOMME KK
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NAIGAI GOMME KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、芯体とカバーゴムのみの2層から成る型式の
野球及びソフトボール用ボール(以下、総括的には単に
ボールと称す)の製造方法に関するものである。
従来の技術 現在、野球では公認野球規則、ソフトボールではオフィ
シャル・ソフトボール・ルールがあり、それぞれ使用球
の規定がある。
これによると、現在のボールは、硬式、準硬式及び軟式
のそれぞれの野球用ボールとソフトボールがあり、軟式
野球用ボールは中空構造のボールである。これらのボー
ルには、球技に適当な、サイズの異なる種々の種類があ
り、それぞれ外径、重量及び反撥性が定められている。
これらのボールの定められた外径と重量から換算すると
、ボールの密度は、概略、野球ボールにおいては約0.
7〜0.8 ?7cc、ソフトボールにおいては約0.
4〜0.45 rACとなる。このため、従来のボール
は、芯体にフェルト、カポックあるいはコルク等の軽質
材料を用いてこれらを接着剤等で固めるか、あるいはコ
ルク粒子をゴムまたはプラスチックスと混合して加圧成
型したものを用いるか、あるいはゴムまたはプラスチッ
クスもしくはこれらの混合物の発泡体等を芯体とし、こ
れらの芯体に緩衝、変形防止等の補強を目的としたゴム
層、発泡ゴム層、糸巻き層等の中間層を設け、その外面
にカバーゴムを被覆した構成のものが多い(実公昭43
−3211’?号、特開昭54−140629号、特開
昭59−80261号等)。
元来、舒球及びソフトボールにおける打球には飛球とゴ
ロとがあるが、バウンドしながら転がるゴロの転り方を
通常「球あし」と称し、比較的低いバウンドで規則正し
くスピード豊かに転がるゴロが「球あしが速い」として
、プレーヤー及び観客に歓迎されている。
一般に、軟らかいボール程、打撃の瞬間及び地面を転が
る際に変形が大きく、また回復力が遅いため、ゴロのバ
ウンドが大きく、不規則になり、また球あしも遅く、飛
翔力も劣り、ゲーム内容が乏しいとされている。
従って、ボールは、バットによる強い打撃に耐え、かつ
衝撃による変形が瞬間的に回復する機能が必要とされて
いるが、瞬間的な大変形が繰返し起る結果、使用中に次
第に軟化、破壊、変形を招来し、飛翔性、球あしを一定
に保証し難くなり、また、耐久性を満足させることも困
難となる。
このため、軽量で弾性に富み、かつ堅牢な理想の材料を
追求する試みが絶えずなされているが、現在のところ、
前記したような芯体とカバーゴムとの間に補強を目的と
した中間層を設けて耐久性を維持しており、そのために
構成材料の数が多くなり、従って加工工程も複雑となり
、工数を要する等の問題点がある。
発明が解決しようとする問題点 従って、本発明の目的は、ボール芯材として軽量で高弾
性を持ち、打撃による繰返し衝撃によっても変形が生じ
ないという理想的なボール芯体を提供することによって
、従来のボール構成上必要とされた中間層を一切排除し
、さらにカバーゴムを一体成型させる際に接着剤あるい
は接着層を一切必要とせず、芯体と未加硫のカバーゴム
を直接加圧加硫して一体成型するだけの極めて簡単な製
法で、飛翔性、球あしか優れ、耐久性のある経済的なボ
ールを製造できる方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明に係る舒球及びソフトボール用ボールの製造方法
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対し
0.25〜5.0  重量部の多官能性アクリルエステ
ルを含有する発泡コンノくランドを発泡余力を残して架
橋発泡させて芯体を製造し、次いで、得られた芯体の表
面に接着剤もしくは接着層を介在させることなく直接表
面ゴム層を密着加硫して一体成型することを特徴とする
ものである。
発明の作用及び態様 前記したような従来のボールの問題点を解消するために
は、結局、糸巻き層等の中間層を省略し、工数を減らし
かつ製造工程を簡素(ヒし、芯体とカバーゴムのみの2
層から成る型式のボールとする以外にはないと考えられ
る。しかしながら、このような構成のボールは、前記し
たように、打撃による繰返し衝撃によって破壊、変形を
招来し、耐久性が不充分であり、このことは、例えば発
泡体芯材としてEVA発泡体を用いることが知られてい
るが(%開昭54−140629号)、EVA発泡体を
芯体として用いた場合にも全く同じことがいえ、前記の
ような目的を達成することはできない。
ところが、本発明者らの研究によると、多官能性アクリ
ルエステルを少量添加配合したEVAの架橋発泡体は、
従来のEVAのみの架橋発泡体の性質よりも大巾に改質
され、ボールの芯体として好適な弾性を持ち、しかも耐
衝撃性が高く、軽量かつ堅牢であり、ボール芯材として
最適な材料であることが見い出された。
さらにまた、本発明者らの研究によると、多官能性アク
リルエステルの配合量がEM、4100重量部に対して
5重量部以下の場合には、芯体をカバーゴムと一体成型
させる際に、接着剤あるいは接着層を全く必要とせずに
、単に芯体と未加硫のカバーゴムを直接加圧加硫するだ
けで、強固に密着融合し、一体成型できるということが
見い出された。
本発明は、上記のような優れた性質を有するEVA発泡
体を芯体とするため、従来のボール構成上必要とされた
中間層を省略でき、しかも単に芯体の表面に未加硫のカ
バーゴムを被覆して加圧加硫するだけの極めて簡単な工
程となる。
本発明のボールの製造方法について説明すると、まずE
V、4100重量部に対しテ0.25〜5.0重量部の
多官能性アクリルエステル並びに適量の架橋剤及び発泡
剤、その他必要に応じて充填材、滑材等を添加配合して
発泡コンパウンドを得る。多官能性アクリルエステルの
配合部数力0.25重量部未満の場合には前記した改質
効果が充分ですく、一方、5.0重量部を超えると、接
着剤なしで芯体とカバーゴムを加圧加硫により強固に密
着、融合させることは困難と−なる。
上記発泡コンパウンドは、次いで、適当に混練した後、
架橋発泡させて芯体を得る。得られた芯体の表面をパフ
し、これに接着剤を塗布することなく未加硫のカバーゴ
ムを直接被覆して成形し、製品金型に充填して加圧加硫
し、残存する芯体の発泡余力を利用して芯体とカバーゴ
ムを直接強固に密着一体化し、耐久性のあるボールを得
る。
上記架橋発泡した芯体は、後述する各実施例の結果を示
す表−3中のトルエン抽出によるゲル分率測定値から明
らかなように、架橋発泡が完結しておらず、次の工程で
この芯体にカバーゴムの練ゴムを被覆して加硫を行なう
ときに、なお若干の発泡余力を残しており、このために
芯体とカバーゴムは、特に接着剤等を使用しなくても、
直接強固に密着、融合することができる。また、本発明
の芯体では、加熱時間と加熱温度により若干の変動はあ
るものの、多官能性アクリルエステルによる架橋効果が
認められ、また多官能性アクリルエステルの配合部数が
少ない程未架橋部分が残る。
本発明で用いる多官能性アクリルエステルとは、アクリ
ロイルオキ7基またはその構造誘導体(例えばメタクリ
ロイルオキシ基)を複数個有する化合物を意味し、例え
ばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート等のポリオールとアクリル酸またはメタク
リル酸との反応生成物、ジメタクリル酸亜鉛、ジメタク
リル酸マグネシウム等の金属塩など、種々の化合物が知
られている。
実  施  例 以下、実施例及び比較例を示して不発明の効果について
具体的に説明する。
実施例1〜5及び比較例1 後記衣−1に示すような芯体の組成物を、ロール温度約
100℃のオープンミルで混練し、混練物852を略々
球状に成型し、φ63m5の2分割の球型の芯体金型(
容量165cc)に装入し、加熱プレスで蒸気圧6 k
qlcrd (約164℃)の温度で50分間加圧加熱
して架橋発泡させた後、加圧したまま蒸気を冷却水に切
り替え、30分間冷却し、固化した架橋発泡した芯体を
取り出した。
この芯体の表面をサンドペーパー等でパフした後、その
表面にそのまま約2.5 jlllに圧延した表−2に
示すような組成の未加硫のカバーゴムを被覆し、φ72
.4 fiの2分割のボール製品金型に充溝装入し、加
熱プレスで加圧下に加硫した。
加熱は蒸気圧3 kqAJ (約143℃)の温度で6
0分間行ない、カバーゴムを加硫しながら芯体に密着一
体化させた。
カバーゴムの加硫後、加圧したまま蒸気を冷却水に切り
替え、30分間冷却し、固化させてからプレスを開き、
金型から製品ボールを取り出した。
得られた芯体の特性を表−3に示す。
表−3は、ボール芯体としてのEVAに対する多官能性
アクリルエステルの補強効果を示すものであり、表−3
によると、サンエステルTMP(トリメチルプロパント
リメタクリレート)配合によるEV、4架橋発泡芯体の
補強効果は著しいものがあり、l0KP錘を1mの高さ
から毎分6回の割合で300回落下衝撃を加えたとき、
EVAのみの架橋発泡体(比較例1)は中心部が破壊さ
れ、最大永久歪が7.5 m発生するが。
サンエステルTMpを0.25部以上配合した芯体には
破壊は全く発生せず%変形が殆んど起らず、その最大永
久歪は1日程度に止まり、ホールとしての使用には全く
支障がなかった。
また1本発明の方法によって得られる芯体は、表−3に
示されるようにゲル分率が28〜74チ程度であり、架
橋及び発泡が未完であるため。
芯体とカバーゴムの間に接着剤等金塗布せずとも、芯体
の発泡余力によってカバーゴムと直接強固に融合密着し
て一体化していた。
比較例2 サンエステルT−HP(トリメチルプロパントリメタク
リレート)の配合量を7.5部とする以外は前記各実施
例と全く同様にしてボールを製造したところ、芯体とカ
バーゴムとの密着性が充分でなく、打撃によって剥離し
た状態となった。但し、芯体の特性自体は各実施例によ
シ得られたものと何ら遜色がなかった。
発明の効果 以上のように1本発明の方法は、軽量で高弾性を持ち、
打撃による繰返し衝撃によっても変形が生じないという
理想的なボール芯体である。
多官能性アクリルエステルを添加配合したEV、4の架
橋発泡体の芯体を用いるので、従来のボール構成上必要
とされた中間層を一切排除でき。
また多官能性アクリルエステルの配合量を5.0重量部
以下に特定することKより、従来方法のように接着剤や
接着層を介在させなくても、芯体と未加硫のカバーゴム
を直接加圧加硫するだけの操作で、芯体とカバーゴムが
強固に密着。
融合して一体成型されたボールを簡単にかつ経済的に製
造できる。しかも、本発明の方法によって製造されたボ
ールは、上記芯体の優れた特性により、飛翔性に優れ1
球あしか速く、かつ耐衝撃性に優れ、極めて耐久性があ
るという利点を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対し0.
    25〜5.0重量部の多官能性アクリルエステルを含有
    する発泡コンパウンドを発泡余力を残して架橋発泡させ
    て芯体を製造し、次いで、得られた芯体の表面に接着剤
    もしくは接着層を介在させることなく直接表面ゴム層を
    密着加硫して一体成型することを特徴とする野球及びソ
    フトボール用ボールの製造方法。
JP59201985A 1984-09-28 1984-09-28 野球及びソフトボ−ル用ボ−ルの製造方法 Granted JPS6179476A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63158077A (ja) * 1986-12-22 1988-07-01 内外ゴム株式会社 野球及びソフトボ−ル用ボ−ル

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